JP2014003690A - スピーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】多用途、多品種への対応の容易化、高出力を維持した小型化を図る。
【解決手段】柱状の磁石22を挟んで同一軸線上に、磁石のN極側に磁性体からなる第1ピース18が、磁石のS極側に第2ピース20が配置されている。第1ピース18及び第2ピース20の外側には、磁石22の軸方向へ突設されたホルダー16が設けられている。磁石22、第1ピース18及び第2ピース20のそれぞれの外面は、これらの外面と所定の隙間を開けて、非磁性体の材料で筒状に形成されたコイルボビン12で覆われている。このコイルボビン12の外面上の、第1ピース18の外面及び第2ピース20の外面と対向する位置にはコイル24が設けられている。また、コイルボビン12の内面は、ホルダー16に設けられ、軸方向に可撓性を有するダンパー14で保持されている。また、コイルボビン12の端部には振動板30が接合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、音響機器として利用されるスピーカに関する。
スピーカに対する大きなニーズとして、多用途、多品種への対応の容易化、高出力を維持した小型化がある。
これは、従来の一般的なスピーカは図12の構成となっており、下記理由による。
即ち、スピーカボックス100に収められた磁石102の周囲にはポールピース104とヨーク106が配置され、ポールピース104とヨーク106のギャップにはボイスコイルボビン108に巻かれたボイスコイル110が配置されている。ボイスコイルボビン108には振動板(コーン紙)112が接合されている。
また、磁石102、ポールピース104及びヨーク106はフレーム114でスピーカボックス100のバッフル板116に保持され、ボイスコイルボビン108は、ダンパー118を介してフレーム114に保持され、振動板112も、エッジ84を介してフレーム114に保持されている。
このため、多品種への対応においては、振動板112の種類やサイズを変更するに際し、磁気回路やボイスコイル等は共用できても、振動板112を支えるフレーム114は個々に対応する必要があり、共用化ができない。
また、多用途への対応においては、例えばコーン紙でなく壁材等を直接振動させたいという要求がある。しかし、壁材等を振動させるには大きな駆動力が必要となる。大きな駆動力を得るためには磁石やコイル等を大型化しなければならない。一方、部品の大型化は、振動体を振動させるための加振力を低下させ、スピーカとしての性能を低下させる。
この問題を解決すべく、コーン紙を持たないスピーカ構造を採用し、家具や建材等の構造体を直接振動させる方法が提案されている(特許文献1)。
しかし、この方法は、家具や建材等の構造体を直接振動させることはできるものの、大出力を得るためには大きなボイスコイルや大きな磁気回路が必要となる欠点がある。また、ダンパーがボイスコイルの外周に存在するため、装置自体が大型化する問題もある。
小型化への対応については、従来、図13に示す3つの構造のものがある。いずれも下記長所短所を備え持ち、高出力を維持した小型化は実現できていない。
即ち、ムービングコイル型は、図13(A)に示すように、一般のスピーカと同じ構造を持つため高音質である。しかし、振動板130の周囲に、振動板130を支えるダンパー(エッジ)部分134と、その外側には磁気回路の外形部132を配置する必要がある。このため、振動板130の必要面積を確保すると、ダンパー部分134と磁気回路の外形部132の面積が更に周囲に加わるため、全体の寸法が大きくなる。
メタル振動板型は、図13(B)に示すように、古くからイヤホンに使われてきた方式である。構造上、小型化は可能であるが、振動板136に軟磁性材料(鉄板等)を用いる必要があるため、高音質は望めない。
圧電素子型は、図13(C)に示すように、圧電素子の振動板138に電圧を加え、電圧による振動板138の歪変形を利用している。このため、振動板138の面積を小さくすると変形量が小さくなり、大きな音量が得にくくなる。また、インピーダンスが非常に高く、半導体では駆動しにくい。
特許第3035704号公報
本発明は、上記事実に鑑み、多用途、多品種への対応の容易化、高出力を維持した小型化を目的とする。
