JP2014009516A - ドアロック装置 - Google Patents

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幹雄 山形
Shinya Akagi
伸哉 赤木
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U Shin Ltd
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Yuhshin Co Ltd
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Abstract

【課題】ハウジング内に水が溜まることを大幅に緩和ないし実質的に解消する。
【解決手段】ドアロック装置10は、一端側を開口した第1ケース部材36と、第1ケース部材36の開口を閉鎖する第2ケース部材41とを有し、ラッチ機構15,17を配設するとともにロック機構20,21を内部に収容するハウジング11を備え、ハウジング11に、作動部材(アウターレバー32)をハウジング11の外部から内部にかけて挿通して配設する貫通部38を設け、かつ、ハウジング11の作動部材32の下方に、作動部材32に沿って延びる排水ガイド部40を設けるとともに、排水ガイド部40に連続しハウジング11の外部に連通する排水孔46を設けた構成とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、ドアロック装置に関するものである。
ドアロック装置は、車体側に設けたストライカを係脱可能に保持するラッチ機構と、ラッチ機構を操作可能なアンロック状態および操作不可能なロック状態に変位可能なロック機構と、ロック機構をロック状態またはアンロック状態に切り替える切換機構とを備える。そして、切換機構としては、電動アクチュエータを用いた電動式切換ユニットと、キーシリンダやロックノブを用いた手動式切換ユニットとを備える。また、ドアロック装置は、ドアハンドルの操作によりロック機構のリンクを介してラッチ機構を係止解除作動させるオープン機構を備える。
ドアロック装置のなかには、盗難等を目的とした不正操作を阻止するとともに、電動アクチュエータ等の電気部品の防水のために、ロック機構やアクチュエータを閉鎖したハウジング内に収納したものがある。しかし、オープン機構は外部のドアハンドルと連結する必要があるため、ハウジングには、作動部材であるオープン機構のオープンレバーを内外にかけて挿通して配設するための貫通部を設ける必要がある。その結果、ドアの隙間からドア内に浸入した雨水が、ドアハンドルとオープン機構とを連結した連結部材を伝たってハウジング内まで導かれ、ハウジング内に溜まってしまう可能性がある。
特許文献1には、ドアに装着した状態のハウジングの下部に水抜孔を設け、ハウジング内に溜まった水を外部に排水可能としたドアロック装置が記載されている。しかしながら、この特許文献1の水抜孔は、水を自重で横方向に自然排水するものであるため、表面張力の作用等によって排水できない場合がある。そして、寒季には、排水できずに水抜孔の付近で凍結した氷が、オープンレバーを含む各可動部材に干渉して動作不良等の原因になる。
特開2005−282221号公報
本発明は、外部からの水がハウジング内に溜まることを大幅に緩和ないし実質的に解消できるドアロック装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明のドアロック装置は、ストライカを係脱可能なラッチ機構と、前記ラッチ機構による前記ストライカの係止を解除可能なアンロック状態と解除不可能なロック状態とに切換可能で、アンロック状態でドアハンドルが操作されると前記ラッチ機構による前記ストライカの係止を解除可能なロック機構と、一端側がドアに配設された操作部材に連結され、他端側が前記操作部材の操作により前記ロック機構を作動させて、前記ロック機構をロック状態またはアンロック状態に切り換える、または、前記ラッチ機構による前記ストライカの係止を解除する作動部材と、一端側を開口した第1ケース部材と、この第1ケース部材の開口を閉鎖する第2ケース部材とを有し、前記ラッチ機構を配設するとともに前記ロック機構を内部に収容するハウジングとを備え、前記ハウジングに、前記作動部材を前記ハウジングの外部から内部にかけて挿通して配設する貫通部を設け、かつ、前記ハウジングの前記作動部材の下方に、前記作動部材に沿って延びる排水ガイド部を設けるとともに、この排水ガイド部に連続し前記ハウジングの外部に連通する排水孔を設けた構成としている。
