JP2014003499A - 受信装置および受信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザによるアンテナスルー機能の使用を確保しながら、十分に省電力化を図ることが可能な受信システムを提供する。
【解決手段】この受信システム100は、受信したテレビジョン放送信号をTV装置2に伝送する地デジチューナ22aおよびBSチューナ22bと、TV装置2の電源状態についての信号を受信可能なHDMI端子34と、少なくとも地デジチューナ22aおよびBSチューナ22bに電力が供給される通常待機モードおよび少なくとも地デジチューナ22aおよびBSチューナ22bに電力が供給されない省エネ待機モードを含む待機モードに動作制御可能な制御部21とを備え、制御部21は、TV装置2が待機状態に移行したCEC信号を受信した場合、または、TV装置2が電源オフ状態になり応答がなくなった場合に、省エネ待機モードに切り替える制御を行うように構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】この受信システム100は、受信したテレビジョン放送信号をTV装置2に伝送する地デジチューナ22aおよびBSチューナ22bと、TV装置2の電源状態についての信号を受信可能なHDMI端子34と、少なくとも地デジチューナ22aおよびBSチューナ22bに電力が供給される通常待機モードおよび少なくとも地デジチューナ22aおよびBSチューナ22bに電力が供給されない省エネ待機モードを含む待機モードに動作制御可能な制御部21とを備え、制御部21は、TV装置2が待機状態に移行したCEC信号を受信した場合、または、TV装置2が電源オフ状態になり応答がなくなった場合に、省エネ待機モードに切り替える制御を行うように構成されている。
【選択図】図1
Description
この発明は、受信装置および受信システムに関し、特に、待機モードを有する受信装置および受信システムに関する。
従来、待機モードを有する受信システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、テレビ(表示装置)と、テレビに接続されるDVDレコーダ(受信装置)とを備えた省電力システム(受信システム)が開示されている。このDVDレコーダは、テレビジョン放送信号を受信するチューナ(受信部)と、テレビからテレビの電源状態についての信号を受信可能なCEC通信部(接続部)とを含んでいる。また、このDVDレコーダは、一部の機能を無効にして消費電力を小さくする電源オフ動作モード1と、電源オフ動作モード1よりも多くの機能を無効にして電源オフ動作モード1より消費電力を小さくする電源オフ動作モード2との2つの電源オフ動作モード(待機モード)を切り替え可能なマイコン(制御部)を含む。また、このDVDレコーダは、テレビが電源オフ状態に移行したことを通知する信号をCEC通信部を介して受信した場合、電源オフ動作モード1から消費電力がより小さい電源オフ動作モード2に切り替える制御を行うように構成されている。また、このDVDレコーダでは、電源オフ動作モード1および電源オフ動作モード2のいずれの場合にも、録画機能が有効となるようにチューナに電力が供給されている。
また、従来、受信装置のチューナにより受信された放送を、表示装置に送信して表示装置で視聴するアンテナスルー機能が知られている。
上記特許文献1の受信システムの構成では、テレビがオフ状態にされた場合に、電源オフ動作モード2に切り替えて省電力化を図ることが可能である一方、電源オフ動作モード1および電源オフ動作モード2のいずれの場合でも、比較的消費電力が大きいチューナには電力が供給され続ける。このため、上記特許文献1の省電力システムの構成に、上記アンテナスルー機能を適用した場合には、テレビの電源がオフ状態にされてユーザがアンテナスルー機能を使わない状態であるにもかかわらず、比較的消費電力が大きいチューナ(受信部)に電力が供給され続けるので、十分に省電力化を図ることができないという問題点があると考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、ユーザによるアンテナスルー機能の使用を確保しながら、十分に省電力化を図ることが可能な受信装置および受信システムを提供することである。
この発明の第1の局面による受信装置は、テレビジョン放送信号を受信するとともに、受信したテレビジョン放送信号を表示装置に伝送する受信部と、表示装置から表示装置の電源状態についての信号を受信可能な接続部と、少なくとも受信部に電力が供給される通常待機モード、および、少なくとも受信部に電力が供給されない省エネ待機モードを含む待機モードに動作制御可能な制御部とを備え、制御部は、通常待機モードの状態において、表示装置が待機状態に移行したことを通知する信号を接続部を介して受信した場合、または、表示装置が電源オフ状態になったことにより表示装置からの応答についての信号が接続部を介して受信されなくなった場合に、通常待機モードから省エネ待機モードに切り替える制御を行うように構成されている。
