JP2014146487A - タッチスイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチ位置を検出する際の分解能を高めたタッチスイッチを提供する。
【解決手段】タッチスイッチ1は、パネル基材2と、パネル基材2の一方面側において、一端から他端に向けて増加する面積を有する第1の電極3、及び一端から他端に向けて減少する面積を有する第2の電極4に分割して配置した一対のメイン電極と、パネル基材2の他方面側において、一対のメイン電極に対向して交差する領域に延びる複数のサブ電極5とを備えている。
【選択図】図2
【解決手段】タッチスイッチ1は、パネル基材2と、パネル基材2の一方面側において、一端から他端に向けて増加する面積を有する第1の電極3、及び一端から他端に向けて減少する面積を有する第2の電極4に分割して配置した一対のメイン電極と、パネル基材2の他方面側において、一対のメイン電極に対向して交差する領域に延びる複数のサブ電極5とを備えている。
【選択図】図2
Description
本発明は、タッチスイッチに係り、特に、静電容量型のタッチスイッチに関する。
静電容量型のタッチスイッチは、例えば車載用や携帯機用等の各種の電気機器に多用されている。この種の従来のタッチスイッチの一例としては、例えば操作者の指による接触を検出できない検出感度低下領域を小さくすることができるタッチスイッチが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1記載の従来のタッチスイッチは、複数のセンサ電極のそれぞれと対向する位置に絶縁層を介して同数の補助電極を形成している。隣接するセンサ電極間の隙間には、その隙間に比べて非常に小さい隙間をもって隣接する補助電極間の境界部分が配置されており、補助電極によってセンサ電極間の隙間が埋められるようになっている。
上記特許文献1記載の従来のタッチスイッチは、複数のセンサ電極のそれぞれと対向する位置に同数の補助電極を配置する構成となっており、補助電極に対向するセンサ電極の検出容量は、どの補助電極を指でタッチしても、ほぼ同一の検出容量値となる。特に、なぞり操作を検出する場合は、タッチ位置を検出する際の分解能が低下してしまうので、指の微細な動きを感知することは困難となる。
従って、本発明の目的は、タッチ位置を検出する際の分解能を高めたタッチスイッチを提供することにある。
[1]本発明は、パネル基材と、前記パネル基材の一方面側において、一端から他端に向けて増加する面積を有する第1の電極、及び前記一端から前記他端に向けて減少する面積を有する第2の電極に分割して配置した一対のメイン電極と、前記パネル基材の他方面側において、前記一対のメイン電極に対向して交差する領域に延びる複数のサブ電極と、を備えてなることを特徴とするタッチスイッチにある。
[2]上記[1]記載の前記第1の電極が前記サブ電極と対向する領域の静電容量をC1とし、前記第2の電極が前記サブ電極と対向する領域の静電容量をC2とし、前記第1の電極の長さをLとしたとき、L×{C1/(C1+C2)}の値をタッチ位置としたことを特徴とする。
[3]上記[1]又は[2]記載の前記第1の電極は、前記一端から前記他端に向けて漸増する第1の勾配形状部を有しており、前記第2の電極は、前記一端から前記他端に向けて漸減する第2の勾配形状部を有し、前記第1の勾配形状部と前記第2の勾配形状部とが、互いに対向して配置されてなることを特徴とする。
[4]上記[1]〜[3]のいずれかに記載の前記第1の電極と前記第2の電極は、直角三角形状に形成されてなることを特徴とする。
[5]上記[1]又は[2]記載の前記サブ電極は、短冊状に形成されてなることを特徴とする。
本発明によれば、細かい分解能でタッチ位置を検出することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、この実施の形態に係る図においては、タッチスイッチを構成する部分の比率は実際のものとは異なり、誇張して示している。
(タッチスイッチの全体構成)
図1において、全体を示す符号1は、この実施の形態に係る典型的なタッチスイッチの一例を示している。このタッチスイッチ1は、例えば操作者の指Fなどの接触物体により、パネル基材2の操作面に対してタッチ操作やなぞり操作を行った際の静電容量の変化を電圧の変化として検出するタッチパッド(タッチパネル)として用いられる。
