JP2020039450A - かばん - Google Patents

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義孝 間
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Abstract

【課題】リュックサックとしての実用性を保ちつつ、手提げかばんとしての使い勝手も良好なかばんを提供する。【解決手段】かばん本体1に手提げ用の持ち手と背負い用の肩ベルトとが着脱可能に取り付けられる構造を有するかばんであって、かばん本体1は、前パネル部4と後パネル部とマチ形成帯部6とで構成される。前パネル部4の上縁と左右両側縁および下縁とにマチ形成帯部6の一方の側縁と係合可能な線ファスナ7,8が備えられるとともに、後パネル部の上縁と左右両側縁および下縁とにマチ形成帯部6の他方の側縁と係合可能な線ファスナ15,16が備えられる。そして、かばん本体1の上部に位置するマチ形成帯部6に内部に連通する開口穴が形成されている。【選択図】図1

Description

この発明はかばんに関し、より詳細には、用途に応じてリュックサック、トートバックおよび書類かばんとして使用できるかばんに関する。
近年、通勤や通学にリュックサックを使用する者が増えている。
通勤や通学に使用されるリュックサックは、登山やキャンプなどのいわゆるアウトドア用のリックサックとは異なり、日常での使用を前提に製造されている。
そのため、この種のリュックサックのなかには、手提げかばんとして使用(兼用)できるように、手提げ用の持ち手が備えられたものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平2006−296560号公報
しかしながら、手提げかばんと兼用可能な従来のリュックサックには以下のような問題があった。
すなわち、通常、リュックサックは、主たる収容部(メインコンパートメント)が縦長であり、主たる収容部への荷物の出し入れは、当該収容部の上端に設けられた開口部を開くことによって行われる。そのため、主たる収容部の上部に手提げ用の持ち手を設けると、リュックサックとして使用する際に、持ち手が荷物の出し入れの邪魔になるおそれがある。
したがって、この種のリュックサックでは、持ち手を側面に取り付け、手提げかばんとして使用する際には、主たる収容部を横長に使用する構造や、あるいは、収容部の上端の開口部の背面側にのみ持ち手を設け、開口部の正面側には持ち手を設けない構造が採用されることが多い。
しかし、前者では、手提げかばんとして用いる場合、リュックサックが横倒しで使用されるため、リュックサック内部に設けられた主たる収容部以外の収容部(たとえば、ポケットなど)に収容された物品が収容部からこぼれ出たりする問題がある。また、後者の構成では、開口部の片方にしか持ち手がないため。手提げかばんとして使用する際のバランスが悪く持ち難い一方で、重量物を収容すると開口部を閉じる線ファスナなどに多大な負荷がかかり、線ファスナなどを破損するおそれがあるといった問題がある。
加えて、日常での使用のうちには、薄手の物(たとえば、書類などの紙類)や小さなもの(たとえば、財布や鍵など)だけを持ち歩くこと、すなわち、マチのないかばんで十分に用が足りることも多くあるが、従来の手提げ兼用のリュックサックでは、嵩が大きすぎてこのような小容量の荷物運搬の用途には適さないという問題もあった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、リュックサックとしての実用性を保ちつつ、手提げかばんとしての使い勝手も良好なかばんを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係るかばんは、かばん本体に手提げ用の持ち手と背負い用の肩ベルトとが着脱可能に取り付けられる構造を有するかばんであって、上記かばん本体は、前パネル部と、後パネル部と、マチ形成帯部とで構成され、上記前パネル部の上縁と左右両側縁および下縁のそれぞれに、上記マチ形成帯部の一方の側縁と係合分離可能な線ファスナが備えられるとともに、上記後パネル部の上縁と左右両側縁および下縁のそれぞれに、上記マチ形成帯部の他方の側縁と係合分離可能な線ファスナが備えられ、かつ、上記マチ形成帯部は、上記前パネル部および後パネル部の上縁に係合される帯状部位に、かばん本体の内部に連通する開口穴が形成されていることを特徴とする。