請求項1に記載の発明に係るスピーカは、柱状の磁石と、前記磁石のN極側に配置され磁性体からなる第1ピースと、前記磁石のS極側に配置され磁性体からなる第2ピースと、前記第1ピース及び第2ピースからそれぞれ前記磁石の軸方向へ突設されたホルダーと、を有する磁石ピース結合部と、前記磁石ピース結合部を、それぞれの前記磁石の軸線を一致させて複数個配置した磁石ピース結合ユニットと、前記磁石ピース結合ユニットを覆い、それぞれの前記第1ピース及び第2ピースの外面と所定の隙間を開けて配置された筒状のボイスコイルボビンと、前記ボイスコイルボビンの外面上で、それぞれの前記第1ピース及び第2ピースの外面と対向する位置にそれぞれ設けられたボイスコイルと、それぞれの前記ホルダーに設けられ、前記磁石の軸方向に可撓性を有し、前記第1ピース及び第2ピースの外面と前記ボイスコイルボビンの内面を所定の隙間Sを開けて対向させ、該隙間Sを一定に維持する様に保持するダンパーと、前記ボイスコイルボビンの端部に接合された振動板と、を有し、前記ボイスコイルボビンの外面を覆い、それぞれの前記磁石ピース結合部の前記第1ピース及び第2ピースの外面と対向する位置に、それぞれヨークを配置し、前記ヨークは、磁性体材料で中空円柱状に形成され、磁石と軸線を一致させて前記ボイスコイルボビンの外周に配置され、ヨークの中空部の内周面には、コ字状断面を形成する凹部が設けられ、凹部の両側に形成される第1凸部が前記第1ピースの外周面と、第2凸部は前記第2ピースの外周面と、それぞれ所定の隙間を開けて対向している、ことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、磁石、第1ピース、第2ピース及びホルダーで磁石ピース結合部を形成している。また、それぞれの磁石ピース結合部を磁石の軸線上に配置して、複数の磁石ピース結合部の集合を1つの磁石ピース結合ユニットとしている。
更に、それぞれの磁石ピース結合部における第1ピース及び第2ピースの外面と所定の隙間を開けて、これらを覆うボイスコイルボビンが設けられている。
このボイスコイルボビンの外面には、それぞれの第1ピース及び第2ピースに対応する位置に、それぞれボイスコイルが設けられている。
また、ボイスコイルボビンの端部には振動板が接合されている。
この結果、それぞれの磁石ピース結合部の2ヶ所で、磁束集中により発生する大きな駆動力が、1つのボイスコイルボビンに加算して加えられることとなり、ボイスコイルボビンにより大きな駆動力を与えることができる。このため、振動板にも大きな駆動力を与えることができる。
さらに、ヨークを配置したことにより、第1ピースの外周面から第2ピースの外周面に向かう磁力線は、磁性体材料で構成され、損失の少ないヨークを通る。このため、空気中を通る場合に比べ、磁力線がコイルを横切る磁束密度が上がる。即ち、同じ電流をコイルに流しても、コイルが磁力線の中で受ける電磁力は大きくなる。このため、コイルボビンに及ぼす駆動力を一層増すことができる。
この結果、大きな駆動力で振動板68を振動することができ、高出力のスピーカ60となる。なお、振動板68に代えて、ボイスコイルボビン12の一端に家具や建材等の直接振動させたい振動体を取り付ければ、容易にこれらの振動体を振動させることができる。即ち、従来のスピーカに捕らわれない、多用途な利用ができる。
請求項2に記載の発明に係るスピーカは、請求項1に記載のスピーカにおいて、前記スピーカを囲むスピーカボックスと、前記スピーカボックスの一側板に設けられ、前記振動板が配置される開口部と、前記開口部が設けられた側板以外の側板に設けられ、前記振動板を前記開口部に保持するスピーカ保持手段と、を有し、前記ボイスコイルボビンの一端に前記振動板が接合され、前記振動板を前記開口部に配置した状態で、前記ホルダを前記スピーカ保持手段を介して前記開口部が設けられた側板以外の側板に固定する、ことを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、スピーカはスピーカボックスに囲まれている。また、スピーカボックスの一側板には振動板が配置される開口部が設けられている。また、振動板を開口部に保持した状態で、開口部が設けられた側板以外の側板にスピーカが保持部材で保持されている。
この結果、振動板で空気を加振する際の反力を、スピーカボックスの開口部が設けられた側板以外の側板で受けることができる。
さらに、ボイスコイルボビンの一端に振動板が接合され、振動板を開口部に配置した状態で、ホルダをスピーカ保持手段を介して開口部が設けられた側板以外の側板に固定するので、従来とは異なり、フレームを用いない方法で振動板、駆動装置のスピーカボックスへの取り付けができる。このため、部品の共用化が図れ、多品種の要求に対応できる。
請求項3に記載の発明に係るスピーカは、請求項1に記載のスピーカにおいて、前記スピーカを囲むスピーカボックスと、前記ボイスコイルボビンの端部に接合された第1振動板と、前記第1振動板と、前記磁石を挟んで反対側の前記ホルダーに接合された第2振動板と、前記スピーカボックスの対向する2つの側板に設けられ、前記第1振動板及び前記第2振動板がそれぞれ配置される開口部と、を有し、前記第1振動板と前記第2振動板とを除いたスピーカ全体は、前記第1振動板と第2振動板をそれぞれ前記開口部に配置した状態で、駆動装置吊りワイヤで前記スピーカボックスに設けられた止め金具に吊るされ、保持される、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、スピーカがスピーカボックスで囲まれ、ボイスコイルボビンの端部には第1振動板が接合され、ホルダーには第2振動板が接合され、第1振動板と磁石を挟んで反対側に配置されている。
