JP2014010580A - 券売機 - Google Patents

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信敏 国広
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Abstract


【課題】二次元バーコード乗車券のドット切れの影響を低減し読取性能を向上し、サーマルヘッドの交換周期を長くすることができる券売機を提供すること。
【解決手段】二次元バーコード乗車情報を紙媒体に印刷する券売機10は、サーマルヘッドTPHのドット切れ検知を行い、ドット切れが検知された場合、4か所に印字する二次元バーコードの印刷開始位置をa(mm)から、ドット切れの影響を受けないb(mm)に設定し、当該位置から二次元バーコードTa及びTdを印刷する。なお、この場合には、二次元バーコードTb及びTcの印刷位置は変更しない。同様に、二次元バーコードTb及びTcを印刷するサーマルヘッドTPHの下側にドット切れが検出された場合も、二次元バーコードTb及びTcを二次元バーコードTa及びTd側に接近して印刷する。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、券売機に関する。
自動改札機は非接触読み取りのできるICカードが普及してきたが、従来通り、券売機で発券した磁気乗車券を利用して自動改札機を利用する利用者がいる。ここで使用される磁気乗車券は、表面に乗車情報が印刷され、裏面に塗布された磁性体に乗車情報が磁気情報として書き込まれる。自動改札機は、当該磁気情報を読み込んで自動改札機での通行判定を行っている。
しかしながら、この磁気乗車券は、通常、1回の利用に対して自動改札機で入場及び出場に1回使用された後は廃棄処分となるため、発券コストが高額になりやすいという課題があった。この課題を解決するために、磁気券ではなく、紙媒体に印刷した乗車券の利用として、例えば、二次元バーコードを印刷した乗車券を利用する方法が検討されてきた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011−192209号公報
しかしながら、上記二次元バーコードからなる乗車券を発行する方法には、乗車券を印刷する印刷ヘッド(サーマルヘッド)のドット切れ(抜け)が発生した場合には、当該二次元バーコードからなる乗車情報の読み取りミスが発生するという課題があった。
本発明は、上記課題を可決するためになされたもので、サーマルヘッドのドット切れの位置を検知し、当該ドット切れがない部分で二次元バーコードからなる乗車情報を印刷した乗車券を発行する券売機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の券売機は、乗車情報を二次元バーコードで印刷する印刷手段を備え、二次元バーコード乗車券を発行する券売機であって、前記印刷手段は、媒体に熱転写するサーマルヘッドと、このサーマルヘッドを構成する複数の発熱体の不良であるドット切れを検知するドット切れ検知手段と、を備え、前記ドット切れ検知手段により印刷に支障をきたすドット切れが検知されたとき、当該ドット切れが検知されたドットを含まない連続したドット部分で二次元バーコードを印刷する。
本発明の実施例1に係る自動改札システム図 図1に示す券売機のブロック図 図1に示す自動改札機のブロック図 実施例1に係る二次元バーコード乗車券の一例 ドット切れ検知回路部の回路図 ドット切れ無し及びドット切れ有り時の券面フォーマット
本実施例の券売機及び自動改札機を用いた自動改札システムでは、従来から用いられてきた磁気乗車券及びICカードの他に二次元バーコードで乗車情報を紙媒体に印刷した二次元バーコード乗車券が利用できる。
本実施例の二次元バーコード乗車券Tは、乗車区間等乗車情報を紙媒体の表面中央に印刷し、その周辺四隅に当該乗車情報を二次元バーコードに変換した二次元バーコード乗車情報を印刷し、裏面の四隅にも二次元バーコード乗車情報を印刷したものである。
