JP2014011292A - 半導体装置、試験装置、および半導体装置の製造方法 - Google Patents

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拓 佐藤
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Takahiro Yashiro
貴浩 八城
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慧 小山
Masahiko Takigawa
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Abstract

【課題】ゲートリーク電流が少なく、かつ電流コラプスが抑えられた半導体装置。
【解決手段】窒化物系半導体で形成された半導体層と、半導体層にゲート電圧を印加するゲート電極と、半導体層上においてゲート電極が設けられていない部分を覆い、ゲート電極と接して設けられたタンタル酸窒化物を含む第1保護膜とを備える半導体装置を提供する。半導体層上に設けられ、第1保護膜と、ゲート電極の第1保護膜に覆われていない部分とを覆う第2保護膜を備えてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置、試験装置、および半導体装置の製造方法に関する。
従来、GaN(窒化ガリウム)等を用いたFET(電界効果トランジスタ)において、シリコン窒化膜(SiN)を保護膜として用いて、半導体表面のトラップの影響により電流が減少する「電流コラプス」と呼ばれる現象を低減させたヘテロ接合半導体装置(特に高電子移動度トランジスタ:HEMT=High Electron Mobility Transistor)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1 特開2010−283372号公報
このようなSiNを保護膜に用いた半導体装置は、電流コラプスの影響を低減できる一方で、ゲートリーク電流が10−3から少なくとも10−6A/mm程度は流れてしまう結果となっていた。即ち、ゲートリーク電流を抑制しつつ、電流コラプスの影響を低減させたデバイスを実現することは困難であった。
本発明の第1の態様においては、窒化物系半導体で形成された半導体層と、半導体層にゲート電圧を印加するゲート電極と、半導体層上においてゲート電極が設けられていない部分を覆い、ゲート電極と接して設けられたタンタル酸窒化物を含む第1保護膜とを備える半導体装置を提供する。
本発明の第2の態様においては、窒化物系半導体で半導体層を形成する半導体層形成段階と、半導体層上においてタンタル酸窒化物を含む第1保護膜を形成する第1保護膜形成段階と、半導体層にゲート電圧を印加するゲート電極を形成するゲート電極形成段階と、第1保護膜と、ゲート電極の第1保護膜に覆われていない部分とを覆う第2保護膜を形成する第2保護膜形成段階と、を備える半導体装置の製造方法を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る半導体装置100の縦断面の構成例を示す。 本実施形態に係る半導体装置100の第1の変形例の縦断面の構成例を示す。 本実施形態に係る半導体装置100の第2の変形例の縦断面の構成例を示す。 本実施形態に係る半導体装置100の第3の変形例の縦断面の構成例を示す。 本実施形態に係る半導体装置100の第4の変形例の縦断面の構成例を示す。 本実施形態に係る半導体装置100の第5の変形例の縦断面の構成例を示す。 本実施形態に係る半導体装置100の第6の変形例の縦断面の構成例を示す。 本実施形態に係る半導体装置100のIg−Vds特性の一例を示す。 本実施形態に係る半導体装置100のパルス特性の一例を示す。 本実施形態に係るMIS構造の半導体装置100のIg−Vds特性の一例を示す。 本実施形態に係るMIS構造の半導体装置100のパルス特性の一例を示す。 本実施形態に係る混載デバイス300の製造フローを示す。 本実施形態に係る混載デバイス300の半導体層110を形成した段階の構成例を示す。 本実施形態に係る半導体層110上にソース電極160およびドレイン電極170を形成した段階の構成例を示す。 本実施形態に係る半導体層110上に第1保護膜120を形成した段階の構成例を示す。 本実施形態に係る第1保護膜120に開口を形成した段階の構成例を示す。 本実施形態に係る第1保護膜120および開口上にゲート電極140を形成した段階の構成例を示す。 本実施形態に係る第1保護膜120およびゲート電極140上に第2保護膜130を形成した段階の構成例を示す。 本実施形態に係る試験装置410の構成例を被試験デバイス400と共に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る半導体装置100の縦断面の構成例を示す。半導体装置100は、ゲートリーク電流を低減させつつ、電流コラプスの影響を低減させる。半導体装置100は、FETであってよく、また、HEMTであってよい。半導体装置100は、基板10と、半導体層110と、第1保護膜120と、第2保護膜130と、ゲート電極140と、ソース電極160と、ドレイン電極170とを備える。
