JP2014009982A - 流体計測装置 - Google Patents

流体計測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014009982A
JP2014009982A JP2012145025A JP2012145025A JP2014009982A JP 2014009982 A JP2014009982 A JP 2014009982A JP 2012145025 A JP2012145025 A JP 2012145025A JP 2012145025 A JP2012145025 A JP 2012145025A JP 2014009982 A JP2014009982 A JP 2014009982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
measurement
fluid
gas
measuring device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012145025A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5945782B2 (ja
Inventor
Hirokazu Goto
尋一 後藤
Akihisa Adachi
明久 足立
Yasushi Fujii
裕史 藤井
Yuji Nakabayashi
裕治 中林
Yukio Sakaguchi
幸夫 坂口
Yasuharu Kono
康晴 河野
Aoi Watanabe
葵 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012145025A priority Critical patent/JP5945782B2/ja
Priority to CN201380034449.3A priority patent/CN104428631B/zh
Priority to PCT/JP2013/003971 priority patent/WO2014002487A1/ja
Priority to US14/410,937 priority patent/US9500508B2/en
Priority to EP13808563.4A priority patent/EP2869036B1/en
Publication of JP2014009982A publication Critical patent/JP2014009982A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5945782B2 publication Critical patent/JP5945782B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F3/00Measuring the volume flow of fluids or fluent solid material wherein the fluid passes through the meter in successive and more or less isolated quantities, the meter being driven by the flow
    • G01F3/02Measuring the volume flow of fluids or fluent solid material wherein the fluid passes through the meter in successive and more or less isolated quantities, the meter being driven by the flow with measuring chambers which expand or contract during measurement
    • G01F3/20Measuring the volume flow of fluids or fluent solid material wherein the fluid passes through the meter in successive and more or less isolated quantities, the meter being driven by the flow with measuring chambers which expand or contract during measurement having flexible movable walls, e.g. diaphragms, bellows
    • G01F3/22Measuring the volume flow of fluids or fluent solid material wherein the fluid passes through the meter in successive and more or less isolated quantities, the meter being driven by the flow with measuring chambers which expand or contract during measurement having flexible movable walls, e.g. diaphragms, bellows for gases
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/66Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by measuring frequency, phase shift or propagation time of electromagnetic or other waves, e.g. using ultrasonic flowmeters
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F15/00Details of, or accessories for, apparatus of groups G01F1/00 - G01F13/00 insofar as such details or appliances are not adapted to particular types of such apparatus
    • G01F15/02Compensating or correcting for variations in pressure, density or temperature
    • G01F15/04Compensating or correcting for variations in pressure, density or temperature of gases to be measured
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F15/00Details of, or accessories for, apparatus of groups G01F1/00 - G01F13/00 insofar as such details or appliances are not adapted to particular types of such apparatus
