JP2014015218A - 飲料ディスペンサーの残量検出装置 - Google Patents

飲料ディスペンサーの残量検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】濃縮シロップ量が残り少なくなってきた場合に残量があとどの程度あるかの目安が分かるようにした飲料ディスペンサーの残量検出装置を提供する。
【解決手段】飲料ディスペンサー1は、シロップタンクからの所定量の濃縮シロップと所定量の希釈水とをミキサーで混合し、それを紙コップに注いで飲料を提供する。この飲料ディスペンサー1には残量検出装置が設けられ、この残量検出装置は、濃縮シロップを収容しているシロップタンク内のシロップ残量を検知する残量検知センサこの残量検知センサが予め設定した残量値を検出したとき、チューブポンプのチューブの1計量単位あたりの送出量に基づいて現時点における濃縮シロップの残量を液晶表示部22に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、飲料ディスペンサーの残量検出装置に関し、さらに詳しくは、濃縮シロップ等の残量が乏しくなったとき、販売停止直前の状況を使用者又は管理者が容易に把握することが可能な飲料ディスペンサーの残量検出装置に関する。
飲料ディスペンサーは、希釈用の水を貯える1又は複数の水タンク、濃縮シロップを貯えるシロップタンク又はBIB(Bag In Box)、保冷機構等を内蔵し、押しボタンの操作に応じて紙コップ等の容器に常に規定の希釈をした飲料を注ぐ装置である。その一例として特許文献1に示すものがある。特許文献1のカップ飲料ディスペンサーは、保冷庫にセットされて濃縮シロップを貯留するシロップタンク、水道水等を冷却して希釈水を生成する冷却部、シロップタンクから一定量の濃縮シロップを排出させるチューブポンプ、該チューブポンプからの濃縮シロップとチューブポンプからの冷水とを混合してトレイに置かれた紙コップ等の容器に注ぐミキサー等を備えた基本構成に加え、さらに、静電容量液体センサによって飲料の売り切れ(即ち、シロップ切れ)を検出する飲料原料売り切れ検出手段を備えることによって、目視によるシロップ量の点検を不要にし、使用者又は管理者へのサービス向上を図れるようにしている。
また、特許文献2に示すディスペンサーは、冷蔵室内に設けられた飲料を封入したパックを載置するテーブルを備え、テーブルには当該テーブルの揺動端を上方に付勢するバネと、このテーブル7が上方に揺動したことを検出する残量センサを備えている。この残量センサは、パックの重量の低下を計測することによりパック内の飲料の残量を検出するというものである。
特開平8−138127号公報 特開2002−285977号公報
しかしながら、特許文献1及び2に示すような従来の飲料ディスペンサーの残量表示においては、濃縮シロップが減少して所定量になった時点でランプが点滅或いは点灯させるのみであったため、その後にあとどれ位の飲料を提供することが可能かわからないという問題があった。特に、昼食時や混雑時に濃縮シロップの残量がなくなると濃縮シロップの追加作業のために顧客を待たせることになり好ましくない。また、追加や交換はなるべく濃縮シロップを使いきった状態で行うのが好ましいが、混雑時における交換を避けるためには早めの追加を行うことが望まれる。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、濃縮シロップがある程度まで少なくなった段階でその残量を的確に把握すると共に、濃縮シロップを使い切るまでにはあとどれ位の濃縮シロップが残っており、あと何杯分位の飲料を提供できるのかを知ることが可能な飲料ディスペンサーの残量検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、所定量の濃縮シロップと所定量の希釈水とを混合し、それを容器内に注いで飲料を提供する飲料ディスペンサーの濃縮シロップの残量検出装置において、濃縮シロップが予め設定した残量になったことを検知する残量検知センサと、残量検知センサの検知信号に基づいてそれ以降に送出された濃縮シロップの供給量を設定残量から順次減算することにより、現時点における濃縮シロップの残量を算出する残量算出手段とを備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の飲料ディスペンサーの残量検出装置において、残量算出手段は、濃縮シロップを供給するチューブに沿って回転するチューブポンプのロータの回転によって送り出される1計量単位あたりの送出量に基づいて濃縮シロップの供給量を算出することを