JP6360335B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、経血やおりものなどを吸収するための生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の吸収性物品、詳しくは表面側に形成されたエンボス溝の底面に、間欠的に高圧搾部が設けられた吸収性物品に関する。
従来より、パンティライナー、生理用ナプキン、失禁パッドなどの吸収性物品として、ポリエチレンシートまたはポリエチレンシートラミネート不織布などの不透液性裏面シートと、不織布または透液性プラスチックシートなどの透液性表面シートとの間に綿状パルプ等からなる吸収体を介在したものが知られている。
この種の吸収性物品にも幾多の改良が重ねられ、幅方向への体液の拡散を抑制し、体液の横漏れを防止することなどを目的として、表面側に熱エンボスによってエンボス溝を形成する技術が存在する。
例えば、このようなエンボス溝として、出願人は、長手方向に沿って高圧搾部と低圧搾部とが交互に配置され、かつ幅方向両側の前記高圧搾部同士が千鳥状に互い違いに配置されるとともに、幅方向の中間に、幅方向両側の前記高圧搾部に接続し、該高圧搾部同士を長手方向に沿う一本の線上で連続させた高圧搾部連続線が配置された構造について特許出願を行った(下記特許文献1)。
また、下記特許文献2では、圧搾条溝が所定の幅を有してナプキン長手方向に延びており、該圧搾条溝内に低圧搾部を設け、該低圧搾部は圧搾条溝の幅より狭く条溝底面を幅方向に横切らないように形成され、かつ圧搾条溝の長手方向に間隔をおいて配置されている生理用ナプキンが開示されている。
さらに、下記特許文献3では、エンボス溝の底面に、内側縁から外側縁側に向けて延在し、かつ外側縁まで到達しない強圧搾部を溝長手方向に間欠的に形成するとともに、外側縁から内側縁側に向けて延在し、かつ内側縁まで到達しない強圧搾部を溝長手方向に間欠的に形成し、前記内側縁から形成した強圧搾部と、前記外側縁から形成した強圧搾部とが、溝長手方向に交互に配置された吸収性物品が開示されている。
特願2012−169534号 特許第4620299号公報 特許第4058281号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の吸収性物品では、エンボス溝の底面に、高圧搾部同士を長手方向に沿う一本の線上で連続させた高圧搾部連続線を配置してあるため、エンボス加工時にエンボスを強く押すと高圧搾部及びその周辺に引張応力が集中して表面材が破れるおそれがあった。このような表面材の破れを予防するためエンボスを強く押さないなどの対策が考えられるが、エンボスが弱すぎると体液の吸収性能が低下するとともに、エンボスが明確に形成されず、外観が悪くなる場合があった。
また、上記特許文献2記載の生理用ナプキンでは、圧搾条溝の底面を幅方向に横切らない非連続の形状で低圧搾部を形成することによって、圧搾条溝の長さ方向への体液の拡散を抑制しているが、高圧搾部が圧搾条溝の幅方向に横切って形成されているため、幅方向に体液が拡散しやすく、エンボス溝に沿った体液の流れが生じ難いことが懸念されていた。
さらに、上記特許文献3記載の吸収性物品では、エンボス溝の内側縁から形成した強圧搾部と、外側縁から形成した強圧搾部とが、溝長手方向に交互に配置され、溝中央部において内側縁から形成した強圧搾部と外側縁から形成した強圧搾部とが溝長手方向に重なり代を有するように配置されているため、エンボス加工時に強圧搾部によって表面材に発生する引張応力を逃がす部分がなく、表面材が破れるおそれがあった。
そこで本発明の主たる課題は、エンボス加工時に表面材の破れを防止するとともに、体液の吸収性能に優れ、かつ溝長手方向に沿った体液の拡散性に優れる吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、透液性表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在され、前記透液性表面シートの表面側にエンボス溝が形成された吸収性物品において、
前記エンボス溝として、排血口部を囲むように、吸収性物品の長手方向に長い小判形の閉合形状とされた中央エンボスを有し、
