JP2014004205A - 吸収体及びこれを用いた吸収性物品 - Google Patents

吸収体及びこれを用いた吸収性物品 Download PDF

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Abstract

【課題】上層吸収体に吸収された体液を下層吸収体に移行しやすくし、体液漏れや逆戻りを防止するとともに、上層吸収体による違和感を軽減する。
【解決手段】上層吸収体4Bと下層吸収体4Aとの積層状態で、上層吸収体4Bの周縁部に上層吸収体4B及び下層吸収体4Aに跨るように配設される跨設エンボス10を付与している。前記跨設エンボス10は、上層吸収体4Bの両側部においてそれぞれ長手方向に間隔をあけて略幅方向に沿って複数配設された両側の跨設エンボス10aと、上層吸収体4Bの前後部においてそれぞれ幅方向に間隔をあけて略長手方向に沿って複数配設された前後の跨設エンボス10bとか構成されている。また、下層吸収体4Aには、上層吸収体4B及び跨設エンボス10と重ならない領域に周辺エンボス11を付与している。
【選択図】図3

Description

本発明は、生理用ナプキン、失禁パッド、医療用パッド、使い捨て紙おむつ等に使用される吸収体に係り、詳しくは下層吸収体の少なくとも体液排出部に相当する部位に上層吸収体が積層された吸収体及びこれを用いた吸収性物品に関する。
従来より、パンティライナー、生理用ナプキン、失禁パッドなどの吸収性物品として、ポリエチレンシートまたはポリエチレンシートラミネート不織布などの不透液性裏面シートと、不織布または透液性プラスチックシートなどの透液性表面シートとの間に綿状パルプ等からなる吸収体を介在したものが知られている。
この種の吸収性物品にも幾多の改良が重ねられ、体液の漏れを防止するために種々の手段が講じられている。これら体液漏れ防止手段の一つとして、吸収体の略中央部領域に表面側に増厚した中高部を形成して排血部へのフィット性を向上せしめるとともに、前記中高部の形状を保持するために前記中高部の周縁の外側位置にエンボス加工を施すようにした吸収性物品が知られている(下記特許文献1、2等参照)。
特開平11−33054号公報 特開2005−160508号公報
しかしながら、前述した中高部を有する吸収性物品においては、下層吸収体の上面に上層吸収体を積層しただけであるため、上層吸収体と下層吸収体との間に隙間が形成され、これらの密着性が確保されにくく、上層吸収体に吸収された体液が下層吸収体に移行しにくいという問題があった(図4(A)参照)。このため、上層吸収体に大量の体液が排出されるとすぐに容量オーバーとなってしまい、漏れや逆戻りなどが発生しやすかった。
また、単に下層吸収体の上面に上層吸収体が積層された構造では、上層吸収体の境界において急激に肌側に突出した段差が形成され、装着時に違和感を生じさせていた。
そこで本発明の主たる課題は、上層吸収体に吸収された体液を下層吸収体に移行しやすくし、体液漏れや逆戻りを防止するとともに、上層吸収体による違和感を軽減した吸収体及びこれを用いた吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、下層吸収体と、この下層吸収体の略中央部の肌面側に積層された上層吸収体とからなる吸収体において、
前記上層吸収体と下層吸収体との積層状態で、前記上層吸収体の周縁部に前記上層吸収体及び下層吸収体に跨るように配設される跨設エンボスが付与され、
前記跨設エンボスは、前記上層吸収体の両側部においてそれぞれ長手方向に間隔をあけて略幅方向に沿って複数の線状エンボスが配設されるとともに、前記上層吸収体の前後部においてそれぞれ幅方向に間隔をあけて略長手方向に沿って複数の線状エンボスが配設されてなることを特徴とする吸収体が提供される。