基板10は、表面上に半導体層110が形成される。基板10は、半導体層110の結晶性を保ったまま形成されるように、一例として、半導体層110の格子定数と略同一の格子定数を有する結晶である。基板10は、例えば、サファイア、SiC(炭化ケイ素)、GaN、GaAs、またはSi等の単結晶である。
半導体層110は、窒化物系半導体で形成される。半導体層110は、一例として、バンドギャップの異なる2種類以上の半導体を、結晶性を有したまま接合させたヘテロ接合を有する。本実施例は、GaN系半導体層で形成された半導体層110について説明する。半導体層110は、電子走行層112と、スペーサ層114と、電子供給層116と、保護層118とを有する。
電子走行層112は、基板10の表面上に形成される。電子走行層112には、高速で電子を流すことができる二元電子ガスと呼ばれる層が形成される。電子走行層112は、一例として、不純物を人工的に添加しないアンドープのi型GaN層である。
スペーサ層114は、電子走行層112上に形成される。スペーサ層114は、電子走行層112とはバンドギャップの異なる異種の半導体材料で形成される。電子走行層112とスペーサ層114とがヘテロ接合となることで、電子走行層112は、スペーサ層114との界面近傍の10nm程度の領域において、二元電子ガスを形成することができる。スペーサ層114は、一例として、アンドープのi型AlGaN層である。
電子供給層116は、スペーサ層114上に形成される。電子供給層116は、スペーサ層114を介して電子走行層112に電子を供給する。電子供給層116は、一例として、不純物をドープしたn型AlGaN層である。
保護層118は、電子供給層116上に形成される。保護層118は、例えば、電子供給層116中のAl等の酸化を防止して保護する。保護層118は、一例として、不純物をドープしたn型GaN層である。なお、電子供給層116中のAl等の酸化の影響等が少ない場合は、保護層118は無くてもよい。
第1保護膜120は、半導体層110上に開口を有して設けられる。第1保護膜120は、半導体層110上においてゲート電極140が設けられていない部分を覆い、ゲート電極140と接して設けられ、タンタル酸窒化物(TaON)を含む。第1保護膜120は、二酸化シリコン(SiO)よりも誘電率の高い保護膜である。第1保護膜120であるタンタル酸窒化物の保護膜は、SiN、タンタル酸化物(TaO)およびSiO等に比べてトラップ準位が少なく、半導体層110との界面において、SiN、タンタル酸化物およびSiO等に比べて欠陥の少ない良好な界面が形成される特徴を有する。
ゲート電極140は、半導体層110にゲート電圧を印加する。ゲート電極140は、半導体層110に接して設けられ、第1保護膜120は、半導体層110上においてゲート電極140が設けられていない部分にゲート電極と接して設けられる。ゲート電極は、例えば、Ni(ニッケル)、Pt(白金)、Au(金)、Mo(モリブデン)、またはTi(チタン)等を有する。ゲート電極140は、一例として、配線接続部を有する。この場合、配線接続部は、ゲート電圧を供給する外部回路と、金メッキまたはワイヤボンディング等によって電気的に接続される。
ゲート電極140は、第1保護膜120の開口内において半導体層110に接し、第1保護膜120の開口内から開口近傍における第1保護膜120上部にわたって設けられる。即ち、ゲート電極140は、第1保護膜120の開口によって露出された半導体層110の表面と、半導体層110上に積層された第1保護膜120の表面とに、一体となって設けられる。ここで、図1の例において、ゲート電極140は、断面の形状がT型の電極形状で形成される。
第2保護膜130は、半導体層110上に設けられ、第1保護膜120と、ゲート電極140の第1保護膜120に覆われていない部分とを覆う。即ち、第2保護膜130は、第1保護膜120上およびゲート電極140上に形成され、第1保護膜120の開口近傍においてはゲート電極140に接し、開口以外の部分においては、第1保護膜120に接して積層される。
本実施例において、第2保護膜130は、タンタル酸窒化物を含み、第1保護膜120と略同一の絶縁材料を含む。この場合、第1保護膜120および第2保護膜130は、ゲート電極140が半導体層110と接する部分以外の面を覆うように形成される。図1において、第1保護膜120と第2保護膜130の境界を点線で示したが、第1保護膜120および第2保護膜130が同種の保護膜の場合、境界が判別できない程度に一体となって形成されてよい。
ソース電極160およびドレイン電極170は、半導体層110上に設けられる。ソース電極160およびドレイン電極170は、電子供給層116に接するように形成されることが望ましい。ソース電極160およびドレイン電極170は、半導体層110と、オーミック接合される。ソース電極160およびドレイン電極170は、例えば、Ni(ニッケル)、Pt(白金)、Au(金)、Mo(モリブデン)、Al(アルミニウム)、またはTi(チタン)等を有する。
ソース電極160およびドレイン電極170は、一例として、それぞれ配線接続部を有する。この場合、それぞれの配線接続部は、ソース電極160またはドレイン電極170と接続されるべき外部回路と、金メッキまたはワイヤボンディング等によって電気的に接続される。