    • G01F15/07Integration to give total flow, e.g. using mechanically-operated integrating mechanism
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F5/00Measuring a proportion of the volume flow

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

【課題】複数の計測流路を並列に接続して組み立てる流体計測装置の製造工程において、調整作業に必要な時間を短くすることができる流体計測装置を提供する。
【解決手段】ガス計測装置1は、流体が流れ込む流入口と該流体が流出する流出口との間において並列して設けられた複数の計測流路22a,22b,22cと、計測流路22a,22b,22cを流通する流体の流量を求める流量測定部61a,61b,61cと、計測流路22a,22b,22cごとに、計測流路22a,22b,22cを流通する流体の流量と流入口から流出口を流通する流体の総流量との関係を示す値である係数データを保持するメモリ62a,62b,62cと、流量測定部61a,61b,61cによって求められた流量とメモリ62a,62b,62cにおいて保持されている係数データとに基づき、流体の総流量を推定する総流量推定部60a,60b,60cと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、流路中を流れる流体の流速を測定し、該流速から流体の体積流量を計算して流体の使用量を計測する流体計測装置に関するものである。
現在、一般のガス需要家宅には、計量室を通過する回数でガスの流量を計測する膜式ガスメータが取り付けられている。膜式ガスメータは、計測原理上、比較的大容量の計量室を設けるためのスペースが必要なため、さらなる小型化が困難であった。
そこで、ガスメータの小型化を実現するものとして、近年では超音波式ガスメータが開発されている。超音波式ガスメータでは、ガスが流れる流路の上流と下流とに超音波センサ(送受波器)を設け、流路に流れるガスの流速を超音波の到達時間で計測し、ガスの流速からガスの体積流量を計算してガスの使用量を計量している。このように、超音波式ガスメータは、流量を計測するための流路さえ設ければガスの使用量を計量できる仕組みであるため、小型化が容易である。
また、一般のガス需要家ではなく、工場など大容量のガスを多量に消費する施設において、ガスの使用量を計測できるガスメータの開発も求められている。このような多量のガス使用量を計測できるガスメータとして、例えば、互いに並列に接続される複数の計測流路(測定路)を設け、計測流路毎に一対の送受波器(流量計側手段)を配設し、個々の計測流路における流量を測定してそれらの総和を全体の総流量とする流体計測装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平11−287676号公報
ところで、上記した従来技術に係る流体計測装置は、個々の計測流路を流通する流体の流量を測定し、それらの総和を全体の総流量とする構成である。
このため、個々の計測流路それぞれで正しい流量計測結果を得るように、個々の計測流路ごとに校正が必要となる。すなわち、従来技術に係る流体計測装置では個々の計測流路において所定の流量を流した時に測定された流量と、この所定の流量との差を補正するための係数をそれぞれ求める必要がある。
また、校正した個々の計測流路を並列に接続して組み立てた流体計測装置において大流量の流体を流し、個々の計測流路で得られた流量の総和を求めたとしても、必ずしも、その測定結果は実際の流量に一致するとは限らない。このため、再度、複数の計測流路を配置した流体計測装置全体としての校正を行う必要がある。これは、計測流路を並列に接続し流体を流入させた場合、個々の計測流路に対する流体の流入状態が、個々の計測流路に所定流量の流体を流通させ係数を求めた時の流体の流入状態と異なってしまうことに起因する。
従って、従来技術に係る流体計測装置では、個々の計測流路で校正を行なった上、さらに複数の計測流路を並列に接続し組み立てた状態で全体としての校正も行う必要があり、製造工程での調整(校正)作業に時間を要するという課題があった。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の計測流路を並列に接続して組み立てる流体計測装置の製造工程において、調整作業に必要な時間を短くすることができる流体計測装置を実現することである。
本発明に係る流体計測装置は、上記した課題を解決するために、流体が流れ込む流入口と該流体が流出する流出口との間において並列して設けられた複数の計測流路と、前記複数の計測流路それぞれに設けられ、該計測流路を流通する流体の流量に関する情報を取得する流量測定手段と、前記計測流路ごとに、該計測流路を流通する流体の流量に関する情報と前記流入口から前記流出口を流通する流体の総流量との関係を示す値である係数データを保持する記憶装置と、前記流量測定手段によって求められた流量に関する情報と前記記憶装置において保持されている係数データとに基づき、前記計測流路ごとに前記流体の総流量を推定する総流量推定手段と、を備える。
本発明は以上に説明したように構成され、複数の計測流路を並列に接続して組み立てる流体計測装置の製造工程において、調整作業に必要な時間を短くすることが出来るという効果を奏する。
本実施の形態のガス計測装置における流量計測処理に係る構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るガス計測装置の要部構成を模式的に示す図である。 本実施の形態に係るガス計測装置の補助制御部が備えるメモリに記録された係数データと計測流路を流通したガスの流量との関係の一例を示すグラフである。 本実施の形態に係るガス計測装置の補助制御部が備えるメモリに記録された係数データと計測流路を流通したガスの流量との関係の一例を示すグラフである。 本実施の形態に係るガス計測装置の補助制御部が備えるメモリに記録された係数データと計測流路を流通したガスの流量との関係の一例を示すグラフである。 本実施の形態に係るガス計測装置に係る処理フローの一例を示すフローチャートである。
本発明の第1の態様によれば、流体計測装置は、流体が流れ込む流入口と該流体が流出する流出口との間において並列して設けられた複数の計測流路と、前記複数の計測流路それぞれに設けられ、該計測流路を流通する流体の流量に関する情報を取得する流量測定手段と、前記計測流路ごとに、該計測流路を流通する流体の流量に関する情報と前記流入口から前記流出口を流通する流体の総流量との関係を示す値である係数データを保持する記憶装置と、前記流量測定手段によって求められた流量に関する情報と前記記憶装置において保持されている係数データとに基づき、前記計測流路ごとに前記流体の総流量を推定する総流量推定手段と、を備える。
