JP2014007513A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の湾曲部と、第2の湾曲部と、第1の湾曲部と第2の湾曲部の間に設けられた中間部と、を有する第1の保持部と、第1の湾曲部に設けられた第1の接続部と、第2の湾曲部に設けられた第2の接続部と、第1の接続部に接続された第1の当接部と、第2の接続部に接続された第2の当接部と、第1の当接部と、第2の当接部と、第1の保持部との少なくともいずれか一つの部材を介して設けられている電子デバイスと、を有し、第1の接続部は、第1の当接部の長手方向全長の中央位置よりも中間部側に位置し、第2の接続部は、第2の当接部の長手方向全長の中央位置よりも中間部側に位置する。
【選択図】図1
Description
特に、液晶シャッタ眼鏡は、映画館で観客に貸し出して使用することが行われている。また、小型のヘッドマウントディスプレイも、映画や劇場での字幕表示などに利用することが行われている。
このような状況の下で、これらの機器を使用する誰もが安定して装着でき、使用時に不快感の少ない電子機器、特に頭部装着型の電子機器が求められている。
第1の湾曲部に設けられた第1の接続部と、
第2の湾曲部に設けられた第2の接続部と、
第1の接続部に接続された第1の当接部と、
第2の接続部に接続された第2の当接部と、
第1の当接部と、第2の当接部と、第1の保持部との少なくともいずれか一つの部材を介して設けられている電子デバイスと、を有し、
第1の湾曲部の凹部と、第2の湾曲部の凹部とは、対向するように設けられ、
第1の当接部と第2の当接部は、各々、湾曲部を有し、湾曲部は対向するように配置され、
第1の接続部は、第1の当接部の長手方向全長の中央位置よりも中間部側に位置し、
第2の接続部は、第2の当接部の長手方向全長の中央位置よりも中間部側に位置することを特徴とする。
図1は、第1実施形態の電子機器100を使用者Uが装着した状態を示す上面図である。
使用者Uの頭部Hの両側面に第1、第2の頭部当接部(第1、第2の当接部)103R、103Lが配置されている。そして、第1、第2の頭部当接部103R、103Lに接続されたバンド部110で付勢する。これにより、電子機器100を、頭部Hに保持する。
第1、第2の接続部102R、102Lは、図内矢印A、B方向に回動可能である。
バンド部110は、第1の湾曲部101Rと、第2の湾曲部101Lと、第1の湾曲部101Rと第2の湾曲部101Lの間に設けられた中間部101Mと、を有する。
第1の接続部102Rは、第1の湾曲部101Rに設けられている。
第2の接続部102Lは、第2の湾曲部101Lに設けられている。
そして、第1の頭部当接部103Rは、第1の接続部102Rに接続されている。
第2の頭部当接部103Lは、第2の接続部102Lに接続されている。
電子デバイス(表示装置106、107、液晶シャッタ203、骨伝導スピーカ301R、301L)は、第1の頭部当接部103Rと、第2の頭部当接部103Lと、バンド部110(第1の保持部)の少なくともいずれか一つの部材を介して設けられている。本実施形態は、電子デバイスとして、虚像表示装置106、接眼光学部107を有する構成例である。
ここで、第1の湾曲部101Rの凹部101Raと、第2の湾曲部101Lの凹部101Laとは、対向するように設けられている。
さらに、第1の頭部当接部103Rと第2の頭部当接部103Lは、各々、湾曲部103Ra、103Laを有し、かつ湾曲部103Ra、103Laは対向するように配置されている。
第1の接続部102Rは、第1の頭部当接部103Rの長手方向全長の中央位置CRよりも中間部101M側に位置している。
第2の接続部102Lは、第2の頭部当接部103Lの長手方向全長の中央位置CLよりも中間部101M側に位置している。
第2の保持部105は、機器接続部104に設けられ、機器接続部104から中間部101Mに向けて延伸する形状を有する。
第2の保持部105の端部には、表示装置に対応する虚像表示装置106と、接眼光学部107とが設けられている。
また、バンド部110の前方にはバイザー着脱部109が設けられている。これにより、バイザー部108を装着することで、使用者Uの眼前に接眼光学部107を配置する際の保護として利用できる。バイザー着脱部109に関しては、さらに後述する。
