JP2014018538A - 鞄・袋物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 イヤホン等のコードが接続される携帯機器を、収容することができる鞄・袋物について、当該コードの絡みを抑制した。
【解決手段】この鞄・袋物1は、鞄・袋物1の表面にコード巻回部2が設けられ、コード巻回部2は、鞄・袋物1の表面から突出し、鞄・袋物1の外部においてコードを巻き付けることができる。鞄・袋物1の表面には、開閉自在なフラップ3が設けられ、フラップ3の先端側は、着脱自在に取り付けがなされる自由端であり、コード巻回部2の外周にコードを巻き付け後、フラップ3の自由端の取り付けを行うことにより、フラップ3は、フラップ3と鞄・袋物の表面との間にコード巻回部2を挟む。
【選択図】図1

Description

本願発明は、鞄・袋物に関する。
携帯オーディオ機器やスマートフォンなどの、イヤホンを使用する携帯機器について、イヤホンのコードが絡んで速やかに使用を開始することができないという煩わしさを感じることがよくある。
このため、例えば特許文献1に示すように、未使用時のイヤホンにおいてコードを巻き取って収納するケースが提案されている。
しかし、バッグなどの鞄・袋物に携帯機器を収納する場合、当該ケースも携帯機器と一緒に当該鞄・袋物へ収容する必要がある。バッグに携帯機器を入れて持ち運ぶ際にイヤホンを使用して音楽などを聞く場合、バッグ内でイヤホンのコードをバッグの外へ引き出す作業を行わなければならない。バッグの中を手さぐりで上記コードを引き出すのは面倒であり、一方、一々バッグの中を覗き込んでイヤホンケースを探すのも手間である。また、バッグ内に携帯機器と共に上記ケースを収納するのは、嵩張るものである。
この他、特許文献2へ示すように、携帯オーディオ機器の収納袋に携帯オーディオを収納し、イヤホンがオーディオ機器に接続されたまま、イヤホンのコードを収納袋の外側へ収納された携帯機器ごと巻き付けて、紐を輪にしたループ部へイヤホンの先端を留めるものも提案されている。特許文献2へ示すものは、このように収納袋へ収納された携帯オーディオ機器へコードを巻き付けることにより、特許文献1の上記ケースを用いずに、コードを絡み難いものとしている。
特開2006−239099号公報 特開2007−209707号公報
しかし、この突起文献2に示された収納袋では、携帯機器自体をコードの巻取りに使用するので、携帯機器を収納した後に電源のオン・オフその他の操作を行いたい場合など、コードが邪魔になって、携帯機器の円滑な操作が行い難い。また、特許文献2に示す収納袋は、混雑する電車などではコードが他人の持ち物や衣服のボタン等に引っ掛かったりする危惧がある。また、携帯電話やスマートフォンなどでは、通話やインターネットのブラウジングなどイヤホンを外して使用したい場合に、巻き付けたイヤホンを一々解いて使用する必要がある。
本願の請求項1に係る発明は、イヤホン等のコードが接続される携帯機器を、収容することができる鞄・袋物であって、鞄・袋物の表面にコード巻回部が設けられ、上記のコード巻回部は、鞄・袋物の表面から突出する突出部であり、鞄・袋物の外部において当該コード巻回部へ上記コードを巻き付けることができることを特徴とする鞄・袋物を提供する。
上記携帯機器には、スマートフォン、携帯電話などの携帯端末や通信機の他、携帯オーディオ機器(携帯ミュージックプレーヤー)、携帯ラジオなども含む。また、これらのイヤホンを使用する携帯機器の他、例えば、小型マイクを接続して利用する録音機もここでいう携帯機器に含む。即ち、本願発明に係る鞄・袋物は、イヤホンに限らずマイクコードを巻回して使用することも可能である。また、FMラジオなどでは、アンテナをコードとする場合があり、このようなコードアンテナを巻回して持ち運ぶのに、本願発明に係る鞄・袋物を利用することができる。
