JP2014015375A - オゾナイザおよびオゾン生成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】二個の電極2・3のうちいずれか一方に誘電体4が設けられ、二個の電極2・3間の放電空間6に原料ガスを供給しながら電圧を印加して放電を発生させることによってオゾンを生成するように構成されるオゾナイザ1であって、断続的に放電空間6に電圧を印加して断続的に放電空間6で放電を発生させるように構成されるものである。
【選択図】図1
Description
前記オゾナイザは、例えば、二個の電極のうち一方の電極が円筒状の外側電極(接地電極)とされ、二個の電極のうち他方の電極が高圧電線の内側電極(高電圧電極)とされ、一方の電極の内面(内周面)に誘電体が設けられて構成される。
また、前記オゾナイザは、連続して放電空間に電圧を印加して連続して放電空間で放電を発生させて、オゾンを生成するように構成される。
そして、前記オゾナイザでは、オゾンを生成する動作を行ったときに放電空間で温度上昇が起こると、生成されたオゾンの一部が放電空間の熱によって分解される(酸素に還元される)こととなる。
このように、前記オゾナイザでは、一度生成された放電空間においてオゾンが分解されるため、高い濃度のオゾンを効率良く生成することができない、という問題があった。
オゾナイザ1は、図1または図2に示すように、二個の電極2・3と、誘電体4と、電源(交流電源)5と、放電空間6と、を備える。
オゾナイザ1の二個の電極2・3のうち、一方の電極2は接地電極として構成され、他方の電極3は高電圧電極として構成される。
オゾナイザ1の一方の電極2は、外側電極として構成される。オゾナイザ1の一方の電極2(外側電極)は、筒状に構成される。
オゾナイザ1の誘電体4は、例えば、ガラス素材からなる部材で構成される。
オゾナイザ1の誘電体4は、一方の電極2の内面(内周面)の全体に亘って設けられる。
オゾナイザ1の他方の電極3は、内側電極として構成される。オゾナイザ1の他方の電極3(内側電極)は、外側電極2および誘電体4の内経よりも小さい外径を有する円柱状に構成される。オゾナイザ1の他方の電極3は、その軸心と外側電極2の軸心とが一致するように、外側電極2(誘電体4)の内側に配置される。
オゾナイザ1における一方の電極2と他方の電極3との間(誘電体4と他方の電極3との間)の空間は、放電空間6として構成される。オゾナイザ1の放電空間6は、誘電体4の近傍に配置される。
このようにして、オゾナイザ1は、一方の電極2と他方の電極3との間(二個の電極2・3)の放電空間6に、原料ガスを供給しながら電圧を印加して放電を発生させることによって、オゾンを生成するように構成される。
オゾナイザ1は、一方の電極2の軸心方向に沿って、原料ガスまたはオゾンが流通するように構成される。
オゾナイザ1は、一方の電極2における一方の開口部から原料ガスがオゾナイザ1内に供給されるように構成される。
オゾナイザ1は、原料ガスがオゾナイザ1内に供給されて放電空間6に至った状態で、放電空間6で放電を発生させることによって、オゾナイザ1内においてオゾンを生成するように構成される。
オゾナイザ1は、オゾナイザ1内において生成されたオゾンが一方の電極2における他方の開口部から流出されるように構成される。
オゾナイザ1は、例えば、一方の電極2における一方の開口部または他方の開口部にファンが設けられて、当該ファンが駆動することによって原料ガスがオゾナイザ1内に供給され、または、オゾンがオゾナイザ1内から流出するように構成される。
オゾナイザ1は、放電空間6への電圧の供給が行われている時間t1と、放電空間6への電圧の供給が行われていない時間t2と、を有するように構成される(図3参照)。
オゾナイザ1の電源5は、回路またはソフト等によって、放電空間6への電圧の供給を断続的に行うように構成される。
そして、オゾナイザ1では、放電空間6に電圧が印加されないときには、前記放電空間6では放電の発生による温度上昇が起こらない。
このため、オゾナイザ1では、オゾンを生成する動作を行ったとき(放電空間6に電圧が印加されてオゾンが生成されたとき)においても、放電空間6での温度上昇が抑制されることとなる。
このようにして、オゾナイザ1では、連続して放電空間6に電圧を印加して連続して放電空間6で放電が発生するように構成されるもの、に比べて、オゾンを生成する動作を行ったときの放電空間6の温度上昇を抑制することができる。
したがって、オゾナイザ1では、オゾンを生成する動作を行ったときに、生成されたオゾンが熱によって分解されること(酸素に還元されること)を抑制することができる。
