JP2014014056A - カラープロファイル作成装置およびカラープロファイル作成方法 - Google Patents

カラープロファイル作成装置およびカラープロファイル作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カラープロファイルの作成において、出力デバイスの色再現領域を最大限に活かしつつ、階調性と色再現性の両方を適切に実現することを可能とする。
【解決手段】複数の色再現目標候補の中から、出力デバイスであるプリンタの色再現領域と色差が閾値以下となる候補を選択する(S703〜S704)。そして、それを基にそのプリンタのカラープロファイルを作成する。その際、先ず、WおよびBkそれぞれについて色差が所定の閾値以下の色再現目標候補を選択とすることにより(S703)、出力デバイスの色再現領域との明度範囲が近い、つまり明度範囲の差が所定の閾値以下である色再現目標候補を選択することができる。その結果、出力デバイスの色再現領域を最大限に活かしつつ、階調性と色再現性の両方を適切に実現できるカラープロファイルを作成することが可能となる。
【選択図】図7

Description

本発明は、カラープロファイル作成装置およびカラープロファイル作成方法に関し、詳しくは、印刷に用いる印刷媒体や色材に応じて、プリンタなどの出力デバイスの色再現の目的、用途に適切に対応した色再現を行う技術に関するものである。
カラープロファイルは、一般にプリンタなどの出力デバイスの色再現の目的、用途に応じて作成され、また、使い分けられる。例えば、色差最小(Colorimetric)は、RGB信号の属性に対して忠実に色再現する目的で用いられる。一方、写真調(Perceptual)は、写真画像を好ましく表現する色再現を目的にし、鮮やかさ優先(Saturation)は、ポスターやオフィス文書での好ましい色再現を目的とするものである。このうち、写真調、鮮やかさ優先では、用紙などの印刷媒体で表現できる色再現領域に応じてそれぞれ適切な目標色を設定することが望ましい。
図1(a)〜(c)は、異なる色再現領域の用紙それぞれに対応して、従来の手法によって生成されたカラープロファイルによる色再現の階調特性を説明する図である。
図1(a)は、用紙1について生成されたカラープロファイルによる色再現領域100と用紙2について生成されたカラープロファイルによる色再現領域101の、ある色相に沿った断面を示す図である。図1(a)において、縦軸は明度L*、横軸は彩度C*を示している。また、用紙1の色再現領域100の白、黒に対応する測色値をW1、Bk1、用紙2の色再現領域101の白、黒に対応する測色値をW2,Bk2とする。
図1(b)は、カラープロファイル生成において、色再現における階調をLa〜Lbの範囲で維持するように色域圧縮処理を施した場合のグレイ階調の例を示している。縦軸は、用紙に印刷によって再現される明度L*を示し、横軸は入力データ値がsRGB値とするときの明度L*を示している。図1(b)において、破線は、用紙2の階調特性を表し、実線は、用紙1の階調特性を表している。ここでは、用紙2の色再現領域であるグレイ表現範囲がsRGBでの表現範囲にほぼ一致しているため、Bk2〜W2まで線形的に階調表現が可能となっている。一方、グレイの色表現範囲が狭い用紙1の階調特性は、暗部の明度差を補うためにLa以下のシャドー部の階調が潰れ、明部の明度差を補うためにLb以上のハイライト部の階調も同様に潰れている。その結果、色再現目標値に対してシャドー部、ハイライト部の階調は軟調となり、好ましい色再現であるとは言えない。
また、図1(c)は、用紙1の色再現を最大明度部W1と最小明度部Bk1を階調重視として線形色再現としたものを示している。この場合、全体的に傾きが軟調となり、ぼやけた画質となってしまい、写真調や鮮やかさ優先の色再現目的では好ましい色再現とは言えない。
上述した階調特性の他に、色表現についても同様の問題がある。例えば、sRGB色空間に対して、色再現領域が比較的狭い用紙または色再現領域が比較的広い用紙が存在する。比較的狭い色再現範囲の用紙に対して、色再現範囲内で色階調性を重視したカラープロファイルを生成すると、全体的に色あせた表現になり好ましい表現ができない。また、比較的広い色再現領域を有する用紙では、不自然に色の強調された色再現となり、これも好ましい色再現とはいえない。
また、用紙と色材との組み合わせにより、RGBCMYなどの基準色のバランスが異なる場合がある。基準色RGBCMYが彩度方向に対してほぼ同じような彩度表現がなされている組み合わせに対しては、一定のアルゴリズムにより最適な色表現が可能であるが、例えば、Mの彩度再現がY、Cより著しく優れる場合である。このような場合では、a**色空間において、赤〜マゼンタ〜青紫での発色が他の色に比較して高彩度の印刷発色が行われる。この出力デバイスの色再現範囲を全て利用して写真調の色再現を目的としたカラープロファイルを生成すると、自然風景の中で赤〜マゼンタ〜青紫が強調され不自然な画質表現がなされることがある。