この結果、1つの駆動装置で、表裏が逆相で振動するスピーカとなる。
本願発明は、上記構成としてあるのでスピーカの多用途、多品種への対応の容易化、高出力を維持した小型化が図れる。
本発明の第1の実施の形態に係るスピーカの基本構造を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るスピーカの応用例を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスピーカの基本構造を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るスピーカの基本構造を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るスピーカの応用例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係るスピーカの基本構造を示す断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係るスピーカの基本構造を示す断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係るスピーカの基本構造を示す断面図である。 本発明の第7の実施の形態に係るスピーカの基本構造を示す断面図である。 本発明の第8の実施の形態に係るスピーカの基本構造を示す断面図である。 本発明の第9の実施の形態に係るスピーカの基本構成を示す断面図である。 従来の一般的なスピーカの基本構造を示す断面図である。 従来のイヤホンの基本構造を示す断面図である。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、第1の実施の形態に係るスピーカ10は、円筒状のボイスコイルボビン12を備えている。
ボイスコイルボビン12は非磁性体材料からなり、円筒内部には磁石22が配置されている。
磁石22は永久磁石で円柱状に形成され、ボイスコイルボビン12の軸線と同一軸線上に配置されている。磁石22のN極側には第1ピース18が、磁石22のS極側には、第2ピース20が、それぞれ磁石22の軸線と同一軸線上に配置されている。
第1ピース18は、磁性体材料で円柱状に形成され、磁石22と同径若しくは磁石22より大径とされている。
第2ピース20は、磁性体材料で円柱状に形成され、第1ピース18と同一寸法、同一形状とされている。
第1ピース18及び第2ピース20の両側面には、円柱状に形成され、円柱の片方の端部にはフランジ部16Fが形成されたホルダー16が設けられている。
ホルダー16は、フランジ部16Fが、第1ピース18及び第2ピース20のそれぞれの外側の側面に当接される向きで、磁石22の軸線と同一軸線上に配置されている。
また、フランジ部16F、磁石22、第1ピース18及び第2ピース20には、それぞれボルト25を挿入するための貫通孔が、磁石22の軸線と平行に設けられている。
磁石22、第1ピース18、第2ピース20及びホルダー16は、それぞれの貫通孔を利用して、ボルト25で一体化されている。
ホルダー16の先端部には、円形に形成され、周方向に沿って同心円上に複数のスリット11が形成されたダンパー14が設けられている。これにより、ダンパー14は、軸方向に可撓性を有している。ダンパー14の材質は、特に制約はなく、例えば金属、布、ベーク材などを目的に応じて利用できる。
また、ダンパー14は、磁石22の軸線と同一軸線上に配置され、ダンパー14の中心部はネジ28でホルダー16の先端部と接合され、外周部はボイスコイルボビン12の円筒内面と接合されている。
ボイスコイルボビン12の内面と、第1ピース18及び第2ピース20の外周面とは隙間Sを開けて対向しており、隙間Sはダンパー14で一定に維持されている。
ボイスコイルボビン12の外周面の、第1ピース18及び第2ピース20の外周面と対向する位置には、それぞれボイスコイル24が配置されている。それぞれのボイスコイル24は、ボイスコイルボビン12の外周面に沿って巻きつけられており、図示しない電源回路から電流を流す構成とされている。
ボイスコイルボビン12の片側の端部には、板材で形成され、空気に振動(W)を与える振動板30が接合されている。振動板30は、コイルボビン12の軸方向の振動に従い軸方向に振動し、空気を振動(W)させる。
なお、上記構成において、振動板30を除いた振動板30の駆動部分である装置全体を、以後、便宜上駆動装置8と呼ぶ。
スピーカ10は、図1の構造とすることにより、コイル24に電流を流せば、コイル24に発生した駆動力で、ボイスコイルボビン12と振動板30を軸と平行な方向に移動(振動)させることができる。この時、電磁力の反力は駆動装置8の自重で支えることができる。この結果、スピーカとして成立する。
