JP2014005902A - 一方向クラッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】第1付勢部および第2付勢部の摩耗を抑制できると共に、第1付勢部の摩耗と第2付勢部の摩耗との差異を抑制できて、良好な応答性をより長期間維持できる一方向クラッチを提供すること。
【解決手段】付勢部材5に、保持器3の外面に回動可能に取り付けられる切り起こし60と、切り起こし60よりも保持器3の軸方向の一方側で係合ころ6を付勢すると共に、切り起こし60を中心として揺動可能である第1付勢部70と、切り起こし60よりも上記軸方向の他方側で係合ころ6を付勢すると共に、切り起こし60を中心として揺動可能である第2付勢部71とを形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、一方向クラッチに関し、例えば、複写機や魚釣用リール等に使用されると好適な一方向クラッチに関する。
従来、一方向クラッチとしては、特開2002−174270号公報(特許文献1)に記載されているものがある。この一方向クラッチは、外輪と、内輪と、係合ころと、保持器と、付勢部材とを備え、上記保持器は、上記外輪と、上記内輪との間に配置され、上記係合ころは、上記保持器のポケット内に配置されている。
上記保持器は、第1環状部と、第2環状部とを複数の柱部で連結してなっている。上記複数の柱部は、上記第1環状部の周方向に互いに間隔をおいて位置している。上記各柱部は、略平面状の付勢部材取付面と、略平面上の第1付勢部材支持面と、略平面状の第2付勢部材支持面とを有する。付勢部材取付面は、軸方向の略中央に位置している。上記付勢部材取付面は、矩形の形状を有し、軸方向と径方向とを含んでいる。
一方、上記第1付勢部材支持面は、軸方向の一方側の端部に位置している。上記第1付勢部材支持面は、矩形の形状を有し、軸方向と径方向とを含んでいる。上記第1付勢部材支持面は、保持器の周方向に付勢部材取付面に対して僅かな隙間をおいて位置している。また、上記第2付勢部材支持面は、保持器を軸方向に垂直に二等分する面に対して、第1付勢部材支持面と面対称に配置されている。
上記付勢部材は、矩形状の平面部と、第1付勢部と、第2付勢部とを有する。第1付勢部は、上記平面部の長手方向の一方側の端部から上記平面部の法線方向の一方側かつ上記長手方向の中央側に屈曲している一方、第2付勢部は、上記平面部の長手方向の他方側の端部から上記平面部の法線方向の一方側かつ上記長手方向の中央側に屈曲している。上記第1付勢部で、係合ころの軸方向の一方側を一方向に付勢する一方、上記第2付勢部で、係合ころの軸方向の他方側を一方向に付勢するようになっている。
上記平面部の長手方向の長さは、保持器の柱部の軸方向の長さよりも若干短くなっている。上記付勢部材の平面部の長手方向の中央部は、付勢部材取付面に固定されている一方、上記付勢部材の平面部は、付勢部材取付面と、第1および第2付勢部材支持面とで挟持されている。付勢部材の平面部は、保持器に対して相対移動不可になっている。
上記従来の一方向クラッチでは、上記付勢部材の平面部が、保持器に対して相対移動不可になっているから、係合ころがスキューして傾いた場合、係合ころが、第1付勢部と、第2付勢部とのうちの一方に片当たりしたり、第1付勢部が係合ころから受ける力と、第2付勢部が係合ころから受ける力とが、大きな差異を有する場合がある。したがって、この場合、第1付勢部および第2付勢部の少なくとも一方に異常摩耗が生じたり、第1付勢部の摩耗と第2付勢部の摩耗との差異が大きくなるという問題がある。
したがって、上記従来の一方向クラッチでは、付勢部材の付勢力が低下し易いと共に、付勢部材が係合ころを周方向に真っ直ぐ付勢しにくくなって、一方向クラッチの応答性が時間の経過とともに大きく低下するという問題がある。
特開2002−174270号公報(第5図)
そこで、本発明の課題は、第1付勢部および第2付勢部の摩耗を抑制できると共に、第1付勢部の摩耗と第2付勢部の摩耗との差異を抑制できて、良好な応答性をより長期間維持できる一方向クラッチを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の一方向クラッチは、
外周面を有する内側部材と、
内周面を有する外側環状部材と、
上記内側部材の外周面と、上記外側環状部材の内周面との間に配置された係合子と、
上記係合子が配置されるポケットを有する環状の保持器と、
上記係合子を上記内側部材および上記外側環状部材に係合する一方向に付勢する付勢部材と