また、鞄・袋物には、上記の携帯電話やスマートフォン、携帯オーディオ機器、ラジオ、録音機などの携帯機器専用の収納袋やソフトケースを含む他、ハンドバッグや鞄などのバッグ、ポーチ、更にデイバッグやリュックサックなど背嚢型のザックといった、携帯機器以外のものも収納することができる一般的な鞄・袋物も含む。
更に、上記ポーチには、手提げポーチや、ベルトを備えたウエストポーチの他、ズボンのベルトへ通す環状の帯を備えたポーチや、ズボンのベルト通しへ取り付けるストラップやカラビナを備えた吊り下げ型のポーチや、肩掛け紐を備えたポシェットも含む。
本願の請求項2に係る発明では、本願の上記請求項1に係る発明にあって、上記コード巻回部の先端部は、コードの抜止め部を備え、上記抜止め部は、上記コード巻回部の突出方向と交差する方向に突出するものであることを特徴とする鞄・袋物を提供する。
本願の請求項3に係る発明では、本願の上記請求項1又は2に係る発明にあって、鞄・袋物の表面へ開閉自在にフラップが設けられ、上記フラップを開くことによって上記コード巻回部へ上記コードを巻き付けることができ、上記フラップを閉じることによって上記コード巻回部を鞄・袋物の表面と当該フラップとの間に挟むことができる鞄・袋物を提供する。
本願の請求項4に係る発明では、本願の上記請求項3に係る発明にあって、次の構成を採る鞄・袋物を提供する。
即ち、この鞄・袋物は、イヤホンの使用が可能なスマートフォン等の携帯機器を、収容することができる鞄・袋物であって、上記のコードを、基端側が携帯機器に接続される当該イヤホンのコードとし、鞄・袋物の表面には、収容物を出し入れする口と、当該口と別に設けられ鞄・袋物の表面から鞄・袋物の内部に貫通するコード挿通孔と、上記コードの先端側を保持することが可能な保持部とが設けられている。コード巻回部の上記抜止め部は、コード巻回部の先端側に設けられた鍔である。上記フラップの基部は、鞄・袋物の表面に固定され、上記フラップの先端側は、起毛ファスナ等の係止部材によって、上記コード巻回部の先端へ開閉自在に固着でき、上記フラップは、柔軟なシートであり、閉じられることによって、上記コード巻回部を覆う。上記保持部は、コード巻回部に巻き付けられたコードの先端側を、強制的に嵌めることができる。
上記の係止部材は、着脱自在に取り付けを行うことができるものであればよく、起毛ファスナ以外に、金具のファスナや、ボタン、スナップ、磁石などの周知の固定手段を含む。
本願の請求項5に係る発明では、本願の上記請求項4に係る発明にあって、次の構成を採る鞄・袋物を提供する。
即ち、上記コード巻回部とコード挿通孔とは、夫々鞄・袋物の正面に設けられている。上記保持部は、鞄・袋物の当該正面と鞄・袋物の側面とが交差する角へ立設され、力を受けて撓み当該力が解除されることによって元の状態に復元する弾性体でできた小片であり、当該小片には切れ込みが設けられ、当該切れ込みを押し広げて切れ込み内に上記コードを強制的に嵌めることができる。上記コード挿通孔の縁には、コード押圧部が設けられ、当該コード押圧部は、ゴム等の弾力性を有する素材でできた複数の板片にて構成され、板片同士は、コード挿通孔の縁において異なる位置に設けられてコード挿通孔の径の内側方向に向け張り出してコード挿通孔の口を狭める。
本願の上記請求項1〜5の発明は、携帯機器と一緒にイヤホン等のコードを巻き取る別途の巻き取り手段を収納する必要をなくしつつ、当該コードが絡まり難い鞄・袋物を提供した。特に、上記本願の各発明では、携帯機器を鞄・袋物へ収納したままでコードを鞄・袋物の外部に出すことができる。更に、上記本願の各発明は、コード自体を携帯機器に巻き付ける必要をなくして、巻き取ったコードを携帯機器の操作の邪魔にならないものとした。従って、コードを使用しない場合、一々携帯機器からコードを解く必要がなく、コード巻回部へコードを巻き付けたまま、コードを携帯機器から外して、携帯機器のみ鞄・袋物から取り出して使用することができる。
本願の上記請求項2の発明では、コード巻回部へ巻き付けたコードがコード巻回部の先端側から簡単に抜けないものとした。
本願の上記請求項3の発明では、フラップを閉じることにより、コード巻回部へ巻き付けたコードの輪が広がってコード巻回部からコード外れるということを抑制した。