第1、第2の頭部当接部103R、103Lのそれぞれの接続部102R、102Lよりも後ろ側の端部Tbは、後頭部RHの方まで長く伸ばすことで、前方に回転する方向のズレを規制できるので、装着時の安定感を向上させることができる。
使用者Uは、機器接接続部104を介して固定されている虚像表示装置106からの虚像画像情報を、接眼光学部107により観察可能である。
そして、上述したように、機器接続部104は、第1の頭部当接部103Rと第2の頭部当接部103Lとにおいて、中間部101M側の端部Taよりも後方の位置に設けられている。
そのような使用者Uに対しては、バイザー着脱部109によりバイザー部108を取り外して使用する。これにより、電子機器100の前側にかかる荷重や電子機器100全体の重量を軽減し、より安定した装着ができるようになる。
さらに、同様に、バイザー部108は、バンド部110、第1の頭部当接部103R及び第2の頭部当接部103Lを、使用者Uの頭部Hに対して左右入れ替えて装着できるように構成することが望ましい。
また、バンド部110およびバイザー部108は、使用者Uに非接触な状態で保持可能に構成されている。
第1の頭部当接部103Rの湾曲部103Raの長手方向の曲率半径と、第2の頭部当接部103Lの湾曲部103Laの長手方向の曲率半径とは、それぞれ、電子機器100が使用者Uの頭部Hに装着される前の状態における曲率半径RR1に比較して、電子機器が使用者Uの頭部Hに装着されている状態における曲率半径RR2のほうが大きいように構成されていることが好ましい。
頭部Hの曲率半径RR2は80mm程度であることから、曲率半径RR1は80mm以下とすることが好ましい。
さらに、第2の頭部当接部103Lの湾曲部103Laの長手方向の曲率半径に関して、第2の接続部102Lから中間部101M側の端部Taまでの曲率半径Raよりも、第2の接続部102Lから端部Taとは反対側の他の端部Tbまでの曲率半径Rbのほうが小さく構成されている。
第1の頭部当接部103R及び第2の頭部当接部103Lは、厚さが5mm以下程度の樹脂や金属の薄い部材で構成されるのが好ましい。
この結果、柔軟性を有し、耳の上側の頭部と耳殻の間に配置することができる。
さらに樹脂や金属の薄い素材で構成することにより、柔軟で撓みやすい部品とすることができ、バンド部110による頭部Hへの付勢により、頭部Hの面に沿って変形することができる。
図4(a)は、第1実施形態の変形例の電子機器を使用者が装着する前の状態を示す図である。図4(b)は、第1実施形態の変形例の電子機器を使用者が装着した後の状態を示す図である。
このような構成の第2の頭部当接部103Lを頭部Hに付勢することにより、伸縮素材201の部分が頭部Hにより押され、頭部Hの形状に沿うまでに変形する。これにより頭部Hに均等に力がかかるために、電子機器100の装着時の不快な感じが軽減される。さらに、接触面積が増え、ゴムなどの素材は滑り止めの効果も得られる。このため、当接部分がズレることなし安定して装着することができる。
第2の接続部103Lよりも中間部101M側の端部Taと端部Taとは反対側の他の端部Tbとの間には伸縮素材が接続されている。
次に、第2実施形態の電子機器について説明する。以下、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図5は、第2実施形態の電子機器200を使用者Uが装着した状態を示す側面図である。
第1の頭部当接部103Rを例に説明する。第2の頭部当接部103Lも同じ構成である。
次に、第3実施形態の電子機器について説明する。
図6は、第3実施形態の電子機器300を使用者Uが装着した状態を示す側面図である。
耳の上側に頭部Hの前後に伸びるような位置に第1の頭部当接部103Rが配置されている。
また、図6のように第1の頭部当接部103R以外の部分を額や顔、鼻などから離して保持することにより、装置との接触による不快感を軽減することができる。特に、女性が使用する際には、化粧が落ちない点や、つけまつげなどが装置に当たらないなどの点で利点がある。
図7(a)、(b)は、締付調整部201、202の構成を示す図である。
