JP2014004649A - ホース切断装置、および、ホース切断方法 - Google Patents
ホース切断装置、および、ホース切断方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ホースを支持するホース支持部と、周囲に刃部5aが形成され回転駆動可能な円盤状のカッター5と、前記ホース支持部および前記カッター5の相互を離隔および接近変位させる相対変位手段とを具えてなり、弾性材料からなる弾性層、および、一本以上のワイヤで構成される補強層を有するホースの切断に供されるホース切断装置であって、前記カッター5の前記刃部5aに、該カッター5の外周縁Eに開口して内周側に延びるスリット7を複数本設け、前記スリット7のそれぞれを、前記カッター5の半径方向に対し、該スリット7の外周側部分よりも内周側部分でカッター5の回転方向Xの前方側に向けて傾斜させるとともに、その傾斜角度を30°〜80°の範囲とする。
【選択図】図2
Description
そして、この「切断装置」では、「カッターは円盤状に形成されており、このカッターの全周に形成された刃を、複数の刃数で形成される刃群に分割し、この各分割された刃群を構成する各刃のアサリ角度が全体としてあたかも回転方向に向かって矢じり状を呈している」ことが好ましい旨が記載されており、このことによれば、「ゴム状弾性体や樹脂製品、紙製品、木材等を切断するのに有効」とされている。
また、そのようなスリットの引っ掛かりに起因して、とくに強度の大きい、スパイラル構造の補強層を有するホースは、上記の「切断装置」によっては切断することができないこともあった。
なお、この発明のホース切断装置では、切断対象の前記ホースが、スパイラル状に延びるワイヤで構成される補強層を有するものとすることが好ましい。
これを言い換えれば、スリットの前記傾斜角度を、30°未満とした場合は、該傾斜角度が小さいことに起因して、ホースの切断に際し、スリットに、ホースが有する補強層のワイヤが引っ掛かることによって、ホース切断面でワイヤの配列が乱れて、その切断面の性状が悪化する。この一方で、スリットの前記傾斜角度を、80°を超えるものとした場合は、スリットが、カッターの半径方向に対して大きく傾斜することによって、カッターの刃部の、外周縁に近接する部分での強度の低下を招く。
図1に例示するホース切断装置1は、たとえばプレート状の支持台2と、該支持台2上で図の正面側に形成されて、可撓性を有するホース50を支持するホース支持部3と、支持台2の図の背面側に設けた、モータ等の駆動源4と、該駆動源4からの回転駆動力の付与に基き回転駆動される円盤状のカッター5と、前記ホース支持部3とカッター5との相互を離隔および接近変位させる相対変位手段6とを具えてなる。
それにより、このホース切断装置1では、相対変位手段としての上記のアーム部材6を、たとえば手動で回動変位させることで、アーム部材6に駆動源4を介して取り付けられたカッター5を、図1に矢印で示すように、ホース支持部3、より直接的には、ホース支持部3に上記の如く固定されて、支持台2の本体部分2aの、図の上側中央域に設けた切欠き部2dに位置するホース50の湾曲部分に対して、離隔および接近変位させることができる。
図示のカッター5では、スリット7の、カッター内周側の端部を、丸みをもたせて終端させているが、スリット7のこの端部は、カッター内周側に尖らせて終端させることもできる。
ここで、長いスリット7aの長さLaとしては、たとえば、6mm〜10mm程度とすることができ、また、短いスリット7bの長さLbとしては、たとえば、3mm〜5mmとすることができる。なお、長いスリット7aの長さLaは、短いスリット7bの長さLbの二倍とすることが好適である。
この場合、図示の断面で、基部領域Abにおける、前記厚み中心線Tとカッター5の表面輪郭線とがなす鋭角側の角度αは、1°〜10°の範囲内とすることが好ましく、また、先端部領域Aeにおける同様の角度βは、5°〜45°の範囲内とすることが好ましい。とくにここでは、前記角度αを2°とし、前記角度βを20°としている。またここでは、刃部5aの、カッター5の半径方向の長さを20mm、先端部領域Aeの同様の長さを0.92mm、基部領域Abの同様の長さを19.08mm、カッター5の外径を200mmとしている。
但し、このような、勾配の緩急の異なる基部領域Abおよび先端部領域Aeの形成は、この発明に必須の構成ではない。