このドアロック装置は、ドアの内部に水が浸入すると、操作部材から作動部材を伝ってハウジングの貫通部に至る。そして、その水は、作動部材の下方に設けた排水ガイド部上に落下し、連続する排水孔から外部に排水される。即ち、貫通部からハウジング内に浸入しようとする水は、排水ガイド部および排水孔によって、ハウジング内に一時的にも溜められることなく、通過される構成としている。そのため、ハウジング内に浸入して溜まる水量を大幅に緩和ないし実質的に解消できる。その結果、寒季に水が凍結して大きな氷ができることを防止できるため、氷による動作不良等を防止できる。
このドアロック装置では、前記排水ガイド部を前記第1ケース部材に設けるとともに、前記排水孔を第2ケース部材に設けることが好ましい。このようにすれば、各ケース部材の形状を簡素化できるため、容易に製造できる。
この場合、前記排水孔の縁に前記排水ガイド部の下側に延びる受部を設けることが好ましい。このようにすれば、排水ガイド部から水が漏れてハウジング内に浸入することを防止できる。
また、前記排水ガイド部と前記排水孔とを直線上に位置するように設けることが好ましい。このようにすれば、排水経路自体の流動抵抗をなくすことができるため、効率的に排水できる。
さらに、前記作動部材は、前記ハウジング内に位置する他端側への水の移動を防ぐ止水部を有することが好ましい。このようにすれば、排水ガイド部における作動部材の止水部の下部を水の落下地点として設定できる。その結果、排水ガイド部を小さくすることが可能なため、ハウジング内の部品レイアウトの自由度を向上できる。
さらにまた、前記排水ガイド部の下部に、前記ハウジング内の水を外部に排水する第2の排水孔を設けることが好ましい。このようにすれば、ハウジング内に水が浸入したとしても、外部に排水できる。しかも、排水できずに第2の排水孔の付近で水が凍結して氷になっても、上方に位置する排水ガイド部により作動部材の動作領域を確保できるため、動作不良の発生を防止できる。
なお、前記作動部材は、前記ドアハンドルの操作に連動し、前記ロック機構を介して前記ラッチ機構による前記ストライカの係止を解除するオープンレバーである。
本発明のドアロック装置では、排水ガイド部および排水孔によって、貫通部からハウジング内に浸入しようとする水を、ハウジング内に一時的にも溜めることなく、通過させる構成としているため、ハウジング内に浸入する水量を大幅に緩和ないし実質的に解消できる。その結果、ハウジング内の水が凍結することによる動作不良等を防止できる。
本発明のドアロック装置をドアに配設した状態を示す概略図である。 ドアロック装置を外面側から見た斜視図である。 ドアロック装置を内面側から見た正面図である。 ドアロック装置の排水構造を示す要部断面図である。 ドアロック装置のラッチ機構を示し、(A)はドア開放状態を示す側面図、(B)はドア閉塞状態を示す側面図である。 アンロック状態のドアロック装置を示す正面図である。 ロック状態のドアロック装置を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明に係る実施形態のドアロック装置10を示す。このドアロック装置10は、車両のドア1の内部に装着され、ドア1を開放可能なアンロック状態と開放不可能なロック状態とに切り換えるものである。そして、本実施形態では、ドアハンドル8とドアロック装置10とを連結するロッド6を伝って、ドア1の内部に浸入した水がドアロック装置10内に溜まることを緩和ないし実質的に解消させるものである。
ドアロック装置10は、樹脂製のハウジング11を備える。図2に示すように、ハウジング11は、ドア1のヒンジ接続部の反対側の端面に沿って延びるように配置されるラッチ機構配設部12と、ドア1に沿って延びるように配置されるロック機構配設部13とを有する平面視L字形状のものである。ラッチ機構配設部12には、ドア1に配設したストライカ2を離脱可能に係止するラッチ機構が配設される。ロック機構配設部13には、ラッチ機構によるストライカ2の係止を解除可能なアンロック状態と解除不可能なロック状態とに切り換えるロック機構が配設されている。なお、ロック機構配設部13は、第1ケース部材36と第2ケース部材41とで構成され、これらの嵌合により閉鎖されている。