バンド部110の中間部101Mの中央位置に凸状に出張る凸部201を形成する。そして、その部分を挟むようにネジ202が止められている。ネジを締め込むことで、凸部201の開口側の間隔が狭くなり、バンド部110の左右の間隔を調整することができる。これにより、電子機器を頭部Hに装着する際の左右の付勢の力を調整することができる。さらに凸状の部分はバイザー着脱部109の機能を兼用することもできる。
次に、第4実施形態の電子機器について説明する。
図8は、第4実施形態の電子機器400を使用者が装着した状態を示す側面図である。
液晶シャッタ部203を駆動するための駆動部204と、を有している。
このように、本実施形態は、電子デバイスとして、液晶シャッタ装置203を組み込んだ例である。使用者Uの顔前面には接触しない保持方法とすることで、眼鏡を長時間かけることが苦手な使用者Uでも快適に使用することができる。
さらに、第1、第2の頭部当接部103R、103Lの位置やバンド部110の締め付けの調整により、映画館等で貸し出された際にも、使用者Uに応じた調整が可能であり、安定して快適に使用することができる。
次に、第5実施形態の電子機器について説明する。
図9(a)は、第5実施形態の電子機器500を使用者が装着している状態を示す上面図である。図9(b)は、第5実施形態の電子機器500を使用者が装着している状態を示す側面図である。
これにより、他の弾性部材と同様の効果を簡易な構成で得ることができる。
例えば、「虚像観察機能+液晶シャッタ」の機能、「虚像観察機能+骨伝導スピーカ」の機能、「液晶シャッタ眼鏡」のみの機能、「骨伝導スピーカ」のみの機能を有する電子機器として適用できる。また、これらの組み合わせに限定されるものではないことはいうまでもない。
101R、101L 第1の湾曲部、第2の湾曲部
102R、102L 第1の接続部、第2の接続部
103R、103L 第1の頭部当接部(第1の当接部)、第2の頭部当接部(第2の当接部)
104 機器接続部
105 第2の保持部材
106 虚像表示装置
107 接眼光学部
110 バンド部
Claims (18)
- 第1の湾曲部と、第2の湾曲部と、前記第1の湾曲部と前記第2の湾曲部の間に設けられた中間部と、を有する第1の保持部と、
前記第1の湾曲部に設けられた第1の接続部と、
前記第2の湾曲部に設けられた第2の接続部と、
前記第1の接続部に接続された第1の当接部と、
前記第2の接続部に接続された第2の当接部と、
前記第1の当接部と、前記第2の当接部と、前記第1の保持部との少なくともいずれか一つの部材を介して設けられている電子デバイスと、を有し、
前記第1の湾曲部の凹部と、前記第2の湾曲部の凹部とは、対向するように設けられ、
前記第1の当接部と前記第2の当接部は、各々、湾曲部を有し、前記湾曲部は対向するように配置され、
前記第1の接続部は、前記第1の当接部の長手方向全長の中央位置よりも前記中間部側に位置し、
前記第2の接続部は、前記第2の当接部の長手方向全長の中央位置よりも前記中間部側に位置することを特徴とする電子機器。 - 前記第1の湾曲部と前記第2の湾曲部とのいずれか一方に設けられた機器接続部と、
前記機器接続部に設けられ、前記機器接続部から前記中間部に向けて延伸する第2の保持部と、
前記第2の保持部の端部に設けられた表示装置と、を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 前記第1の当接部と前記第2の当接部とは弾性部材で形成され、
前記第1の当接部の前記湾曲部の長手方向の曲率半径と、前記第2の当接部の前記湾曲部の長手方向の曲率半径とは、それぞれ、前記電子機器が使用者の頭部に装着される前の状態における曲率半径に比較して、前記電子機器が前記使用者の前記頭部に装着されている状態における曲率半径のほうが大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。 - 前記第1の当接部の前記湾曲部と、前記第2の当接部の前記湾曲部とは、それぞれ、前記電子機器を前記使用者の前記頭部に装着しているとき、装着前の曲率半径に比較して拡がっている状態であることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
- 前記電子機器を前記使用者の前記頭部に装着した状態において、
前記第1の当接部の前記湾曲部の長手方向の曲率半径に関して、前記第1の接続部から前記中間部側の端部までの曲率半径よりも、前記第1の接続部から前記端部とは反対側の他の端部までの曲率半径のほうが小さく、