カッター5の外径を、500mmを超える大きさとした場合は、カッター5を回転駆動させるモータ等の駆動源の容量をさらに大きくすることが必要となり、また、前記外径を150mm未満とした場合は、たとえば37.4mm程度の外径を有するものもある、被裁断物であるホース50を切断することが困難となる可能性がある。より好ましくは、カッター5の外径を180mm〜410mmとする。
一方、比較例装置1は、カッター刃部にスリットを設けないことを除いて、また、比較例装置2は、刃部に設ける各スリットの傾斜角度を10°としたことを除いて、それぞれ実施例装置1と同様の構成とした。
これらの各装置の諸元を表1に示す。
これに対し、実施例装置1〜5では、前記ブレード構造の補強層を一もしくは二層有する、内径6mm〜25mmの各サイズのホースのみならず、前記スパイラル構造の補強層を四層有する、内径が12mm〜25mmの各サイズのホースまでも切断することができ、しかも、それらの切断面ではワイヤの配列乱れが生じなかった。
なお、実施例装置5は、ホースを数本切断した後に刃部の刃先が摩耗したことから、それの前記最大値および最小値ならびに標準偏差は、表2に示していない。
従って、この発明のホース切断装置によれば、内部にスパイラル構造の補強層を埋設してなるホースであっても、容易に切断することができ、また、切断後のホースの切断面性状の悪化を有効に防止できることが解かった。
2 支持台
2a 本体部分
2b 脚部
2c 板状部材
2d 切欠き部
3 ホース支持部
3a〜3c 固定ロッド
4 駆動源
5 カッター
5a 刃部
6 アーム部材(相対変位手段)
7 スリット
7a 長いスリット
7b 短いスリット
50 ホース
E カッターの外周縁
Ev 使用されて一定量摩耗した後のカッターの外周縁
La,Lb スリットの長さ
C1,C2 スリットの幅中心点
θ スリットの、カッター半径方向に対する傾斜角度
Ab 刃部の基部領域
Ae 刃部の先端部領域
T カッターの厚み中心線
α 基部領域における、厚み中心線とカッターの表面輪郭線とがなす角度
β 先端部領域における、厚み中心線とカッターの表面輪郭線とがなす角度
Claims (5)
- ホースを支持するホース支持部と、周囲に刃部が形成されて、回転駆動可能な円盤状のカッターと、前記ホース支持部および前記カッターの相互を離隔および接近変位させる相対変位手段とを具えてなり、弾性材料からなる弾性層および、補強層を有するホースの切断に供されるホース切断装置であって、
前記カッターの前記刃部に、該カッターの外周縁に開口して内周側に延びるスリットを複数本設け、前記スリットのそれぞれを、前記カッターの半径方向に対し、該スリットの外周側部分よりも内周側部分で、前記カッターの回転方向の前方側に向けて傾斜させるとともに、該スリットの、前記カッターの半径方向に対する傾斜角度を、30°〜80°の範囲としてなるホース切断装置。 - 複数本の前記スリットを、前記カッターの外周縁からの長さが相互に異なる多種類としてなる、請求項1に記載のホース切断装置。
- 複数本の前記スリットを、前記カッターの外周縁からの長さが相互に異なる二種類とし、該二種類のスリットのそれぞれを、前記カッターの回転方向に交互に配置してなる、請求項2に記載のホース切断装置。
- 切断対象の前記ホースが、スパイラル状に延びるワイヤで構成される補強層を有するものとしてなる、請求項1〜3のいずれかに記載のホース切断装置。
- 弾性材料からなる弾性層および、補強層を有するホースを支持した状態で、回転駆動される円盤状のカッターと、前記ホースとの相互を接近変位させて、該カッターの周囲に形成した刃部を前記ホースに押し当てることにより、該ホースを切断するホース切断方法であって、
前記カッターの前記刃部に、該カッターの外周縁に開口して内周側に延びるスリットを複数本設けるとともに、該スリットのそれぞれを、カッターの半径方向に対し、前記カッターの円周方向の同じ向きに、30°〜80°の範囲で傾斜させ、
前記スリットのそれぞれが、該スリットの外周側部分よりも内周側部分で、前記カッターの回転方向の前方側を向く方向に、前記カッターを回転駆動させつつ、該カッターの前記刃部を前記ホースに押し当てて、該ホースを切断するホース切断方法。
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