JP2014015129A - 車両用ミラー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体側の寸法のバラツキに拘らず見栄えを向上する。
【解決手段】車両用ドアミラー装置10では、ベース16がドア12に取付けられると共に、ベース16の外周がベースカバー22によって被覆されており、ベースカバー22は、ドア12のアウタパネル12Aをも被覆している。さらに、ベースカバー22にインナ部材28が固定されており、インナ部材28のラッチ歯34Aがベース16のラッチ溝20Aに噛合されて、ベースカバー22がベース16に保持されている。ここで、噛合されるラッチ歯34Aとラッチ溝20Aとの組合せが変更されることで、ベース16に対するベースカバー22の位置が調整されて、ベースカバー22下側端のアウタパネル12Aとの距離Lが調整される。このため、ドア12の寸法にバラツキが発生しても、ベースカバー22下側端のアウタパネル12Aとの距離Lを小さくでき、見栄えを向上できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ミラーを支持する支持体と車体側とを被覆部材が被覆する車両用ミラー装置に関する。
下記特許文献1に記載のドアミラー装置では、サイドドア内のアウタリインフォースにベース部材が支持されており、ベース部材はドアミラーを支持している。さらに、ベース部材とサイドドアのドアアウタパネルとがベースカバー体に被覆されており、ベースカバー体はドアアウタパネルに接触されている。
ここで、このようなドアミラー装置では、サイドドアのアウタリインフォースとドアアウタパネルとの間隔にバラツキが発生し易い。
このため、特にドアアウタパネルとベースカバー体との間に隙間を形成する場合でも、アウタリインフォースとドアアウタパネルとの間隔寸法のバラツキに拘らず、ベースカバー体のドアアウタパネルとの距離を小さくできれば、見栄えを向上できる。
特開2008−302863号公報
本発明は、上記事実を考慮し、車体側の寸法のバラツキに拘らず見栄えを向上できる車両用ミラー装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の車両用ミラー装置は、車体側に支持され、ミラーを支持する支持体と、前記支持体及び車体側を被覆する被覆部材と、前記支持体に対する前記被覆部材の位置を調整可能にして前記被覆部材の車体側との距離が調整可能にされる調整手段と、を備えている。
請求項2に記載の車両用ミラー装置は、請求項1に記載の車両用ミラー装置において、前記調整手段は、前記支持体と前記被覆部材とを付勢力により連絡する。
請求項3に記載の車両用ミラー装置は、請求項1又は請求項2に記載の車両用ミラー装置において、前記車体側に接触されて前記車体側をシールすると共に、前記調整手段によって前記車体側への接触圧力を調整可能にされたシール部材を備えている。
請求項4に記載の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用ミラー装置において、前記調整手段は、前記支持体の複数の部位に対する前記被覆部材の位置を調整可能にする。
請求項5に記載の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両用ミラー装置において、前記調整手段は、前記支持体及び前記被覆部材の一方に設けられた係合溝と、前記支持体及び前記被覆部材の他方に設けられ、前記係合溝に係合される係合部と、を有し、前記調整手段による前記支持体に対する前記被覆部材の位置の調整方向と前記係合溝の延伸方向とを非垂直にしている。
請求項1に記載の車両用ミラー装置では、車体側に支持体が支持されており、支持体がミラーを支持する。さらに、支持体及び車体側を被覆部材が被覆する。
ここで、調整手段が支持体に対する被覆部材の位置を調整可能にして、被覆部材の車体側との距離が調整可能にされる。このため、車体側の寸法のバラツキに拘らず、見栄えを向上できる。