この請求項1に係るかばんによれば、手提げ用の持ち手と背負い用の肩ベルトとがかばん本体に着脱可能に取り付けられているので、手提げかばんとして使用する場合には、肩ベルトを取り外して手提げ用の持ち手を装着することによってかばん本体を手提げかばんとして使用できる一方、リュックサック(背負いかばん)として使用する場合には、持ち手を取り外して背負い用の肩ベルトを装着することによってかばん本体をリュックサックとして使用できる。
また、かばん本体のマチ(幅)は、前パネル部と後パネル部とに係合分離可能に係合されるマチ形成帯部によって形成されるので、マチ形成帯部を取り外して、前パネル部と後パネル部とを係合することによって、かばん本体のマチを狭くすることができる。
このように、請求項1に係るかばんによれば、かばん本体を手提げかばんとして使用したり、リュックサックとして使用することができ、しかも、かばん本体のマチ幅の広狭を適宜調節できるので、使用の目的や用途などに合わせて自由にカスタマイズすることができる。
本発明の請求項2に係るかばんは、上記前パネル部および後パネル部の上縁が、それぞれ左右両側縁の上端から上方に突出する台形状または円弧状の形状を呈し、これら突出する部分がそれぞれ上記かばん本体の内側に折り曲げ可能なフラップ部とされていることを特徴とする。
この請求項2に係るかばんによれば、前パネル部および後パネル部の上縁部分がかばん本体の内側に折り曲げ可能なフラップ部とされているので、かばん本体を手提げかばんとして使用する場合、このフラップ部を内側に折り曲げることで、かばん本体(前パネル部および後パネル部)の上縁に備えられた線ファスナのムシ(務歯)をかばん本体内に収容できる。そのため、かばん本体の上端開口部の周縁にムシが露出せず周縁がなめらかになり、かばん本体への荷物の出し入れを容易かつなめらかに行うことができるようになる。
本発明の請求項3に係るかばんは、上記前パネル部および後パネル部の各内側面には、それぞれのフラップ部の上縁に備えられた線ファスナと係合分離可能に構成されたフラップ固定用の線ファスナが備えられていることを特徴とする。
この請求項3に係るかばんによれば、かばん本体の内側に折り曲げたフラップ部を、前パネル部および後パネル部の各内側に備えられたフラップ固定用の線ファスナと係合させることができる。これにより、かばん本体の内側に折り曲げたフラップ部がかばん本体内部でふらつくことが防止され、かばん本体内の収容部を有効に利用することができる。
本発明の請求項4に係るかばんは、上記手提げ用の持ち手は、上記前パネル部および後パネル部の各フラップ部の折り目近くの下方位置に取り付けられることを特徴とする。
この請求項4に係る発明によれば、手提げ用の持ち手が、前パネル部および後パネル部の各フラップ部の折り目近くの下方位置に備えられるので、かばん本体を手提げかばんとして使用する場合であっても、リュックサックのときと同じ向きで(つまり、かばん本体の向きを縦横で変更することなく)かばん本体を使用することができる。そのため、リュックサックから手提げ、または、手提げからリュックサックに使い方を変更することがあっても、かばん本体内に収容された物品がかばん本体内で転がりったりすることがない。特に、かばん本体内に設けられる内ポケットなどの収容部に収容された物品が該収容部からこぼれ出たりするのを防止することができる。
本発明の請求項5に係るかばんは、上記マチ形成帯部の開口穴が、該マチ形成帯部の長手方向にスリット状に開口されるとともに、該開口穴を開閉自在に閉じる上部開閉用の線ファスナが備えられていることを特徴とする。