以上のような問題に対し、特許文献1では、カラープロファイル作成にあたり、CMYRGBの8色の定義色によって仮想的な色再現領域を定義することが記載されている。そして、複数の仮想的な色再現領域の中から出力デバイスの色再現領域に類似した仮想色再現領域を選択し、その選択した仮想色再現領域の色目標値を出力デバイスの色再現領域に合わせ色域圧縮することによりカラープロファイルを作成する。これにより、出力デバイスの色再現領域を最大限に活かしつつ、色味の統一を図ることが可能となる。
特開2008−219791号公報
しかしながら、特許文献1では、以下に示す理由により、写真調、鮮やかさ優先などを目的とする色再現に適切したカラープロファイルを生成することができないことがある。
第一に、特許文献1では、出力デバイスの色再現領域に類似した仮想色再現領域を選択する際に、白(W)、黒(K)については、出力デバイスの色再現領域を包含していればよいとし、明度がより近い色再現目標値を定める処理は行っていない。そのため、前述したように階調性を考慮することができず、写真調、鮮やかさ優先を目的とした色再現において好ましい階調表現が実現できない。また、白や黒の再現濃度の異なる用紙を用いる場合、それぞれ用紙固有の階調特性が存在するのが一般的であるが、特許文献1では、このようなケースに対応しておらず、階調性が劣化することがある。すなわち、特許文献1では、白をL*=100、黒をL*=0と定義しているため、実際の出力デバイスの高明度部と低明度部とは異なり、階調性の劣化が発生しやすい。
第二に、仮想色再現領域をRGBCMYの6つの定義色で定めているため、色再現の色相のバランスが取れていない用紙を用いる場合には、色再現が適切なカラープロファイルを生成することができないことがある。前述したように、例えば、Mの発色が優れた用紙との組み合わせの場合、自然風景の中で赤〜マゼンタ〜青紫が強調され不自然な画質表現になることがある。
第三に、色再現目標値を仮想色再現領域に基づいて定めているため、仮想色再現領域における目標値を好ましい色再現を実現する値として設定するには比較的大きな負荷がある。
本発明は、出力デバイスの色再現領域を最大限に活かしつつ、階調性と色再現性の両方を適切に実現できるカラープロファイルの作成装置およびその作成方法を提供することを目的とする。
そのために本発明では、デバイス依存の色空間において規定される格子点と、該格子点に対応したデバイス非依存の色空間における色である目標値と、の対応関係を定めたプロファイルを作成するプロファイル作成装置であって、予め作成された、それぞれ目標値である色再現目標値を含む、複数の色再現目標候補情報を格納する格納手段と、測色値を含む、出力デバイスの色再現領域情報に基づいて、前記複数の前記色再現目標候補情報の中から、前記出力デバイスの色再現領域情報が示す色再現領域と、前記色再現目標候補情報の色再現目標値が示す色再現領域と、の明度範囲の差が所定の閾値以下である色再現目標候補情報を選択する選択手段と、選択された前記色再現目標候補情報における色再現目標値が示す色再現領域と、前記出力デバイスの色再現領域情報における測色値が示す色再現領域と、の圧縮または伸長関係に基づいて、前記プロファイルを生成する生成手段と、を具えたことを特徴とする。
以上の構成によれば、複数の色再現目標候補情報の中から、前記出力デバイスの色再現領域情報が示す色再現領域と、前記色再現目標候補情報の色再現目標値が示す色再現領域と、の明度範囲の差が所定の閾値以下である色再現目標候補情報が選択される。これにより、出力デバイスの色再現領域を最大限に活かしつつ、階調性と色再現性の両方を適切に実現できるカラープロファイルを作成することができる。
(a)〜(c)は、異なる色再現領域の用紙それぞれに対応して、従来の手法によって生成されたカラープロファイルによる色再現の階調特性を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。 図2に示した本実施形態の印刷システムにおける画像処理の構成をその処理の流れに沿って示すブロック図である。 図2に示したカラーパラメータ生成部204の詳細な構成を示すブロック図である。 図4に示す色再現目標候補情報記憶部407に格納されている情報を説明する図である。 カラーパラメータ生成部204(図2)によるカラーパラメータ生成処理を示すフローチャートである。 図6のステップS603の色再現目標候補決定処理の詳細を示すフローチャートである。 (a)および(b)は、一実施形態に係る、L***座標系において、基準8色であるW,Bk、R,G,B.C,M,Yに対応する、測色値および選択された候補の色再現目標値を示す図である。 (a)および(b)は、一実施形態に係る、a**座標系において、測色値および選択された候補の色再現目標値それぞれのR,G,B.C,M,Yのa**値を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図2は、本発明の一実施形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。