JP2014017132A - 静電容量型二段スイッチ用スイッチ部品 - Google Patents

静電容量型二段スイッチ用スイッチ部品 Download PDF

Info

Publication number
JP2014017132A
JP2014017132A JP2012154187A JP2012154187A JP2014017132A JP 2014017132 A JP2014017132 A JP 2014017132A JP 2012154187 A JP2012154187 A JP 2012154187A JP 2012154187 A JP2012154187 A JP 2012154187A JP 2014017132 A JP2014017132 A JP 2014017132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating sheet
ring
pattern
circle
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012154187A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Shibata
洋介 柴田
Ryohei Nagase
良平 長瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissha Printing Co Ltd filed Critical Nissha Printing Co Ltd
Priority to JP2012154187A priority Critical patent/JP2014017132A/ja
Publication of JP2014017132A publication Critical patent/JP2014017132A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Abstract

【課題】二段スイッチにおいて、その物理構造を単純化し安価な二段スイッチを得ることである。
【解決手段】二段スイッチ用スイッチ部品3はスイッチ素子1と静電容量測定回路2からなる。スイッチ素子は、第一絶縁性シート11に第一パターン13に形成された第一電極12、第二絶縁性シート21に第二パターン23に形成された第二電極22を含む。第一パターンは第一円131、第一リング132と連絡線19からなり、連絡線が第一円と第一リングを連絡している。第二パターンは第二円231からなる。スイッチ素子1は、離隔部材42を間に挟んで第一絶縁性シート11と第二絶縁性シート21を重ねたものである。記静電容量測定回路2は、スイッチ素子1における第一電極と第二電極間の静電容量を測定して、前記静電容量の値に対応する信号を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、一方向への接続動作により、2対の電極間の電気的接続が段階的に行われる二段スイッチに関するものである。
携帯電話機、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、デジタルカメラ、画像表示装置に代表される情報端末機器や電子機器の入力操作部には、選択画面上での項目選択後に確定入力を行ったり、焦点合わせ後に撮影をしたりする等の機能が付与されている。このような機能を備えた入力操作部としては、一つの構造体で二段階の入力を行うことが可能な二段スイッチが知られている(例えば特許文献1)。
上記二段スイッチの一例は、静電容量式スイッチの下方にメンブレンスイッチを配置したものである。かような二段スイッチは、対となる導電性フィルムと導電層を備え、さらに一対の基板電極を重ねた構造となるので、構造が複雑化し、製造工程が複雑化し、ひいては製造費用が高額化する欠点があった。
特開2006−236694号公報
解決しようとする課題は、二段スイッチにおいてその物理構造が複雑であり高価である点である。
本発明のその他の課題は、本発明の説明により明らかになる。
以下に課題を解決するための手段を述べる。理解を容易にするために、本発明の実施態様に対応する符号を付けて説明するが、本発明は当該実施態様に限定されるものではない。また、符号である数字は部品などを集合的に示す場合があり、後に説明する実施例において個別の部品などを示す場合に、当該数字のあとにアルファベットの添字を付けているものがある。
本発明の一の態様である二段スイッチ用スイッチ部品(3)は、
スイッチ素子(1)と静電容量測定回路(2)からなり、
