JP2014011150A - 電池容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池容器において、高い気密性を確実に提供可能とする。
【解決手段】電池を出し入れするための開口11を有する箱体10と、開口を密閉するための蓋体20とを有し、開口の外側を平パッキン30によりシールする電池容器において、平パッキンの両面の少なくとも一方は、蓋体のシール面20a又は箱体のシール面10aに当接するパッキンシール面であり、パッキンシール面に当接するシール面には、開口を取り囲む溝10b,20bが形成され、溝内を負圧にする。
【選択図】図1
【解決手段】電池を出し入れするための開口11を有する箱体10と、開口を密閉するための蓋体20とを有し、開口の外側を平パッキン30によりシールする電池容器において、平パッキンの両面の少なくとも一方は、蓋体のシール面20a又は箱体のシール面10aに当接するパッキンシール面であり、パッキンシール面に当接するシール面には、開口を取り囲む溝10b,20bが形成され、溝内を負圧にする。
【選択図】図1
Description
本発明は、電池を気密に収納するための電池容器に関する。
この種の電池容器として、気密性を確保するために、蓋体と箱体との間にOリングを設けることが特許文献1に開示されている。
しかしながら、この種の電池容器では、例えば、リング溝が僅かに深く形成されただけで、Oリングを十分に弾性変形させることができず、高い気密性を提供することができなくなってしまう。
従って、本発明の目的は、電池容器において、高い気密性を確実に提供可能とすることである。
本発明に係る電池容器は、電池を出し入れするための開口を有する箱体と、前記開口を密閉するための蓋体とを有し、前記開口の外側を平パッキンによりシールする電池容器において、前記平パッキンの両面の少なくとも一方は、前記蓋体のシール面又は前記箱体のシール面に当接するパッキンシール面であり、前記パッキンシール面に当接する前記シール面には、前記開口を取り囲む溝が形成され、前記溝内を負圧にすることを特徴とする。
本発明の一態様では、本発明に係る電池容器において、前記平パッキンの両面がパッキンシール面として、前記蓋体のシール面及び前記箱体のシール面に当接し、前記蓋体のシール面及び前記箱体のシール面には、いずれにも前記開口を取り囲んで負圧にされる溝が形成され、前記平パッキンには貫通穴が形成され、前記貫通穴を介して、前記蓋体のシール面の溝と前記箱体のシール面の溝とが連通することを特徴とする。
本発明によれば、平パッキンのパッキンシール面は、溝内の負圧により吸引されて、パッキンシール面に当接する蓋体のシール面又は箱体のシール面に密着するために、高い気密性を確実に提供することができる。
本発明の一態様では、一方の溝内に発生させた負圧が低くても、両方の溝内の負圧を等しくすることができ、高い気密性をさらに確実に提供することができる。
金属空気電池(例えば、リチウム空気電池)は、酸素を正極活物質として用いるため、小型軽量化が可能となる。しかし、外気や水分が浸入すると、電池を構成する材料が劣化する恐れがあり、高い気密性を必要とする。そのために、金属空気電池を気密に収納するための電池容器が必要となる。
図1は、本発明による電池容器の第一実施形態を示す概略全体断面図である。同図において、10は電池を出し入れするための開口11を有する箱体であり、20は箱体10の開口11を密閉するための蓋体である。箱体10及び蓋体20は、例えばステンレス等の金属製又は樹脂製とすることができる。
箱体10の開口11の外側には、フランジ部12が形成されている。一般的には、フランジ部12と蓋体20との間には、Oリングが配置されて気密性が提供される。しかしながら、Oリングは、Oリング溝の高い加工精度を必要とし、例えば、Oリング溝が僅かに深く形成されただけで、Oリングを十分に弾性変形させることができず、高い気密性を提供することができなくなってしまう。
それにより、本実施形態の電池容器は、このようなOリングを使用することなく、箱体10の開口11を蓋体20により密閉するようになっており、箱体10のフランジ部12に形成されたシール面10aと蓋体20に形成されたシール面20aとの間には、ゴム等の弾性体により形成されたリング状の平パッキン30が配置されている。