本実施例の券売機10は、当該二次元バーコード処理部16を有し、当該二次元バーコードを印刷するサーマルヘッドのドット切れを検知するドット切れ検知部16dが備えられている。このドット切れ検知部16dでドット切れが検知された場合には当該ドット切れが検知されたドットを含まない連続したドットで二次元バーコードによる乗車情報を印刷して乗車券を発行する。
また、本実施例の自動改札機は、磁気乗車券、ICカード及び上記二次元バーコード乗車券の乗車情報を読み取り当該乗車券を所持する利用者の通行の可否を判定する。
以下、図面参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例1にかかる自動改札システム図である。図1に示す自動改札システムは、券売機10、定期券発行機20、自動改札機30、及び窓口処理機40などが通信回線としてのLAN(Local Area Network)60を介して上位装置50に接続されて構成される。
定期券発行機20は、駅係員が利用者から提示された定期券申込書に記載された内容に基づき定期券情報を入力することにより定期券情報が記録されたICカードC、磁気定期券G2などの乗車券を発行することができる。例えば、定期券を購入する場合、定期券購入画面が表示部23に表示される。係員は、当該表示内容に基づき上記定期券申込書に記載された情報を操作部21及び操作表示部22から入力することにより定期券の乗車情報が形成され、当該形成された乗車券情報に基づく定期券が発行される。ICカードCを定期券として使用する場合は、当該ICカードCに定期券情報が記録され、かつ、LAN60及び上位装置50を介して接続されたセンター装置100に登録される。
同様に当該操作表示部22に入力又は表示された駅名等を選択することによりに、乗車情報の入力が完了すると、当該乗車情報に基づく本実施例に係る二次元バーコード乗車券Tが発行される。
窓口処理機40は、係員操作部41、チャージ部42、客用表示部44、ICカードリーダ・ライタ45及び二次元バーコードリーダ46などで構成され、LAN60を介して上位装置50に接続される。当該窓口処理機40は、利用者の求めに応じて乗車情報の確認や、利用者の所持する乗車券が当該自動改札機によって読取障害が発生した場合の入場処理又は出場処理を行うことができる。駅係員が操作する。
二次元バーコードリーダ46は、ハンデータイプに構成されており、当該二次元バーコードリーダ46を手に持った係員が、利用客から提示された二次元バーコード乗車券Tを受け取り読み取ることができる。この二次元バーコードリーダ46は市販されており、係員操作部41に接続することにより容易に当該システムを構成することができる。
センター装置100は、上位装置50から受信した各機器の利用状況、料金情報(運賃情報)などを管理する。また、ICカードCが上述した券売機10、自動改札機30、窓口処理機40などの端末で使用される場合には、当該ICカードCの個人IDの検証の後に、当該ICカードCの乗車情報、チャージ情報の検索が可能になる。
上位装置50は、管轄する駅又は管轄するエリアに配置され、券売機10、定期券発行機20、自動改札機30、及び窓口処理機40と通信回線としてのLAN60を介して接続され、相互に通信可能である。なお、図示した例では、券売機10、定期券発行機20、自動改札機30、及び窓口処理機40が各1台LAN60に接続された場合を示しているが、駅の規模により複数台接続されて運用されるのが一般的である。また、この上位装置は、センター装置100と接続される。
このような構成にすることにより、運賃情報、個人情報などは、センター装置100に一元管理することが可能になり、例えば、運賃改正などの際には、当該センター装置の運賃情報を改定し、当該改定した情報を、各エリアを管轄する上位装置50を介して自動改札機に一斉送信することができる。本実施例に係る二次元バーコード乗車券の乗車判定に使用する運賃、又は当該二次元バーコード乗車券の券面フォーマットなども当該センター装置100で一元管理することにより利便性が改善される。
図2は、券売機10のブロック図である。券売機10は、センサ部11、操作表示部13、磁気券処理部14、ICカード処理部15、二次元バーコード処理部16、通信制御部17及び決済部19などを有して構成される。