例えば、図2(A)に示すように、振動板30と反対側のホルダー16にスピーカ10を保持する保持部材34を取り付け、保持部材34を下にして設置台32の上に置けば、スピーカ10の振動板30が上向きになる。この状態でスピーカ10に電流を流せば、振動板30が上下方向に振動し、反力は設置台32で支えることができる。この結果、振動板30の形状等に応じた特性の音量、音質が得られる。
また、図2(B)に示すように、振動板30を下向きにして、振動させたい設置台32(例えば机、床、棚等)の上面に当接させ、この状態で振動板30を振動させることもできる。この場合、振動板30の振動で設置台32が振動され、設置台32の形状等に応じた特性の音量、音質が得られる。
本発明は、上記構成とすることにより、ボイスコイルボビン12には、第1ピース18及び第2ピース20のそれぞれの外面と対応する2ヶ所にボイスコイル24が巻かれており、磁束の集中が2ヶ所で発生する。このため、1ヶ所のみにボイスコイルが巻かれている従来のスピーカに比べ、より大きな駆動力を発生させることができる。
このとき、強力に着磁された磁石22を用いれば、第1ピース18及び第2ピース20のそれぞれの磁気を飽和に近い状態まで高めることができる。この結果、それぞれの磁束の集中個所に配置された2つのボイスコイル24で発生する駆動力が大きくなり、ボイスコイルボビン12が軸方向に受ける駆動力も大きくなり、高出力化が図れる。
また、すべてのダンパー14は、ボイスコイルボビン12の円筒状の内部に配置される構成となっている。このため、磁気回路をボイスコイルボビン12の円筒状の内部で完結でき、多用途への対応が容易となる。また、磁気回路の小型化が図れる。
また、ダンパー14は、ホルダー16を介して磁石22に保持されている。このため、ダンパー14を取り付けるためのフレームが不要となり、部品の共用化が図れ、多品種への対応が容易となる。
(第2の実施の形態)
図3(A)に示すように、第2の実施の形態に示すスピーカ38は、円筒状のボイスコイルボビン12を備えている。
ボイスコイルボビン12は非磁性体材料からなり、円筒内部には磁石22、第1ピース18、第2ピース20、ホルダー16、第1円盤状ダンパー36及び第2円盤状ダンパー37が配置されている。
また、ボイスコイルボビン12の外周面の、第1ピース18及び第2ピース20の外周面と対向する位置には、ボイスコイル24が、ボイスコイルボビン12の外周面に沿って巻かれている。また、ボイスコイルボビン12の片側の端部には、振動板30が接合されている。
これらについては、第1の実施の形態で説明したものと同一であり、説明は省略する。
ホルダー16の端部には、円盤状に成形されホルダー16を保持すると共に、軸方向に可撓性を有する第1ダンパー36と第2ダンパー37が設けられている。
第1ダンパー36は、図3(B)(C)に示すように、ボイスコイルボビン12の内部に挿入できる外径で成形され、ホルダー16を支持する円盤部36Aと、円盤部36Aの外周部から、外周部の連続した半分の部分においてのみ円盤部36Aの外径に等しい径で、円盤部36Aの中心線方向に向けて半円筒状に立ち上げた半円筒部36Cとを有している。
円盤部36Aの中心部には、ホルダー16が挿入される円柱状の切り欠き部36Eが設けられ、円盤部36Aの外周には同心円状にスリット36Dが設けられている。また、半円筒部36Cの先端には、円筒内部に向けて爪部36Bが設けられている。
第2ダンパー37は、第1ダンパー36と同一寸法、同一形状に成形されている。
これにより、第1ダンパー36の円盤部36Aと、第2ダンパー37の円盤部37Aとを、同一軸線上でお互いに外側に向けて対向配置し、半円筒部36Cと半円筒部37Cとで、それぞれ半分ずつ円筒部を負担する中空円柱を形成することができる。また、第1ダンパー36の爪部36Bを第2ダンパー37のスリット37Dに挿入し、同様に、第2ダンパー37の爪部37Bを第1ダンパー36のスリット36Dに挿入できる。これにより、お互いが固定され、軸方向の強度を備えた1つの中空円柱が形成される。
即ち、組立時においては、先ず、磁石22、第1ピース18及び第2ピース20を、第1ダンパー36と第2ダンパー37とで形成される中空円柱部で覆い、ホルダー16の先端部を切り欠き部36E及び切り欠き部37Eで支持する。次に、爪部36Bと爪部37Bを、それぞれスリット36D、スリット37Dに挿入する。
これにより、径方向にはボイスコイルボビン12を支持する強度を有し、軸方向にはボイスコイルボビン12を移動可能とする可撓性を有するダンパーとなる。
このとき、ボイスコイルボビン12の内面と、第1ピース18及び第2ピース20の外周面とは隙間Sを開けて対向しており、ボイスコイルボビン12と振動板30は、磁石22の軸と平行に移動可能とされている。
