JP6600584B2 - 静電容量型入力装置 - Google Patents

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本発明は、各種の家電製品、携帯機器、自動車の車載装置等に利用される静電容量型入力装置に関するものである。
従来における静電容量型入力装置には、自己容量方式や相互容量方式の入力装置があるが、これら以外にも、操作性の向上や誤操作防止に資する自己容量方式のパッシブスイッチがある。
係る自己容量方式のパッシブスイッチは、図示しないが、検出用の複数の電極を並べ備えた自己容量方式の静電容量センサシートと、この静電容量センサシートの電極に取り付けられる操作用の弾性クリック体とを備え、弾性クリック体に指を接触させた場合には、静電容量センサシートにより反応を確認し、弾性クリック体を指で押圧操作して電極と弾性クリック体との接触面積を拡大させた場合には、弾性クリック体の押圧操作を電極と指との間の静電容量の変化で検出し、所定の操作を確定させるよう機能する。
このようなパッシブスイッチは、操作のタッチ感覚を得ることができるものの、電極と指との距離が大きく長いと、静電容量が小さくなるので、弾性クリック体が押圧操作されたときと、弾性クリック体が押圧操作されていないときの静電容量の変化量も小さく、静電容量の変化量の検出が困難になることがある。すなわち、弾性クリック体が押圧操作されたことを検出するためには、弾性クリック体を厚くして電極と指との距離を所定の距離以上にすることができず、パッシブスイッチの製品形状に制約(寸法)が生じることとなる。
上記に鑑み、従来においては、図示しない誘電体製の表面シート上に印刷形成されて指により押圧操作される入力キーと、この入力キーに間隔をおいて対向する絶縁性の基板と、この基板の表面に印刷される第1の電極と、入力キーの裏面に印刷されて第1の電極に間隔をおいて対向する第2の電極と、第1の電極の静電容量の変化を検出する静電容量検出判定手段とを備えた静電容量型入力装置が提案され、第2の電極により、指と電極との距離の制約を緩和するようにしている(特許文献1参照)。
特許第4438648号公報
しかしながら、特許文献1の場合、「指と第2の電極間の静電容量」と「第1、第2の電極間の静電容量」の合成容量を検出するので、指と第2の電極との距離、第1、第2の電極間の距離に制約が生じることとなる。すなわち、特許文献1の場合、指との静電容量が必須になるという問題がある。
本発明は上記に鑑みなされたもので、装置の形や寸法に制約が生じるのを防ぎ、操作体から電極までの距離と入力動作との関係の重要度を抑制することのできる静電容量型入力装置を提供することを目的としている。
本発明においては上記課題を解決するため、基材に設けられる電極と、この電極に操作体の操作で接近する弾性クリック体とを含み、
電極が、少なくとも駆動信号が加えられることにより、電界を発生させる送信電極と、この送信電極が発生させた電界を受信する受信電極とに分割され、これら送信電極と受信電極とが非接触とされており、
弾性クリック体が電極の送信電極と受信電極とに対向し、この弾性クリック体の対向部に、電極の送信電極と受信電極とに接近して受信電極が受信する電界を増加させる可動導電体が設けられており、
基材、電極の送信電極と受信電極、弾性クリック体、及び可動導電体に光透過性が付与され、少なくとも基材と弾性クリック体とに光源からの光線が照射されることを特徴としている。
また、本発明においては上記課題を解決するため、基材に設けられる電極と、この電極に操作体の操作で接近する弾性クリック体とを含み、
電極が、少なくとも駆動信号が加えられることにより、電界を発生させる送信電極と、この送信電極が発生させた電界を受信する受信電極とに分割され、これら送信電極と受信電極とが非接触とされており、
弾性クリック体が電極の送信電極と受信電極とに対向し、この弾性クリック体の対向部に、電極の送信電極と受信電極とに接近して受信電極が受信する電界を増加させる可動導電体が設けられており、
基材の内部に電極の送信電極と受信電極とが設けられ、これら送信電極と受信電極とが交差状態に配列されて基材の表裏方向に非接触であり、送信電極と受信電極とがそれぞれ略線条に形成されるとともに、これら送信電極と受信電極との交差部付近に弾性クリック体の可動導電体が対向することを特徴としている。
また、本発明においては上記課題を解決するため、基材に設けられる電極と、この電極に導電性の操作体の操作で接近する弾性クリック体とを含み、
電極が、駆動信号が加えられることにより、電界を発生させる送信電極と、この送信電極が発生させた電界を受信する受信電極と、弾性クリック体に対向し、操作体との間に静電容量を形成可能な対向電極とに分割され、送信電極と受信電極とが非接触とされており、