ラッチ機構は、図5(A),(B)に示すように、フォーク15とクロー17とを備え、樹脂製のケース本体と、ケース本体の開口を閉塞する金属製のリッドとで構成されたラッチ機構ケース14内に配設されている。ドア1を閉じることによりフォーク15の係止溝16内にストライカ2が進入すると、ストライカ2の押圧でフォーク15は図5(A)に示す開放位置から図5(B)に示す係止位置に回動する。クロー17の係止部18がフォーク15に係止することにより、フォーク15によるストライカ2の係止状態が維持される。この状態で、クロー17の操作受部19が上向きに作動されると、クロー17が時計回りに回動することにより、フォーク15とクロー17の係止が解除される。その結果、フォーク15がスプリング(図示せず)の付勢力で図5(A)に示す開放位置に回動し、ストライカ2の係止が解除される。なお、クロー17の操作受部19は、ロック機構配設部13内に突出するように構成される。
ロック機構は、図6に示すように、クロー17の操作受部19を係止解除方向に作動させるリンク20を備える。このリンク20は、上端がロックプレート21にリンク付勢スプリング22を介して連結され、下端が後述するアウターレバー32に連結されている。そして、リンク20は、ロックプレート21が図中時計回りに回動されることにより、図7に示すように反時計回りに揺動され、クロー17を作動不可能なロック位置に移動する。また、リンク20は、ロックプレート21が反時計回りに回動されることにより、図6に示すように時計回りに揺動され、クロー17を作動可能なアンロック位置に移動する。
ロック機構は、切換機構によってロックプレート21が回動され、リンク20がロック位置(図7)またはアンロック位置(図6)に切り換えられる。この切換機構は、車外からの手動操作による外側ロックユニットと、車内からの手動操作による内側ロックユニットと、車内外からのリモコン操作による電動ロックユニットとを備える。
外側ロックユニットは、ドア1の車外側に配設したキーシリンダ3に正規キーを差し込んでロック操作することにより、連結部材であるパドル4を介してキーロータ23に操作力が伝達される。これにより、キーロータ23が図6中反時計回りに回動し、キーリンク24を介してキースイッチレバー25が時計回りに回動される。その結果、ロックプレート21を介してリンク20がロック位置(図7)に切り換えられる。また、キーシリンダ3をアンロック操作することにより、キーロータ23、キーリンク24およびキースイッチレバー25が逆向きに動作し、ロックプレート21を介してリンク20がアンロック位置(図6)に切り換えられる。
内側ロックユニットは、ドア1の車内側に配設したロックノブ(図示せず)をロック操作することにより、連結部材である接続ケーブル5(図3参照)を介してノブレバー26に操作力が伝達される。これにより、ノブレバー26が反時計回りに回動することにより、ロックプレート21を介してリンク20がロック位置(図7)に切り換えられる。また、ロックノブをアンロック操作することにより、ノブレバー26が逆向きに動作し、ロックプレート21を介してリンク20がアンロック位置(図6)に切り換えられる。
電動ロックユニットは、電動アクチュエータである駆動モータ27を備える。リモコン(図示せず)をロック操作することにより、駆動モータ27が駆動してウォーム28が回転し、カム部材29が回転する。そうすると、ノブレバー26の受部26aがカム部材29の中心側に移動されることにより、ノブレバー26が反時計回りに回動する。その結果、ロックプレート21を介してリンク20がロック位置(図7)に切り換えられる。また、リモコンをアンロック操作することにより、駆動モータ27が逆転することにより、カム部材29およびノブレバー26が逆向きに動作し、ロックプレート21を介してリンク20がアンロック位置(図6)に切り換えられる。
また、開放機構によってリンク20が作動され、リンク20がアンロック状態の場合にはラッチ機構によるストライカ2の係止が解除される。この開放機構は、車内側ドアハンドル(図示せず)に接続ケーブル7を介して連結されたインナーオープンレバー(以下「インナーレバー」と称する。)30と、車外側ドアハンドル8にロッド6を介して連結されたアウターオープンレバー(以下「アウターレバー」と称する。)32とを備える。
インナーレバー30は、車内側のドアハンドルの開放操作により、連結部材である接続ケーブル7(図3参照)を介して反時計回りに回動し、リンク作動部31でリンク20の下端を上向きに押圧する。これにより、リンク20を初期位置から上方の作動位置に移動させ、操作部20aでクロー17の操作受部19を係止解除方向に移動させる。