上記請求項1記載の発明では、下層吸収体と上層吸収体とからなる吸収体において、前記上層吸収体と下層吸収体との積層状態で、前記上層吸収体の周縁部に前記上層吸収体及び下層吸収体に跨るように配設される跨設エンボスを付与している。この跨設エンボスは、上層吸収体の両側部においてそれぞれ長手方向に間隔をあけて略幅方向に沿って複数の線状エンボスが配設されるとともに、上層吸収体の前後部においてそれぞれ幅方向に間隔をあけて略長手方向に沿って複数の線状エンボスが配設されることによって構成されている。このため、前記跨設エンボスの圧搾によって、上層吸収体と下層吸収体との間の密着性が向上し、上層吸収体から下層吸収体に体液が移行しやすくなる結果、体液の漏れや逆戻りが防止できるようになる(図4(B)参照)。また、上層吸収体の内部に浸透した体液は、繊維密度差によって前記跨設エンボス側に移動するようになるため、上層吸収体から下層吸収体に連続的に付与された跨設エンボスを通じても下層吸収体側に移行するようになる。
さらに、上層吸収体の周縁部に前記跨設エンボスを付与することによって、上層吸収体の周縁部が潰されるため、上層吸収体の周縁の急激な段差が抑えられ、装着時の違和感が軽減できるようになる。
請求項2に係る本発明として、前記跨設エンボスは、前記上層吸収体の縁部において外側に向かうに従って徐々に高さが低くなるように形成されている請求項1記載の吸収体が提供される。
上記請求項2記載の発明では、跨設エンボスの断面形状を、上層吸収体の縁部において外側に向かうに従って徐々に高さが低くなるように形成することによって、上層吸収体周縁の急激な段差がより一層緩和でき、装着時の違和感が更に軽減できるようになる。
請求項3に係る本発明として、前記跨設エンボスは、前記上層吸収体の両側部及び前後部に対してそれぞれ、エンボス付与率が10〜75%の割合で付与されている請求項1、2いずれかに記載の吸収体が提供される。
上記請求項3記載の発明では、エンボス付与による体液の流通性の確保や周縁部の圧搾による装着性向上の観点、更には圧搾に伴う硬化による肌当たりの悪化防止の観点などを総合的に勘案してエンボス付与率を10〜75%としている。
請求項4に係る本発明として、前記下層吸収体には、前記上層吸収体及び跨設エンボスと重ならない領域に周辺エンボスが付与され、
前記周辺エンボスは、前記上層吸収体より両側の領域においてそれぞれ幅方向に間隔をあけて略長手方向に沿って複数のエンボスが配設されるとともに、前記上層吸収体より前後の領域においてそれぞれ長手方向に間隔をあけて略幅方向に沿って複数のエンボスが配設されてなる請求項1〜3いずれかに記載の吸収体が提供される。
上記請求項4記載の発明では、本吸収体が前述の通り前記跨設エンボスを通じて下層吸収体に体液を移行しやすくしているため、この移行した体液が下層吸収体から漏れ出ないように所定のパターンで下層吸収体に周辺エンボスを付与している。具体的には、上層吸収体より両側の領域においてそれぞれ幅方向に間隔をあけて略長手方向に沿って複数のエンボスを配設するとともに、上層吸収体より前後の領域においてそれぞれ長手方向に間隔をあけて略幅方向に沿って複数のエンボスを配設している。すなわち、前記周辺エンボスは、それぞれの領域において下層吸収体に移行した体液を外側に流出させないようにブロックするようなパターンで配設されている。
請求項5に係る本発明として、前記上層吸収体の両側部に設けられる前記跨設エンボスはそれぞれ、隣接するエンボス同士が前側及び後側に交互に傾斜して設けられている請求項4記載の吸収体が提供される。
請求項6に係る本発明として、前記上層吸収体より両側の領域に設けられる前記周辺エンボスはそれぞれ、吸収体の幅方向に凹凸を繰り返す波状に形成されている請求項1〜5いずれかに記載の吸収体が提供される。
上記請求項5、6記載の発明は、体液の横漏れ防止効果を高めるための手段である。請求項5記載の発明では、跨設エンボスを略ハの字状に配置することによって、体液が真っ直ぐに横方向に向けて拡散するのを抑え、下層吸収体で吸収させやすくしている。また、上記請求項6記載の発明では、両側領域の周辺エンボスを波状に形成することによって、直線的に設けた場合よりもエンボス長さが長くなり、より広範囲に体液を拡散させやすくしている。
請求項7に係る本発明として、前記上層吸収体の前後部に配設される前記跨設エンボスはそれぞれ、前記上層吸収体の両側部に配設される前記跨設エンボスより、前記下層吸収体側に延在する長さが長く形成されている請求項1〜6いずれかに記載の吸収体が提供される。
