JP2014005616A - 支柱の基礎およびその施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】穴を掘ることができない場所への施工を容易にする。
【解決手段】施工現場において、1番下の積層部材2を施工面1に接着すると共に、その上に別の積層部材2を複数積層して支持孔4aを有する基礎ブロック体4を形成し、支持孔4aに支柱3の下端部を挿入してそれらの間に充填剤を充填して固めると共に、支柱3の下端部にアンカー7を設けて支持孔4aからの抜けを防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート面等の接着剤の使用可能な施工面にオーニング等の構造物の支柱を建てる場合の基礎、およびその施工方法に関する。
オーニング等の風による影響を受けやすい構造物を設置する場合、転倒防止と強風によって吹き飛ばされるのを防止するために、地面に穴を掘り、コンクリートを打設して基礎を作り支柱の下端部を固定する。なお、このようなオーニングとして、例えば特許文献1に開示されたものがある。
実開平7−25122号公報
しかしながら、上記のオーニングの施工方法では、穴を掘ることができない場所、例えば建物の屋上等にはオーニングを設置することができない。ここで、屋上に穴を掘る代わりに木枠を組んでコンクリートを流し込むことで基礎を形成し、この基礎に支柱を固定することで、穴を掘らなくてもオーニングの設置は可能になるが、この場合には木枠を組んでコンクリートを打設することから基礎の施工工事が大掛かりなものとなる。また、予め基礎を工場で形成しておき、この基礎を屋上に運び込むことで現場でのコンクリート打設工事を不要にできるが、この場合には重量物である基礎を現場まで運搬する必要があり、やはり施工工事が大掛かりなものとなる。特にオーニングのように風に煽られる構造のものを設置する場合には、所定の吹き上げ荷重に耐えるように設計する必要があることから基礎が大きなものとなり、工場で製造した基礎を施工現場に搬入するのには大変な労力が必要である。
このように穴を掘ることができない場所にオーニング等の構造物を気軽に設置することができないために、消費者に潜在的なニーズがあったとしても、そのニーズをうまく顕在化させて消費行動に結び付けることができないでいる。
本発明は、穴を掘ることができない場所への施工が容易な支柱の基礎およびその施工方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1記載の支柱の基礎は、施工面に積層部材を複数積み重ねることで設けられ、支柱の下端部が挿入される支持孔を有する基礎ブロック体と、基礎ブロック体の底面を施工面に接着させる接着剤層と、支柱と基礎ブロック体との間に充填されて固められた充填剤層と、支柱の支持孔からの抜けを防止するアンカーを備え、積層部材には積み重ねられることで支持孔となる貫通孔が設けられている。
また、請求項2記載の支柱の基礎は、積層部材の貫通孔の内周面は上下の開口で径が異なるテーパー面とされている。
また、請求項3記載の支柱の基礎は、積層部材として同一形状のものを積み重ねたものである。
さらに、請求項4記載の支柱の基礎の施工方法は、施工現場において、1番下の積層部材を施工面に接着すると共に、その上に別の積層部材を複数積層して支持孔を有する基礎ブロック体を形成し、支持孔に支柱の下端部を挿入してそれらの間に充填剤を充填して固めると共に、支柱の下端部にアンカーを設けて支持孔からの抜けを防止するものである。
また、請求項5記載の支柱の基礎の施工方法は、積層部材の貫通孔の内周面は上下の開口で径が異なるテーパー面とされている。
また、請求項6記載の支柱の基礎の施工方法は、積層部材として同一形状のものを積み重ねるようにしている。