このような構成において、例えばダンパー36、ダンパー37を樹脂化することにより、部品点数が削減され、スピーカ38の軽量化、小型化が図れる。
(第3の実施の形態)
図4に示すように、第3の実施の形態に示すスピーカ40は、第2の実施の形態で説明したスピーカ38の周囲に保護ケース42を備えている。
保護ケース42は、軟磁性体材料で円筒状に形成され、ボイスコイルボビン12の周囲にボイスコイルボビン12を囲んで配置されている。また、保護ケース42は、ボイスコイルボビン12と所定の隙間S2を開けて、ケース保持部材44で支持されている。
ケース保持部材44は、リング状に形成され、保護ケース42とボイスコイルボビン12との間の両端部に挿入されている。ケース保持部材44の内周部には同心円状に複数のスリット43が形成され、ボイスコイルボビン12の外周面とスリット43が形成された面で接している。これにより、径方向には保護ケース42を支持する強度を有し、軸方向にはボイスコイルボビン12を移動可能とする可撓性を有している。
保護ケース42の円筒内部にはボイスコイルボビン12が同一軸線上に配置されており、ボイスコイルボビン12の内部には、磁石22、第1ピース18、第2ピース20、ホルダー16及び第1ダンパー36、第2ダンパー37が配置されている。
また、ボイスコイルボビン12の外周面上の、第1ピース18及び第2ピース20の外周面と対向する位置には、それぞれボイスコイル24がボイスコイルボビン12の外周面に沿って巻かれている。また、ボイスコイルボビン12の片側の端部には、振動板30が接合されている。
これらについては、第1の実施の形態及び第2の実施の形態で説明したものと同一であり、説明は省略する。
このような構成とすることにより、軟磁性体材料の保護ケース42がヨークとして作用するため、磁気回路の磁束密度が上がり、スピーカ40の高出力化が図れる。
次に、スピーカ40のイヤホンへの応用例について説明する。
イヤホン50は、図5(A)に示すように、スピーカ40において、保護ケース42の片方の端面に第1キャップ52が設けられている。
第1キャップ52は、円盤状に形成され、同一中心線上で同一方向に、ボイスコイルボビン12の円筒内面に挿入される小径部52Sと、保護ケース42の円筒内面に挿入される大径部52Gとが突出されている。
第1キャップ52の小径部52Sはボイスコイルボビン12の内面に挿入され、ボイスコイルボビン12を支持する。また、ボイスコイルボビン12の内面と当接する外周面には、同一円周状にスリット51が設けられ、ボイスコイルボビン12を軸方向に移動可能としている。
第1キャップ52の大径部52Gは、保護ケース42の内面に挿入され、保護ケース42を支持し、保護ケース42の端面と当接する位置には、保護ケース42の端面が挿入される凹部が設けられている。
第1キャップ52は、保護ケース42の開放された端面を塞ぐと共に、ホルダー16、ボイスコイルボビン12及び保護ケース42のお互いの位置を保持している。
一方、振動板30が設けられている側の保護ケース42の端面には、第2キャップ54が取り付けられている。
第2キャップ54は、リング状に形成され、ボイスコイルボビン12と保護ケース42の間に挿入されるリング部54Rが設けられている。
リング部54Rは、ボイスコイルボビン12と保護ケース42の間に挿入され、保護ケース42を支持している。ボイスコイルボビン12外周面と当接するリング部54Rの内面側には、同一円状にスリット53が設けられ、ボイスコイルボビン12の移動を可能としている。
また、第2キャップ54の端部には振動板30の周囲を覆うカバー部54Cが設けられ、リング部54Rの外周面上で保護ケース42の端面と接する位置には、保護ケース42の端面が挿入される凹部が設けられている。
保護ケース42、第1キャップ52、第2キャップ54及び振動板30の周囲には、全周囲を覆う、保護カバー56が配置されている。
図5(B)に示すように、保護カバー56は、イヤホン50の外部を形成し、保護カバー56の第1キャップ52側には、コイル24に電流を流すための電気配線部材51が接続されている。
この結果、コイル24に電流を流せば振動板30を振動させることができる。このとき、軟磁性体材料の保護ケース42が配置されているため、磁力密度が上がり、高出力を維持した小型のイヤホンとなる。
(第4の実施の形態)
図6に示すように、第4の実施の形態に係るスピーカ41は、スピーカ11の周囲に保護ケース42を備えている。スピーカ11は、第1の実施の形態で説明したスピーカ10に後述する貫通孔を追加する加工を施している。
保護ケース42は、第3の実施の形態で説明した保護ケース42と同じである。保護ケース42の振動板30側の端部は開放されており、振動板30と反対側の端部には側板45が設けられている。
