JP2014014620A - 液状化粧料容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】余分な液状化粧料を好適に削ぎ落とし且つ扱き部材の開口頚部からの抜け出しを防止し且つ扱き部材を開口頚部に容易に装着する。
【解決手段】扱き部材6を、弾性体の扱き筒13とこれより硬い変形防止筒14とが嵌合する2層構造15とし、塗布具11が扱き筒13の掻き取り部8を通過する際に、塗布具11に付着した余分な液状化粧料を、弾性体の掻き取り部13により好適に削ぎ落とす一方で、硬い変形防止筒14の鍔部16と係合突起17により開口頚部4を上下から挟む構成とし変形防止筒14の係合突起17を径方向に大きく突出させることで、扱き部材6の開口頚部4からの抜け出しを防止すると共に、このように係合突起17を径方向に大きく突出させても、扱き部材6を開口頚部4に装着するにあたっては、変形防止筒14内外を連通する複数のスリット18により係合突起17を内側に変位させることで、扱き部材6を開口頚部4に容易に装着する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液状化粧料を塗布するための液状化粧料容器に関する。
従来、例えばマスカラ等の液状化粧料を収容する収容部を備えた液状化粧料容器にあっては、塗布具(塗布体及び当該塗布体を先端に備える軸部)が出し入れされる開口頚部に、塗布具に付着した余分な液状化粧料を掻き取り削ぎ落とすための掻き取り部(掻き取り孔)を備えた筒状部材を装着する場合が多い。このような液状化粧料容器では、塗布具を収容部内から引き上げ筒状部材の掻き取り部を通過させて、塗布具に付着した余分な液状化粧料を削ぎ落とす際に、筒状部材が塗布具に引っ張られて開口頚部から抜け出てしまうことがある。また、液状化粧料の接着性が高い場合には、上記塗布具を備えた蓋部を開口頚部に装着すると、筒状部材の上面に付着した液状化粧料が蓋部にくっついてしまい、蓋部を容器から取り外すと、蓋部に接着した状態で筒状部材が開口頚部から抜け出てしまうこともある。
以下の特許文献1では、筒状部材を、剛性のある変形防止筒と、柔軟で弾力性に富み内周側に掻き取り部を備えた扱き筒とが嵌合する2層構造とし、外周側の変形防止筒にあっては、上部のフランジ(鍔部)を、開口頚部(口頚部)の上面に延設すると共に、下部の係合突条を、開口頚部の内周面より径方向に突出させることで開口頚部の下面、すなわち、液状化粧料を収容する収容部と当該収容部に対して縮径する開口頚部とを繋ぐ段差部の内面に対して軸線方向に係合可能とし、これらのフランジ及び係合突条により開口頚部を上下から挟む構成となっている。そして、この特許文献1では、柔軟で弾力性に富む扱き筒の掻き取り部により、塗布具に付着した余分な液状化粧料を好適に削ぎ落とすことができると共に、剛性のある変形防止筒の係合突条により、筒状部材の開口頚部からの抜け出しを防止できるとされている。
また、以下の特許文献2では、内周側に掻き取り部を備えた筒状部材(パッキン)を、半硬質又は軟質な可撓性部材より成形し、上部の鍔部を、開口頚部の上面に当接させると共に、下部の鍔部を、開口頚部の内周面より大きくすることで、前述した段差部の内面に対して当接させ、これらの上下の鍔部により開口頚部を上下から挟む構成となっている。また、下部の鍔部の一部は、径方向に突出する(拡大する)補強用突起とされている。そして、この特許文献2では、可撓性の扱き筒の掻き取り部により、塗布具に付着した余分な液状化粧料を好適に削ぎ落とすことができると共に、補強用突起により、筒状部材の開口頚部からの抜け出しを防止できるとされている。また、この補強用突起を2色成形により硬質材とすることも記載されている。
特開2002−34647号公報 特開2008−44643号公報
しかしながら、特許文献1の容器では、筒状部材の開口頚部からの抜け出しを確実に防止するには、剛性のある変形防止筒の係合突条を径方向に大きく突出させる必要があるが、このように係合突条を大きく突出させると、剛性のある変形防止筒を開口頚部に対して装着するのが難しく、場合によっては、変形防止筒を開口頚部に挿入できず装着できないという問題を生じる。従って、剛性のある変形防止筒を開口頚部に挿入可能とすべく、変形防止筒の係合突条の突出長を小さくする必要があるが、このように係合突条の突出長を小さくすると、今度は、筒状部材が開口頚部から抜け出しやすくなってしまう。