を備え、
上記付勢部材は、
上記保持器の外面に回動可能に取り付けられる支点部と、
上記支点部よりも上記保持器の軸方向の一方側で上記係合子を付勢すると共に、上記支点部を中心として揺動可能である第1付勢部と、
上記支点部よりも上記軸方向の他方側で上記係合子を付勢すると共に、上記支点部を中心として揺動可能である第2付勢部と
を有することを特徴としている。
本発明によれば、軸方向の一方側に位置する第1付勢部と、軸方向の他方側に位置する第2付勢部とが、保持器の外面に回動可能に取り付けられた支点部に対して揺動可能であるから、第1付勢部および第2付勢部は、係合子がスキューにより傾いた場合、係合子のそのスキューに基づく力によって移動して、係合子に追随することができる。したがって、係合ころが、第1付勢部と、第2付勢部とのうちの一方に片当たりすることや、第1付勢部が係合ころから受ける力と、第2付勢部が係合ころから受ける力とに差異が生じることを抑制できる。したがって、第1付勢部および第2付勢部の摩耗を抑制できると共に、第1付勢部の摩耗と第2付勢部の摩耗との差異を抑制できて、良好な応答性をより長期間維持することができる。
また、一実施形態では、
上記支点部は、上記保持器の軸方向の略中央に位置し、
上記ポケットを通過する上記保持器の周方向の断面において、上記ポケットの上記周方向の上記一方向側とは反対方向側の面は、上記軸方向の略中央を底とする凹曲線の形状を有する。
上記実施形態によれば、ポケットを通過する保持器の周方向の断面において、ポケットの周方向の一方向側とは反対方向側の面が軸方向の略中央を底とする凹曲線の形状を有して、軸方向の中央部が、軸方向の両側よりも周方向の一方側とは反対側に窪んでいるから、軸方向の略中央部に位置する支点部と、第1および第2付勢部とを、軸方向の略中央部の窪みの内部で接続することが可能になる。したがって、この場合、支点部と、第1および第2付勢部とを接続する接続部を、ポケットの周方向の一方向側とは反対方向側の面に接触しにくくできて、揺動し易くできる。したがって、付勢部の揺動の度合を大きくすることができて、係合子に対する第1および第2付勢部の追随性を更に優れたものにできる。
本発明によれば、第1付勢部および第2付勢部の摩耗を抑制できると共に、第1付勢部の摩耗と第2付勢部の摩耗との差異を抑制できて、良好な応答性をより長期間維持できる一方向クラッチを実現できる。
本発明の一実施形態の一方向クラッチの中心を通過する径方向の模式断面図である。 保持器の柱部と、付勢部材と、スキューしている係合ころとを、径方向の外方側からみたときの模式図である。 本発明の一実施形態の一方向クラッチの保持器のポケットを通過する径方向の模式断面図である。 本発明の他の実施形態の一方向クラッチの保持器のポケットを通過する径方向の模式断面図である。 本発明の更なる実施形態の一方向クラッチの保持器のポケットを通過する径方向の模式断面図である。 従来の一方向クラッチにおける図2に対応する模式図である。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の一方向クラッチの中心を通過する径方向の模式断面図である。
図1に示すように、この一方向クラッチは、外側環状部材としての外輪1と、内側部材の一例としての内軸2と、保持器3と、付勢部材5と、複数の係合ころ6とを備える。上記係合ころ6は、係合子を構成している。上記外輪1は、内周に複数のカム面16を有し、複数のカム面16は、外輪1の周方向に互いに間隔をおいて位置している。上記各カム面16は、周方向の一方側に行くにしたがって、徐々に内径が小さくなっている。このようにして、上記外輪1のカム面16と、内軸2の対向面としての円筒外周面18との間に、楔状の室15を形成している。
上記保持器3は、図示しない第1環状部と、図示しない第2環状部と、複数の柱部22とを備え、第1環状部は、第2環状部の軸方向に対向している。上記複数の柱部22は、第1環状部の周方向に互いに間隔をおいて位置し、各柱部22は、第1環状部と第2環状部とを連結している。周方向に隣接する柱部22の間に係合ころ6を収容するポケット33を形成している。上記各柱部22は、カム面16に対して周方向に間隔をおいた位置に存在している。
上記付勢部材5は、屈曲した一体の板バネ取付金具30と、板バネ31とを有し、板バネ取付金具30は、周方向延在部40と、板バネ取付部42とを有している。上記周方向延在部40は、保持器3の柱部22の径方向の外方の面に当接している。また、上記板バネ取付部42は、屈曲部を介して周方向延在部40に連なっている。