センサ部11は、当該券売機10を利用する利用者を検知するセンサが配置されており、利用者が当該券売機10に接近すると当該センサ部11によって検知され、操作表示部13に操作案内が表示される。利用者が検知されない場合には、当該券売機10の操作表示部13の表示が消灯若しくは待機状態になり省エネ効果が得られる。
操作表示部13は、操作部及び表示部で構成され、表示部に表示された操作案内に基づいて利用者が当該表示部をタッチするなどの入力を行うことができる。利用者は乗車券を購入する際、上記タッチパネルなどの入力手段から乗車日時、経由、降車駅、大人/小児などの乗車情報を入力する。
入力された乗車情報は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)、メモリ、I/O(Input Output:入出力装置)などで構成された制御部18によって取り込まれ当該メモリに書き込まれる(乗車情報取得手段)。
磁気券処理部14は、磁気乗車券の投入、排出口を備え、利用者が上記操作表示部13による案内に従って乗車券の購入を指示すると、乗車情報が磁気情報として書き込まれた磁気券が発行される。
ICカード処理部15は、ICカードの投入、排出口を備え、利用者が上記操作表示部13による案内に従って定期券の購入を指示すると、定期券としての乗車情報が書き込まれたICカードCが発行される。
二次元バーコード処理部16は、印刷ヘッド16a、読取部16b、照合部16c及びドット切れ検知部16dなどで構成される。
利用者が操作表示部13の案内に従って乗車券の購入を指示すると、入力された乗車情報は、二次元バーコード変換手段によって二次元バーコード(ここでは、QRコード(R)と称する場合もある。)に変換される。変換された二次元バーコード乗車情報は、媒体(乗車券となる紙媒体)に印刷するための印刷位置が設定される(印刷位置設定手段)。
本実施例では、二次元バーコード乗車券の利用者が、当該乗車券の内容を目視確認できるように乗車情報と共に二次元バーコード乗車情報が上記印刷位置設定手段によって設定された印刷位置に印字ヘッド(サーマルヘッド)で印刷される(印刷手段)。この様にして印刷された二次元バーコード乗車券Tが発行される。
決済部(決済手段)19は、入金部19a及び釣銭排出部19bを有して構成される。入金部19aは、上記乗車券を購入するための料金を支払うための入金部であり、紙幣など料金を投入することができる。また、釣銭排出部19bは、上記入金が乗車料金を超える場合に排出される釣銭を排出する。
制御部18は、当該入力された情報に基づいて上述した各種乗車券を発行する。当該券売機10での実際の操作においては、上述した決済部19での決済処理終了後に乗車券としての磁気カードG、ICカードC又は二次元バーコード乗車券Tが排出される。
図3は、自動改札機のブロック図である。自動改札機30は、磁気読取部31a、ICカード読取部31b、二次元バーコード読取部31c、案内表示部32、ゲート33a、33b、人間検知部34、通信制御部35、判定部36及び制御部37などを有して構成される。
磁気読取部31aには、磁気券投入部31a1が設けられており、裏面に磁性体が塗布され、乗車情報が書き込まれた磁気乗車券G1及び磁気定期券G2を挿入することができる。磁気乗車券G1には、発行日付、有効日、大人/小児種別、乗車駅、降車駅、経由情報又は乗車料金などからなる乗車情報が磁気情報として当該磁気乗車券G1に書き込まれている(磁気書込)。また、磁気定期券G2には、有効期間、乗車区間、経由情報、大人/小児種別、などが、上記磁気乗車券G1と同様に書き込まれている。磁気券投入口31aに投入された磁気乗車券(磁気乗車券G1及び磁気定期券の総称)の磁気情報は、当該装置内部に設けられた磁気ヘッドで読み取られる。この様にして読み取られた乗車情報は、判定部36に出力される。
なお、上記磁気読取部31a又はICカード読取部31bでは、主要な機能として当該名称に示すように乗車情報などの読み取りを行うが、これに限るものではない。例えば、これらの乗車券が入場機としての自動改札機で読み込まれた際には、当該乗車券に当該入場した駅情報が入場コードとして書き込まれるため、書き込み機能を有しているが、本発明の趣旨ではないため、その説明を行わない。