この請求項5に係るかばんによれば、マチ形成帯部の開口穴を開閉自在に閉じる線ファスナが備えられているので、かばん本体をリュックサックとして使用する場合に、この線ファスナの開くことによって荷物の出し入れを行うことができるとともに、この線ファスナを閉じることによってかばん本体内部に収容された荷物が外部に飛び出すのを防止することができる。
本発明の請求項6に係るかばんは、上記マチ形成帯部の長手方向両端縁のそれぞれには、該両端縁を係合分離可能に連結す連結用の線ファスナが備えられていることを特徴とする。
この請求項6に係るかばんによれば、マチ形成帯部の長手方向両端縁を連結用の線ファスナで連結することができる。これにより、マチ形成帯部の連結部から荷物がこぼれ出るのを防止することができる。
本発明によれば、かばん本体を手提げかばんとして使用したり、リュックサックとして使用することができ、しかも、かばん本体のマチ幅の広狭を適宜調節できるので、使用の目的や用途などに合わせて自由にカスタマイズすることができる。そのため、使い勝手の優れたかばんを提供することができる。
また、本発明によれば、手提げ用の持ち手がフラップ部の折り目近くの下方位置に取り付けられるので、手提げかばんとして使用する場合とリュックサックとして使用する場合とでかばん本体の向きは変らない。そのため、かばん本体の使い方を変更しても、かばん本体内に収容された物品がかばん本体内で転がったりすることがない。したがって、本発明によれば、リュックサックとしての実用性を保ちつつ、手提げかばんとしても利用できるかばんを提供することができる。
本発明に係るかばんをリュックサックとして使用する場合の一例を示す斜視図である。 同かばんを手提げかばん(トートバック)として使用する場合の一例を示す斜視図である。 同かばんをマチのない手提げかばん(書類かばん)として使用する場合の一例を示す斜視図である。 同かばんの前パネル部の一例を示しており、図4(a)は前パネル部の外側からみた正面図を、図4(b)はフラップ部を折り曲げた状態の背面図を示している。 同かばんの後パネル部の一例を示しており、図5(a)は後パネル部を外側からみた正面図を、図5(b)はフラップ部を折り曲げた状態を示す背面図を示している。 同かばんのマチ形成帯部の一例を示し、同マチ形成帯部を展開した状態を示す正面図である。 同かばんの肩ベルトの一例を示す正面図である。 同かばんの持ち手持ち手装着部の一例を示し、図8(a)は持ち手装着部の正面図を、図8(b)は持ち手装着部の巻き付け装着帯を模式的に示した部分拡大断面図を、図8(c)は持ち手の取り付け手順を模式的に示した説明図を示している。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明に係るかばんは、かばん本体1に手提げ用の持ち手2,2と背負い用の肩ベルト3,3とが着脱可能に取り付けられる構造を備え、用途に応じて、リュックサック、トートバックまたは書類かばんとして使用することができるようにしたものである。
かばん本体1は、前パネル部4と、後パネル部5と、マチ形成帯部6とを主要部として構成される。かばん本体1は、これらのパーツと上記持ち手2および肩ベルト3の組み合わせによって、図1から図3に示すように、リュックサック、トートバック、書類かばんに形を変えて使用できるようになっている。
前パネル部4は、かばん本体1をリュックサックとして使用した際に、後方(背中とは反対側)に面するパーツであって、図4(a)に示すように、略矩形を呈する形状とされ、たとえば、布や皮革などの屈曲自在な柔軟性を有する部材で構成されている。
そして、この前パネル部4は、その上縁4aと、左右両側縁4b,4dおよび下縁4cのそれぞれに、マチ形成帯部6の一方の側縁6bと係合分離可能な線ファスナ7a,8aが備えられている。
具体的には、前パネル部4の上縁4aに備えられる線ファスナ7aは、マチ形成帯部6において、かばん本体1の天井部を構成する部位(図6符号Aで示すエリア)の一方の側縁6bに備えられる線ファスナ7bと対をなすオープンファスナ7の形態とされている。