前記スイッチ素子は、第一絶縁性シート(11)、第一絶縁性シートの上面に導電性材料を用いて第一パターン(13)に形成された第一電極(12)、第二絶縁性シート(21)、第二絶縁性シートの下面に導電性材料を用いて第二パターン(23)に形成された第二電極(22)を含み、
第一パターンは第一円(131)、第一リング(132)と連絡線(19)からなり、第一円の中心と第一リングの中心は第一中心点(17)であり、第一円は第一リングの空白部に位置し、第一円は第一リングと離隔していて、前記連絡線が第一円と第一リングを連絡しているパターンであり、
第二パターンは第二円(231)からなり、第二円の中心は第二中心点(27)であるパターンであって、
前記スイッチ素子は第一絶縁性シート(11)と第二絶縁性シート(21)を重ねたものであり、第一絶縁性シートの上面と第二絶縁性シートの下面が間に離隔部材(42)を挟んで対面していて、かつ、第一中心点(17)に立てた第一絶縁性シートの垂直線(18)と第二中心点(27)に立てた第二絶縁性シートの垂直線(28)が一致していて、
前記静電容量測定回路(2)は、前記スイッチ素子における第一電極と第二電極間の静電容量を測定して、前記静電容量の値に対応する信号を出力するものである。
本発明の好ましい実施態様にかかる二段スイッチ用スイッチ部品(3)は、
第一絶縁性シートの下に光源(43)を設け、
第一絶縁性シート(11)と第二絶縁性シート(21)は可視光透過性であり、
第一パターン(13)は導電性材料としてカーボンナノチューブ、PEDOTまたは銀ナノワイヤからなり、第二パターン(23)は導電性材料として銀ナノワイヤを用いたものであってもよい。
本発明の他の態様である二段スイッチ用スイッチ部品(3)は、
スイッチ素子(1)と静電容量測定回路(2)からなり、
前記スイッチ素子は、第一絶縁性シート(11)、第一絶縁性シートの上面に導電性材料を用いて第三パターン(15)に形成された第一電極(12)、第二絶縁性シート(21)、第二絶縁性シートの下面に導電性材料を用いて第二パターン(23)に形成された第二電極(22)を含み、
第三パターンは第二リング(151)、第三リング(152)と連絡線からなり、第二リングと第三リングは同心円状でその中心は第一中心点であり、第二リングは第三リングの空白部に位置し、第2リングと第三リングは離隔していて、前記連絡線が第二リングと第三リングを連絡しているパターンであり、
第二パターンは第二円(231)からなり、第二円の中心は第二中心点(27)であるパターンであって、
前記スイッチ素子は第一絶縁性シート(11)と第二絶縁性シート(21)を重ねたものであり、第一絶縁性シートの上面と第二絶縁性シートの下面が間に離隔部材(42)を挟んで対面していて、かつ、第一中心点(17)に立てた第一絶縁性シートの垂直線(18)と第二中心点(27)に立てた第二絶縁性シートの垂直線(28)が一致していて、
前記静電容量測定回路(2)は、前記スイッチ素子における第一電極と第二電極間の静電容量を測定して、前記静電容量の値に対応する信号を出力するものである。
本発明の他の好ましい実施態様にかかる二段スイッチ用スイッチ部品(3)は、
第一絶縁性シートの下に光源(43)を設け、
第一絶縁性シート(11)と第二絶縁性シート(21)は可視光透過性であり、
第三パターン(15)は導電性材料としてカーボンナノチューブ、PEDOTまたは銀ナノワイヤからなり、第二パターン(23)は導電性材料として銀ナノワイヤを用いたものであってもよい。
以上説明した本発明、本発明の好ましい実施態様、これらに含まれる構成要素は可能な限り組み合わせて実施することができる。
本発明によれば、パターンに形成された第一電極とパターンに形成された第二電極を積層したスイッチ素子は、操作者の指の接近距離に応じて異なる静電容量値を持ち、当該静電容量値に対応する信号を出力する二段スイッチ用スイッチ部品が得られるので、スイッチ素子の物理的構成が単純化するという利点がある。
このため、スイッチ部品を安価に製造することができ、また、スイッチ部品の耐久性が向上する。