図2に示すように、ホストコンピュータ200は、CPU201、メモリ202、外部記憶部203、パラメータ生成部204、操作部205、I/F部206、表示部207を有して構成される。CPU201は、メモリ202や外部記憶部203に格納されたデータやプログラムを用いて、後述するパラメータ作成処理を所定のOS上で実行する。プログラムやデータは、ハードディスクなどの外部記憶部203からメモリ202にロードされる。また、外部記憶部203には、後述されるように、本発明の一実施形態に係る情報が格納されている。パラメータ生成部204は、CPU201、メモリ202上で動作するプログラムの制御によって、本発明の実施形態によるカラープロファイルを含むカラーパラメータの作成を行い、その結果を外部記憶部203に格納、管理する。パラメータ生成部の詳細については、後述する。
ホストコンピュータ200は、I/F部206を介して、出力デバイス208及び測色器209と接続されている。出力デバイス208は、本実施形態ではインクジェットプリンタであり、出力デバイスとしてはこれに限られず、例えば、熱転写プリンタ、ドットプリンタ等であってもよい。出力デバイス208には、ホストコンピュータ上で生成され、または外部記憶部に格納されている画像データが出力される。また、測色器209は、例えば米国X-rite社製のSpectrolino,i1Pro,DTP41等の分光反射測定装置を用いることができ、出力デバイス208で出力されたパッチを測色してその測定値をI/F部206を介してホストコンピュータ200に送信する。ホストコンピュータ200に転送された測色値情報は、外部記憶部203に格納管理され、パラメータ作成時に使用される。なお、本実施形態では、出力デバイス208と測色器209が個別の装置構成である形態を示しているが、測色器209が出力デバイス208に内蔵されている、測色器内蔵出力デバイスの構成をとってもよい。ホストコンピュータ200は、出力デバイス208及び測色器209の制御に関して各種の情報及びデータの送受信を行い、外部記憶部203に格納されたソフトウェアをメモリ202及びCPU201によって実行することによって、後述される、特にパラメータ生成処理を実行する。
ユーザーインターフェースとなる(以下、UIと呼ぶ)操作部205は、ユーザによる操作、入力を行うものであり、キーボードやマウス等の入力I/F機器等からなる。表示部207は、本発明での工程を指示する画面、処理経過や結果を表示するディスプレイ等の表示装置を示す。
図3は、図2に示した本実施形態の印刷システムにおける画像処理の構成をその処理の流れに沿って示すブロック図である。本実施形態で用いる入力色空間はsRGB色空間であり、本実施形態によって作成するカラープロファイルに基づくカラーパラメータは入力色空間であるsRGBデータから出力デバイスにおける出力デバイス依存RGBデータに変換するものである。なお、作成するカラーパラメータは本実施形態に係る上記の色空間に限られない。また、入力色空間も本実施形態に係る上記の色空間に限られないことはもちろんである。
図3において、画像データI/F部301は、印刷される画像データとして入力色空間の画像を受ける。色空間変換処理部302は、この入力色空間の画像データを、出力デバイス依存RGBの画像データに変換する。色空間変換処理部302は、3次元ルックアップテーブル(3D−LUT)を用いて上記変換を行う。この色空間変換処理部302の処理パラメータは、色空間変換係数格納部304に格納されており、色空間係数設定部303が、印刷媒体、印刷モード、印刷目的などの情報に応じてカラーパラメータを選択、設定する。このカラーパラメータは、図2に示したカラーパラメータ生成部204によって生成されたカラーパラメータであり、I/F部206を介して取得したものである。通常、色空間変換処理部302の3D−LUT処理では、格子点数が各色16段階や32段階から構成されている。本実施形態では、画像データをRGBの各8ビットについて16の格子点で、16×16×16=4096の格子点からなるLUTを用いる。
色材色展開処理部305は、色空間変換処理部302の結果である、出力デバイス依存のRGB画像データを、3D−LUT処理によって、出力デバイス208で用いる色材であるインクの色の画像データに変換する、色材色展開を行う。ここで、色材色展開処理部305で用いるパラメータは、色材係数設定部306によって印刷情報DB310の情報に基づいて設定される。印刷情報DB310には、色材色展開処理部305、ハーフトーニング処理部307、印刷制御部309で処理を行うための各種パラメータが格納されている。各種パラメータの詳細な説明は省略するが、印刷係数設定部309によりメディアの種類、印刷モード、印刷目的などに応じた各種パラメータ情報が管理され、必要に応じて選択、設定される。ハーフトーニング処理部307は、色材色データに変換された画像データを、誤差拡散法、ディザ法などの量子化処理によって2値データに変換する。そして、印刷制御部308は、この2値データに基づき、印刷パス数に応じた印刷制御を行う。