また、特許文献2の容器では、筒状部材が半硬質又は軟質な可撓性部材のため、補強用突起がこれらと同質又は硬質の何れであっても、余分な液状化粧料を削ぎ落とす扱き動作の反復によって次第に強度が低下して変形しやすくなり、抜け出しを防止するには限界がある。また、補強用突起は、下部の鍔部の一部をさらに径方向に突出させたものであるから、筒状部材を開口頚部に装着する際に、筒状部材の補強用突起が設けられていない部分を外側から内方に押圧し細長くなるように変形させて開口頚部に挿入する必要があり、装着が非常に面倒且つ非効率である。
そこで、本発明は、掻き取り部を備えた筒状部材である扱き部材により、塗布具に付着した余分な液状化粧料を好適に削ぎ落とすことができる一方で、扱き部材の開口頚部からの抜け出しを防止できると共に、扱き部材を開口頚部に容易に装着できる液状化粧料容器を提供することを目的としている。
本発明による液状化粧料容器は、液状化粧料を収容する収容部及び当該収容部の端部の縮径する段差部を介して繋がる開口頚部を備えた容器本体と、有底筒状に構成されその開口端側が開口頚部の外周側に着脱自在に装着される蓋部と、開口頚部の内周側に装着された筒状の扱き部材と、蓋部に設けられ当該蓋部が容器本体の開口頚部に装着されたときに扱き部材の筒孔を通して容器本体の収容部内に進入する軸部及び当該軸部の先端に設けられ液状化粧料に浸漬する塗布体を備えた塗布具と、を具備した液状化粧料容器において、扱き部材は、弾性体の扱き筒と当該扱き筒より硬い変形防止筒を備えると共に、扱き筒と変形防止筒とが嵌合する2層構造を備え、変形防止筒は、容器本体の開口頚部の上面に当接する鍔部と、開口頚部の内周面より大きくされて容器本体の収容部内に位置し容器本体の段差部の内面に対して軸線方向に係合可能とされ抜け止めと成る係合突起と、係合突起を内側に変位可能とするように筒内外を連通する複数のスリットと、を有し、扱き筒は、塗布具の軸部及び塗布体が通過する際に、付着している余分な液状化粧料を削ぎ落とすための掻き取り部を有することを特徴としている。
このような液状化粧料容器によれば、開口頚部の内周側に装着される扱き部材は、弾性体の扱き筒と当該扱き筒より硬い変形防止筒とが嵌合する2層構造を有し、塗布具の軸部及び塗布体が扱き筒の掻き取り部を通過する際に、塗布具に付着した余分な液状化粧料は、弾性体の掻き取り部により好適に削ぎ落とされる一方で、当該扱き筒より硬い変形防止筒のその上部側の鍔部とその下部側の係合突起とにより開口頚部が上下から挟まれる構成のため、変形防止筒の係合突起を径方向に大きく突出させることで、扱き部材の開口頚部からの抜け出しが防止されると共に、このように係合突起が径方向に大きく突出していても、扱き部材を開口頚部に装着するにあたっては、変形防止筒に設けられ筒内外を連通する複数のスリットにより係合突起が内側に変位するため、扱き部材は開口頚部に容易に装着される。
ここで、2層構造は、内周側に変形防止筒が位置すると共に、外周側に扱き筒が位置し、扱き筒は、変形防止筒の係合突起が貫通する貫通部を有していると、これらの係合突起及び貫通部により、扱き筒からの変形防止筒の離脱(抜け出し)が防止される。
また、扱き筒及び変形防止筒は、2色成形により一体に成形されていると、共通金型及び1次金型により成形された変形防止筒に対し2次金型を用いて当該変形防止筒に扱き筒を一体成形でき、変形防止筒と扱き筒を組み立てることなく扱き部材を得ることができる。
ここで、上記作用を効果的に奏する貫通部の構成としては、具体的には、孔又は溝が挙げられる。
また、変形防止筒は、2層構造において扱き筒より筒厚が薄く且つ係合突起を有していると、上記変形防止筒のスリットの作用に加えて、変形防止筒の係合突起が内側に一層変位しやすくされ、扱き部材は開口頚部に一層容易に装着される。
このように本発明によれば、塗布具に付着した余分な液状化粧料を好適に削ぎ落とすことができる一方で、扱き部材の開口頚部からの抜け出しを防止できると共に、扱き部材を開口頚部に容易に装着できる。
