JP2008196633A - 一方向クラッチユニットおよび一方向クラッチ - Google Patents

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Chiyori Sato
ちより 佐藤
Chiharu Ito
千春 伊藤
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Abstract

【課題】ハウジングと蓋部材の間に芯ずれが生じた場合にも空転トルクが大きくなりにくい一方向クラッチユニットを提供する。
【解決手段】外輪1の内周面6に複数のポケット7を形成し、ポケット7内にカム面を形成し、ポケット7内にローラ2を設け、外輪1のカム面と軸の外周面の間隔が狭小する方向にローラ2を付勢するクラッチばね3を設け、筒部14の一端に内向きのフランジ部15を形成したハウジング4内に外輪1を嵌め合わせ、筒部14の他端に圧入した蓋部材で外輪1をハウジング4から抜け止めし、一方の回転方向のトルクが作用したときは、ローラ2が噛み込んで外輪1と軸の間でトルクを伝達し、他方の回転方向のトルクが作用したときは、ローラ2が噛み込みを解除してトルク伝達を遮断する一方向クラッチユニットにおいて、蓋部材の内径を外輪1の内周面6の内径よりも大きくし、外輪1の内周面6で軸の外周面を支持する。
【選択図】図1

Description

この発明は、主として事務機の紙送り機構に用いられる一方向クラッチユニット、および一方向クラッチに関する。
プリンタ、複写機などの紙送り機構に用いられる一方向クラッチユニットとして、紙送り機構の軸が挿入される外輪の内周面に、周方向に間隔をおいて複数のポケットを形成し、そのポケット内に、紙送り機構の軸の外周面との間隔を周方向に沿って次第に狭小させるカム面を形成し、前記ポケット内にローラを設け、外輪のカム面と紙送り機構の軸の外周面の間隔が狭小する方向に前記ローラを付勢するクラッチばねを設け、筒部の一端に内向きのフランジ部を形成したハウジング内に前記外輪を嵌め合わせ、筒部の他端に圧入した環状の蓋部材で外輪をハウジングから抜け止めしたものが知られている(特許文献1)。
この一方向クラッチユニットは、前記外輪と前記軸の間で一方の回転方向のトルクが作用したときは、前記外輪のカム面と前記軸の外周面の間に前記ローラが噛み込んで外輪と軸の間でトルクを伝達する状態(以下、「ロック状態」という)となり、他方の回転方向のトルクが作用したときは、前記ローラが噛み込みを解除してトルク伝達を遮断する状態(以下「空転状態」という)となる。
特許第3270667号公報
この一方向クラッチユニットは、外輪に挿入される軸の外周面を、ハウジングのフランジ部の内周面と、ハウジングに圧入した蓋部材の内周面とで支持するようにしている。そのため、ハウジングと蓋部材の間に芯ずれが生じると、外輪と軸の間に芯ずれが生じ、その芯ずれによって、空転状態で外輪と軸の間で伝達されるトルク(以下「空転トルク」という)が大きくなってしまう。
特に、ハウジングへの蓋部材の圧入作業を、一方向クラッチユニットの販売先で行なう場合、ハウジングに対する蓋部材の位置精度を販売元で管理することができず、空転トルクの大きさを保証することが難しかった。
この発明が解決しようとする課題は、ハウジングと蓋部材の間に芯ずれが生じた場合にも空転トルクが大きくなりにくい一方向クラッチユニットを提供することである。
上記の課題を解決するために、前記蓋部材の内径を前記外輪の内周面の内径よりも大きくし、前記外輪の内周面で前記軸の外周面を支持するようにした。
また、この発明では、前記ハウジングに組み込まれて上記一方向クラッチユニットを構成する一方向クラッチとして、外輪の内周面に周方向に間隔をおいて複数のポケットを形成し、そのポケット内に、前記外輪内に挿入される軸の外周面との間隔を周方向に沿って次第に狭小させるカム面を形成し、前記ポケット内にローラを設け、前記外輪のカム面と前記軸の外周面の間隔が狭小する方向に前記ローラを付勢するクラッチばねを設け、前記外輪の軸方向端面に環状の蓋部材を同軸に固定し、前記蓋部材の内径を前記外輪の内周面の内径よりも大きくし、前記外輪の内周面で前記軸の外周面を支持するようにしたものを提供する。
この発明の一方向クラッチユニットは、外輪に挿入される軸を外輪の内周面で支持するので、ハウジングと蓋部材の間に芯ずれが生じた場合にも、外輪と軸の間に芯ずれが生じず、空転トルクが大きくなりにくい。