前記第2の当接部の前記湾曲部の長手方向の曲率半径に関して、前記第2の接続部から前記中間部側の端部までの曲率半径よりも、前記第2の接続部から前記端部とは反対側の他の端部までの曲率半径のほうが小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器。 - 前記第1の当接部及び前記第2の当接部は、厚さが5mm以下の材料で構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子機器。
- 前記第1の接続部から前記中間部側の端部と前記端部とは反対側の他の端部との間には伸縮素材が接続されており、
前記第2の接続部から前記中間部側の端部と前記端部とは反対側の他の端部との間には伸縮素材が接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子機器。 - 前記第1の当接部と前記第2の当接部は、それぞれ長手方向の中央部分の幅が、少なくとも一方の端部の幅よりも小さいことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電子機器。
- 前記第1の当接部と前記第2の当接部は、それぞれ第1の接続部と第2の接続部とを支点としたときに、前記端部とは反対側の他の端部のほうが重くなるように構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の電子機器。
- 前記端部とは反対側の他の端部のほうが重くなるウエイト部を有することを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
- 前記第1の保持部は、前記第1の当接部と前記第2の当接部とが前記使用者の前記頭部への締め付け加減を調整可能な締付調整部を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の電子機器。
- 前記第2の保持部は、端部に接眼光学部を有し、
前記使用者は、機器接続部を介して固定されている虚像表示装置からの虚像画像を、前記接眼光学部により観察可能であり、
前記機器接続部は、前記第1の当接部と前記第2の当接部とにおいて、前記中間部側の前記端部よりも後方の位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の電子機器。 - 前記第1の保持部は、前記使用者の顔と前記接眼光学部との間に配置される透過性のバイザー部を着脱可能とするバイザー着脱部を有することを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の電子機器。
- 前記バイザー部は、前記第1の保持部に対して上下逆向きに取り付け可能であり、
さらに、前記バイザー部は、前記第1の保持部、前記第1の当接部及び前記第2の当接部を、前記使用者の前記頭部に対して左右入れ替えて装着できることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の電子機器。 - 前記第1の当接部及び前記第2の当接部のみが前記使用者の前記頭部に当接し、
前記第1の保持部および前記バイザー部は、前記使用者に非接触な状態で保持可能であることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の電子機器。 - 前記電子デバイスは液晶シャッタ部であり、
前記第1の保持部には、前記使用者の眼前に配置される前記液晶シャッタ部と、
前記液晶シャッタ部を駆動するための駆動部と、を有することを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の電子機器。 - 前記第1の当接部と、前記第2の当接部とに設けられている前記電子デバイスは骨伝導スピーカ部であることを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の電子機器。
- 前記第1の当接部及び前記第2の当接部は、板ばね部材で形成され、前記使用者の前記頭部に付勢されることを特徴とする請求項1〜17のいずれか一項に記載の電子機器。
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