ICカード読取部31bは、ICSFカードなどのICカードCと非接触通信を行い、当該ICカードCに記載された個人ID情報及び乗車情報を読み取る。当該読み取った個人ID情報は、LAN60を介してセンター装置100に送信され利用可能なICカードであるか検証される。利用可能である場合には、当該ICカードの乗車情報は判定部36に出力される。なお、ICSFカードとは、SF(Stored Fare:カードに運賃を貯めておく)により旅客の運送などに供するICカードをいう。
二次元バーコード読取部31cは、二次元バーコードで印刷された乗車情報を光学的に読み取るため、被写体(二次元バーコード乗車券T)を照明する照明部、照明された被写体からの反射光をセンサに結像するレンズ等の光学部31c1、このセンサに結像された画像を読み取る読取部31c2及びこの読取部31c2で読み取った画像情報を認識する認識部31c3などで構成される。
このように構成された二次元バーコード読取部31cの読取範囲に二次元バーコード乗車券が翳されれば、当該乗車券に二次元バーコードが読み取られて認識される。読み取られた二次バーコード乗車券Tの乗車情報は、判定部に出力される。
なお、上述した二次元バーコード読取部31cは、自動改札機30に設置された固定式のものと、後述する窓口処理機40に接続され、利用者が手に持って読み取りができる二次元バーコードリーダがある。
判定部36は、磁気読取部31a、ICカード読取部31b及び二次元バーコード読取部31cから出力された乗車情報を入力して乗車情報の判定を行う。この判定部の判定結果は制御部37に出力され自動改札機30を利用する利用者の通行の可否判定を行う。すなわち、通行可判定の場合は、利用者の進行方向のゲート33a(又は33b)が開き当該利用者が自動改札機を通過できるが、通行否判定の場合には、利用者の進行方向のゲート33a(又は33b)が閉じ当該利用者の通行を阻止する。
図4は、実施例1に係る二次元バーコード乗車券Tの一例である。図4(1)は、二次元バーコード乗車券Tの表面(一方の面)の一例であり、図4(2)は図4(1)に示す二次元バーコード乗車券Tの裏面(他方の面)の一例である。この二次元乗車券Tは、券面情報が印刷されたTe部分と二次元バーコードが印刷されたTa〜Td部分から構成される。
乗車情報印刷部Teには例えば乗車券として下記情報が印刷される。
券種 :[指定席特急券]
券番号:1234
乗車区間:東京→大阪
利用日:2011年5月26日
列車:特急1048号
座席:10号車4B
二次元バーコード印刷部Ta〜Tdは、上記乗車情報印刷部Teの周辺4か所設けられている。この4か所の二次元バーコード印刷部Ta〜Tdに乗車情報印刷部Teに印刷された乗車情報が二次元バーコードに変換されて印刷される。
このように複数個所(4か所)に印刷する効果は以下の通りである。紙媒体に印刷された乗車券は利用客の手によって所持されるため、所持されている間に、不用意な力で折れ、曲げられることがある。折れや曲げが加えられた二次元バーコードは光学的読取方式を用いる本実施例では読み取りミスが発生する場合があるため、乗車情報を当該乗車券に複数印刷しておくことは有効である。
本実施例では、当該折れ、曲げから乗車券の認識ミスを防止するために、当該乗車券の四隅に4個の二次元バーコードを印刷するようにしてある。
また、二次元バーコードは紙媒体に、一般的に画像印刷等に利用されている印刷ヘッドを用いてドット印刷を行う手法によって印刷される。この際、当該印刷ヘッドの何れかのドットに不良が発生すると、当該不良が発生したラインの印刷抜けが発生する。この印刷抜けが発生したヘッドで印刷された二次元バーコード乗車券が発券された場合には、当該乗車券の読取不良が発生する場合がある。
この読取不良を防止するために、本実施例では、同一乗車情報からなる二次元バーコードを下記に示すように4か所の異なる位置に印字する。以下その方法を説明する。
二次元バーコード印刷部Ta〜Tdには上記乗車情報印刷部Teに表示された内容を二次元バーコードに変換したQRコードが図示したように乗車情報印刷部Teの周囲の4か所に印刷される。なお、本実施例では、印刷した4か所の二次元バーコードは同一QRコードであるが印刷方向が異なっている。