請求項8に係る本発明として、前記上層吸収体より前後の領域に配設される前記周辺エンボスはそれぞれ、前記吸収体の中央寄りに中心を有する略円弧状に形成され、半径方向に間隔をあけて同心円状に複数設けられている請求項4、6いずれかに記載の吸収体が提供される。
上記請求項7、8記載の発明は、体液の前後漏れ防止効果を高めるための手段である。吸収体は、前後方向(長手方向)に比較的長く形成されているので、この方向への拡散性を向上し、より広い範囲で体液が吸収保持できるようにしている。上記請求項7記載の発明では、前後部に配設される跨設エンボスのうち下層吸収体側に延在させる部分の長さを長くすることによって、跨設エンボスを通じて下層吸収体に移行する体液を拡散させやすくしている。また、上記請求項8記載の発明では、前後部の周辺エンボスを同心円状に複数設けることによって、体液を放射状に拡散させやすくしている。
請求項9に係る本発明として、透液性表面シートと裏面シートとの間に、上記請求項1〜8いずれかに記載の吸収体が介在された吸収性物品が提供される。
以上詳説のとおり本発明によれば、上層吸収体に吸収された体液を下層吸収体に移行しやすくなり、体液漏れや逆戻りが防止できるとともに、上層吸収体による違和感が軽減できるようになる。
本発明に係る生理用ナプキン1の一部破断展開図である。 そのII−II線矢視図(横断面図)である。 吸収体4の平面図である。 体液吸収時の(A)は従来例、(B)は本発明の状態を示す、吸収体4の横断面図である。 横漏れ防止効果を高めた吸収体4の平面図である。 前後漏れ防止効果を高めた吸収体4の平面図である。 他の形態例に係る吸収体4の平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔生理用ナプキン1の基本構成〕
本発明に係る生理用ナプキン1は、図1及び図2に示されるように、ポリエチレンシート、ポリプロピレンシートなどからなる不透液性裏面シート2と、経血やおりものなどを速やかに透過させる透液性表面シート3と、これら両シート2,3間に介在された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、この吸収体4の形状保持および拡散性向上のために前記吸収体4を囲繞するクレープ紙5と、表面両側部にそれぞれ長手方向に沿って配設されたサイド不織布7,7とから構成されている。前記吸収体4の周囲において、そのナプキン長手方向の前後端縁部では、前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4の端縁よりも側方に延出している前記不透液性裏面シート2と前記サイド不織布7とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、外周に吸収体4の存在しない外周フラップ部が形成されている。
以下、さらに前記生理用ナプキン1の構造について詳述すると、
前記不透液性裏面シート2は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シートなどの少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、この他にポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した上で不織布シート(この場合には防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成する。)などを用いることができる。近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートである。
次いで、前記透液性表面シート3は、有孔または無孔の不織布が好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、スパンボンド法はドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法及びエアスルー法は嵩高でソフトである点で優れている。
前記吸収体4は、下層吸収体4Aと、この下層吸収体4Aの略中央部の肌面側(上面側)に積層された肌面側に突出する中高部を形成するための上層吸収体4Bとから構成されている。この吸収体4には、後段で詳述する跨設エンボス10及び周辺エンボス11等のエンボスが付与されている。