よって、オゾナイザ1によれば、放電空間6において連続して放電空間6に電圧を印加して連続して放電空間6で放電が発生するように構成されるものに比べて、高い濃度のオゾンを効率良く生成することができる。
また、オゾナイザ1によれば、オゾンを生成する動作を行ったときの放電空間6の温度上昇が抑制されるため、高温環境(例えば、60℃以上)に設置されている場合においても、放電空間6において連続して放電空間6に電圧を印加して連続して放電空間6で放電が発生するように構成されるものに比べて、より高い濃度のオゾンを効率良く生成することができる。
そして、オゾナイザ1では、放電空間6への電圧の供給が行われていない時間t2(電圧OFF時の時間)を長くする(図5参照)ことによって、オゾンを生成する動作を行ったときの放電空間6の温度上昇をより確実に抑制することができる。
したがって、オゾナイザ1では、オゾンを生成する動作を行ったときに、生成されたオゾンが熱によって分解されることをより確実に抑制することができる。
よって、オゾナイザ1によれば、高い濃度のオゾンを、放電空間6において連続して放電空間6に電圧を印加して連続して放電空間6で放電が発生するように構成されるものに比べてより効率良く生成することができる。
またこのとき、オゾナイザ1の電源5は、高圧極が正極となるように放電空間6へ電圧を供給する構成(図7参照)とすることもできるが、斯かる構成よりも高圧極が負極となるように放電空間6へ電圧を供給する構成(図8参照)とする方が、高圧極から電子が飛び出して電子がより集中するためオゾンを効率良く発生させることができ、好ましい。
このようにオゾナイザ1を構成することによって、放電空間6において連続して放電空間6に電圧を印加して連続して放電空間6で放電が発生するように構成されるものに比べて、高い濃度のオゾンをより効率良く生成することができる。
オゾン生成方法は、オゾナイザ1を用いて原料ガスからオゾンの生成を行う。
オゾン生成方法は、オゾナイザ1の一方の電極2と他方の電極3との間(二個の電極2・3)の放電空間6に、原料ガスを供給しながら電圧を印加して放電を発生させることによって、オゾンを生成する。
そして、オゾン生成方法では、オゾナイザ1の放電空間6に電圧が印加されないときには、前記放電空間6では放電の発生による温度上昇が起こらない。
このため、オゾン生成方法では、オゾンを生成する動作を行ったとき(オゾナイザ1の放電空間6に電圧が印加されてオゾンが生成されたとき)においても、放電空間6での温度上昇が抑制されることとなる。
このようにして、オゾン生成方法では、連続して放電空間6に電圧を印加して連続して放電空間6で放電を発生させてオゾンを生成すること、に比べて、オゾンを生成する動作を行ったときのオゾナイザ1の放電空間6の温度上昇を抑制することができる。
したがって、オゾン生成方法では、オゾンを生成する動作を行ったときに、生成されたオゾンが熱によって分解されること(酸素に還元されること)を抑制することができる。
よって、オゾン生成方法によれば、放電空間6において連続して放電空間6に電圧を印加して連続して放電空間6で放電を発生させてオゾンを生成することに比べて、高い濃度のオゾンを効率良く生成することができる。
また、オゾナイザ1によれば、オゾンを生成する動作を行ったときの放電空間6の温度上昇が抑制されるため、高温環境(例えば、60℃以上)に設置されている場合においても、放電空間6において連続して放電空間6に電圧を印加して連続して放電空間6で放電が発生するように構成されるものに比べて、より高い濃度のオゾンを効率良く生成することができる。
2 一方の電極
3 他方の電極
4 誘電体
5 電源
6 放電空間
Claims (2)
- 二個の電極のうちいずれか一方に誘電体が設けられ、前記二個の電極間の放電空間に原料ガスを供給しながら電圧を印加して放電を発生させることによってオゾンを生成するように構成される、オゾナイザであって、
断続的に前記放電空間に電圧を印加して断続的に前記放電空間で放電を発生させるように構成される、オゾナイザ。 - 二個の電極間の放電空間に原料ガスを供給しながら電圧を印加して放電を発生させることによってオゾンを生成する、オゾン生成方法であって、
断続的に前記放電空間に電圧を印加して断続的に前記放電空間で放電を発生させて、前記オゾンを生成する、オゾン生成方法。
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JP2012155884A JP2014015375A (ja) | 2012-07-11 | 2012-07-11 | オゾナイザおよびオゾン生成方法 |
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