本実施形態において、平パッキン30の両面が、蓋体20のシール面20aと箱体10のシール面10aとに当接するパッキンシール面として機能する。開口11の外側に位置する箱体10のシール面10a及び箱体10の開口11の外側に位置する蓋体20のシール面20aには、リング状の溝10b及び20bが形成されている。
このように構成された本実施形態の電池容器において、箱体10のフランジ部12の外側から溝10bの容積を小さくするように押圧してフランジ部12を弾性変形させると共に蓋体20の外側から溝20bの容積を小さくするように押圧して蓋体20を弾性変形させ、溝10b及び20b内の空気を外部へ流出させる。
それにより、フランジ部12の弾性変形が僅かに戻る際に溝10bの容積が拡大して箱体10のシール面10aの溝10b内が負圧となると共に、蓋体20の弾性変形が僅かに戻る際に溝20bの容積が拡大して蓋体20のシール面20aの溝20b内も負圧となり、平パッキン30の箱体10側のパッキンシール面は、溝10b内の負圧により吸引されて、箱体10のシール面10aに密着すると共に、平パッキン30の蓋体20側のパッキンシール面は、溝20b内の負圧により吸引されて、蓋体20のシール面20aに密着するために、繰り返し収納可能な電池容器において、リング溝の高い加工精度を必要とするOリングを使用することなく、高い気密性を確実に提供することができる。
本実施形態においては、平パッキン30の両面をパッキンシール面としたが、例えば、平パッキン30を箱体10のフランジ部12に気密に接着すれば、蓋体20のシール面20aに当接する面だけがパッキンシール面となる。この場合には、フランジ部12には溝10bは形成されない。また、平パッキン30を蓋体20に気密に接着すれば、箱体10のシール面10aに当接する面だけがパッキンシール面となる。この場合には、蓋体20には溝20bは形成されない。
このように、本実施形態の電池容器によれば、溶接気密容器とは異なり、繰り返し使用することができる。また、本実施形態の電池容器に使用される平パッキンには損傷し易い凸部がないために、気密性が悪化することはない。また、平パッキンは、箱体の開口が円形の場合だけでなく任意の形状の場合に対応することができる。
図2は、本発明による電池容器の第二実施形態を示す平パッキン近傍の概略拡大断面図である。本実施形態と図1に示す第一実施形態との違いは、例えば金属製の固定金具40が設けられていることだけである。図2に示すように、本実施形態においては、コの字断面を有する固定金具40よって、箱体10のフランジ部12の溝10bの容積を小さくするようにフランジ部12がかしめられると共に蓋体20の溝20bの容積を小さくするように蓋体20がかしめられ、溝10b及び20b内の空気を外部へ流出させる。
それにより、図1に示す第一実施形態と同様に、フランジ部12のかしめによる弾性変形が僅かに戻る際に溝10bの容積が拡大して箱体10のシール面10aの溝10b内が負圧となると共に、蓋体20のかしめによる弾性変形が僅かに戻る際に溝20bの容積が拡大して蓋体20のシール面20aの溝20b内も負圧となり、平パッキン30の箱体10側のパッキンシール面は、溝10b内の負圧により吸引されて、箱体10のシール面10aに密着すると共に、平パッキン30の蓋体20側のパッキンシール面は、溝20b内の負圧により吸引されて、蓋体20のシール面20aに密着するために、繰り返し収納可能な電池容器において、リング溝の高い加工精度を必要とするOリングを使用することなく、高い気密性を確実に提供することができる。
図2に示すように、詳細には、第一実施形態及び第二実施形態において、平パッキン30の箱体10側のパッキンシール面は、溝10b内の負圧により吸引されて溝10b内へ隆起し、箱体10のシール面10aに密着すると共に、平パッキン30の蓋体20側のパッキンシール面は、溝20b内の負圧により吸引されて溝20b内へ隆起し、蓋体20のシール面20aに密着する。
