JP2014003531A - Fsk復調器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】FSK変調された変調波の同相成分及び直交成分が入力されるとともに、これら両成分に基づき検波信号を生成する論理回路70と、検波信号と信号レベルの判定閾値との比較を通じて変調波に含まれるデータを示すデータ信号を生成する判定回路80と、を備えるFSK復調器において、論理回路70は、第1の時刻における変調波と第1の時刻と異なる第2の時刻における変調波との第1の位相差に対して検波信号が固有の値となるとともに、第2の時刻における変調波と第1及び第2の時刻と異なる第3の時刻における変調波との第2の位相差と前記第1の位相差との差分が180°を超えないように、第1及び第2の位相差に基づき検波信号を生成するための算出式を変更する。
【選択図】図1
Description
(条件P)条件式A<0且つ条件式B≧0のとき、90°<位相差θ≦180°。
(条件Q)条件式A<0且つ条件式B<0のとき、−180°<位相差θ<−90°。
(式11)〜(式13)から位相差θと検波信号v(t)との関係は図5における実線のグラフで表される。図5に実線で示すように、位相差θが±180°未満の範囲において、検波信号v(t)の値から位相差が一の値に定まる。このため、検波信号v(t)に中心周波数オフセットがあり、位相差θが90°以外となっても、判定回路は、正負判定を誤りにくい。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のFSK復調器において、前記論理回路は、前記第1の変調波の1サンプル前に取得した変調波を前記第2の変調波とし、前記第2変調波の更に1サンプル前に取得した変調波を前記第3の変調波として前記検波信号を求めることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のFSK復調器において、前記論理回路は、デジタル信号を処理するデジタル回路であって、アナログ信号である変調波の同相成分及び直交成分をデジタル信号に変換するアナログデジタルコンバータを備え、前記アナログデジタルコンバータは、デジタル信号に変換した変調波の同相成分及び直交成分を前記論理回路に入力することを要旨とする。
<FSK復調器の構成>
図1に示すように、FSK復調器1は、アンテナ10と、局部発振器20と、位相器30と、第1及び第2の混合器(ミキサ)41,42と、第1及び第2のローパスフィルタ(LPF)51,52と、第1及び第2のアナログデジタルコンバータ(A/Dコンバータ)61,62と、論理回路70と、判定回路80とを備えている。
次に、論理回路70の作用について説明する。2つのベクトルの内積が正となるとき両ベクトルのなす角は、90°以内であり、2つのベクトルの内積が負となるとき両ベクトルのなす角は、90°より大きくなることが周知である。すなわち、図2(b)に示すように、過去の時刻における変調波s(k−p)と現在の時刻における変調波s(k)との内積(条件式A)の正負と、図2(a)に示すように過去の時刻における変調波s(k−p)を90°位相回転させたものと現在の時刻における変調波s(k)との内積(条件式B)の正負とから、過去の時刻における変調波s(k−p)と現在の時刻における変調波s(k)との位相差θがどの範囲にあるかを容易に求めることができる。同様に、大過去の時刻における変調波s(k−2p)と過去の時刻における変調波s(k−p)との内積(条件式A’)の正負と、大過去の時刻における変調波s(k−2p)を90°位相回転させたものと過去の時刻における変調波s(k−p)との内積(条件式B’)の正負とから、大過去の時刻における変調波s(k−2p)と過去の時刻における変調波s(k−p)との位相差θ’がどの範囲にあるかを容易に求めることができる。位相差θ,θ’の判定結果は、次のようになる。
・判定2…条件式A<0且つ条件式B≧0のとき、90°<位相差θ≦180°。
・判定3…条件式A<0且つ条件式B<0のとき、−180°<位相差θ<−90°。
・判定5…条件式A’≧0且つ条件式B’≧0のとき、0°≦位相差θ’≦90°。
・判定6…条件式A’<0且つ条件式B’≧0のとき、90°<位相差θ’≦180°。
・判定8…条件式A’≧0且つ条件式B’<0のとき、−90°≦位相差θ’<0°。
(条件S)条件式A≧0且つ条件式B≧0のとき、0°≦位相差θ≦90°。
(条件T−1)条件式A<0且つ条件式B≧0であって、条件式A’<0且つ条件式B’<0を満たさないとき、90°<位相差θ≦180°、−90°≦位相差θ’≦180°。
(条件W)条件式A<0且つ条件式B≧0であって、条件式A’<0且つ条件式B’<0を満たすとき、90°<位相差θ≦180°、−180°<位相差θ’<−90°。
(条件Y)条件式A<0且つ条件式B<0であって、条件式A’<0且つ条件式B’<0を満たすとき、−180°<位相差θ<−90°、−180°<位相差θ’<−90°。
以上から、位相差θと検波信号v(t)との関係は図3のグラフで表される。図3に示すように、位相差θに対して検波信号v(t)が固有の値となる。このため、判定回路80は、検波信号v(t)の信号レベルの判定を正確に行うことができる。また、位相差θと位相差θ’との差分が180°を下回るとともに、位相差θの変化に対して検波信号v(t)は連続値となる。特に、位相差θが180°を超える場合、及び−180°を下回る場合でも、検波信号v(t)は連続値となるとともに、位相差θが180°を超える場合にはそれまでの値よりも増加し、−180°を下回る場合にはそれまでの値よりも減少する。本例の検波信号v(t)は、位相差θが0°を超える場合には正、下回る場合には負とされている。すなわち、検波信号v(t)の正負は、位相差θが180°、及び−180°を境にして変化しない。このため、判定回路80は、検波信号v(t)の信号レベルの判定を行いやすい。