図1は二段スイッチ用スイッチ部品を含む二段スイッチの構成図である。 図2は第一実施例にかかるスイッチ素子の電極パターンの平面図であり、図2(a)は第一絶縁性シート上の第一パターンの平面図であり、図2(b)は第二絶縁性シート上の第二パターンの平面図である。 図3は指と操作面との間隔距離(横軸)とスイッチ素子1の静電容量値(縦軸)との関係を示す説明グラフである。 図4はスイッチ素子の静電容量を説明する説明図であり、図4(a)は操作面に接近物がない場合の説明図であり、図4(b)は操作面に指が接近した場合の説明図である。 図5は静電容量測定回路の回路図である。 図6は静電容量測定回路の動作を示すフローチャートである。 図7は第二実施例にかかるスイッチ素子の電極パターンの平面図であり、図7(a)は第一絶縁性シート上の第三パターンの平面図であり、図7(b)は第二絶縁性シート上の第二パターンの平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例にかかる二段スイッチ用スイッチ部品をさらに説明する。本明細書において参照する各図は、本発明の理解を容易にするため、一部の構成要素を誇張して表すなど模式的に表しているものがある。このため、構成要素間の寸法や比率などは実物と異なっている場合がある。また、本発明の実施例に記載した部材や部分の寸法、材質、形状、その相対位置などは、とくに特定的な記載のない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は二段スイッチ用スイッチ部品を含むスイッチの構成図であり、図2は第一実施例にかかるスイッチ素子の電極パターンの平面図であり、図2(a)は第一絶縁性シート上の第一パターンの平面図であり、図2(b)は第二絶縁性シート上の第二パターンの平面図である。
スイッチ素子1はスイッチ操作者の指の接近および押圧を検出するものである。
スイッチ素子1は、合成樹脂、アルミニウム、ステンレススチール等から構成される二段スイッチの筐体41に第二絶縁性シート21の上面が外部に露出して取り付けられている。スイッチ素子1は筐体41に第一絶縁性シート11の下面が外部に露出して取付けられていてもよい。筐体41は外部電子機器82の筐体と一体であってもよく、また、外部電子機器82とは別体であってもよい。
二段スイッチ6は二段スイッチ用部品3と制御部81からなる。二段スイッチ用部品3はスイッチ素子1と静電容量測定回路2からなる。スイッチ素子1は、概略、板状の2の電極が離隔部材を間に挟んで対面しているものであり、固有の静電容量値を有するものである。そして、スイッチ素子1に指が接近すれば、当該固有の静電容量値が変化する。静電容量測定回路2は、このようなスイッチ素子1の静電容量値を測定し、測定結果である静電容量値に対応する信号を制御部81に出力する。
以下、スイッチ素子1と静電容量測定回路2をより詳細に説明する。
スイッチ素子1は第一電極12と第二電極22を含んでいる。第一電極12は第一絶縁性シート11の上面に導電性材料を用いて第一パターンに形成されている。第二電極22は第二絶縁性シート21の下面に導電性材料を用いて第二パターンに形成されている。
第一パターン13は第一円131、第一リング132と連絡線19からなる。第一円131の中心は第一中心点17である。第一リング132の外側輪郭線と内側輪郭線は同心円であり、両者の円の中心は第一中心点17である。第一円131は第一リング132の空白部に位置し、第一円は第一リングと離隔している。つまり第一リング132の内側輪郭線の半径は第一円131の境界線の半径に比較して長い。
第一円131は塗りつぶされている。第一リング132もまた塗りつぶされている。第一円131と第一リング132は連絡線19で連絡されている。
第二パターン23は第二円231からなる。第二円231の中心は第二中心点27である。第二円231は塗りつぶされている。
第一リング132と第二円231の寸法比率は、特に制限はない。第一電極12と第二電極22間の静電容量値が指の接近により、より大きく変化するために、第一リング132の半径が第二円231の半径の1/3〜3倍の範囲にあることが好ましく、1/2〜2倍の範囲にあることがより好ましい。
第二円231は指接近または押圧位置になることを意図していて、指の腹、より好ましくは人差指の腹の大きさであることが好ましい。これを第二円231の寸法で表現すると、半径が5mm〜15mmが好ましい。
なお、スイッチ素子1は第二絶縁性シート21の上面を指の接近面ないし押圧面とすることを意図しているけれども、第一絶縁性シート11の下面を指の接近面ないし押圧面としてもよい。どちらを接近面にしても、第一電極12と第二電極22間の静電容量値の変化に理論上の差が無いからである。
スイッチ素子1は第一電極12を形成した第一絶縁性シート11と第二電極22を形成した第二絶縁性シート21を積層したものである。積層における面の向きは、第一絶縁性シート11の上面と第二絶縁性シート21の下面が対面する向きである。そして、第一絶縁性シート11と第二絶縁性シート21の間に離隔部材42が挟まれている。つまり、スイッチ素子1の積層構成を述べると、下から順に、第一絶縁性シート11、第一電極12の層、離隔部材42、第二電極22の層と第二絶縁性シート21の構成である。離隔部材42はスペーサであり、第一電極12と第二電極22を接近状態、かつ非接触状態に保持するための部材である。