この第1の局面による受信装置では、上記のように、通常待機モードの状態において、表示装置が待機状態に移行したことを通知する信号を接続部を介して受信した場合、または、表示装置が電源オフ状態になったことにより表示装置からの応答についての信号が接続部を介して受信されなくなった場合に、通常待機モードから省エネ待機モードに切り替える制御を行うように制御部を構成することによって、ユーザが表示装置を待機状態または電源オフ状態にして表示装置で番組を視聴しない場合には、アンテナスルー機能を使う必要がないので、省エネ待機モードに切り替えて受信部への電力の供給を停止することができるとともに、表示装置の電源がオン状態でアンテナスルー機能を使う可能性がある場合には、通常待機モードで受信部に電力を供給してアンテナスルー機能を使用可能な状態にしておくことができる。これにより、ユーザがアンテナスルー機能の使用を確保しながら、十分に省電力化を図ることができる。
上記第1の局面による受信装置において、好ましくは、制御部は、表示装置が待機状態または電源オフ状態に移行しない場合でも、テレビジョン放送に含まれる番組情報に基づいて、番組の放送がない時間帯には通常待機モードから省エネ待機モードに切り替える制御を行うように構成されている。このように構成すれば、表示装置が待機状態または電源オフ状態に移行されない場合でも、番組の放送がない時間帯には、ユーザによりアンテナスルー機能が使われないので、通常待機モードから省エネ待機モードに切り替えて、十分に省電力化を図ることができる。
この場合、好ましくは、制御部は、表示装置が待機状態または電源オフ状態に移行しない場合でも、番組情報に基づいて、番組の放送がない時間帯には表示装置を待機状態に切り替える制御信号を表示装置に送信する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、番組の放送がない時間帯であるにもかかわらず電源がオン状態のままになっている表示装置を待機状態に切り替えることができるので、受信装置の省電力化のみならず、表示装置の省電力化も図ることができる。
上記番組情報に基づいて、通常待機モードから省エネ待機モードに切り替える制御を行う構成において、好ましくは、制御部は、表示装置が待機状態または電源オフ状態に移行しない場合でも、番組情報に基づいて、番組の放送がない時間帯には次の番組の開始時刻を記憶した状態で通常待機モードから省エネ待機モードに切り替え、次の番組の開始時刻の所定時刻の前に通常待機モードに切り替える制御を行うように構成されている。このように構成すれば、次の番組の開始時刻に自動的に通常待機モードに切り替えられるので、番組の放送がないことに起因して省エネ待機モードに切り替えられた場合でもユーザは、確実に次の番組を視聴することができる。
上記第1の局面による受信装置において、好ましくは、制御部は、省エネ待機モードの状態において、表示装置が電源オン状態に移行した際に、表示装置が電源オン状態に移行したことを通知する信号を受信した場合には通常待機モードに切り替える制御を行うように構成されている。このように構成すれば、一旦、省エネ待機モードに切り替えられた場合でも、表示装置が電源オン状態にされることによりユーザがアンテナスルー機能を使用する可能性がある状態になると、通常待機モードに切り替えてユーザがアンテナスルー機能を使える状態に戻すことができる。
上記第1の局面による受信装置において、好ましくは、表示装置に接続される接続部は、音声データ、映像データ、制御信号および電力を伝送可能な所定のケーブルに接続され、制御信号により機器間で相互に制御することが可能なインターフェース規格に準拠するように構成され、制御部は、通常待機モードの状態において、表示装置が待機状態または電源オフ状態に移行したことを通知する制御信号を上記インターフェース規格に準拠した接続部を介して受信した場合に、通常待機モードから省エネ待機モードに切り替える制御を行うように構成されている。このように構成すれば、音声データ、映像データ、制御信号および電力を伝送可能な所定のケーブルを用いて、容易に、表示装置および受信装置を接続することができる。
この発明の第2の局面による受信システムは、表示装置と、テレビジョン放送信号を受信するとともに、受信したテレビジョン放送信号を表示装置に伝送する受信部と、表示装置から表示装置の電源状態についての信号を受信可能な接続部と、少なくとも受信部に電力が供給される通常待機モード、および、少なくとも受信部に電力が供給されない省エネ待機モードを有する待機モードに動作制御可能な制御部とを含む受信装置とを備え、制御部は、通常待機モードの状態において、表示装置が待機状態に移行したことを通知する信号を接続部を介して受信した場合、または、表示装置が電源オフ状態になったことにより表示装置からの応答についての信号が接続部を介して受信されなくなった場合に、通常待機モードから省エネ待機モードに切り替える制御を行うように構成されている。