図1において、全体を示す符号1は、この実施の形態に係る典型的なタッチスイッチの一例を示している。このタッチスイッチ1は、例えば操作者の指Fなどの接触物体により、パネル基材2の操作面に対してタッチ操作やなぞり操作を行った際の静電容量の変化を電圧の変化として検出するタッチパッド(タッチパネル)として用いられる。
このタッチスイッチ1は、図1〜図2(b)に示すように、誘電体であるパネル基材2を備えている。このパネル基材2の一方面側には、一対のメイン電極3,4が形成されている。パネル基材2の他方面側には、メイン電極3,4と対向して複数のサブ電極5が形成されている。
このメイン電極3,4は、図示しないセンシングラインと電気的に接続されている。このセンシングラインは、図示しないパッド部を介して同じく図示を省略した位置検出回路と接続される。
一方のサブ電極5は、メイン電極3,4あるいは位置検出回路からの配線を排除しており、他の導体部分とは導通しない導電体として形成されている。
このパネル基材2の操作面に接触した指Fとサブ電極5との間の距離は、図1に示すように、メイン電極3,4とサブ電極5との間の距離よりも小さく設定されている。メイン電極3,4と対向する位置にサブ電極5を配置することで、メイン電極3,4及びサブ電極5間に発生する静電容量と、指F及びサブ電極5間に発生する静電容量との合成静電容量がタッチ検出容量として検出され、サブ電極5がない場合のタッチ検出容量と比較して高い値となる。
このパネル基材2としては、例えばポリエステル系樹脂あるいはポリカーボネート系樹脂などのフィルム状、シート状又は板状の一般的な素材が用いられる。
一方、メイン電極3,4及びサブ電極5は、同じ材料により形成されていてもよく、例えば金、銀、銅、アルミニウム等の金属、又は透明なITO(酸化インジウム)等の導電性金属酸化物などの一般的な導電性材料が用いられている。金属めっきや導電性ペーストなどによる導電膜を所要の形状に塗布又は印刷することで導電パターンが形成される。蒸着やスパッタ等により導電パターンを形成することも可能である。
(電極の構成)
図示例によるタッチスイッチ1は、メイン電極3,4とサブ電極5とに主要な構成を有している。このメイン電極3,4は、図2(a)に示すように、タッチスイッチ1のX軸座標値に相当するタッチ位置を検出する位置検出用の電極として形成されており、2つの電極に分けられている。
図示例によるタッチスイッチ1は、メイン電極3,4とサブ電極5とに主要な構成を有している。このメイン電極3,4は、図2(a)に示すように、タッチスイッチ1のX軸座標値に相当するタッチ位置を検出する位置検出用の電極として形成されており、2つの電極に分けられている。
このメイン電極3は、図2(a)に示すように、パネル基材2の一端から他端に向けて増加する面積を有する直角三角形の第1の電極である。一方のメイン電極4は、パネル基材2の一端から他端に向けて減少する面積を有する直角三角形の第2の電極である。
このメイン電極3,4は、図2(a)に示すように、直角三角形の漸増する勾配形状の斜辺と、直角三角形の漸減する勾配形状の斜辺とを所定の隙間をもって相対向させることで、2つの電極を有する長方形のタッチパターンとして形成されている。メイン電極3,4の長辺は、パネル基材2のX軸方向に沿って配置されており、メイン電極3,4の短辺は、パネル基材2のY軸方向に沿って配置されている。
一方のサブ電極5は、図2(b)に示すように、メイン電極3,4を10等分に分割した10個のサブ電極5a〜5jにより構成されている。このサブ電極5a〜5jは、Y軸方向に延びる同一の長方形短冊状に形成されており、X軸方向に同一のピッチをもって並列に配置されている。
このサブ電極5a〜5jは、位置検出用のメイン電極3,4に離隔した状態で対向して交差する領域に延びる電極として構成されている。サブ電極5a〜5jのそれぞれが対向した領域のメイン電極3,4の対向面積の変化に基づいて静電容量の変化が検出される。サブ電極5a〜5jの細かさが分解能となることから、分解能を向上させるためには、サブ電極5の分割数を増やすことが好適である。
(タッチ位置の検出メカニズム)
図3を参照すると、同図には、タッチ位置を認識するメカニズムの一例が例示されている。同図において、番号1〜10は、サブ電極5の個数を表している。
図3を参照すると、同図には、タッチ位置を認識するメカニズムの一例が例示されている。同図において、番号1〜10は、サブ電極5の個数を表している。