本願の上記請求項4の発明では、特にイヤホンのコードの巻き取りに適した鞄・袋物を提供した。更に、本願の請求項4の発明では、コード挿通孔から上記コードを鞄・袋物の外部へ出すことができる。従って、鞄・袋物の口を通じてコードの引き出しを行う必要がないので、鞄・袋物の口をしっかり閉じておくことができる。また、本願の請求項4の発明では、フラップがコード巻回部を覆うことにより、コードを他へ引っ掛け難いものとした。
また更に、本願の請求項4の発明では、係止部材にてフラップの先端をコード巻回部の先端へ固着することにより、フラップとコード巻回部と鞄・袋物の表面とを環状に閉じることができ、巻き付けられたコードの輪がコード巻回部から簡単に外れないものとした。また、コードの抜止め部を鍔とすることによって、フラップを開いた状態においても、コードの露出を抑えることができる。
更に、本願の上記請求項4の発明では、イヤホンのコードの先端側を保持部にて簡単に留めておくことができる。
本願の上記請求項5の発明では、コードの先端側を簡単且つ確実に係止しておくことができる保持部を提供した。更に、本願の上記請求項5の発明では、コード挿通口はコードの出入りの抵抗となるコード押圧部を備えることにより、コード挿通孔とコード巻回部との間でコードの弛みを生じさせ難いものとした。特に携帯機器本体からコードを外した後もコード押圧部にコードの基端側を保持させることができ、再度コードを接続するときコードの基端を探す必要がない。
(A)は、本願発明の一実施の形態に係る鞄・袋物へ、携帯機器を収容する様子を示す斜視図、(B)は上記携帯機器を収容した後コード挿通孔へ携帯機器のイヤホンのコードを通した状態を示す斜視図。 (A)は図1の鞄・袋物のコード巻回部の側面を示す一部切欠側面図、(B)は(A)のコード巻回部へコードを巻き付けた状態を示す一部切欠側面図、(C)は図1(B)に示すコードをコード巻回部へ巻き付けた状態を示すフラップを開いた斜視図、(D)は(C)のフラップを閉じた状態を示す斜視図。 (A)は本願発明に係る鞄・袋物の変更例を示すフラップを開いた正面図、(B)は(A)のフラップを閉じた状態を示す正面図。 (A)は本願発明に係る鞄・袋物の更に他の変更例を示す正面図、(B)は(A)の鞄・袋物の側面図、(C)は(A)鞄・袋物の背面図、(D)はまた更に他の変更例を示す正面図、(E)は(D)鞄・袋物の背面図。 (A)は本願発明に係る鞄・袋物のまた他の変更例を示すフラップを開いた正面図、(B)は(A)のフラップを閉じた状態を示す側面図、(C)は(B)鞄・袋物の正面図、(D)は(C)鞄・袋物の背面図、(E)は更に変更した例を示す背面図、(F)はまた更に変更した本願発明に係る鞄・袋物のフラップを開いた状態の正面図、(G)は(F)のフラップを閉じた状態の側面図、(H)は(G)鞄・袋物の正面図、(I)は(G)鞄・袋物の背面図。 (A)は本願発明に係る鞄・袋物のまた更に他の実施の形態を示す側面図、(B)は(A)の鞄・袋物の正面図、(C)は(A)の鞄・袋物の背面図、(D)は(A)の鞄・袋物のフラップを開いた要部正面図、(E)は(A)のフラップの裏面を示す要部説明図。 (A)は本願発明に係る鞄・袋物の更に他の実施の形態を示すフラップを開いた正面図、(B)は(A)のフラップを閉じた状態を示す側面図、(C)は(B)の鞄・袋物の正面図、(D)は(B)の鞄・袋物の背面図。
以下、図面に基づき本願発明の実施の形態を説明する。
図1及び図2は、鞄・袋物1として、携帯機器kたるスマートフォンを収納する専用のソフトケースを例示する。
携帯機器kには、イヤホンのコードcの基端c1が接続されている。このコードcの先端には、耳に装着されるイヤホン本体c0が設けられている。ここでは、上記イヤホンとして、左右の耳に対応して、コードcが分岐しイヤホン本体c0を2つ備えるものを例示する。但し、イヤホンは、コードが分岐せずイヤホン本体c0を1つのみ備えるものであってもよい。