この第2の局面による受信システムでは、上記のように、通常待機モードの状態において、表示装置が待機状態に移行したことを通知する信号を接続部を介して受信した場合、または、表示装置が電源オフ状態になったことにより表示装置からの応答についての信号が接続部を介して受信されなくなった場合に、通常待機モードから省エネ待機モードに切り替える制御を行うように制御部を構成することによって、ユーザが表示装置を待機状態または電源オフ状態にして表示装置で番組を視聴しない場合には、アンテナスルー機能を使う必要がないので、省エネ待機モードに切り替えて受信部への電力の供給を停止することができるとともに、表示装置の電源がオン状態でアンテナスルー機能を使う可能性がある場合には、通常待機モードで受信部に電力を供給してアンテナスルー機能を使用可能な状態にしておくことができる。これにより、ユーザがアンテナスルー機能を使えなくなるのを抑制しながら、省電力化を図ることができる。
本発明によれば、上記のように、ユーザによるアンテナスルー機能の使用を確保しながら、十分に省電力化を図ることができる。
以下、図1〜図3を参照して、本発明の一実施形態による受信システム100の構成について説明する。
本発明の一実施形態による受信システム100は、図1に示すように、BD(ブルーレイディスク)レコーダ1と、TV(テレビジョン)装置2とを備えている。BDレコーダ1およびTV装置2は、映像・音声ケーブル70およびHDMI(High−Definition Multimedia Interface)ケーブル71のそれぞれを介して接続されている。なお、BDレコーダ1は、本発明の「受信装置」の一例である。また、TV装置2は、本発明の「表示装置」の一例である。
本発明の一実施形態によるBDレコーダ1は、図1に示すように、装置本体10の制御回路部20が、地デジ(地上デジタルテレビ放送)アンテナ40aにアンテナケーブル60aを介して接続されることによって、地デジの放送局からTV番組を受信することが可能なように構成されている。また、BDレコーダ1は、装置本体10の制御回路部20が、BS(Broadcasting Satellite)アンテナ40bにアンテナケーブル60bを介して接続されることによって、BS放送局からTV番組を受信することが可能なように構成されている。また、BDレコーダ1は、装置本体10の制御回路部20が、TV装置2に映像・音声ケーブル70を介して接続されることによって、地デジの放送局およびBS放送局から受信されたTV番組を視聴することが可能なように構成されている。
また、BDレコーダ1は、アンテナスルー機能を有している。詳細には、BDレコーダ1は、地デジチューナ22aおよびTV装置2を接続して、地デジチューナ22aで受信したTV放送信号をTV装置2に伝送可能なように構成されている。また、BDレコーダ1は、BSチューナ22bおよびTV装置2を接続して、BSチューナ22bで受信したTV放送信号をTV装置2に伝送可能なように構成されている。また、BDレコーダ1は、指定時刻に映像および音声を録画する録画予約機能を有している。また、BDレコーダ1には、図1に示すように、BDレコーダ1を遠隔操作するためのリモコン送信機80が設けられている。
ここで、本実施形態では、BDレコーダ1は、後述する地デジチューナ22aおよびBSチューナ22bに電力が供給される通常待機モードと、地デジチューナ22aおよびBSチューナ22bに電力が供給されない省エネ待機モードとの2つの待機モードを含む。また、BDレコーダ1は、所定時間(たとえば、30分間)操作が行われない場合に、所定時間経過後、省エネ待機モードに切り替わるスリープ機能を有している。
詳細には、通常待機モードの状態では、図2に示すように、制御部21、地デジチューナ22a、BSチューナ22b、後述するBS用ブースタ26および表示管27に電力が供給されている。また、地デジ用デコーダ24a、BS用デコーダ24bおよび後述するHDD部29には電力が供給されていない。なお、通常待機モード時のBDレコーダ1の消費電力は、約0.8Wである。
省エネ待機モードの状態では、図2に示すように、地デジチューナ22a、BSチューナ22b、BS用ブースタ26、表示管27、地デジ用デコーダ24a、BS用デコーダ24bおよびHDD部29には、電力が供給されていない。一方、制御部21には電力が供給されており、最小限の機能のみが有効である。なお、通常待機モード時のBDレコーダ1の消費電力は、約0.1Wである。
電源Off状態では、図2に示すように、BDレコーダ1の全ての電子部品に電力が供給されていない。すなわち、電源Off時のBDレコーダ1の消費電力は、0Wである。
電源On状態では、図2に示すように、BDレコーダ1の全ての電子部品に電力が供給されている。すなわち、電源On状態では、BDレコーダ1の全ての機能を使用することが可能である。また、電源On時のBDレコーダ1の消費電力は、約18Wである。
TV装置2は、電源On状態および電源Off状態に加えて、一部の機能が制限されることにより、TV装置本体2aで使用される電力を低減可能な待機状態のモードを含む。また、TV装置2は、ユーザの操作により待機状態および電源On状態が切り替えられるように構成されている。
制御回路部20には、図1に示すように、BDレコーダ1の制御を行う制御部21が設けられている。制御部21については、後ほど詳細に説明する。また、制御回路部20には、地デジアンテナ40aによって受信された放送波から所望の地デジの放送局の信号波を選局して受信する地デジチューナ22aが設けられている。地デジチューナ22aは、放送波により放送信号と後述するEPG90(Electric Program Guide)(電子番組表)(図3参照)の情報とを受信可能に構成されている。なお、地デジチューナ22は、本発明の「受信部」の一例である。また、EPG90の情報は、本発明の「番組情報」の一例である。