このメイン電極3の面積は、図3に示すように、1番目のサブ電極5aから10番目のサブ電極5jに向けて漸増し、一方のメイン電極4の面積は、1番目のサブ電極5aから10番目のサブ電極5jに向けて漸減しているので、接触物体が接触したままの状態でパネル基材2のX軸方向に接触位置を移動するなぞり操作を行うことで、メイン電極3,4とサブ電極5とが対向した領域の面積の変化に基づいて静電容量の段階的な変化が発生する。接触物体の位置変化は、静電容量の変化として認識される。
これにより、このメイン電極3がサブ電極5a〜5jと対向する領域の第1の静電容量、及びメイン電極4がサブ電極5a〜5jと対向する領域の第2の静電容量の合計静電容量に対する第1の静電容量の比に、メイン電極3の長さを乗じた値が、タッチ位置として認識される。
メイン電極3の静電容量をC1とし、メイン電極4の静電容量をC2とし、メイン電極3の直角三角形の長辺寸法をLとしたとき、このタッチ位置は、L×{C1/(C1+C2)}となる。
ここで、パネル基材2の比誘電率をεとし、メイン電極3,4とサブ電極5とが対向した領域の台形面積をSとし、メイン電極3,4とサブ電極5との間の距離をDとしたとき、メイン電極3の静電容量C1とメイン電極4の静電容量C2とを平板コンデンサモデルの静電容量値であるC=(ε×S)/Dで計算することができる。
サブ電極5a〜5jが対向した領域のメイン電極3,4の台形面積Sは、メイン電極3,4の直角三角形の短辺寸法をHとしたとき、メイン電極3,4の直角三角形の長辺寸法Lと、メイン電極3,4の直角三角形の短辺寸法Hとで計算することができる。なお、隣接するサブ電極5の間の隙間(ギャップ)は、限りなく零に近いものとする。
メイン電極3,4の直角三角形の長辺寸法Lを10等分に分割した10個のサブ電極5a〜5jを配置していることから、メイン電極3,4の直角三角形の長辺寸法Lは、一番目のサブ電極5aから10番目のサブ電極5jごとに、(1/10)×L,(2/10)×L,…,(10/10)×Lとなる。
メイン電極3の直角三角形の短辺寸法Hは、1番目のサブ電極5aから10番目のサブ電極5jに向けて徐々に増加していることから、(1/10)×H,(2/10)×H,…,(10/10)×Hとなる。
一方、メイン電極4の直角三角形の短辺寸法Hは、1番目のサブ電極5aから10番目のサブ電極5jに向けて徐々に減少していることから、(10/10)×H,(9/10)×H,…,(1/10)×Hとなる。
サブ電極5a〜5jのそれぞれが対向した領域のメイン電極3,4の台形面積Sは、メイン電極3,4の短辺寸法Hに応じて変化することから、メイン電極3,4のそれぞれは、サブ電極5a〜5jが対向した領域の面積分の静電容量に変化する。
メイン電極3とサブ電極5a〜5jとが対向した第1検出領域では、サブ電極5aからサブ電極5jとなるにつれてメイン電極3の対向面積が増加するので静電容量が大きくなる。メイン電極4とサブ電極5a〜5jとが対向した第2検出領域では、サブ電極5aからサブ電極5jとなるにつれてメイン電極4の対向面積が減少するので静電容量が小さくなる。これとは逆に、第1検出領域において、サブ電極5jからサブ電極5aとなるにつれてメイン電極3の対向面積が減少することで静電容量が小さくなると、第2検出領域では、サブ電極5jからサブ電極5aとなるにつれてメイン電極4の対向面積が増加して静電容量が大きくなる。
[実施例]
以下に、タッチ位置の検出メカニズムの一例として、3番目のサブ電極5cと4番目のサブ電極5dとの間の領域(図3に破線で示す円形部分)をタッチ操作した場合を説明する。
以下に、タッチ位置の検出メカニズムの一例として、3番目のサブ電極5cと4番目のサブ電極5dとの間の領域(図3に破線で示す円形部分)をタッチ操作した場合を説明する。
接触物体が図3に破線で示す円形部分に接触すると、メイン電極3,4とサブ電極5c,5dとがそれぞれ対向した領域における面積分の検出容量が発生する。
メイン電極3の一方の短辺寸法Hを(2/10)×Hとし、他方の短辺寸法Hを(4/10)×Hとし、メイン電極3の長辺寸法Lを(2/10)×Lとしたとき、サブ電極5c,5dが対向した第1検出領域におけるメイン電極3の台形面積Sは、{(2/10)+(4/10)}×H×{(2/10)×L}/2=(6/100)×H×Lとなる。
メイン電極3と接触物体との間にエアギャップが存在しないとすれば、メイン電極3の静電容量C1は、C1=(ε×S)/D=ε×(6/100)×H×L/Dの関係式で表せる。
