JP2014005381A - ゴム組成物の製造方法 - Google Patents

ゴム組成物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014005381A
JP2014005381A JP2012142396A JP2012142396A JP2014005381A JP 2014005381 A JP2014005381 A JP 2014005381A JP 2012142396 A JP2012142396 A JP 2012142396A JP 2012142396 A JP2012142396 A JP 2012142396A JP 2014005381 A JP2014005381 A JP 2014005381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber composition
group
rubber
kneading
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012142396A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6068020B2 (ja
Inventor
Kazuaki Nanba
一晃 難波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2012142396A priority Critical patent/JP6068020B2/ja
Publication of JP2014005381A publication Critical patent/JP2014005381A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6068020B2 publication Critical patent/JP6068020B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/86Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction 

Landscapes

  • Tires In General (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】耐摩耗性及び耐テアー性等の耐久性を向上させつつ、転がり抵抗を低減することが可能なゴム組成物の製造方法、また、かかるゴム組成物を用いた、耐摩耗性、耐テアー性及び転がり抵抗が高度にバランスされたタイヤを提供すること。
【解決手段】天然ゴムと少なくとも一種の窒素含有官能基を有する変性共役ジエン系重合体とを含むゴム成分(A)及び少なくとも一種の充填材(B)を混練する混練の第一段階と、該混練の第一段階により得られたゴム組成物にヒドラジド化合物(C)を混練する混練の第二段階と、該混練の第二段階により得られたゴム組成物に加硫剤及び加硫促進剤を混練する、混練の最終段階とを有することを特徴するゴム組成物の製造方法である。
【選択図】なし

Description

本発明は、ゴム組成物の製造方法に関し、耐摩耗性及び低発熱性を高度に維持しつつ、特に耐テアー性等の耐久性を向上させたゴム組成物の製造方法、該ゴム組成物を用いて得られる高性能なタイヤに関するものである。
近年、省エネルギー、省資源の社会的要請の下、自動車の燃料消費量を節約するため、転がり抵抗の小さいタイヤが求められている。このような要求に対し、タイヤの転がり抵抗を減少させる手法として、カーボンブラックの使用量を低減したり、低級カーボンブラックを使用したりすることにより、ヒステリシスロスの低下したゴム組成物をタイヤ部材、特にトレッドゴムに用いる方法が知られている。また、ゴム成分中に占める高シスポリブタジエンゴムの割合の増大や、ゴム組成物の高弾性化によっても、転がり抵抗を改善することができる。
例えば特許文献1には、末端変性ポリブタジエンゴム等の変性重合体を用いたゴム組成物が開示されており、カーボンブラックの分散性を向上させることによって、タイヤの耐摩耗性及び転がり抵抗の両立を図っている。
しかしながら、従来のように、使用するカーボンブラックの配合量を単純に減量すると、ゴム組成物の耐摩耗性の低下を引き起こす可能性がある。また、ゴム成分中に占めるポリブタジエンゴムの割合の増大や、ゴム組成物の高弾性化を図ることに特化すると、ゴム組成物の耐テアー性を含めた耐久性が低下する問題が生じる。一方、特許文献1に開示のゴム組成物によれば、末端変性ポリブタジエンのヒステリシスロスが低減され、耐摩耗性及び転がり抵抗について一定の効果が得られるものの、これら耐久性と転がり抵抗という二つの背反する性能のさらなる向上を図る観点からすれば、依然として改良の余地がある。
特開2005−041975号公報
本発明は、このような状況下で、耐摩耗性及び耐テアー性等の耐久性を向上させつつ、転がり抵抗を低減することが可能なゴム組成物の製造方法、また、かかるゴム組成物を用いた耐摩耗性、耐テアー性及び転がり抵抗が高度にバランスされたタイヤを提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題を解決するために、天然ゴムと少なくとも一種の窒素含有官能基を有する変性共役ジエン系重合体を含むゴム成分(A)と少なくとも一種の充填材(B)とを混練する混練の第一段階と、該混練の第一段階により得られたゴム組成物にヒドラジド化合物(C)を混練する混練の第二段階、さらに該混練の第二段階により得られたゴム組成物に加硫剤及び加硫促進剤を混練する、混練の最終段階の少なくとも三段階の混練を行うことによって、上記課題を達成できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、
[1] 天然ゴムと少なくとも一種の窒素含有官能基を有する変性共役ジエン系重合体とを含むゴム成分(A)及び少なくとも一種の充填材(B)を混練する混練の第一段階と、該混練の第一段階により得られたゴム組成物にヒドラジド化合物(C)を混練する混練の第二段階と、該混練の第二段階により得られたゴム組成物に加硫剤及び加硫促進剤を混練する、混練の最終段階とを有することを特徴するゴム組成物の製造方法、
[2] 上記窒素含有官能基が、置換若しくは非置換のアミノ基、アミド基、イミノ基、イミダゾール基、ニトリル基又はピリジル基である上記[1]のゴム組成物の製造方法、
[3] 前記窒素含有官能基が、下記式(I):
Figure 2014005381
[式中、複数あるR1は、それぞれ独立して炭素数1〜12のアルキル基、シクロアルキル基又はアラルキル基である。]で表される置換アミノ基、及び下記式(II):
Figure 2014005381
[式中、R2は、3〜16のメチレン基を有するアルキレン基、置換アルキレン基、オキシアルキレン基又はN-アルキルアミノ-アルキレン基を示す。]で表される環状アミノ基からなる群から選択される上記[2]のゴム組成物の製造方法、
[4] 前記窒素含有官能基が、ヘキサメチレンイミノ基である上記[3]のゴム組成物の製造方法、
[5] 前記共役ジエン系重合体が、ポリブタジエンゴムである上記[1]〜[4]のいずれかのゴム組成物の製造方法、
[6] 前記混練の第二段階のゴム組成物の最高温度が150℃以上である上記[1]〜[5]のいずれかのゴム組成物の製造方法、
[7] 前記ゴム成分(A)100質量部に対し、前記ヒドラジド化合物(C)の少なくとも1種を0.2〜3質量部含有する上記[1]〜[6]のいずれかのゴム組成物の製造方法、