請求項1記載の支柱の基礎および請求項4記載の支柱の基礎の施工方法では、施工面に穴をあけずに支柱の基礎を設けることができる。そのため、例えば建物の屋上やバルコニー等の穴をあけ難い場所に支柱をしっかりと建てることができる。また、施工現場には、ばらばらの状態の積層部材を運び込むので、完成させた基礎を運び込む場合に比べて、運び込む資材一つ一つの重さが軽くなり、運搬が容易である。さらに、予め製造された積層部材を積み上げて基礎を作るので、現場で型枠を組んでコンクリートを流し込んで基礎を形成する場合に比べて、施工作業自体が容易になると共に、現場で大量のコンクリートを使用することもないので準備や後片付けも容易である。また、アンカーを設けて支柱をしっかりと基礎ブロック体に固定するので、オーニング等の風による影響を受けやすい構造物を設置する場合であっても、風に煽られての浮き上がりや転倒を良好に防止することができる。
また、請求項2記載の支柱の基礎および請求項5記載の支柱の基礎の施工方法では、積層部材の貫通孔の内周面をテーパー面にしているので、支持孔の内周面に複数の突部を形成することができ、支持孔内の充填剤層の引っ掛かりを良くして、支持孔から充填剤層ごと支柱が抜けるのをより確実に防止することができる。
さらに、請求項3記載の支柱の基礎および請求項6記載の支柱の基礎の施工方法では、同一形状の積層部材を積み重ねるようにしているので、1種類の積層部材を準備すれば足り、必要な資材の種類を減らすことができて製造コストをより一層抑えることができる。
本発明の支柱の基礎の実施形態の一例を示す側面図である。 同支柱の基礎の一部を拡大して示す断面図である。 同支柱の基礎の積層部材を示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。
以下、本発明の構成を図面に示す形態に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に本発明の支柱の基礎の実施形態の一例を示す。支柱の基礎は、施工面1に同一形状の積層部材2を複数積み重ねることで設けられ、支柱3の下端部が挿入される支持孔4aを有する基礎ブロック体4と、基礎ブロック体4の底面を施工面1に接着させる接着剤層5と、支柱3と基礎ブロック体4との間に充填されて固められた充填剤層6と、支柱3の充填剤層6からの抜けを防止するアンカー7を備え、積層部材2には積み重ねられることで支持孔4aとなる貫通孔2aが設けられている。
積層部材2を図3に示す。積層部材2は例えばコンクリート製の板材で、例えばその中央には貫通孔2aが設けられている。貫通孔2aの直径は支柱3の下端部を挿入することができる大きさになっている。本実施形態では、貫通孔2aの内周面は上下の開口2b,2cで径が異なるテーパー面になっているが、これに限られない。また、この積層部材2内には図示しない鉄芯が設けられており、補強されている。積層部材2の重さは作業者が一人で運搬可能な重さになっている。
基礎ブロック体4は、複数の積層部材2を上下の向きを同じにして積層したもので、本実施形態の積層部材2は貫通孔2aの開口が大きい方の面を上にして、即ち大きい方の開口2bが設けられている面を上にして積層されている。1番下の積層部材2は施工面1に接着剤によって接着されている。即ち、基礎ブロック体4と施工面1との間には接着剤層5が設けられている。積層部材2を施工面1に接着する接着剤としては、例えばコンクリート用の接着剤が使用される。また、積層された各積層部材2同士も接着剤によって接着されている。即ち、積層された各積層部材2の間には接着剤層8が設けられている。各積層部材2同士を接着する接着剤としては、例えばコンクリート用の接着剤が使用される。
各積層部材2を積層することで、各積層部材2の貫通孔2aが連続して支持孔4aが設けられる。各積層部材2の貫通孔2aは、その内周面がテーパー面になっているので、上下の積層部材2の境目には突部9が形成される。
積層部材2の積層枚数は、例えば積層部材2の1枚当たりの重さを勘案して基礎ブロック体4として必要な重さになるように決定される。即ち、積層部材2の積層枚数を変えることで、基礎ブロック体4の重量を調節することができる。本実施形態では、1枚の重さが15kgの積層部材2を10枚積層し、基礎ブロック体4の重さを150kgにしているが、これに限られない。
基礎ブロック体4の支持孔4aには支柱3の下端部が挿入されている。支柱3と基礎ブロック体4との間には支柱3を固定する充填剤が充填されている。即ち、支持孔4a内には充填剤層6が設けられている。本実施形態では充填剤としてモルタルを使用しているが、必ずしもモルタルに限られず、基礎ブロック体4に対して支柱3を固定できるものであれば使用可能である。
本実施形態では、アンカー7としてアンカー棒を使用しているが、支柱3を充填剤層6に係止して支持孔4aからの抜けを防止できるものであれば、アンカー棒に限られない。アンカー7としてのアンカー棒(以下、アンカー棒7という)は支柱3の所定高さの位置を貫通しており、その両端は、支持孔4aの内周面に設けられた突部9に引っ掛けられている。アンカー棒7は支柱3に対してぐらつかないように設けられている。本実施形態では、1段目(1番下の段)と2段目の境目の突部9にアンカー棒7を係止するが、他の高さの突部9に係止するようにしても良い。また、アンカー棒7を突部9に係止させなくても良い。さらに、アンカー棒7は1本に限られる必要はなく、2本以上であってもよい。アンカー棒7は支柱3と一緒に充填剤で固められている。
アンカー棒7の長さは支持孔4aの内周面の突部9の内径よりも若干長く、支柱3を鉛直に立てることで水平になった状態では突部9の内側を通過することはできないが、支柱3を傾斜させてアンカー棒7を斜めにした状態では突部9の内側を通過させることができる。したがって、支柱3を傾斜させた状態で支持孔4a内に挿入し、その後、支柱3を鉛直にすることで、アンカー棒7の先端を1番下の突部9に係止させることができる。
支柱3は、例えば、オーニング、カーポート、サンルーム、テント、看板、電灯等の構造物の支柱3であるが、これらには限られない。支柱3は例えば角パイプによって構成されているが、これには限られない。
施工面1は、構造物を設置しようとする場所の面であり、接着剤によって基礎ブロック体4を接着することが可能な面である。例えば、建物の屋上、バルコニー、ベランダ、コンクリート張りの地面、コンクリート張りの駐車スペース、コンクリート張りの駐輪スペース、ビルの地下、地下街、公園等であるが、これらには限られない。
次に、本発明の支柱3の基礎の施工方法について説明する。支柱3の基礎の施工方法は、施工現場において、1番下の積層部材2を施工面1に接着すると共に、積層部材2と同一形状の積層部材2をその上に複数積層して支持孔4aを有する基礎ブロック体4を形成し、支持孔4aに支柱3の下端部を挿入してそれらの間に充填剤を充填して固めると共に、支柱3の下端部にアンカー7を設けて支持孔4aからの抜けを防止するものである。
積層部材2は予め工場で製造されており、必要数の積層部材2が施工現場に運び込まれる。そして、1枚目の積層部材2を施工面1に接着し、その上に2枚目の積層部材2を重ねて接着し、さらにその上に3枚目の積層部材2を重ねて接着する。そして、必要枚数の積層部材2の積層を繰り返し、所定数の積層部材2を重ねて接着すると、支持孔4aを有する基礎ブロック体4が形成される。各積層部材2は上下の向きを揃えて積層される。
次に、アンカー棒7が設けられた支柱3を傾斜させながら支持孔4aに挿入する。そして、支柱3を下まで降ろした後、支柱3を鉛直にして当該支柱3と基礎ブロック体4との間に充填剤を充填する。このとき、突き棒等を使用して充填剤を突き、アンカー棒7や突部9の裏側にも充填剤が回り込むようにする。そして、充填剤が固まることで支柱3が固定される。
支柱3の下部にはアンカー棒7が設けられており、アンカー棒7が充填剤で固められていると共に突部9に係止されているので、支柱3に軸線方向の力(支柱3を支持孔4aから引き抜く方向に作用する力)が作用しても、支柱3が支持孔4aから抜けることはない。また、支持孔4aの内周面には複数の突部9が設けられているので、充填剤層6が支柱3と一緒に抜けることもない。さらに、支柱3の周囲は充填剤層6によって固められているので、支柱3に径方向の力(支柱3を倒す方向の力)が作用しても、支柱3が傾くことはない。