上記各柱部22の径方向の外方の面は、軸方向の中央部に有底の穴50を有する一方、周方向延在部40は、軸方向の中央部に支点部の一例としての切り起こし60を有する。図1に示すように、切り起こし60は、保持器3の周方向から径方向の内方側に略90°折り曲げられて、径方向の内方側に延在している。周方向の断面において、切り起こし60の最大の長さは、有底の穴の最小の長さよりも小さくなっている。このことから、切り起こし60は、有底の穴50内を回動自在に回転できるようになっている。
上記板バネ31は、板バネ取付部42の径方向の内方側の端部に接触している。上記板バネ31は、係合ころ6を一方向に付勢する役割を担っている。詳しくは、上記各係合ころ6は、ポケット33に収容されていて、楔状の室15に配置されている。上記楔状の室15の周方向の板バネ31側に、カム面16の内径が大きくて、係合ころ6が外輪1および内軸2に対して相対移動可能なフリー位置(遊嵌位置)が存在する一方、楔状の室15の周方向の板バネ31側とは反対側に、カム面16の内径が小さくて、係合ころ6が外輪1および内軸2に対して相対移動不可なロック位置(係合位置)が存在している。上記板バネ31の周方向の板バネ取付部42側とは反対側の端部は、係合ころ6に接触している。上記板バネ31は、係合ころ6を周方向の一方側である周方向のフリー位置からロック位置の方に付勢している。
図2は、保持器3の柱部22と、付勢部材5と、スキューしている係合ころ6とを、径方向の外方側からみたときの模式図である。
図2に示すように、上記付勢部材5の周方向延在部40の径方向の外方の面は、略矩形の形状を有している。また、板バネ取付部42は、保持器3の軸方向の略中央のみに存在している。上記板バネ取付部42は、保持器3の周方向の断面において略矩形の形状を有している。上記ポケット33を通過する保持器3の周方向の断面において、ポケット33の周方向の一方向側とは反対方向側の面46は、軸方向の略中央を底とする凹曲線の形状を有している。また、その周方向の断面において、柱部22の外面の穴50は、軸方向の中央部に位置し、略矩形の形状を有している。
上記板バネ31は、板バネ取付部42の周方向の一方側の端面80から周方向の一方側に延在している。図2において、上記板バネ31は、略V字状の形状を有し、周方向延在部40を軸方向に略垂直に二等分する面に対して略面対称な形状を有している。上記略V字状の板バネ31の二つの端部のうちの一方は、切り起こし60よりも保持器3の軸方向の一方側で係合ころ6を付勢する一方、板バネ31の二つの端部のうちの他方は、切り起こし60よりも保持器3の軸方向の他方側で係合ころ6を付勢するようになっている。上記略V字状の板バネ31の二つの端部のうちの一方は、第1付勢部70を構成し、板バネ31の二つの端部のうちの他方は、第2付勢部71を構成している。
図2に示すように、保持器3の周方向の断面において、断面略矩形状の切り起こし60の中心が、柱部22の断面略矩形状の穴50の中心に一致している状態であって、かつ、柱部22の軸方向の外方側の端面と、付勢部材5の周方向延在部40の軸方向の外方の縁とが略平行になっている状態で、切り起こし60は、穴50の内面に対して間隔をおいて位置し、また、板バネ取付部42は、ポケット33の周方向の一方向側とは反対方向側の面46と間隔をおいて位置している。
このようにして、上記付勢部材5の切り起こし60が、柱部22の穴50内を回動できるようにし、また、第1および第2付勢部70,71の夫々が、切り起こし60を中心として揺動できるようになっている。また、この一方向クラッチは、板バネ取付部42の切り起こし60側の軸方向の一方側の角部63が、ポケット33の周方向の一方向側とは反対方向側の面46に接触することにより、切り起こし60を中心とする反時計回りの揺動が不可になる一方、板バネ取付部42の切り起こし60側の軸方向の他方側の角部64が、ポケット33の周方向の一方向側とは反対方向側の面46に接触することにより、切り起こし60を中心とする時計回りの揺動が不可になるようにしている。このようにして、揺動の範囲を、係合ころ6のスキューが起こる角度の範囲と同程度の範囲に調整して、付勢部材5が、過度に回動できないようにしている。
上記構成において、内軸2が外輪1に対して図1に矢印Aで示す周方向の一方側に相対的に回転すると、上記係合ころ6が、板バネ31を伸長させる方向に移動して、外輪1のカム面16の内径が小さい側の端部と、内軸2の円筒外周面18との間に挟まれる。そして、上記外輪1、内軸2および係合ころ6が互いに相対移動不可になって、クラッチが入りの状態になって、外輪1と内軸2の間で動力の伝達が行われる。