図1(B)へ示す通り、この鞄・袋物1は、鞄・袋物本体10と、コード巻回部2と、フラップ3と、保持部4とを備える。
以下、各構成の詳細について順に説明する。
鞄・袋物本体10は、内部に携帯機器kを収納することが可能な収納用袋である。鞄・袋物本体10は、布、皮革、又は軟質プラスチックを主材として形成されている。図1(A)へ示す通り、鞄・袋物本体10は、収納する携帯機器kを出し入れすることが可能な口11と、当該口11と別に設けられたコード挿通孔13とを備える。この実施の形態において、口11は、閉鎖部材12である金具のファスナによって開閉自在とされている。また、上記口11の閉鎖手段として、金具のファスナ以外に、起毛ファスナ、スナップ、ボタン、或いは磁石を採用することができる。また、口11に閉鎖手段を設けないものとしても実施できる。
この実施の形態において、上記口11は、鞄・袋物本体10の上部に設けられている。但し、上記口11は、鞄・袋物本体10の正面や背面或いは側面などの、鞄・袋物本体10の上部以外の部分に設けられるものとしても実施可能である。
上記のコード挿通孔13は、鞄・袋物本体10の正面に設けられている。コード挿通孔13は、鞄・袋物1表面から鞄・袋物1の内部へ貫通する孔である。
収容物を出し入れする鞄・袋物1の上記口11を閉ざしても、収納した携帯機器kのイヤホンのコードcを、当該コード挿通孔13を通じて鞄・袋物の外部へ出すことができる。
コード挿通孔13は、鞄・袋物本体10の背面或いは側面に、設けられるものとしても実施可能である。但し、コード巻回部2の近くに、例えば鞄・袋物1の同一面に、設けておくのが好ましい。
また、上記口11にてコードcを出すものとし、コード挿通孔13を設けずに実施することができる。
図1(B)へ示すようにコード挿通孔13へコードcを通すには、携帯機器kから一旦コードcを抜き、コードcの基端c1側を鞄・袋物1の外部からコード挿通孔13へ挿入し、鞄・袋物1内へ収容した携帯機器kへ再度コードcの基端c1を接続すればよい。
図1及び図2(C)(D)へ示す通り、コード挿通孔13の縁には、上記コードcの出入りの抵抗となるコード押圧部14が設けられている。
コード押圧部14は、弾力性を有する素材でできた複数の板片14aにて構成されている。
板片14a同士は、コード挿通孔13の縁において異なる位置に設けられてコード挿通孔13の径の内側方向に向けて張り出してコード挿通孔13の口を狭める。図示したものは、コード押圧部14は、略直角三角形状の4枚の板片14aにて構成されており、互いの直角部分が向き合うように配置され、板片14a同士の間が、正面視においてコード挿通孔13の口を十字の隙間としている。 コードcは、当該十字の隙間を押し広げて、コード挿通孔13へ通される。
この実施の形態において、板片14aは、ゴムにて形成されている。但し、軟質プラスチックや、皮、ウレタン等の弾力性を有する他の素材にて板片14aを形成するものとしてもよい。また、板片14aの形状や枚数は上記に限定するものではない。板片14aは、2枚としても、3枚としても、5枚以上としても実施可能である。また、コード押圧部14は、弾性体にて形成された単一の環状体とし、コード挿通孔13の縁に取り付けられて、コード挿通孔13の内径を小さくするものでもよい。このようにコード押圧部14を環状に形成した場合、コード押圧部14の内径を押し広げて、イヤホンのコードcを通せばよい。
また、コード押圧部14を複数の板片14aにて構成する場合、板片14a同士は、分離したものとして別々にコード挿通孔13の縁に取り付けられるものとしてもよいが、各板片14a同士が互いの基部にて一体とされたものを採用すれば、製造時においてコード挿通孔13への取り付けが簡単である。
コード巻回部2は、 図2(A)(B)へ示す通り、鞄・袋物本体10の正面に設けられ、鞄・袋物本体10の正面から突出する突出部である。コード巻回部2は、その外周部21に上記コードcを巻き付けることができる。