二次元バーコードTa:乗車情報の基本形
二次元バーコードTb:Taを90°右回転した形状
二次元バーコードTc:Tbを90°さらに右回転した形状
二次元バーコードTd:Tcを90°さらに右回転した形状
図示した一例は、二次元バーコードの基本形をもとに、順次90°右回転して作成した4個の二次元バーコードからなる二次元バーコード乗車券である。しかしながら、この回転方向は乗車情報の基本形を順次左回転して作成した4個の二次元バーコードであってもよいのは当然である。
このように乗車情報の基本形を90°回転した二次元バーコードを中央に印刷した乗車情報4個配置することにより次のような効果が得られる。印刷ヘッドの何れかのドットに不良が発生した場合、当該ドット抜け部分が文字認識の重要なファクタに該当する場合には当該二次元バーコードの読取ミスが発生する可能性があるが、当該二次元バーコードを回転した形状に対しては当該ドット抜け部分が文字認識の重要なファクタに該当しない場合がある。本実施例では、同一乗車情報を90°回転した4個の乗車情報として印刷するため、上述した二次元バーコードの読取ミス防止に効果がある。
上述した効果は、また、次の場合に有効である。すなわち、本実施例の券売機で二次元バーコード乗車券を発行する際、上述したドット抜け二次元バーコード乗車券が発行される場合がある。このとき、例えば、上述した二次元バーコードTa(乗車情報の基本形)によってのみ乗車情報が印刷された場合には、当該ドット抜けした部分が二次元バーコードを認識する上で重要な要素を含む場合には、自動改札機によって当該二次元バーコード乗車券を認識できない場合が発生する可能性がある。
このような場合には、当該ドット抜けが発生した券売機は修理が終了するまで使用できなくなり、課題とした読取性能向上及び読取ヘッドの交換周期を長くする効果が得られない。一方、本実施例では、当該ドット抜け二次元バーコード乗車券が発行された場合であっても、異なる印刷位置に印刷方向の異なる二次元バーコード乗車情報が4個配置されているため、印字抜けによる読取ミスが低減することが期待できる。この結果、二次元バーコードの読取ミス障害を回避できる場合がある。
判定部は、上述した磁気券、ICカードなどの乗車情報を判定する処理部において同様に乗車判定を行うことができる。
以上の説明は、ドット抜け二次元バーコード乗車券が発行された場合の読取ミスを低減する方法を述べたが、次に、本実施例に係るドット抜け(ドット切れ)の発生を低減する券売機10の対処方法の一例を示す。
図5は、ドット切れ(ドット抜け)検知部16dの回路図である。動作は以下の通りである。ドット切れ検知部16dは、本実施例では、券売機10の二次元バーコード処理部16に配置してある。二次元バーコード処理部16は、二次元バーコードを印字するサーマルヘッドTPHの印刷制御を行うため、当該サーマルヘッドのビット切れを検知する手段としてはこのサーマルヘッドTPHの近傍に配置されることが好ましいことによる。以下、ドット切れ検知部16dの動作を説明する。
信号24VTON−1をトランジスタQ4に与えると、トランジスタQ4はONし、FETQ1がONする。この結果外部から供給された+24Vが当該ドット切れ検知部16dに供給される。
次に、1ドット目のサーマルヘッドTPHをONさせるために信号24VTTON−1をトランジスタQ3に与えるとトランジスタQ3がONになる。この結果、EFTQ2もONになり、+24Vが図示した太線矢印の方向に供給される。
このとき、この太線矢印によって供給された+24VTにサーマルヘッドTPHの1ドットが正常に接続されていれば、抵抗R231の電圧降下がコンパレータ8Aによって検知され、信号TPHBC−1が‘1’になる(ドット正常)。
一方、サーマルヘッドTPHの1ドットが正常に接続されていない場合は、抵抗R231による所定の電圧降下が発生しないため、所定の電圧値を超えず上述したコンパレータ8Aによって検知されない。その結果、信号TPHBC−1が‘0’になり、ドット切れが検出される。
上述した説明では、サーマルヘッドTPHの1ドットについて説明したが、他のドットも同様に上述したコンパレータを用いてドット切れを検知することが可能である。