上記した構成によると、前記係数データを保持し、流量測定手段と総流量推定手段とを備えているため、1つの計測流路を流通する流体の流量から当該流体計測装置の流入口から流出口の間で流通する流体の総流量を求めることができる。
つまり、所定流量の流体を予め流体計測装置に流入させたときに計測流路を流通する流体の流量から係数データを予め求めてさえおけば、前記流入口から前記流出口を流通する流体の総流量を計測できる流体計測装置を製造することができる。このため、従来のように、個々の計測流路で校正を行なった上、さらに複数の計測流路を並列に接続し組み立てた状態で全体としての校正を行う必要はなく、製造工程での調整作業にかかる時間を短縮することができる。
よって、本発明の第1の態様では、複数の計測流路を並列に接続して組み立てる流体計測装置の製造工程において、調整作業に必要な時間を短くすることができるという効果を奏する。
さらにまた、本発明の第1の態様に係る流体計測装置は、流量測定手段が、複数の計測流路それぞれに設けられている。このため、ある計測流路に備えた流量測定手段に異常が生じ、この計測流路を流通する流体の流量を求めることができないような場合であっても、他方の計測流路に設けられた流量測定手段によって求めた流体の流量から総流量を求めることができる。
また、本発明の第2の態様によれば、流体計測装置は、本発明の第1の態様に係る流体計測装置の構成において、前記総流量推定手段により推定された流体の総流量を前記計測流路ごとに取得し、取得した総流量に基づき、前記流入口から前記流出口を流通する流体の総流量を決定する総流量決定手段を備えるように構成されていてもよい。
ここで、計測流路で流量測定手段により測定され得られた流量それぞれは、流体が流通する計測流路の設計誤差などに起因して真の値から誤差を含む場合がある。さらには、保持する係数データの設定精度等に起因して、当該流体計測装置を流通する流体の総流量の増減により各計測流路で求められる推定総流量にはそれぞればらつきが生じる場合もある。
上記した構成によると、前記総流量決定手段を備えるため、計測流路それぞれで求められた流体の総流量を取得し、取得した複数の総流量に基づき総流量を決定することができる。すなわち、上記したように各計測流路で求められた総流量は、該計測流路ごとにそれぞれ真の値から誤差を含む場合がある。しかしながら、本発明に係る流体計測装置では総流量決定手段によって複数のサンプル(総流量)から総流量を決定することができるため、真の値により近似した総流量の値を得ることができる。
また、本発明の第3の態様に係る流体計測装置は、本発明の第2の態様に係る流体計測装置の構成において、前記総流量決定手段は、前記総流量推定手段により前記計測流路ごとに推定された流体の総流量それぞれから平均値を求め、該平均値を前記流入口から前記流出口を流通する流体の総流量として決定するように構成されていてもよい。
上記した構成によると、総流量決定手段によって複数のサンプル(総流量)の平均から総流量を決定することができるため、真の値により近似した総流量の値を得ることができる。
また、本発明の第4の態様に係る流体計測装置は、本発明の第3の態様に係る流体計測装置の構成において、前記総流量決定手段は、前記総流量推定手段により前記計測流路ごとに推定された流体の総流量それぞれの中から最大値と最小値とを除いて平均値を求めるように構成されていてもよい。
上記した構成によると、総流量決定手段によって複数のサンプル(総流量)の平均値から総流量を決定することができる。また、この平均値は、総流量推定手段により推定された流体の総流量それぞれの中から最大値と最小値とを除いて行なっている。このため、複数の総流量のサンプルの中で誤って計測された総流量が含まれている場合であっても、この誤った総流量を除いて平均値を求めることができ、真の値により近似した総流量の値を得ることができる。
また、本発明の第5の態様に係る流体計測装置は、本発明の第1から第4の態様に係る流体計測装置の構成において、前記記憶装置に保持されている係数データは、所定流量の流体を前記流入口から前記流出口に向かって流したときの、各計測流路に設けられた前記流量測定手段によって測定された流体の流量それぞれに基づき算出されるように構成されていてもよい。
上記した構成によると流入口から流出口に向かって所定流量の流体を流すだけで、各流量測定手段によって測定された流量から各係数データを一度に求めることができる。したがって、複数の計測流路それぞれに設けられた流量測定手段それぞれで利用する前記係数データそれぞれを効率的に求めることができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は対応する構成部材には同一の参照符号を付して、その説明については省略する。
(ガス計測装置)
まず、図1および図2を参照して本実施の形態に係るガス計測装置(流体計測装置)1の構成について説明する。図1は、本実施の形態のガス計測装置1における流量計測処理に係る構成を示すブロック図である。図2は、本実施の形態に係るガス計測装置1の要部構成を示す模式図である。
本実施の形態に係るガス計測装置1は、ガス配管の途中に設置されて、消費されるガス流量(ガス使用量)を求める超音波式ガスメータである。なお、ガス計測装置1は、このような超音波式ガスメータに限定されるものではない。例えば、電子的な検出原理を利用したフローセンサ、あるいはフルイディック方式等の瞬時流量計によってガス流量を求めるように構成されていてもよい。
ガス計測装置1は図2に示すように、流路ユニット(流路)2、上流側超音波センサ4a〜4c、下流側超音波センサ5a〜5c、補助制御部6a〜6c、流入口7、流出口8、主制御部9、電池10、表示部11、および保安用センサ12を備えてなる構成である。なお、ここでガスは、流入口7から流出口8に向かって流路ユニット2内を一方向に流れるものとする。
流入口7は、ガス供給側のガス配管からガスがガス計測装置1に流れ込む入り口である。本実施の形態に係るガス計測装置1では、その上面に流入口7が設けられ、ガス供給側のガス配管と流路ユニット2とをつなぐように構成されている。
流出口8は、ガス計測装置1からガス消費側のガス配管にガスが流れ出る出口である。本実施の形態に係るガス計測装置1では、その上面に流出口8が設けられ、ガス消費側のガス配管と流路ユニット2とをつなぐように構成されている。
流路ユニット2は、需要者に供給するガスが流れる断面が矩形を成す筒状の管である。流路ユニット2は、図2に示すように、遮断弁3、入口バッファ21、計測流路22a〜22c、および出口バッファ23を備えてなる構成である。
計測流路22a〜22cは、消費されるガスの流量(ガス計測装置1を流通するガスの流量)を計測するための流路である。計測流路22a〜22cそれぞれの流路断面積は同じであってもよいし、それぞれ異なるものであってもよい。なお、計測流路22a〜22cをそれぞれ区別して説明する必要が無い場合は、単に計測流路22と称するものとする。
流路ユニット2は、これら複数の計測流路22a〜22cよりも上流側に入口バッファ21、下流側に出口バッファ23をそれぞれ備えている。入口バッファ21、複数の計測流路22a〜22c、および出口バッファ23はそれぞれ連通しており、本実施の形態に係るガス計測装置1では入口バッファ21と出口バッファ23との間を流通するガスの流量を計測流路22a〜22cそれぞれで計測するように構成されている。