積層における相互配置は、層厚さを無視して概略を述べれば、第一中心点17と第二中心点27を重ねる配置である。層厚さを考慮して詳細に述べると、第一中心点17に立てた第一絶縁性シート11の垂直線18と第二中心点27に立てた第二絶縁性シート21の垂直線28が一致した配置である。
第一電極12と第二電極22から各々電線を引き出して、静電容量測定回路2に接続している。
第一絶縁性シート11と第二絶縁性シート21は、例えば(ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリブチレンテレフタレート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂など)製である。厚さは200μ〜3000μmである。
導電性材料は、金属ナノファイバー、カーボンナノチューブ(CNT)、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)の微粒子、金属薄膜等が挙げられる。金属ナノファイバーとしては、金、銀、白金、銅、パラジウムなどの金属イオンを担持した前駆体表面にプローブの先端部から印加電圧又は電流を作用させ連続的にひき出して作製したものが挙げられる。金属薄膜としては、スズ、アルミニウム、鉄、銅、金、銀、ニッケルなどからなる薄膜が挙げられる。
電極の作製方法は、上記ナノファイバーや微粒子を適切なビヒクルと混合してインク状にし、スクリーン印刷、グラビア印刷、凸版印刷、インクジェット印刷する方法が挙げられる。また同様のインク状混合材料をコート法などでベタ塗りし、あるいは蒸着法等で金属薄膜を作製し、不要部分をエッチングで取り除く方法が挙げられる。
電極の層厚さは、ナノファイバーや微粒子を材料とする場合には数十nmから数μm程度、金属薄膜の場合10nm〜200nmが好ましい。
離隔部材は、一般的に使用される絶縁性樹脂を用いたものであれば使用できる。一般的に使用される絶縁性樹脂の例は、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂である。また、離隔部材は、感光性樹脂層を設け、これを硬化させることによって得ることができる。感光性樹脂層には、通常使用されるウレタンアクリレート、シアノアクリレートなどの光硬化性樹脂を使用できる。なお、光硬化性樹脂としては、可視光、紫外光等以外の波長領域の光で硬化されるものが使用される。
図4を参照してスイッチ素子1の静電容量について説明する。スイッチ素子1の静電容量は人体の指44など導電性物体が接近ないし接触すると変化する。スイッチ素子1は二つの電極である第一円131と第二円231を有している。ここで説明の容易化のために第一リング132は無視する。
図4(a)に示すように操作面211上に接近物がない場合には、電気力線は第二円231から第一円131に向かっている。操作面211は第二絶縁性シート21の上面である。図4(b)に示すように操作面211に指44が接近すると操作面231側から回り込んで電極である第二円231から電極である第一円131へ向かっていた電気力線の一部が指44に吸収される。この結果、スイッチ素子1の静電容量値が減少する。
また、指44が操作面211に接触した状態にあっても、指44の押圧力の相違により指44と操作面211の接触面積が相違する。当該接触面積の相違はスイッチ素子1の静電容量値を変化させる。
図3は指と操作面との間隔距離(横軸)とスイッチ素子1の静電容量値(縦軸)との関係を示す説明グラフである。横軸に示したD3は電極との相互作用が生じない指と操作面間の距離を示し、D2は電極である第一円131との相互作用が始まる指と操作面間の距離を示し、D1は電極である第一リング132との相互作用が始まる指と操作面間の距離を示している。横軸に示した0は操作面211と指44との接触を意味している。
波線52は第二電極22である第二円231の対電極が第一円131のみと仮定した場合の静電容量値の変化を示している。波線52は指がD3からD2にあるときは一定値を示し、指がD2を越えて0に至るまで指の接近につれて静電容量値が減少する。
波線53は第二電極22である第二円231の対電極が第一リング132のみと仮定した場合の静電容量値の変化を示している。波線53は指がD3からD1にあるときは一定値を示し、指がD1を越えて0に至るまで指の接近につれて静電容量値が減少する。