本発明の一実施形態に係る液状化粧料容器を示す縦断面図である。 図1中の変形防止筒を斜め下方から見た斜視図である。 図1中の変形防止筒を斜め上方から見た斜視図である。 図1中の変形防止筒の正面図である。 図4に示す変形防止筒の側面図である。 図5のVI-VI矢視図である。 図1中の扱き筒を斜め下方から見た斜視図である。 図1中の扱き筒を斜め上方から見た斜視図である。 図1中の扱き筒の正面図である。 図9のX-X矢視図である。 図1中の扱き部材を斜め下方から見た斜視図である。 図1中の扱き部材の正面図である。 図12に示す扱き部材の側面図である。 図13のXIV-XIV矢視図である。
以下、本発明による液状化粧料容器の好適な実施形態について図1〜図14を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る液状化粧料容器を示す縦断面図、図2〜図6は、図1中の変形防止筒を示す各図、図7〜図10は、図1中の扱き筒を示す各図、図11〜図14は、図1中の扱き部材を示す各図であり、本実施形態の液状化粧料容器100は、使用者により液状化粧料Lを被塗布部である顔等の皮膚に塗布するときに用いられるものである。液状化粧料Lは、ここでは、特に好適であるとして、マスカラとされているが、例えばアイライナー等の他の液状化粧料であっても勿論良く、種々の液状化粧料を採用できる。
図1に示すように、液状化粧料容器100は、液状化粧料Lを収容する容器本体1と、この容器本体1に着脱自在に装着された塗布具付きキャップである蓋部2と、を概略具備している。
容器本体1は、ここでは、硬い樹脂製又は金属製とされ、液状化粧料Lを収容するための収容部3と、この収容部3の上部に一体に連設され当該収容部3に繋がる開口頚部4と、を備える。収容部3は、有底円筒状に構成されその内部に液状化粧料Lを収容し、開口頚部4は、収容部3より小径の円筒状に構成されて同軸に配置されると共に、収容部3の上端部の縮径する段差部(所謂肩部)12を介して繋がり、その筒内が収容部3内に連通する構成とされている。段差部12は、円形階段状(円環状の階段)に構成されている。
開口頚部4には、その外周面に、蓋部2を着脱自在に螺合するための雄螺子5が形成されている。また、開口頚部4には、蓋部2の後述する塗布具11に付着している余分な液状化粧料Lを削ぎ落とす(掻き取る)ための円筒状の扱き部材6(詳しくは後述)が圧入により装着されている。
蓋部2は、有底円筒状に構成され、その開口端側の内周面に、開口頚部4の外周面の雄螺子5に螺合する雌螺子7を備えている。そして、蓋部2は、その雌螺子7を雄螺子5に螺合することで、容器本体1に対して着脱自在に装着される。
この蓋部2には、塗布具11が設けられている。この塗布具11は、蓋部2内から容器本体1の収容部3側(図示下方)に突出する軸部9と、この軸部9の先端に設けられた塗布体10と、を備えている。
軸部9は、蓋部2より小径の円柱体を成し、扱き部材6の筒孔を通過し、さらに当該扱き部材6の掻き取り部8(掻き取り孔:詳しくは後述)を通過可能とされている。
塗布体10は、ここでは、軸部9の片側において外側に向かって山型(三角形状)に突出する櫛歯20を軸線方向に沿って一列に並設することで弓形を成すコームとされている。なお、塗布体10はマスカラブラシでも良く、マスカラ以外の他の液状化粧料を用いる場合には、塗布体として、例えば、筆穂、ブラシ、刷毛、チップ等のアプリケータを用いることができる。
そして、蓋部2が容器本体1の開口頚部4に螺子5,7の螺合により装着されると(蓋部2が締められると)、軸部9は、扱き部材6の掻き取り部8を通して容器本体1の収容部3内に進入し、塗布体10は、収容部3に貯留されている液状化粧料Lに浸漬する構成とされている。
扱き部材6は、図1及び図11〜図14に示すように、下部側に扱き筒13を備えると共に上部側に変形防止筒14を備え、これらの扱き筒13の上部と変形防止筒14の下部とが径方向に重なり嵌合する2層構造15を有している。この2層構造15では、内周側に変形防止筒14の下部が位置すると共に外周側に扱き筒13の上部が位置する。
扱き筒13は弾性体とされ、変形防止筒14は、ここでは、硬質体とされている。扱き筒13の材質としては、例えば、TPU、TPE、ゴム材、軟質PP、軟質PE、シリコンゴム等が挙げられる。変形防止筒14の材質は、扱き筒と異材質でも、扱き筒と同材質でも良く、例えば、TPU、TPE、ゴム材、PP、PE、シリコンゴム等が挙げられ、要は、弾性体の扱き筒13より硬ければ良い。