本実施形態において、固定金具40は、箱体10のフランジ部12及び蓋体20の全周を取り囲むように配置されても良く、この場合には、固定金具40は、取り付けを可能とするように、周囲方向に複数に分割される(例えば、二分割、三分割、又は四分割等)。また、複数の固定金具40が、箱体10のフランジ部12及び蓋体20の周囲に等間隔で配置されて、フランジ部12及び蓋体20を部分的にかしめて、溝10b及び20bの容積を小さくするようにしても良い。
固定金具40等によって、接着したように平パッキン30をフランジ部12に気密に密着させることができれば、蓋体20のシール面20aに当接する面だけをパッキンシール面とすることができる。この場合には、フランジ部12には溝10bは形成されない。また、固定金具40等によって、接着したように平パッキン30を蓋体20に気密に接着させることができれば、箱体10のシール面10aに当接する面だけをパッキンシール面とすることができる。この場合には、蓋体20には溝20bは形成されない。
図3は本発明による電池容器の第三実施形態を示す平パッキン近傍の概略拡大断面図である。本実施形態と図1に示す第一実施形態との違いは、箱体10’のフランジ部12’の溝10b’及び蓋体20’の溝20b’には、負圧配管50が連通していることである。本実施形態においては、負圧配管50の継ぎ手51に真空ポンプ(図示せず)を接続して箱体10’のフランジ部12’の溝10b’内及び蓋体20’の溝20b’内を負圧にする。負圧配管50には閉鎖弁52が設けられており、真空ポンプを継ぎ手51から外しても、閉鎖弁52を予め閉鎖することにより、フランジ部12’の溝10b’内及び蓋体20’の溝20b’内の負圧を維持することができる。
こうして、平パッキン30の箱体10’側のパッキンシール面は、溝10b’内の負圧により吸引されて溝10b’内へ隆起し、箱体10’のシール面10a’に密着すると共に、平パッキン30の蓋体20’側のパッキンシール面は、溝20b’内の負圧により吸引されて溝20b’内へ隆起し、蓋体20’のシール面20a’に密着するために、繰り返し収納可能な電池容器において、リング溝の高い加工精度を必要とするOリングを使用することなく、高い気密性を確実に提供することができる。
本実施形態において、負圧配管50は、フランジ部12’を介して溝10b’に連通し、蓋体20’を介して溝20b’に連通するようにしたが、平パッキン30の外周面に負圧配管を接続して、平パッキン30内を介して、溝10b’及び溝20b’へ負圧配管を連通させるようにしても良い。
図4は本発明による電池容器の第四実施形態を示す平パッキン近傍の概略拡大断面図である。本実施形態と図1に示す第一実施形態との違いは、箱体10”のシール面10a”には内側及び外側の二つの溝10b”が形成され、蓋体20”のシール面20a”にも内側及び外側の二つの溝20b”が形成されていることである。第一実施形態、第二実施形態、又は第三実施形態と同様な方法により、箱体10”のシール面10a”の二つの溝10b”内は負圧とされ、蓋体20”のシール面20a”の二つの溝20b”内も負圧とされる。
それにより、平パッキン30”の箱体10”側のパッキンシール面は、二つの溝10b”内の負圧により吸引されて二つの溝10b”内へ隆起し、箱体10”のシール面10a”にさらに確実に密着すると共に、平パッキン30の蓋体20”側のパッキンシール面は、二つの溝20b”内の負圧により吸引されて二つの溝20b”内へ隆起し、蓋体20”のシール面20a”にさらに確実に密着するために、繰り返し収納可能な電池容器において、リング溝の高い加工精度を必要とするOリングを使用することなく、より高い気密性を確実に提供することができる。
このように、箱体のフランジ部に形成される溝の数を多くするほど、箱体のシール面と平パッキンとの密着性を高めることができ、蓋体に形成される溝の数を多くするほど、蓋体のシール面と平パッキンとの密着性を高めることができる。第四実施形態において、箱体10”のフランジ部12”に形成される溝10b”を一つにし、又は、蓋体20”に形成される溝20b”を一つにし、箱体10”のフランジ部12”に形成される溝10b”の数と、蓋体20”に形成される溝20b”の数とを異ならせるようにしても良い。
また、図4に示すように、平パッキン30”に、箱体10”のシール面10a”に形成される溝10b”と、蓋体20”のシール面20a”に形成される溝20b”とを連通する貫通穴31”を形成するようにしても良い。それにより、第一実施形態又は第二実施形態の方法によって、箱体10”及び蓋体20”の一方の溝内に発生させた負圧が低くても(大気圧側)、箱体10”及び蓋体20”の両方の溝内の負圧を等しくすることができ、高い気密性をさらに確実に提供することができる。