弾性クリック体は、操作体に押圧操作される操作ブロックを備え、この操作ブロックの周囲から基材に取り付けられる屈曲可能なスカート片が広げながら伸ばされ、操作ブロックの裏面に、基材に空隙を介して対向する突部が形成されるとともに、この突部には、電極の送信電極と受信電極とに対向する可動導電体が設けられており、スカート片が電極の対向電極に対向することを特徴としている。
また、本発明においては上記課題を解決するため、基材に設けられる電極と、この電極に操作体の操作で接近する弾性クリック体とを含み、
電極が、少なくとも駆動信号が加えられることにより、電界を発生させる送信電極と、この送信電極が発生させた電界を受信する受信電極とに分割され、これら送信電極と受信電極とが非接触とされており、
弾性クリック体が電極の送信電極と受信電極とに対向し、この弾性クリック体の対向部に、電極の送信電極と受信電極とに接近して受信電極が受信する電界を増加させる可動導電体が設けられており、
可動導電体は、対向する複数枚の絶縁フィルムと、この複数枚の絶縁フィルム中に介在される導電材とから積層形成され、複数枚の絶縁フィルムのいずれかが弾性クリック体の対向部に取り付けられることを特徴としている。
ここで、特許請求の範囲における基材には、少なくとも積層構造の絶縁フィルムやプリント基板、ガラス基板等が含まれる。電極は、単数複数を特に問うものではなく、必要に応じ、基材に内蔵したり、基材の表面に露出状態に設けることができる。この電極の送信電極と受信電極とは、X方向、Y方向、あるいはZ方向に非接触で隣接していることが好ましい。また、操作体としては、専用の筆記具や操作棒、指等があげられる。この操作体には、必要に応じ、導電性あるいは絶縁性を付与することができる。
弾性クリック体は、基材に固定されていても良いし、そうでなくても良い。この弾性クリック体の対向部は、電極の送信電極と受信電極の全てに対向していても良いし、部分的に対向していても良い。さらに、静電容量型入力装置には、電極の送信電極に駆動信号を加えたり、電極の送信電極と受信電極との間の電界やその変化を検出する検出判定手段を含むことができる。この静電容量型入力装置は、相互容量方式が主ではあるが、自己容量方式を組み合わせることができる。
本発明によれば、電極の送信電極と受信電極との間に容量結合による電界が形成された後、弾性クリック体が操作体により操作された場合には、弾性クリック体の可動導電体の位置が変化して送信電極と受信電極までの距離が短くなり、受信電極が受信する電界が増加するので、増加した電界により、弾性クリック体が操作されたと判定することができる。電界の増加に操作体との容量変化を要しないので、操作体から電極までの距離と入力動作との関係を希薄化することができる。
本発明によれば、弾性クリック体を電極の送信電極と受信電極とに対向させ、この弾性クリック体の対向部に、電界増加用の可動導電体を設けるので、静電容量型入力装置の形や寸法に制約が生じるのを防ぐことができ、しかも、操作体から電極までの距離と入力動
作との関係の重要度を低く抑制することができるという効果がある。また、基材や弾性クリック体等を発光させ、操作者の注意を視覚的に喚起することができるので、静電容量型入力装置の操作性を向上させることができる。
請求項2記載の発明によれば、弾性クリック体を電極の送信電極と受信電極とに対向させ、この弾性クリック体の対向部に、電界増加用の可動導電体を設けるので、静電容量型入力装置の形や寸法に制約が生じるのを防ぐことができ、しかも、操作体から電極までの距離と入力動作との関係の重要度を低く抑制することができるという効果がある。また、基材に電極の送信電極と受信電極とを内蔵するので、これらの材料の選択により、基材、送信電極、及び受信電極に光透過性を容易に付与することができる。また、基材に送信電極と受信電極とを内蔵した場合、例え弾性クリック体から基材の表面に塵埃等の異物が落下しても、基材中の送信電極と受信電極とが悪影響を蒙ることがないので、接点障害等の弊害を招くことが少ない。また、自己容量方式で電極をマトリクスに配列した場合、2点以上を同時に操作すると、いわゆるゴースト現象が発生するが、本発明によれば、ゴースト現象の発生を有効に防ぐことができるので、マルチタッチを実現することが可能になる。
請求項3記載の発明によれば、弾性クリック体を電極の送信電極と受信電極とに対向させ、この弾性クリック体の対向部に、電界増加用の可動導電体を設けるので、静電容量型入力装置の形や寸法に制約が生じるのを防ぐことができ、しかも、操作体から電極までの距離と入力動作との関係の重要度を低く抑制することができるという効果がある。また、基材に取り付けられた弾性クリック体を押圧操作すると、弾性クリック体のスカート片が屈曲し、基材に弾性クリック体が接近あるいは接触するので、良好なクリック感が期待できる。また、相互容量方式と自己容量方式とを組み合わせた静電容量型入力装置とし、弾性クリック体に操作体が接触した場合にも、弾性クリック体が操作されたと判定することができるので、静電容量型入力装置やこの装置を搭載する機器の機能拡大が期待できる。