前記下層吸収体4Aは、吸収体配置領域の外縁を画成する平面形状を有し、前記上層吸収体4Bは、幅方向中央部にナプキン長手方向に長く区画される領域に配置され、ナプキン表面を体液排出部に確実に密着させるため前記下層吸収体4Aより肌側に隆起した中高に形成されている。
前記上層吸収体4Bは、ドラム積繊機等によってパルプ原反を解繊した解繊パルプを主とし、下層吸収体4A上に積繊した吸収体層とすることが好ましい。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶融パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。また、上層吸収体4Bの平面形状は、図示では略小判状としたが、矩形状又はひょうたん形状などに形成してもよい。前記上層吸収体4Bの厚みは1.0〜10.0mm、好ましくは3.0〜6.0mmとするのがよい。
前記上層吸収体4Bは高吸水性樹脂を含有することができる。前記高吸収性樹脂としては、たとえばポリアクリル酸塩架橋物、自己架橋したポリアクリル酸塩、アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体架橋物のケン化物、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体架橋物、ポリスルホン酸塩架橋物や、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミドなどの水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの等が挙げられる。これらの内、吸水量、吸水速度に優れるアクリル酸またはアクリル酸塩系のものが好適である。前記吸水性能を有する高吸水性樹脂は製造プロセスにおいて、架橋密度および架橋密度勾配を調整することにより吸水力と吸水速度の調整が可能である。配合量は上層吸収体4Bが下層吸収体4A側への浸透を促進する必要上、配合量を多くすると所謂ゲルブロッキング現象が起きるため、パルプ繊維及び合成繊維の合計重量に対して重量換算で10〜30%の割合で配合するのが望ましい。
前記上層吸収体4Bは合成繊維を含有することができる。前記合成繊維は、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロンなどのポリアミド系、及びこれらの共重合体などを使用することができるし、これら2種を混合したものであってもよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイドバイサイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。前記合成繊維は、体液に対する親和性を有するように、疎水性繊維の場合には親水化剤によって表面処理したものを用いるのが望ましい。
一方、前記下層吸収体4Aは合成繊維を含有することを要件とせず、パルプ繊維単独、或いはパルプ繊維と高吸水性樹脂との混合体とすることができる。下層吸収体4Aは透過性が重視されず、上層吸収体4Bから浸透した体液を内部に保留し外部に滲み出さないように保持することが望ましいため合成繊維を含有しないようにする方がむしろ望ましい。また、高吸収性樹脂の含有率は、体液を吸収し保水するために、下層吸収体4Aを構成する繊維の全体重量に対して10〜40重量%の割合で配合するのが望ましい。
前記下層吸収体4Aの平面形状は、図示されるように、小判状としてもよいし、或いは股間部への当たりを和らげるためにフィットカット形状(ひょうたん形状)としてもよい。
前記下層吸収体4Aとしては、前記上層吸収体4Bと同様にドラム積繊機等によってパルプ原反を解繊した解繊パルプを主とする吸収体層としてもよいが、薄さによる装着感の良さを向上させるため、パルプ繊維を予めエアレイド法によってシート状に加工した、所謂エアレイドパルプとしてもよい。前記エアレイドパルプとしては、厚み0.5〜3mmのシート状に加工したものが好ましく、パルプ繊維に高吸水性樹脂を混入することも可能である(パルプ繊維10〜200g/m、高吸水性樹脂0〜100g/mの配合割合が好ましい。)。