アウターレバー32は、図4および図6に示すように、車外側のドアハンドル8の開放操作により、その操作力を連結部材であるロッド6を介して一端側のロッド連結部33で受けて図4中時計回りに回動し、他端側のリンク連結部34でリンク20の下端を上向きに押圧する。これにより、リンク20を初期位置から上方の作動位置に移動させ、操作部20aでクロー17の操作受部19を係止解除方向に移動させる。なお、アウターレバー32とリンク20とは、付勢スプリング35によって作動位置から初期位置に向けて付勢されている。
ロック機構を作動させる切換機構および開放機構の構成部品のうち、キーロータ23、ノブレバー26、インナーレバー30およびアウターレバー32は、ドア1に配設されたキーシリンダ3、ロックノブおよびドアハンドル8などの操作部材に連結される作動部材である。これらの作動部材の一端側は、ハウジング11の外部に位置し、各操作部材に連結されている。また、作動部材の他端側は、ハウジング11の内部に位置し、各操作部材の操作によりロック機構のリンク20またはロックプレート21を作動させる。なお、その他の構成部品は、全てハウジング11のロック機構配設部13内に収容される。
各作動部材のうち、ノブレバー26およびインナーレバー30は、図3に示すように、接続ケーブル5,7を介してロックノブおよびドアハンドルに連結され、ドア1の車内側に位置するように組み付けられる。また、キーロータ23およびアウターレバー32は、図1に示すように、パドル4およびロッド6を介してキーシリンダ3およびドアハンドル8に連結され、ドア1の車外側に位置するように組み付けられる。
このように組み付けられるドアロック装置10は、雨水がドア1の内部に浸入した場合、車外側に位置するパドル4およびロッド6を伝ってハウジング11の内部に水が浸入する。一方、車内側に位置する接続ケーブル5,7を伝ってハウジング11の内部に水が浸入することは殆どない。そのため、この車内側に位置するように、電気部品である駆動モータ27の接続コネクタ27aが配設されている。
そして、本実施形態のドアロック装置10では、キーロータ23は、軸方向の一端を開口した有底筒状のパドル連結部23aを設けることにより、ハウジング11内への浸水を防止している。また、アウターレバー32は、ハウジング11を通過可能な排水経路を設けることにより、ハウジング11内に溜まる水量を緩和ないし実質的に解消する。具体的には、ハウジング11は、一端側を開口した第1ケース部材36と、この第1ケース部材36の開口を閉鎖する第2ケース部材41とを備える。
第1ケース部材36には、一側にラッチ機構配設部12が設けられ、このラッチ機構配設部12にラッチ機構を内装したラッチ機構ケース14が配設される。また、第1ケース部材36の上部には、キーロータ23を内装するロータ装着部37が設けられている。このロータ装着部37の内周部にはパッキンが配設され、キーロータ23との間が水密にシールされている。このシールによって、キーシリンダ3からパドル4を伝ってキーロータ23まで流れた水滴がハウジング11内に浸入することが防止される。
第1ケース部材36には、ラッチ機構配設部12の下部に、アウターレバー32をハウジング11の外部から内部にかけて挿通して配設する貫通部38が設けられている。この貫通部38は、四角筒状をなすように外向きに突出している。図4に示すように、貫通部38の内部には、付勢スプリング35を配設するためのスプリング装着部39が設けられている。このスプリング装着部39の軸線に沿って別体の支軸部材が装着され、この支軸部材にアウターレバー32が回転可能に軸着される。このアウターレバー32の下方に位置する貫通部38の底38aから面一に突出するように排水ガイド部40が設けられている。この排水ガイド部40は、第2ケース部材41の側から見た形状がU字形の溝状をなし、第1ケース部材36の開口端までアウターレバー32に沿って延びるように設けられている。
第2ケース部材41は、図3および図4に示すように、第1ケース部材36に配設したラッチ機構ケース14を露出させる露出部42を備え、ロック機構配設部13を閉鎖するものである。この第2ケース部材41には、ノブレバー26の一部を突出させるための貫通部43が設けられるとともに、インナーレバー30の一部を突出させるための貫通部44が設けられている。また、駆動モータ27の接続コネクタ27aを露出させるための貫通部45が設けられている。