変形防止筒14は、図1〜図6に示すように、円筒の下半部の外径が上半部の外径に比して小さくされた段付き円筒形状を成し、その下半部である小径部が、2層構造15を構成し扱き筒13と嵌合する嵌合部とされている。この変形防止筒14の上端には、円環状の鍔部16が設けられている。この鍔部16は、その下端面が開口頚部4の上端面に当接することで、扱き部材6のそれ以上下方への移動を阻止する。この鍔部16上には、蓋部2が容器本体1の開口頚部4に装着されたときに、蓋部2の内側の面22と密着する気密用の環状突起21が設けられている。
また、変形防止筒14には、その下端から上方に向かって所定長延び筒内外を連通するスリット18が設けられている。このスリット18は、周方向に沿って半周ごとに1対が離間して設けられ、半周分の一方のスリット18,18と半周分の他方のスリット18,18とが互いに対向するように設けられている。そして、スリット18,18同士の間の周壁は、その上部が片持ち支持されて径方向に可撓性を有する半島部とされ、そのうちの対向する一方の組(ここでは円弧の長さが短い同士の組)の半島部23のみに係合突起17がそれぞれ設けられている。この係合突起17は、半島部23の下部外周面に、径方向に円弧状を成し張り出すようにそれぞれ設けられている。
このように、変形防止筒14には、係合突起17を有する半島部23と係合突起のない半島部が周方向に交互に並び、係合突起17を有する半島部23が2箇所に設けられている。この係合突起17は、容器本体1の開口頚部4の内周面より大きく収容部2内に位置するような大きさで大きく突出している。そして、この係合突起17は、段差部12の内面に対して軸線方向に係合可能とされ、扱き部材6のそれ以上上方への移動を阻止する抜け止めとして機能する。
斯くの如く、変形防止筒14は、その上部側の鍔部16と下部側の係合突起17とにより、開口頚部4を上下から挟む構成とされている。
扱き筒13は、図7〜図10に示すように、有底円筒状の底部の略中央に、塗布具11(軸部9及び塗布体10)が通過する掻き取り部(掻き取り孔)8を備えている。この掻き取り部8は、塗布具11に付着する余分な液状化粧料Lを削ぎ落とすことができる大きさとされている。
この扱き筒13の下部には、変形防止筒14の係合突起17が貫通する貫通部(貫通孔)19が横方向に延びるように設けられている。また、扱き筒13の内周面で貫通部19の両側の位置には、後方に突出し、変形防止筒の14のスリット18に進入して充填される凸部24が上下に延びるように設けられている。
次に、このような構成の扱き筒13及び変形防止筒14から成る扱き部材6の製造について説明する。
本実施形態では、扱き部材6は2色成形により成形されている。具体的には、先ず、共通金型に1次金型を被せて図2〜図6に示す変形防止筒14を成形し、次いで、共通金型上の変形防止筒14に2次金型を被せて当該変形防止筒14に図7〜図10に示す扱き筒13を一体成形する。これにより、図11〜図14に示すように、変形防止筒14の係合突起17が扱き筒13の貫通部19を貫通して外部に突出し、扱き筒13の上部と変形防止筒14の下半部である小径部とが2層構造15を成して嵌合し(接合し)、さらに、図14に示すように、変形防止筒14のスリット18に、扱き筒13の凸部24が進入し充填された(穴埋めされた)状態の扱き部材6が得られる。
この扱き部材6にあっては、変形防止筒14の2層構造15より上側の大径部の外周面と、2層構造15の外周面(扱き筒13の外周面)とが面一とされ、2層構造15において変形防止筒14の筒厚が扱き筒13の筒厚より薄くされている。
そして、このような構成の扱き部材6を容器本体1の開口頚部4に圧入し装着するにあたっては、変形防止筒14の係合突起17が径方向に大きく突出しているが、変形防止筒14の複数のスリット18により半島部23は可撓性を有しているため、当該半島部23は内側に撓み、係合突起17は内側に変位する。このとき、変形防止筒14のスリット18に進入し充填されている扱き筒13の凸部24は弾性体であるため、変形防止筒14の係合突起17が内側に変位する際にこれに容易に追従する。そして、変形防止筒14の係合突起17が開口頚部4を通過すると、可撓性を有する半島部23は元の状態に復帰し、係合突起17も元の位置に復帰する。これにより、係合突起17は、段差部12の内面に対して軸線方向に対面し、軸線方向に係合可能とされる。斯くの如く、変形防止筒14の係合突起17が径方向に大きく突出していても、扱き部材6は開口頚部4に容易に装着される。