図6は、ドット切れ無し及びドット切れ有り時の券面フォーマットである。図6(1)は、サーマルヘッドTPHがドット切れ無しの状態で二次元バーコード乗車券Tを印刷したときの券面フォーマットである。乗車券Tが図示矢印A方向に搬送され、サーマルヘッドTPHの下に接触しながら通過する際に、当該サーマルヘッドTPHにより熱転写印刷が行われる。その際、サーマルヘッドTPHの端面から距離a(mm)離れた位置から印刷が開始される。乗車券の搬送方向に沿って、二次元バーコードTa及びTbが最初に印刷され、続けてTc及びTdが印刷される。このようにして図6(1)に示す乗車券が印刷される。なお、図6(1)は、乗車券TがサーマルヘッドTPHに向かって搬送されている状態をしめしており、この状態では、二次元バーコードの印刷前であるため、二次元バーコードTa〜Tdは印刷されていないが、図6(1)は印刷された後の状態を示している。
図6(2)は、サーマルヘッドTPHの図示した一部にドット切れ有りの状態で二次元バーコード乗車券Tを印刷したときの券フォーマットである。上述した方法によりドット切れが検出された場合には、印刷開始位置を上述したa(mm)から、ドット切れの影響を受けないb(mm)に設定し、当該位置から二次元バーコードTa及びTdを印刷する。なお、この場合には、二次元バーコードTb及びTcの印刷位置は変更しない。
この方法は、例えば、二次元バーコードTb及びTcを印刷するサーマルヘッドTPHの下側にドット切れが検出された場合も同様に対応できる。この場合には、二次元バーコードTb及びTcを二次元バーコードTa及びTd側に接近して印刷する。
二次元バーコードの印刷幅Wに対して隙間WdがWd>W場合には、二次元バーコードTa(Td)又はTb(Tc)の何れか一方に上述したドット切れが発生した場合には、当該ドット切れが発生した箇所を印刷するサーマルヘッドTPHの印刷位置を上述した方法に基づいて変更することができる。
以上の説明で明らかなように、本発明の実施例によれば、二次元バーコードからなる乗車券を発行する券売機の印刷ヘッドのドット抜けが発生した場合であっても、当該二次元バーコード情報を、乗車券の異なる印刷位置に印刷方向の異なる二次元バーコード乗車情報を4個印刷することにより、当該二次元乗車券を自動改札機で読み取る際の印刷ヘッドのドット抜けの影響を低減することができるため、読取性能を向上すると共に印刷ヘッドの交換周期を長くできる。
T 二次元バーコード乗車券
IC ICカード
G1 磁気乗車券
G2 磁気定期券
10 券売機
11 センサ
13 操作表示部
14 ICカード挿入口
15 乗車券・釣銭出口
20 定期券発行機
30 自動改札機
31a 磁気読取部
31a1 磁気券投入部
31b ICカード読取部
31c 二次元バーコード読取部
31c1 光学部
31c2 二次元バーコード読取部
40 窓口処理機
41 係員操作部
42 チャージ部
44 客用表示部
45 ICカードリーダ・ライタ
46 二次元バーコードリーダ
50 上位装置
60 LAN
100 センター装置

Claims (2)

  1. 乗車情報を二次元バーコードで印刷する印刷手段を備え、二次元バーコード乗車券を発行する券売機であって、
    前記印刷手段は、
    媒体に熱転写するサーマルヘッドと、
    このサーマルヘッドを構成する複数の発熱体の不良であるドット切れを検知するドット切れ検知手段と、を備え、
    前記ドット切れ検知手段により印刷に支障をきたすドット切れが検知されたとき、当該ドット切れが検知されたドットを含まない連続したドット部分で二次元バーコードを印刷する券売機。
  2. 前記ドット切れ検知手段は、
    前記サーマルヘッドを構成する発熱体である各ドットに抵抗を介して電源を供給する電源供給手段と、
    この電源供給手段により電源が供給された際、前記抵抗に発生した電圧降下を所定の電圧値と比較する比較手段と、を備え、
    この比較手段により、抵抗に発生した電圧降下が前記所定の電圧値を超えない場合、ドット切れが発生していると判断する請求項1記載の券売機。
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