本発明にかかるスイッチ素子1にあって、第一電極12は第一円131と第一リング132が連絡線19により連絡している。このためスイッチ素子1の静電容量値変化は、波線52と波線53の和である実線51で表すことができる。ここで連絡線19が電極として静電容量に寄与する分は無視している。実線51で示すスイッチ素子1の静電容量値の変化は、指44がD3とD2間にあるとき一定であり、D2とD1の間にあるときは第一円131による減少が寄与し、D1とOの間にあるときは第一円131による減少に加算して第一リング132による減少が寄与する。
ここで図3の横軸は任意に目盛ったものであり、横軸間の距離に比例関係その他の関係は無い。また図3の縦軸は任意に目盛ったものであり、縦軸間の距離に比例関係その他の関係は無い。
図5は静電容量測定回路2の回路図であり、図6は静電容量測定回路2の動作を示すフローチャートである。
静電容量測定回路2はスイッチ素子1の一方電極36がSW1を介して定電流装置34に接続されている。またスイッチ素子1の一方電極36はSW3を介してサンプリングホールドコンデンサ32に接続され、同時にADコンバータ31の一方入力端に接続されている。ADコンバータの出力は出力端33に出力される。装置寄生の静電容量を等価素子35に示している。
フローチャートを参照して、ステップS1で静電容量測定動作を開始する。ステップS2でSW1をオフ、SW2をオン、SW3をオフにしてスイッチ素子1を接地しゼロ電荷とする。ステップS3でSWをオフ、SW2をオフ、SW3をオフにする。ステップS4でSW1をオン、SW2をオフ、SW3をオフにする。これにより定電流装置34からスイッチ素子1への充電を開始する。
ステップS5でタイマーをスタートし、ステップS6で一定時間を計時する。一定時間経過後ステップS7でSW1をオフ、SW2をオフ、SW3をオンにする。ステップS7でスイッチ素子1への充電を停止すると共に、スイッチ素子1に充電された電荷がサンプリングホールドコンデンサ32に移動し、かつ、ADコンバータ31によるサンプリングホールドコンデンサ32の電荷量のAD変換が開始される。
ステップS8で一定時間を計時する。一定時間経過後ステップS9でSW1をオフ、SW2をオフ、SW3をオフにする。これによりADコンバータ31によるAD変換が終了する。変換デジタル値は出力端33に出力される。
続いてステップS2に戻り、次の静電容量測定動作が開始される。
制御部81は予め第1の敷居値(th1)、第2の敷居値(th2)を記憶している。外部電子機器82は第1スイッチ回路と第2スイッチ回路を有している。
静電容量測定回路の連続する2回の出力値をモニターし、出力値の差△OPTを常時算出する。△OPTはスイッチ素子1の静電容量値の微分値に相当する。△OPTがth1を越えると、制御部81は外部電子機器82の第1スイッチ回路オンの信号を出力する。続いて、△OPTがth2を越えると制御部81は外部電子機器82の第2スイッチ回路オンの信号を出力する。
このように二段スイッチ6は動作する。制御部81による第1スイッチ、第2スイッチへの信号出力判断は、出力端33の微分値に加えて、△OPTの持続時間を判断するものであってもよい。
本発明の付加的な構成として、スイッチ素子1の下面側に光源43を配置してもよい。スイッチ素子1の下面側とは、操作面211からもっとも遠い位置にある面の方向であり、また、第一絶縁性シート11の下面側である。
光源43を配置すれば、操作面211上における操作位置を明確に示すことができ、二段スイッチ操作の正確性の向上に寄与する。また、二段スイッチの属性表示等がより一層明瞭になる。
光源43を配置するにあたっては、第一パターンの導電材料は銀ナノワイヤにすることが好ましい。銀ナノワイヤは可視光領域での光透過性に優れていて、操作面211から第一パターンが露見しにくいからである。第二パターンの導電材料は、カーボンナノチューブ、PEDOT又は銀ナノワイヤのいずれかから選択することが好ましい。これらの導電材料は可視光領域での光透過性に優れていて、操作面211から第二パターンが露見しにくいからである。
続いて実施例2を説明する。実施例1にあっては、第一電極12は第一絶縁性シート11の上面に導電性材料を用いて第一パターンに形成されている。これに対して、実施例2にあっては、第一電極12は第一絶縁性シート11の上面に導電性材料を用いて第三パターンに形成されている。このように、第一電極のパターンが、第一パターンであるか(実施例1)、第三パターンであるか(実施例2)のみが相違し残余の点は全て同じである。このため、相違点である第三パターンのみを説明する。
図7は第二実施例にかかるスイッチ素子の電極パターンの平面図であり、図7(a)は第一絶縁性シート上の第三パターンの平面図であり、図7(b)は第二絶縁性シート上の第二パターンの平面図である。