[8] 前記ヒドラジド化合物(C)が、−C(=O)NHN=C(Ra)Rbで表されるヒドラジド基を少なくとも1以上含む化合物である上記[1]〜[7]のいずれかのゴム組成物の製造方法、
[但し、式中のRa及びRbは、水素原子又は炭素数1〜18の範囲にあるO、S、及びNの元素を含んでよい環状又は非環状の炭化水素基であり、それぞれ独立していてもよいし、Ra及びRbが結合して環状の炭化水素基を形成していてもよい。]
[9] 前記ヒドラジド化合物(C)が、一般式(III)で表されるヒドラジド化合物である上記[8]のゴム組成物の製造方法、
Figure 2014005381
[式中、R3及びR4は、それぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜18の炭化水素基を示し、R3とR4は互いに結合して環構造を形成していてもよい。]
[10] 前記充填材(B)が、カーボンブラック及び/又はシリカである上記[1]〜[9]いずれかのゴム組成物の製造方法、
[11] 前記天然ゴムと少なくとも一種の窒素含有官能基を有する変性共役ジエン系重合体とを含むゴム成分(A)100質量部に対して、前記カーボンブラック30質量部〜60質量部及び前記シリカ0.5〜15質量部を含有する上記[1]〜[10]のいずれかのゴム組成物の製造方法、
[12] 前記ゴム組成物が、さらに、質量比[シランカップリング剤/前記シリカ]として(1/100)〜(20/100)のシランカップリング剤を含有する上記[10]又は[11]のゴム組成物の製造方法、
[13] 上記[1]〜[12]のいずれかのゴム組成物の製造法により得られたゴム組成物、及び
[14] 上記[13]のゴム組成物をタイヤ部材に用いたタイヤ、
を提供するものである。
本発明によれば、耐摩耗性及び耐テアー性等の耐久性を向上させつつ、転がり抵抗を低減することが可能なゴム組成物の製造方法、また、かかるゴム組成物を用いた、耐摩耗性、耐テアー性及び転がり抵抗が高度にバランスされたタイヤを提供することができる。
本発明のゴム組成物の製造法に使用するカーボンブラックを製造するためのカーボンブラック製造炉の一例の縦断正面説明図である。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明のゴム組成物の製造法は、天然ゴムと少なくとも一種の窒素含有官能基を有する変性共役ジエン系重合体とを含むゴム成分(A)及び少なくとも一種の充填材(B)を混練する混練の第一段階と、該混練の第一段階により得られたゴム組成物にヒドラジド化合物(C)を混練する混練の第二段階と、該混練の第二段階により得られたゴム組成物に加硫剤及び加硫促進剤を混練する、混練の最終段階とを有することを特徴する。
本発明において、天然ゴムと少なくとも一種の窒素含有官能基を有する変性共役ジエン系重合体とを含むゴム成分(A)及び少なくとも一種の充填材(B)を混練する混練の第一段階により得られたゴム組成物は、窒素含有官能基を有するポリマー末端と充填材(B)とが有効に結合し、ポリマー中の充填材(B)(カーボン及び/又はシリカ)の分散が向上することにより低発熱性(低tanδ)に優れるゴム組成物を得ることができる。混練の第一段階により得られたゴム組成物にヒドラジド化合物(C)を混練し、更にヒドラジド化合物(C)を反応させることでポリマー充填材間の補強性が向上し、本発明の課題である、耐摩耗性及び耐テアー性等の耐久性を向上させつつ、転がり抵抗を低減することが可能なゴム組成物の製造方法を提供することが出来る。
上記性能を有するゴム組成物を得るためには、上記混練の第二段階の最高温度が150℃以上であることが好ましい。その上限については特に制限はないが、上記混練の第二段階の最高温度が150〜190℃であることがより好ましい。
また、変性共役ジエン系重合体の官能基としては、上述のように、窒素含有官能基が好ましく、充填材(B)であるカーボンブラック、シリカ等と有効に結合する。
尚、混練の第一段階におけるゴム組成物の最高温度は、120〜190℃が好ましく、150℃〜190℃がより好ましい。また、加硫剤及び加硫促進剤を混練する、混練の最終段階のゴム組成物の最高温度は、100℃〜120℃が好ましく、100℃〜110℃がより好ましい。
[窒素含有官能基]
本発明のゴム組成物の製造方法において、前記変性共役ジエン系重合体の窒素含有官能基としては、置換若しくは非置換のアミノ基、アミド基、イミノ基、イミダゾール基、ニトリル基及びピリジル基が好ましく、下記式(I):
Figure 2014005381
[式中、複数あるR1は、それぞれ独立して炭素数1〜12のアルキル基、シクロアルキル基又はアラルキル基である。]で表される置換アミノ基、及び下記式(II):
Figure 2014005381
[式中、R2は、3〜16のメチレン基を有するアルキレン基、置換アルキレン基、オキシアルキレン基又はN-アルキルアミノ-アルキレン基を示す。]で表される環状アミノ基からなる群から選択される官能基が更に好ましく、ヘキサメチレンイミノ基が特に好ましい。これらの窒素含有官能基は、カーボンブラック、シリカ等の種々の充填剤を配合したゴム組成物において充填剤分散効果が高く、充填剤の補強効果を大幅に向上できる。
(窒素含有官能基を有する変性共役ジエン系重合体)
本発明のゴム組成物の製造方法の他の好適例において、前記共役ジエン系重合体は、ポリブタジエンゴムであって、特に少なくとも一つのヘキサメチレンイミノ基を有するポリブタジエンゴムが好ましい。
本発明に用いられる、窒素含有官能基を有する変性共役ジエン系重合体を含むゴム成分(A)にカーボンブラックが配合されたゴム組成物においては、ゴム成分(A)に対するカーボンブラックの分散性が向上し、延いてはゴム成分(A)のヒステリシスロスが低減されるため、耐摩耗性及び転がり抵抗を向上させることができる。
本発明に用いられる組成物において、ゴム成分(A)に用いられる変性共役ジエン系重合体は、窒素含有官能基を少なくとも一つ有する限り特に制限はなく、カーボンブラックやシリカ等の充填剤と親和性を有することが一般的に知られている他の官能基、例えば、ケイ素を含む官能基又はスズを含む官能基を含んでもよい。ここで、共役ジエン系重合体としては、共役ジエン化合物と芳香族ビニル化合物との共重合体、及び共役ジエン化合物の単独重合体が好ましく、具体的には、ポリイソプレンゴム(IR)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、ポリブタジエンゴム(BR)、イソブチレンイソプレンゴム(ブチルゴム:IIR)、ハロゲン化ブチルゴム、スチレン−イソプレン共重合体ゴム(SIR)、エチレン−ブタジエン共重合体ゴム(EBR)、プロピレン−ブタジエン共重合体ゴム(PBR)、クロロプレンゴム(CR)等の合成ゴムが挙げられ、ポリブタジエンゴムが特に好ましい。なお、これら共役ジエン系重合体は、一種単独で用いてもよいし、二種以上をブレンドして用いてもよい。
(共役ジエン系重合体)
また、上記共役ジエン系重合体は、例えば、単量体である共役ジエン化合物を単独で、又は単量体である芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物との混合物を重合して得ることができるが、本発明のトレッド用ゴム組成物においては、上記共役ジエン系重合体の分子中に少なくとも一つの窒素含有官能基を導入することが必要であるため、(1)単量体を重合開始剤を用いて重合させ、重合活性部位を有する重合体を生成させた後、該重合活性部位を各種窒素含有変性剤で変性する方法や、(2)単量体を窒素含有官能基を有する重合開始剤を用いて重合させる方法で得ることが好ましい。
(変性共役ジエン系重合体)