前記中央エンボスのエンボス溝の溝幅は、両側の長手方向に延びる部分の溝幅を、前後の円弧状部分の溝幅よりも狭くして形成されており、
前記中央エンボスの内、溝幅を狭くした両側部は、エンボス溝の底面に、溝長手方向に沿って高圧搾部と低圧搾部とが交互に配置されたパターンで形成され、
前記中央エンボスの内、前後の円弧状部分は、前記エンボス溝の底面に、一方側縁から他方側縁に向けて延在し、かつ他方側縁まで到達しない高圧搾部を溝長手方向に間欠的に形成するとともに、他方側縁から一方側縁に向けて延在し、かつ一方側縁まで到達しない高圧搾部を溝長手方向に間欠的に形成し、前記一方側縁から形成した高圧搾部と、前記他方側縁から形成した高圧搾部とが、溝長手方向に交互に配置され、前記一方側縁から形成した高圧搾部と、前記他方側縁から形成した高圧搾部との間に、溝幅方向に所定幅を有する連続帯状の隙間が溝長手方向に沿って設けられるとともに、前記高圧搾部の1個当たりの面積は0.5〜0.8mmとし、前記溝長手方向に沿って設けられた連続帯状の隙間の幅Aは0.3〜0.5mmとし、隣接する高圧搾部の間の最短距離Cは0.6〜0.75mmとしたパターンで形成されていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
上記請求項1記載の発明では、前記エンボス溝として、排血口部を囲むように、吸収性物品の長手方向に長い小判形の閉合形状とされた中央エンボスを有し、前記中央エンボスのエンボス溝の溝幅は、両側の長手方向に延びる部分の溝幅を、前後の円弧状部分の溝幅よりも狭くして形成されている。
そして、前記中央エンボスの内、溝幅を狭くした両側部は、エンボス溝の底面に、溝長手方向に沿って高圧搾部と低圧搾部とが交互に配置されたパターンとし、前記中央エンボスの内、前後の円弧状部分は、前記エンボス溝の底面に、一方側縁から形成した高圧搾部と、他方側縁から形成した高圧搾部とを溝長手方向に交互に配置することにより、高圧搾部を所謂千鳥状に配置している。そして、前記一方側縁から形成した高圧搾部と、前記他方側縁から形成した高圧搾部との間に、溝幅方向に所定幅を有する溝長手方向に沿う連続帯状の隙間(低圧搾部)を設けている。これによって、エンボス加工時に高圧搾部によって表面材にかかる引張応力を、比較的引張応力に余裕のある前記連続帯状の隙間(低圧搾部)によって溝長手方向に逃がすことができるため、エンボス加工時の表面材の破れが防止できるようになる。
また、エンボス溝内の体液の流れは、高密度に圧搾された高圧搾部に引き寄せられるようにしてエンボス溝内に浸入した体液が、この高圧搾部の周囲の低圧搾部に浸透して保持されるとともに、この低圧搾部に浸透した体液が隣接する高圧搾部に順次引き寄せられ、溝長手方向に沿う流れが生じる。このため、体液の拡散性に優れるようになる。このように、排血口部側から外側に向けて拡散した体液がエンボス溝において溝長手方向に拡散する流れに変化されるので、エンボス溝より外側への体液の漏れが抑制され、吸収性能が向上できるようになる。
請求項2に係る本発明として、前記前後の円弧状部分において、前記一方側縁から形成した高圧搾部と、前記他方側縁から形成した高圧搾部との間に、溝長手方向に所定幅を有する連続帯状の隙間が溝幅方向に沿って設けられている請求項1記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項2記載の発明では、前記前後の円弧状部分において、前記一方側縁から形成した高圧搾部と、前記他方側縁から形成した高圧搾部との間に、更に、溝長手方向に所定幅を有する連続帯状の隙間を溝幅方向に沿って設けているため、エンボス加工時に高圧搾部によって表面材にかかる応力を溝幅方向にも逃がすことができるようになり、エンボス加工時の表面材の破れがより一層防止できるようになる。
請求項3に係る本発明として、前記前後の円弧状部分において、前記溝長手方向に沿って設けられた連続帯状の隙間は、前記エンボス溝の幅方向中央部に設けられている請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項3記載の発明では、前記前後の円弧状部分において、前記溝長手方向に沿う連続帯状の隙間をエンボス溝の幅方向中央部に設けることによって、溝長手方向に沿う体液の流れが溝幅方向中央部を中心に生じるようにしている。