また本実施の形態に係るガス計測装置1は、流路ユニット2の上流(入口バッファ21よりも上流側)に遮断弁3を備えている。遮断弁3は、例えば、ガス計測装置1からガス機器までの間でガス漏れなどの異常が検出された場合、あるいは、外部からの流路ユニット2の遮断要求等に応じて、流路ユニット2の流路を塞ぎ、ガスの流れを遮断するものである。遮断弁3は、主制御部9からの制御指示に基づき、流入口7と入口バッファ21との間の流路を塞いだり、開放したりすることができる。この遮断弁3は、流路ユニット2の流路を塞ぐための弁体(不図示)と、該弁体の動力源であるステッピングモータ(不図示)とを備えた構成であり、より具体的には、以下のようにして流路ユニット2の流路を塞いだり、開放したりする。
すなわち、遮断弁3では、主制御部9からの制御指示に応じて、ステッピングモータが有するステータのコイル(不図示)に位相差を持ったパルス状電流が印加される。そして、この電流の印加によりステッピングモータのロータ(不図示)が正回転する。このロータの正回転により弁体が弁座(不図示)側に前進し、流路を塞ぐ。これにより、ガス計測装置1においてガスの流れを遮断することができる。逆に、流路を開放させる場合は、遮断弁3においてステッピングモータを逆回転させ、これにより弁座から弁体が離れるように構成されている。
上流側超音波センサ4a〜4cおよび下流側超音波センサ5a〜5cは、相互に超音波を送受信するものである。上流側超音波センサ4a〜4cならびに下流側超音波センサ5a〜5cは計測流路22a〜22cそれぞれに設けられている。なお、上流側超音波センサ4a〜4cそれぞれを特に区別して説明する必要がない場合は、単に上流側超音波センサ4と称する。同様に、下流側超音波センサ5a〜5cを特に区別して説明する必要がない場合は、単に下流側超音波センサ5と称するものとする。
また、これら上流側超音波センサ4と下流側超音波センサ5との組は、それぞれ各計測流路22に対応づけて設けられている補助制御部6a〜6cからの制御指示に応じて駆動するように構成されている。補助制御部6a〜6cについても、特に区別して説明する必要がない場合は、単に補助制御部6と称するものとする。
すなわち、上流側超音波センサ4は、計測流路22における上流側の側壁に、下流側超音波センサ5は計測流路22における下流側の側壁に、両者が対向するように設けられている。そして、主制御部9から補助制御部6を介して、上流側超音波センサ4に駆動信号(制御信号)が入力されると、上流側超音波センサ4は超音波を下流側超音波センサ5に向かって出力する。上流側超音波センサ4から出力した超音波は、計測流路22内を下流側に向かって斜め下方向に進み、下流側超音波センサ5に向かって伝搬する。逆に、主制御部9から補助制御部6を介して、下流側超音波センサ5に駆動信号が入力されると、この下流側超音波センサ5は超音波を上流側超音波センサ4に向かって出力する。下流側超音波センサ5から出力した超音波は、計測流路22内を上流側に向かって斜め上方向に進み、上流側超音波センサ4に向かって伝搬する。そして、それぞれの超音波の到達時間を、補助制御部6が計測し、到達時間の差から流路ユニット2を流れるガスの流速を求める。そして、補助制御部6は求めた流速に流路ユニット2の断面積等をかけあわせて流量を求める。補助制御部6は、ガス流量を求めると、この求めた結果からガス計測装置1全体を流れるガス総流量を求め、その求めたガス総流量を推定総流量とする。そして、補助制御部6は、この求めた推定総流量を主制御部9に通知する。
主制御部9は、ガス計測装置1の各部における各種動作の制御を行うものであり、「各部の制御処理」として例えば以下のように動作する。すなわち、主制御部9は、異常を検知する保安用センサ12のセンシング結果から異常の発生の有無を判定したり、外部からガス計測装置1内に形成されている流路の遮断指示を受信したか否か判定したりする。そして、異常が発生していると判定した場合、あるいは遮断指示を受信したと判定した場合、主制御部9は遮断弁3に電流を印加して上述したように流路ユニット2の流路を塞ぐように制御する。また、主制御部9は、表示部11において消費したガスの流量など様々な情報を表示するように制御することもできる。表示部11は、例えば、CRTまたは液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、あるいは有機ELディスプレイなどによって実現できる。
また、主制御部9は、「ガス流量計測処理」として、各補助制御部6から通知を受けたガスの推定総流量に基づき、ガス計測装置1を流れるガスの総流量を決定することもできる。本実施の形態に係るガス計測装置1における「ガス流量計測処理」についての詳細は後述する。
なお、上記した補助制御部6は、例えば、超音波計測用のLSI(Large Scale Integration)によって実現できる。この超音波計測用LSIは、超音波測定を可能とするアナログ回路と、超音波の伝搬時間を計測する動作をシーケンシャルで行うデジタル回路とから構成される。一方、主制御部9は、例えば、CPUによって実現できる。
(ガス流量計測処理に係る構成)
ここで、本実施の形態に係るガス計測装置1における「ガス流量計測処理」に係る構成について図1に加え、図3から図5を参照してより具体的に説明する。図3〜図5は、本実施の形態に係るガス計測装置1における係数データと計測流路を流通したガスの流量との関係の一例を示すグラフである。すなわち、係数データテーブル63として記録される、計測流路22を流通する流量と係数データとの対応関係をグラフに示すと図3〜図5に示すようなグラフとなる。
図1に示すように補助制御部6a〜6cそれぞれは、「ガス流量計測処理」に係る構成として、総流量推定部(総流量推定手段)60a〜60c、流量測定部(流量測定手段)61a〜61c、メモリ(記憶装置)62a〜62cを備える。そして、メモリ62a〜62cには、係数データテーブル63a〜63cがそれぞれ記憶されている。また、主制御部9は「ガス流量計測処理」に係る構成として、総流量決定部91を備える。
なお、総流量推定部60a〜60c、流量測定部61a〜61c、メモリ62a〜62c、ならびに係数データテーブル63a〜63cそれぞれを特に区別して説明する必要が無い場合は、単に総流量推定部60、流量測定部61、メモリ62、および係数データテーブル63と称するものとする。
流量測定部61は、上流側超音波センサ4および下流側超音波センサ5により得られた上述の超音波の到達時間の差から計測流路22を流れる単位時間あたりのガスの流速を求め、この求めた流速と計測流路22の断面積等に基づき計測流路22を流れたガスの流量を求める。上流側超音波センサ4と下流側超音波センサ5とこの流量測定部61とによって、本発明の流量測定手段を実現する。
本実施形態では2秒ごとに上流側超音波センサ4および下流側超音波センサ5において相互に超音波を複数回送受信するように構成されている。このため、本実施の形態に係るガス計測装置1では、2秒ごとにガスの流量変化を確認する構成となる。
総流量推定部60は、メモリ62に記憶されている係数データテーブル63を参照して、流量測定部61が求めたガスの流量からガス計測装置1を流れたガスの推定総流量を求めるものである。