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の飲料ディスペンサーの残量検出装置において、残量算出手段によって算出された算出結果に基づいて濃縮シロップの残量の表示を行う残量表示手段をさらに備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載の飲料ディスペンサーの残量検出装置において、残量表示手段は、濃縮シロップの残量変化を段階的に表示して通知すると共に、提供終了の直前には表示を点滅させることによって最終段階の表示を行うことを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項5に記載の本発明は、請求項3又は4に記載の飲料ディスペンサーの残量検出装置において、残量表示手段は、濃縮シロップの残量が、提供可能な飲料のサイズのうち最も大きいサイズで残り1杯分になったときに最終段階の表示を行うことを特徴とする。
本発明に係る飲料ディスペンサーの残量表示装置によれば、濃縮シロップが或る程度まで減少した時点で登録してあるデータを基に販売停止直前の濃縮シロップ残量を正確に算出し、これに応じた表示を行うようにしたので、濃縮シロップの追加や交換作業の時期を的確に知ることができ、サービスの向上を図ることができるという効果がある。
また、本実施形態によれば、濃縮シロップ残量を各種の表示モードでデザイン的に表示できるため、飲料ディスペンサーのデザイン性を高めることができるという効果がある。
本発明に係る飲料ディスペンサーの外観を示す斜視図である。 図1に示す飲料ディスペンサーの内部構成を示す斜視図である。 チューブポンプの概略正面図である。 飲料の供給系の構成を示す系統図である。 本発明に係る飲料ディスペンサーの残量検出装置の構成を示すブロック図である。 残量検出装置によって表示される飲料残量の表示例を示す画像図である。 残量検出装置の処理を示すフローチャートである。
[飲料ディスペンサーの構成]
以下、本発明に係る飲料ディスペンサーの残量検出装置について、好ましい一実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る飲料ディスペンサーの外観を示す斜視図である。図示された飲料ディスペンサー1は、概略として、扉2と、紙コップ等の容器が載置されるトレイ3を備えた箱型の筐体4と、扉2の前面に設けられて販売促進用の画像等を表示する液晶ディスプレィ20と、液晶ディスプレィ20の下方に設けられた表示・操作盤21とを備えて構成されている。表示・操作盤21は、あと何杯の飲料を提供することができるかを例えば図5(a)〜(g)に示すようなデザインで表示する液晶表示部22と、提供すべき飲料のサイズ、具体的には、S(小カップ=192cc)、M(中カップ=265cc)、L(大カップ=334cc)の3種の中から選択するためのキースイッチ23a,23bとを備えて構成されている。尚、キースイッチ23a,23bが左右に設けられているのはこの飲料ディスペンサー1が2系統の飲料提供機構を備えているからである。例えば、キースイッチ23a側ではオレンジジュース、キースイッチ23b側ではウーロン茶のように異なる飲料を提供することも可能であり、キースイッチ23a,23bの両方で同じ飲料を提供することも可能である。
図2は図1に示す飲料ディスペンサーの内部構成を示す斜視図である。筐体4の内部には、筐体4の後部に配置されて冷水を生成する冷却部5と、筐体4の下部に設置されて放熱を行うコンデンサ6と、コンデンサ6を介して送られる冷媒を圧縮するコンプレッサー7と、扉2に面して筐体4内に設けられた保冷庫8と、保冷庫8内に着脱自在に装着される濃縮シロップ(オレンジ、アップル、グレープフルーツ、クランベリー、ウーロン茶等)を収容する収容部としてのシロップタンク9a,9bと、保冷庫8の下部に配設されて一定量の濃縮シロップを排出するチューブポンプ10a,10bと、冷却部5の後述するマルチポンプ54から供給される媒体によって冷却する熱交換器11と、熱交換器11を冷却するファンモータ12と、チューブポンプ10a,10bの下部に配設されて濃縮シロップと冷却部5で冷却された希釈水とを混合して紙コップ等の容器へ注ぎ入れるミキサー13a,13bと、濃縮シロップを希釈する水をミキサー13a,13bに供給する希釈水ポンプ14と、後述する残量検出装置100とが設置されている。尚、ミキサー13a,13bに代えてピンチバルブを用いることもできる。
扉2は、図2に示すように筐体4の前部に開閉自在に取り付けられており、濃縮シロップの補充や装置のメンテナンス等の際に開けられ、通常は施錠して閉じられている。