請求項2に記載の車両用ミラー装置では、調整手段が支持体と被覆部材とを付勢力により連絡する。このため、例えば被覆部材に外力を作用させることで、調整手段の付勢力に抗して支持体に対する被覆部材の位置を調整でき、被覆部材の車体側との距離を容易に調整できる。
請求項3に記載の車両用ミラー装置では、シール部材が車体側に接触されて車体側をシールする。
ここで、調整手段によってシール部材の車体側への接触圧力を調整可能にされている。このため、調整手段によってシール部材による車体側のシール力を調整できる。
請求項4に記載の車両用ミラー装置は、調整手段が支持体の複数の部位に対する被覆部材の位置を調整可能にする。このため、被覆部材が支持体ひいては車体側に対し傾動でき、被覆部材の車体側との距離を効果的に調整できる。
請求項5に記載の車両用ミラー装置では、支持体及び被覆部材の一方に調整手段の係合溝が設けられると共に、支持体及び被覆部材の他方に調整手段の係合部が設けられており、係合溝に係合部が係合される。
ここで、調整手段による支持体に対する被覆部材の位置の調整方向と係合溝の延伸方向とを非垂直にしている。このため、支持体に対する被覆部材の移動を効果的に抑制でき、支持体に対する被覆部材の位置を効果的に固定できて、被覆部材の車体側との距離を効果的に固定できる。
本発明の実施の形態に係る車両用ドアミラー装置を示す車両後方から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係る車両用ドアミラー装置を示す車両後側かつ上側から見た斜視図である。 (A)は、本発明の実施の形態の第1変形例に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す側面図であり、(B)は、本発明の実施の形態の第2変形例に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す側面図であり、(C)は、本発明の実施の形態の第3変形例に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す側面図であり、(D)は、本発明の実施の形態の第4変形例に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す一部破断した側面図である。
図1には、本発明の車両用ミラー装置が適用された実施の形態に係る車両用ドアミラー装置10が車両後方から見た断面図にて示されており、図2には、車両用ドアミラー装置10が車両後側かつ上側から見た斜視図にて示されている。なお、図面では、車幅方向外方(車両右方)を矢印OUTで示し、上方を矢印UPで示す。
図1及び図2に示す如く、本実施の形態に係る車両用ドアミラー装置10は、車体側としての車両のドア12(サイドドア)の外部に設けられている。
ドア12の下側部分の外側面は、配置部材(意匠部材)としての板状のアウタパネル12A(ドアアウタパネル)によって構成されており、アウタパネル12Aの上端の車両前側端部には、取付孔14が貫通形成されている。
ドア12の下側部分の内部には、取付部材としての板状のインナパネル12Bが固定されており、インナパネル12Bは、アウタパネル12Aに比し強度を高くされてドア12を補強すると共に、アウタパネル12Aの取付孔14に対向されている。
車両用ドアミラー装置10は、車幅方向内側かつ下側の端部において、支持体を構成する支持部材としての金属製でブロック状のベース16を備えている。ベース16の下側部分には、略円柱状の取付脚16Aが所定数(例えば3本)一体に設けられており、所定数の取付脚16Aが、アウタパネル12Aの取付孔14に貫通された状態で、ボルト18によってインナパネル12Bに取付けられることで、ベース16がドア12に取付けられて、車両用ドアミラー装置10がドア12に取付けられている。
ベース16の上側部分には、調整手段を構成する被係合部としてのラッチ溝列20が複数(例えば3列)形成されており、複数のラッチ溝列20は、ベース16の周方向に等間隔に配置されている。ラッチ溝列20には、係合溝としての断面三角形状のラッチ溝20Aが所定数設けられており、所定数のラッチ溝20Aは、それぞれアウタパネル12Aの取付孔14に平行な方向へ延伸されると共に、取付孔14に垂直な方向へ並べられている。