請求項4記載の発明によれば、弾性クリック体を電極の送信電極と受信電極とに対向させ、この弾性クリック体の対向部に、電界増加用の可動導電体を設けるので、静電容量型入力装置の形や寸法に制約が生じるのを防ぐことができ、しかも、操作体から電極までの距離と入力動作との関係の重要度を低く抑制することができるという効果がある。また、弾性クリック体の材質の関係上、弾性クリック体の対向部に導電性ポリマー等を塗布して可動導電体を設けることが困難な場合にも、弾性クリック体の対向部に絶縁フィルムを取り付けるだけで、可動導電体を簡単、かつ容易に設けることが可能になる。さらに、複数枚の絶縁フィルム中に導電材が介在され、外部から遮蔽・保護されるので、導電材の腐食や劣化を防ぐことが可能になる。
本発明に係る静電容量型入力装置の実施形態を模式的に示す断面説明図である。 本発明に係る静電容量型入力装置の実施形態における電極を模式的に示す平面説明図である。 本発明に係る静電容量型入力装置の実施形態における電界をサンプリングしたグラフである。 一般的な相互容量方式の静電容量型入力装置を模式的に示す説明図である。 図4の静電容量型入力装置の電界をサンプリングしたグラフである。 本発明に係る静電容量型入力装置の第2の実施形態を模式的に示す断面説明図である。 本発明に係る静電容量型入力装置の第3の実施形態を模式的に示す断面説明図である。 本発明に係る静電容量型入力装置の第4の実施形態を模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係る静電容量型入力装置の第4の実施形態を模式的に示す平面説明図である。 図9のX−X線断面説明図である。 図9のY−Y線断面説明図である。 本発明に係る静電容量型入力装置の第5の実施形態を模式的に示す断面説明図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を説明すると、本実施形態における静電容量型入力装置は、図1や図2に示すように、薄い基材1に内蔵される電極10と、この電極10の送信電極11と受信電極13とに操作体30の操作で接近する弾性クリック体20と、電極10の送信電極11と受信電極13間の電界EFを検出する検出判定手段40とを備えた相互容量方式の入力装置であり、弾性クリック体20を送信電極11と受信電極13とに対向させ、この弾性クリック体20に、電界EF増加用の可動導電体25を設けるようにしている。
基材1は、例えば複数枚の絶縁フィルム2が絶縁性の両面粘着材3を介し積層粘着されることで形成され、平面矩形、略凸字形、略L字形等に形成される。各絶縁フィルム2としては、特に限定されるものではないが、例えばポリエステル系、ポリプロピレン系、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、フェノール樹脂系、ガラス繊維含浸のエポキシ樹脂、アクリル系の薄いフィルム等があげられる。本実施形態においては、寸法安定性や光透過性に優れるポリエチレンテレフタレート製のフィルム等が使用される。
複数枚(例えば二枚)の絶縁フィルム2中には、電極10の送信電極11と受信電極13とが介在され、これら送信電極11と受信電極13とが非接触で横方向に接近する。また、両面粘着材3は、特に限定されるものではないが、例えばアクリル系の薄い両面粘着シート等が採用される。この両面粘着材3は、必要に応じ、光透過性の粘着剤や接着剤に置換される。
電極10は、検出判定手段40の駆動バッファ41から駆動パルスが加えられることにより、電界EFを発生させる送信電極11と、この送信電極11が発生させた電界EFを受信する受信電極13とに二分割され、これら送信電極11と受信電極13とが電界EFの円滑な形成に資するよう、それぞれ薄い平面略櫛形に形成されており、送信電極11と受信電極13の複数の櫛歯12・14がそれぞれ非接触で噛合して隣接する。
送信電極11と受信電極13とは、光透過性を有する導電性ポリマー(例えば、信越ポリマー株式会社製:製品名セプルジーダ)、PEDOT:PSS(ピードット・ピーエスエス)、ITO、銀ナノワイヤ等により、基材1の絶縁フィルム2にそれぞれスクリーン印刷法等で薄膜に形成され、共に検出判定手段40に細い導電ライン15を介して接続される。