上記変性共役ジエン系重合体の合成に用いる重合開始剤としては、有機リチウム化合物が好ましく、ヒドロカルビルリチウム及びリチウムアミド化合物が更に好ましい。なお、重合開始剤として有機リチウム化合物を用いた場合、芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とは、アニオン重合で重合される。重合開始剤としてヒドロカルビルリチウムを用いる場合、重合開始末端に炭化水素基を有し、他方の末端が重合活性部位である重合体が得られる。一方、重合開始剤としてリチウムアミド化合物を用いる場合、重合開始末端に窒素含有官能基を有し、他方の末端が重合活性部位である重合体が得られ、該重合体は、窒素含有変性剤で変性することなく、本発明における変性共役ジエン系重合体として用いることができる。なお、重合開始剤の使用量は、単量体100g当り0.2〜20mmolの範囲が好ましい。
上記ヒドロカルビルリチウムとしては、エチルリチウム、n-プロピルリチウム、イソプロピルリチウム、n-ブチルリチウム、sec-ブチルリチウム、tert-オクチルリチウム、n-デシルリチウム、フェニルリチウム、2-ナフチルリチウム、2-ブチル-フェニルリチウム、4-フェニル-ブチルリチウム、シクロヘキシルリチウム、シクロペンチルリチウム、ジイソプロペニルベンゼンとブチルリチウムとの反応生成物等が挙げられ、これらの中でも、エチルリチウム、n-プロピルリチウム、イソプロピルリチウム、n-ブチルリチウム、sec-ブチルリチウム、tert-オクチルリチウム、n-デシルリチウム等のアルキルリチウムが好ましく、n-ブチルリチウムが特に好ましい。
一方、上記リチウムアミド化合物としては、リチウムヘキサメチレンイミド、リチウムピロリジド、リチウムピペリジド、リチウムヘプタメチレンイミド、リチウムドデカメチレンイミド、リチウムジメチルアミド、リチウムジエチルアミド、リチウムジプロピルアミド、リチウムジブチルアミド、リチウムジヘキシルアミド、リチウムジヘプチルアミド、リチウムジオクチルアミド、リチムジ-2-エチルヘキシルアミド、リチウムジデシルアミド、リチウム-N-メチルピペラジド、リチウムエチルプロピルアミド、リチウムエチルブチルアミド、リチウムメチルブチルアミド、リチウムエチルベンジルアミド、リチウムメチルフェネチルアミド等が挙げられ、これらの中でも、リチウムヘキサメチレンイミド、リチウムピロリジド、リチウムピペリジド、リチウムヘプタメチレンイミド、リチウムドデカメチレンイミド等の環状のリチウムアミド化合物が好ましく、リチウムヘキサメチレンイミド及びリチウムピロリジドが特に好ましい。
上記リチウムアミド化合物として、式:Li−AM[式中、AMは、上記式(I)で表される置換アミノ基又は式(II)で表される環状アミノ基である]
で表されるリチウムアミド化合物を用いることで、式(I)で表される置換アミノ基及び式(II)で表される環状アミノ基からなる群から選択される少なくとも一種の窒素含有官能基が導入された変性共役ジエン系重合体が得られる。例えば、リチウムヘキサメチレンイミドを用いた場合、少なくとも一つのヘキサメチレンイミノ基が導入された変性共役ジエン系重合体が得られる。
なお、式(I)において、R1は、炭素数1〜12のアルキル基、シクロアルキル基又はアラルキル基であり、具体的には、メチル基、エチル基、ブチル基、オクチル基、シクロヘキシル基、3-フェニル-1-プロピル基及びイソブチル基等が好適に挙げられる。なお、複数あるR1は、それぞれ同じでも異なってもよい。一方、式(II)において、R2は、3〜16個のメチレン基を有するアルキレン基、置換アルキレン基、オキシアルキレン基又はN-アルキルアミノ-アルキレン基である。ここで、置換アルキレン基には、一置換から八置換のアルキレン基が含まれ、置換基としては、炭素数1〜12の鎖状若しくは分枝状アルキル基、シクロアルキル基、ビシクロアルキル基、アリール基及びアラルキル基が挙げられる。また、R2として、具体的には、トリメチレン基、テトラメチレン基、ヘキサメチレン基、オキシジエチレン基、N-アルキルアザジエチレン基、ドデカメチレン基及びヘキサデカメチレン基等が好ましい。
上記重合開始剤を用いて、共役ジエン系重合体を製造する方法としては、特に制限はなく、例えば、重合反応に不活性な炭化水素溶媒中で、単量体を重合させることで重合体を製造することができる。ここで、重合反応に不活性な炭化水素溶媒としては、プロパン、n-ブタン、イソブタン、n-ペンタン、イソペンタン、n-ヘキサン、シクロヘキサン、プロペン、1-ブテン、イソブテン、トランス-2-ブテン、シス-2-ブテン、1-ペンテン、2-ペンテン、1-ヘキセン、2-ヘキセン、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等が挙げられ、これらは単独で用いてもよく、二種以上を混合して用いてもよい。また、上記重合反応は、ランダマイザーの存在下で実施してもよい。なお、上記重合は、溶液重合で実施することが好ましく、重合反応溶液中の上記単量体の濃度は、5〜50質量%の範囲が好ましく、10〜30質量%の範囲が更に好ましい。また、重合形式は特に限定されず、回分式でも連続式でもよい。更に、重合反応の反応温度は、0〜150℃の範囲が好ましく、20〜130℃の範囲が更に好ましい。
更に、上記重合活性部位を有する重合体の重合活性部位を変性剤で変性するにあたって、使用する変性剤としては、置換若しくは非置換のアミノ基、アミド基、イミノ基、イミダゾール基、ニトリル基又はピリジル基を有する窒素含有化合物が好ましい。上記変性剤として好適な窒素含有化合物としては、例えばN,N−ビス(トリメチルシリル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N,N−ビス(トリメチルシリル)アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N,N−ビス(トリメチルシリル)アミノエチルメチルジメトキシシラン、N,N−ビス(トリメチルシリル)アミノエチルメチルジエトキシシラン、1−トリメチルシリル−2−エトキシメチル−1−アザ−2−シクロペンタン等の保護された1級アミノ基及びケイ素原子に結合したアルコキシル基を少なくとも有する2官能性ケイ素原子を含む化合物;ジフェニルメタンジイソシアネート、クルードMDI、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート等のイソシアネート化合物;4-(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4-(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4-ジメチルアミノベンジリデンアニリン、4-ジメチルアミノベンジリデンブチルアミン、ジメチルイミダゾリジノン、N-メチルピロリドン等が挙げられる。
また更に、窒素含有官能基を有する重合開始剤により重合して得た重合体の重合活性部位を変性剤で変性するにあたって、上述の変性剤を用いてもよいし、変性剤として後述のカップリング剤を用いてもよい。変性剤としてカップリング剤を用いた場合、得られる変性共役ジエン系重合体の分子中に複数の窒素含有官能基が導入され、カーボンブラックの分散性を大幅に向上できる。なお、カップリング剤として、具体的には、SnCl4、R3SnCl3、R3 2SnCl2、R3 3SnCl、SiCl4、R3SiCl3、R3 2SiCl2、R3 3SiCl等が好ましく、R3として、具体的には、メチル基、エチル基、n-ブチル基、ネオフィル基、シクロヘキシル基、n-オクチル基、2-エチルヘキシル基等が挙げられる。特に、カップリング剤としては、SnCl4及びSiCl4が好ましい。