本例のように、吸収体4を囲繞するクレープ紙5を設ける場合には、結果的に透液性表面シート3と吸収体4との間にクレープ紙5が介在することになり、吸収性に優れる前記クレープ紙5によって体液を速やかに拡散させるとともに、これら経血等の逆戻りを防止するようになる。
一方、本生理用ナプキン1の表面がわ両側部にはそれぞれ、長手方向に沿ってかつナプキン1のほぼ全長に亘ってサイド不織布7,7が設けられ、このサイド不織布7,7の一部が側方に延在されるとともに、同じく側方に延在された不透液性裏面シート2の一部とによってウイング状フラップW、Wが形成されている。
前記サイド不織布7としては、重要視する機能の点から撥水処理不織布または親水処理不織布を使用することができる。たとえば、経血やおりもの等が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの機能を重視するならば、シリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いることが望ましい。また、前記ウイング状フラップW、Wにおける経血等の吸収性を重視するならば、合成繊維の製造過程で親水基を持つ化合物、例えばポリエチレングリコールの酸化生成物などを共存させて重合させる方法や、塩化第2スズのような金属塩で処理し、表面を部分溶解し多孔性とし金属の水酸化物を沈着させる方法等により合成繊維を膨潤または多孔性とし、毛細管現象を応用して親水性を与えた親水処理不織布を用いるようにすることが望ましい。
〔吸収体4に施されるエンボスについて〕
次に、前記吸収体4に施されるエンボスについて、図3に基づいて詳細に説明する。まず第1のエンボスとしては、前記上層吸収体4Bと下層吸収体4Aとの積層状態で、前記上層吸収体4Bの周縁部に上層吸収体4B及び下層吸収体4Aに跨るように配設される、すなわち上層吸収体4Bの表面から下層吸収体4Aの表面にかけて連続的に形成される跨設エンボス10、10…が付与されている。前記跨設エンボス10、10…は、上層吸収体4Bの両側部においてそれぞれ長手方向に間隔をあけて略幅方向に沿って複数配設される線状エンボスからなる両側の跨設エンボス10a、10a…と、上層吸収体4Bの前後部においてそれぞれ幅方向に間隔をあけて略長手方向に沿って複数配設される線状エンボスからなる前後の跨設エンボス10b、10b…とから構成されている。
また、第2のエンボスとしては、前記上層吸収体4B及び跨設エンボス10と重ならない領域の下層吸収体4A、すなわち跨設エンボス10の下層吸収体4Aに延在する部分と間隔をあけて、周辺エンボス11が付与されている。前記周辺エンボス11は、上層吸収体4Bより両側の領域においてそれぞれ幅方向に間隔をあけて略長手方向に沿って複数配設される両側の周辺エンボス11a、11a…と、前記上層吸収体4Bより前後の領域においてそれぞれ長手方向に間隔をあけて略幅方向に沿って複数配設される前後の周辺エンボス11b、11b…とから構成されている。
上記のエンボス10、11を付与した場合の体液移行の原理について、従来のエンボスを設けない場合と比較して説明する。前記のようなエンボスを設けない場合、図4(A)に示されるように、上層吸収体が下層吸収体の上面に積層されるだけなので、どうしても上層吸収体と下層吸収体との間に繊維の凹凸などによって空気層(隙間)が形成され、上層吸収体と下層吸収体の密着性が確保されにくい。このため、上層吸収体に吸収された体液は、この隙間部分で下層吸収体側への移行が阻止され、上層吸収体に溜まりやすくなる。このため、少しの排血量であってもすぐに上層吸収体の吸収量が容量オーバーとなってしまい、漏れや逆戻りが発生しやすいという問題があった。
これに対し本吸収体4では、図4(B)に示されるように、前記跨設エンボス10によって上層吸収体4Bが下層吸収体4A側に圧搾されているため、上層吸収体4Bと下層吸収体4Aとの間の密着性が確保され、上層吸収体4Bから下層吸収体4Aに体液が移行しやすくなり、下層吸収体4Aに体液が吸収保持されることによって容量オーバーとならず、漏れや逆戻りの発生が防止できる。また、上層吸収体4Bの内部に浸透した体液は、繊維密度差によって跨設エンボス10に移動しやすくなり、跨設エンボス10側に寄せ集められた体液が、上層吸収体4Bから下層吸収体4Aに連続的に付与された跨設エンボス10を通じて下層吸収体4Aに移行するようになる。