側板45は、非磁性体材料で円形に形成され、保護ケース42の開口部を塞いでいる。側板45の外周部は保護ケース42の端部と接合され、側板45の中心部にはホルダー16の一端がビス26で取り付けられている。また、ホルダー16の途中位置にはダンパー14が接合されている。
それぞれの軸線を一致させ隣接配置される、磁石22、第1ピース18、第2ピース20、ホルダー16、ダンパー14及び側板45の内部には、振動板30とダンパー14で形成される空間Q側の端部であるダンパー14から、側板45の外側の空間P側の端部である側板45に至る貫通孔49が開けられている。
この結果、空間Qと、空間Pとの間が貫通孔49で連通される。
スピーカ11の他の構成は第1の実施の形態と同じであり、説明は省略する。
このスピーカ41を、第3の実施の形態で説明したように、振動板30の振動を確保した状態で、保護カバー56で全周囲を覆い、電気配線部材51を取り付ければ、第3の実施の形態で説明したように、高出力を維持した小型のイヤホンとなる。
なお、スピーカ41には、貫通孔49が開けられているため、イヤホンとして耳に挿入しても耳の奥を密閉せず、長時間使用しても耳の奥が湿気るのを防止できる。また、貫通孔49が、耳の奥に周囲の音を伝える機能も有するため、イヤホンを使用中の危険予知が可能となる。
(第5の実施の形態)
図7に示すように、第5の実施の形態に係るスピーカ60は、コイルボビン12の外周にヨーク61が配置されている。
ヨーク61は、磁性体材料で中空円柱状に形成され、磁石22と軸線を一致させてコイルボビン12の外周に配置されている。
ヨーク61の中空部の内周面には、コ字状断面を形成する凹部が設けられ、凹部の両側に形成される第1凸部62は第1ピース18の外周面と、第2凸部63は第2ピース20の外周面と、それぞれ所定の隙間S4を開けて対向している。
ヨーク61の両側面には、中空円柱状に形成され、磁石22と軸線を一致させてボイスコイルボビン12の外周に配置されたネジ座65が設けられている。
ネジ座65はフランジ部65Fを有している。フランジ部65F、ヨーク61にはネジ66用の貫通孔が、磁石22の軸線に平行に設けられている。ネジ座65は、ネジ66用の貫通孔を用いて、ネジ66でヨーク61の両側に取り付けられている。
ネジ座65の円柱部65Eには、ネジ溝が設けられており、このネジ溝に取り付けた調整ネジ64でフランジ部16Fの側面を押し、ヨーク61の位置を一定の隙間S4に調整している。このとき、ボイスコイルボビン12の一部には、調整ネジ64を通すための切り欠き部12Hが設けられている。
隙間S4には、ボイスコイルボビン12と、ボイスコイルボビン12の外周に巻かれたボイスコイル24が配置されている。
ボイスコイルボビン12の一端には、振動板68が設けられている。なお、ヨーク61を除く駆動装置の部分は、既に説明した第1の実施の形態と同一であり、同一部分の説明は省略する。
ヨーク61を配置したことにより、第1ピース18の外周面から第2ピース20の外周面に向かう磁力線は、磁性体材料で構成され、損失の少ないヨーク61を通る。このため、空気中を通る場合に比べ、磁力線がコイル24を横切る磁束密度が上がる。即ち、同じ電流をコイル24に流しても、コイル24が磁力線の中で受ける電磁力は大きくなる。このため、コイルボビン12に及ぼす駆動力を増すことができる。
この結果、大きな駆動力で振動板68を振動することができ、高出力のスピーカ60となる。なお、振動板68に代えて、ボイスコイルボビン12の一端に家具や建材等の直接振動させたい振動体を取り付ければ、容易にこれらの振動体を振動させることができる。即ち、従来のスピーカに捕らわれない、多用途な利用ができる。
(第6の実施の形態)
図8に示すように、第6の実施の形態に係るスピーカ70は、長尺コイルボビン72を備えている。
長尺コイルボビン72は非磁性体材料で円筒状に形成され、円筒内部には第1の実施の形態で説明した、磁石22、第1ピース18、第2ピース20及びホルダー16からなる第1磁石ピース結合部74、第1磁石ピース結合部74と同一構成の第2磁石ピース結合部75、同じく、第1磁石ピース結合部74と同一構成の第3磁石ピース結合部76が配置されている。
これら、第1磁石ピース結合部74、第2磁石ピース結合部75及び第3磁石ピース結合部76は、それぞれの磁石22の軸線を一致させて、一列に配置され、磁石ピース結合ユニット77を構成している。
なお、第1磁石ピース結合部74と第2磁石ピース結合部75は、隣接するフランジ部16同士の間に連接部材78を配置し、この連接部材78で所定の距離を維持した状態で接合されている。
同様に、第2磁石ピース結合部75と第3磁石ピース結合部76は、隣接するフランジ部16同士の間に連接部材78を配置し、この連接部材78で所定の距離を維持した状態で接合されている。
また、磁石ピース結合ユニット77は、それぞれのホルダー16に接合したダンパー14で、長尺コイルボビン72の内部を支持している。