上記変性剤による重合活性部位の変性反応は、溶液反応で行うことが好ましく、該溶液中には、重合時に使用した単量体が含まれていてもよい。また、変性反応の反応形式は特に制限されず、バッチ式でも連続式でもよい。更に、変性反応の反応温度は、反応が進行する限り特に限定されず、重合反応の反応温度をそのまま採用してもよい。なお、変性剤の使用量は、重合体の製造に使用した重合開始剤1molに対し、0.25〜3.0molの範囲が好ましく、0.5〜1.5molの範囲が更に好ましい。
[ゴム成分(A)]
本発明に用いられるゴム組成物のゴム成分(A)は、天然ゴム及び上記変性共役ジエン系重合体を含むことを要し、天然ゴム及び該変性共役ジエン系重合体を合計で70質量%以上含むことが好ましく、特に、ゴム成分(A)中に該変性共役ジエン系重合体を10〜50質量%含むことが好ましい。上記ゴム成分(A)中の変性共役ジエン系重合体の含有量が10質量%未満では、カーボンブラック分散性の向上効果が十分に得られず、一方、50質量%を超えると、作業性が低下する場合がある。なお、天然ゴム及び変性共役ジエン系重合体以外のゴム成分が含まれる場合においては、ゴム工業界で使用される一般的なゴム成分をブレンドすることができる。
本発明に係るゴム組成物のゴム成分(A)は、天然ゴムと変性共役ジエン系重合体との質量比(天然ゴム/変性共役ジエン系重合体)が、90/10〜50/50であることが好ましく、80/20〜50/50であることが更に好ましい。ここで、天然ゴムと変性共役ジエン系重合体の合計に占める変性共役ジエン系重合体の割合が10質量%未満では(即ち、天然ゴムの割合が90質量%を超えると)、カーボンブラックの分散性の向上が不十分で、低ロス効果が十分に得られないことがあり、一方、変性共役ジエン系重合体の割合が50質量%を超えると(即ち、天然ゴムの割合が50質量%未満では)、耐テアー性が不十分なことがあり、また、作業性が低下する。
[充填材(B)]
本発明に係る充填材(B)は、カーボンブラック及び/又はシリカであることが好ましい。
本発明に係るゴム組成物に用いられるカーボンブラックは、ジブチルフタレート(DBP)吸収量が40〜180cm3/100gであることが好ましく、70〜180cm3/100gであることがより好ましい。カーボンブラックのDBP吸収量が40cm3/100g以上であれば、タイヤ用ゴム組成物として必要な引張強さを好適に発現させることができる。また、180cm3/100g以下であれば、必要な切断時伸びを好適に確保することができる。
さらに、本発明に係るゴム組成物に用いられるカーボンブラックは、窒素吸着比表面積(N2SA:ASTM D3037-88に準拠)が40〜300m2/gであることが好ましく、70〜250m2/gであることがより好ましく、70〜170m2/gであることが更に好ましい。カーボンブラックの窒素吸着比表面積が40m2/g以上であれば、タイヤ用ゴム組成物として必要な引張強さを好適に発現させることができる。また、300m2/g以下であれば、ゴム組成物中での分散性を充分に確保することができるので、ゴム組成物の耐摩耗性等が向上する。
汎用のカーボンブラックの中では、HAF、N339、IISAF、ISAF、SAFが好ましく用いられる。
また、特開2011−89075号公報にて開示されたカーボンブラックが、本発明に係るゴム組成物に好適なカーボンとして、使用できる。
すなわち、ジブチルフタレート(DBP)吸収量(ASTM D2414-88(JIS K6217-97)に準拠)は110〜180cm3/100gが更に好ましく、140〜180cm3/100gが特に好ましい。窒素吸着比表面積(N2SA:ASTM D3037-88に準拠)は90〜160m2/gがより更に好ましく、90〜120m2/gが特に好ましい。比着色力(TINT:ASTM D3265-88に準拠)は100〜130%が好ましく、100〜120%が更に好ましい。トルエン着色透過度(JIS K6218-97に準拠)は85〜100%が好ましく、89〜100%が更に好ましい。
また、シリカとしては特に制限はなく、従来ゴムの補強用充填材として慣用されているものの中から任意に選択して用いることができる。
このシリカとしては、例えば湿式シリカ(含水ケイ酸)、乾式シリカ(無水ケイ酸)、コロイダルシリカ、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウムなどが挙げられるが、中でも破壊特性の改良効果並びにウェットグリップ性の両立効果が最も顕著である湿式シリカが好ましい。シリカのBET比表面積(ISO 5794/1に準拠して測定する)は40〜350m2/gであるのが好ましい。BET表面積がこの範囲であるシリカは、ゴム補強性とゴム成分中への分散性とを両立できるという利点がある。この観点から、BET表面積が80〜350m2/gの範囲にあるシリカが更に好ましく、BET表面積が120〜350m2/gの範囲にあるシリカが特に好ましい。このようなシリカとしては東ソー・シリカ社製、商品名「ニップシールAQ」(BET比表面積 =205m2/g)、「ニップシールKQ」、デグッサ社製商品名「ウルトラジルVN3」(BET比表面積 =175m2/g)等の市販品を用いることができる。
[ヒドラジド化合物(C)]
本発明に配合するヒドラジド化合物(C)は、−C(=O)NHN=C(Ra)Rbで表されるヒドラジド基を少なくとも1以上含む化合物であることが好ましい。但し、式中のRa及びRbは、水素原子又は炭素数1〜18の範囲にあるO、S、及びNの元素を含んでよい環状又は非環状の炭化水素基であり、それぞれ独立していてもよいし、Ra及びRbが結合して環状の炭化水素基を形成していてもよい。例えば、飽和又は非飽和の直鎖状炭化水素基、分岐炭化水素基、環状炭化水素基で、一部にO、S、及びNの元素を含んでいてもよい。また、環状炭化水素基としては、単環式又は縮合多環式の芳香族化合物残基、及びO、S、及びNの元素を含んでいるヘテロ環含有化合物残基であってもよい。
ヒドラジド化合物(C)はヒドラジド基が2以上含まれていていてもよい。
本発明においては、ゴム成分(A)100質量部に対して、ヒドラジド化合物(C)の少なくとも1種を0.2〜3質量部含有することが好ましい。
上記ヒドラジド化合物(C)としては、例えば、イソフタル酸ジヒドラジドから誘導されるイソフタル酸−N2,N4−ジ(1−メチルエチリデン)ジヒドラジド、イソフタル酸−N2,N4−ジ(1−メチルプロピリデン)ジヒドラジド、イソフタル酸−N2,N4−ジ(1,3−ジメチルブチリデン)等のジヒドラジド化合物、サリチル酸ヒドラジドから誘導されるサリチル酸−N’−(1−メチルエチリデン)ヒドラジド、サリチル酸−N’−(1−メチルプロピリデン)ヒドラジド、サリチル酸−N’−(1−メチルブチリデン)ヒドラジド、サリチル酸−N’−(1,3−ジメチルブチリデン)ヒドラジド、サリチル酸−N’−(2−フリルメチレン)ヒドラジド、下記一般式(III)で表わされるナフトエ酸ヒドラジド化合物等が挙げられる。
中でも、下記一般式(III)で表されるナフトエ酸ヒドラジド化合物であることが好ましい。
Figure 2014005381
式中R3及びR4は、それぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜18の炭化水素基を示し、R3とR4は互いに結合して環構造を形成していてもよい。