ベース16の外周は、被覆部材(意匠部材)としての樹脂製で略円筒状のベースカバー22によって被覆されており、ベースカバー22内は、下側(アウタパネル12A側)へ開放されている。ベースカバー22の下側端は、全周において、アウタパネル12Aの取付孔14外周側に対向されており、ベースカバー22は、下側端が対向するアウタパネル12Aに沿った形状にされて、アウタパネル12Aの取付孔14外周側を被覆している。
ベースカバー22の上側端には、上壁22Aが設けられており、上壁22Aは、平板状にされている。上壁22Aには、露出孔24が貫通形成されており、露出孔24は、ベース16を上側へ露出させている。
ベースカバー22の内周面には、固定部としての棒状の固定脚26が所定数(例えば3本)一体に設けられており、所定数の固定脚26は、ベースカバー22の周方向に等間隔に配置されると共に、それぞれベースカバー22の内周面から下側へ延出されている。
ベース16とベースカバー22との間には、調整手段を構成する係合部材としての樹脂製のインナ部材28が設けられている。
インナ部材28の下側端には、押圧部としての略円環板状の押圧板30が形成されており、押圧板30は、ベース16の外周全体に配置されている。押圧板30は、アウタパネル12Aの取付孔14外周側に対向されており、押圧板30は、対向するアウタパネル12Aに沿った形状にされている。押圧板30の外周は、ベースカバー22の下側端に対向されており、押圧板30の外周は、対向するベースカバー22の下側端に沿った形状にされている。
押圧板30には、被固定部としての箱状の固定箱32が所定数(例えば3個)一体に設けられており、所定数の固定箱32は、押圧板30の周方向に等間隔に配置されると共に、それぞれ押圧板30から上側(アウタパネル12Aとは反対側)へ突出されている。固定箱32には、ベースカバー22の固定脚26が移動不能に固定されており、これにより、インナ部材28が、ベースカバー22に移動不能に固定されて、ベースカバー22と一体に移動可能にされている。
押圧板30には、係合手段としての矩形柱状のラッチ脚34が複数(例えば3本)形成されており、複数のラッチ脚34は、ベース16の周方向に等間隔に配置されると共に、それぞれ押圧板30から上側へ延出されて弾性を有している。
ラッチ脚34の上部(先端部)には、係合部としての断面三角形状のラッチ歯34Aが所定数設けられており、所定数のラッチ歯34Aは、それぞれアウタパネル12Aの取付孔14に平行な方向へ延伸されると共に、取付孔14に垂直な方向へ並べられている。ラッチ歯34Aは、ラッチ脚34の弾性力によってベース16のラッチ溝列20のラッチ溝20Aに噛合(係合)されており、これにより、インナ部材28がベース16に保持されて、ベースカバー22がインナ部材28を介してベース16に保持(連絡)されている。また、噛合されるラッチ歯34Aとラッチ溝20Aとの組合せがラッチ脚34の弾性力に抗して変更されることで、ベース16に対するインナ部材28及びベースカバー22の取付孔14垂直方向における位置が調整されて、ベースカバー22下側端のアウタパネル12Aとの距離L(0を含む)が調整される。
インナ部材28の下側(アウタパネル12A側)には、シール部材としての略板状のガスケット36が設けられており、ガスケット36は、ゴム製にされて、弾性及びシール性を有している。
ガスケット36には、略円筒状のシール筒36Aが所定数(例えば3本)一体に設けられており、シール筒36Aは、ガスケット36から下側に突出されて、アウタパネル12Aの取付孔14に挿通されている。シール筒36A内は、ガスケット36の上側(アウタパネル12Aとは反対側)に開放されており、シール筒36Aは、内部にベース16の取付脚16Aが挿入されて、取付脚16Aの全周に密着されている。