冷却部5は、概略として、水道水等が導入される冷水タンク51と、希釈水を冷却する冷水コイル52と、コンプレッサー7を介して供給される冷媒を気化させ吸熱するエバポレータコイル53と、保冷庫8の熱交換器11からの媒体を循環させるマルチポンプ54とを備えている。
収納部としてのシロップタンク9a,9bは、例えば樹脂製の容器であり、濃縮シロップの補充、交換、飲料ディスペンサー1の清掃時等に保冷庫8から取り外すことができる。
チューブポンプ10a,10bは、濃縮シロップを脈動させながら供給するポンプであり、図3にチューブポンプ10aの概要を示す。尚、チューブポンプ10bも同様に構成されている。チューブポンプ10aは、概略として、円形状のロータ113と、円形状のロータ113の周縁部に近接される円弧状の固定ガイド116とを備えて構成さている。ロータ113は、図示しないステッピングモータ等の駆動装置によって回転駆動する駆動軸112を介して回転自在に支持されると共に、ロータ113の周縁部分近傍には3つのスクイズローラ115a,115b,115cが回転自在に取り付けられている。そして、ロータ113の周縁部と固定ガイド116との間にシロップタンク9aから伸びるチューブ16aを配置する。尚、固定ガイド116はピン117を支点として揺動可能に形成されている。かかる構成において、駆動軸112を回転させることによりロータ113が矢印方向に回転するとチューブ16a内を流れる濃縮シロップが下方に送出される。そして、二つのスクイズローラ115a、115bによって挟まれたチューブ16a内に存在する濃縮シロップの量を1計量単位として濃縮シロップの供給が行われる。従って、チューブ16aの内径及びスクイズローラ115a、115bによって挟まれたチューブ16aの長さによって1計量単位で供給される濃縮シロップの量を知ることができる。また、実際にロータ113を1/3回転(120°回転)動作させることによって供給される濃縮シロップの量を計測することによっても1計量単位で供給される濃縮シロップの量を知ることができる。
図4は飲料の供給系を示す系統図である。シロップタンク9a,9bのそれぞれにはタンク内の濃縮シロップの残量を検出する残量検出センサ15a,15bが取り付けられており、その検出出力は図5に示すCPU41に取り込まれる。尚、残量検出センサ15a,15bはシロップタンク9a,9b内の濃縮シロップが、例えば、1リットル減るごとにそれを検出して残量検出装置100に検出信号を送るように設定されている。そして、残量検出センサ15a,15bは、シロップタンク9a,9b内の濃縮シロップの残量が残り少なくなり、後述する残量検出装置100を動作させるトリガーとなる検出レベルが予め設定されている。尚、この検出レベルは適宜変更することが可能である。一方、シロップタンク9a,9bから伸びるチューブ16a,16bはチューブポンプ10a,10bのロータ113の間に沿うようにして固定ガイド116との間に配置される。チューブ16a,16bには配管17a,17bがさらに連結されており、配管17a,1bを介してミキサー13a,13bに接続されている。また、冷却部5は、上記した冷水タンク51、冷水コイル52、エバポレータコイル53、マルチポンプ54等を備えて構成されており、冷水タンク51には配管18を介して水道水等が冷却用水として給水され、その流量は減圧弁19及び給水電磁弁24によって制御されている。減圧弁19は希釈水ポンプ14に過大な水圧が加わらないようにするもので、給水電磁弁24は冷水タンク51への給水量を制御するものである。
また、冷水タンク51内に配設された冷水コイル52と減圧弁19との間の配管25aにはミキサー13a,13bへ希釈水を供給する希釈水ポンプ14及び冷水タンク51への給水を制御する給水電磁弁26が配設されており、冷水コイル52の出側の配管25bとミキサー13a,13bとの間には配管27a,27bが接続されている。そして、配管27aには流量制御用のフローレギュレータ28a及び希釈水Wの供給/停止を制御する希釈水電磁弁29aが配設され、同様に配管27bには流量制御用のフローレギュレータ28b及び希釈水電磁弁29bが配設されている。尚、エバポレータコイル53には、図示しないコンプレッサー、コンデンサ、アキュムレータ等を含む冷凍ユニット30が接続されている。