また、磁石ピース結合ユニット77の、それぞれの第1ピース18の外周面及び第2ピース20の外周面と、長尺コイルボビン72の内面とは、隙間Sを開けて対向している。
また、長尺コイルボビン72の外周面には、磁石ピース結合ユニット77のそれぞれの第1ピース18の外周面及び第2ピース20の外周面と対応する位置に、それぞれコイル24が巻かれて、長尺コイルボビン72の片方の端部には、振動板68が接合されている。
この結果、コイル24に電流を流せば磁束の集中が2ヶ所で発生する。このため、1ヶ所のみにボイスコイルが巻かれている従来のスピーカに比べ、より大きな駆動力を発生させることができる。この駆動力を、1つの長尺コイルボビン72に、同時にかつ同一方向に作用させることができるため、長尺コイルボビン72により大きな駆動力を与え、高出力のスピーカ70となる。
また、振動板68に代えて、ボイスコイルボビン12の一端に家具や建材等の振動させたい振動体を取り付ければ、容易にこれらの振動体を振動させることができ、従来のスピーカに捕らわれない、多用なニーズに対応できる。
なお、以上の説明は、磁石ピース結合部を3つ、それぞれの軸線を一致させて並べた場合について説明したが、磁石ピース結合部は3つに限定されることはなく、要求するスピーカ70の出力に応じて、任意の個数とすることができる。
(第7の実施の形態)
図9に示すように、第7の実施の形態に係るスピーカ80は、円筒状の長尺コイルボビン72を備えている。
長尺コイルボビン72の円筒内部には、磁石22、第1ピース18、第2ピース20及びホルダー16からなる第1磁石ピース結合部74、第1磁石ピース結合部74と同一構成の第2磁石ピース結合部75、同じく第1磁石ピース結合部74と同一構成の第3磁石ピース結合部76が配置されている。
更に、これら3つの磁石ピース結合部を連結して、1つの磁石ピース結合ユニット77を構成している。
この構成は、第6の実施の形態と同一である。第6の実施の形態で既に説明した部分についての説明は、省略する。
長尺コイルボビン72の外周には、第1ヨーク84、第2ヨーク85及び第3ヨーク86が、磁石22と同一軸線上に配置されている。
第1ヨーク84、第2ヨーク85及び第3ヨーク86の構成は第5の実施の形態で説明したヨーク61と同一であり、説明は省略する。
また、第1ヨーク84、第2ヨーク85及び第3ヨーク86の内周面は、それぞれ第1磁石ピース結合部74、第2磁石ピース結合部75、第3磁石ピース結合部76のそれぞれが有する、第1ピース18の外周面及び第2ピース20の外周面と、所定の隙間S2を開けて対向している。
隙間S2には、長尺コイルボビン72と、長尺コイルボビン72に巻かれたコイル24が配置されている。
長尺コイルボビン72の片側には、振動板68が接合されている。
この結果、1つの長尺コイルボビン72に対し、それぞれの磁石ピース結合部で発生した駆動力を、それぞれ同一方向に及ぼすことができ、長尺コイルボビン72にこれらを合計した大きな駆動力を加えることができる。
更に、第1磁石ピース結合部74、第2磁石ピース結合部75及び第3磁石ピース結合部76のそれぞれに第1ヨーク84、第2ヨーク85及び第3ヨーク86をそれぞれ配置してあり、それぞれのコイルを横切る磁束密度を上げることができる。
この結果、ボイスコイルに電流を流せばより大きな駆動力が発生し、長尺コイルボビン72により大きな駆動力を加えることができ、高出力のスピーカ86となる。
なお、振動板68に代えて、ボイスコイルボビン12の一端に家具や建材等の振動させたい振動体を取り付ければ、容易にこれらの振動体を振動させることができ、従来のスピーカに捕らわれない、多用なニーズに対応できる。
以上の説明は、磁石ピース結合部及びヨークをそれぞれ3つずつ並べた場合について説明したが、磁石ピース結合部及びヨークは3つに限定されることはなく、要求する駆動力に応じて、任意の個数を並べることができる。
(第8の実施の形態)
第8の実施の形態におけるスピーカ88は、図10に示すように、駆動装置8の周囲にスピーカボックス82を備えている。
スピーカボックス82の1つの側板82F(バッフル板)には、振動板81が配置される開口部79が設けられ、スピーカボックス82の内部には駆動装置8が配置されている。なお、駆動装置8は、第1の実施の形態で説明したものと同一であり、説明は省略する。
駆動装置8のボイスコイルボビン12の一端には、振動板81が接合され、振動板81は、側板82Fの開口部79に配置されている。
駆動装置8は、振動板81を開口部に配置した状態で、スピーカ保持手段58で側板82Bに、フランジ部58Fを利用してネジ59で取り付けられている。
この構成により、フレームを用いずに振動板81をスピーカボックス82のバッフル板82Fに配置することができる。なお、ヨーク61を有する構造においては、ヨーク61を利用してスピーカ60をスピーカボックス82に取り付けることもできる。