一方、メイン電極4の一方の短辺寸法Hを(8/10)×Hとし、他方の短辺寸法Hを(6/10)×Hとし、メイン電極4の長辺寸法Lを(2/10)×Lとしたとき、サブ電極5c,5dが対向した第2検出領域におけるメイン電極4の台形面積Sは、{(8/10)+(6/10)}×H×{(2/10)×L}/2=(14/100)×H×Lとなる。
メイン電極4と接触物体との間にエアギャップが存在しないとすれば、メイン電極4の静電容量C2は、C2=(ε×S)/D=ε×(14/100)×H×L/Dの関係式で表せる。
従って、図3に破線で示す円形部分におけるタッチ位置は、L×{C1/(C1+C2)}=L×{ε×(6/100)×H×L/D}/{ε×(6/100)×H×L/D+ε×(14/100)×H×L/D}=(3/10)×Lとして測定される。
(実施の形態の効果)
以上のように構成されたタッチスイッチ1を採用することで、上記効果に加えて以下の効果が得られる。
以上のように構成されたタッチスイッチ1を採用することで、上記効果に加えて以下の効果が得られる。
(1)位置検出用のメイン電極3,4の配置数を増やすことなく、サブ電極5を細くすることで電極の個数を増やしていることから、位置分解能と検出感度との両方の機能を高くすることが可能となる。
(2)2つのメイン電極3,4に対して、サブ電極5のサイズに基づく分解能で位置検出精度を向上させることができる。
(3)タッチ位置がメイン電極3,4の上寄り又は下寄りになったとしても、タッチ面積が偏ることなく、指Fの位置ずれが発生しない。
(4)サブ電極5は細かい分解能を有するため、高い分解能をもって静電感度の測定精度を高めることができる。
(5)パネル基材2に他の導体部分とは導通しないサブ電極5を追加することで、静電容量を増大させることが可能となり、タッチスイッチ1の感度のばらつきを抑えることができる。
(2)2つのメイン電極3,4に対して、サブ電極5のサイズに基づく分解能で位置検出精度を向上させることができる。
(3)タッチ位置がメイン電極3,4の上寄り又は下寄りになったとしても、タッチ面積が偏ることなく、指Fの位置ずれが発生しない。
(4)サブ電極5は細かい分解能を有するため、高い分解能をもって静電感度の測定精度を高めることができる。
(5)パネル基材2に他の導体部分とは導通しないサブ電極5を追加することで、静電容量を増大させることが可能となり、タッチスイッチ1の感度のばらつきを抑えることができる。
[変形例]
図4を参照すると、同図には、タッチスイッチの変形例が示されている。なお、同図において、上記実施の形態と実質的に同じ部材には同一の部材名と符号を付している。従って、これらの部材に関する詳細な説明は省略する。
図4を参照すると、同図には、タッチスイッチの変形例が示されている。なお、同図において、上記実施の形態と実質的に同じ部材には同一の部材名と符号を付している。従って、これらの部材に関する詳細な説明は省略する。
このサブ電極5は、図4に示すように、保護基材6に導電体を形成した電極フィルム7として構成されている。パネル基材2及び保護基材6としては、同じ材料により形成されていてもよく、例えばポリエステル系樹脂あるいはポリカーボネート系樹脂などのフィルム状、シート状又は板状の一般的な素材が用いられる。
この電極フィルム7をインサート品として、金型の成形空間内にパネル基材2となる溶融樹脂を射出成形することで、パネル基材2と電極フィルム7とを積層一体化することができる。これにより、電極フィルム7にパネル基材2が一体成形されたタッチスイッチ1が製作される。
この変形例にあっても、上記実施の形態の効果と同様の効果が得られる。なお、上記変形例の構成に加えて、メイン電極3,4をフレキシブル配線基板に形成した構成、あるいはリジッド板からなる硬質配線基板にメイン電極3,4を形成した構成を適用することができることは勿論である。
メイン電極3,4が形成されたフレキシブル配線基板は、保護基材6と同じ材料により形成されていてもよい。フレキシブル配線基板に所要の導電パターンで導電性材料を印刷することで電極フィルムとして構成し、パネル基材2の裏面に両面テープ、粘着層又は接着層などの接合剤層を介して積層一体化すればよい。このフレキシブル配線基板には、タッチスイッチ1を動作させるための駆動部及び制御部などを構成する部品が搭載される。