ここで、第1保護膜120および第2保護膜130は、ソース電極160およびドレイン電極170の間に設けられる。また、第1保護膜120および第2保護膜130は、一例として、ソース電極160およびドレイン電極170の少なくとも一部を更に覆うように設けられる。例えば、第1保護膜120は、ソース電極160およびドレイン電極170の配線接続部以外の表面上を覆うように設けられる。
以上の本実施形態に係る半導体装置100は、半導体層110との界面において、SiN、タンタル酸化物およびSiO等に比べて欠陥の少ない良好な界面を形成するタンタル酸窒化物の保護膜で半導体層110およびゲート電極140を覆う。また、ゲート電極140は、T型形状を有するので、ゲート端における電界の集中を緩和するフィールドプレート効果を得ることもできる。したがって、本実施形態の半導体装置100は、ゲートリーク電流を低減させつつ、電流コラプスの影響を低減させることができる。
図2は、本実施形態に係る半導体装置100の第1の変形例の縦断面の構成例を示す。本変形例の半導体装置100において、図1に示された本実施形態に係る半導体装置100の動作と略同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。本変形例の半導体装置100は、第1保護膜120と同種の第2保護膜130に代えて、第1保護膜120とは異なる種類の第2保護膜150を備える。
第2保護膜150は、一例として、SiNを含む。第2保護膜150は、図1の第2保護膜130と同様に、半導体層110上に設けられ、第1保護膜120と、ゲート電極140の第1保護膜120に覆われていない部分とを覆う。
図3は、本実施形態に係る半導体装置100の第2の変形例の縦断面の構成例を示す。本変形例の半導体装置100において、図1に示された本実施形態に係る半導体装置100の動作と略同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。本変形例の半導体装置100は、第1保護膜120と同種の第2保護膜130に代えて、第1保護膜120とは異なる種類の第2保護膜150および第3保護膜200を備える。
第2保護膜150は、Ta、Al(アルミニウム)、Hf(ハフニウム)、HfAl(ハフニウムアルミニウム)、La(ランタン)、Y(イットリウム)、LaSi(ランタンシリコン)、およびHfLa(ハフニウムランタン)の少なくとも1つを含む。例えば、第2保護膜150は、タンタル酸化物、Hf酸化物、HfAl酸化物、La酸化物、HfLa、またはY酸化物等の絶縁材料を含む。
一例として、第2保護膜150は、タンタル酸化物(TaO)を絶縁材料として含む。第2保護膜150は、図1の第2保護膜130と同様に、半導体層110上に設けられ、第1保護膜120と、ゲート電極140の第1保護膜120に覆われていない部分とを覆うように形成される。
第3保護膜200は、一例として、第2保護膜150上に設けられ、SiNを含む。第3保護膜200は、第2保護膜150を覆うように積層される。
以上の本実施形態に係る半導体装置100の第1および第2の変形例は、半導体層110との界面において、タンタル酸窒化物の保護膜で半導体層110およびゲート電極140を覆い、また、ゲート電極140は、T型形状を有する。したがって、半導体装置100の第1および第2の変形例は、ゲートリーク電流を低減させつつ、電流コラプスの影響を低減させることができる。
図4は、本実施形態に係る半導体装置100の第3の変形例の縦断面の構成例を示す。本変形例の半導体装置100において、図1に示された本実施形態に係る半導体装置100の動作と略同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。本変形例の半導体装置100は、ゲート電極140の断面形状をT型に代えて、四角形にした半導体装置である。これによって、半導体装置100は、ゲート電極140の形状が単純なので、図1の半導体装置100に比べて製造工程を簡略化することができる。
例えば、本変形例の半導体装置100は、半導体層110を形成した後に、ゲート電極140を半導体層110上に半導体層110と接して形成される。次に、第1保護膜120は、半導体層110上においてゲート電極140が設けられていない部分を覆い、ゲート電極140が設けられている部分はゲート電極140と接して設けられてゲート電極140を覆うように形成される。
このように、本変形例の半導体装置100は、第1保護膜120を形成することで半導体層110およびゲート電極140を覆う保護膜を設けることができる。半導体装置100は、第1保護膜120をタンタル酸窒化物を含む絶縁材料で形成することで、ゲートリーク電流を低減させつつ、電流コラプスの影響を低減させることができる。
図5は、本実施形態に係る半導体装置100の第4の変形例の縦断面の構成例を示す。本変形例の半導体装置100において、図4に示された本実施形態に係る半導体装置100の第3の変形例の動作と略同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。本変形例の半導体装置100は、第1保護膜120に加えて、第1保護膜120とは異なる種類の第2保護膜150を備える。