積み重ねられた積層部材2は互いに接着されており、且つ支持孔4a内では各段の突部9の裏側に回り込んでいる充填剤が1つの塊となっているので、全ての積層部材2は一体化され1つの大きな基礎ブロック体4となっている。また、基礎ブロック体4の1番下の積層部材2は施工面1に接着されている。したがって、基礎ブロック体4全体の重さと施工面1への接着力によって、支柱3をしっかりと支持することができ、構造物の強風に煽られての浮き上がりや転倒が防止される。
本発明では、接着剤を使用して基礎ブロック体4を接着することが可能な施工面1であれば、その施工面1に穴を掘らなくても支柱3をしっかりと建てることができる。そのため、例えば建物の屋上やバルコニー等の穴を掘ることができない場所にも支柱3をしっかりと建てることができる。また、たとえ穴を掘ることが可能であったとしてもその作業が大掛かりになるため実質的には穴を掘ることができないと言えるような場所(例えば、コンクリート面等のように硬い目等)にも支柱3をしっかりと且つ簡単に建てることができる。
したがって、いままでオーニング等の構造物を設置したいと思っていたがその設置をあきらめていた消費者の需要を喚起して消費に繋げることが可能になる。即ち、潜在的なニーズを顕在化させて消費行動に結び付けることができる。
施工現場には、ばらばらの状態の積層部材2が運び込まれる。そのため、予め完成させた大型の基礎を運び込む場合に比べて、運び込む資材の一つ一つが軽くなり、資材の運搬が容易である。特に本実施形態では、積層部材2の重さは作業者が一人で運搬できる重さに抑えられているので、資材の運搬が容易であり、例えば狭い場所や段差がある場所の通り抜けが容易であり、施工場所の選択の自由度が向上する。
また、予め製造された積層部材2を積み上げるので、現場で型枠を組んでコンクリートを流し込んで基礎を形成する場合に比べて、施工作業自体が容易になると共に、現場で大量のコンクリートを使用することもないので準備や後片付けも容易である。
さらに、アンカー7を設けて支柱3をしっかりと基礎ブロック体4に固定することができるので、オーニング等の風による影響を受けやすい構造物を設置する場合であっても、風に煽られての浮き上がりや転倒を良好に防止することができる。
また、積層部材2の貫通孔2aの内周面をテーパー面として、支持孔4aの内周面に複数の突部9を形成しているので、支持孔4aから充填剤層6が抜けるのをより確実に防止することができる。
また、積層部材2として同一形状のものを積み重ねるようにしているので、1種類の積層部材2を準備すれば足り、必要な資材の種類を減らすことができて製造コストをより一層抑えることができる。
さらに、積層部材2のサイズを変更するだけで、様々な構造物の支柱3に対応することができ、汎用性に優れている。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
例えば、上述の説明では、積層部材2をその大きい方の開口2bが設けられている面を上にして積層していたが、逆に、小さい方の開口2cが設けられている面を上にして積層しても良い。この場合にも、支持孔4aの内周面に突部9を形成することができ、充填剤層6の抜けをより確実に防止することができる。また、アンカー棒7を貫通孔2aのテーパー面で係止することができる。
また、積層部材2を積み重ねる際、全ての積層部材2の貫通孔2aのテーパー面の向きを揃えなくても良い。例えば、貫通孔2aのテーパー面の向きが1枚ごとに互い違いになるようにしても良い。この場合にも、支持孔4aの内周面に一定間隔で凹凸を形成することができ、充填剤層6の抜けをより確実に防止することができると共に、アンカー棒7を貫通孔2aのテーパー面で係止することができる。