第三パターン15は第二リング151、第三リング152と連絡線19からなる。第二リング151の外側輪郭線と内側輪郭線は同心円であり、両者の円の中心は第一中心点17である。第三リング152の外側輪郭線と内側輪郭線は同心円であり、両者の円の中心は第一中心点17である。
第二リング151は第三リング152の空白部に位置し、第二リング151は第三リング152と離隔している。つまり第三リング152の内側輪郭線の半径は、第二リング151の外側輪郭線の半径に比較して長い。
第二リング151は塗りつぶされている。第三リング152もまた塗りつぶされている。第二リング151と第三リング152は連絡線19で連絡されている。
本発明は種々に変更して実施が可能である。本発明の発明特定事項を含む限り、変更実施も本発明の技術範囲に含まれる。特に、本発明の二段スイッチ用部品を含む三段以上の多段スイッチは本発明の技術範囲に含まれる
1 スイッチ素子
2 静電容量測定回路
3 二段スイッチ用部品
6 二段スイッチ
11 第一絶縁性シート
12 第一電極
13 第一パターン
15 第三パターン
17 第一中心点
18 垂直線
19 連絡線
21 第二絶縁性シート
22 第二電極
23 第二パターン
27 第二中心点
28 垂直線
31 ADコンバータ
32 サンプリングホールドコンデンサ
33 出力端
34 定電流装置
35 寄生容量コンデンサ(等価素子)
41 筐体
42 離隔部材
43 光源
44 指
51 スイッチ素子の静電容量
81 制御部
82 外部電子機器
131 第一円
132 第一リング
151 第二リング
152 第三リング
211 操作面
231 第二円

Claims (4)

  1. 二段スイッチ用スイッチ部品において、
    スイッチ素子と静電容量測定回路からなり、
    前記スイッチ素子は、第一絶縁性シート、第一絶縁性シートの上面に導電性材料を用いて第一パターンに形成された第一電極、第二絶縁性シート、第二絶縁性シートの下面に導電性材料を用いて第二パターンに形成された第二電極を含み、
    第一パターンは第一円、第一リングと連絡線からなり、第一円の中心と第一リングの中心は第一中心点であり、第一円は第一リングの空白部に位置し、第一円は第一リングと離隔していて、前記連絡線が第一円と第一リングを連絡しているパターンであり、
    第二パターンは第二円からなり、第二円の中心は第二中心点であるパターンであって、
    前記スイッチ素子は第一絶縁性シートと第二絶縁性シートを重ねたものであり、第一絶縁性シートの上面と第二絶縁性シートの下面が間に離隔部材を挟んで対面していて、かつ、第一中心点に立てた第一絶縁性シートの垂直線と第二中心点に立てた第二絶縁性シートの垂直線が一致していて、
    前記静電容量測定回路は、前記スイッチ素子における第一電極と第二電極間の静電容量を測定して、前記静電容量の値に対応する信号を出力するものである二段スイッチ用スイッチ部品。
  2. 第一絶縁性シートの下に光源を設け、
    第一絶縁性シートと第二絶縁性シートは可視光透過性であり、
    第一パターンは導電性材料としてカーボンナノチューブ、PEDOTまたは銀ナノワイヤからなり、第二パターンは導電性材料として銀ナノワイヤを用いたものである請求項1に記載した二段スイッチ用スイッチ部品。
  3. 二段スイッチ用スイッチ部品において、
    スイッチ素子と静電容量測定回路からなり、
    前記スイッチ素子は、第一絶縁性シート、第一絶縁性シートの上面に導電性材料を用いて第三パターンに形成された第一電極、第二絶縁性シート、第二絶縁性シートの下面に導電性材料を用いて第二パターンに形成された第二電極を含み、
    第三パターンは第二リング、第三リングと連絡線からなり、第二リングと第三リングは同心円状でその中心は第一中心点であり、第二リングは第三リングの空白部に位置し、第2リングと第三リングは離隔していて、前記連絡線が第二リングと第三リングを連絡しているパターンであり、
    第二パターンは第二円からなり、第二円の中心は第二中心点であるパターンであって、
    前記スイッチ素子は第一絶縁性シートと第二絶縁性シートを重ねたものであり、第一絶縁性シートの上面と第二絶縁性シートの下面が間に離隔部材を挟んで対面していて、かつ、第一中心点に立てた第一絶縁性シートの垂直線と第二中心点に立てた第二絶縁性シートの垂直線が一致していて、
    前記静電容量測定回路は、前記スイッチ素子における第一電極と第二電極間の静電容量を測定して、前記静電容量の値に対応する信号を出力するものである二段スイッチ用スイッチ部品。
  4. 第一絶縁性シートの下に光源を設け、