このように本吸収体4では跨設エンボス10を通じて体液が下層吸収体4Aに移行しやすくなっているため、下層吸収体4Aでの横漏れや前後漏れが懸念されるところ、下層吸収体4Aに前述の周辺エンボス11を設けることによって、下層吸収体4Aに移行した体液を外側に流出させないようにブロックする機能が備えられている。
一方で、ナプキン着用時の装着感として、従来のように下層吸収体の上面に上層吸収体を積層しただけのものでは、図4(A)に示されるように、上層吸収体の縁部が下層吸収体の表面から急激に突出して設けられるため、この段差が違和感となって装着感を悪化させていた。
これに対し本吸収体4では、図4(B)に示されるように、上層吸収体4Bの周縁部が跨設エンボス10、10…によって断続的に圧搾されているため、上層吸収体4Bの縁部の急激な段差が緩和され、装着感が改善できるようになる。
かかる装着感改善のため、前記跨設エンボス10は、図4(B)に示されるように、上層吸収体4Bの縁部において、外側に向かうに従って徐々に高さを低くした傾斜状に形成することが好ましい。具体的には、上層吸収体4Bの内側位置から側縁にかけてほぼ水平に形成されるとともに、表面側から所定深さで圧搾された上層側圧搾部10cと、この上層側圧搾部10cの端部に連続して外側に延在するとともに、エンボス圧搾によって外側に押し出された上層吸収体4Bの縁部に対し、上層吸収体4Bの表面から下層吸収体4Aの表面にかけて外側に向かうに従って徐々に高さを低くした断面傾斜状に形成され所定深さで圧搾された傾斜状圧搾部10dと、この傾斜状圧搾部10dの端部に連続してほぼ水平に外側に延在するとともに、下層吸収体4Aの表面側から所定深さで圧搾された下層圧搾部10eとから形成されている。これによって、上層吸収体4Bの縁部が断続的に傾斜状に形成されるようになり、装着時の違和感がより一層軽減できるようになる。このような断面形状の跨設エンボス10を形成するには、内側がほぼ水平に形成されるとともに、中間部が外側に向けて漸次突出する傾斜状に形成され、外側がほぼ水平に形成されたエンボス刃を複数配列したエンボス装置によって加工することができる。上層吸収体4Bに施されるエンボスと下層吸収体4Aに施されるエンボスのエンボス深さは、それぞれほぼ同等であることが好ましい。
前記跨設エンボス10の配設パターンの一例としては、図3の平面図に示されるように、両側の跨設エンボス10aは上層吸収体4Bの両側縁が長手方向に沿ってほぼ直線的に形成される部分に沿って下層吸収体4A側への延在長さがほぼ同一となるように、それぞれほぼ同等の長さで形成された線状エンボスを長手方向にほぼ等間隔で複数配置してあり、前後の跨設エンボス10bは外側に膨出するように湾曲する上層吸収体4Bの前後縁の形状に合わせて下層吸収体4A側への延在長さがほぼ同一となるように長手方向に順次位置ずれさせながら、それぞれほぼ同等の長さで形成された線状エンボスを幅方向にほぼ等間隔で複数配置してある。前記跨設エンボス10は、肌当たりを悪化させないため、上層吸収体4Bの周縁部にのみ設けられ、上層吸収体4Bの中央部には設けられていない。
跨設エンボス10のエンボス付与率は、前記両側の跨設エンボス10a及び前後の跨設エンボス10bの両方とも、10〜75%、好ましくは50%程度で付与するのがよい。エンボス付与率が10%より低いと、エンボス付与による体液の流通性の効果が得られにくく、上層吸収体4Bの周縁の圧搾が十分ではなく装着時の違和感が発生する。また75%より高いと、圧搾による硬化が強すぎて肌当たりが悪化する。前記エンボス付与率とは、エンボス付与領域における全体長さに対するエンボスが付与される部分の長さの割合、すなわちエンボス付与領域におけるエンボス部分の密度を示したものである。具体的には、エンボス付与領域において、エンボスを横断する長手方向又は幅方向に沿った同一直線上で、跨設エンボス10の横断部分の長さの合計をX1、エンボス付与領域全体の長さをX2としたときに、X1/X2×100%で表される値のことである。