この結果、従来とは異なり、フレームを用いない方法で振動板81、駆動装置8のスピーカボックス82への取り付けができる。このため、部品の共用化が図れ、多品種の要求に対応できる。
(第9の実施の形態)
第9の実施の形態におけるスピーカ90は、図11に示すように、周囲にスピーカボックス91を備えている。
スピーカボックス91の対向する2つの側板91F、91Bには、それぞれ開口部83と開口部87が設けられている。
開口部83には、ボイスコイルボビン92に接合された第1振動板92が配置され、開口部87には、第1振動板92と磁石22を挟んで反対側のホルダー16に支持部材48を介して接合された第2振動板93が配置されている。
スピーカボックス91の内部には、駆動装置8が配置されている。駆動装置8は、第1の実施の形態で説明したものと同一であり、説明は省略する。
駆動装置8は、第1振動板92と第2振動板93をそれぞれ開口部に配置した状態で、駆動装置吊りワイヤ95で、スピーカボックス91の上板91Uに設けられた止め金具94に吊るされ、保持されている。
この構成により、第1振動板92と第2振動板93は、それぞれ作用、反作用の関係で、お互いに反対方向に同時に移動する。このため、1つの駆動装置8で表裏が逆相で振動するスピーカ90となる。
8 駆動装置
10 スピーカ
12 ボイスコイルボビン
14 ダンパー
16 ホルダー
18 第1ピース
20 第2ピース
22 磁石
24 ボイスコイル
30 振動板
36 第1ダンパー
37 第2ダンパー
42 保護ケース
44 ケース保持部材
45 側板
56 保護カバー
91 スピーカボックス
48 スピーカ保持手段
74 第1磁石ピース結合部
75 第2磁石ピース結合部
76 第3磁石ピース結合部
77 磁石ピース結合ユニット

Claims (3)

  1. 柱状の磁石と、前記磁石のN極側に配置され磁性体からなる第1ピースと、前記磁石のS極側に配置され磁性体からなる第2ピースと、前記第1ピース及び第2ピースからそれぞれ前記磁石の軸方向へ突設されたホルダーと、を有する磁石ピース結合部と、
    前記磁石ピース結合部を、それぞれの前記磁石の軸線を一致させて複数個配置した磁石ピース結合ユニットと、
    前記磁石ピース結合ユニットを覆い、それぞれの前記第1ピース及び第2ピースの外面と所定の隙間を開けて配置された筒状のボイスコイルボビンと、
    前記ボイスコイルボビンの外面上で、それぞれの前記第1ピース及び第2ピースの外面と対向する位置にそれぞれ設けられたボイスコイルと、
    それぞれの前記ホルダーに設けられ、前記磁石の軸方向に可撓性を有し、前記第1ピース及び第2ピースの外面と前記ボイスコイルボビンの内面を所定の隙間Sを開けて対向させ、該隙間Sを一定に維持する様に保持するダンパーと、
    前記ボイスコイルボビンの端部に接合された振動板と、を有し、
    前記ボイスコイルボビンの外面を覆い、それぞれの前記磁石ピース結合部の前記第1ピース及び第2ピースの外面と対向する位置に、それぞれヨークを配置し、
    前記ヨークは、磁性体材料で中空円柱状に形成され、磁石と軸線を一致させて前記ボイスコイルボビンの外周に配置され、ヨークの中空部の内周面には、コ字状断面を形成する凹部が設けられ、凹部の両側に形成される第1凸部が前記第1ピースの外周面と、第2凸部は前記第2ピースの外周面と、それぞれ所定の隙間を開けて対向している、
    ことを特徴とするスピーカ。
  2. 前記スピーカを囲むスピーカボックスと、
    前記スピーカボックスの一側板に設けられ、前記振動板が配置される開口部と、
    前記開口部が設けられた側板以外の側板に設けられ、前記振動板を前記開口部に保持するスピーカ保持手段と、
    を有し、
    前記ボイスコイルボビンの一端に前記振動板が接合され、前記振動板を前記開口部に配置した状態で、前記ホルダーを前記スピーカ保持手段を介して前記開口部が設けられた側板以外の側板に固定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ。
  3. 前記スピーカを囲むスピーカボックスと、
    前記ボイスコイルボビンの端部に接合された第1振動板と、
    前記第1振動板と、前記磁石を挟んで反対側の前記ホルダーに接合された第2振動板と、
    前記スピーカボックスの対向する2つの側板に設けられ、前記第1振動板及び前記第2振動板がそれぞれ配置される開口部と、
    を有し、
    前記第1振動板と前記第2振動板とを除いたスピーカ全体は、前記第1振動板と第2振動板をそれぞれ前記開口部に配置した状態で、駆動装置吊りワイヤで前記スピーカボックスに設けられた止め金具に吊るされ、保持される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ。
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