メモリ62は、補助制御部6が実施する各種演算に利用するパラメータ等の情報が記憶されている読み書き可能な記憶装置である。例えば、メモリ62は読み書き可能なRAMまたはEEPROMなどの半導体記憶装置によって実現できる。
メモリ62には、例えば、図1に示すように、単位時間あたりに各計測流路22を流れたガスの流量から、単位時間あたりにガス計測装置1全体で流れたガスの総流量(推定総流量)を求めるためのパラメータ(係数データ)が記憶されている。より正確には、メモリ62には、計測流路22を流通したガス流量と係数データとの対応関係(例えば、図3〜図5参照)を示すテーブルが記憶されている。
係数データ63a〜63cは、図3から図5に示すように、計測流路22a〜22cを流れるガスの流量に応じて定められている。すなわち、図3から図5に示すように、予め流量が分かっている総流量(Qtotal)を、計測流路22a〜22cを流れるガス流量(Qa〜Qc)それぞれで割って得た値(係数データ)を係数データテーブル63a〜63cとしてメモリ62a〜62cに記憶している。これら係数データテーブル63a〜63cとして記録されている係数データは、各計測流路22a〜22cを流れるガス流量(Qa〜Qc)の変動に応じて変化する値となっている。しかしながら係数データはこれに限定されるものではない。例えば、係数データは、計測流路22a〜22cを流れるガス流量の大小に関わらず一定となる固定値であってもよい。
このように補助制御部6は、係数データテーブル63として記録されている係数データを参照して、計測流路22を流れたガス流量からガス計測装置1全体を流れたガスの推定総流量をそれぞれ求めると、求めたガスの推定総流量を主制御部9に通知する。
主制御部9では、総流量決定部(総流量決定手段)91が補助制御部6a〜6cそれぞれから通知を受けたガスの推定総流量に基づき、実際に使用されたガスの総流量を決定する。より具体的には、総流量決定部91は、補助制御部6a〜6cそれぞれから通知を受けた推定総流量の平均値を求め、該平均値を実際に使用されたガスの総流量と決定する。
次に、上述した構成を有するガス計測装置1における、ガス計測装置1を流れるガスの総流量を求める「ガス流量計測処理」の処理フローについて図6を参照して説明する。図6は、本実施の形態に係るガス計測装置1に係る処理フローの一例を示すフローチャートである。
(ガス流量計測処理方法)
まず、事前処理として係数データテーブル63a〜63cそれぞれをメモリ62a〜62cそれぞれに記憶させる(ステップS11)。
より具体的には、事前に予め総流量(Qtotal)が分かっているガスをガス計測装置1の流入口7から流し、この時の計測流路22a〜22cそれぞれで計測された流量(Qa〜Qc)を記録する。そして、計測された流量(Qa〜Qc)から総流量(Qtotal)を求めるための係数データを算出する。この操作を流通させる総流量(Qtotal)を変更させて複数回行い、流量と係数データとの対応関係を示す係数データテーブル63を作成し、メモリ62それぞれに記憶させておく。
なお、上記実施の形態では、計測流路22a〜22cの係数データが図3〜図5に示すように所定の流量域で、個々に異なる値(特性)を持つものとして説明したが、計測流路22a〜22cの係数データと流量との関係を一次関数のグラフで表させる場合は、総流量(Qtotal)を変更させて複数回行う必要はなく、1回で行うことが可能であることは言うまでもない。
上述した事前処理を実施した後、実際に使用するためにガス計測装置1が設置される。そして、ガス計測装置1と繋がっているガス機器等によってガスの利用が開始される。なお、このとき遮断弁3は流路ユニット2の流路を開状態としているものとする。
ガスの利用が開始されると、流入口7から入ってきたガスは、入口バッファ21を通じて計測流路22a〜22cそれぞれに分かれて出口バッファ23に向かって流れる。各補助制御部6a〜6cでは、流量測定部61a〜61cが、上流側超音波センサ4a〜4cと下流側超音波センサ5a〜5cとによって測定した超音波の到達時間の差から、計測流路22a〜22cを流れるガスの流速を求める。そして求めた各流速から、各計測流路22a〜22cにおける各ガスの流量を算出する(ステップS12)。
さらに各補助制御部6では、総流量推定部60a〜60cが、算出した各ガスの流量から、メモリ62に記憶された係数データテーブル63a〜63cの係数データを参照してガス計測装置1全体を流れたガスの総流量をそれぞれ推定する(ステップS13)。例えば、総流量推定部60aは、係数データテーブル63aを参照し、計測流路22aを流れるガスの流量Qaに対応する係数データを取得する。そして、この係数データとガスの流量Qaとから、総流量の推定値を算出する。そして、各補助制御部6は求めたガスの総流量を主制御部9にそれぞれ通知する。
主制御部9では、各補助制御部6からガスの総流量をそれぞれ取得すると、総流量決定部91がこれらの平均値を算出し、該算出した結果を、ガス計測装置1を流れたガスの実際の総流量であると決定する(ステップS14)。
(効果)
以上のように、本実施の形態に係るガス計測装置1は、複数の計測流路22a〜22cと、計測流路22a〜22cごとに設けられた上流側超音波センサ4a〜4cおよび下流側超音波センサ5a〜5cとを備え、超音波により各計測流路22a〜22cを流れるガス流量をそれぞれ計測できる。そして、各計測流路22a〜22cについて求められたガス流量から、係数データ63を参照することでガス計測装置1を流れる全体のガス総流量(推定総流量)をそれぞれ求めることができる構成である。
つまり、所定流量のガス流入時における各計測流路22を流通するガス流量を求め、所定流量(所定のガス総流量)と各計測流路22のガス流量とから係数データをそれぞれ予め求めてさえおけば、流入口7から流出口8を流通するガス総流量を計測できるガス計測装置1を製造することができる。このため、従来のように、個々の計測流路で校正を行なった上、さらに複数の計測流路を並列に接続し組み立てた状態で全体としての校正を行う必要はなく、製造工程での調整作業にかかる時間を短縮することができる。
さらには、以下の効果も主張できる。
例えば、補助制御部6a〜6cが各計測流路22a〜22cそれぞれで求めたガス流量を全て足し合わせて、ガス計測装置1を流れる全体のガス総流量を決定する構成が考えられる。しかしながら、この構成の場合、上述したように計測流路22a〜22cのいずれかで正しいガスの流量が求められなかった場合、ガス計測装置1を流れる全体のガス総流量を得ることができない。
また、本実施の形態に係るガス計測装置1のように、推定総流量を求めることができる補助制御部6を備えた計測流路22を1本だけ備え、他はガスを流通させるための流路を並列して複数備える構成が考えられる。この構成の場合も、計測流路22において上流側超音波センサ4、下流側超音波センサ5、および補助制御部6のいずれかで異常が生じた場合、ガス計測装置1を流れる全体のガス総流量を得ることができない。
これに対して、本実施の形態に係るガス計測装置1では、上記したように各計測流路22a〜22cにおいて推定総流量を補助制御部6a〜6cがそれぞれ求める構成であるため、ガス流量を正しく計測できなかった計測流路22を除く他の計測流路22において求められた推定総流量を用いてガス計測装置1を流れる全体のガス総流量を決定することができる。