各送信電極11は、図2に示すように、例えば開口部が狭い略U字に変形した平面略櫛形に形成され、内底部から開口部に向けて複数の櫛歯12が並んで突出しており、各櫛歯12がノイズの悪影響を受けないよう、細長い平面矩形に形成される。これに対し、各受信電極13は、ノイズ耐性強化の観点から、送信電極11に隙間を介して包囲される平面略櫛形に形成され、送信電極11の複数の櫛歯12間に僅かな隙間を介して噛合する複数の櫛歯14が並設されており、各櫛歯14がノイズを受信しないよう、送信電極11の櫛歯12よりも細い平面矩形に形成される。
弾性クリック体20は、絶縁性のエラストマーにより弾性変形可能に成形され、電極10の送信電極11と受信電極13とに基材1を介し上方から対向する。この弾性クリック体20のエラストマーとしては、特に制約されるものではないが、例えばシリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、EPDM等があげられる。これらの中では、光透過性、温度特性、環境特性、電気特性、圧縮特性に優れるシリコーンゴムが最適である。
弾性クリック体20は、指等の操作体30に押圧操作される平面円形の操作ブロック21を備え、この操作ブロック21の周面下部から屈曲可能な中空円錐台形のスカート片22が徐々に広がりながら伸長されており、このスカート片22の端部からフランジ23が張り出して基材1の表面に強固に位置決め接着される。
操作ブロック21は、電極10や操作体30の大きさ以上の大きさとされ、表面には、加飾された操作パネル片が必要に応じて装着される。この操作ブロック21の裏面中央部には、基材1の表面に僅かな空隙(空気層)を介し接離可能に対向する円柱形の突部24が形成され、この突部24の平坦な端面に、送信電極11と受信電極13に基材1を介して対向する導電性の可動導電体25が平面円形に形成される。
可動導電体25は、例えば光透過性を有する複数枚(例えば二枚)の絶縁フィルム26と、この複数枚の絶縁フィルム26中に介在される導電材27とから積層され、平面円形に形成される。複数枚の絶縁フィルム26は、基材1と同様のフィルムが使用され、一枚が弾性クリック体20の突部端面に接着される。また、導電材27は、絶縁フィルム26にカーボン粒子、導電性ポリマー、導電性シリコーンゴム、銀ナノワイヤ、金属、金属メッシュ等が塗布、印刷、あるいは設けられることで形成される。このような可動導電体25は、電極10の送信電極11からの電界EFを隣接する受信電極13に中継したり、受信電極13で受信する電界EFを増加させるよう機能する。
なお、可動導電体25は、カーボン粒子や金属粒子等を配合した導電性シリコーンゴム、金属板、金属箔、又はこれらを貴金属でメッキした導電性の部材でも良く、構成の簡素化に資するよう、操作ブロック21の突部24の平坦な端面に直接接着されて良い。また、操作体30は、指が主ではあるが、何らこれに限定されるものではない。例えば、操作体30が絶縁性の樹脂操作棒等でも良く、導電体を封止する必要が無い。
検出判定手段40は、例えばマイクロコントローラ等からなり、RAMに所定の履歴等が記憶されるとともに、ROMに所定のプログラムが記憶され、この所定のプログラムが制御コントローラにより、必要に応じて書き換えられる。マイクロコントローラとしては、限定されるものではないが、例えばCPU、RAM、ROM、I/Oブロック等を内蔵し、デジタル回路とアナログ回路とをIC内で別々に設計可能なコントローラ等が使用される。
このような検出判定手段40は、CPUがRAM領域を作業領域としてROMに記憶された所定のプログラムを読み込むことにより、コンピュータとして所定の機能を実現する。具体的には、駆動バッファ41から送信電極11に駆動パルスを出力する機能、送信電極11と受信電極13との間の電界EFやその変化を検出値に変換して検出する機能、この検出した検出値を予め設定された閾値と比較する機能、比較した検出値が閾値を越える場合には、弾性クリック体20が操作されたと判定する機能、比較した検出値が閾値以下の場合には、弾性クリック体20が操作されていないと判定する機能等を実現する。閾値は、電界EFの増加前後の数値や実験結果等を考慮して設定される。
次に、一般的な相互容量方式の静電容量型入力装置について説明する。この静電容量型入力装置は、図4に示すように、操作体30に操作される誘電パネル50と、この誘電パネル50の裏面に並べて設けられる電極10と、この電極10を形成する送信電極11と受信電極13とに接続されてこれらの間の電界EFを検出する検出判定手段40とを備え、本実施形態の弾性クリック体20が存在しない構成である。
係る構成で電極10の送信電極11に検出判定手段40の駆動バッファ41から駆動パルスが加えられ、送信電極11と受信電極13との間に電界EFが形成された後、誘電パネル50の電極10近傍の表面を操作体30が接触操作すると、送信電極11と受信電極13間の電界EFの一部がGNDの延長である操作体30に吸収されるので、電界EFが減少し、この減少した電界EFが検出判定手段40に受信電極13を介して検出される。この際の電界EFを検出値に変換してサンプリングしたグラフが図5であり、同図の丸印が減少した電界EFを示す。