なお、本実施形態では、特に好ましいとして、扱き筒13の貫通部19を孔としているが、溝であっても良い。また、本実施形態では、特に好ましいとして、変形防止筒14のスリット18に、扱き筒13の凸部24が進入し充填される構成としているが、変形防止筒14のスリット18に扱き筒13の一部が進入し充填される構成としなくても良く、扱き筒13の凸部24はなくても良い。
このように構成された液状化粧料容器100を使用する場合には、図1に示す状態から、使用者は、蓋部2を回し螺子5,7の螺合を解除しながら引き上げて当該蓋部2を容器本体1から取り外す。このとき、扱き部材6の扱き筒13の掻き取り部8を蓋部2の塗布具11が通過し、弾性体である掻き取り部8の周縁が捲り上げられながら当該周縁により、塗布具11の特に塗布体10に付着した液状化粧料Lが削ぎ落とされる。
このとき、扱き筒13が塗布具11に引っ張られ扱き部材6には開口頚部4から抜け出る方向の力が作用するが、変形防止筒14の係合突起17が径方向に大きく突出しているため、当該係合突起17が段差部12に当接し、扱き部材6の開口頚部4からの抜け出しが防止される。
そして、塗布体10に付着した液状化粧料Lを塗布し、塗布が終わったら、蓋部2を取り出し時とは逆方向に回し螺子5,7を螺合させながら当該蓋部2を容器本体1に装着する。
また、蓋部2が容器本体1に装着されたときに、変形防止筒14の鍔部16の上面に液状化粧料Lが付着し蓋部2の内側の面22との間に挟まれている場合には、蓋部2を容器本体1から取り外す際に、変形防止筒14の鍔部16の上面と蓋部2の内側の面22との間の液状化粧料Lにより、変形防止筒14が蓋部2に引っ張られ扱き部材6に開口頚部4から抜け出る方向の力が作用する。特に、液状化粧料Lの接着性が高い場合には、これが顕著となる。しかしながら、本実施形態では、上述したように、変形防止筒14の係合突起17が径方向に大きく突出しているため、当該係合突起17が段差部12に当接し、扱き部材6の開口頚部4からの抜け出しが防止される。
このように、本実施形態においては、扱き部材6は、弾性体の扱き筒13と当該扱き筒13より硬い変形防止筒14とが嵌合する2層構造15を有し、塗布具11が扱き筒13の掻き取り部8を通過する際に、塗布具11に付着した余分な液状化粧料Lを、弾性体の掻き取り部8により好適に削ぎ落とすことができる一方で、当該扱き筒13より硬い変形防止筒14のその上部側の鍔部16とその下部側の係合突起17とにより開口頚部4を上下から挟む構成のため、変形防止筒14の係合突起17を径方向に大きく突出させることで、扱き部材6の開口頚部4からの抜け出しを防止できると共に、このように係合突起17が径方向に大きく突出していても、扱き部材6を開口頚部4に装着するにあたっては、変形防止筒14に設けられ筒内外を連通する複数のスリット18により係合突起17が内側に変位するため、扱き部材6を開口頚部4に容易に装着できる。
また、本実施形態においては、2層構造15は、内周側に変形防止筒14が位置すると共に、外周側に扱き筒13が位置し、扱き筒13は、変形防止筒14の係合突起17が貫通する貫通部19を有しているため、これらの係合突起17及び貫通部19により、扱き筒13からの変形防止筒14の離脱(抜け出し)を防止できる。特に扱き筒13と変形防止筒14とが異材質同士の場合には、2色成形において両者が接合し難い傾向にあるが、上述のように、変形防止筒14の係合突起17が扱き筒13の貫通部19を貫通しているため、接合し難い両筒13,14であっても離脱を防止できる。勿論、扱き筒13と変形防止筒14とが同材質同士の場合にも、係合突起17及び貫通部19により離脱を防止できるというのはいうまでもない。
また、扱き筒13及び変形防止筒14は、2色成形により一体に成形されているため、共通金型及び1次金型により成形された変形防止筒14に対し2次金型を用いて当該変形防止筒14に扱き筒13を一体成形でき、変形防止筒14と扱き筒13を組み立てることなく扱き部材6を得ることができる。