一方、前パネル部4の左右両側縁4b,4dおよび下縁4cに備えらえる線ファスナ8aは、マチ形成帯部6において、かばん本体1の両側部および底部を構成する部位(図6符号B〜Dで示すエリア)の一方の側縁6bに備えられる線ファスナ8bと対をなすオープンファスナ8の形態とされている。なお、この線ファスナ8aは、前パネル部4の左側縁4bから下縁4cを経て右側縁4dにかけて連続する1本のファスナで構成されている。
そして、本実施形態では、前パネル部4は、その上縁4aが、それぞれ左右両側縁4b,4dの上端から上方に突出する台形状を呈し、この突出する台形状の部分が前パネル部4の裏面側、すなわち、かばん本体1の内側に折り曲げ可能なフラップ部9を構成している。
これは、かばん本体1をトートバックとして使用する際(図2参照)に、かばん本体1の上端開口部の周縁に線ファスナ7aのムシ(務歯)が露出しないようにするためである。すなわち、かばん本体1をトートバックとして使用する場合、図2に示すように、フラップ部9を裏面側に折り曲げることで、線ファスナ7aのムシが周縁に露出するのを防止し、かばん本体1への荷物の出し入れを容易にしている。
そして、これに関連して、前パネル部4の裏面において、折り返されたフラップ部9の上縁4aに対応する位置には、フラップ部9の上縁4aに備えられた線ファスナ7aと係合分離可能に構成されたフラップ固定用の線ファスナ10が備えられている。したがって、フラップ部9を折り返した際には、フラップ部9の線ファスナ7aをこの線ファスナ10に係合させることによって、フラップ部9を前パネル4の裏面に固定することができ、フラップ部9がかばん本体1内でふらつく(揺動する)のを防止できるようになっている。
また、前パネル部4の表面には、着脱可能に持ち手2を取り付けるための持ち手装着帯部11が備えられている。この持ち手装着帯部11は、図4(a)に示すように、フラップ部9の折り返し位置である折り目4eに沿って設けられる矩形帯状の部材で構成されており、折り目4e近くのやや下方位置に取り付けられている。
具体的には、この持ち手装着帯部11は、左右に一か所ずつ上下方向に持ち手2の先端を挿通可能な挿通穴が形成されるように前パネル部4に逢着されている。そして、この挿通穴の外側には、後述する巻き付け装着帯33の面ファスナ35aと係合する面ファスナ35bが備えられている。なお、図4(a)では、持ち手装着帯部11に持ち手2(巻き付け装着帯33)を取り付けた状態を図示しており、面ファスナ35bは描かれていないが、面ファスナ35bの取り付け位置は、後述する後パネル部5の持ち手装着帯部19と同様である(図5(a)参照)。
なお、図4(a),(b)において、符号12は前ポケットを、また、符号13は内ポケットをそれぞれ示している。
後パネル部5は、かばん本体1をリュックサックとして使用した際に、背中側に面するパーツであって、図5(a)に示すように、前パネル部4と同じ略矩形を呈する形状とされ、前パネル部4と同様に、布や皮革など屈曲自在な柔軟性を有する部材で構成されている。
そして、この後パネル部5にも、その上縁5aと、左右両側縁5b,5dおよび下縁5cのそれぞれに、マチ形成帯部6の他方の側縁6dと係合分離可能な線ファスナ15a,16aが備えられている。
具体的には、後パネル部5の上縁5aに備えられる線ファスナ15aは、マチ形成帯部6において、かばん本体1の天井部を構成する部位(図6符号Aで示すエリア)の他方の側縁6dに備えられる線ファスナ15bと対をなすオープンファスナ15の形態とされている。
一方、後パネル部5の左右両側縁5b,5dおよび下縁5cに備えらえる線ファスナ16aは、マチ形成帯部6において、かばん本体1の両側部および底部を構成する部位(図6符号B〜Dで示すエリア)の他方の側縁6dに備えられる線ファスナ16bと対をなすオープンファスナ16の形態とされる。なお、この線ファスナ16aは、後パネル部5の左側縁5bから下縁5cを経て右側縁5dにかけて連続する1本のファスナで構成されている。