(1)過去の時刻における変調波s(t−p)と現在の時刻における変調波s(t)との位相差θ、及び大過去の時刻における変調波s(t−2p)と過去の時刻における変調波s(t−p)との位相差θ’に基づき、検波信号v(t)の算出式が変化するように論理回路70を組んだ。また、位相差θ,θ’に基づき、通常算出モードと拡張算出モードとの間で切り替わるように論理回路70を組んだ。位相差θ,θ’に応じて出力する検波信号v(t)の算出式を変更することより、位相差θの変化に対して検波信号v(t)が固有の値となる。このため、判定回路80は、検波信号v(t)の信号レベルの判定を正確に行うことができる。また、位相差θ,θ’の変化に対して検波信号v(t)は連続値となる。特に、位相差θが180°を超える場合、及び−180°を下回る場合でも、検波信号v(t)は連続値となるとともに、位相差θが180°を超える場合にはそれまでの値よりも増加し、−180°を下回る場合にはそれまでの値よりも減少する。本例の検波信号v(t)は、位相差θが0°を超える場合には正、下回る場合には負とされている。すなわち、検波信号v(t)の正負は、位相差θが180°、及び−180°を境にして変化しない。このため、従来困難であった位相差θが±180°を超える場合であれ、FSK信号を復調することができる。
・上記実施形態において、論理回路70は、条件S〜条件Zのいずれの場合においても、検波信号v(t)の分母、すなわち除算値は、現在の時刻における変調波s(t)の大きさの二乗としたが、過去の時刻における変調波s(t−p)の大きさの二乗であってもよい。このように構成した場合であれ、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。また、現在の時刻における変調波s(t)の大きさと過去の時刻における変調波s(t−p)の大きさとの積であってもよい。この場合、例えば、条件S及び条件Vにおける検波信号v(t)の分母項は、次の(式33)で表される。
・上記実施形態では、過去の時刻における変調波を90°位相回転させたが、必ずしも90°の位相回転に限るものではない。
Claims (5)
- FSK変調された変調波の同相成分及び直交成分が入力されるとともに、これら両成分に基づき検波信号を生成する論理回路と、前記検波信号と信号レベルの判定閾値との比較を通じて前記変調波に含まれるデータを復調する判定回路と、を備えるFSK復調器において、
前記論理回路は、第1の時刻における変調波と前記第1の時刻と異なる第2の時刻における変調波との第1の位相差に対して前記検波信号が固有の値となるとともに、前記第2の時刻における変調波と前記第1及び第2の時刻と異なる第3の時刻における変調波との第2の位相差と前記第1の位相差との差分が180°を超えないように、前記第1及び第2の位相差に基づき前記検波信号を生成するための算出式を変更するFSK復調器。 - 請求項1に記載のFSK復調器において、
前記論理回路は、前記算出式の異なる通常算出モード及び拡張算出モードを有し、
前記通常算出モードにおける前記論理回路は、前記第1の位相差が90°より大きく180°以下であって、前記第2の位相差が−180°より大きく−90°未満である場合には、前記第2の時刻における変調波に対し所定量の位相回転させたものと前記第1の時刻における変調波との内積を、前記第1の時刻における変調波の大きさの二乗、又は、前記第2の時刻における変調波の大きさの二乗、又は、前記第1の時刻及び前記第2の時刻における変調波の大きさの積である除算値で除し、その除した結果をマイナス2から減算した算出式を設定するとともに、前記拡張算出モードに移行し、
前記第1の位相差が−180°より大きく−90°未満であって、前記第2の位相差が90°より大きく180°以下である場合には、前記第2の時刻における変調波に対し所定量の位相回転させたものと前記第1の時刻における変調波との内積を、前記除算値で除し、その除した結果を2から減算した算出式を設定するとともに、前記拡張算出モードに移行するものであり、
前記拡張算出モードにおける前記論理回路は、前記第1の位相差が90°より大きく180°以下であって、前記第2の位相差が−180°より大きく−90°未満である場合には、前記第2の時刻における変調波に対し所定量の位相回転させたものと前記第1の時刻における変調波との内積を、前記除算値で除し、その除した結果を2から減算した算出式を設定するとともに、前記通常算出モードに移行し、
前記第1の位相差が−180°より大きく−90°未満であって、前記第2の位相差が90°より大きく180°以下である場合には、前記第2の時刻における変調波に対し所定量の位相回転させたものと前記第1の時刻における変調波との内積を、前記除算値で除し、その除した結果をマイナス2から減算した算出式を設定するとともに、前記通常算出モードに移行するFSK復調器。 - 請求項1又は2に記載のFSK復調器において、
前記論理回路は、前記第1の変調波と前記第2の変調波との内積の正負、前記第2の変調波を90°位相回転させたものと前記第1の変調波との内積の正負、前記第2の変調波と前記第3の変調波との内積の正負、及び前記第3の変調波を90°位相回転させたものと前記第2の変調波との内積の正負に基づき、前記第1及び第2の位相差を判定するFSK復調器。 - 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のFSK復調器において、
前記論理回路は、前記第1の変調波の1サンプル前に取得した変調波を前記第2の変調波とし、前記第2変調波の更に1サンプル前に取得した変調波を前記第3の変調波として前記検波信号を求めるFSK復調器。 - 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のFSK復調器において、
前記論理回路は、デジタル信号を処理するデジタル回路であって、
アナログ信号である変調波の同相成分及び直交成分をデジタル信号に変換するアナログデジタルコンバータを備え、
前記アナログデジタルコンバータは、デジタル信号に変換した変調波の同相成分及び直交成分を前記論理回路に入力するFSK復調器。
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