ガスケット36の外周部には、全周において、シール部36Bが設けられており、シール部36Bは、ガスケット36の外周側へ向かうに従い下側(アウタパネル12A側)へ向かう方向に延出されている。ガスケット36は、シール部36Bより内周側における全周において、インナ部材28の押圧板30によって下側に押圧されており、シール部36Bは、ベースカバー22下側端の内周側近傍におけるアウタパネル12Aの取付孔14全周において、アウタパネル12Aに接触(圧接)されている。このため、ガスケット36はアウタパネル12Aの取付孔14(取付孔14の外周とベース16の取付脚16Aとの間)をシールしており、ベースカバー22の下側端とアウタパネル12Aとの間及び取付孔14を介してドア12内に水等が浸入することが抑制(防止)されると共に、車両の走行時にベースカバー22の下側端とアウタパネル12Aとの間及び取付孔14を介してドア12内に風が侵入することによる風切音の発生が抑制される。
ベース16の上側には、本体部38が支持されており、本体部38には、格納手段としての格納装置40(リトラクタ)が設けられている。
格納装置40は、支持体を構成する支持部としての金属製のスタンド40Aを備えており、スタンド40Aがベースカバー22の露出孔24を介してベース16に取付けられることで、格納装置40がベース16に取付けられている。スタンド40Aは、回動体を構成する駆動体(図示省略)を支持しており、格納装置40が駆動された際には、駆動体がスタンド40Aに対し回動される。
格納装置40の駆動体は、回動体を構成する外装部材(意匠部材)としての略直方体形容器状のバイザ42内に収容されており、バイザ42内は、車両後側に開放されている。バイザ42内には、当該開放部分において、回動体を構成する略矩形板状のミラー44が収容されており、ミラー44の鏡面44Aが車両後側へ向けられて、ミラー44によって乗員が車両後側を視認可能にされている。
バイザ42及びミラー44は、格納装置40の駆動体に連結されて支持されており、格納装置40が駆動されて駆動体がスタンド40Aに対し回動される際には、バイザ42及びミラー44が、駆動体と一体に車両後側(車幅方向内側)又は車両前側(車幅方向外側)へ回動されて、格納(折畳み)又は起立(展開、復帰)される。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成の車両用ドアミラー装置10では、ベース16の所定数の取付脚16Aが、ドア12のアウタパネル12Aの取付孔14に貫通された状態で、ドア12のインナパネル12Bに取付けられることで、ベース16がドア12に取付けられている。さらに、ベース16の外周は、ベースカバー22によって被覆されており、ベースカバー22は、アウタパネル12Aの取付孔14外周側をも被覆している。
ベースカバー22には、インナ部材28が移動不能に固定されており、インナ部材28のラッチ脚34のラッチ歯34Aがベース16のラッチ溝列20のラッチ溝20Aに噛合されて、ベースカバー22がインナ部材28を介してベース16に保持されている。
ここで、噛合されるラッチ歯34Aとラッチ溝20Aとの組合せが変更されることで、ベース16に対するインナ部材28及びベースカバー22の取付孔14垂直方向における位置が調整されて、ベースカバー22下側端のアウタパネル12Aとの距離L(0を含む)が調整される。このため、ドア12におけるアウタパネル12Aの取付孔14部分とインナパネル12Bとの間隔寸法にバラツキが発生しても、ベースカバー22下側端のアウタパネル12Aとの距離Lを小さくでき、ベースカバー22下側端とアウタパネル12Aとの間の部分の見栄えを向上できる。これにより、アウタパネル12Aの取付孔14部分とインナパネル12Bとの間隔寸法にバラツキに対応してベースカバー22を製造する金型のチューニングをする必要をなくすことができる。
また、ラッチ脚34の弾性力(付勢力)によってラッチ脚34のラッチ歯34Aがラッチ溝列20のラッチ溝20Aに噛合されて、ベースカバー22がインナ部材28を介してベース16に保持されている。このため、ベースカバー22に外力を作用させることで、噛合されるラッチ歯34Aとラッチ溝20Aとの組合せをラッチ脚34の弾性力に抗して変更でき、ベース16に対するインナ部材28及びベースカバー22の取付孔14垂直方向における位置を容易に調整できて、ベースカバー22下側端のアウタパネル12Aとの距離Lを調整できる。
さらに、ベース16の周方向(取付孔14の周方向)において、インナ部材28にラッチ脚34が複数設けられると共に、ベース16にラッチ溝列20が複数設けられている。このため、各ラッチ溝列20及びラッチ脚34毎にラッチ歯34Aが噛合されるラッチ溝20Aを調整して、ベース16の周方向における複数の部位(各ラッチ溝列20の位置)に対するインナ部材28及びベースカバー22の位置を別々に調整することで、インナ部材28及びベースカバー22をベース16ひいてはアウタパネル12Aに対し傾動できる。これにより、ベースカバー22下側端のアウタパネル12Aとの距離Lを効果的に小さくでき、ベースカバー22下側端とアウタパネル12Aとの間の部分の見栄えを効果的に向上できる。
また、インナ部材28の押圧板30によってガスケット36がシール部36Bより内周側における全周において下側(アウタパネル12A側)に押圧されており、シール部36Bがアウタパネル12Aに取付孔14の全周において接触されて、ガスケット36が取付孔14をシールしている。このため、ベース16に対するインナ部材28及びベースカバー22の取付孔14垂直方向における位置が調整されて、ベースカバー22下側端のアウタパネル12Aとの距離Lが調整されることで、押圧板30によるガスケット36の下側への押圧力が調整されて、シール部36Bのアウタパネル12Aへの接触圧力が調整される。これにより、ドア12におけるアウタパネル12Aの取付孔14部分とインナパネル12Bとの間隔寸法にバラツキが発生しても、ベースカバー22下側端のアウタパネル12Aとの距離Lを調整すると同時に、ガスケット36による取付孔14のシール力を調整でき、ガスケット36による取付孔14のシール性能を確保できる(常に大きい状態に維持できる)。
さらに、上述の如くベースカバー22下側端のアウタパネル12Aとの距離Lを小さくできるため、ベースカバー22の外側(ベースカバー22の下側端とアウタパネル12Aとの間)からガスケット36を視認不能にできる。このため、ガスケット36の色彩をベースカバー22及びアウタパネル12Aの色彩と同一(類似色を含む)にしなくても、ベースカバー22下側端とアウタパネル12Aとの間の部分の見栄えが低下することを抑制でき、ガスケット36の色彩の自由度を大きくできる。
(第1変形例)
図3(A)には、本実施の形態の第1変形例に係る車両用ドアミラー装置50の主要部が側面図にて示されている。
図3(A)に示す如く、本変形例に係る車両用ドアミラー装置50では、ベース16のラッチ溝列20がベース16の周方向において複数(本変形例では2つ)の分割溝列52に分割されると共に、インナ部材28のラッチ脚34がベース16の周方向において複数(本変形例では2つ)の分割脚54に分割されている。
各分割溝列52のラッチ溝20Aは、アウタパネル12Aの取付孔14に垂直な方向における位置を互いに相違されると共に、各分割脚54のラッチ歯34Aは、取付孔14に垂直な方向における位置を互いに一致されている。
各ラッチ溝列20及び各ラッチ脚34において、1つの分割溝列52のラッチ溝20Aに1つの分割脚54のラッチ歯34Aが噛合(係合)されており、これにより、インナ部材28がベース16に保持されて、ベースカバー22がインナ部材28を介してベース16に保持(連絡)されている。
ここで、本変形例でも、上記実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、ラッチ溝列20の各分割溝列52のラッチ溝20Aが、アウタパネル12Aの取付孔14に垂直な方向における位置を互いに相違されている。このため、ラッチ溝20A及びラッチ歯34Aの少なくとも一方の幅方向寸法(取付孔14に垂直な方向における寸法)を小さくするのに限界がある場合でも、1つの分割溝列52のラッチ溝20Aと他の分割溝列52のラッチ溝20Aとの取付孔14に垂直な方向における間隔を小さくでき、ベース16に対するインナ部材28及びベースカバー22の取付孔14垂直方向における位置を微調整できて、ベースカバー22下側端のアウタパネル12Aとの距離Lを微調整できる。