そして、本実施形態では、上述した前パネル部4と同様に、後パネル部5は、その上縁5aが、それぞれ左右両側縁5b,5dの上端から上方に突出する台形状を呈し、この突出する台形状の部分が後パネル部5の裏面側、すなわち、かばん本体1の内側に折り曲げ可能なフラップ部17を構成している。
このように後パネル部5にフラップ部17を設けたのは、上述した前パネル部4と同様に、かばん本体1をトートバックとして使用する際(図2参照)に、かばん本体1の上端開口部の周縁に線ファスナ15aのムシが露出しないようにするためである。したがって、かばん本体1をトートバックとして使用する場合、このフラップ部17を裏面側に折り曲げることで、線ファスナ15aのムシの露出が防止される。
これに関連して、後パネル部5の裏面において、折り返されたフラップ部17の上縁5aに対応する位置には、フラップ部17の上縁5aに備えられた線ファスナ15aと係合分離可能に構成されたフラップ固定用の線ファスナ18が備えられており、フラップ部17の線ファスナ15aをこの線ファスナ18に係合させることによって、フラップ部17を後パネル5の裏面に固定することができるようになっている。
また、後パネル部5の表面には、前パネル部4と同様に、着脱可能に持ち手2を取り付けるための持ち手装着帯部19が備えられている。この持ち手装着帯部19は、前パネル部4の持ち手装着帯部11と同様に、フラップ部17の折り返し位置である折り目5eに沿って設けられる矩形帯状の部材で構成されており、折り目5e近くのやや下方位置に取り付けられている。
具体的には、この持ち手装着帯部19は、左右に一か所ずつ上下方向に持ち手2の先端を挿通可能な挿通穴が形成されるように後パネル部5に逢着されている。そして、この挿通穴の外側には、後述する巻き付け装着帯33の面ファスナ35aと係合する面ファスナ35bが備えられている。
また、後パネル部5の表面の上部および下部には、それぞれ肩ベルト3,3を着脱自在に装着するための肩ベルト装着具20a,21aが備えられている。具体的には、後パネル部5の上部に備えられる肩ベルト装着具20aは、図5(a)に示すように、左右に開く上向きでフラップ部17に取り付けられている。また、下部に備えられる肩ベルト装着具21aは、後パネル部5の下端の左右両側に左右に開く下向きで備えられる。
ここで、図7に肩ベルト3の一例を示す。この図に示すように、本実施形態の肩ベルト3は、長手方向の両端にそれぞれ肩ベルト装着具20a,21aと対をなしてこれらと着脱自在に係合する係合部20b、21bを備えいる。なお、図示例では、肩ベルト装着具20a,21aと、これに係合する係合部20b、21bとして、サイドリリース式のバックルを用いた場合を示したが、肩ベルト3を後パネル部5に着脱自在に取り付け可能なパーツであれば、バックル以外の部材を用いることも可能である。
図5において、符号22は後ポケットを、また、符号23および24は内ポケットをそれぞれ示している。
マチ形成帯部6は、前パネル部4と後パネル部5との間に着脱自在に介装されることによって、かばん本体1にマチを形成するパーツであって、図6に示すように、細長い矩形帯状を呈する形状とされ、前パネル部4および後パネル部5と同様に、布や皮革など屈曲自在な柔軟性を有する部材で構成されている。
そして、このマチ形成帯部6の長手方向の両端(図6の上下両端)6a、6cには、これら両端縁6a,6cを係合分離可能に連結する連結用の線ファスナ26a,26bが備えられている。すなわち、マチ形成帯部6の上縁6aと下縁6cとには対をなすオープンファスナ26が備えられており、これらを係合することによって、マチ形成帯部6の上下両端を連結できるようになっている。
また、マチ形成帯部6の長手方向に沿った両側には、上述したように、それぞれ、線ファスナ7b,8bと線ファスナ15b,16bが備えられている。具体的には、マチ形成帯部6において、かばん本体1の天井部を構成する部位(図6符号Aで示すエリア)の両側に線ファスナ7b、15bが備えられるとともに、かばん本体1の両側部および底部を構成する部位(図6符号B〜Dで示すエリア)の両側には線ファスナ8b、16bが備えられている。