請求項4に係る本発明として、前記溝幅方向に沿って設けられた連続帯状の隙間の幅Bは、0.05mm〜0.6mmである請求項2記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項4記載の発明では、前記前後の円弧状部分において、前記幅方向に沿う連続帯状の隙間の幅をそれぞれ所定範囲とすることにより、エンボス加工時の表面材の破れを確実に防止するとともに、エンボス溝に沿った体液の拡散性を向上させている。
以上詳説のとおり本発明によれば、エンボス加工時に表面材の破れが防止できるとともに、体液の吸収性能に優れ、かつ溝長手方向に沿った体液の拡散性に優れるようになる。
本発明に係る生理用ナプキン1の一部破断展開図である。 そのII−II線矢視図である。 エンボス溝10の拡大平面図である。 吸収性能の試験方法を説明する図である。 試験結果(その1)である。 試験結果(その2)である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔生理用ナプキン1の基本構成〕
本発明に係る生理用ナプキン1は、図1及び図2に示されるように、ポリエチレンシート、ポリプロピレンシートなどからなる不透液性裏面シート2と、経血やおりものなどを速やかに透過させる透液性表面シート3と、これら両シート2,3間に介在された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、この吸収体4の形状保持および拡散性向上のために前記吸収体4を囲繞するクレープ紙5と、表面両側部にそれぞれ長手方向に沿って配設されたサイド不織布7,7とから構成されている。また、前記吸収体4の周囲において、そのナプキン長手方向の前後端縁部では、前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4の端縁よりも側方に延出している前記不透液性裏面シート2と前記サイド不織布7とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、外周に吸収体4の存在しない外周フラップ部が形成されている。また、前記透液性表面シート3の表面側(肌当接面側)からのエンボスにより、排血口部位Hを囲むように、エンボス溝10が形成されている。
以下、さらに前記生理用ナプキン1の構造について詳述すると、
前記不透液性裏面シート2は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シートなどの少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、この他にポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した上で不織布シート(この場合には防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成する。)などを用いることができる。近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートである。
次いで、前記透液性表面シート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、スパンボンド法はドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法及びエアスルー法は嵩高でソフトである点で優れている。
前記不透液性裏面シート2と表面シート3との間に介在される吸収体4は、たとえばパルプ中に高吸水性樹脂を混入したもの、或いはパルプ中に化学繊維を混入させるとともに、高吸水性樹脂を混入したものが使用される。前記吸収体4は、図示のように、形状保持、および経血等を速やかに拡散させるとともに、一旦吸収した経血等の逆戻りを防止するためにクレープ紙5によって囲繞するのが望ましい。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶融パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。また、前記吸収体4として、嵩を小さくできるエアレイド吸収体を用いてもよい。