また、各計測流路22では、補助制御部6は係数データテーブル63を利用して、現時点で計測したガス流量に基づき推定総流量を求める構成であった。ここで、各計測流路22で流量測定部61により測定された流量それぞれは、流体が流通する計測流路22の設計誤差などに起因して真の値から誤差を含む場合がある。このため、各計測流路22で求められる推定総流量にはそれぞればらつきが生じる。また、係数データの設定精度等に起因して、当該ガス計測装置1を流通するガスの総流量の増減により各計測流路22で求められる推定総流量にはそれぞればらつきが生じる場合もある。
しかしながら、本実施の形態に係るガス計測装置1では、多数の計測流路22を備え、これら計測流路22を流通したガス流量から求めた推定総流量それぞれの平均値を求めることで上述したばらつきを補って、確度よくガスの総流量を求めることができる。
また、本実施の形態に係るガス計測装置1では、事前に予め総流量(Qtotal)が分かっているガスをガス計測装置1の流入口7から流し、この時の計測流路22a〜22cそれぞれで計測された流量(Qa〜Qc)から、総流量(Qtotal)を求めるための係数データを算出する構成である。つまり、一度、総流量(Qtotal)が分かっているガスを流入させれば、計測流路22a〜22cそれぞれに備えられている補助制御部6a〜6cで利用する係数データをまとめて求めることができる。
(変形例)
なお、本実施の形態に係るガス計測装置1は、係数データと計測流路22を流通するガス流量との対応関係を示す係数データテーブル63をメモリ62に記録する構成であった。しかしながらこの構成に限定されるものではなく、例えば、係数データと計測流路22を流通するガス流量との関係を数式で表せる場合、この関係式を係数データテーブル63の代わりにメモリ62に記録してもよい。
また、本実施の形態に係るガス計測装置1では、計測流路22を3つ備える構成であったがこれに限定されるものではなく、例えば2つ備える構成であってもよいし、4以上備える構成であってもよい。使用されるガス流量の大きさ等を考慮し、適宜、計測流路22の数が決定されることが好ましい。
また、本実施の形態に係るガス計測装置1の流路ユニット2では、入口バッファ21と出口バッファ23との間には3つの計測流路22が形成される構成であった。しかしながら、これらの計測流路22に加えて、上流側超音波センサ4および下流側超音波センサ5、ならびに補助制御部6を備えていない、単にガスを流通させるための流路がさらに形成されている構成であってもよい。すなわち、入口バッファ21と出口バッファ23との間に配置され、両者の間でガスを流通させる流路は全て計測流路22である必要はなく、これら流路のうちの一部、好ましくは3以上の流路が計測流路22であればよい。
また、本実施の形態に係るガス計測装置1では、主制御部9において総流量決定部91が、補助制御部6a〜6cそれぞれで求められた、ガスの推定総流量の平均値を実際のガスの総流量と決定する構成であった。しかしながら、この構成に限定されるものではない。例えば、計測流路22が多数設けられている構成の場合、それぞれを流通するガスの流量から求めた推定総流量のうち、最大値と最小値とを除いた値の平均値を実際のガスの総流量と決定する構成としてもよい。もしくは、他の推定総流量と比較して所定値以上値が大きくなる、もしくは小さくなる推定総流量を除いて平均値を求め、実際の総流量と決定する構成としてもよい。
このように構成される場合、例えば、上流側超音波センサ4および下流側超音波センサ5に不具合が生じ、適切にガスの総流量が推定できない計測流路22が存在する場合であっても、この計測流路22で求めた推定総流量を除外して、他の計測流路22で求めた推定総流量から実際のガスの総流量を決定することができる。このため、より精度よく実際のガスの総流量を求めることができる。
あるいは、総流量決定部91は、補助制御部6a〜6cそれぞれで求められたガスの推定総流量の中央値または最頻値を実際の総流量と決定する構成であってもよい。実際に得られる推定総流量の分布から最も真の値に近似する近似値を得られる方法を採用して、総流量決定部91は実際のガスの総流量を決定することが好ましい。
また、本実施の形態に係るガス計測装置1では、各補助制御部6a〜6cがそれぞれメモリ62a〜62cを備える構成であったがこれに限定されるものではない。例えば、各補助制御部6a〜6cそれぞれからアクセス可能な1つのメモリ62を備え、該メモリ62において、計測流路22a〜22cごとに、該計測流路22a〜22cを流通したガスの流量それぞれと係数データ63a〜63cそれぞれとを対応づけて記憶する構成であってもよい。
また、本実施の形態に係るガス計測装置1は、各計測流路22に備えられた流量測定部61によって各計測流路22を流通するガス流量を求め、その求めた結果に基づき総流量推定部60がガス計測装置1を流通するガスの総流量を求める構成であった。すなわち、計測流路22を流通する流体の流量に関する情報として、直接、該流量を流量測定部61が求める構成であった。しかしながらこの構成に限定されるものではない。例えば、流量測定部61の代わりに計測流路22を流通するガスの流速を求める流速測定部を備え、流速測定部によって測定されたガスの流速に基づき、総流量推定部60がガス計測装置1を流通するガスの総流量を求める構成としてもよい。すなわち、計測流路22を流通する流体の流量に関する情報としてガスの流速を求める構成としてもよい。
このように構成されている場合、総流量推定部60は、計測流路22の径(断面積)の情報等を保持しておき、流速測定部によって測定された計測流路22を流通するガスの流速に、該計測流路22の径(断面積)の情報等を掛け合わせて流量を求める。そして、総流量推定部60は、求めた流量に係数データ63を掛けてガス計測装置1を流通するガスの総流量を推定する。
なお、上記した実施形態ではガス使用量を計測するガス計測装置1を例に挙げて説明したが、計測対象はガスに限定されるものではなく、流体であればよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明の流体計測装置は、大容量のガスの流量を測定するために複数の流路を備え、この複数の流路それぞれを流通する流体の流量から流体の総流量を測定する流体計測装置に特に有用である。
1 ガス計測装置
2 流路ユニット
3 遮断弁
4a〜4c 上流側超音波センサ
5a〜5c 下流側超音波センサ
6a〜6c 補助制御部
7 流入口
8 流出口
9 主制御部
10 電池
11 表示部
12 保安用センサ
21 入口バッファ
22a〜22c 計測流路
23 出口バッファ
60a〜60c 総流量推定部
61a〜61c 流量測定部
62a〜62c メモリ
63a〜63c 係数データ
91 総流量決定部

Claims (5)

  1. 流体が流れ込む流入口と該流体が流出する流出口との間において並列して設けられた複数の計測流路と、
    前記複数の計測流路それぞれに設けられ、該計測流路を流通する流体の流量に関する情報を取得する流量測定手段と、
    前記計測流路ごとに、該計測流路を流通する流体の流量に関する情報と前記流入口から前記流出口を流通する流体の総流量との関係を示す値である係数データを保持する記憶装置と、
    前記流量測定手段によって求められた流量に関する情報と前記記憶装置において保持されている係数データとに基づき、前記計測流路ごとに前記流体の総流量を推定する総流量推定手段と、を備えることを特徴とする流体計測装置。