そして、このように構成されたマチ形成帯部6において、前パネル部4および後パネル部5の各上縁4a,5aに係合される帯状の部位、すなわち、かばん本体1の天井部を構成する部位(図6符号Aで示すエリア)には、長手方向にスリット状に開口する開口穴27が形成されるとともに、該開口穴27を開閉自在に閉じる上部開閉用の線ファスナ28が備えられている。
持ち手2は、かばん本体1をトートバッグまたは書類かばんとして使用する際に、かばん本体1に取り付けて使用する手提げ用のハンドルであって、前パネル部4および後パネル部5のそれぞれに取り付けられるようになっている。
本実施形態では、持ち手2は、図2に示すように、ハンドル本体30と、ハンドル本体30の両端にそれぞれ備えられる持ち手装着部31とを主要部として構成される。
ハンドル本体30は、細長い帯状に構成され、前パネル部4などと同様に、布や皮革など屈曲自在な柔軟性を有する部材で構成される。
持ち手装着部31は、ハンドル本体30とかばん本体1とを着脱可能に連結する連結手段であって、本実施形態では、ハンドル用バックル32と、持ち手装着帯部11,19に装着する巻き付け装着帯33とで構成される。
ハンドル用バックル32は、着脱自在な一対のバックル構成体32a,32bで構成されており、図2に示すように、一方のバックル構成体32aがハンドル本体30に取り付けられるとともに、他方のバックル構成体32bが巻き付け装着帯33に取り付けられている。なお、図示例では、このハンドル用バックル32として、サイドリリース式のバックルを用いている。
巻き付け装着帯33は、図8(a),(b)に示すように、布や皮革など屈曲自在な柔軟性を有する帯状の部材で構成されており、上記バックル構成体32bのフレーム軸32cを巻き込んで二つ折り状態でフレーム軸32c付近で逢着され、短尺の上片部33aと長尺の下片部33bとが形成されている。
そして、上片部33aと下片部33bには、下片部33bの先端側を折り返して二つ折りにした状態で両者を係合分離可能に係合させるホック34が備えられている。具体的には、上片部33aにバネを備えたホック構成体34aが備えられるとともに、下片部33bの先端側にゲンコを備えたホック構成体34bが備えられている。
また、下片部33bの先端の表側には、上述した持ち手装着帯部11,19に備えられた面ファスナ35bと係合する面ファスナ35aが備えられている。なお、この下片部33bに備えれる面ファスナ35aはフック側のファスナで構成され、持ち手装着帯部11,19側の面ファスナ35bはループ側のファスナで構成される。
持ち手2のかばん本体1への取り付けは、図8(c)に示すように、まず、持ち手装着帯部11,19の挿通穴に巻き付け装着帯33の下片部33bを挿通させ、その状態で、下片部33bの先端側を折り返し、下片部33bの面ファスナ35aを持ち手装着帯部11,19の面ファスナ35bに係合させる。そして、次に、上片部33aを下片部33bに被せ、この状態でホック34を係合し、持ち手2をかばん本体1に取り付ける。
このように、面ファスナ35の面接合と巻き付け装着帯33による環状連結とによって持ち手2がかばん本体1に二重に取り付けられるので、持ち手2を確実かつ強固にかばん本体1に取り付けることができる。その一方、ホック34の係合を解除し、面ファスナ35の接合を解除することで持ち手2をかばん本体1から取り外すことができるので、持ち手2の取り外しを容易に行うこともできる。
しかも、持ち手2は、巻き付け装着帯33に加えてハンドル用バックル32を備えているので、このバックル32の係合を解除することで、巻き付け装着帯33をかばん本体1に残しつつ、ハンドル本体30のみを取り外すことも可能である(図4(a)参照)。特に、本実施形態では、ハンドル用バックル32として、サイドリリース式のバックルを用いているので、ハンドル本体30の取り外しを極めて容易に行うことができる。