コード巻回部2は、プラスチックを成形することにて形成してもよく、複数毎の皮革や布などを重ね合わせて固定し突出方向に幅を持たせるものとしても実施できる。コード巻回部2は、縫製によって、鞄・袋物本体10へ設けるものとしてもよく、接着剤、その他リベットやネジ等の固定具で鞄・袋物本体10へ設けるものとしてもよい。
コード巻回部2の先端側には、コード巻回部2の突出方向と直交する方向に突出する抜止め部22が設けられている。具体的には、抜止め部22は、コード巻回部2の上記外周部21よりも径の大きな鍔である。抜止め部22は、コード巻回部2の上記外周部21へ巻き付けたコードcがコード巻回部2の先端側から抜けるのを阻止する。抜止め部22は、コードが抜けるのを阻止することができれば、上記鍔に限定するものではなく、1つ又は複数の突起としてもよく、更に他の形態を採るものとしても実施できる。
また、図1(B)、図2(A)〜(C)へ示す通り、コード巻回部2の先端面には、フラップ3の係止部材を構成する起毛ファスナ23が設けられている。
フラップ3は、鞄・袋物1の表面に設けられた、柔軟なシート状体である。フラップ3は、布や皮革、軟質プラスチックにて形成することができる。
フラップ3の基部30は、鞄・袋物1の表面に固定されている。フラップ3の先端32は自由端である。フラップ3の裏面には、コード巻回部2の上記起毛ファスナ23と共に係止部材を構成する、起毛ファスナ31が設けられている。コード巻回部2の上記起毛ファスナ23とフラップ3の起毛ファスナ31とは、雌雄一対のファスナであり、結合することができる。
フラップ3を鞄・袋物1正面に重ねてコード巻回部2を覆うことにより、上記両起毛ファスナ23,31が結合し、フラップ3の自由端をコード巻回部2の先端面へ着脱自在に固定することができる。
フラップ3は、上記コードcがコード巻回部2から解けるのを抑える。また、フラップ3は、コード巻回部2と共にコード巻回部2へ巻き付けられたコードcを覆い隠す(図2(D))。
保持部4は、力を受けて撓み当該力が解除されることによって元の状態に復元する弾性体でできた板状体である(図1(B)及び図2(C))。この実施の形態では、保持部4は、鞄・袋物本体10の正面と側面との縫い目に取り付けられて鞄・袋物本体10表面から突出するプラスチック製の板である。但し、保持部4は、ゴムや皮革にて形成するものとしても実施可能である。
板状体である保持部4は、その先端側から基部側に向けて設けられた切れ込み41を備える。切れ込み41を挟んで保持部4の両側を互い違いに撓ませることにより、当該切れ込み41を押し広げて切れ込み41内に上記コードcの先端c2側を強制的に嵌め、当該コードcの先端c2側を係止することができる。切れ込み41は、保持部4の先端側から基端側に向けて設けられ、当該先端側よりも基端側へ行くにつれて幅が広がる部分を備える。
保持部4は、ネームやロゴを表示する表示部としても利用することができる。
上記の係止部材には、起毛ファスナ以外に、スナップやボタン、口11の開閉用のファスナ12と同様の金具のファスナ、磁石など、周知の他の手段を採用するものであっても実施可能である。
図1及び図2へ示す実施の形態と異なり、フラップ3の先端が、コード巻回部2の先端に固定され、フラップ3の基部側が上記の自由端として係止部材にて、鞄・袋物本体10の表面へ着脱自在に取り付けられるものとしても実施できる。また、フラップ3は、鞄・袋物本体10と別体に形成され、先端と基端の夫々について、係止部材にて、当該端部の夫々を着脱自在に鞄・袋物本体10の表面とコード巻回部2の先端面へ取り付けるものとしても実施できる。
更に図1及び図2へ示す鞄・袋物1において、コード巻回部2の先端に設けた起毛ファスナ23を、コード巻回部2の先端に代え、鞄・袋物本体10表面の、コード巻回部2を挟んでフラップ3と反対側に設けて実施することができる。この場合フラップ3は、コード巻回部2を跨ぐものとなるが、フラップ3を閉じることにより、フラップ3の基部と先端との間を、コード巻回部2の先端へ当接させることができる。