なお、以上の説明では、RGB信号を入力画像データとして受け取る画像処理装置について説明したが、CMYKを受け取る画像処理装置の場合であってもよい。
図4は、図2に示したカラーパラメータ生成部204の詳細な構成を示すブロック図である。カラーパラメータ生成部204は、出力デバイス色再現領域情報と、新たに色再現目標候補情報記憶部404に登録するためのカラーパラメータ情報を入力し、また、パラメータ生成部204で再生されたカラーパラメータ情報と、適切な色再現目標候補が存在しカラーパラメータ生成が可能であるかを判断する選択決定エラー判別情報を出力する。
図4において、出力デバイス色再現領域情報取得部401は、外部記憶部203に格納管理されているRGB値と測色値が対応付けられたパッチ測色値情報を取得する。これらの情報はカラーパラメータ生成処理部402に送られる。一方、パッチ測色値情報のうち、基準色である、R、G、B、C、M、Yおよび白(W)、黒(Bk)の8種類の情報が色再現目標候補決定部404、色再現目標値生成部403に送られる。具体的には、8種類の情報は、RGBデータが各8ビットデータの場合、R:(255,0,0)、G:(0,255,0)、B:(0,0,255)、C:(0,255,255)、M:(255,0,255)、Y:(255,255,0)、W:(255,255,255)、Bk:(0,0,0)それぞれに基づいて印刷されたパッチの測色値である、それぞれのデバイス非依存のL***値である。
色再現目標候補情報記憶部407には、予め複数の色再現領域目標値と色再現目標値が格納されている。本実施形態において、色再現領域目標値は、上記8種類の情報であるL***値であり、色再現目標候補となる色再現域の指標となるものである。一方、色再現目標値は、図3に示した色空間変換処理部302で用いられる3次元ルックアップテーブルにおける、格子点データ(RGB)に対応したL***値の関係を示すカラープロファイルの形態であり、色再現目標の色再現域を表している。色再現目標候補情報記憶部407には複数の上記各値が格納されており、その数が多いほど後述される本実施形態の効果が高くなる。また、格納されている色再現目標値は、印刷、測色、主観評価、カラープロファイル修正などを繰り返して作成したものであり完成度の高いカラープロファイル情報に基づいたものである。色再現目標候補情報生成登録部410は、既に作成されたカラーパラメータ情報をカラーパラメータ取得部409によって取得し、このカラーパラメータに基づいて色再現目標候補情報記憶部407に登録するためのデータ生成と登録を行うものである。色再現目標候補情報記憶部407は、カラーパラメータ生成部204における記憶部としているが、図2の外部記憶部203を利用してもよい。
図5は、色再現目標候補情報記憶部407に格納されている情報を説明する図である。図5は、候補として候補1〜候補5の5種類の色再現領域目標値と色再現目標値を示している。図5に示すように、表記上、候補X(X=1〜5)の色再現領域目標値のL***値を、LX(Y),aX(Y),bX(Y)(ここで、Y=W、Bk、R,G,B,C,M,Y)と表し、色再現目標値の3次元ルックアップテーブルにおける格子点の入力値に対する目標値であるL***を3D(X)と表している。すなわち、色再現目標値は、本実施形態では、RGB各8ビットで16格子点からなる16×16×16=4096個の、RGBで規定される格子点に対して、色再現目標値であるL***値がそれぞれ対応付けられたカラープロファイルの形態である。
色再現目標値生成部403は、色再現目標候補決定部404によって決定された候補に基づき、図6のステップS604について後述される処理によって、色再現目標値であるカラープロファイルを生成する。そして、カラーパラメータ生成処理部402は、このカラープロファイルに基づき、図3に示した色空間変換処理部に設定する、入力色空間のRGBと出力デバイス依存のRGBとの対応関係であるカラーパラメータを生成する。その後、カラーパラメータ形式変換部408は、このカラーパラメータを色空間変換係数格納部304への格納形式に変換して、カラーパラメータ生成部204の結果として出力する。
図6は、カラーパラメータ生成部204(図2)によるカラーパラメータ生成処理を示すフローチャートである。図6を参照して、本発明の一実施形態に係るカラーパラメータ生成処理を説明する。
<S601>
先ず、ステップS601で、パッチチャートを印刷する。これにより、本実施形態の出力デバイスとしてのプリンタの色再現範囲を知ることができる。パッチチャートは、図3に示した色空間変換処理部302の格子点数に対応した16×16×16=4096個のパッチからなる。本実施形では、このように空間変換処理部302の格子点数に対応した数としているが、例えば、9×9×9=729個など格子点数より少ないパッチ数であってもよい。