なお、本変形例では、ラッチ溝列20の各分割溝列52のラッチ溝20Aが、アウタパネル12Aの取付孔14に垂直な方向における位置を互いに相違されると共に、ラッチ脚34の各分割脚54のラッチ歯34Aが、取付孔14に垂直な方向における位置を互いに一致されている。しかしながら、ラッチ溝列20の各分割溝列52のラッチ溝20Aが、取付孔14に垂直な方向における位置を互いに一致されると共に、ラッチ脚34の各分割脚54のラッチ歯34Aが、取付孔14に垂直な方向における位置を互いに相違されてもよい。この場合、ラッチ溝列20の各分割溝列52を取付孔14に平行な方向に連続して設けてもよい。
(第2変形例)
図3(B)には、本実施の形態の第2変形例に係る車両用ドアミラー装置60の主要部が側面図にて示されている。
図3(B)に示す如く、本変形例に係る車両用ドアミラー装置60では、ベース16のラッチ溝列20のラッチ溝20A及びインナ部材28のラッチ脚34のラッチ歯34Aが、アウタパネル12Aの取付孔14に対し交差(特に傾斜)される方向へ延伸されている。
ここで、本変形例でも、上記実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、ラッチ溝列20のラッチ溝20A及びラッチ脚34のラッチ歯34Aが、アウタパネル12Aの取付孔14に対し交差される方向へ延伸されている。このため、ラッチ溝20Aの延伸方向端面にラッチ歯34Aの延伸方向端面が係止されることで、ラッチ溝20Aからラッチ歯34Aに作用する下側(アウタパネル12A側)への力を大きくできる。これにより、ベース16に対するインナ部材28及びベースカバー22の取付孔14垂直方向における移動を効果的に抑制でき、ベース16に対するインナ部材28及びベースカバー22の取付孔14垂直方向における位置を効果的に固定できて、ベースカバー22下側端のアウタパネル12Aとの距離Lを効果的に固定できる。
(第3変形例)
図3(C)には、本実施の形態の第3変形例に係る車両用ドアミラー装置70の主要部が側面図にて示されている。
図3(C)に示す如く、本変形例に係る車両用ドアミラー装置70では、ベース16のラッチ溝列20のラッチ溝20A及びインナ部材28のラッチ脚34のラッチ歯34Aが、V字状にされて、延伸方向両端から延伸方向中央へ向かうに従い下側(アウタパネル12A側)へ向かう方向へ傾斜されている。
ここで、本変形例でも、上記実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、ラッチ溝列20のラッチ溝20A及びラッチ脚34のラッチ歯34Aが、延伸方向両端から延伸方向中央へ向かうに従い下側へ向かう方向へ傾斜されている。このため、ラッチ溝20Aの延伸方向中央にラッチ歯34Aの延伸方向中央が係止されることで、ラッチ溝20Aからラッチ歯34Aに作用する下側への力を大きくできる。これにより、ベース16に対するインナ部材28及びベースカバー22の取付孔14垂直方向における移動を効果的に抑制でき、ベース16に対するインナ部材28及びベースカバー22の取付孔14垂直方向における位置を効果的に固定できて、ベースカバー22下側端のアウタパネル12Aとの距離Lを効果的に固定できる。
なお、本変形例では、ラッチ溝20A及びラッチ歯34Aが、延伸方向両端から延伸方向中央へ向かうに従い下側へ向かう方向へ傾斜されている。しかしながら、ラッチ溝20A及びラッチ歯34Aが、延伸方向両端から延伸方向中央へ向かうに従い上側(アウタパネル12Aとは反対側)へ向かう方向へ傾斜されてもよい。
(第4変形例)
図3(D)には、本実施の形態の第4変形例に係る車両用ドアミラー装置80の主要部が側面図にて示されている。
図3(D)に示す如く、本変形例に係る車両用ドアミラー装置80では、ベース16にラッチ筒82が複数(例えば3個)一体に設けられており、複数のラッチ筒82は、ベース16の周方向に等間隔に配置されている。ラッチ筒82内には、ラッチ溝列20が形成されており、ラッチ溝列20のラッチ溝20Aは、ラッチ筒82の内周面に環状に形成されている。