上記一般式(III)で表わされるナフトエ酸ヒドラジド化合物としては、例えば、1−ヒドロキシ−N’−(1−メチルエチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド、1−ヒドロキシ−N’−(1−メチルプロピリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド、1−ヒドロキシ−N’−(1−メチルブチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド、1−ヒドロキシ−N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド、1−ヒドロキシ−N’−(2−フリルメチレン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド、3−ヒドロキシ−N’−(1−メチルエチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド、3−ヒドロキシ−N’−(1−メチルプロピリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド、3−ヒドロキシ−N’−(1−メチルブチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド、3−ヒドロキシ−N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド、3−ヒドロキシ−N’−(2−フリルメチレン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド、3−ヒドロキシ−N’−(1,2−ジフェニルエチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド等が挙げられる。
この中でも、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸ヒドラジド(HNH)から誘導される3−ヒドロキシ−N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド(BMH)が特に好ましい。
[ゴム組成物]
本発明に用いられるゴム組成物は、天然ゴムと少なくとも一種の窒素含有官能基を有する変性共役ジエン系重合体とを含むゴム成分(A)100質量部に対して、上記カーボンブラックを30〜60質量部配合してなることが好ましい。カーボンブラックの配合量が30質量部以上であれば、ゴム組成物の補強性を十分に確保することができる。一方、60質量部以下であれば、カーボンブラックの分散性が向上し、ゴム組成物の耐摩耗性、耐テアー性及び耐発熱性が向上する。しかしながら、カーボンブラックの配合量がゴム成分(A)100質量部に対して30質量未満であるゴム組成物に、更にシリカをゴム成分(A)100質量部に対して20質量部以下、好ましくは0.5〜15質量部の範囲で配合することで、ゴム組成物の補強性(耐摩耗性)を確保することができ、更には、ゴム組成物のヒステリシスロスを大幅に低減することができる。即ち、ゴム組成物の低ロス性及び補強性(耐摩耗性)の両立が可能となる。
本発明に用いられるゴム組成物は、ゴム成分(A)100質量部に対して、カーボンブラック30質量部〜60質量部及びシリカ0.5〜15質量部を含有することが好ましい。カーボンブラック及びシリカの含有量がこの範囲であれば、耐摩耗性、耐テアー性及び転がり抵抗を好適に向上させることができる。
また、本発明係るゴム組成物においてシリカを配合する場合には、シリカ−ゴム成分(A)間の結合を強化して補強性をさらに高めた上で、シリカの分散性を向上させるために、更に、シランカップリング剤を用いることが好ましい。本発明に係るゴム組成物は、質量比(シランカップリング剤/シリカ)として(1/100)〜(20/100)のシランカップリング剤を含有することが好ましく、(5/100)〜(20/100)のシランカップリング剤を含有することがより好ましく、(5/100)〜(15/100)のシランカップリング剤を含有することが更に好ましい。(1/100)以上であれば、ゴム組成物の低発熱性向上の効果をより好適に発揮することとなり、(20/100)以下であれば、ゴム組成物のコストが低減し、経済性が向上するからである。
なお、シランカップリング剤としては、特に制限されず、ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、3-トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、3-トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾールジスルフィド、3−オクタノイルチオプロピルトリエトキシシラン等が好適に挙げられる。
本発明係るゴム組成物が、トレッド用ゴム組成物である場合は、上述のシランカップリング剤を用いることが特に好ましい。
本発明のゴム組成物の製造方法には、天然ゴム及び上記変性共役ジエン系重合体を含むゴム成分(A)、上記カーボンブラック、シリカ等の充填材(B)、ヒドラジド化合物(C)の他に、ゴム工業界で通常使用される配合剤、例えば、シランカップリング剤、軟化剤、老化防止剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、加硫剤等を、本発明の目的を害しない範囲内で適宜選択して配合することができる。これら配合剤としては、市販品を好適に使用することができる。本発明のゴム組成物の製造方法は、上記ゴム成分(A)に、上記カーボンブラックと、必要に応じて適宜選択した各種配合剤とを配合して、特定の混練方法、熱入れ、押出等することにより製造することができる。
[タイヤ]
本発明のタイヤは、上述のゴム組成物の製造法で得られた該ゴム組成物をトレッドゴムをとして用いることが好ましく、重荷重用タイヤとして特に好適である。本発明のタイヤは、上記ゴム組成物をトレッドゴム(トレッド接地部、又はトレッド接地部及びベーストレッドの双方)として用いると、耐摩耗性、耐テアー性及び転がり抵抗が高度にバランスされることとなる。なお、本発明のタイヤは、上述のゴム組成物をトレッド以外のサイドウォール、スティフナー(ビードフィラー)等の他の部材に用いてもよい。本発明のタイヤは、常法に従って製造することができる。また、該タイヤに充填する気体としては、通常の或いは酸素分圧を調整した空気の他、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスを用いることができる。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるものではない。
製造実施例1:変性ポリブタジエンゴム(HMI-BR)の製造
乾燥し、窒素置換した約900mlの耐圧ガラス容器に、シクロヘキサン283g1,3-ブタジエン50g、2,2-ジテトラヒドロフリルプロパン0.0057mmol、及びヘキサメチレンイミン0.513mmolを加え、更にn-ブチルリチウム(BuLi)0.57mmolを加えた後、撹拌装置を具えた50℃の温水浴中で4.5時間重合を行った。この際の重合転化率は、ほぼ100%であった。次に、この重合反応系に、変性剤(カップリング剤)として四塩化スズ0.100mmolを速やかに加え、更に50℃で30分間攪拌して変性反応を行った。その後、重合反応系に、2,6-ジ-t-ブチル-p-クレゾール(BHT)のイソプロパノール溶液(BHT濃度:5質量%)0.5mLを加えて、反応を停止させ、更に常法に従って乾燥して変性ポリブタジエンゴム(HMI-BR)を得た。
なお、得られたHMI-BRについて、1H-NMRスペクトルの積分比からブタジエン部分のビニル結合量を、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による分子量分布曲線の全体の面積に対する最も高分子量側のピーク面積の割合からカップリング率を、DSCの曲線の変曲点からガラス転移温度を求めた。得られたHMI-BRは、ブタジエン部分のビニル結合量が14%で、ガラス転移温度(Tg)が−95℃で、カップリング効率が65%であった。