  2. 前記総流量推定手段により推定された流体の総流量を前記計測流路ごとに取得し、取得した総流量に基づき、前記流入口から前記流出口を流通する流体の総流量を決定する総流量決定手段を備える請求項1に記載の流体計測装置。
  3. 前記総流量決定手段は、前記総流量推定手段により前記計測流路ごとに推定された流体の総流量それぞれから平均値を求め、該平均値を前記流入口から前記流出口を流通する流体の総流量として決定する請求項2に記載の流体計測装置。
  4. 前記総流量決定手段は、前記総流量推定手段により前記計測流路ごとに推定された流体の総流量それぞれの中から最大値と最小値とを除いて平均値を求める請求項3に記載の流体計測装置。
  5. 前記記憶装置に保持されている係数データは、所定流量の流体を前記流入口から前記流出口に向かって流したときの、各計測流路に設けられた前記流量測定手段によって測定された流体の流量それぞれに基づき算出される請求項1から4のいずれか1項に記載の流体計測装置。
JP2012145025A 2012-06-28 2012-06-28 流体計測装置 Active JP5945782B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012145025A JP5945782B2 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 流体計測装置
CN201380034449.3A CN104428631B (zh) 2012-06-28 2013-06-25 流体测量装置
PCT/JP2013/003971 WO2014002487A1 (ja) 2012-06-28 2013-06-25 流体計測装置
US14/410,937 US9500508B2 (en) 2012-06-28 2013-06-25 Fluid meter device
EP13808563.4A EP2869036B1 (en) 2012-06-28 2013-06-25 Fluid measuring device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012145025A JP5945782B2 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 流体計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014009982A true JP2014009982A (ja) 2014-01-20
JP5945782B2 JP5945782B2 (ja) 2016-07-05

Family

ID=49782677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012145025A Active JP5945782B2 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 流体計測装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9500508B2 (ja)
EP (1) EP2869036B1 (ja)
JP (1) JP5945782B2 (ja)
CN (1) CN104428631B (ja)
WO (1) WO2014002487A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5971534B2 (ja) * 2012-06-29 2016-08-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 流量計測装置
US20160370809A1 (en) * 2015-06-19 2016-12-22 Hni Technologies Inc. Fluid flow system
CN106289420A (zh) * 2016-07-22 2017-01-04 蚌埠大洋传感系统工程有限公司 一种液体流量传感器智能控制系统
CN109716642A (zh) * 2016-09-20 2019-05-03 大金工业株式会社 水力发电系统
US10429230B2 (en) 2017-04-13 2019-10-01 Saudi Arabian Oil Company Small flow capacity displacement prover for proving flow meter with large flow capacity
IT201800008052A1 (it) * 2018-08-10 2020-02-10 Metersit Srl Metodo per misurare un flusso di gas e contatore di gas implementante detto metodo
US10746406B2 (en) 2018-09-18 2020-08-18 Georg Fischer Central Plastics Llc Breaker box assembly
CN109696217B (zh) * 2018-12-20 2021-06-22 金卡智能集团股份有限公司 用于超声波燃气表计量数据的调整方法
US11473957B2 (en) 2020-01-02 2022-10-18 Georg Fischer Central Plastics Llc Meter bypass assembly having a housing including valve bodies rotationally fixed to opposing ends of a shaft
WO2022038402A1 (en) * 2020-08-19 2022-02-24 Krishnaswamy Kumar A bypass flowmeter and a method for flowrate measurement through sloped pipelines and penstocks

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11287676A (ja) * 1998-04-01 1999-10-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流量計測装置
JP2000146662A (ja) * 1998-11-11 2000-05-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流量計測装置
JP2000249619A (ja) * 1999-03-02 2000-09-14 Tokyo Gas Co Ltd ガス漏洩検知方法
JP2009245132A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Hitachi Metals Ltd 流量制御装置、その検定方法及び流量制御方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6047973B2 (ja) * 1981-01-26 1985-10-24 株式会社豊田中央研究所 流量計