インナ部材28のラッチ脚34は、円柱状にされており、ラッチ脚34のラッチ歯34Aは、ラッチ脚34の外周面に環状に形成されている。ラッチ歯34Aは、ラッチ筒82及びラッチ脚34の少なくとも一方の弾性力によってベース16(ラッチ筒82)のラッチ溝列20のラッチ溝20Aに噛合(係合)されており、これにより、インナ部材28がベース16に保持されて、ベースカバー22がインナ部材28を介してベース16に保持(連絡)されている。また、ラッチ筒82及びラッチ脚34の少なくとも一方の弾性力に抗して噛合されるラッチ歯34Aとラッチ溝20Aとの組合せが変更されることで、ベース16に対するインナ部材28及びベースカバー22の取付孔14垂直方向における位置が調整されて、ベースカバー22下側端のアウタパネル12Aとの距離L(0を含む)が調整される。
ここで、本変形例でも、上記実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、上記実施の形態(第1変形例〜第4変形例を含む)では、ベース16にラッチ溝列20(ラッチ溝20A)を設けた。しかしながら、例えば格納装置40のスタンド40Aにラッチ溝列20(ラッチ溝20A)を設けてもよい。
さらに、上記実施の形態(第1変形例〜第4変形例を含む)では、ベース16側にラッチ溝列20(ラッチ溝20A)を設けると共に、ベースカバー22側にラッチ脚34(ラッチ歯34A)を設けた。しかしながら、ベース16側にラッチ脚34(ラッチ歯34A)を設けると共に、ベースカバー22側にラッチ溝列20(ラッチ溝20A)を設けてもよい。
また、上記実施の形態(第1変形例〜第4変形例を含む)では、本発明の車両用ミラー装置を車両用ドアミラー装置10、50、60、70、80に適用した。しかしながら、本発明の車両用ミラー装置を車両外部の他の車両用アウタミラー装置(例えば車両用フェンダミラー装置)又は車両内部の車両用インナミラー装置に適用してもよい。
10 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
12 ドア(車体側)
16 ベース(支持体)
20 ラッチ溝列(調整手段)
20A ラッチ溝(係合溝)
22 ベースカバー(被覆部材)
28 インナ部材(調整手段)
34A ラッチ歯(係合部)
36 ガスケット(シール部材)
40A スタンド(支持体)
44 ミラー
50 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
60 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
70 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
80 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)

Claims (5)

  1. 車体側に支持され、ミラーを支持する支持体と、
    前記支持体及び車体側を被覆する被覆部材と、
    前記支持体に対する前記被覆部材の位置を調整可能にして前記被覆部材の車体側との距離が調整可能にされる調整手段と、
    を備えた車両用ミラー装置。
  2. 前記調整手段は、前記支持体と前記被覆部材とを付勢力により連絡する請求項1記載の車両用ミラー装置。
  3. 前記車体側に接触されて前記車体側をシールすると共に、前記調整手段によって前記車体側への接触圧力を調整可能にされたシール部材を備えた請求項1又は請求項2記載の車両用ミラー装置。
  4. 前記調整手段は、前記支持体の複数の部位に対する前記被覆部材の位置を調整可能にする請求項1〜請求項3の何れか1項記載の車両用ミラー装置。
  5. 前記調整手段は、
    前記支持体及び前記被覆部材の一方に設けられた係合溝と、
    前記支持体及び前記被覆部材の他方に設けられ、前記係合溝に係合される係合部と、
    を有し、
    前記調整手段による前記支持体に対する前記被覆部材の位置の調整方向と前記係合溝の延伸方向とを非垂直にした請求項1〜請求項4の何れか1項記載の車両用ミラー装置。
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