製造比較例1:変性SBRの製造
<活性末端を有するSBRの製造>
乾燥し、窒素置換した800mLの耐圧ガラス容器に、1,3−ブタジエンのシクロヘキサン溶液及びスチレンのシクロヘキサン溶液を、1,3−ブタジエン60g及びスチレン15gとなるように加え、2,2−ジテトラヒドロフリルプロパン0.70mmolを加え、更にn−ブチルリチウム(BuLi)0.70mmolを加えた後、50℃の温水浴中で1.5時間重合反応を行なった。この際の重合転化率は、ほぼ100%であった。
<変性反応工程>
次に、重合反応系に一次変性剤としてテトラエトキシシラン0.63mmol加えて、更に50℃で30分間変性反応を行った。
<重合後処理>
次に、重合反応系に、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール(BHT)のイソプロパノール溶液を加えて重合反応を停止させた。その後、水蒸気を吹き込んで溶剤の分圧を下げて(スチームストリッピング)脱溶媒した後、真空乾燥して変性SBRを得た。
得られた変性SBRの結合スチレン含量21質量%、ブタジエン部分の結合ビニル含量は54%及びムーニー粘度[ML1+4,100℃]は40であった。
製造比較例2:無変性SBRの製造
製造比較例1において、変性反応を行わなかったこと以外は、製造比較例1と同様にして、無変性SBRを得た。得られた無変性SBRの結合スチレン含量20質量%、ブタジエン部分の結合ビニル含量は56%及びムーニー粘度[ML1+4,100℃]は16であった。
カーボンブラックの製造実施例
図1に示すカーボンブラック製造炉1を用いて、カーボンブラックを製造した。ここで、多段冷却媒体導入手段12としては、第1番目の急冷媒体導入手段12−X、第2番目の急冷媒体導入手段12−Y及び最後の急冷媒体導入手段12−Zからなる3段急冷媒体導入手段を用いた。また、製造炉内の温度をモニターするため、任意の数カ所に熱電対を炉内に挿入できる構造を備える上記製造炉を用いた。カーボンブラック製造炉において、燃料には比重0.8622(15℃/4℃)のA重油を用い、原料油としては表1に示した性状の重質油を使用した。また、表2に示すカーボンブラック製造炉の操作条件により、以下に示す物性を備えたカーボンブラックA及びBを製造した。
Figure 2014005381
Figure 2014005381
得られたカーボンブラックについて、ASTM D2414-88(JIS K6217-97)に準拠してジブチルフタレート(DBP)吸収量を、ASTM D3037-88に準拠して窒素吸着比表面積(N2SA)を、ASTM D3265-88に準拠して比着色力(TINT)を、JIS K6218-97に準拠してトルエン着色透過度を夫々測定した。
カーボンブラックAのX(トルエン着色透過度%)23、Z(トルエン着色透過度%)89.3、DBP吸収量(cm3/100g)173、N2SA(m2/g)102、TINT(%)108、カーボンブラックBのX(トルエン着色透過度%)31.7、Z(トルエン着色透過度%)94.3、DBP吸収量(cm3/100g)173、N2SA(m2/g)102、TINT(%)108であった。ここで、Xとは、原料導入位置から第1番目の急冷媒体導入後のカーボンブラックのトルエン着色透過度をいい、Zとは、最後の急冷媒体導入後のカーボンブラックのトルエン着色透過度をいう。
尚、カーボンブラックの製造法の詳細については、前述の特開2011−89075号公報を参照ください。
実施例1〜5、比較例1〜7
次に、表3に示す配合内容のゴム組成物を表3に示す混練方法に従って調製した。尚、混練の第一段階のゴム組成物の最高温度は、170℃、混練の最終段階のゴム組成物の最高温度は110℃に設定した。また、実施例1〜5の混練の第一段階により得られたゴム組成物にヒドラジド化合物(C)を混練する混練の第二段階におけるゴム組成物の最高温度は、表3に記載した。同様に、比較例1〜7の混練の第二段階におけるゴム組成物の最高温度も表3に記載した。
上記12種類のゴム組成物をトレッドゴムに用いサイズ:11R22.5(リブパターン)の重荷重用タイヤを常法に従って試作し、低発熱性、耐摩耗性及び耐テアー性を下記の方法で評価した。結果を表3に示す。
Figure 2014005381
[注]
*1、製造実施例1で得られた変性ポリブタジエンゴム(HMI-BR)
*2、JSR株式会社製ポリブタジエンゴム、商品名「BR01」
*3、製造比較例1で得られた変性溶液重合SBR(変性剤テトラエトキシシラン)
*4、製造比較例2で得られた無変性溶液重合SBR
*5、カーボンブラックISAF(DBP吸油量(cm3/100g):114、N2SA(m2/g):119、TINT:115)
*6、カーボンブラックの製造実施例で得られたカーボンブラックA
*7、カーボンブラックの製造実施例で得られたカーボンブラックB
*8、シリカ:東ソー・シリカ株式会社製、商品名「ニップシールAQ」
*9、シランカップリング剤: ビス(3−トリエトシキシリルプロピル)ジスルフィド(平均硫黄鎖長:2.35)、Evonik社製シランカップリング剤、商品名「Si75」(登録商標)
*10、軟化剤: 花王株式会社製、スプレンダーR−400、ガラス転移温度−80℃
*11、老化防止剤6PPD: N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、大内新興化学工業株式会社製、商品名「ノクラック 6C」
*12、ナフトエ酸ヒドラジド(BMH): 3−ヒドロキシ−N’−(1,3−ジメチルブチリデン)−2−ナフトエ酸ヒドラジド、大塚化学(株)製
*13、老化防止剤TMDQ: 2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン重合体、大内新興化学工業株式会社製、商品名「ノクラック224」
*14、加硫促進剤CZ:N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、大内新興化学工業株式会社製、商品名「ノクセラー CZ」
(1)tanδ(低発熱性)
スペクトロメータ(上島製作所社製)を使用し、周波数52Hz、初期歪10%、測定温度60℃、動歪1.0%で測定し、tanδを測定した。比較例1のtanδを100として下記式にて指数表示した。指数値が小さい程、低発熱性であり、ヒステリシスロスが小さいことを示す。
低発熱性指数=[(供試加硫ゴム組成物のtanδ)/(比較例1の加硫ゴム組成物のtanδ)]×100
(2)耐摩耗性
供試タイヤ(サイズ:11R22.5)をトラックのドライブ軸に装着して10万km走行した後の摩耗量を測定し、比較例1の摩耗量の逆数を100として指数表示した。指数値が大きい程、摩耗量が少なく、耐摩耗性に優れることを示す。
耐摩耗性指数=[(比較例1の加硫ゴム組成物の摩耗量)/(供試加硫ゴム組成物の摩耗量)]×100
(3)耐テアー性
供試タイヤをトラックのドライブ軸に装着して10万km走行した後のテアーの総長さを測定し、比較例1のテアー総長さの逆数を100として指数表示した。指数値が大きい程、傷の数が少なく、耐テアー性優れることを示す。
耐テアー性指数=[(比較例1の加硫ゴム組成物のテアー総長さ)/(供試加硫ゴム組成物のテアー総長さ)]×100
本発明のゴム組成物の製造方法は、耐摩耗性及び耐テアー性等の耐久性を向上させつつ、転がり抵抗を低減することが可能なゴム組成物の製造方法を提供することができるので、乗用車用、小型トラック用、軽乗用車用、軽トラック用及び大型車両用(トラック・バス用、建設車両用等)等の各種空気入りタイヤの各部材、特に空気入りラジアルタイヤのトレッド用部材(特に、トレッド接地部用部材)の製造方法として好適に用いられる。