第一実施形態又は第二実施形態において、第四実施形態のように、平パッキンに、箱体のシール面に形成される溝と、蓋体のシール面に形成される溝とを連通する貫通穴を設けるようにしても良い。貫通穴は、少なくとも一つ設けられていれば、箱体及び蓋体の両方の溝内の負圧を等しくすることができる。
図5は本発明による電池容器の第五実施形態を示す平パッキン近傍の概略拡大断面図であり、図6は図5のA矢視図である。本実施形態と図1に示す第一実施形態との違いは、箱体10のフランジ部12と、蓋体20とがヒンジ60により接続されている。それにより、蓋体20が箱体10から離れることがなく、蓋体20により箱体10の開口11を密閉する際に、蓋体20を位置決めする必要がない。
ヒンジ60の一方側がネジ61により蓋体20に固定され、ヒンジ60の他方側がネジ62により箱体10のフランジ部12に固定される。蓋体20により箱体10の開口11を密閉する際には、前述したように、平パッキン30の溝10a及び20a内への隆起によって平パッキン30の厚さは薄くなるために、図6に示すように、ヒンジ60におけるネジ61用のネジ穴63は長穴とされ、平パッキン30の厚さが薄くなることに追従して、蓋体20が箱体10のフランジ部12へ近づくことを可能としている。
このように、蓋体と箱体とがヒンジにより接続される場合には、平パッキンの厚さが薄くなることに追従して、箱体と蓋体とが接近することを可能とするように、蓋体をヒンジに可動に取り付けるか、又は、箱体をヒンジに可動に取り付けるようにすることが好ましい。
図7は、金属空気電池を本発明による電池容器内に収納して発電させる場合を示す概略断面図である。電池容器は、図1に示す第一実施形態と同様なものとして例示したが、他の実施形態と同様なものとしても良い。
図7に示すように、蓋体20及び箱体10を有する電池容器内に収納した金属空気電池100を発電させる場合には、電池容器の外側へ電流を導くために、金属空気電池から延在するリード線200及び300が電池容器を気密に貫通していなければならない。図7に示す例においては、箱体10の側壁を正極側リード線200及び負極側リード線300がそれぞれに気密パッキン201及び301を介して貫通している。電池容器内には、例えば二つの金属空気電池100が収納されており、二つの金属空気電池100は、接続線400により電気的に直列に接続されている。
電池容器内を正極活物質の酸素によって満たすことにより、電池容器内の金属空気電池100を発電させることができる。また、図7に示すように、電池容器に酸素透過膜70を配置して、外気の酸素を電池容器内へ供給するようにしても、電池容器内の金属空気電池100を発電させることができる。また、ポンプにより酸素ボンベから電池容器内へ酸素を供給するようにしても良い。
酸素透過膜70は、外気の酸素だけを電池容器内へ供給するものであり、図7においては、例えば蓋体20に配置されている。酸素透過膜70は、例えばイットリア部分安定化ジルコニア(YSZ)からなる緻密な固体電解質71を有し、固体電解質71により蓋体20に形成された開口が塞がれている。固体電解質71は、酸素イオン伝導性を有しているが、水分や気体は不透過であるために、固体電解質71を介して水分及び外気が電池容器内へ侵入することはない。酸素透過膜70は、固体電解質71を外側電極72及び内側電極73により挟み込んだ構造を有している。74は外側電極71を覆う多孔質材である。
図8は、例えば図7において電池容器に収納されている金属空気電池を示す図である。同図において、金属空気電池100は、空気極(正極)101及び固体電解質層103を備える発電要素111と、負極102とが、空気極ケース106及び負極ケース107で構成される電池ケース内に収容されている。発電要素111と負極102は、固体電解質層103が、空気極101と負極102との間に介在するように、積層されている。空気極ケース106及び負極ケース107は、ガスケット108により固定されており、電池ケース内の密封性が確保されている。電池ケースは、ラミネートとしても良い。