第2ケース部材41には、排水ガイド部40に対して直線上に位置するように半長円形状の排水孔46が設けられている。この排水孔46は、排水ガイド部40の先端である第1ケース部材36の開口端と当接する壁面に形成されている。これにより、排水ガイド部40の先端が排水孔46の周囲の壁面に当接(連続)し、ハウジング11の貫通部38から進入した水を直線的に外部に排出できるように構成している。また、排水孔46の下縁には、下向きに湾曲した溝状の受部47が、第1ケース部材36の排水ガイド部40の下側にかけて延びるように設けられている。
本実施形態のハウジング11には、第1ケース部材36の排水ガイド部40の下部に、ハウジング11内に浸入した水を外部に排水する第2排水孔48が設けられている。この第2排水孔48は、ドア1への装着状態で最も下側に位置する部分である。
また、本実施形態のアウターレバー32には、一端側であるロッド連結部33と他端側であるリンク連結部34との中間位置に、ハウジング11内への水の移動を防ぐ第1止水部49が設けられている。この第1止水部49は、排水ガイド部40の上方に位置するもので、アウターレバー32を係止解除作動させていない初期位置で、下向きに突出するように設けられている。初期位置のアウターレバー32は、ロッド連結部33から水平方向に延びる下縁32aを有する。そして、軸着部32bの下方に、下向き傾斜した後、上向きに傾斜する逆三角形状の縁を有する第1止水部49が設けられている。そして、この第1止水部49の内端にリンク連結部34が連設されている。さらに、第1止水部49とリンク連結部34の間には、第2止水部50が設けられている。この第2止水部50は、第1止水部49の縁から下向きに傾斜した後、リンク連結部34に向けて上向きに傾斜する縁を有する段状のものである。
このように構成したドアロック装置10は、ドア1の内部に水が浸入すると、図4に示すように、ロッド6からアウターレバー32を伝ってハウジング11の貫通部38に至る。そして、その水(水滴)は第1止水部49で溜まり、振動や自重で排水ガイド部40上に落下する。これにより、溝状の排水ガイド部40にガイドされ、他の場所(ハウジング11の下部)に漏れることなく、連続した排水孔46から外部に排水される。即ち、貫通部38からハウジング11内に浸入しようとする水は、排水ガイド部40および排水孔46によって、ハウジング11内に一時的にも溜められることなく通過される。
このように、本発明のドアロック装置10は、ドア1の内部に浸入した水がハウジング11内に浸入して溜まる水量を大幅に緩和ないし実質的に解消できる。また、排水孔46の縁に排水ガイド部40の下側に重なるように延びる受部47を設けているため、排水ガイド部40から水が漏れてハウジング11内に浸入することも防止できる。さらに、排水ガイド部40と排水孔46とを直線上に位置するように設けているため、排水経路自体の流動抵抗をなくすことができ、効率的に排水できる。その結果、寒季に水が凍結して大きな氷ができることを防止できるため、氷によるアウターレバー32の動作不良等を防止できる。
また、排水ガイド部40を第1ケース部材36に設けるとともに、排水孔46を第2ケース部材41に設けることにより、各ケース部材36,41の形状を簡素化できるため、容易に製造できる。さらに、アウターレバー32に第1止水部49を設け、排水ガイド部40への水の落下地点を設定しているため、排水ガイド部40を小さくすることが可能であり、ハウジング11内への部品の配置レイアウトの自由度を向上できる。
そして、ハウジング11には、排水ガイド部40の下部に位置するように第2排水孔48を設けているため、ハウジング11内に水が浸入したとしても、外部に排水することができる。しかも、排水できずに第2排水孔48の付近で水が凍結して氷になっても、上方に位置する排水ガイド部40によりアウターレバー32の動作領域を確保できる。その結果、アウターレバー32の動作不良の発生を確実に防止できる。
なお、本発明のドアロック装置10は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、アウターレバー32の下部に排水ガイド部40と排水孔46を設ける構成としたが、キーロータ23、ノブレバー26およびインナーレバー30など、一端側をハウジング11の外部に位置させ、他端側をハウジング11の内部に位置させるように配設する作動部材であれば、下部に排水ガイド部40と排水孔46を設けることにより、同様の作用および効果を得ることができる。また、貫通部38は、筒状に突出する構成に限られず、貫通部43〜45のような貫通孔により構成してもよい。