図5は残量検出装置100の構成を示すブロック図である。図示された残量検出装置100は、残量検出制御のほか、上述した電磁弁19,24,26,29a,29b、チューブポンプ10a,10b、冷凍ユニット30等の制御や液晶表示部22の表示の制御当を行う。すなわち、残量検出装置100は、各種のプログラムやデータを記憶格納するメモリ40と、メモリ40に格納されたプログラムを実行するCPU41とを備えて構成されている。メモリ40には、例えば図7に示すような処理を実行するプログラム及び残量検出制御以外の制御に対応するプログラム、さらには、チューブ16a,16bの太さ及びスクイズローラ115a、115bによって挟まれたチューブ16aの長さ、或いはチューブ16a,16bに基づく1計量単位で供給される濃縮シロップの量、提供する飲料のサイズ(S,M,L)に応じた希釈率等のデータ等が格納される。そして、CPU41には、冷却部5、残量検出センサ15a,15b、液晶ディスプレィ20、表示・操作盤21、及びチューブポンプ10a,10bを駆動するチューブポンプ駆動部31のそれぞれが接続されている。チューブポンプ駆動部31はチューブポンプ10a,10bのステッピングモータ(図示せず)を駆動する制御回路、ドライブ回路、電源回路等によって構成されている。尚、濃縮シロップの補充等を行った場合、設定値等を自動或いは手動でリセットすることにより初期状態にセットされる。
[飲料ディスペンサー1の使用及び動作]
次に、上述した飲料ディスペンサー1の動作の概要について説明する。使用者又は管理者(以下「使用者等」という。)は、営業開始の前に飲料ディスペンサー1の状態をチエックする。具体的には、最大4リットルのシロップ収納量を有するシロップタンク9a,9b内の濃縮シロップの容量を確認し、不足している場合には補充する。通常、飲料ディスペンサー1は常時電源オンにされており、冷却部5は冷水タンク51に常に冷水が貯留されるように稼働している。
図4に示すように、使用者等が紙コップ40a,40bをトレイ3の所定位置に置き、扉2の表示・操作盤21のキースイッチ23a,23bのS、M、Lのいずれかを押すと、チューブポンプ10,10b及び希釈水ポンプ14と給水電磁弁26及び希釈水電磁弁29a,29b(キースイッチ23a,23bの操作に対応して一方又は両方が動作)によって所定量の濃縮シロップ及び希釈水がほぼ同時にミキサー13a,13bへ供給され、各サイズに見合う量(S=192cc、M=265cc、L=334ccのいずれか)の飲料が所定の希釈率に応じて希釈されてミキサー13a,13bから紙コップ40a,40bへと注がれる。また、キースイッチには、押している間だけ飲料を抽出する機能を持たせることもできる。
[液晶表示部の残量表示]
液晶表示部22には、シロップタンク9a,9b内の濃縮シロップの残量に応じて残量が図6(a)〜(g)のいずれかに示すような表示モードが表示される。尚、図6(a)〜(g)において液晶表示部22には7×5のドットを持ったセグメントが示されているが、(a)〜(d)は、二つのセグメントを使った場合の残量表示を示し、(e)〜(g)は、一つのセグメントでの残量表示を示している。本実施形態はシロップタンク9a,9bの濃縮シロップの容量がいずれも最大4リットルの場合であり、濃縮シロップの容量が半分の2リットルになると表示内容が図6(a)〜(g)の左側から2番目の表示内容となる。そして、残量検知センサ15a,15bが予め設定した残量、例えば1リットル未満、となったことを検出すると、その検出値に基づき表示内容が図6(a)〜(g)の左側から3番目の表示内容となる。そして、濃縮シロップの残量が残り一杯分になると図6(a)〜(g)に示す左から4つ目の表示になり、且つ、点滅表示になる。尚、この最終段階の表示のときには音や音声合成等によって使用者等に状況の案内を行うようにすることもできる。
この残量表示について図6(a)の表示に基づいてさらに詳述すると、まず、シロップタンク9a内の濃縮シロップ残量が4リットル(満量)であるときには、図6(a)の最も左側に表示モードのうち、左側の7×5のドットの35の全てのドットが点灯した表示となっている。そして、1リットル減って残量が3リットルになると最上段(下から7段目)が消灯し、さらに1リットル減って残量が2リットルになると下から6段目が消灯し、図6(a)の左から2番目に示すように上2段が消灯した表示となる。そして、1リットル減って残量が1リットルになると上3段が消灯した表示となる(図示せず)。さらに、残量検知センサ15a,15bが予め設定した1リットル未満の残量となったことを検出すると表示内容が図6(a)の左側から3番目に示すような上4段が消灯した表示となる。そして、残量検知センサ15a,15bの検出出力に基づいて残量検出装置100による残量検出が開始される。そして、それ以後の残量に応じて点灯しているドットを適宜消灯させて使用者等に残量を知らせる。さらに濃縮シロップが減って残り一杯分になったら図6(a)の左から4つ目に示すような上6段が消灯して最下段のみが点滅表示となる。尚、残量が残り1杯分か否かについてはLサイズ(大カップ=334cc)が提供できる量が残っていることを示すが、その残量は残量検出装置100によって算出される。