他方、上記内軸2が外輪1に対して図1に矢印Bで示す周方向の一方側とは反対側に相対的に回転すると、係合ころ6が、板バネ31を圧縮する方向に移動して、外輪1のカム面16と内軸2の円筒外周面18との間で遊嵌状態となって、クラッチが切りの状態になる。このとき、外輪1と内軸2との間で動力の伝達が遮断されるようになっている。
また、外輪1と内軸2との間で動力の伝達が遮断されている場合に、係合ころ6がスキューして、係合ころ6の中心軸が保持器3の軸方向に対して傾斜した場合、図2に示すように、切り起こし60が、係合ころ6の外周面からの力によって柱部22の外面の穴50に対して回動して、第1および第2付勢部70,71が、切り起こし60を中心にして揺動して、第1および第2付勢部70,71が、係合ころ6から離れずに追随できるようになっている。
上記実施形態の一方向クラッチによれば、軸方向の一方側に位置する第1付勢部70と、軸方向の他方側に位置する第2付勢部71とが、保持器3の外面に回動可能に取り付けられた支点部としての切り起こし60に対して揺動可能であるから、第1付勢部70および第2付勢部71は、係合ころ6がスキューにより傾いた場合、係合ころ6のそのスキューに基づく力によって位置が変えられることができて、係合ころ6に追随することができる。したがって、係合ころ6が、第1付勢部70と、第2付勢部71とのうちの一方に片当たりすることを抑制できると共に、第1付勢部70が係合ころ6から受ける力と、第2付勢部71が係合ころ6から受ける力とに差異が生じることを抑制できる。したがって、第1付勢部70および第2付勢部71の少なくとも一方の異常摩耗を防止できると共に、第1付勢部70の摩耗と第2付勢部71の摩耗との差異を抑制できて、良好な応答性をより長期間維持することができる。
仮に、従来の一方向クラッチのように、付勢部が、保持器に対して揺動不可であれば、図6、すなわち、従来の一方向クラッチにおける図2に対応する模式図に示すように、係合ころ406がスキューした場合に、係合ころ406が、付勢部材405の二つの第1および第2付勢部470,471のうちの一方(この例では、付勢部471)のみに片当たりし易くなって、第1および第2付勢部470,471のうちの一方のみに異常摩耗が発生して、第1付勢部470の摩耗と第2付勢部471の摩耗との差異が大きくなる。したがって、付勢部材405が係合ころ406を周方向に真っ直ぐ付勢しにくくなって、一方向クラッチの応答性が時間の経過とともに大きく低下することになるのである。
また、上記実施形態の一方向クラッチによれば、保持器3におけるポケット33を通過する周方向の模式断面において、ポケット33の周方向の一方向側とは反対方向側の面46が軸方向の略中央を底とする凹曲線の形状を有して、軸方向の中央部が、軸方向の両側よりも周方向の一方側とは反対側に位置して窪んでいるから、軸方向の略中央部に位置する切り起こし60と、第1および第2付勢部70,71とを、接続する板バネ取付部42が窪み内で回動し易くなる。したがって、第1および第2付勢部70,71の揺動の度合を大きくできて、係合ころ6に対する第1および第2付勢部70,71の追随性を更に優れたものにできる。
尚、上記実施形態の一方向クラッチでは、ポケット33を通過する保持器3の周方向の模式断面において、柱部22においてポケット33の周方向の一方向側とは反対方向側の面46は、軸方向の略中央を底とする凹曲線の形状を有していた。しかしながら、この発明では、図3、すなわち、ポケット133を通過する保持器103の径方向の模式断面図において、柱部122のポケット133の周方向の一方向側とは反対方向側の面146は、直線形状であっても良い。
また、この発明では、図4、すなわち、ポケット133を通過する保持器203の径方向の模式断面図において、柱部222のポケット233の周方向の一方向側とは反対方向側の面246は、径方向の中央部が最も窪んだ凹曲線の形状であっても良く、このようにすると、付勢部材205の支点部としての切り起こし260を中心とした第1および第2付勢部270,271の揺動の振れ角を更に大きくできる。尚、図4では、第1付勢部270と、第2付勢部270とは、互いに間隔をおいて位置しているが、図4では、重なっているので、参照番号270と、参照番号271とが、同じ位置を指している。