1…ドア
2…ストライカ
3…キーシリンダ(操作部材)
4…パドル(連結部材)
5…接続ケーブル(連結部材)
6…ロッド(連結部材)
7…接続ケーブル(連結部材)
8…ドアハンドル(操作部材)
10…ドアロック装置
11…ハウジング
15…フォーク(ラッチ機構)
17…クロー(ラッチ機構)
20…リンク(ロック機構)
21…ロックプレート(ロック機構)
23…キーロータ(切換機構、作動部材)
24…キーリンク(切換機構)
25…キースイッチレバー(切換機構)
26…ノブレバー(切換機構、作動部材)
27…駆動モータ(切換機構)
28…ウォーム(切換機構)
29…カム部材(切換機構)
30…インナーレバー(開放機構、作動部材、オープンレバー)
32…アウターレバー(開放機構、作動部材、オープンレバー)
33…ロッド連結部(一端側)
34…リンク連結部(他端側)
36…第1ケース部材
38…貫通部
40…排水ガイド部
41…第2ケース部材
46…排水孔
47…受部
48…第2排水孔
49…第1止水部

Claims (7)

  1. ストライカを係脱可能なラッチ機構と、
    前記ラッチ機構による前記ストライカの係止を解除可能なアンロック状態と解除不可能なロック状態とに切換可能で、アンロック状態でドアハンドルが操作されると前記ラッチ機構による前記ストライカの係止を解除可能なロック機構と、
    一端側がドアに配設された操作部材に連結され、他端側が前記操作部材の操作により前記ロック機構を作動させて、前記ロック機構をロック状態またはアンロック状態に切り換える、または、前記ラッチ機構による前記ストライカの係止を解除する作動部材と、
    一端側を開口した第1ケース部材と、この第1ケース部材の開口を閉鎖する第2ケース部材とを有し、前記ラッチ機構を配設するとともに前記ロック機構を内部に収容するハウジングとを備え、
    前記ハウジングに、前記作動部材を前記ハウジングの外部から内部にかけて挿通して配設する貫通部を設け、かつ、
    前記ハウジングの前記作動部材の下方に、前記作動部材に沿って延びる排水ガイド部を設けるとともに、この排水ガイド部に連続し前記ハウジングの外部に連通する排水孔を設けたことを特徴とするドアロック装置。
  2. 前記排水ガイド部を前記第1ケース部材に設けるとともに、前記排水孔を第2ケース部材に設けたことを特徴とする請求項1に記載のドアロック装置。
  3. 前記排水孔の縁に前記排水ガイド部の下側に延びる受部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のドアロック装置。
  4. 前記排水ガイド部と前記排水孔とを直線上に位置するように設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のドアロック装置。
  5. 前記作動部材は、前記ハウジング内に位置する他端側への水の移動を防ぐ止水部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のドアロック装置。
  6. 前記排水ガイド部の下部に、前記ハウジング内の水を外部に排水する第2の排水孔を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のドアロック装置。
  7. 前記作動部材は、前記ドアハンドルの操作に連動し、前記ロック機構を介して前記ラッチ機構による前記ストライカの係止を解除するオープンレバーであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のドアロック装置。
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FR3123674A1 (fr) * 2021-06-07 2022-12-09 Psa Automobiles Sa Cache-serrure perfectionné pour porte de véhicules automobiles

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