本工程は、図2に示したホストコンピュータ200における印刷のためのソフトウェアによって制御される。表示部207の表示指示に従い、操作部205のキーボードやマウスなどの入力I/F機器からパッチ印刷に必要な情報を入力する。印刷開始の指示に従い、予め外部記憶部203に格納されているパッチチャート画像を読み出し、I/F部206を介して出力デバイス208であるプリンタに転送され、印刷される。このパッチ印刷の際の画像処理は、図3の色空間変換処理部302の処理を適用せず、色材色展開処理部305以降を適用し、入力色空間のRGB値に対して直接色材色データが出力される。
<S602>
次に、ステップS602では、ステップS601で印刷したパッチチャートのパッチを測色器209で測色する。この処理は、ホストコンピュータ200における測色をするためのソフトウェアによって制御される。測色器209によって測定された測色値はI/F部206を介して、外部記憶部203に送られて格納される。格納された測色値は、それぞれのパッチに対応して、それを印刷するためのRGB値と測色値であるL***値とが関連付けられて管理格納されている。
<S603>
ステップ603では、ステップS602で得た測色値に基づいて、予め色再現目標候補情報記憶部407に格納されている複数の目標候補、例えば、図5に示した候補1〜候補5の中から、候補を選択、決定する。なお、該当する候補がない場合は、選択する候補がないというエラー判別情報を発生する。この処理は、上述したように、図4に示した色再現目標候補決定部404によって実行される。
図7は、ステップS603の色再現目標候補決定処理の詳細を示すフローチャートである。この候補決定処理では、色再現目標候補情報記憶部407に記憶されている候補の、基準となるR、G、B、C、M、Y、白(W)、黒(Bk)の8色の色再現領域目標値と、ステップS602で取得した測色値のうち、上記基準となる8色のパッチの測色値(L***値)と、のそれぞれの色差が所定の閾値以下か否かを判断して選択、決定する。
先ず、ステップS701で、外部記憶部203(図2)に格納された情報を、出力デバイス色再現領域取得部401(図4)によって読み出す。図4で説明したように、パッチ測色値情報のうち、基準色である上記8種類の情報が読み出され、色再現目標候補決定部404に送られる。
次のステップS702では、色再現目標候補情報記憶部407(図4)から、候補(候補1〜候補5)の色再現領域目標値を順次読み出す。読みだす候補がなくなると、該当する候補がないということで選択決定エラーとしてカラーパラメータ生成部204の選択決定エラー判別情報で失敗信号を出力してパラメータ作成を終了する。また、読みだす候補が存在する場合は、選択決定エラー判別情報として成功信号を出力し、ステップS703に進む。
ステップS703では、明るさ比較部405(図4)によって、ステップS701で取得した測色値と、ステップS702で取得した色再現領域目標値それぞれのうち、Wに相当する測色値と色再現領域目標値との色差、およびBkに相当する測色値と色再現領域目標値との色差、をそれぞれ求め、これらを所定の閾値と比較する。すなわち、上記Wに相当する測色値と色再現領域目標値はRGB(255,255、255)に対応するL***値であり、また、上記Bkに相当する測色値と色再現領域目標値はRGB(0,0,0)に対応するL***値であり、これらL***値の測色値と色再現領域目標値との差を色差として求め、求めた色差を所定閾値と比較処理する。
具体的には、WおよびBkに関する測色値と色再現領域目標値との色差をそれぞれΔEwおよびΔEbkとするとき、それぞれの閾値WthおよびBkthとの比較処理を、以下の(1)式に従って行う。
そして、(1)式の条件を満たす場合は、ステップS704に進み、満なさない場合は、ステップS702に進む。なお。本実施形態では、より形状の近い色再現目標値を選択するために色差はΔE94を用いることが好ましいが、これに限られず、ΔE76などその他の色差や明度差、輝度差などを用いてもよい。
((ΔEw≦Wth)&(ΔEbk≦Bkth)) (1)式
ステップS704では、色相・彩度比較部406(図4)によって、基準8色のうち残りのR,G,B.C,M.Yの測色値と色再現領域目標値について、ステップS703と同様の比較処理を行う。すなわち、各色について測色値と色再現領域目標値との色差を、それぞれΔER、ΔEG、ΔEB、ΔEC、ΔEM、ΔEYとし、それぞれの閾値をRth、Gth、Bth、Cth、Mth、Ythとするとき、以下の(2)式によって比較処理を行う。
((ΔER≦Rth)&(ΔEG≦Gth)&(ΔEB≦Bth)
&(ΔEC≦Cth)&(ΔEM≦Mth)&(ΔEY≦Yth)) (2)式
ここで、(2)式を満たす場合は、選択決定が成功したという情報とともに、図6のステップS604のカラーパラメータ生成工程に進む。