前記跨設エンボス10のエンボス付与率は、両側の跨設エンボス10aと前後の跨設エンボス10bとで同じ割合としてもよいし、異なる割合で付与してもよい。異なるエンボス付与率とする場合には、横方向より前後方向の体液の拡散性が向上するように、両側の跨設エンボス10aのエンボス付与率より、前後の跨設エンボス10bのエンボス付与率の方が高くなるように(高密度でエンボスが付与されるように)することが好ましい。
跨設エンボス10のうち、上層吸収体4Bの表面部分を圧搾する上層圧搾部10cは、エンボス線に沿った長さL(図4(B)参照。)を所定の長さで形成することが好ましい。前記長さLとしては、両側の跨設エンボス10aについては、3〜10mm、好ましくは5mm程度とするのがよく、前後の跨設エンボス10bについては、3〜20mm、好ましくは10mm程度とするのがよい。体液の前後方向への拡散を促進するため、両側の跨設エンボス10aより前後の跨設エンボス10bの方が前記長さLを長くするのが好ましい。
一方、前記周辺エンボス11の配設パターンの一例としては、図3の平面図に示されるように、両側の周辺エンボス11aが上層吸収体4Bより両側の領域において、上層吸収体4Bの長手方向長さとほぼ同等の長さで長手方向に沿って幅方向に等間隔で連続線状に形成され、前後の周辺エンボス11bが上層吸収体4Bより前後の領域において、下層吸収体4Aのほぼ側縁まで長手方向に等間隔で連続線状に形成されている。
前記両側の周辺エンボス11aは、少なくとも前記両側の跨設エンボス10aが配設される長手方向長さ以上であって、上層吸収体4Bの長手方向長さ又はこれより若干長い長さ以下の範囲で連続的に形成することが好ましく、上層吸収体4Bの各側部に1列〜5列程度、図示例では3列に亘って配列することが好ましい。前記両側の周辺エンボス11a、11aの間隔は、前後の周辺エンボス11b、11bの間隔より狭く(エンボス付与率が高くなるように)配置することが好ましい。これにより、横漏れを効果的に防止することができる。なお、前記両側の周辺エンボス11aは、点線状、ドット状など離散的に形成することも可能である。
前記前後の周辺エンボス11bは、下層吸収体4Aの全幅に亘って形成してもよいが、図示例のように、下層吸収体4Aの側縁より若干内側までとし、側縁部にエンボスが付与されない部分を残すように形成することが好ましい。これにより、下層吸収体4Aに吸収された体液の横漏れが防止できるとともに、エンボス付与による吸収体側縁の肌当たりの悪化が防止できる。なお、前記前後の周辺エンボス11bは、点線状、ドット状など離散的に形成することも可能である。
次に、体液の横漏れ防止効果を高めるための手段について、図5に基づいて説明する。図5(A)は、上層吸収体4Bの両側部に設けられる両側の跨設エンボス10a、10a…として、それぞれ隣接するエンボス同士が前側及び後側に交互に傾斜して設けられるようにしたものである。すなわち、エンボス同士が重ならないように、両側の跨設エンボス10aを略ハの字状に配置したものを長手方向に複数配置している。これによって、両側の跨設エンボス10aを通じて下層吸収体4Aに移行する体液が、真っ直ぐに横方向に向けて拡散するのを抑えることができ、下層吸収体4Aで体液吸収させやすくしている。エンボス10aの傾斜角度は、幅方向線に対して±10〜50°程度が好ましい。
図5(B)は、上層吸収体4Bより両側の領域に設けられる両側の周辺エンボス11a、11a…として、略長手方向に沿うとともに、吸収体4の幅方向に凹凸を繰り返す波状に形成したものである。波状の周辺エンボス11aとすることによって、直線的に設けたときよりもエンボス長さが長くなり、より広い範囲に体液を拡散させて吸収することができるようになる。
さらに、体液の前後漏れの防止効果を高めるための手段について、図6に基づいて説明する。図6(A)は、上層吸収体4Bの前後部に配設される前後の跨設エンボス10b、10b…として、前記両側の跨設エンボス10aより下層吸収体4A側に延在する長さを長く形成したものである。これによって、前後の跨設エンボス10bを通じて下層吸収体4Aに移行する体液が拡散しやすくなる。下層吸収体4A側に延在させる長さとしては、図示例のように、幅方向中央部に位置する跨設エンボス10bの延在長さを最も長くし、幅方向外側に位置するものを漸次短く形成することが好ましい。