また、前記吸収体4には合成繊維を混合しても良い。前記合成繊維は、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロンなどのポリアミド系、及びこれらの共重合体などを使用することができるし、これら2種を混合したものであってもよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイドバイサイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。前記合成繊維は、体液に対する親和性を有するように、疎水性繊維の場合には親水化剤によって表面処理したものを用いるのが望ましい。
前記高吸水性樹脂としては、たとえばポリアクリル酸塩架橋物、自己架橋したポリアクリル酸塩、アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体架橋物のケン化物、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体架橋物、ポリスルホン酸塩架橋物や、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミドなどの水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの等が挙げられる。これらの内、吸水量、吸水速度に優れるアクリル酸またはアクリル酸塩系のものが好適である。前記吸水性能を有する高吸水性樹脂は製造プロセスにおいて、架橋密度および架橋密度勾配を調整することにより吸水力と吸水速度の調整が可能である。前記高吸水性樹脂の含有率は吸収体重量の10〜60%とするのが望ましい。高吸水性樹脂含有率が10%未満の場合には、十分な吸収能を与えることができず、60%を超える場合にはパルプ繊維間の絡み合いが無くなり、シート強度が低下し破れや割れ等が発生し易くなる。
本例のように、吸収体4を囲繞するクレープ紙5を設ける場合には、結果的に透液性表面シート3と吸収体4との間にクレープ紙5が介在することになり、吸収性に優れる前記クレープ紙5によって体液を速やかに拡散させるとともに、これら経血等の逆戻りを防止するようになる。
一方、本生理用ナプキン1の表面がわ両側部にはそれぞれ、長手方向に沿ってかつナプキン1のほぼ全長に亘ってサイド不織布7,7が設けられ、このサイド不織布7,7の一部が側方に延在されるとともに、同じく側方に延在された不透液性裏面シート2の一部とによってウイング状フラップW、Wが形成されている。
前記サイド不織布7としては、重要視する機能の点から撥水処理不織布または親水処理不織布を使用することができる。たとえば、経血やおりもの等が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの機能を重視するならば、シリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いることが望ましい。また、前記ウイング状フラップW、Wにおける経血等の吸収性を重視するならば、合成繊維の製造過程で親水基を持つ化合物、例えばポリエチレングリコールの酸化生成物などを共存させて重合させる方法や、塩化第2スズのような金属塩で処理し、表面を部分溶解し多孔性とし金属の水酸化物を沈着させる方法等により合成繊維を膨潤または多孔性とし、毛細管現象を応用して親水性を与えた親水処理不織布を用いるようにすることが望ましい。
前記サイド不織布7の内方側は、図2に示されるように、前記サイド不織布7をほぼ二重に折り返すとともに、この二重シート内部に、その高さ方向中間部に両端または長手方向の適宜の位置が固定された1または複数の、図示例では2本の糸状弾性伸縮部材8,8が配設され、その収縮力によって前記二重シート部分を表面側に起立させた立体ギャザーBS、BSが形成されている。
〔エンボス溝10〕
図1に示されるように、前記透液性表面シート3の面側には、排血口部Hを囲むように、エンボス溝10が形成されている。本書では、このエンボス溝10について、先ずはじめに全体の平面パターンについて説明した後、このエンボス溝10の底面に形成される溝底面パターンについて説明する。