メイン電極3,4が形成された硬質配線基板としては、例えばエポキシ系樹脂等が用いられる。硬質配線基板に金属めっきや導電性ペーストなどによる電極膜を所定の形状に塗布又は印刷することでメイン電極3,4が形成される。このメイン電極3,4は、例えば銅等の金属あるいは透明なITO等の導電性金属酸化物などの一般的な導電性材料を用い、例えば蒸着やスパッタ等により導電パターンを形成してもよい。
本発明のタッチスイッチを上記実施の形態、実施例、変形例、及び図示例に基づいて説明したが、本発明は上記実施の形態、実施例、変形例、及び図示例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
メイン電極3がサブ電極5と対向する領域の第1の静電容量、及びメイン電極4がサブ電極5と対向する領域の第2の静電容量の合計静電容量に対する第2の静電容量の比に、メイン電極4の長さを乗じた値をタッチ位置として認識する構成が採用できる。
メイン電極3,4の勾配形状部としては、直角三角形の斜辺に限定されるものではなく、例えば四角形の一辺が直線状、曲線状や階段状などの勾配形状であってもよく、パネル基材2、メイン電極3,4、及びサブ電極5の形状や大きさ等については、使用目的、使用箇所や使用用途等に応じて適宜設定することができることは勿論である。
車両のインストルメントパネル、ステアリングホイールや運転席と助手席の間のセンターコンソールなどの各種の内装品に装着することができる。
車載機器を遠隔操作するための入力装置、携帯電話機やカメラなどの各種の携帯情報端末装置の入力デバイスとして効果的に用いることができることは勿論である。
以上の説明からも明らかなように、上記実施の形態、実施例、変形例、及び図示例の中で説明した特徴の組合せの全てが本発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1…タッチスイッチ、2…パネル基材、3,4…メイン電極、5,5a〜5j…サブ電極、6…保護基材、7…電極フィルム
Claims (5)
- パネル基材と、
前記パネル基材の一方面側において、一端から他端に向けて増加する面積を有する第1の電極、及び前記一端から前記他端に向けて減少する面積を有する第2の電極に分割して配置した一対のメイン電極と、
前記パネル基材の他方面側において、前記一対のメイン電極に対向して交差する領域に延びる複数のサブ電極と、
を備えてなることを特徴とするタッチスイッチ。 - 前記第1の電極が前記サブ電極と対向する領域の静電容量をC1とし、前記第2の電極が前記サブ電極と対向する領域の静電容量をC2とし、前記第1の電極の長さをLとしたとき、L×{C1/(C1+C2)}の値をタッチ位置としたことを特徴とする請求項1記載のタッチスイッチ。
- 前記第1の電極は、前記一端から前記他端に向けて漸増する第1の勾配形状部を有しており、
前記第2の電極は、前記一端から前記他端に向けて漸減する第2の勾配形状部を有し、
前記第1の勾配形状部と前記第2の勾配形状部とが、互いに対向して配置されてなることを特徴とする請求項1又は2記載のタッチスイッチ。 - 前記第1の電極と前記第2の電極は、直角三角形状に形成されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のタッチスイッチ。
- 前記サブ電極は、短冊状に形成されてなることを特徴とする請求項1又は2記載のタッチスイッチ。
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Cited By (2)
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KR20190008675A (ko) * | 2017-07-17 | 2019-01-25 | 주식회사 지엔피컴퍼니 | 전동차 승강장 안전시스템 |
JP7486489B2 (ja) | 2018-12-04 | 2024-05-17 | アイ.アール.シー.エイ.ソシエタ ペル アチオニ インダストリア レジステンヅェ コラッヅァテ エ アッフィニ | ステアリングホイールセンサ |
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KR101959427B1 (ko) * | 2017-07-17 | 2019-03-18 | 주식회사 지엔피컴퍼니 | 전동차 승강장 안전시스템 |
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