図1に、この発明の実施形態の一方向クラッチユニットを示す。この一方向クラッチユニットは、外輪1と、ローラ2と、クラッチばね3と、ハウジング4と、蓋部材5とからなる。
外輪1は焼結合金からなる。外輪1の内周面6には、図2に示すように、周方向に一定の間隔をおいて複数のポケット7が形成され、各ポケット7内にはカム面8が形成されている。各カム面8は、外輪1内に軸9を挿入したときに、外輪1のカム面8と軸9の外周面10の間隔が、一方の周方向(図では時計回り)に沿って次第に狭小するように形成されている。
ポケット7には、ローラ2が収容されている。ポケット7は、外輪1の内周面6への開口の周方向の幅Wが、ローラ2の直径よりも小さく形成されており、外輪1内に軸9を挿入していないときに、ローラ2がポケット7から脱落するのを防止している。
クラッチばね3は、図1に示すように、リング部11と、リング部11から軸方向に曲げ起こしたばね片12とからなる。ばね片12は、外輪1の軸方向端面13からポケット7内に挿入され、図2、図4に示すように、ローラ2を、外輪1のカム面8と軸9の外周面10の間隔が狭小する方向に付勢する。
ハウジング4は合成樹脂からなる。また、ハウジング4は、図3に示すように、筒部14と筒部14の一端に形成された内向きのフランジ部15とを有し、外輪1が筒部14内に嵌め合わされている。また、筒部14の他端には、合成樹脂からなる環状の蓋部材5が圧入されており、この蓋部材5によって外輪1が筒部14から抜け止めされている。
蓋部材5の外周には、周方向に延びる係合突条16が形成されている。係合突条16は、筒部14の内周に形成された周方向に延びる係合溝17に係合し、その係合によって、蓋部材5がハウジング4に対して軸方向に位置決めされている。
また、蓋部材5の軸方向端面18には、周方向に間隔をおいて複数の柱状突起19が形成されている。柱状突起19は、外輪1の軸方向端面20からポケット7内に圧入され、その圧入によって、蓋部材5が外輪1の軸方向端面20に同軸に固定されている。
ハウジング4の内周には、図2に示すように、周方向に間隔をおいて複数の凸部21が形成されている。凸部21は、外輪1の外周に形成された凹部22に係合し、その係合によって、外輪1をハウジング4に対して回り止めしている。
蓋部材5の内周面23は、外輪1の内周面6よりも内径が大きく形成されており、図3に示すように、外輪1の内周面6で軸9の外周面10を回転可能に支持したときに、軸9の外周面10と蓋部材5の内周面23の間に隙間が形成されるようになっている。
つぎに、この一方向クラッチユニットの動作例を説明する。
軸9と外輪1の間にトルクが作用して、軸9が、外輪1のカム面8と軸9の外周面10の間隔が狭小する方向(図2では時計回り)に回転すると、ローラ2がカム面8と外周面10の間に噛み込んでロック状態となり、軸9と外輪1が一体に回転する。
一方、軸9と外輪1の間に反対方向のトルクが作用して、軸9が、外輪1のカム面8と軸9の外周面10の間隔が拡大する方向(図2では反時計回り)に回転すると、ローラ2の噛み込みが解除されて空転状態となり、軸9から外輪1へのトルク伝達が遮断される。このとき、軸9は、外輪1の内周面6に滑り接触した状態で回転する。
この一方向クラッチユニットは、軸9を外輪1の内周面6で支持するので、ハウジング4と蓋部材5の間に芯ずれが生じた場合にも、外輪1と軸9の間に芯ずれが生じず、空転トルクが大きくなりにくい。そのため、図5に示すように、外輪1に、ローラ2とクラッチばね3と蓋部材5とを組み込んで形成した一方向クラッチ24を、販売先でハウジング4に組み込んで一方向クラッチユニットを形成する場合など、ハウジング4への蓋部材5の圧入作業を販売先で行なう場合にも、空転トルクの大きさを保証することが可能である。
この発明の実施形態の一方向クラッチユニットの分解斜視図 図1に示す一方向クラッチユニットを軸に装着した状態を示す断面図 図2のIII−III線に沿った断面図 図2のIV−IV線に沿った断面図 図1に示す外輪に、ローラとクラッチばねと蓋部材とを組み込んで一方向クラッチを形成した状態を示す分解斜視図
符号の説明
1 外輪
2 ローラ
3 クラッチばね
6 内周面
7 ポケット
8 カム面
9 軸
10 外周面
14 筒部
15 フランジ部
20 軸方向端面
24 一方向クラッチ