前記エンボス溝10は、種々の平面パターンで設けることが可能である。本例では、図1に示されるように、排血口部Hを囲むように、ナプキン長手方向に長い全体として略小判形の閉合形状とされた中央エンボス11と、前記中央エンボス11より前側に離間して配置され、排血口部H側が幅方向に離間する略逆U字状をなす前側エンボス12と、前記中央エンボス11より後側に離間して配置され、排血口部H側が幅方向に離間する略U字状をなす後側エンボス13と、前記中央エンボス11の両側にそれぞれ、前記中央エンボス11より幅方向に離間して配置され、略長手方向に沿うとともに、前記中央エンボス11の両側部にほぼ平行する両側エンボス14、14とから構成されている。
図示例のエンボス溝10についてさらに詳しく説明すると、前記中央エンボス11は、該中央エンボス11で囲まれた領域を装着者の排血口部に密着させやすくするとともに、体液の横方向及び前後方向への拡散を抑制して横漏れ及び前後漏れを防止するためのものである。前記前側エンボス12、後側エンボス13及び両側エンボス14、14はそれぞれ、中央エンボス11を越えて前側、後側又は幅方向両側に拡散した体液を受け止めて、前側、後側又は幅方向両側への体液の漏れを防止するためのものである。
前記中央エンボス11は、少なくとも排血口部Hを含む領域、好ましくは図1に示されるようにウイング状フラップWとほぼ同じ長手領域において、ナプキン長手方向に長い縦長の略小判形、楕円形又は長円形に形成されている。エンボス溝の溝幅は、全体に亘って同幅としてもよいが、図示例のように、両側の略長手方向に延びる部分の溝幅を、前後の円弧状部分の溝幅より狭くしてもよい。
前記前側エンボス12は、ナプキン前側に膨出する円弧状に形成されるとともに、後側の両端部が幅方向に離間し、その両端部から連続して幅方向外側に向けて延在する略逆U字状(略Ω状)パターンで形成されている。前記円弧状部分のナプキン幅方向の離間幅は、中央エンボス11のナプキン幅方向の離間幅とほぼ同等に形成され、中央エンボス11より前側に拡散した体液が前側エンボス12の内側に浸入しやすくなっている。前側エンボス12の溝幅は、全体に亘ってほぼ等幅に形成されている。
前記後側エンボス13は、ナプキン後側に膨出する円弧状に形成されるとともに、前側の両端部が幅方向に離間し、その両端部から連続して幅方向外側に向けて延在する略U字状(略逆Ω状)パターンで形成されている。後側エンボス13は、臀部溝の伝い漏れなどを防止するため、前記前側エンボス12と比較してナプキン長手方向に長く形成され、ナプキン長手方向のより広い範囲で体液を受け止めることができるようになっている。後側エンボス13の溝幅も全体に亘ってほぼ同等に形成されている。
前記両側エンボス14、14は、略ナプキン長手方向に沿う線状のエンボス溝であり、中央エンボス11と、サイド不織布7により構成される立体ギャザーBSとの間に設けられている。前記両側エンボス14の溝幅も全体に亘ってほぼ同等に形成されている。
次に、前記エンボス溝10の底面に形成される溝底面パターンについて説明する。前記エンボス溝10の底面のうち少なくとも一部は、図3に示されるように、一方側縁10aから他方側縁10bに向けて延在し、かつ他方側縁10bまで到達しない高圧搾部20が溝長手方向に間欠的に形成されるとともに、他方側縁10bから一方側縁10aに向けて延在し、かつ一方側縁10aまで到達しない高圧搾部21が溝長手方向に間欠的に形成され、前記一方側縁10aから形成した高圧搾部20と、前記他方側縁10bから形成した高圧搾部21とが、溝長手方向に交互に、所謂千鳥状に配置されたパターンで形成されている。
そして、前記一方側縁10aから形成した高圧搾部20と、前記他方側縁10bから形成した高圧搾部21との間に、溝幅方向に所定幅Aを有する溝長手方向に沿って真っ直ぐな連続帯状の溝長手方向隙間22が設けられている。さらに、前記高圧搾部20、21間に、溝長手方向に所定幅Bを有する溝幅方向に沿って真っ直ぐな連続帯状の溝幅方向隙間23を設けることが好ましい。前記溝長手方向隙間22及び溝幅方向隙間23は、高圧搾部20、21の溝幅方向及び溝長手方向の端部からそれぞれ溝長手方向及び溝幅方向に引いた仮想線で挟まれた領域のことであり、実際には、高圧搾部20、21の反対側にそれぞれ、溝長手方向隙間22及び溝幅方向隙間23と同じ高さの低圧搾部24が拡がっている。