また、変形防止筒14は、2層構造15において扱き筒13より筒厚が薄く且つ係合突起17を有しているため、上記変形防止筒14のスリット18の作用に加えて、変形防止筒14の係合突起17が内側に一層変位しやすくされ、扱き部材6を開口頚部4に一層容易に装着できる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、扱き部材6を容器本体1の開口頚部4に装着する際に、扱き部材6の係合突起17が内側に変位しやすいように(半島部23が内側に撓みやすいように)、スリット18の下端は外部開放とされているが、係合突起17が内側に変位できれば、スリット18の下端は外部開放ではなく閉じられていても良い。
また、上記実施形態においては、特に好ましいとして、扱き部材6を、扱き筒13と変形防止筒14との2色成形としているが、上記構成の単品同士を嵌合し組み立てて扱き部材6としても良い。
また、2層構造15の部分の外周側と内周側を上記実施形態とは逆にしても良い。すなわち、2層構造15の部分の外周側を変形防止筒の下部とし、すなわち変形防止筒14における2層構造15より上側部分の外周側に連設されて下方に延び外周面に係合突起17を有する構成とすると共に、2層構造15の部分の内周側を扱き筒13の上部とし、すなわち扱き筒13の2層構造15より下側部分の内周側に連設されて上方に延びる構成としても良い。この場合、扱き筒からの変形防止筒の離脱(抜け)を防止すべく、変形防止筒の係合突起17の裏側に凸部を設け、この変形防止筒の凸部を、扱き筒に設けた貫通部に貫通させて係止する構成とするのが、より好ましい。
また、上記実施形態においては、特に好ましいとして、容器本体1を硬い樹脂製又は金属製としているが、容器本体1の収容部3を変形可能な弾性体としスクイーズ性を有するものとしても良い。
1…容器本体、2…蓋部、3…収容部、4…開口頚部、6…扱き部材、8…掻き取り部、9…軸部、10…塗布体、11…塗布具、12…段差部、13…扱き筒、14…変形防止筒、15…2層構造、16…変形防止筒の鍔部、17…変形防止筒の係合突起、18…変形防止筒のスリット、19…扱き筒の貫通部、100…液状化粧料容器、L…液状化粧料。

Claims (5)

  1. 液状化粧料を収容する収容部及び当該収容部の端部の縮径する段差部を介して繋がる開口頚部を備えた容器本体と、有底筒状に構成されその開口端側が前記開口頚部の外周側に着脱自在に装着される蓋部と、前記開口頚部の内周側に装着された筒状の扱き部材と、前記蓋部に設けられ当該蓋部が前記容器本体の前記開口頚部に装着されたときに前記扱き部材の筒孔を通して前記容器本体の前記収容部内に進入する軸部及び当該軸部の先端に設けられ前記液状化粧料に浸漬する塗布体を備えた塗布具と、を具備した液状化粧料容器において、
    前記扱き部材は、
    弾性体の扱き筒と当該扱き筒より硬い変形防止筒を備えると共に、
    前記扱き筒と前記変形防止筒とが嵌合する2層構造を備え、
    前記変形防止筒は、
    前記容器本体の前記開口頚部の上面に当接する鍔部と、
    前記開口頚部の内周面より大きくされて前記容器本体の前記収容部内に位置し前記容器本体の前記段差部の内面に対して軸線方向に係合可能とされ抜け止めと成る係合突起と、
    前記係合突起を内側に変位可能とするように筒内外を連通する複数のスリットと、を有し、
    前記扱き筒は、
    前記塗布具の前記軸部及び前記塗布体が通過する際に、付着している余分な液状化粧料を削ぎ落とすための掻き取り部を有することを特徴とする液状化粧料容器。
  2. 前記2層構造は、内周側に前記変形防止筒が位置すると共に、外周側に前記扱き筒が位置し、
    前記扱き筒は、前記変形防止筒の前記係合突起が貫通する貫通部を有することを特徴とする請求項1記載の液状化粧料容器。
  3. 前記扱き筒及び前記変形防止筒は、2色成形により一体に成形されていることを特徴とする請求項2記載の液状化粧料容器。
  4. 前記貫通部は、孔又は溝であることを特徴とする請求項2又は3記載の液状化粧料容器。
  5. 前記変形防止筒は、前記2層構造において前記扱き筒より筒厚が薄く且つ前記係合突起を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の液状化粧料容器。
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