同様に、図6(b)の表示モードの場合には、濃縮シロップ残量が4〜3リットルのときにはV字形に26ドットが表示され、1リットル減るごとに縦の高さが上側から減っていく。次に、図6(c)の表示モードの場合には、濃縮シロップ残量が4〜3リットルのときには縦棒が異なる高さで4つが表示され、1リットル減るごとに左側から縦棒の表示が1つずつ減っていく。次に、図6(d)の表示モードは(c)に対し点灯ドットを増やしたものである。次に、図6(e)の表示モードの場合には、逆凸形のマークが表示され、1リットル減るごとに縦の高さが上側から減っていく。次に、図6(f)の表示モードの場合には、濃縮シロップ残量が4〜3リットルのときには「凸」マークが33ドットで表示され、1リットル減るごとに「凸」の大きさが減っていく。図6(g)の表示モードの場合には、35のドットからなる長方形のマークが1リットル減るごとに全体のサイズが小さくなる。尚、図6に示した表示モードは一例に過ぎず、任意の表示形態を採用可能であることは言うまでもない。本実施形態では残量表示を7段階で示すこととしたが、ドット数を増やすと共に1ドットを1計量単位とすることも可能である。また、本実施形態では1リットル単位に表示を行うものとしたが、さらに細かく表示(例えば500ミリリットル単位)してもよい。
[残量検出装置100の動作]
次に、図7を参照して残量検出装置100の動作について説明する。図7は残量検出装置100の処理を示すフローチャートである。まず、シロップタンク9a,9bが保冷庫8にセットされているか否かがCPU41によって判定される(ステップS101)。シロップタンク9a,9bが保冷庫8にセットされている場合には(ステップS101:Yes)、残量検出センサ15a,15bによって残量を検出するための検出値が入力され、そのデータがメモリ40に保存される。また、メモリ40には予めチューブポンプ10a,10bのチューブ16a,16bの太さや1計量単位となる容量等に関するデータが記憶されており、さらに残量検出センサ15a,15bが動作して予め設定した所定の残量、例えば1リットル未満、となったことが検出された以後のチューブポンプ10a,10bのロータ回転数(又はステッピングモータの延べ回転数)が記憶されており、CPU41はシロップタンク9a,9b内の濃縮シロップが所定の量まで減少したか否かを判定する(ステップS102)。濃縮シロップ残量が1リットル以上であった場合(ステップS102:1L以上)、CPU41は濃縮シロップ残量値に応じた表示を表示・操作盤21の液晶表示部22に表示させる(ステップS103)。例えば、図6(a)の表示モードの場合には、残量に応じて左側から3つ目までの表示の1つを表示すると共に、上記ステップS102へ移行する。従って、ステップS103における表示は図6(a)〜(g)のいずれかにおける左側から3つ目の表示までとなる。この場合の濃縮シロップ残量はまだ十分であるため、残量を正確に算出する必要はなく、残量検出センサ15a,15bの出力に依存しない残量判定となっており、予め持っている残量値をもとに搬出による減算処理で概略の残量を表示することになる。
そして、残量検出センサ15a,15bが動作して濃縮シロップの残量が予め設定した量(1リットル未満)になった場合(ステップS102:1L未満)には、処理はステップS104へ移行する。すなわち、残量検出が行われた後に提供される飲料についてCPU41はチューブの太さや1計量単位当たりの容量等に関するデータや、カップ容量S,M,Lに応じて予め設定されている希釈率等のデータをメモリ40から読み出して(ステップS104)シロップ供給量を算出し、この算出値を基に濃縮シロップの正確な残量(または、以後の提供回数)を算出する(ステップS105)。そして、飲料の販売が進み、濃縮シロップが残り1杯分となったことが算出されると(ステップS106:Yes)、液晶表示部22には図6(a)〜(g)に示す最も右側(左側から4番目)に示すようなドットが点滅表示される(ステップS107)。例えば、図6(a)の表示モードの場合、最下段のドットのみが点滅表示される。かかる表示になったら濃縮シロップの追加又は交換の準備又は措置をとり、そして、最後の1杯が提供されると販売停止モードとなる(ステップS108)。前述したように、キースイッチを押している間だけ抽出する機能を持たせている場合は、抽出中に(キースイッチを押している時に)強制的に販売を中止することになる。