検出判定手段40は、送信電極11と受信電極13との間の電界EFを検出値に変換して検出し、この検出した検出値を予め設定された閾値と比較し、比較した検出値が閾値以下の場合には、操作体30が接触操作されたと判定する。これに対し、比較した検出値が閾値を越える場合には、操作体30が接触操作されなかったと判定する。
上記を踏まえ、本実施形態における静電容量型入力装置の使用方法について説明する。先ず、電極10の送信電極11に検出判定手段40の駆動バッファ41から駆動パルスが加えられ、送信電極11と受信電極13との間に電界EFが形成された後、弾性クリック体20に指等の操作体30が接触していない場合には、弾性クリック体20の電界EFを中継するGNDの延長ではない可動導電体25の位置が上下方向に変化しないので、電界EFが増減せず、この増減しない電界EFが検出判定手段40に受信電極13を介して検出される。
検出判定手段40は、送信電極11と受信電極13との間の電界EFを検出値に変換して検出し、この検出値を予め設定された閾値と比較するが、この場合、比較した検出値が閾値以下となるので、弾性クリック体20が操作されていないと判定する。
次いで、送信電極11と受信電極13との間に電界EFが形成された後、弾性クリック体20に指等の操作体30が触れた場合には、弾性クリック体20の電界EFを中継する非接地の可動導電体25の位置がやはり上下方向に変化しないので、電界EFが増減せず、この増減しない電界EFが検出判定手段40に受信電極13を介して検出される。
検出判定手段40は、送信電極11と受信電極13との間の電界EFを検出値に変換して検出し、この検出値を予め設定された閾値と比較するが、この場合、比較した検出値が上記と同様に閾値以下となるので、弾性クリック体20が操作されていないと判定する。
次いで、送信電極11と受信電極13との間に電界EFが形成された後、弾性クリック体20が操作体30により下方に押圧操作され、変形した場合には、弾性クリック体20の電界EFを中継する非接地の可動導電体25の位置が下方向に変化し、可動導電体25が送信電極11と受信電極13とに接近するので、受信電極13で受信する電界EFが増加し、検出判定手段40に受信電極13を介して検出される。この際の電界EFを検出値に変換してサンプリングしたグラフが図3であり、同図の丸印が増加した電界EFである。
検出判定手段40は、送信電極11と受信電極13との間の電界EFを検出値に変換して検出し、この検出値を予め設定された閾値と比較するが、この場合、検出値が閾値を越えるので、弾性クリック体20が操作されたと判定することとなる。
上記構成によれば、弾性クリック体20の上下動、換言すれば、可動導電体25の上下動に操作体30の押圧操作を要するものの、電界EFの増加には操作体30の操作を特に要しないので、操作体30から電極10までの距離と入力動作との関係を無関係にすることができる。したがって、装置の形や寸法に制約が生じるのを有効に防止することができ、弾性クリック体20の設計の自由度を向上させることができる。また、電極10と操作体30との距離や送信電極11と受信電極13間の距離に制約が生じるのを防ぐことができる。
また、相互容量方式の静電容量型入力装置を採用するので、例え基材1の表面に液体等が付着しても電界EFが殆ど変化せず、悪影響を受けることがなく、液体等が付着するような利用環境でも使用することが可能になる。さらに、少ない端子数でも多数の電極10を形成することができ、有効な遮蔽措置をとることができるので、高いSN比が得られ、寄生容量の問題をも解決することが可能になる。
次に、図6は本発明の第2の実施形態を示すもので、この場合には、基材1を可撓性の絶縁フィルム2とするのではなく、硬質のプリント基板4とし、この基材1の表面に電極10の送信電極11と受信電極13とを配列し、これら送信電極11と受信電極13とを樹脂等のコーティング材16によりコーティングして被覆保護するようにしている。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、送信電極11と受信電極13とが外部から被覆保護されているので、例え弾性クリック体20の対向部等から基材1の表面に塵埃等の異物が落下しても、送信電極11や受信電極13が悪影響を蒙ることがなく、接点障害等を防止することができるのは明らかである。また、基材1、送信電極11、及び受信電極13の構成を変更し、これら1・11・13の構成の多様化を図ることができるのは明らかである。