保持部4は、左右のイヤホン本体c0を別々に係止する切れ込みを2つ以上備えたものであっても実施できる。また、イヤホン本体c0ごとに、別々の保持部4を設けるものとしても実施できる。
図1及び図2へ示す鞄・袋物1は、携帯機器k専用のものとしたが、このような専用品ではなく一般的な鞄・袋物について本願発明を実施するものとしてもよい。
図3は、鞄・袋物1として肩掛けベルト5を備えたショルダーバッグへ本願発明を実施した例を示す。この鞄・袋物1において、鞄・袋物本体10に設けられたリング51へ、肩掛けベルト5のストラップが取り付けられることにより、肩掛けベルト5が鞄・袋物本体10へ着脱自在に設けられている。
この図3へ示す鞄・袋物1では、鞄・袋物本体10は、主となる収納部(以下、主収納部)以外に正面側に開口(開口部11a)する副収納部(ポケット)を備え、当該副収納部に携帯機器kを収納して使用する。即ち、図3の鞄・袋物1において、コード挿通孔13は、鞄・袋物1外部と当該ポケット内とを連絡するように鞄・袋物1へ設けられている。但し、コード挿通孔13は、鞄・袋物1外部と鞄・袋物の主収納部とを連絡するように設けて、主収納部に携帯機器kを収納するものとしても実施できる。
図3へ示す実施の形態において、特に言及しなかった事項については、図1及び図2へ示す実施の形態と同様である。
図3以外に手提げの鞄やバッグ、ポーチ(例えばウエストポーチや肩掛け紐のついたポシェット)において本願発明を実施することができる。また、デイバッグ、リュックサックなどの背嚢型のザックにおいて本願発明を実施することもできる。
具体的な変更例について、以下順に説明する。
図4(A)〜(C)へ示すように、図3の肩掛けベルト5に代え、或いは肩掛けベルト5と共にカラビナ等の吊り下げ具6を設けて実施することもできる。この場合、鞄・袋物本体10には、上記吊り下げ具6を装着する環状部61を設けておけばよい。環状部61は、布、皮革又は軟質プラスチックでできたシートを輪にすることによって形成することができる。環状部61は、図4(C)に示すように、鞄・袋物本体10の背面に設けられている。但し、環状部61は、鞄・袋物本体10の上面や正面、左右側面といった、鞄・袋物本体10の上記背面以外の部位に設けても実施することができる。
尚、図4へ示す例では、図3に示すものと異なり、副収納部は備えない。
また、図5(A)〜(D)へ示すように、図1及び図2へ示す鞄・袋物1においても、図4の鞄・袋物1と同様の吊り下げ具6を設けて実施することができる。尚図5(D)へ示すように、環状部61の基部の上に布、皮革又は軟質プラスチックのシート62を縫いつけて、補強しておくのが望ましい。但し図5(E)へ示すように、当該シート62を設けずに実施することもできる。
図5(F)〜(I)は、前述のコード挿通孔13を設けずに実施した具体例を示している。この図5(F)〜(I)に示すものにおいて、上記フラップ3は、口11の蓋を兼ねている。フラップ3を閉じて、口11を封じても、フラップ3と口11の隙間15(図5(H))からコードcを鞄・袋物1の外部へ出すことができる。図5(F)〜(I)に示すものも、特に言及しなかった事項については、図1、図2及び図5(A)〜(E)へ示す実施の形態と同様である。
また、図6(A)〜(E)へ示すように、ショルダーバッグにおいても、図5(F)〜(I)の鞄・袋物1と同様、コード挿通孔13を設けずに実施することができる。この図6(A)〜(E)へ示す鞄・袋物1も、フラップ3が口11の蓋を兼ねている。また図6(B)へ示すように、フラップ3内部も収納部として実施することができる。図6(B)へ示すように、この例では、フラップ3の当該収納部の口を閉ざすファスナが、フラップ3を閉じた状態において、鞄・袋物1の正面側に設けられている。
図7(A)〜(D)へ、コード挿通孔13を備えない鞄・袋物1の他の例を示す。