空気極101は、空気極層105と、空気極層105の集電を行う空気極集電体104とから構成されている。空気極層105は、酸素の酸化還元反応場であり、導電性材料(例えばカーボンブラック)、第1のイオン性液体(例えば、N−メチル−N−プロピルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミド)、及び結着材(例えば、ポリフッ化ビニリデン)を含む固体状の空気極合材から形成されている。空気極集電体104は、多孔質構造を有する導電性材料(例えば、金属メッシュ)から構成されており、空気極106に設けられた空気孔109から取り込まれた空気が、空気集電体104を経て空気極層105に供給される。
負極102は、金属(例えば、Li金属)からなる。すなわち、伝導イオン種である金属イオンを放出・取り込み可能な負極活物質を含んでいる。水分は、負極102を劣化させるために、水分を電池容器内へ侵入させないようにすることが好ましい。
電解質層103は、第2のイオン性液体(例えば、N−メチル−N−プロピルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミド)及び第2の支持電解質塩(例えば、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミド)を含む液体電解質と、第2の無機粒子(例えば、SiO2)と、を含む固体電解質合材から形成されている。
このように構成された金属空気電池100は、空気極101がイオン性液体(第1のイオン性液体)を含有する空気極層105を備えているために、空気極101における酸素の取り込み性が向上し、空気極101での酸素還元反応が促進される。すなわち、空気極101の過電圧を低減させることができ、金属空気電池の作動電圧を向上させることができる。また、空気極101がイオン性液体を含むことによって空気極101と隣接する固体電解質層103との界面における金属イオン伝導性も向上する。しかも、イオン性液体は難燃性である。
金属空気電池は、空気極(正極)において、正極活物質である酸素の酸化還元反応が行われ、負極において、金属の酸化還元反応が行われ、空気極と負極との間に介在する電解質層によって金属イオンが伝導される電池である。金属空気電池の種類としては、リチウム空気電池以外にも、ナトリウム空気電池、カリウム空気電池、マグネシウム空気電池、カルシウム空気電池、亜鉛空気電池、アルミニウム空気電池等を挙げることができる。金属空気電池は、一次電池であっても、二次電池であっても良い。
10、10’、10” 箱体
11 開口
10a、10a’、10a” シール面
10b、10b’、10b” 溝
12、12’、12” フランジ部
20、20’、20” 蓋体
20a、20a’、20b” シール面
20b、20b’、20b” 溝
30、30’、30” 平パッキン
31” 貫通穴
11 開口
10a、10a’、10a” シール面
10b、10b’、10b” 溝
12、12’、12” フランジ部
20、20’、20” 蓋体
20a、20a’、20b” シール面
20b、20b’、20b” 溝
30、30’、30” 平パッキン
31” 貫通穴
Claims (2)
- 電池を出し入れするための開口を有する箱体と、前記開口を密閉するための蓋体とを有し、前記開口の外側を平パッキンによりシールする電池容器において、前記平パッキンの両面の少なくとも一方は、前記蓋体のシール面又は前記箱体のシール面に当接するパッキンシール面であり、前記パッキンシール面に当接する前記シール面には、前記開口を取り囲む溝が形成され、前記溝内を負圧にすることを特徴とする電池容器。
- 前記平パッキンの両面がパッキンシール面として、前記蓋体のシール面及び前記箱体のシール面に当接し、前記蓋体のシール面及び前記箱体のシール面には、いずれにも前記開口を取り囲んで負圧にされる溝が形成され、前記平パッキンには貫通穴が形成され、前記貫通穴を介して、前記蓋体のシール面の溝と前記箱体のシール面の溝とが連通することを特徴とする請求項1に記載の電池容器。
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