換言すると、隣接する一方側縁10aから形成される高圧搾部20及び他方側縁10bから形成される高圧搾部21は、溝長手方向及び溝幅方向にそれぞれ重ならない領域に形成されるとともに、溝幅方向に対して前記溝長手方向隙間22の所定幅Aだけ離間して形成され、溝長手方向に対して前記溝幅方向隙間23の所定幅Bだけ離間して形成されている。
前記溝長手方向隙間22及び溝幅方向隙間23を設けることによって、エンボス加工時に、各高圧搾部20、21によって透液性表面シート3にかかる引張応力を、比較的に引張応力に余裕のある前記連続帯状の隙間22、23(低圧搾部)に逃がして分散させることができるようになり、エンボス加工時の表面材の破れが防止できるとともに、装着時に体圧によって表面材が引っ張られたときでもエンボス部分からの表面材の破れが防止できるようになる。このとき、前記隙間22、23がそれぞれ溝長手方向及び溝幅方向に沿って真っ直ぐな連続帯状に設けられているため、高圧搾部20、21にかかる応力を効率良く分散させることができるようになっている。
また、エンボス溝10の体液の流れについて説明すると、図3に示されるように、エンボス溝10の一方側縁10aの外側に排血口部Hが位置するとすると、一方側縁10aの外側からエンボス溝10方向に拡散した体液は、吸収体の繊維が高密度化された高圧搾部20に毛管作用によって一旦引き寄せられるようにしてエンボス溝内に浸入した後、この高圧搾部20の周辺の低圧搾部24に浸透して保持されるとともに、隣接する他方側縁10bから形成された高圧搾部21に毛管作用によって引き寄せられる。このようにして順々に低圧搾部24に浸透した体液が高圧搾部20、21に引き寄せられることによって、排血口部Hからエンボス溝10に向かう体液の流れが、溝長手方向に沿う体液の流れに変換され、溝長手方向への体液拡散性に優れるようになり、エンボス溝10を越えて外側に体液が拡散するのが抑制できるようになる。これによって体液の漏れが防止できる。また、体液がより広範囲に拡散して吸収体に吸収される結果、吸収性能も向上するようになる。
前記高圧搾部20、21は、図3に示される四角形の他、隅の丸い四角形や、円形、楕円形、半円形など種々の形態で形成することができる。前記高圧搾部20、21は、1つの連続するエンボス溝内で同じ形状で形成することも、複数の形状を組み合わせたパターンとすることも可能である。
前記溝長手方向隙間22は、エンボス溝10の幅方向中央部に設けることが好ましい。そのためには、前記一方側縁10aから形成した高圧搾部20と、前記他方側縁10bから形成した高圧搾部21とを同じ幅寸法で形成するようにする。前記溝長手方向隙間22をエンボス溝10の幅方向中央部に設けることによって、溝長手方向に沿う体液の流れが溝幅方向中央部を中心に生じるようになるため、体液の拡散性がより良好となる。なお、両側の高圧搾部20、21の幅寸法を異ならせることによって、溝長手方向隙間22がエンボス溝10の幅方向のいずれか一方側に偏倚するように形成してもよい。
前記溝長手方向隙間22の幅Aは、0.05mm〜0.55mm、好ましくは0.3mm〜0.55mm、より好ましくは0.3mm〜0.5mmとするのがよい。0.05mmより狭いとエンボス加工時の高圧搾部20、21にかかる応力が分散できなくなり、0.55mmより広いと、低圧搾部24に浸透した体液が隣接する高圧搾部に引き寄せられにくくなる。
前記溝幅方向隙間23の幅Bは、0.05mm〜0.6mmが好ましく、0.1mm〜0.6mmがより好ましい。この幅Bは、1つの連続するエンボス溝内でほぼ均一とするのがよいが、体液拡散効果を部位によって調整したい場合などには、連続するエンボス溝内でも部位によって変化させるようにしてもよい。例えば、両側エンボス14において、排血口部Hに近い部位では体液の溝長手方向に沿う拡散を促進するため、幅Bを狭くして高圧搾部20、21が高密度で形成されるようにし、排血口部Hから離れた部位では体液を保持しやすくするため、幅Bを広くして高圧搾部20、21が低密度で形成されるようにすることができる。
隣接する高圧搾部20、21の間の最短距離Cは、0.1mm〜0.9mm、好ましくは0.5mm〜0.9mm、より好ましくは0.6mm〜0.8mmとするのがよい。この距離Cは、高圧搾部20、21同士の間隔が最も小さくなる部分であり、エンボス加工時の応力が最もかかりやすい部分である。したがって、表面材の破れが発生しやすいので、ある程度の余裕を持って設定するのが望ましい。