なお、以上説明したステップS603は、R、G、B、C、M、Y、W、Bkのそれぞれに対して所定の閾値に対して内外いずれかにあるかの判断を行うことにより色再現目標候補を選択する例に係るものである。しかし、この処理は予め格納されている候補の中から、色再現領域目標値に基づいて形状、サイズを判別し、所定基準以下の候補を探すことを目的としている。このことから、各色の色差の総和(ΔEw+ΔEbk+ΔER+ΔEG+ΔEB+ΔEC+ΔEM+ΔEY)や、最大色差や、W,Bk、R、G、B、C、M、Yで囲まれる色再現領域の体積などに関して閾値を設けて判断してもよい。すなわち、測色値が示す色再現領域に最も近い形状の色再現領域を持つ色再現目標候補を選択することが好ましい。
以上説明した選択、決定処理によれば、複数の色再現目標候補の中から、出力デバイスであるプリンタの色再現領域と色差が閾値以下となる候補を選択し、それを基にそのプリンタのカラープロファイルを作成することができる。その際、先ず、WおよびBkそれぞれについて色差が所定の閾値以下の色再現目標候補を選択とすることにより、出力デバイスの色再現領域との明度範囲が近い、つまり明度範囲の差が所定の閾値以下である色再現目標候補を選択することができる。その結果、出力デバイスの色再現領域を最大限に活かしつつ、階調性と色再現性の両方を適切に実現できるカラープロファイルを作成することが可能となる。
また、生成する記録媒体の測色値と選択した候補の色再現領域目標値が非常に近い場合は、次のステップS604を介さずにステップS605に進むことも可能である。その場合は、上記説明での閾値について第1の閾値、第2の閾値の2つを設け、第1の閾値以下の場合はステップS605へ進み、第1閾値以上第2閾値未満の場合は、ステップS604に進む。そして、第2閾値以上の場合は、色再現目標候補が存在しないという失敗信号である選択決定エラー判別情報を発信し、ユーザに適切な色再現目標値が無いことを伝えるようにしてもよい。
<S604>
ステップS604では、色再現目標値生成部403(図4)は、ステップS602で取得した測色値と、ステップS603で選択した候補の情報に基づいて、パッチを規定するそれぞれの格子点に対する目標値を算出する。すなわち、格子点を規定するRGB値と目標値を規定するL***値との対応関係を規定したカラープロファイルを生成する。
以下の説明では、ステップS601で得られる、パッチを規定するRGB値に対する測色値L***を、Lin(R,G,B)、ain(R,G,B)、bin(R,G,B)と表記する。また、ステップS603で決定、選択された候補の色再現目標値をLref(R,G,B)、aref(R,G,B)、bref(R,G,B)と表記する。そして、本処理で算出する目標値を、Lout(R,G,B)、aout(R,G,B)、bout(R,G,B)と表記する。なお、RGB値は、格子点を規定する値であることから、それぞれ、0、17、34、51、68、・・・・、255の値となる。
図8(a)および(b)は、L***座標系において、基準8色であるW,Bk、R,G,B.C,M,Yに対応する、測色値および選択された候補の色再現目標値を示す図である。本実施形態では、これらの値のうち、W、Bkの測色値と色再現目標値との関係によって、L*軸方向の圧縮または伸長関係における割合(圧縮/伸長率)を決定する。また、R,G,B,C,M,Yそれぞれの測色値と色再現目標値との関係によって、によって、ベクトル(a*、b*)に沿った圧縮/伸長率を決定する。そして、これらの圧縮/伸長率によって、各格子点に対応する目標値を決定する。なお上記8色の値は、各色最大RGB入力値であり、それぞれの値を図8(a)および(b)に示している。
*軸方向の圧縮/伸長率αは、W、Bkの測色値と色再現目標値とを用いて、以下の(3)式によって求める。
α=(Lin(255,255,255)−Lin(0,0,0))/(Lref(255,255,255)−Lref(0,0,0)) (3)式
そして、各格子点のL*値の目標値Lout(R,G,B)は、以下の式(4)によって算出する。
Lout(R,G,B)=Lin(0,0,0)+αx((Lref(R,G,B)−(Lref(0,0,0)) (4)式
次に、R,G,B,C,M,Yそれぞれの測色値と色再現目標値とを用いて、ベクトル(a*、b*)上の圧縮/伸長率βを決定する。
図9(a)および(b)は、a**座標系において、測色値および選択された候補の色再現目標値それぞれのR,G,B.C,M,Yのa**値を示す図である。これらの図に示すa**座標は、極座標である。測色値および選択された候補の色再現目標値それぞれの色R,G,B.C,M,Yの、L軸からのベクトルの距離を求める。そして、それぞれの色について、色再現目標値の距離に対する測色値の距離の比率βを、以下の式(5)によって算出する。次に、比率βを基に、格子点ごとのa**値の目標値を、以下の式(6)、(7)によって算出する。以下の式では、各色のL軸からの距離を、n色の場合Δab(n)とし、測色値の場合Δabin(n)、選択された候補の色再現目標値の場合Δabref(n)と表記する。また、最終的に求める(R,G,B)で表される格子点に対応する目標値のL軸からの距離を、Δabref(R,G,B)と表記する。
Δabin(R)=SQR(ain(255,0,0)2+bin(255,0,0)2
Δabin(G)=SQR(ain(0,255,0)2+bin(0,255,0)2
Δabin(B)=SQR(ain(0,0,255)2+bin(0,0,255)2
Δabin(C)=SQR(ain(0,255,255)2+bin(0,255,255)2
Δabin(M)=SQR(ain(255,0,255)2+bin(255,0,255)2
Δabin(Y)=SQR(ain(255,255,0)2+bin (255,255,0)2
Δabref(R)=SQR(aref(255,0,0)2+bref(255,0,0)2
Δabref(G)=SQR(aref(0,255,0)2+bref(0,255,0)2
Δabref(B)=SQR(aref(0,0,255)2+bref(0,0,255)2
Δabref(C)=SQR(aref(0,255,255)2+bref(0,255,255)2
Δabref(M)=SQR(aref(255,0,255)2+bref(255,0,255)2
Δabref(Y)=SQR(aref(255,255,0)2+bref(255,255,0)2
β=(Δabin(R)+Δabin(G)+Δabin(B)+Δabin(C)+Δabin(M)+Δabin(Y))/
(Δabref(R)+Δabref(G)+Δabref(B)+Δabref(C)+Δabref(M)+Δabref(Y)) (5)式
θ(R,G,B)=tan−1((aref(R,G,B)/bref(R,G,B))
aout(R,G,B)=Δabref(R,G,B)×β×Cos(θ(R,G,B)) 式(6)
bout(R,G,B)=Δabref(R,G,B)×β×Sin(θ(R,G,B)) 式(7)
上記式(4)、(6)、(7)によって、各格子点に対応した目標値のL***値が算出される。
<S605>
次の、ステップS605で、カラーパラメータ生成処理部402(図4)は、先ず、ステップS604で算出された、格子点に対応する目標値L***と、ステップS602で得られた、総てのパッチの測色値に基づいて、目標値L***に対応するRGB値を算出する。すなわち、格子点を規定するRGBに対応した目標値のL***値の関係を規定するカラープロファイルが生成する。
一般に、測色値である、Lin(R,G,B)、ain(R,G,B)、bin(R,G,B)と、目標値である、Lout(R,G,B)、aout(R,G,B)、bout(R,G,B)とは一致していない。本処理では、これらの情報を基に、出力デバイス依存RGB値である、格子点値RGBに対応した目標値Lout(R,G,B)、aout(R,G,B)、bout(R,G,B)値と、同一または最も近い値を再現するパッチ測定値に対応したRGB値を算出する。算出する方法は、上記2種類の情報を基に、逆変換などの公知の方法によって実現可能であり、その詳細な説明を省略する。
次に、以上のように求められたカラープロファイルを基に、入力色空間であるsRGBデータ(選択された候補の色再現目標値のRGB値)から出力デバイス依存RGBデータ(上記プロファイルのRGB値)に変換にするためのRGB値からRGB値に変換するカラーパラメータを生成する。
<S606>
S606は、S605で生成された入力色空間であるsRGBデータからプリンタの出力デバイス依存RGBデータに変換にするためのRGB値からRGB値に変換するカラーパラメータを色空間変換係数格納部304に格納する工程である。図4のカラーパラメータ生成部によって生成されたパラメータは、カラーパラメータ変換部408で、色空間変換係数格納部304のパラメータ格納形式に変換され格納される。
以上、カラーパラメータを生成する処理について説明したが、次に、色再現目標候補記憶部407(図4)に新たに候補値データを登録する処理について説明する。この処理は、ステップS603の色再現目標候補決定処理で、所望の候補が存在せず、選択決定エラー判別情報がエラーとなった場合に、別途方法にてカラーパラメータを生成し、その結果を色再現目標候補として追加するための処理である。この工程により、それまでの処理で対応できなかった色再現領域に近い、例えば新たな印刷媒体に対しても、対応することが可能になる。
(第2実施形態)
本発明の第2の実施形態は、色再現目標候補情報記憶部407に格納される色再現領域目標値の他の形態に関する者である。色再現領域目標値は、各色相の最大彩度に当たるRGB信号値に対応するL***値を設定してもよい。
具体的には、RGB値が各8ビットデータで各軸16格子点からなるC色相の場合、C:(0,Y,Y)または(Y,255,255)の中で(但し、Y=0、17、・・・、239、255)、各RGB値に対応するL***値から彩度を、以下の(8)式で算出する。