次に、図7は本発明の第3の実施形態を示すもので、この場合には、基材1、電極10の送信電極11と受信電極13、弾性クリック体20、及び可動導電体25に光透過性をそれぞれ付与し、基材1の裏面側下方から表面方向にLED等からなる光源60からの光線を照射するようにしている。
この場合、基材1には、例えば透明のフィルムや両面粘着シート等が使用され、電極10の送信電極11と受信電極13とには、光透過性の導電性ポリマー等が使用される。また、弾性クリック体20には、透明のウレタンゴムやシリコーンゴム等が用いられ、可動導電体25には、透明フィルムや光透過性の導電性ポリマー等が用いられる。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、静電容量型入力装置の弾性クリック体20を発光させ、操作者の注意を視覚的に喚起することができるので、操作性の向上が大いに期待できる。
次に、図8〜図11は本発明の第4の実施形態を示すもので、この場合には、基材1内に複数の電極10をマトリクスに配列し、この複数の電極10の送信電極11Aと受信電極13Aとを交差する平面略格子形に配設するようにしている。
基材1は、例えば厚さの異なる複数枚の絶縁フィルム2と両面粘着材3とが積層粘着されることで形成され、下方の絶縁フィルム2と中央の絶縁フィルム2との間に複数の電極10の送信電極11Aが両面粘着材3を介し挟んで粘着されており、中央の絶縁フィルム2と上方の絶縁フィルム2との間に複数の電極10の受信電極13Aが両面粘着材3を介し挟んで粘着される。
各電極10の送信電極11Aは、略線条(帯形含む)に形成されて基材1の下方側に位置し、基材1のX方向又はY方向に指向する。これに対し、各電極10の受信電極13Aは、略線条(帯形含む)に形成されて基材1の上方側に位置し、基材1のY方向又はX方向に指向する。これら送信電極11Aと受信電極13Aとは、必要に応じ、異なる幅や同じ幅に形成される。
送信電極11Aと受信電極13Aとは、絶縁フィルム2や両面粘着材3の介在により、基材1の表裏方向に非接触で直交して電界EF発生用の交差部を形成し、この電界EFを発生させる交差部付近に弾性クリック体20の可動導電体25が絶縁フィルム2を介し上方から対向する。送信電極11Aと受信電極13Aとは、必要に応じ、異なる幅や同じ幅に形成される。
弾性クリック体20は、基本的には上記実施形態と同様の構成であるが、スカート片22の端部のフランジ23が隣接する弾性クリック体20のフランジ23と一体化される。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、自己容量方式で電極10をマトリクスに配列した場合、2点以上を同時に押圧操作すると、いわゆるゴースト現象が発生するが、本実施形態においては、ゴースト現象の発生を有効に防ぐことができ、マルチタッチが可能となる。
次に、図12は本発明の第5の実施形態を示すもので、この場合には、電極10を、駆動パルスが加えられることにより、電界EFを発生させる平面略櫛形の送信電極11と、この送信電極11が発生させた電界EFを受信する平面略櫛形の受信電極13と、弾性クリック体20のスカート片22のフランジ23に対向し、導電性を有する操作体30との間に静電容量を形成可能な対向電極17とに三分割し、この対向電極17が形成する静電容量の変化を検出判定手段40に検出させるようにしている。
電極10の対向電極17は、基材1の絶縁フィルム2にスクリーン印刷等されることにより、送信電極11と受信電極13とを包囲する平坦な薄膜の平面リング形に形成され、弾性クリック体20のフランジ23と接着剤や粘着剤等を介し位置決め接着されるとともに、検出判定手段40に導電ライン15を介して接続される。対向電極17の材料としては、金、銀、銅、ニッケル、クロム、アルミニウム、真鍮、これらの積層部材や合金、導電ペースト、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバーがあげられるが、送信電極11と受信電極13と同様の材料でも良い。
検出判定手段40は、CPUがRAM領域を作業領域としてROMに記憶された所定のプログラムを読み込むことにより、コンピュータとして所定の機能、具体的には、静電容量の変化を検出値に変換して検出する機能、この検出した対向電極17の検出値を予め設定された対向電極用閾値と比較する機能、比較した対向電極17の検出値が対向電極用閾値を越える場合には、電界EFの検出値に拘わらず、弾性クリック体20と操作体30とが接触状態にあると判定する機能、比較した対向電極17の検出値が対向電極用閾値以下の場合には、弾性クリック体20と操作体30とが非接触状態にあると判定する機能等を実現する。対向電極用閾値は、弾性クリック体20と操作体30とが接触した場合の静電容量値や実験結果等を考慮して設定される。