また、高圧搾部20、21の1個あたりの面積は、0.5mm〜1.4mmが好ましく、0.5mm〜0.8mmがより好ましい。高圧搾部20、21の面積をこの範囲で形成することにより、エンボス加工時に過度に応力が集中しなくなるとともに、高圧搾部20、21への体液の引き寄せ効果が高められるようになる。1つの連続するエンボス溝内において、高圧搾部20、21の1個あたりの面積は、略同等に形成するのが好ましい。面積が略同等とは、全ての高圧搾部20、21が平均値から±0.15mm以内であることである。なお、異なる面積からなる複数の高圧搾部を組み合わせて配置することも可能である。
1つの連続するエンボス溝内において、エンボス溝の底面の全面積に対する高圧搾部20、21の面積の割合は、20%〜49%が好ましく、20%〜30%がより好ましい。これにより、高圧搾部への体液の引き込み効果が高められるとともに、溝方向に沿う体液の拡散効果が高められ、エンボス加工時に応力が集中するのが抑制できるようになる。
高圧搾部20、21と低圧搾部24との高低差は、0.25mm〜0.75mmとするのがよい。この高低差は、ナプキン厚みに対する割合としては、15%〜35%程度となる。
ところで、エンボス溝の底面の幅Dは、1.5mm〜3.0mmとするのがよい。溝幅は、1つの連続するエンボス溝内において均一に形成してもよいし、図1に示される中央エンボス11のように、部位によって溝幅を変化させてもよい。図示例では、溝幅を小さくした中央エンボス11の両側部は、底面のパターンが溝長手方向に沿って高圧搾部と低圧搾部を交互に配置したパターンで形成されている。
次に、エンボス溝底面のパターンを種々変化させたときの、装着時の破断強度、パターンの見栄え、吸収性能について行った試験の方法及び結果について説明する。試験で使用した高圧搾部の形状と性能の試験結果を、図5及び図6に示す。
従来例1は、高圧搾部を千鳥状に配置するとともに、一方側縁から形成した高圧搾部と他方側縁から形成した高圧搾部とが接続するように配置され、エンボス溝の幅方向中央に、幅方向両側の前記高圧搾部に接続し、該高圧搾部同士を長手方向に沿う一本の線上で連続させた高圧搾部連続線が配置され、幅方向に対し常に前記高圧搾部及び低圧搾部が存在しているパターンで形成したものである(上記特許文献1記載のパターン)。従来例2は、エンボス溝の幅方向中央部に溝方向に沿って等間隔でドット状の高圧搾部を設けたものである。実施例1、実施例2は本発明に係るエンボス溝であり、比較例1〜比較例4とともに、それぞれ図3に示される幅A、幅B及び距離Cが異なっている。なお、比較例1と比較例3とは、高圧搾部と低圧搾部の高低差のみを異ならせたものである。
装着時の破断強度試験は、ナプキンの装着時に体圧などによって表面材が引張荷重を受けたとき、エンボス溝及びその周辺の表面材が破断しない程度の強度を有するか否かを判断するためのものである。試験方法は、エンボス溝が試験片の中央部を幅方向に横断し、エンボス溝の上下にそれぞれ約30mm程度の表面材を有する長さでカットした幅20mmの試験片を、チャック間距離20mmの引張試験装置にエンボス溝が中央に来るようにセットし、引張速度100mm/minにて引張試験を行い、引張強度を測定した。図5及び図6に示される装着時の破断強度の値は、エンボスの加工条件を変化させたときの最低と最高の値である。なお、従来例1では完全な破れによって測定できないものがあったので、評価を行わなかった。評価は、設定の引張強度(4.5〜6.7N)の範囲内にあることが望ましいが、加工条件によって異なるので、試験で使用した加工条件の範囲内で最低の引張強度が設定の引張強度以上であるか否かで評価した。引張強度が4.5Nより小さいと、エンボス溝で表面材が破断するおそれが高く、6.7Nより大きいと、エンボス溝で表面材の浮きが発生する可能性が高い。なお、エンボスの加工条件として、エンボス時の温度(93℃〜110℃)及びエンボスのクリアランス(0°〜45°)を種々変化させた試験片を5つずつ用意し、その平均値によって評価した。
パターンの見栄えの試験方法は、エンボス加工後に、表面材の破れや浮きが生じているか否か、目視によってエンボス溝を観察した。