ΔCin(C)=SQR(ain(0,Y,Y)2+bin(0,Y,Y)2
または
ΔCin(C)=SQR(ain(Y,255,255)2+bin(Y,255,255)2) 式(8)
ここで、Y=0、17、・・・、239、255
そして、彩度が最も高いRGB値を探索し、対応するL***値を色再現領域目標値に設定する。
他の色相も同様に、R:(Y,0,0)または(255,Y,Y)、G:(0,Y,0)または(Y,255,Y)、B:(0,0,Y)または(Y,Y,255)、M:(Y,0,Y)または(255,Y,255)、Y:(Y,Y,0)または(255,255,Y)それぞれの中で、最も彩度の高いRGB値を探索し、対応するL***値を色再現領域目標値に設定する。
本実施形態の場合、第1実施形態に比べると色相バランスの点では、選択精度が劣る可能性はあるが、写真画質を重視しつつ出力色再現領域を使用することにも重点をおいてプロファイルを作成することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態は、ホストコンピュータがプロファイル作成装置を構成する形態に関するものであるが、この形態に限られないことはもちろんである。上記実施形態にかかるプリンタがプロファイル作成装置を構成する形態であってもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
200 ホストコンピュータ
204 カラーパラメータ生成部
208 出力デバイス(インクジェットプリンタ)
209 測色器
302 色空間変換処理部
304 色空間変換係数格納部
401 出力デバイス色再現領域取得部
402 カラーパラメータ生成処理部
403 色再現目標値生成部
404 色再現目標候補決定部
407 色再現目標候補情報格納部
410 色再現目標候補生成登録部

Claims (6)

  1. デバイス依存の色空間において規定される格子点と、該格子点に対応したデバイス非依存の色空間における色である目標値と、の対応関係を定めたプロファイルを作成するプロファイル作成装置であって、
    予め作成された、それぞれ目標値である色再現目標値を含む、複数の色再現目標候補情報を格納する格納手段と、
    測色値を含む、出力デバイスの色再現領域情報に基づいて、前記複数の色再現目標候補情報の中から、前記出力デバイスの色再現領域情報が示す色再現領域と、前記色再現目標候補情報の色再現目標値が示す色再現領域と、の明度範囲の差が所定の閾値以下である色再現目標候補情報を選択する選択手段と、
    選択された前記色再現目標候補情報における色再現目標値が示す色再現領域と、前記出力デバイスの色再現領域情報における測色値が示す色再現領域と、の圧縮または伸長関係に基づいて、前記プロファイルを生成する生成手段と、
    を具えたことを特徴とするプロファイル作成装置。
  2. 前記格納手段に、候補となる色再現目標候補情報を追加する登録手段をさらに具えたこと特徴とする請求項1に記載のプロファイル作成装置。
  3. 前記選択手段は、前記色再現目標候補情報における色再現目標値と、それに対応した色再現領域情報における測色値との色差が所定の閾値以下である場合に当該色再現目標候補情報を選択すること特徴とする請求項1または2に記載のプロファイル作成装置。
  4. 前記選択手段は、前記色再現目標候補情報における色再現目標値と、それに対応した色再現領域情報における測色値との色再現領域の体積の差が所定の閾値以下である場合に当該色再現目標候補情報を選択すること特徴とする請求項1または2に記載のプロファイル作成装置。
  5. デバイス依存の色空間において規定される格子点と、該格子点に対応したデバイス非依存の色空間における色である目標値と、の対応関係を定めたプロファイルを作成するためのプロファイル作成方法であって、
    予め作成された、それぞれ目標値である色再現目標値を含む、複数の色再現目標候補情報を格納する格納工程と、
    測色値を含む、出力デバイスの色再現領域情報に基づいて、前記複数の色再現目標候補情報の中から、前記出力デバイスの色再現領域情報が示す色再現領域と、前記色再現目標候補情報の色再現目標値が示す色再現領域と、の明度範囲の差が所定の閾値以下である色再現目標候補情報を選択する選択工程と、
    選択された前記色再現目標候補情報における色再現目標値が示す色再現領域と、前記出力デバイスの色再現領域情報における測色値が示す色再現領域と、の圧縮または伸長関係に基づいて、前記プロファイルを生成する生成工程と、
    を有したことを特徴とするプロファイル作成方法。
  6. コンピュータに読み取られることにより、当該コンピュータを請求項1ないし4のいずれかに記載のプロファイル作成装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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