第2保護膜150は、一例として、SiNを含む。第2保護膜150は、第1保護膜120上に設けられ、第1保護膜120を覆うように積層される。
図6は、本実施形態に係る半導体装置100の第5の変形例の縦断面の構成例を示す。本変形例の半導体装置100において、図4に示された本実施形態に係る半導体装置100の第3の変形例の動作と略同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。本変形例の半導体装置100は、第1保護膜120に加えて、第1保護膜120とは異なる種類の第2保護膜150および第3保護膜200を備える。
第2保護膜は、Ta、Al、Hf、HfAl、La、Y、LaSi、およびHfLaの少なくとも1つを含む。例えば、第2保護膜150は、タンタル酸化物、Hf酸化物、HfAl酸化物、La酸化物、HfLa、またはY酸化物等の絶縁材料を含む。
一例として、第2保護膜150は、タンタル酸化物を絶縁材料として含む。第2保護膜150は、図5の第2保護膜150と同様に、第1保護膜120上に設けられ、第1保護膜120を覆うように積層される。
第3保護膜200は、一例として、第2保護膜130上に設けられ、SiNを含む。第3保護膜200は、第2保護膜150を覆うように積層される。
以上の本実施形態に係る半導体装置100の第4および第5の変形例は、半導体層110との界面において、タンタル酸窒化物の保護膜で半導体層110およびゲート電極140を覆う。したがって、半導体装置100の第4および第5の変形例は、ゲートリーク電流を低減させつつ、電流コラプスの影響を低減させることができる。
以上の半導体装置100は、ゲート電極140が半導体層110に接して形成されるショットキーゲート構造のHEMTを構成する例を説明した。これに代えて、半導体装置100は、ゲート電極140と半導体層110との間に絶縁材料が形成されたMIS(Metal Insulator Semiconductor)構造であってもよい。
図7は、本実施形態に係る半導体装置100の第6の変形例の縦断面の構成例を示す。本変形例の半導体装置100において、図1に示された本実施形態に係る半導体装置100の動作と略同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。本変形例の半導体装置100は、ゲート電極140と半導体層110との間に第1保護膜120を形成し、ゲート電極140の断面形状をT型に代えて、四角形にした半導体装置である。これによって、本変形例の半導体装置100は、MIS構造のHEMTを構成する。
即ち、第1保護膜120は、半導体層110上に半導体層110を覆うように積層される。そしてゲート電極140は、第1保護膜120上に第1保護膜120に接して形成される。また、第2保護膜130は、半導体層110上に設けられ、第1保護膜120と、ゲート電極140の第1保護膜120に接していない部分とを覆う。
本変形例において、第1保護膜120および第2保護膜130は、タンタル酸窒化物を含み、それぞれ略同一の絶縁材料を含む。この場合、第1保護膜120および第2保護膜130は、ゲート電極140を覆うように形成される。図1において、第1保護膜120と第2保護膜130の境界を点線で示したが、第1保護膜120および第2保護膜130が同種の保護膜の場合、境界が判別できない程度に一体となって形成されてよい。
以上のように、本変形例の半導体装置100は、タンタル酸窒化物でゲート電極140を覆いつつ、MIS構造のHEMTを構成することができる。したがって、本変形例の半導体装置100は、ゲートリーク電流を低減させつつ、電流コラプスの影響を低減させることができる。
本変形例の半導体装置100は、第1保護膜120および第2保護膜130が同種の保護膜の場合を説明したが、これに代えて、第1保護膜120とは異なる種類の第2保護膜150を備えてもよい。また、本変形例の半導体装置100は、第2保護膜150に加えて、第3保護膜200を更に備えてもよい。また、本変形例の半導体装置100は、断面が四角形のゲート電極140を形成する場合を説明したが、これに代えて、断面がT型の形状を有してもよい。
図8は、本実施形態に係る半導体装置100のIg−Vds特性の一例を示す。ここで、本実施形態に係る半導体装置100は、一例として、図3で示した半導体装置100の第2の変形例であり、当該半導体装置100を実際に製造して測定した結果を示す。当該半導体装置100は、第2保護膜150がタンタル酸化物、第3保護膜200がSiNである。図8において、横軸は、半導体装置100のゲート−ソース間電圧Vgsを示し、縦軸は、ゲート電流Igを示す。
図8の点線で示したグラフは、保護膜をSiNにした半導体装置の測定結果であり、実線で示したグラフは、本実施例で説明した半導体装置100の測定結果である。これより、Vgsが−30Vに印加された状態において、逆方向ゲートリーク電流が10-8A/mm以下に低減されたことがわかる。