吸収性能の試験方法は、図4に示されるように、エンボス溝10の先端から10mm内側に位置する幅方向中央部の滴下点Pに、透液性表面シート3の表面に人工経血2ccを滴下後、無荷重状態で1分間放置したときの人工経血の長手方向の拡散長さLと、人工経血がエンボス溝10を越えた長手方向の距離Mを測定し、従来例1と比較した。前記人工経血としては、グリセリン12.30%、イオン交換水85.18%、カルボキシメチルセルロースナトリウム0.45%、塩化ナトリウム0.97%、炭酸ナトリウム1.04%、青粉0.06%の組成からなるものを使用した。
その結果、実施例1及び実施例2では、1個あたりの高圧搾部20の面積を約0.5〜0.8mm程度と小さくし、幅Aを0.3〜0.5mm程度、距離Cを0.6〜0.75mm程度と大きくすることによって、高圧搾部20による応力を連続帯状の溝長手方向隙間22及び溝幅方向隙間23で逃がして分散させる効果が十分に発揮され、エンボス溝の性能がいずれも良好な結果となっている。
また、比較例1と比較例3との比較から、同一パターンで高圧搾部と低圧搾部の高低差のみを変化させた場合、高低差が小さい実施例3の方が表面材の破断強度を高くすることが可能となる。
なお、装着時の破断強度について、比較例1,4では、装着時の激しい運動時などに破断するおそれがあり、比較例2,3では、エンボス圧搾時の温度によって破断する場合がある。
1…生理用ナプキン、2…不透液性裏面シート、3…透液性表面シート、4…吸収体、5…クレープ紙、7…サイド不織布、10…エンボス溝、10a…一方側縁、10b…他方側縁、11…中央エンボス、12…前側エンボス、13…後側エンボス、14…両側エンボス、20・21…高圧搾部、22…溝長手方向隙間、23…溝幅方向隙間、24…低圧搾部

Claims (4)

  1. 透液性表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在され、前記透液性表面シートの表面側にエンボス溝が形成された吸収性物品において、
    前記エンボス溝として、排血口部を囲むように、吸収性物品の長手方向に長い小判形の閉合形状とされた中央エンボスを有し、
    前記中央エンボスのエンボス溝の溝幅は、両側の長手方向に延びる部分の溝幅を、前後の円弧状部分の溝幅よりも狭くして形成されており、
    前記中央エンボスの内、溝幅を狭くした両側部は、エンボス溝の底面に、溝長手方向に沿って高圧搾部と低圧搾部とが交互に配置されたパターンで形成され、
    前記中央エンボスの内、前後の円弧状部分は、前記エンボス溝の底面に、一方側縁から他方側縁に向けて延在し、かつ他方側縁まで到達しない高圧搾部を溝長手方向に間欠的に形成するとともに、他方側縁から一方側縁に向けて延在し、かつ一方側縁まで到達しない高圧搾部を溝長手方向に間欠的に形成し、前記一方側縁から形成した高圧搾部と、前記他方側縁から形成した高圧搾部とが、溝長手方向に交互に配置され、前記一方側縁から形成した高圧搾部と、前記他方側縁から形成した高圧搾部との間に、溝幅方向に所定幅を有する連続帯状の隙間が溝長手方向に沿って設けられるとともに、前記高圧搾部の1個当たりの面積は0.5〜0.8mmとし、前記溝長手方向に沿って設けられた連続帯状の隙間の幅Aは0.3〜0.5mmとし、隣接する高圧搾部の間の最短距離Cは0.6〜0.75mmとしたパターンで形成されていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記前後の円弧状部分において、前記一方側縁から形成した高圧搾部と、前記他方側縁から形成した高圧搾部との間に、溝長手方向に所定幅を有する連続帯状の隙間が溝幅方向に沿って設けられている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記前後の円弧状部分において、前記溝長手方向に沿って設けられた連続帯状の隙間は、前記エンボス溝の幅方向中央部に設けられている請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品。
  4. 前記前後の円弧状部分において、前記溝幅方向に沿って設けられた連続帯状の隙間の幅は、0.05mm〜0.6mmである請求項2記載の吸収性物品。
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