また、上述の説明では、アンカー7としてアンカー棒を使用していたが、必ずしもアンカー棒に限られず、例えば支柱3の側面に設けたフランジや凹凸等でも良い。これらの場合も、アンカー棒を使用した場合と同様に充填剤をアンカー7の裏側や凹部に回り込ませることができ、支柱3の抜けをより確実に防止することができる。
また、上述の説明では、積み重ねた各積層部材2同士を接着剤によって接着するようにしていたが、各積層部材2の重さと充填剤層6によって各積層部材2同士をある程度一体化させることができるので、あまり大きな力で一体化させる必要がない場合には各積層部材2同士を接着しなくても良い。
また、上述の説明では、積層部材2として同一形状のものを積み重ね、基礎ブロック体4の側面が長方形になるようにしていたが、異なる形状の積層部材2を積み重ねるようにしても良い。例えば、大きさが少しずつ異なる積層部材2を大きい順に積み重ねて、基礎ブロック体4の側面がほぼ台形になるようにしても良い。
縦:400mm、横:400mm、厚さ:50mmの鉄筋コンクリート製の積層部材2を製造した。中央に直径200mm(開口2b:210mm、開口2c:200mm)の貫通孔2aを設けた。1枚の重さを15kgとした。この積層部材2は、直径50mm〜150mmの支柱3用のものである。
この積層部材2を10枚積層し、全体の重さが150kgの基礎ブロック体4を施工した。一番下の積層部材2をコンクリート面(施工面1)に接着すると共に、各段の積層部材2の間も接着した。具体的な施工手順は、以下の通りである。
(a)施工面1の支柱3を設置する位置のセンターに一番下の積層部材2を強力屋外用接着剤で固着した。接着剤として、コニシ コンクリートボンド E250(2液式)を使用した。この接着剤の強度は0.52kg/mmである。
(b)2段目以降の積層部材2を屋外用接着剤で接着しながら順次積み重ねた。接着剤として、コニシ ボンド エフレックスを使用した。この接着剤の強度は0.25kg/mmである。
(c)接着剤の乾燥後、予めアンカー棒7を取り付けた支柱3を支持孔4a内に挿入し、構造物を組み立てた。
(d)支柱3と基礎ブロック体4の間に充填剤としてモルタルを充填し乾燥させた。
その結果、基礎ブロック体4全体で、少なくとも3400kgの荷重(支柱3を持ち上げる方向の荷重)に耐えることができる支柱3の基礎を施工できた。
1 施工面
2 積層部材
2a 貫通孔
3 支柱
4 基礎ブロック体
4a 支持孔
5 基礎ブロック体の底面を施工面に接着させる接着剤層
6 充填剤層
7 アンカー

Claims (6)

  1. 施工面に積層部材を複数積み重ねることで設けられ、支柱の下端部が挿入される支持孔を有する基礎ブロック体と、前記基礎ブロック体の底面を前記施工面に接着させる接着剤層と、前記支柱と前記基礎ブロック体との間に充填されて固められた充填剤層と、前記支柱の前記支持孔からの抜けを防止するアンカーを備え、前記積層部材には積み重ねられることで前記支持孔となる貫通孔が設けられていることを特徴とする支柱の基礎。
  2. 前記積層部材の貫通孔の内周面は上下の開口で径が異なるテーパー面であることを特徴とする請求項1記載の支柱の基礎。
  3. 前記積層部材として同一形状のものが積み重ねられていることを特徴とする請求項1又は2記載の支柱の基礎。
  4. 施工現場において、1番下の積層部材を施工面に接着すると共に、その上に別の積層部材を複数積層して支持孔を有する基礎ブロック体を形成し、前記支持孔に支柱の下端部を挿入してそれらの間に充填剤を充填して固めると共に、前記支柱の下端部にアンカーを設けて前記支持孔からの抜けを防止することを特徴とする支柱の基礎の施工方法。
  5. 前記積層部材の貫通孔の内周面は上下の開口で径が異なるテーパー面であることを特徴とする請求項1記載の支柱の基礎の施工方法。
  6. 前記積層部材として同一形状のものを積み重ねることを特徴とする請求項4又は5に記載の支柱の基礎の施工方法。
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