図9は、本実施形態に係る半導体装置100のパルス特性の一例を示す。本実施形態に係る半導体装置100は、図8と同様に、図3で示した半導体装置100の第2の変形例である。図9の横軸は、半導体装置のドレイン−ソース間電圧Vdsを示し、縦軸は、ドレイン−ソース間に流れる電流Idを示す。ここで、パルス特性とは、予め定められたドレイン−ソース間電圧VdsおよびVgsが半導体装置に印加された状態(始状態)から、パルス的に始状態とは異なる予め定められたVdsおよびVgsを印加して予め定められた時間経過した後のIdを測定し、印加するVdsおよびVgsに応じたIdを取得することである。
始状態において電圧ストレスが印加されている場合、そのパルス特性からストレス印加後の応答特性が評価できる。なお、本実施例における測定結果は、VdsおよびVgsをパルス的に印加してから略5μs後にIdの測定をおこなっている。
図9の黒丸でプロットした電流電圧特性は、始状態としてVds=0VおよびVgs=0V、すなわち電圧ストレスのない始状態から、Vgs=2、1、0、−1、および−2Vの振幅のパルス電圧を印加した場合のId−Vdsの関係を示す。この場合、半導体装置は、始状態としてVdsおよびVgsには電圧が印加されていないので、ゲート電極近辺にトラップ準位が形成されていても、キャリアが新たにトラップされることがほとんど無いと考えられる。したがって、当該電流電圧特性は、VdsおよびVgsに静的に電圧を印加した場合の静特性と略同一の形状が観測される。
図9の白抜きの四角でプロットした電流電圧特性は、始状態としてVds=25VおよびVgs=−10Vを印加した際のパルス特性であり、Vgs=2、1、0、−1および−2Vの振幅のパルス電圧を印加した場合のId−Vdsの関係を示す。即ち、白抜きの四角の電流電圧特性は、電圧ストレスがある状態で取得されたパルス特性を示し、一方、黒丸でプロットした電流電圧特性は電圧ストレスがない状態で取得されたパルス特性を示す。
電流コラプスの影響は、このような始状態での電圧ストレスの有無によって、電流電圧特性が著しく変化することで観測される。始状態としてVdsおよびVgsに電圧ストレスが印加されると、VdsおよびVgsに応じて空乏層領域が伸び、ゲート電極140近傍に存在するトラップ準位にキャリアである電子がトラップされ、仮想的なゲートが形成されてIdが減少すると考えられるからである。このように、ゲート電極140近傍等に存在するトラップの影響で、電流コラプスが引き起こされていると考えられている。
図9の白抜きの四角でプロットした電流電圧特性より、本実施例に係る半導体装置100は、電圧ストレスの有無にかかわらず略同一の電流電圧特性の傾向を示すことがわかる。即ち、半導体装置100は、電流電圧特性を変化させる界面準位の形成を防止して、電流コラプスを抑制していると考えられ、従来困難であった、ゲートリーク電流の低減と、電流コラプスの影響の低減とを両立させていることがわかる。
半導体装置100は、半導体層110表面において、ゲート電極140と接して第1保護膜120を形成している。この第1保護膜120であるタンタル酸窒化物を含む保護膜は、SiN等に比べてトラップ準位が少なく、また、第1保護膜120−半導体層110界面において、欠陥の少ない良好な界面を形成することができる。
したがって、第1保護膜120は、ゲート電極140が形成される領域以外の半導体層110表面を覆い、半導体層110と保護膜との間の異種界面におけるトラップ準位の形成を低減させることができる。また、ゲート電極140周辺を覆うように、第1保護膜120を形成するので、ゲート電極140から半導体層110へのリーク電流を低減させることができる。即ち、半導体装置100は、保護膜−半導体層110間である、半導体層110表面において、トラップ準位の形成を低減させつつ、リーク電流を低減させることができる。
このような本実施形態に係る半導体装置は、図1から図7に示したように、ゲート電極140と半導体層110との間に第1保護膜120を形成するか否かで、ショットキーゲートまたはMISゲートのHEMTを構成することができる。そこで、実際にMISゲートを有するMIS構造の半導体装置100を実際に製造して測定した結果を次に示す。
図10は、本実施形態に係るMIS構造の半導体装置100のIg−Vds特性の一例を示す。図11は、本実施形態に係るMIS構造の半導体装置100のパルス特性の一例を示す。ここで、本実施形態に係る半導体装置100は、一例として、図7で示した半導体装置100の第6の変形例であり、当該半導体装置100は、第2保護膜150がタンタル酸化物である。図10の縦軸と横軸は図8と同様であり、図11の縦軸と横軸は図9と同様であるので、説明を省略する。
図10のグラフより、MIS構造の半導体装置100においても、Vgsが−30Vに印加された状態において、逆方向ゲートリーク電流が10-10A/mm以下に低減されたことがわかる。
図11の黒丸でプロットした電流電圧特性は、始状態としてVds=0VおよびVgs=0V、すなわち電圧ストレスのない始状態から、Vgs=2、0、−1、−2、および−3Vの振幅のパルス電圧を印加した場合のId−Vdsの関係を示す。図11の白抜きの四角でプロットした電流電圧特性は、始状態としてVds=25VおよびVgs=−10Vを印加した際のパルス特性であり、Vgs=2、0、−1、−2、および−3Vの振幅のパルス電圧を印加した場合のId−Vdsの関係を示す。即ち、白抜きの四角の電流電圧特性は、電圧ストレスがある状態で取得されたパルス特性を示し、一方、黒丸でプロットした電流電圧特性は電圧ストレスがない状態で取得されたパルス特性を示す。