肩ベルト3は、かばん本体1をリュックサックとして使用する際に、かばん本体1に取り付けて使用する背負い用のショルダーストラップであって、後パネル部5に取り付けられるようになっている。
肩ベルト3は、図7に示すように、ベルト本体36と、上述した係合部20b、21bを主要部として備えいる。図7では、これらに加えて、かばん本体1を背負う際のクッションとなるクッションパッド37を備えた場合を示している。
次に、このように構成されたかばんの使い方について説明する。
A:リュックサックとして使用する場合
この場合、図1に示すように、前パネル部4および後パネル部5のフラップ部9,17を双方とも引き起こした状態で、前パネル部4とマチ形成帯部6の一方の側縁6bとを線ファスナ7,8を使って係合するとともに、マチ形成帯部6の他方の側縁6dと後パネル部5とを線ファスナ15,16を使って係合し、さらに、マチ形成帯部6の両端を線ファスナ26を使って係合する。これにより、かばん本体1は、マチ形成帯部6の幅に応じたマチを備えた収納空間を形成する。
そして、後パネル部5に設けられた左右一対の肩ベルト装着具20a,21aに肩ベルト3の係合部20b、21bをそれぞれ装着する。これにより、リュックサックが完成する。なお、かばん本体1をリュックサックとして使用する場合、手提げ用の持ち手2は不要であるので取り外しておくのが原則的な使い方であるが、持ち手2を装着した状態またはハンドル本体30のみを取り外した状態で使用しても差し支えはない。
B:トートバックとして使用する場合
この場合は、図2に示すように、前パネル部4および後パネル部5のフラップ部9,17を双方とも内側に折り返して使用する。具体的には、フラップ部9,17を折り返し、この状態で線ファスナ10,18を使って、フラップ部9,17をそれぞれ前パネル部4および後パネル部5の裏面に係合させる。
次に、この状態で、前パネル部4とマチ形成帯部6の一方の側縁6bのB〜Dのエリアを線ファスナ8を使って係合するとともに、マチ形成帯部6の他方の側縁6dのB〜Dのエリアと後パネル部5とを線ファスナ16を使って係合する。その際、残余のマチ形成帯部6(すなわち、図6の符号Aのエリアにあたる帯状部分)はかばん本体1の内部に落とし込んでおく。
そして、この状態で、前パネル部4および後パネル部5の双方に、それぞれ持ち手2を装着する。これにより、トートバックが完成する。なお、かばん本体1をトートバックとして使用する場合、背負い用の肩ベルト3は不要であるので取り外した状態で使用する。
C:書類かばんとして使用する場合
この場合も図3に示すように前パネル部4および後パネル部5のフラップ部9,17を双方とも内側に折り返して使用する。折り返したフラップ部9,17を前パネル部4および後パネル部5の裏面に係合させるのはトートバックのときと同じである。
そして、次に、前パネル部4と後パネル部5を、線ファスナ8aと線ファスナ16aとを使って係合する。すなわち、この場合、マチ形成帯部6を使わずに前パネル部4と後パネル部5とを直接係合する。
そして、前パネル部4および後パネル部5の双方に、それぞれ持ち手2を装着する。これにより、マチのない手提げかばんである書類かばんが完成する。なお、かばん本体1を書類かばんとして使用する場合も肩ベルト3は不要であるので取り外した状態で使用する。
このように、本発明に係るかばんによれば、かばん本体1を手提げかばん(トートバックや書類かばん)として使用したり、リュックサックとして使用したりすることができるとともに、かばん本体1のマチ幅の広狭をマチ形成帯部6の有無によって適宜調節できるので、使用の目的や用途などに合わせて自由にカスタマイズすることができ、使い勝手の優れたかばんを提供することができる。
また、本発明に係るかばんによれば、手提げ用の持ち手2がフラップ部9,17の折り目近くの下方位置に取り付けられるので、手提げかばんとして使用する場合とリュックサックとして使用する場合とで、かばん本体1を同じ向きで使用することができる。そのため、かばん本体1の使い方を変更しても、かばん本体1内に収容された荷物がかばん本体1内で転がったりすることがない。つまり、リュックサックとしての実用性を保ちつつ、手提げかばんとしても利用することができる。
なお、上述した実施形態はあくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可能である。
たとえば、上述した実施形態では、前パネル部4および後パネル部5を略矩形に構成した場合を示したが、たとえば、楕円形など矩形以外の形状で構成することも可能である。また、同様に、上述した実施形態では、フラップ部9,17を台形状に形成した場合を示したが、フラップ部9,17の形状は適宜変更可能であり、たとえば、上方に突出する円弧状に構成することなども可能である。
また、上述した実施形態では、持ち手2を構成するハンドル本体30を柔軟性のある部材を使って帯状に形成した場合を示したが、たとえば、プラスチックなどの硬質な部材を用いてU字状に形成するなど、ハンドル本体30の材質、形状は適宜変更可能である。
さらに、上述した実施形態では、かばん本体1を手提げ用と背負い用の2通りで使用する場合を示したが、たとえば、かばん本体1に着脱可能な斜め掛け用のストラップを取り付け、斜め掛けにも対応できるように構成することも可能である。
1 かばん本体
2 持ち手
3 肩ベルト
4 前パネル部
5 後パネル部
6 マチ形成帯部
5a,6a 前パネル部及び後パネル部の上縁
5b,5d,6b,6d 前パネル部及び後パネル部の左右両側縁
5c,6c 前パネル部及び後パネル部の下縁
7,8 前パネル部とマチ形成帯部を係合する線ファスナ
9,17 フラップ部
10,18 フラップ固定用の線ファスナ
11,19 持ち手装着帯部
15,16 後パネル部とマチ形成帯部を係合する線ファスナ
26 連結用の線ファスナ
27 開口穴
28 上部開閉用の線ファスナ
32 ハンドル用バックル
33 巻き付け装着帯
34 ホック
35 面ファスナ

Claims (6)

  1. かばん本体に手提げ用の持ち手と背負い用の肩ベルトとが着脱可能に取り付けられる構造を有するかばんであって、
    前記かばん本体は、前パネル部と、後パネル部と、マチ形成帯部とで構成され、
    前記前パネル部の上縁と左右両側縁および下縁のそれぞれに、前記マチ形成帯部の一方の側縁と係合分離可能な線ファスナが備えられるとともに、
    前記後パネル部の上縁と左右両側縁および下縁のそれぞれに、前記マチ形成帯部の他方の側縁と係合分離可能な線ファスナが備えられ、かつ、
    前記マチ形成帯部は、前記前パネル部および後パネル部の上縁に係合される帯状部位に、かばん本体の内部に連通する開口穴が形成されていることを特徴とするかばん。
  2. 前記前パネル部および後パネル部の上縁が、それぞれ左右両側縁の上端から上方に突出する台形状または円弧状の形状を呈し、これら突出する部分がそれぞれ前記かばん本体の内側に折り曲げ可能なフラップ部とされていることを特徴とする請求項1に記載のかばん。
  3. 前記前パネル部および後パネル部の各内側面には、それぞれのフラップ部の上縁に備えられた線ファスナと係合分離可能に構成されたフラップ固定用の線ファスナが備えられていることを特徴とする請求項2に記載のかばん。
  4. 前記手提げ用の持ち手は、前記前パネル部および後パネル部の各フラップ部の折り目近くの下方位置に取り付けられることを特徴とする請求項2または3に記載のかばん。
  5. 前記マチ形成帯部の開口穴は、該マチ形成帯部の長手方向にスリット状に開口されるとともに、該開口穴を開閉自在に閉じる上部開閉用の線ファスナが備えられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のかばん。
  6. 前記マチ形成帯部の長手方向両端縁のそれぞれには、該両端縁を係合分離可能に連結す連結用の線ファスナが備えられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のかばん。
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