Claims (2)

  1. 外輪(1)の内周面(6)に周方向に間隔をおいて複数のポケット(7)を形成し、そのポケット(7)内に、前記外輪(1)内に挿入される軸(9)の外周面(10)との間隔を周方向に沿って次第に狭小させるカム面(8)を形成し、前記ポケット(7)内にローラ(2)を設け、前記外輪(1)のカム面(8)と前記軸(9)の外周面(10)の間隔が狭小する方向に前記ローラ(2)を付勢するクラッチばね(3)を設け、筒部(14)の一端に内向きのフランジ部(15)を形成したハウジング(4)内に前記外輪(1)を嵌め合わせ、筒部(14)の他端に圧入した環状の蓋部材(5)で外輪(1)をハウジング(4)から抜け止めし、前記外輪(1)と前記軸(9)の間で一方の回転方向のトルクが作用したときは、前記外輪(1)のカム面(8)と前記軸(9)の外周面(10)の間に前記ローラ(2)が噛み込んで外輪(1)と軸(9)の間でトルクを伝達し、他方の回転方向のトルクが作用したときは、前記ローラ(2)が噛み込みを解除して外輪(1)と軸(9)の間でのトルク伝達を遮断する一方向クラッチユニットにおいて、前記蓋部材(5)の内径を前記外輪(1)の内周面(6)の内径よりも大きくし、前記外輪(1)の内周面(6)で前記軸(9)の外周面(10)を支持するようにしたことを特徴とする一方向クラッチユニット。
  2. 外輪(1)の内周面(6)に周方向に間隔をおいて複数のポケット(7)を形成し、そのポケット(7)内に、前記外輪(1)内に挿入される軸(9)の外周面(10)との間隔を周方向に沿って次第に狭小させるカム面(8)を形成し、前記ポケット(7)内にローラ(2)を設け、前記外輪(1)のカム面(8)と前記軸(9)の外周面(10)の間隔が狭小する方向に前記ローラ(2)を付勢するクラッチばね(3)を設け、前記外輪(1)の軸方向端面(20)に環状の蓋部材(5)を同軸に固定した一方向クラッチ(24)において、前記蓋部材(5)の内径を前記外輪(1)の内周面(6)の内径よりも大きくし、前記外輪(1)の内周面(6)で前記軸(9)の外周面(10)を支持するようにしたことを特徴とする一方向クラッチ。
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CN112443272A (zh) * 2020-12-04 2021-03-05 四川深远石油钻井工具股份有限公司 一种具有自锁解卡功能的井下钻具
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