図11の白抜きの四角でプロットした電流電圧特性より、MIS構造の半導体装置100においても、電圧ストレスの有無にかかわらず略同一の電流電圧特性の傾向を示すことがわかる。即ち、半導体装置100は、電流電圧特性を変化させる界面準位の形成を防止して、電流コラプスを抑制していると考えられ、従来困難であった、ゲートリーク電流の低減と、電流コラプスの影響の低減とを両立させていることがわかる。
以上のように、本実施形態に係る半導体装置100は、ゲートリーク電流の低減と、電流コラプスの影響の低減とを両立させ、ゲート電極140と半導体層110との間に第1保護膜120を形成するか否かで、ショットキーゲートまたはMISゲートのHEMTを構成することができる。そこで、次に示すように、1つの基板10上で、半導体層110上のショットキーゲートHEMTが形成されていない領域において、MIS構造のHEMTを更に備えた混載デバイス300を形成することができる。この場合、MIS構造のHEMTは、半導体層110上に設けられた第1保護膜120と、第1保護膜120上に設けられたMISゲート電極と、第1保護膜120上にMISゲート電極と接して設けられた第2保護膜130とを有する。
図12は、本実施形態に係る混載デバイス300の製造フローを示す。また、図13から図18は、製造フローの各段階で形成された混載デバイス300の構成例をそれぞれ示す。ここで、混載デバイス300は、1以上のショットキーゲートHEMTと、1以上のMISゲートHEMTを備えるが、図中の例において、それぞれ1つのHEMTが形成される過程の断面を示す。
まず、基板10上に、半導体層110を形成する(800)。半導体層110は、MOVPE法(Metal Organic Vapor Phase Epitaxy:有機金属気相成長エピタキシー法)で形成されてよく、これに代えて、MBE法(Molecular Beam Epitaxy:分子線エピタキシー法)で形成されてもよい。図13において、本実施形態に係る半導体装置100の半導体層110を形成した段階の構成例を示す。
次に、ソース電極160およびドレイン電極170を形成する(S810)。ソース電極160およびドレイン電極170は、一例として、保護層118をエッチングによって除去して、電子供給層116が露出された領域に形成される。例えば、保護層118は、反応性ガス、イオン、またはラジカル等を用いたドライエッチングによって電極が形成される領域が除去される。これに代えて、液体の薬品を用いたウェットエッチングによって電極が形成される領域が除去されてもよい。
ソース電極160およびドレイン電極170は、例えば、材料を加熱して気化または昇華させて基板の表面に付着させる蒸着法によって形成される。これに代えて、ソース電極160およびドレイン電極170は、スパッタ法によって形成されてもよい。また、ソース電極160およびドレイン電極170は、一例として、形成すべきパターンの逆パターンを、基板上にフォトレジスト等で形成し、形成すべき薄膜を蒸着後、パターン以外の不用部分をフォトレジストと共に除去する蒸着リフトオフ法で形成される。
電子供給層116上に形成されたソース電極160およびドレイン電極170は、500℃程度以上の温度でアニール処理することで、オーミック接合を形成する。図14において、本実施形態に係る半導体層110上にソース電極160およびドレイン電極170を形成した段階の構成例を示す。
次に、半導体層110上に第1保護膜120を形成する(S820)。第1保護膜120は、例えば、スパッタによって形成される。第1保護膜120は、例えば、絶縁物のターゲットに高周波電圧を印加してスパッタするRFスパッタによって形成される。この場合、一例として、Ar(アルゴン)とN(窒素)の混合ガスを雰囲気ガスとして、Ta(五酸化タンタル)ターゲットをスパッタすることで、第1保護膜120であるタンタル酸窒化物を成膜する。
これに代えて、第1保護膜120は、CVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長法)法、またはALD(Atomic Layer Deposition)法等によって形成されてよい。第1保護膜120は、例えば、10〜100nm程度の膜厚を有する。より好ましくは、20〜50nmの膜厚を有する。図15において、本実施形態に係る半導体層110上に第1保護膜120を形成した段階の構成例を示す。
次に、第1保護膜120に開口を形成する(S830)。開口は、第1保護膜120をエッチングによって除去して、半導体層110の表面の一部を露出させて形成される。図16は、本実施形態に係る第1保護膜120に開口190を形成した段階の構成例を示す。
次に、第1保護膜120上および開口190上にゲート電極140を形成する(S840)。ゲート電極140は、例えば、蒸着法によって形成される。ゲート電極140は、一例として、蒸着リフトオフ法によって形成される。ゲート電極140は、複数の電極材料を蒸着して形成されてよい。これに代えて、ゲート電極140は、スパッタ法によって形成されてもよい。