上記において、電極10の送信電極11と受信電極13との間に電界EFが形成された後、弾性クリック体20に操作体30が接触していない場合には、弾性クリック体20の可動導電体25の位置が変化しないので、電界EFが増減せず、増減しない電界EFが検出判定手段40に受信電極13を介して検出される。また、弾性クリック体20に操作体30が接触していない場合、操作体30と対向電極17との間に静電容量が形成されるものの、非常に小さな値の静電容量のみが形成され、この非常に小さな値の静電容量が検出判定手段40に対向電極17を介して検出される。
検出判定手段40は、送信電極11と受信電極13との間の電界EFを検出値に変換して検出し、この検出値を閾値と比較するが、この場合、比較した検出値が閾値以下となる。また、電界EF検出の際、非常に小さな値の静電容量の変化を検出値に変換して検出し、この検出した対向電極17の検出値を予め設定された対向電極用閾値と比較するが、この場合、比較した検出値が対向電極用閾値以下となる。
検出判定手段40は、比較の結果、電界EFの検出値が閾値以下で、かつ静電容量の検出値が対向電極用閾値以下なので、弾性クリック体20に操作体30が接触せず、弾性クリック体20が操作されていないと判定する。
次いで、送信電極11と受信電極13との間に電界EFが形成された後、弾性クリック体20に操作体30が触れた場合には、弾性クリック体20の可動導電体25の位置が変化しないので、電界EFが増減せず、この増減しない電界EFが検出判定手段40に受信電極13を介して検出される。また、弾性クリック体20に操作体30が触れた場合、操作体30と対向電極17との間に上記値よりも大きい所定の値の静電容量が形成され、この所定の値の静電容量が検出判定手段40に対向電極17を介して検出される。
検出判定手段40は、送信電極11と受信電極13との間の電界EFを検出値に変換して検出し、この検出値を閾値と比較するが、この場合、比較した検出値が閾値以下となる。また、電界EF検出の際、所定の値の静電容量の変化を検出値に変換して検出し、この検出した対向電極17の検出値を対向電極用閾値と比較するが、この場合、比較した検出値が対向電極用閾値を越えることとなる。
検出判定手段40は、比較の結果、電界EFの検出値が閾値以下ではあるが、静電容量の検出値が対向電極用閾値を越えるので、電界EFの検出値に拘わらず、弾性クリック体20に操作体30が接触し、弾性クリック体20が操作されたと判定する。
次いで、送信電極11と受信電極13との間に電界EFが形成された後、弾性クリック体20が操作体30により下方に押圧操作され、変形した場合には、弾性クリック体20の可動導電体25の位置が下方向に変化し、可動導電体25が送信電極11と受信電極13とに接近するので、受信電極13が受信する電界EFが増加し、この増加した電界EFが検出判定手段40に受信電極13を介して検出される。また、弾性クリック体20が操作体30に押圧操作された場合、操作体30と対向電極17との間に所定の値の静電容量が形成され、この所定の値の静電容量が検出判定手段40に対向電極17を介して検出される。
検出判定手段40は、送信電極11と受信電極13との間の電界EFを検出値に変換して検出し、この検出値を閾値と比較するが、この場合、比較した検出値が閾値を越えることとなる。また、電界EF検出の際、所定の値の静電容量の変化を検出値に変換して検出し、この検出した対向電極17の検出値を対向電極用閾値と比較するが、この場合、比較した検出値が対向電極用閾値を越えることとなる。
検出判定手段40は、比較の結果、電界EFの検出値が閾値を越え、かつ静電容量の検出値が対向電極用閾値を越えるので、弾性クリック体20が押圧操作されたと判定する。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、相互容量方式と自己容量方式とを組み合わせた静電容量型入力装置としたので、弾性クリック体20を操作体30により押圧操作した場合だけではなく、弾性クリック体20に操作体30が接触した場合にも、弾性クリック体20が操作されたと判定することができ、静電容量型入力装置の機能拡大が大いに期待できる。
なお、上記実施形態における電極10は、例えば1×4、1×6、2×5、3×3、50×100等のマトリクスに配列しても良い。また、上記実施形態では電極10の送信電極11と受信電極13とを平面略櫛形に形成し、これら送信電極11と受信電極13の櫛歯12・14を噛合させたが、何らこれに限定されるものではなく、送信電極11と受信電極13とをそれぞれ平面円形、矩形、多角形等に形成して非接触で隣接させても良い。また、送信電極11を平面円形に形成し、受信電極13を平面リング形に形成して送信電極11を非接触で包囲させても良い。逆に、受信電極13を平面円形に形成し、送信電極11を平面リング形に形成して受信電極13を非接触で包囲させても良い。