図6(B)は、上層吸収体4Bより前後の領域に配設される前後の周辺エンボス11b、11b…として、吸収体4の中央寄りに曲率中心を有する略円弧状に形成し、半径方向に間隔をあけて同心円状に複数設けるようにしたものである。これによって、下層吸収体4Aの前後領域に移行した体液が放射状に拡散しやすくなり、より広い範囲で体液を吸収することによって、前後漏れが防止できるようになる。
上述の横漏れ防止手段、前後漏れ防止手段は、それぞれ単独で施すこともできるが、複数の手段を組み合わせて施した方がより好ましい。
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では、跨設エンボス10及び周辺エンボス11を設けていたが、少なくとも跨設エンボス10を設ければ、周辺エンボス11を省略することも可能である。
(2)図7に示されるように、下層吸収体4Aの後側部分には、幅方向中央部を長手方向に沿って肌側に隆起させるように折り曲げやすくして臀部溝にフィットしやすくするため、幅方向中央部に長手方向に沿って臀部溝用エンボス12を形成することができる。なお、この臀部溝用エンボス12部分において、後側の周辺エンボス11b、11b…が左右に分断されている。
1…生理用ナプキン、2…不透液性裏面シート、3…透液性表面シート、4…吸収体、4A…下層吸収体、4B…上層吸収体、5…クレープ紙、7…サイド不織布、10…跨設エンボス、10a…両側の跨設エンボス、10b…前後の跨設エンボス、11…周辺エンボス、11a…両側の周辺エンボス、11b…前後の周辺エンボス、12…臀部溝用エンボス

Claims (9)

  1. 下層吸収体と、この下層吸収体の略中央部の肌面側に積層された上層吸収体とからなる吸収体において、
    前記上層吸収体と下層吸収体との積層状態で、前記上層吸収体の周縁部に前記上層吸収体及び下層吸収体に跨るように配設される跨設エンボスが付与され、
    前記跨設エンボスは、前記上層吸収体の両側部においてそれぞれ長手方向に間隔をあけて略幅方向に沿って複数の線状エンボスが配設されるとともに、前記上層吸収体の前後部においてそれぞれ幅方向に間隔をあけて略長手方向に沿って複数の線状エンボスが配設されてなることを特徴とする吸収体。
  2. 前記跨設エンボスは、前記上層吸収体の縁部において外側に向かうに従って徐々に高さが低くなるように形成されている請求項1記載の吸収体。
  3. 前記跨設エンボスは、前記上層吸収体の両側部及び前後部に対してそれぞれ、エンボス付与率が10〜75%の割合で付与されている請求項1、2いずれかに記載の吸収体。
  4. 前記下層吸収体には、前記上層吸収体及び跨設エンボスと重ならない領域に周辺エンボスが付与され、
    前記周辺エンボスは、前記上層吸収体より両側の領域においてそれぞれ幅方向に間隔をあけて略長手方向に沿って複数のエンボスが配設されるとともに、前記上層吸収体より前後の領域においてそれぞれ長手方向に間隔をあけて略幅方向に沿って複数のエンボスが配設されてなる請求項1〜3いずれかに記載の吸収体。
  5. 前記上層吸収体の両側部に設けられる前記跨設エンボスはそれぞれ、隣接するエンボス同士が前側及び後側に交互に傾斜して設けられている請求項4記載の吸収体。
  6. 前記上層吸収体より両側の領域に設けられる前記周辺エンボスはそれぞれ、吸収体の幅方向に凹凸を繰り返す波状に形成されている請求項1〜5いずれかに記載の吸収体。
  7. 前記上層吸収体の前後部に配設される前記跨設エンボスはそれぞれ、前記上層吸収体の両側部に配設される前記跨設エンボスより、前記下層吸収体側に延在する長さが長く形成されている請求項1〜6いずれかに記載の吸収体。
  8. 前記上層吸収体より前後の領域に配設される前記周辺エンボスはそれぞれ、前記吸収体の中央寄りに中心を有する略円弧状に形成され、半径方向に間隔をあけて同心円状に複数設けられている請求項4、6いずれかに記載の吸収体。
  9. 透液性表面シートと裏面シートとの間に、上記請求項1〜8いずれかに記載の吸収体が介在された吸収性物品。
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