図17は、本実施形態に係る第1保護膜120および開口190上にゲート電極140を形成した段階の構成例を示す。ここで、第1保護膜120上にゲート電極140が形成された半導体装置は、MISゲートHEMTが構成され、開口190上にゲート電極140が形成された半導体装置は、ショットキーゲートHEMTが構成される。
次に、第1保護膜120およびゲート電極140上に、第2保護膜130を形成する(S850)。第2保護膜130は、第1保護膜120と同様に、例えば、RFスパッタ等によって形成される。第2保護膜130は、例えば、10〜100nm程度の膜厚を有する。より好ましくは、20〜50nmの膜厚を有する。図18において、本実施形態に係る第1保護膜120およびゲート電極140上に第2保護膜130を形成した段階の構成例を示す。
以上のように、半導体層110上の開口190が設けられた位置に第1のゲート電極であるショットキーゲートを形成すると共に、半導体層110上の開口190が設けられていない位置に第2のゲート電極であるMISゲートを形成する。これにより、1以上のショットキーゲートHEMTおよび1以上のMISゲートHEMTを混載させた混載デバイス300を製造することができる。混載デバイス300は、高耐圧、高出力、および高周波数特性を有するGaNのHEMTを備えることができる。
図19は、本実施形態に係る試験装置410の構成例を被試験デバイス400と共に示す。試験装置410は、アナログ回路、デジタル回路、アナログ/デジタル混載回路、メモリ、およびシステム・オン・チップ(SOC)等の少なくとも1つの被試験デバイス400を試験する。試験装置410は、被試験デバイス400を試験するための試験パターンに基づく試験信号を被試験デバイス400に入力して、試験信号に応じて被試験デバイス400が出力する出力信号に基づいて被試験デバイス400の良否を判定する。
試験装置410は、試験部420と、信号入出力部430と、制御装置440とを備える。試験部420は、被試験デバイス400との間で電気信号を授受して被試験デバイス400を試験する。試験部420は、試験信号発生部423と、期待値比較部426とを有する。
試験信号発生部423は、信号入出力部430を介して1または複数の被試験デバイス400に接続されて、被試験デバイス400へ供給する複数の試験信号を発生する。また、試験信号発生部423は、期待値比較部426に接続され、試験信号に応じて被試験デバイス400が出力する応答信号の期待値を生成する。
期待値比較部426は、信号入出力部430から受信した被試験デバイス400の応答信号に含まれるデータ値と試験信号発生部423が生成する期待値とを比較する。期待値比較部426は、比較結果に基づき、被試験デバイス400の良否を判定する。
信号入出力部430は、試験すべき被試験デバイス400と試験部420との間を電気的に接続して、試験信号発生部423が発生した試験信号を当該被試験デバイス400に送信する。また、信号入出力部430は、試験信号に応じて当該被試験デバイス400が出力する応答信号を受信する。信号入出力部430は、受信した被試験デバイス400の応答信号を期待値比較部426へと送信する。信号入出力部430は、複数の被試験デバイス400を搭載するパフォーマンスボードであってよい。信号入出力部430は、半導体装置100を有する。
半導体装置100は、試験部420および被試験デバイス400の間に設けられ、試験部420および被試験デバイス400の間を電気的に接続または切断する。試験装置410は、本実施形態に係る半導体装置100によって電気的な接続または切断を実行してよい。
本例において、信号入出力部430は1つの被試験デバイス400に接続され、半導体装置100は、1つの被試験デバイス400の入力信号ラインおよび出力信号ラインにそれぞれ1つ設けられる例を説明した。これに代えて信号入出力部430は、複数の被試験デバイス400に接続され、半導体装置100は、複数の被試験デバイス400の入力信号ラインおよび出力信号ラインのそれぞれに1つ設けられてよい。また、信号入出力部430から1つの被試験デバイス400へ接続される信号入出力ラインが1つの場合、1つの入出力ラインに1つの半導体装置100が設けられてよい。
制御装置440は、試験装置410の試験を実行すべく、試験部420および信号入出力部430に制御信号を送信する。制御装置440は、試験プログラムに応じて、試験部420に、試験信号の発生または試験結果と期待値との比較等を実行させる制御信号を送信する。また、制御装置440は、試験プログラムに応じて、接続すべき信号入出力ラインに設けられた半導体装置100の接続の指示、および切断すべき信号入出力ラインに設けられた半導体装置100の切断の指示等を、信号入出力部430に送信する。