    第一絶縁性シートと第二絶縁性シートは可視光透過性であり、
    第三パターンは導電性材料としてカーボンナノチューブ、PEDOTまたは銀ナノワイヤからなり、第二パターンは導電性材料として銀ナノワイヤを用いたものである請求項3に記載した二段スイッチ用スイッチ部品。
JP2012154187A 2012-07-10 2012-07-10 静電容量型二段スイッチ用スイッチ部品 Pending JP2014017132A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012154187A JP2014017132A (ja) 2012-07-10 2012-07-10 静電容量型二段スイッチ用スイッチ部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012154187A JP2014017132A (ja) 2012-07-10 2012-07-10 静電容量型二段スイッチ用スイッチ部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014017132A true JP2014017132A (ja) 2014-01-30

Family

ID=50111654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012154187A Pending JP2014017132A (ja) 2012-07-10 2012-07-10 静電容量型二段スイッチ用スイッチ部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014017132A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019093111A1 (ja) * 2017-11-09 2020-11-12 積水ポリマテック株式会社 入力操作装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019093111A1 (ja) * 2017-11-09 2020-11-12 積水ポリマテック株式会社 入力操作装置
JP7185117B2 (ja) 2017-11-09 2022-12-07 積水ポリマテック株式会社 入力操作装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5298209B2 (ja) 静電容量式センサーシートおよびその製造方法
JP4899963B2 (ja) 入力装置とその製造方法
TWI526885B (zh) Touch panel and electronic machine with push detection function
JP6643629B2 (ja) 感圧素子
US7960667B2 (en) Movable contact element and switch using the same
US9148142B2 (en) Capacitive touch keyboard
TWI484381B (zh) Touch panel and manufacturing method thereof
JP6256369B2 (ja) センサ、入力装置、キーボードおよび電子機器
CN101441537B (zh) 触控显示面板
JPWO2015041268A1 (ja) 検出センサ及び入力装置
KR20130107681A (ko) 터치 패널
KR20130109288A (ko) 터치 패널 및 이의 제조 방법
JP2008027016A (ja) タッチパネル
KR101966227B1 (ko) 터치 패널 및 이의 제조방법
US20100182276A1 (en) Touch panel and method of detecting press operation position thereon
JP2014017132A (ja) 静電容量型二段スイッチ用スイッチ部品
US8857276B2 (en) Pressure detection unit
JP2013182549A (ja) タッチパネル
KR20130107682A (ko) 터치 패널
JP5617570B2 (ja) タッチパネル
CN106019676B (zh) 显示基板、显示面板
KR20120045770A (ko) 저항막식 터치스크린
JP2014146487A (ja) タッチスイッチ
JP6495447B2 (ja) 押圧検知装置
JP2014035615A (ja) タッチパネル