また、送信電極11と受信電極13のいずれか一方を平面略櫛形に形成し、他方を一方の櫛歯に隙間を介して遊嵌する形に形成することもできる。また、弾性クリック体20やその操作ブロック21は、平面矩形や多角形、楕円形等に形成することもできる。また、可動導電体25の絶縁フィルム26を省略し、導電材27を露出させることもできる。さらに、複数の送信電極11Aと受信電極13Aとを平面略網目形等に交差させて配設しても良い。
本発明に係る静電容量型入力装置は、例えば電気電子、映像機器、家電製品、コンピュータ機器、ゲーム機器、自動車、情報通信機器、複写機等の製造分野で使用される。
1 基材
10 電極
11 送信電極
11A 送信電極
12 櫛歯
13 受信電極
13A 受信電極
14 櫛歯
16 コーティング材
17 対向電極
20 弾性クリック体
21 操作ブロック
22 スカート片
23 フランジ
24 突部(対向部)
25 可動導電体
26 絶縁フィルム
27 導電材
30 操作体
40 検出判定手段
41 駆動バッファ
60 光源
EF 電界

Claims (4)

  1. 基材に設けられる電極と、この電極に操作体の操作で接近する弾性クリック体とを含み、
    電極が、少なくとも駆動信号が加えられることにより、電界を発生させる送信電極と、この送信電極が発生させた電界を受信する受信電極とに分割され、これら送信電極と受信電極とが非接触とされており、
    弾性クリック体が電極の送信電極と受信電極とに対向し、この弾性クリック体の対向部に、電極の送信電極と受信電極とに接近して受信電極が受信する電界を増加させる可動導電体が設けられており、
    基材、電極の送信電極と受信電極、弾性クリック体、及び可動導電体に光透過性が付与され、少なくとも基材と弾性クリック体とに光源からの光線が照射されることを特徴とする静電容量型入力装置。
  2. 基材に設けられる電極と、この電極に操作体の操作で接近する弾性クリック体とを含み、
    電極が、少なくとも駆動信号が加えられることにより、電界を発生させる送信電極と、この送信電極が発生させた電界を受信する受信電極とに分割され、これら送信電極と受信電極とが非接触とされており、
    弾性クリック体が電極の送信電極と受信電極とに対向し、この弾性クリック体の対向部に、電極の送信電極と受信電極とに接近して受信電極が受信する電界を増加させる可動導電体が設けられており、
    基材の内部に電極の送信電極と受信電極とが設けられ、これら送信電極と受信電極とが交差状態に配列されて基材の表裏方向に非接触であり、送信電極と受信電極とがそれぞれ略線条に形成されるとともに、これら送信電極と受信電極との交差部付近に弾性クリック体の可動導電体が対向することを特徴とする静電容量型入力装置。
  3. 基材に設けられる電極と、この電極に導電性の操作体の操作で接近する弾性クリック体とを含み、
    電極が、駆動信号が加えられることにより、電界を発生させる送信電極と、この送信電極が発生させた電界を受信する受信電極と、弾性クリック体に対向し、操作体との間に静電容量を形成可能な対向電極とに分割され、送信電極と受信電極とが非接触とされており、
    弾性クリック体は、操作体に押圧操作される操作ブロックを備え、この操作ブロックの周囲から基材に取り付けられる屈曲可能なスカート片が広げながら伸ばされ、操作ブロックの裏面に、基材に空隙を介して対向する突部が形成されるとともに、この突部には、電極の送信電極と受信電極とに対向する可動導電体が設けられており、スカート片が電極の対向電極に対向することを特徴とする静電容量型入力装置。
  4. 基材に設けられる電極と、この電極に操作体の操作で接近する弾性クリック体とを含み、
    電極が、少なくとも駆動信号が加えられることにより、電界を発生させる送信電極と、この送信電極が発生させた電界を受信する受信電極とに分割され、これら送信電極と受信電極とが非接触とされており、
    弾性クリック体が電極の送信電極と受信電極とに対向し、この弾性クリック体の対向部に、電極の送信電極と受信電極とに接近して受信電極が受信する電界を増加させる可動導電体が設けられており、
    可動導電体は、対向する複数枚の絶縁フィルムと、この複数枚の絶縁フィルム中に介在される導電材とから積層形成され、複数枚の絶縁フィルムのいずれかが弾性クリック体の対向部に取り付けられることを特徴とする静電容量型入力装置。
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