US4365518A (en) * 1981-02-23 1982-12-28 Mapco, Inc. Flow straighteners in axial flowmeters
US4523478A (en) * 1983-08-18 1985-06-18 Nusonics, Inc. Sonic flow meter having improved flow straighteners
US4542650A (en) * 1983-08-26 1985-09-24 Innovus Thermal mass flow meter
US5437194A (en) * 1991-03-18 1995-08-01 Panametrics, Inc. Ultrasonic transducer system with temporal crosstalk isolation
WO1995033979A1 (en) 1994-06-03 1995-12-14 Tokyo Gas Co., Ltd. Flowmeter
US8544343B2 (en) * 2010-11-19 2013-10-01 Cameron International Corporation Chordal gas flowmeter with transducers installed outside the pressure boundary

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11287676A (ja) * 1998-04-01 1999-10-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流量計測装置
JP2000146662A (ja) * 1998-11-11 2000-05-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流量計測装置
JP2000249619A (ja) * 1999-03-02 2000-09-14 Tokyo Gas Co Ltd ガス漏洩検知方法
JP2009245132A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Hitachi Metals Ltd 流量制御装置、その検定方法及び流量制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2869036A1 (en) 2015-05-06
EP2869036B1 (en) 2020-09-16
WO2014002487A1 (ja) 2014-01-03
US9500508B2 (en) 2016-11-22
JP5945782B2 (ja) 2016-07-05
US20150153211A1 (en) 2015-06-04
CN104428631B (zh) 2017-08-01
CN104428631A (zh) 2015-03-18
EP2869036A4 (en) 2015-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5945782B2 (ja) 流体計測装置
JP5914870B2 (ja) 流体計測装置
US10054959B2 (en) Real time diagnostics for flow controller systems and methods
TWI642910B (zh) 流量控制機器、流量控制機器的流量校正方法、流量測定機器及使用流量測定機器的流量測定方法
JP5809012B2 (ja) 流量制御装置、流量測定機構、又は、当該流量測定機構を備えた流量制御装置に用いられる診断装置及び診断用プログラム
CA2888939C (en) Ultrasonic flow metering system with an upstream pressure transducer
US9134156B2 (en) Determination of reference values for ultrasonic flow metering systems
JP2013088946A (ja) 流量制御装置、流量制御装置に用いられる診断装置及び診断用プログラム
RU2015106923A (ru) Определение характеристики текучей среды для многокомпонентной текучей среды с сжимаемыми и несжимаемыми компонентами
KR20180030447A (ko) 가스 공급계의 검사 방법, 유량 제어기의 교정 방법, 및 2차 기준기의 교정 방법
US9797760B2 (en) Quantitative analysis of flow profile characteristics for ultrasonic metering systems
KR20170117251A (ko) 이동식 수도미터 성능 검사장치
JP6185746B2 (ja) 流量計測装置
TW201351525A (zh) 評估裝置及電腦程式
TW202033904A (zh) 流體控制裝置、流體控制系統、診斷方法和程序記錄介質
US20200370285A1 (en) State analysis device, state analysis method, and recording medium
GB2504736A (en) Apparatus and method for determining the flow rate of a pump
US20240183697A1 (en) System and method for switched measuring of flow tubes of a flow meter
WO2014002473A1 (ja) 流量計測装置
JPS5932909Y2 (ja) 熱量計
JP2010286250A (ja) 流量計測制御装置
JP2010243233A (ja) 流量計測装置
UA71492A (uk) Пристрій оперативного експрес-контролю лічильників природного газу
UA16522U (en) Method for testing a domestic gas meter
UA25669U (en) Device for fast testing of natural gas

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141003

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20141006

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160509

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5945782

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151