以上の本実施例における試験装置410は、高耐圧、高出力、および高周波数特性を有し、ゲートリーク電流を低減させつつ、ゲート電極にパルスを印加した場合の高周波特性を向上させた半導体装置100を用いて試験を実行することができる。また、試験装置410は、複数の半導体装置100を備えた混載デバイス300を備えることもできる。この場合、一例として、ショットキーゲートHEMTを図19の半導体装置100として用い、MISゲートHEMTを信号入出力部430が有する回路の一部として用いることで、回路面積を縮小させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 基板、100 半導体装置、110 半導体層、112 電子走行層、114 スペーサ層、116 電子供給層、118 保護層、120 第1保護膜、130 第2保護膜、140 ゲート電極、150 第2保護膜、160 ソース電極、170 ドレイン電極、190 開口、200 第3保護膜、300 混載デバイス、400 被試験デバイス、410 試験装置、420 試験部、423 試験信号発生部、426 期待値比較部、430 信号入出力部、440 制御装置

Claims (15)

  1. 窒化物系半導体で形成された半導体層と、
    前記半導体層にゲート電圧を印加するゲート電極と、
    前記半導体層上において前記ゲート電極が設けられていない部分を覆い、前記ゲート電極と接して設けられ、タンタル酸窒化物を含む第1保護膜と
    を備える半導体装置。
  2. 前記半導体層上に設けられ、前記第1保護膜と、前記ゲート電極の前記第1保護膜に覆われていない部分とを覆う第2保護膜を備える請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記ゲート電極は、前記半導体層に接して設けられ、
    前記第1保護膜は、前記半導体層上において前記ゲート電極が設けられていない部分に前記ゲート電極と接して設けられる
    請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1保護膜は、前記半導体層上において開口を有して設けられ、
    前記ゲート電極は、前記第1保護膜の開口内において前記半導体層に接し、前記第1保護膜の開口内から開口近傍における前記第1保護膜上部にわたって設けられる
    請求項2または3に記載の半導体装置。
  5. 前記第2保護膜は、タンタル酸窒化物を含む請求項2から4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記第2保護膜は、SiNを含む請求項2から4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記第2保護膜は、タンタル、アルミニウム、ハフニウム、ハフニウムアルミニウム、ランタン、イットリウム、ランタンシリコン、およびハフニウムランタンの少なくとも1つを含む請求項2から4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記第2保護膜は、タンタル酸化物を含む請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記第2保護膜上に、SiNを含む第3保護膜が更に設けられた請求項7または8に記載の半導体装置。
  10. 前記半導体層上に設けられたソース電極およびドレイン電極を更に備え、
    前記第1保護膜および前記第2保護膜は、前記ソース電極および前記ドレイン電極の間に設けられる
    請求項2から9のいずれか一項に記載の半導体装置。
  11. 当該半導体装置は、ショットキーゲート構造のHEMTである請求項1から10のいずれか一項に記載の半導体装置。
  12. 前記半導体層上の前記HEMTが形成されていない領域において、
    前記半導体層上に設けられた前記第1保護膜と、
    前記第1保護膜上に設けられたMISゲート電極と
    を有する
    MIS構造のHEMTを更に備える請求項11に記載の半導体装置。
  13. 窒化物系半導体で半導体層を形成する半導体層形成段階と、
    前記半導体層上においてタンタル酸窒化物を含む第1保護膜を形成する第1保護膜形成段階と、
    前記半導体層にゲート電圧を印加するゲート電極を形成するゲート電極形成段階と、
    前記第1保護膜と、前記ゲート電極の前記第1保護膜に覆われていない部分とを覆う第2保護膜を形成する第2保護膜形成段階と、
    を備える半導体装置の製造方法。
  14. 前記第1保護膜形成段階は、前記半導体層を露出させる開口を形成する開口形成段階を有し、
    前記ゲート電極形成段階は、前記半導体層上の開口が設けられた位置に第1のゲート電極を形成すると共に、前記半導体層上の開口が設けられていない位置に第2のゲート電極を形成する
    請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 被試験デバイスを試験する試験装置であって、
    前記被試験デバイスとの間で電気信号を伝送して前記被試験デバイスを試験する試験部と、
    前記被試験デバイスおよび前記試験部の間の伝送経路に設けられ、前記被試験デバイスおよび前記試験部の間を電気的に接続するか切断するかを切り替える請求項1から12のいずれか一項に記載の半導体装置と、
    を備える試験装置。
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