使用者等は液晶表示部22の表示を確認し、シロップタンク9a,9bに濃縮シロップを補充する。そして、残量検出値及び残量算出値が手動或いは自動でクリアされると再び残量検出センサ15a,15bは残量検出を開始すると共に、液晶表示部22には図6(a)〜(g)のいずれかに示す最も左側のシロップ満杯を示すマークが表示されて上記ステップS102以降の処理が繰り返し実行される。
[実施形態の効果]
本実施形態に係る飲料ディスペンサーの残量検出装置によれば、シロップタンク9a,9b内の濃縮シロップが或る程度まで減少したところでチューブの太さや1計量単位となる容量等に関するデータ及び予め設定されている希釈率等を基にしてシロップ残量を正確に算出し、これに応じた表示を行うようにしたので、使用者等は濃縮シロップの追加作業の時期を的確に知ることができ、サービスの向上を図ることができるという効果がある。
また、本実施形態によれば、シロップ残量を各種の表示モードで表示できるため、飲料ディスペンサーのデザイン性を高めることができるという効果がある。
以上のように、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能であることはいうまでもない。例えば、液晶表示部22には図6(a)〜(g)に示すようなデザイン的な表示にしたが、数値によるパーセント表示(例えば、残量が多いときには数十%刻み、1リットル未満では1〜数%刻み等)としても、抽出可能な残り杯数を具体的な文字表示によって表示するようにしてもよい。
以上のように、好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る残量検出装置は、飲料ディスペンサー以外の用途にも適用可能である。例えば、異なる2種の液体を混合して排出する装置の全般に採用可能である。
1 飲料ディスペンサー
2 扉
3 トレイ
4 筐体
5 冷却部
6 コンデンサ
7 コンプレッサー
8 保冷庫
9a,9b シロップタンク
10a,10b チューブポンプ
11 熱交換器
12 ファンモータ
13a,13b ミキサー
14 希釈水ポンプ
15a,15b 残量検出センサ
16a,16b チューブ
17a,17b 配管
18 配管
19 減圧弁
20 液晶ディスプレィ
21 表示・操作盤
22 液晶表示部
23a,23b キースイッチ
24 給水電磁弁
25a,25b,27a,27b 配管
26 給水電磁弁
28a,28b フローレギュレータ
29a,29b 希釈水電磁弁
30 冷凍ユニット
31 チューブポンプ駆動部
40 メモリ
41 CPU
40a,40b 紙コップ
51 冷水タンク
52 冷水コイル
53 エバポレータコイル
54 マルチポンプ
100 残量検出装置

Claims (5)

  1. 所定量の濃縮シロップと所定量の希釈水とを混合し、それを容器内に注いで飲料を提供する飲料ディスペンサーの前記濃縮シロップの残量検出装置において、
    前記濃縮シロップが予め設定した残量になったことを検知する残量検知センサと、
    前記残量検知センサの検知信号に基づいてそれ以降に送出された前記濃縮シロップの供給量を前記設定残量から順次減算することにより、現時点における前記濃縮シロップの残量を算出する残量算出手段と、
    を備えていることを特徴とする飲料ディスペンサーの残量検出装置。
  2. 請求項1に記載の飲料ディスペンサーの残量検出装置において、
    前記残量算出手段は、
    前記濃縮シロップを供給するチューブに沿って回転するチューブポンプのロータの回転によって送り出される1計量単位あたりの送出量に基づいて前記濃縮シロップの供給量を算出することを特徴とする飲料ディスペンサーの残量検出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の飲料ディスペンサーの残量検出装置において、
    前記残量算出手段によって算出された算出結果に基づいて前記濃縮シロップの残量の表示を行う残量表示手段をさらに備えていることを特徴とする飲料ディスペンサーの残量検出装置。
  4. 請求項3に記載の飲料ディスペンサーの残量検出装置において、
    前記残量表示手段は、
    前記濃縮シロップの残量変化を段階的に表示して通知すると共に、提供終了の直前には表示を点滅させることによって最終段階の表示を行うことを特徴とする飲料ディスペンサーの残量表示装置。
  5. 請求項3又は4に記載の飲料ディスペンサーの残量検出装置において、
    前記残量表示手段は、
    前記濃縮シロップの残量が、提供可能な飲料のサイズのうち最も大きいサイズで残り1杯分になったときに最終段階の表示を行うことを特徴とする飲料ディスペンサーの残量検出装置。
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