図7(A)〜(D)へ示す通り、この鞄・袋物1は、ショルダーバッグとして利用することができる。図7(A)へ示す通り、この鞄・袋物1は、縦長に形成されている。肩掛けベルト5を取り付けるリング51は、上下方向について上端に設けられた口11よりも下方に設けられている(図7(A))。この鞄・袋物1のリング51より上方の部位7は、折り代として、前方へ折り畳まれる(図7(C))。
上記の鞄やバッグ、デイバッグ、リュックサック等の比較的大きな鞄・袋物では、複数のポケットを設けて、ポケットの夫々に携帯オーディオ機器とスマートフォンや携帯といった複数の携帯機器kを収納することができる。この場合において、対応する複数のコード巻回部2や複数の保持部4を設けるものとして実施することが可能である。また、フラップ3も複数設けるものとして実施することができる。
1 :鞄・袋物
2 :コード巻回部
3 :フラップ
4 :保持部
10 :鞄・袋物本体
13 :コード挿通孔
21 :外周部
22 :抜止め部
23 :起毛ファスナ
31 :起毛ファスナ
41 :切れ込み
61 :環状部
62 :シート
c :コード
k :携帯機器

Claims (5)

  1. イヤホン等のコードが接続される携帯機器を、収容することができる鞄・袋物であって、
    鞄・袋物の表面にコード巻回部が設けられ、
    上記のコード巻回部は、鞄・袋物の表面から突出する突出部であり、鞄・袋物の外部において当該コード巻回部へ上記コードを巻き付けることができることを特徴とする鞄・袋物。
  2. 上記コード巻回部の先端部は、コードの抜止め部を備え、
    上記抜止め部は、上記コード巻回部の突出方向と交差する方向に突出するものであることを特徴とする請求項1記載の鞄・袋物。
  3. 鞄・袋物の表面へ開閉自在にフラップが設けられ、
    上記フラップを開くことによって上記コード巻回部へ上記コードを巻き付けることができ、上記フラップを閉じることによって上記コード巻回部を鞄・袋物の表面と当該フラップとの間に挟むことができるものである請求項1又は2記載の鞄・袋物。
  4. イヤホンの使用が可能なスマートフォン等の携帯機器を、収容することができる鞄・袋物であって、上記のコードを、基端側が携帯機器に接続される当該イヤホンのコードとし、
    鞄・袋物の表面には、収容物を出し入れする口と、当該口と別に設けられ鞄・袋物の表面から鞄・袋物の内部に貫通するコード挿通孔と、上記コードの先端側を保持することが可能な保持部とが設けられ、
    コード巻回部の上記抜止め部は、コード巻回部の先端側に設けられた鍔であり、
    上記フラップの基部は、鞄・袋物の表面に固定され、上記フラップの先端側は、起毛ファスナ等の係止部材によって、上記コード巻回部の先端へ開閉自在に固着でき、
    上記フラップは、柔軟なシートであり、閉じられることによって、上記コード巻回部を覆うものであり、
    上記保持部は、コード巻回部に巻き付けられたコードの先端側を、強制的に嵌めることができるものであることを特徴とする請求項3記載の鞄・袋物。
  5. 上記コード巻回部とコード挿通孔とは、夫々鞄・袋物の正面に設けられ、
    上記保持部は、鞄・袋物の当該正面と鞄・袋物の側面とが交差する角へ立設され、力を受けて撓み当該力が解除されることによって元の状態に復元する弾性体でできた小片であり、当該小片には切れ込みが設けられ、当該切れ込みを押し広げて切れ込み内に上記コードを強制的に嵌めることができ、
    上記コード挿通孔の縁には、コード押圧部が設けられ、当該コード押圧部は、ゴム等の弾力性を有する素材でできた複数の板片にて構成され、板片同士は、コード挿通孔の縁において異なる位置に設けられてコード挿通孔の径の内側方向に向け張り出してコード挿通孔の口を狭めるものであることを特徴とする請求項4記載の鞄・袋物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104082940A (zh) * 2014-07-16 2014-10-08 林宝江 一种多功能手提包

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