1 カーボンブラック製造炉
10 反応室
11 反応継続兼冷却室
12 多段急冷媒体導入手段
12−X 第1番目の急冷媒体導入手段
12−Y 第2番目の急冷媒体導入手段
12−Z 最後の急冷媒体導入手段

Claims (14)

  1. 天然ゴムと少なくとも一種の窒素含有官能基を有する変性共役ジエン系重合体とを含むゴム成分(A)及び少なくとも一種の充填材(B)を混練する混練の第一段階と、該混練の第一段階により得られたゴム組成物にヒドラジド化合物(C)を混練する混練の第二段階と、該混練の第二段階により得られたゴム組成物に加硫剤及び加硫促進剤を混練する、混練の最終段階とを有することを特徴するゴム組成物の製造方法。
  2. 前記窒素含有官能基が、置換若しくは非置換のアミノ基、アミド基、イミノ基、イミダゾール基、ニトリル基又はピリジル基である請求項1に記載のゴム組成物の製造方法。
  3. 前記窒素含有官能基が、下記式(I):
    Figure 2014005381
    [式中、複数あるR1は、それぞれ独立して炭素数1〜12のアルキル基、シクロアルキル基又はアラルキル基である。]で表される置換アミノ基、及び下記式(II):
    Figure 2014005381
    [式中、R2は、3〜16のメチレン基を有するアルキレン基、置換アルキレン基、オキシアルキレン基又はN-アルキルアミノ-アルキレン基を示す。]で表される環状アミノ基からなる群から選択される請求項2に記載のゴム組成物の製造方法。
  4. 前記窒素含有官能基が、ヘキサメチレンイミノ基である請求項3に記載のゴム組成物の製造方法。
  5. 前記共役ジエン系重合体が、ポリブタジエンゴムである請求項1〜4のいずれかに記載のゴム組成物の製造方法。
  6. 前記混練の第二段階のゴム組成物の最高温度が150℃以上である請求項1〜5のいずれかに記載のゴム組成物の製造方法。
  7. 前記ゴム成分(A)100質量部に対して、前記ヒドラジド化合物(C)の少なくとも1種を0.2〜3質量部含有する請求項1〜6のいずれかに記載のゴム組成物の製造方法。
  8. 前記ヒドラジド化合物(C)が、−C(=O)NHN=C(Ra)Rbで表されるヒドラジド基を少なくとも1以上含む化合物である請求項1〜7のいずれかに記載のゴム組成物の製造方法。
    [但し、式中のRa及びRbは、水素原子又は炭素数1〜18の範囲にあるO、S、及びNの元素を含んでよい環状又は非環状の炭化水素基であり、それぞれ独立していてもよいし、Ra及びRbが結合して環状の炭化水素基を形成していてもよい。]
  9. 前記ヒドラジド化合物(C)が、一般式(III)で表されるヒドラジド化合物である請求項8に記載のゴム組成物の製造方法。
    Figure 2014005381
    [式中、R3及びR4は、それぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜18の炭化水素基を示し、R3とR4は互いに結合して環構造を形成していてもよい。]
  10. 前記充填材(B)が、カーボンブラック及び/又はシリカである請求項1〜9のいずれかに記載のゴム組成物の製造方法。
  11. 前記天然ゴムと少なくとも一種の窒素含有官能基を有する変性共役ジエン系重合体とを含むゴム成分(A)100質量部に対して、前記カーボンブラック30質量部〜60質量部及び前記シリカ0.5〜15質量部を含有する請求項10に記載のゴム組成物の製造方法。
  12. 前記ゴム組成物が、さらに、質量比[シランカップリング剤/前記シリカ]として(1/100)〜(20/100)のシランカップリング剤を含有する請求項10又は11に記載のゴム組成物の製造方法。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載のゴム組成物の製造法により得られたゴム組成物。
  14. 請求項13に記載のゴム組成物をタイヤ部材に用いたタイヤ。
JP2012142396A 2012-06-25 2012-06-25 ゴム組成物の製造方法 Expired - Fee Related JP6068020B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012142396A JP6068020B2 (ja) 2012-06-25 2012-06-25 ゴム組成物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012142396A JP6068020B2 (ja) 2012-06-25 2012-06-25 ゴム組成物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014005381A true JP2014005381A (ja) 2014-01-16
JP6068020B2 JP6068020B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=50103409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012142396A Expired - Fee Related JP6068020B2 (ja) 2012-06-25 2012-06-25 ゴム組成物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6068020B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015068415A1 (ja) * 2013-11-08 2015-05-14 東洋ゴム工業株式会社 ゴム組成物の製造方法
WO2015145511A1 (ja) * 2014-03-26 2015-10-01 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びその製造方法、並びにタイヤ
JP2019099746A (ja) * 2017-12-06 2019-06-24 株式会社ブリヂストン タイヤトレッド用ゴム組成物、タイヤトレッド、及びタイヤ
WO2019156093A1 (ja) * 2018-02-07 2019-08-15 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びタイヤ
WO2022100629A1 (zh) * 2020-11-11 2022-05-19 赛轮集团股份有限公司 一种用于工程胎低生热、耐撕裂橡胶组合物及其制备方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001172435A (ja) * 1999-12-16 2001-06-26 Bridgestone Corp ゴム組成物の製造方法及び空気入りタイヤ
JP2004168813A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Jsr Corp ゴム組成物の製造方法、およびゴム組成物
JP2006104372A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Bridgestone Corp ベルト用ゴム組成物及びベルト
JP2010090290A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Bridgestone Corp トレッド用ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ
JP2011089075A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Bridgestone Corp トレッド用ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ
WO2012002521A1 (ja) * 2010-06-30 2012-01-05 住友化学株式会社 加硫ゴム組成物の製造方法
JP2014501827A (ja) * 2010-12-21 2014-01-23 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン ヒドラジド、ヒドラゾン又はポリアミンを含む天然ゴム及びカーボンブラックをベースとする組成物

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001172435A (ja) * 1999-12-16 2001-06-26 Bridgestone Corp ゴム組成物の製造方法及び空気入りタイヤ
JP2004168813A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Jsr Corp ゴム組成物の製造方法、およびゴム組成物
JP2006104372A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Bridgestone Corp ベルト用ゴム組成物及びベルト
JP2010090290A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Bridgestone Corp トレッド用ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ
JP2011089075A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Bridgestone Corp トレッド用ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ
WO2012002521A1 (ja) * 2010-06-30 2012-01-05 住友化学株式会社 加硫ゴム組成物の製造方法
JP2014501827A (ja) * 2010-12-21 2014-01-23 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン ヒドラジド、ヒドラゾン又はポリアミンを含む天然ゴム及びカーボンブラックをベースとする組成物

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015068415A1 (ja) * 2013-11-08 2015-05-14 東洋ゴム工業株式会社 ゴム組成物の製造方法
US9920184B2 (en) 2013-11-08 2018-03-20 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Production method for rubber composition
WO2015145511A1 (ja) * 2014-03-26 2015-10-01 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びその製造方法、並びにタイヤ
JP2019099746A (ja) * 2017-12-06 2019-06-24 株式会社ブリヂストン タイヤトレッド用ゴム組成物、タイヤトレッド、及びタイヤ
JP7141605B2 (ja) 2017-12-06 2022-09-26 株式会社ブリヂストン タイヤトレッド用ゴム組成物、タイヤトレッド、及びタイヤ
WO2019156093A1 (ja) * 2018-02-07 2019-08-15 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びタイヤ
WO2022100629A1 (zh) * 2020-11-11 2022-05-19 赛轮集团股份有限公司 一种用于工程胎低生热、耐撕裂橡胶组合物及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6068020B2 (ja) 2017-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3178878B1 (en) Pneumatic tire
JP6627513B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP3895446B2 (ja) 重合体の製造方法、得られた重合体、及びそれを用いたゴム組成物
JP4783356B2 (ja) ゴム組成物
WO2012165038A1 (ja) トレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP6627293B2 (ja) 空気入りタイヤ
EP2868696B1 (en) Rubber composition for tire treads
JP2017145342A (ja) 空気入りタイヤ
EP2177562A2 (en) Polymer, rubber composition and tire using the same
JP5623926B2 (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5569655B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物、空気入りタイヤ
WO2019039175A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP6329187B2 (ja) タイヤ、及びその製造方法
JP2006274049A (ja) ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ
JP6068020B2 (ja) ゴム組成物の製造方法
JP2012219224A (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5453049B2 (ja) トレッド用ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ
JP3949437B2 (ja) 変性ジエン系重合体、ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2018150531A (ja) 重荷重用タイヤ用ゴム組成物および空気入りタイヤ
JP6521611B2 (ja) 加硫ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
EP3915806B1 (en) Pneumatic tire
WO2010041528A1 (ja) トレッド用ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ
JP4391583B2 (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2008260943A (ja) 変性重合体の製造方法、変性重合体及びその変性重合体を用いたゴム組成物
JP2006274046A (ja) ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6068020

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees