JP2014017979A - 車両用電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アイドリングストップ後にエンジンが再始動し、DC/DCコンバータが作動するときに、バイパス回路の切替えが正常に行われるか否かを、事前にチェックすることができる車両用電源装置の提供。
【解決手段】車載発電機4及び蓄電池6からの電圧を変換して負荷群L1〜L6に与えるDC/DCコンバータ7,8と、そのバイパス回路S1,S2とを備え、アイドリングストップが実行されてからエンジン3が再始動するときは、DC/DCコンバータ7,8を作動させる車両用電源装置。アイドリングストップが実行されない状態でエンジン3が始動するときに、DC/DCコンバータ7,8を所定時間作動させ、その間にDC/DCコンバータ7,8の入力電圧及び出力電圧を比較して、バイパス回路S1,S2がオフであるか否かを判定し、否と判定したときは、バイパス回路S1,S2の異常を通知する。
【選択図】図1
【解決手段】車載発電機4及び蓄電池6からの電圧を変換して負荷群L1〜L6に与えるDC/DCコンバータ7,8と、そのバイパス回路S1,S2とを備え、アイドリングストップが実行されてからエンジン3が再始動するときは、DC/DCコンバータ7,8を作動させる車両用電源装置。アイドリングストップが実行されない状態でエンジン3が始動するときに、DC/DCコンバータ7,8を所定時間作動させ、その間にDC/DCコンバータ7,8の入力電圧及び出力電圧を比較して、バイパス回路S1,S2がオフであるか否かを判定し、否と判定したときは、バイパス回路S1,S2の異常を通知する。
【選択図】図1
Description
本発明は、車載発電機及び蓄電池からの電圧を変換して負荷群に与えるDC/DCコンバータと、そのバイパス回路とを備え、DC/DCコンバータが電圧を変換するときは、バイパス回路をオフにし、一時的に停車するときは、エンジンのアイドリングを停止する車両用電源装置に関するものである。
停車時にエンジンのアイドリングを停止して、燃費を向上させるアイドリングストップ車が増加しつつある。このような車両では、アイドリングストップ後にエンジンを再始動するが、アイドリングストップが頻発した場合、スタータ駆動に電力が消費され、バッテリ(蓄電池)の蓄電量が低下する。バッテリの蓄電量が低下すると、スタータ駆動時のバッテリ電圧(クランキング電圧)が、ECU(Electronic Control Unit)の可動電圧を下回り、エンジンの再始動に失敗する虞がある。
その為、DC/DCコンバータによりバッテリ電圧を昇圧する車両用電源装置を搭載して、アイドリングストップ後にDC/DCコンバータを作動させる車両がある。
このような車両用電源装置では、DC/DCコンバータが作動していないときにDC/DCコンバータをバイパスするバイパス回路が設けられており、バイパス回路としては、半導体リレー、メカニカルリレー等が使用される。
このような車両用電源装置では、DC/DCコンバータが作動していないときにDC/DCコンバータをバイパスするバイパス回路が設けられており、バイパス回路としては、半導体リレー、メカニカルリレー等が使用される。
特許文献1には、入力電源と、規定電圧以上の電圧で作動する負荷と、入力電源に入力端子が、負荷に出力端子が、それぞれ電気的に接続され、出力端子における出力電圧が規定電圧以上になるように安定化する昇圧コンバータと、入力端子と出力端子に電気的に接続されるリレーとを備えた電源装置が開示されている。入力電源、昇圧コンバータ、及びリレーに電気的に接続され、昇圧コンバータを作動させて入力端子から出力端子へ電力を出力する第1状態と、リレーをオンにして入力端子から出力端子へ電力を出力する第2状態とを切り替える際に、昇圧コンバータの動作とリレーのオン状態とが同時に行われるように制御する制御回路を備えている。
上述した車両用電源装置では、DC/DCコンバータが作動するときに、バイパス回路の切替えが正常に行われるか否かを、車両が走行しアイドリングストップが実行される前にチェックしていないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、アイドリングストップ後にエンジンが再始動し、DC/DCコンバータが作動するときに、バイパス回路の切替えが正常に行われるか否かを、事前にチェックすることができる車両用電源装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、アイドリングストップ後にエンジンが再始動し、DC/DCコンバータが作動するときに、バイパス回路の切替えが正常に行われるか否かを、事前にチェックすることができる車両用電源装置を提供することを目的とする。
第1発明に係る車両用電源装置は、エンジンに連動して発電する車載発電機及び蓄電池からの電圧を変換して負荷群に与える1又は複数のDC/DCコンバータと、該DC/DCコンバータが作動しているときはオフになる該DC/DCコンバータのバイパス回路とを備え、一時的に停車するときに、前記エンジンのアイドリングが停止するアイドリングストップが実行されてから、前記エンジンが再始動するときは、前記DC/DCコンバータを作動させるように構成してある車両用電源装置において、前記アイドリングストップが実行されない状態で前記エンジンが始動するときに、前記DC/DCコンバータを所定時間作動させる手段と、該手段がDC/DCコンバータを作動させている間、該DC/DCコンバータの入力電圧及び出力電圧を比較する手段と、該手段が比較した結果に基づき、前記バイパス回路がオフであるか否かを判定する手段と、該手段がオフでないと判定したときは、前記バイパス回路の異常を通知する手段とを備えることを特徴とする。
この車両用電源装置では、エンジンに連動して発電する車載発電機及び蓄電池からの電圧を、1又は複数のDC/DCコンバータが変換して負荷群に与え、DC/DCコンバータが作動しているときは、DC/DCコンバータのバイパス回路がオフになる。一時的に停車するときに、エンジンのアイドリングが停止するアイドリングストップが実行されてから、エンジンが再始動するときは、DC/DCコンバータを作動させる。アイドリングストップが実行されない状態でエンジンが始動するときに、DC/DCコンバータを所定時間作動させ、DC/DCコンバータを作動させている間、DC/DCコンバータの入力電圧及び出力電圧を比較する。次いで、その比較した結果に基づき、バイパス回路がオフであるか否かを判定し、オフでないと判定したときは、バイパス回路の異常を通知する。
第2発明に係る車両用電源装置は、エンジンに連動して発電する車載発電機及び蓄電池からの電圧を変換し、アクセサリスイッチ及びイグニッションスイッチによりそれぞれオンになる複数の負荷を含む負荷群に与える1又は複数のDC/DCコンバータと、該DC/DCコンバータのバイパス回路と、該DC/DCコンバータを作動させ、前記バイパス回路をオフにする制御手段とを備え、一時的に停車するときには前記エンジンのアイドリングを停止するように構成してある車両用電源装置において、前記アクセサリスイッチがオンになったときに、前記制御手段が始動するように構成してあり、該制御手段は、前記イグニッションスイッチがオンになり、前記エンジンが始動するときに、所定時間前記DC/DCコンバータを作動させ、前記バイパス回路をオフにする手段と、該手段がDC/DCコンバータを作動させている間、該DC/DCコンバータの入力電圧及び出力電圧を比較する手段と、該手段が比較した結果に基づき、前記バイパス回路がオフであるか否かを判定する手段と、該手段がオフでないと判定したときは、前記バイパス回路の異常を通知する手段とを有することを特徴とする。
この車両用電源装置では、エンジンに連動して発電する車載発電機及び蓄電池からの電圧を、1又は複数のDC/DCコンバータが変換し、アクセサリスイッチ及びイグニッションスイッチによりそれぞれオンになる複数の負荷を含む負荷群に与え、制御手段が、DC/DCコンバータを作動させ、DC/DCコンバータのバイパス回路をオフにする。一時的に停車するときにはエンジンのアイドリングを停止する。アクセサリスイッチがオンになったときに、制御手段が始動するように構成してあり、制御手段は、イグニッションスイッチがオンになり、エンジンが始動するときに、所定時間DC/DCコンバータを作動させ、バイパス回路をオフにする。DC/DCコンバータを作動させている間、DC/DCコンバータの入力電圧及び出力電圧を比較し、その比較した結果に基づき、バイパス回路がオフであるか否かを判定し、バイパス回路がオフでないと判定したときは、バイパス回路の異常を通知する。
本発明に係る車両用電源装置によれば、アイドリングストップ後にエンジンが再始動し、DC/DCコンバータが作動するときに、バイパス回路の切替えが正常に行われるか否かを事前にチェックすることができる車両用電源装置を実現することができる。
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る車両用電源装置の実施の形態1の要部構成を示すブロック図である。
この車両用電源装置は、オルタネータ(車載発電機)4が、エンジン3に連動して発電し整流した電力が、バッテリ6(蓄電池)に充電されると共に、ヒューズF1,F2を通じて、それぞれアクセサリスイッチ系及びイグニッションスイッチ系の各負荷群へ与えられる。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る車両用電源装置の実施の形態1の要部構成を示すブロック図である。
この車両用電源装置は、オルタネータ(車載発電機)4が、エンジン3に連動して発電し整流した電力が、バッテリ6(蓄電池)に充電されると共に、ヒューズF1,F2を通じて、それぞれアクセサリスイッチ系及びイグニッションスイッチ系の各負荷群へ与えられる。
オルタネータ4及びバッテリ6の各プラス端子は、ヒューズF1,F2の各一方の端子、及びスタータ5のプラス端子に接続され、スタータ5は、スタータスイッチ12からのスタータ信号によりオン/オフ制御される。
ヒューズF1の他方の端子は、スイッチ(バイパス回路)S1の一方の端子に接続され、スイッチS1の他方の端子は、アクセサリスイッチ11に連動するスイッチS3及びヒューズF4を通じて、負荷L2,L3等の各プラス端子に接続されている。スイッチS1の他方の端子は、また、ヒューズF3を通じて、常時給電される負荷L1等のプラス端子に接続されている。
ヒューズF1の他方の端子は、スイッチ(バイパス回路)S1の一方の端子に接続され、スイッチS1の他方の端子は、アクセサリスイッチ11に連動するスイッチS3及びヒューズF4を通じて、負荷L2,L3等の各プラス端子に接続されている。スイッチS1の他方の端子は、また、ヒューズF3を通じて、常時給電される負荷L1等のプラス端子に接続されている。
ヒューズF2の他方の端子は、スイッチ(バイパス回路)S2の一方の端子に接続されている。スイッチS2の他方の端子は、イグニッションスイッチ10に連動するスイッチS4及びヒューズF6を通じて、負荷L5のプラス端子に接続され、また、スイッチS4及びヒューズF7を通じて、負荷L6のプラス端子に接続されている。スイッチS2の他方の端子は、また、ヒューズF5を通じて、常時給電される負荷L4等のプラス端子に接続されている。
スイッチS1,S2,S3,S4は、半導体リレー又はリレー接点であり、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと記載)を有する制御部9により、それぞれオン又はオフに制御される。負荷L1〜L6の各マイナス端子は接地されている。
スイッチS1、S2には、それぞれDC/DCコンバータ7,8が並列に接続され、DC/DCコンバータ7,8の各入力電圧及び各出力電圧は、それぞれ制御部9により検出される。
スイッチS1、S2には、それぞれDC/DCコンバータ7,8が並列に接続され、DC/DCコンバータ7,8の各入力電圧及び各出力電圧は、それぞれ制御部9により検出される。
制御部9は、スタータ信号、IG信号、ACC信号及び昇圧信号を与えられ、これらの信号に基づき、DC/DCコンバータ7,8にバッテリ6の出力電圧を昇圧させ、スイッチS1,S2をオフにする。スタータ信号は、スタータスイッチ12のオン/オフを示し、IG信号は、イグニッションスイッチ10のオン/オフを示し、ACC信号は、アクセサリスイッチ11のオン/オフを示し、昇圧信号は、DC/DCコンバータ7,8に昇圧を指令する。
スイッチS1,S2、DC/DCコンバータ7,8及び制御部9は、DC/DC収納箱1に収納され、スイッチS3,S4及びヒューズF3〜F7は、補助収納箱2に収納されている。
スイッチS1,S2、DC/DCコンバータ7,8及び制御部9は、DC/DC収納箱1に収納され、スイッチS3,S4及びヒューズF3〜F7は、補助収納箱2に収納されている。
以下に、このような構成の車両用電源装置の動作の例を、それを示す図2のタイミングチャートを参照しながら説明する。
図2のタイミングチャートにおいて、Aは、DC/DCコンバータ7,8の入力電圧を、Bは、DC/DCコンバータ7,8の出力電圧を、Cは、IG信号のオン/オフを、Dは、ACC信号のオン/オフを示す。また、Eは、スタータ5のオン/オフを、Fは、制御部9が内蔵するマイコンのオン/オフを、Gは、図示しないアイドリングストップ制御部又は制御部9が出力する昇圧信号のオン/オフを示す。
図2のタイミングチャートにおいて、Aは、DC/DCコンバータ7,8の入力電圧を、Bは、DC/DCコンバータ7,8の出力電圧を、Cは、IG信号のオン/オフを、Dは、ACC信号のオン/オフを示す。また、Eは、スタータ5のオン/オフを、Fは、制御部9が内蔵するマイコンのオン/オフを、Gは、図示しないアイドリングストップ制御部又は制御部9が出力する昇圧信号のオン/オフを示す。
ユーザがキーシリンダにイグニッションキーを差込んで1段回すと、アクセサリスイッチ11がオンになり(D)、更に1段回すと、イグニッションスイッチ10もオンになる(C)。更に1段回すと、スタータスイッチ12がオンになり、スタータ5がオンになって(E)、エンジン3が始動する。エンジン3が始動すると、ユーザはイグニッションキーから手を離し、イグニッションキーは1段戻る。
アクセサリスイッチ11がオンになって、ACC信号がオンになると(D)、スイッチS3もオンになり、また、制御部9が内蔵するマイコンの始動前の初期化が始まる(F)。次いで、イグニッションスイッチ10がオンになって、IG信号がオンになり、スイッチS4がオンになった後(C)、スタータ5がオンになる(E)直前には、マイコンは始動が完了している(F)。
これにより、制御部9は、スタータスイッチ12がオンになったときのスタータ信号を受信することができるので、スタータ信号の立上がり(E)に合わせて、所定時間(例えば1秒間)昇圧するようにDC/DCコンバータ7,8へ指令する(G)bと共に、スイッチS1,S2をその所定時間オフにする。尚、スタータ5がオンになると、入力電圧(A)及び出力電圧(B)は低下するが、単純化して図示してある。
制御部9は、所定時間スイッチS1,S2をオフにし、DC/DCコンバータ7,8に昇圧させているときに(G)b、DC/DCコンバータ7,8の各入力電圧(A)及び出力電圧c(B)を検出し、それぞれ入力電圧に比較して出力電圧が高いか否かを判定する。制御部9は、何れかの入力電圧及び出力電圧が等しければ、その等しい方のスイッチ(バイパス回路)S1,S2の異常を通知する通知信号を出力し、ダッシュボード等に配置された表示装置に表示させる。制御部9は、何れの入力電圧及び出力電圧も等しくなければ、通知信号を出力しない。
尚、従来は、マイコンの始動前の初期化は、イグニッションスイッチ10がオンになって、IG信号がオンになるときに(C)開始されていたので、ACC信号及びIG信号の時間差a分、初期化開始が遅くなっており(D)、スタータ5がオンになるとき(E)には、マイコンは始動が完了していなかった(F)。
その為、制御部9は、スタータスイッチ12がオンになったときのスタータ信号を受信することができず、スタータ信号の立上がり(E)に合わせて、スイッチS1,S2の動作チェックを実行するようなことはできなかった。
尚、DC/DCコンバータ7,8が昇圧するには、入力電圧及び出力電圧が低下している方が良いので、スタータ5がオンであるときに、スイッチS1,S2の切替えテストを実行する。
その為、制御部9は、スタータスイッチ12がオンになったときのスタータ信号を受信することができず、スタータ信号の立上がり(E)に合わせて、スイッチS1,S2の動作チェックを実行するようなことはできなかった。
尚、DC/DCコンバータ7,8が昇圧するには、入力電圧及び出力電圧が低下している方が良いので、スタータ5がオンであるときに、スイッチS1,S2の切替えテストを実行する。
制御部9は、所定時間スイッチS1,S2をオフにし、DC/DCコンバータ7,8に昇圧させた(G)b後は、スタータ5がオンであっても(E)、DC/DCコンバータ7,8に昇圧させない(G)。
スタータ5がオンになって(E)、エンジン3が始動すると、スタータ5はオフにされ(E)、オルタネータ4が発電を開始する。オルタネータ4が整流して出力する電圧は、バッテリ6の出力電圧よりも高いので、入力電圧(A)及び出力電圧(B)も高くなっている。
スタータ5がオンになって(E)、エンジン3が始動すると、スタータ5はオフにされ(E)、オルタネータ4が発電を開始する。オルタネータ4が整流して出力する電圧は、バッテリ6の出力電圧よりも高いので、入力電圧(A)及び出力電圧(B)も高くなっている。
車両が走行している間、オルタネータ4は発電し(A)(B)、赤信号等で一時停車した場合は、図示しないアイドリングストップ制御部によりエンジン3が停止し、オルタネータ4も発電を停止して、入力電圧(A)及び出力電圧(B)も低下する(アイドリングストップ中)。
車両がアイドリングストップ中に、ブレーキペダルが踏込まれなくなる等、走行再開を予想させる操作が行われると、アイドリングストップ制御部から制御部9に昇圧信号が与えられ(G)、制御部9は、これにより、昇圧するようにDC/DCコンバータ7,8へ指令する(G)と共に、スイッチS1,S2をオフにする。
車両がアイドリングストップ中に、ブレーキペダルが踏込まれなくなる等、走行再開を予想させる操作が行われると、アイドリングストップ制御部から制御部9に昇圧信号が与えられ(G)、制御部9は、これにより、昇圧するようにDC/DCコンバータ7,8へ指令する(G)と共に、スイッチS1,S2をオフにする。
次に、スタータ5がアイドリングストップ制御部によりオンになると(E)、入力電圧は低下するが(A)、出力電圧は、DC/DCコンバータ7,8が昇圧するので低下しない(B)。
スタータ5がオンになって(駆動して)(E)、エンジン3が始動すると、オルタネータ4が発電を開始し、アイドリングストップ制御部により、スタータ5はオフにされ(E)、制御部9は、スイッチS1,S2をオンにし、DC/DCコンバータ7,8の昇圧を停止させる(G)。オルタネータ4が発電し整流して出力する電圧は、バッテリ6の出力電圧よりも高いので、入力電圧(A)及び出力電圧(B)も高くなっている。
スタータ5がオンになって(駆動して)(E)、エンジン3が始動すると、オルタネータ4が発電を開始し、アイドリングストップ制御部により、スタータ5はオフにされ(E)、制御部9は、スイッチS1,S2をオンにし、DC/DCコンバータ7,8の昇圧を停止させる(G)。オルタネータ4が発電し整流して出力する電圧は、バッテリ6の出力電圧よりも高いので、入力電圧(A)及び出力電圧(B)も高くなっている。
車両が停止し、ユーザが、キーシリンダに差込まれたイグニッションキーを、手前に1段回すと、イグニッションスイッチ10がオフになり、エンジン3が停止し、IG信号もオフになり(C)、スイッチS4もオフになる。また、オルタネータ4が発電を停止し、入力電圧及び出力電圧もバッテリ6の出力電圧へ低下する(A)(B)。
ユーザが、手前に更に1段回すと、アクセサリスイッチ11がオフになり、ACC信号がオフになって(D)、スイッチS3もオフになり、また、制御部9が内蔵するマイコンもオフになる(F)。
ユーザが、手前に更に1段回すと、アクセサリスイッチ11がオフになり、ACC信号がオフになって(D)、スイッチS3もオフになり、また、制御部9が内蔵するマイコンもオフになる(F)。
(実施の形態2)
図3は、本発明に係る車両用電源装置の実施の形態2の動作を示すタイミングチャートである。
この車両用電源装置の構成は、実施の形態1で説明した車両用電源装置の構成(図1)と同様であるので、説明を省略する。尚、ここでは、制御部9が内蔵するマイコンの初期化にACC信号は使用されない。
図3は、本発明に係る車両用電源装置の実施の形態2の動作を示すタイミングチャートである。
この車両用電源装置の構成は、実施の形態1で説明した車両用電源装置の構成(図1)と同様であるので、説明を省略する。尚、ここでは、制御部9が内蔵するマイコンの初期化にACC信号は使用されない。
以下に、このような構成の車両用電源装置の動作の例を、それを示す図3のタイミングチャートを参照しながら説明する。
図3のタイミングチャートにおいて、Aは、DC/DCコンバータ7,8の入力電圧を、Bは、DC/DCコンバータ7,8の出力電圧を、Cは、IG信号のオン/オフを、Dは、スタータ5のオン/オフを示す。また、Eは、図示しないアイドリングストップ制御部又は制御部9が出力する昇圧信号のオン/オフを、Fは、制御部9が内蔵するマイコンのオン/オフを示す。
図3のタイミングチャートにおいて、Aは、DC/DCコンバータ7,8の入力電圧を、Bは、DC/DCコンバータ7,8の出力電圧を、Cは、IG信号のオン/オフを、Dは、スタータ5のオン/オフを示す。また、Eは、図示しないアイドリングストップ制御部又は制御部9が出力する昇圧信号のオン/オフを、Fは、制御部9が内蔵するマイコンのオン/オフを示す。
ユーザがキーシリンダにイグニッションキーを差込んで1段回すと、アクセサリスイッチ11がオンになって、スイッチS3がオンになり、更に1段回すと、イグニッションスイッチ10もオンになる(C)。更に1段回すと、スタータスイッチ12がオンになり、スタータ5がオンになって(D)、エンジン3が始動する。エンジン3が始動すると、ユーザはイグニッションキーから手を離し、イグニッションキーは1段戻る。
イグニッションスイッチ10がオンになって、IG信号がオンになると(C)、スイッチS4がオンになり、また、制御部9が内蔵するマイコンの始動前の初期化が始まる(F)。
イグニッションスイッチ10がオンになった後(C)、スタータスイッチ12がオンになり、スタータ5がオンになると(D)、エンジン3が始動する。尚、スタータ5がオンになると、入力電圧(A)及び出力電圧(B)は低下するが、単純化して図示してある。
イグニッションスイッチ10がオンになった後(C)、スタータスイッチ12がオンになり、スタータ5がオンになると(D)、エンジン3が始動する。尚、スタータ5がオンになると、入力電圧(A)及び出力電圧(B)は低下するが、単純化して図示してある。
制御部9は、内蔵するマイコンの初期化が終了すると、所定時間(例えば1秒間)バッテリ6の出力電圧を昇圧するようにDC/DCコンバータ7,8へ指令する(E)と共に、スイッチS1,S2をその所定時間オフにする。尚、DC/DCコンバータ7,8が昇圧するには、入力電圧及び出力電圧が低下している方が良いので、スタータ5がオンであるときに、スイッチS1,S2の切替えテストを実行できることが好ましい。
制御部9は、所定時間スイッチS1,S2をオフにし、DC/DCコンバータ7,8に昇圧させているときに(E)、DC/DCコンバータ7,8の各入力電圧(A)及び出力電圧(B)を検出し、それぞれ入力電圧に比較して出力電圧が高いか否かを判定する。制御部9は、何れかの入力電圧及び出力電圧が等しければ、その等しい方のスイッチ(バイパス回路)S1,S2の異常を通知する通知信号を出力し、ダッシュボード等に配置された表示装置に表示させる。制御部9は、何れの入力電圧及び出力電圧も等しくなければ、通知信号を出力しない。
制御部9は、所定時間スイッチS1,S2をオフにし、DC/DCコンバータ7,8にバッテリ6の出力電圧を昇圧させた(E)後は、スタータ5がオンであっても(D)、DC/DCコンバータ7,8に昇圧させない(E)。
スタータ5がオンになって(D)、エンジン3が始動すると、スタータ5はオフにされ(D)、オルタネータ4が発電を開始する。オルタネータ4が整流して出力する電圧は、バッテリ6の出力電圧よりも高いので、入力電圧(A)及び出力電圧(B)も高くなっている。
スタータ5がオンになって(D)、エンジン3が始動すると、スタータ5はオフにされ(D)、オルタネータ4が発電を開始する。オルタネータ4が整流して出力する電圧は、バッテリ6の出力電圧よりも高いので、入力電圧(A)及び出力電圧(B)も高くなっている。
車両が走行している間、オルタネータ4は発電し(A)(B)、赤信号等で一時停車した場合は、図示しないアイドリングストップ制御部によりエンジン3が停止し、オルタネータ4も発電を停止して、入力電圧(A)及び出力電圧(B)も低下する(アイドリングストップ中)。
車両がアイドリングストップ中に、ブレーキペダルが踏込まれなくなる等、走行再開を予想させる操作が行われると、アイドリングストップ制御部から制御部9に昇圧信号が与えられ(E)、制御部9は、これにより、昇圧するようにDC/DCコンバータ7,8へ指令する(E)と共に、スイッチS1,S2をオフにする。
車両がアイドリングストップ中に、ブレーキペダルが踏込まれなくなる等、走行再開を予想させる操作が行われると、アイドリングストップ制御部から制御部9に昇圧信号が与えられ(E)、制御部9は、これにより、昇圧するようにDC/DCコンバータ7,8へ指令する(E)と共に、スイッチS1,S2をオフにする。
次に、スタータ5がアイドリングストップ制御部によりオンになると(D)、入力電圧は低下するが(A)、出力電圧は、DC/DCコンバータ7,8が昇圧するので低下しない(B)。
スタータ5がオンになって(駆動して)(D)、エンジン3が始動すると、オルタネータ4が発電を開始し、アイドリングストップ制御部により、スタータ5はオフにされ(D)、制御部9は、スイッチS1,S2をオンにし、DC/DCコンバータ7,8の昇圧を停止させる(E)。オルタネータ4が発電し整流して出力する電圧は、バッテリ6の出力電圧よりも高いので、入力電圧(A)及び出力電圧(B)も高くなっている。
スタータ5がオンになって(駆動して)(D)、エンジン3が始動すると、オルタネータ4が発電を開始し、アイドリングストップ制御部により、スタータ5はオフにされ(D)、制御部9は、スイッチS1,S2をオンにし、DC/DCコンバータ7,8の昇圧を停止させる(E)。オルタネータ4が発電し整流して出力する電圧は、バッテリ6の出力電圧よりも高いので、入力電圧(A)及び出力電圧(B)も高くなっている。
車両が停止し、ユーザが、キーシリンダに差込まれたイグニッションキーを、手前に1段回すと、イグニッションスイッチ10がオフになり、エンジン3が停止し、IG信号もオフになり(C)、スイッチS4がオフになる。また、オルタネータ4が発電を停止し、入力電圧及び出力電圧もバッテリ6の出力電圧へ低下する(A)(B)。
ユーザが、手前に更に1段回すと、アクセサリスイッチ11がオフになり、ACC信号がオフになって、スイッチS3がオフになり、制御部9が内蔵するマイコンもオフになる(F)。
ユーザが、手前に更に1段回すと、アクセサリスイッチ11がオフになり、ACC信号がオフになって、スイッチS3がオフになり、制御部9が内蔵するマイコンもオフになる(F)。
尚、上述した実施の形態1,2では、イグニッションキーをキーシリンダに差込む方式の車両用電源装置について説明したが、近時、普及しつつあるスタートボタン式の車両用電源装置についても同様のことが可能である。
スタートボタン方式では、例えば、ユーザが、カード等任意の形状の発信機能を有するキ―を車室内に持込み、ブレーキペダルを踏込んだ状態でスタートボタンを操作することにより、アクセサリスイッチ11、イグニッションスイッチ10、スタータスイッチ12が所定間隔で順次オンになる。
スタートボタン方式では、例えば、ユーザが、カード等任意の形状の発信機能を有するキ―を車室内に持込み、ブレーキペダルを踏込んだ状態でスタートボタンを操作することにより、アクセサリスイッチ11、イグニッションスイッチ10、スタータスイッチ12が所定間隔で順次オンになる。
DC/DCコンバータ7,8が昇圧するには、入力電圧及び出力電圧が低下している方が良いので、スタータ5がオンであるときに、スイッチS1,S2の切替えテストを実行できることが好ましい。この点で、スタートボタン方式では、制御部9が内蔵するマイコンの初期化を開始する時点、及びスタータスイッチ12をオンにする時点の設定が容易である。
1 DC/DC収納箱
2 補助収納箱
3 エンジン
4 オルタネータ(車載発電機)
5 スタータ
6 バッテリ(蓄電池)
7,8 DC/DCコンバータ
9 制御部
10 イグニッションスイッチ
11 アクセサリスイッチ
12 スタータスイッチ
F1〜F7 ヒューズ
L1〜L6 負荷
S1,S2 スイッチ(バイパス回路)
S3,S4 スイッチ
2 補助収納箱
3 エンジン
4 オルタネータ(車載発電機)
5 スタータ
6 バッテリ(蓄電池)
7,8 DC/DCコンバータ
9 制御部
10 イグニッションスイッチ
11 アクセサリスイッチ
12 スタータスイッチ
F1〜F7 ヒューズ
L1〜L6 負荷
S1,S2 スイッチ(バイパス回路)
S3,S4 スイッチ
Claims (2)
- エンジンに連動して発電する車載発電機及び蓄電池からの電圧を変換して負荷群に与える1又は複数のDC/DCコンバータと、該DC/DCコンバータが作動しているときはオフになる該DC/DCコンバータのバイパス回路とを備え、一時的に停車するときに、前記エンジンのアイドリングが停止するアイドリングストップが実行されてから、前記エンジンが再始動するときは、前記DC/DCコンバータを作動させるように構成してある車両用電源装置において、
前記アイドリングストップが実行されない状態で前記エンジンが始動するときに、前記DC/DCコンバータを所定時間作動させる手段と、該手段がDC/DCコンバータを作動させている間、該DC/DCコンバータの入力電圧及び出力電圧を比較する手段と、該手段が比較した結果に基づき、前記バイパス回路がオフであるか否かを判定する手段と、該手段がオフでないと判定したときは、前記バイパス回路の異常を通知する手段とを備えることを特徴とする車両用電源装置。 - エンジンに連動して発電する車載発電機及び蓄電池からの電圧を変換し、アクセサリスイッチ及びイグニッションスイッチによりそれぞれオンになる複数の負荷を含む負荷群に与える1又は複数のDC/DCコンバータと、該DC/DCコンバータのバイパス回路と、該DC/DCコンバータを作動させ、前記バイパス回路をオフにする制御手段とを備え、一時的に停車するときには前記エンジンのアイドリングを停止するように構成してある車両用電源装置において、
前記アクセサリスイッチがオンになったときに、前記制御手段が始動するように構成してあり、該制御手段は、前記イグニッションスイッチがオンになり、前記エンジンが始動するときに、所定時間前記DC/DCコンバータを作動させ、前記バイパス回路をオフにする手段と、該手段がDC/DCコンバータを作動させている間、該DC/DCコンバータの入力電圧及び出力電圧を比較する手段と、該手段が比較した結果に基づき、前記バイパス回路がオフであるか否かを判定する手段と、該手段がオフでないと判定したときは、前記バイパス回路の異常を通知する手段とを有することを特徴とする車両用電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012153990A JP2014017979A (ja) | 2012-07-09 | 2012-07-09 | 車両用電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012153990A JP2014017979A (ja) | 2012-07-09 | 2012-07-09 | 車両用電源装置 |
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JP2014017979A true JP2014017979A (ja) | 2014-01-30 |
Family
ID=50112180
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2012153990A Pending JP2014017979A (ja) | 2012-07-09 | 2012-07-09 | 車両用電源装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014017979A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104242645A (zh) * | 2014-10-13 | 2014-12-24 | 阳光电源股份有限公司 | 一种降压电路的控制方法及装置 |
JP2016052180A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 三菱自動車工業株式会社 | Dc−dcコンバータの故障検出装置 |
WO2016056151A1 (ja) * | 2014-10-08 | 2016-04-14 | 本田技研工業株式会社 | 電装部品制御装置及び電装部品制御方法 |
KR101820161B1 (ko) | 2017-11-01 | 2018-01-18 | 주식회사 경신 | 저전압 dc-dc 컨버터 통합형 스마트 정션블록 |
KR101820134B1 (ko) * | 2015-09-22 | 2018-01-19 | 주식회사 경신 | 저전압 dc-dc 컨버터 통합형 스마트 정션블록 |
-
2012
- 2012-07-09 JP JP2012153990A patent/JP2014017979A/ja active Pending
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JPWO2016056151A1 (ja) * | 2014-10-08 | 2017-07-20 | 本田技研工業株式会社 | 電装部品制御装置及び電装部品制御方法 |
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