また、上記実施形態の一方向クラッチでは、付勢部材5の周方向延在部40の一部を略90°折り曲げて切り起こして、保持器3の柱部22の外面に形成した穴50内に支点部としての切り起こし60を配置して、第1および第2付勢部270,271を、切り起こし60を中心として揺動可能にした。しかしながら、この発明では、図5、すなわち、保持器303におけるポケット333を通過する径方向の模式断面図に示すように、付勢部材305の周方向延在部340の径方向の外方側からピン360を周方向延在部340に周方向延在部340の厚さ方向に挿通して、ピン360の軸部を、保持器303の柱部322の外面にある円筒穴350に配置することにより、第1および第2付勢部370,371を、支点部としてのピン360を中心として揺動可能にしても良い。尚、図5では、第1付勢部370と、第2付勢部371とは、互いに間隔をおいて位置しているが、図5では、重なっているので、参照番号370と、参照番号371とが、同じ位置を指している。
また、上記実施形態の一方向クラッチでは、径方向の外方側からみたときの模式図で、付勢部材のばね部が、略V字状の形状を有していたが、この発明では、径方向の外方側からみたときの模式図で、付勢部材のばね部は、略U字状の形状を有しても良く、または、略コ字状の形状を有しても良い。すなわち、この発明では、第1付勢部が、支点部よりも保持器の軸方向の一方側に位置する一方、第2付勢部が、支点部よりも上記軸方向の他方側に位置していれば、付勢部材のばね部は、径方向の外方側からみたときの図で如何なる形状を有しても良い。
また、上記実施形態の一方向クラッチでは、係合子が、円筒形状の係合ころ6であったが、この発明では、係合子は、スプラグであっても良い。
また、上記実施形態の一方向クラッチでは、内側部材が、内軸2であったが、この発明では、内側部材は、環状部材であっても良く、その環状部材を、軸部材に外嵌する構成であっても良い。
また、上記実施形態の一方向クラッチでは、外輪1の内周面が、カム面16を有する一方、内軸2が、円筒外周面18を有していたが、この発明では、外側環状部材が、円筒内周面を有する一方、内側部材の外周面が、カム面を有する構成であっても良い。
尚、本発明では、外輪環状部材と、内側部材とは、どちらが動力を伝達する側であっても良い。また、本発明では、二つの付勢部を有して、一方の付勢部が、支点部よりも軸方向の一方側に位置する一方、他方の付勢部が、支点部よりも軸方向の他方側に位置する構成であれば、付勢部材は、如何なる構成であっても良く、例えば、付勢部材は、うず巻ばね、線細工ばね、皿ばね、板ばね等、周知の如何なるばねであっても良く、ばね以外の付勢力を付与できる如何なる弾性部材であっても良い。
また、この発明の一方向クラッチは、例えば、リール、複写機、ファクシミリ、包装用機器、自動販売機、両替機ブラインド、紙・テープの送り出し機構、車両(自動車、バイク、自転車等)等に使用でき、動力の伝達と遮断との両方を行う必要がある機械であれば如何なる機械にも使用されることができる。
1 外輪
2 内軸
3,103,203,303 保持器
33,133,233,333 ポケット
5,205,305 付勢部材
6 係合ころ
60,260 切り起こし
70 第1付勢部
71 第2付勢部
360 ピン

Claims (2)

  1. 外周面を有する内側部材と、
    内周面を有する外側環状部材と、
    上記内側部材の外周面と、上記外側環状部材の内周面との間に配置された係合子と、
    上記係合子が配置されるポケットを有する環状の保持器と、
    上記係合子を上記内側部材および上記外側環状部材に係合する一方向に付勢する付勢部材と
    を備え、
    上記付勢部材は、
    上記保持器の外面に回動可能に取り付けられる支点部と、
    上記支点部よりも上記保持器の軸方向の一方側で上記係合子を付勢すると共に、上記支点部を中心として揺動可能である第1付勢部と、
    上記支点部よりも上記軸方向の他方側で上記係合子を付勢すると共に、上記支点部を中心として揺動可能である第2付勢部と
    を有することを特徴とする一方向クラッチ。
  2. 請求項1に記載の一方向クラッチにおいて、
    上記支点部は、上記保持器の軸方向の略中央に位置し、
    上記ポケットを通過する上記保持器の周方向の断面において、上記ポケットの上記周方向の上記一方向側とは反対方向側の面は、上記軸方向の略中央を底とする凹曲線の形状を有することを特徴とする一方向クラッチ。
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