また、制御回路部20には、図1に示すように、BSアンテナ40bによって受信された放送波から所望のBS放送局の信号波を選局して受信するBSチューナ22bが設けられている。また、BSチューナ22bは、本発明の「受信部」の一例である。
また、制御回路部20は、図1に示すように、地デジチューナ22aで受信された信号波から放送信号としての映像・音声信号およびEPG90の情報を含むサービス情報(PSI/SI:Program Specific Information/Service Information)を分離するデマルチプレクサ(DEMUX)23と、デマルチプレクサ(DEMUX)23によって分離された映像・音声信号をデコード(復号)する地デジ用デコーダ24aと、デマルチプレクサ(DEMUX)23によって分離されたサービス情報(PSI/SI)に基づいて制御部21によって作成されたEPG90を保存するメモリ部25とを備えている。
また、EPG90の情報は、ホスト局の放送波とともに、1日複数回(5回〜16回:配信回数は放送局によって異なる)所定の時間に配信される前述のサービス情報(PSI/SI)に含まれる形で配信されている。そして、サービス情報(PSI/SI)が含まれた放送波を受信した上で、BDレコーダ1によってEPG90が内部的に作成される。
また、制御回路部20は、図1に示すように、BSチューナ22bで受信された放送信号としての映像・音声信号をデコード(復号)するBS用デコーダ24bを備えている。また、BSアンテナ40bとBSチューナ22bとの間には、BS用ブースタ26が設けられている。また、BS用ブースタ26は、受信されたBS放送信号の電波を増幅する機能を有する。
また、制御回路部20は、図1に示すように、BDレコーダ本体1aの動作状態などが表示される表示管27と、リモコン送信機80からのリモコン信号を受光するリモコン受光部28と、映像・音声データを記録するHDD部(ハードディスクドライブ部)29と、制御部21の制御プログラムを格納するプログラム格納メモリ部30と、制御部21から出力指示された文字情報や色情報に基づく映像データを、TV装置2により出力される受信映像データに組み込む処理を行うOSD部(オンスクリーンディスプレイ部)31と、映像出力端子および音声出力端子から構成されTV装置2への接続端子となるAV出力端子32とをさらに備えている。HDD部29は、地デジチューナ22aによって受信されたテレビ番組の信号波が地デジ用デコーダ24aによって記録可能なデータ形式に変換された映像・音声データを記録可能なように構成されている。HDD部29は、BSチューナ22bによって受信されたテレビ番組の信号波がBS用デコーダ24bによって記録可能なデータ形式に変換された映像・音声データを記録可能なように構成されている。
また、BDレコーダ1が有するOSD機能によって、EPG90(図3参照)を視認可能なようにTV装置2に表示可能である。EPG90には、AAA放送、BBB放送およびCCC放送の所定時刻における番組が表示されている。たとえば、BBB放送の5時から6時の時間帯には、天気予報が放送されることを示している。また、AAA放送の26時から27時の時間帯には番組の放送がないことを示している。また、ユーザは、このEPG90を参照することによって、テレビ番組の記録予約を行うことが可能なように構成されている。
また、地デジチューナ22aは、映像および音声データを含む高周波デジタル変調信号のうちから任意に選択された周波数のデジタル変調信号を取り出すように構成され、選択されたデジタル変調信号を復調して出力する機能を有するように構成されている。また、デマルチプレクサ(DEMUX)23は、地デジチューナ22aから出力された信号を、映像信号、音声信号およびサービス情報(PSI/SI)に分離するとともに、分離された映像信号および音声信号を地デジ用デコーダ24aに供給する一方、サービス情報(PSI/SI)をバス33を介して制御部21に供給する機能を有するように構成されている。
また、地デジ用デコーダ24aおよびBS用デコーダ24bは、映像信号および音声信号のそれぞれに対してデコード処理(符号の復号化)を行い、映像データおよび音声データを生成する機能を有するように構成されている。なお、映像データおよび音声データはそれぞれD/A変換処理(デジタル/アナログ変換)がなされた上で、AV出力端子32から装置本体10外部に接続されたTV装置2に出力されるように構成されている。
また、HDMI端子34は、音声データ、映像データ、CEC信号および電力を伝送可能なHDMIケーブル71が接続されるように構成されている。CEC信号は、HDMI端子34を介して、BDレコーダ1およびTV装置2間で双方向に伝送可能である。また、制御部21は、CEC信号により、BDレコーダ1およびTV装置2間の制御を行うことが可能なように構成されている。また、HDMI端子34は、TV装置2からTV装置2の電源状態についてのCEC信号を受信可能なように構成されている。なお、HDMI端子34は、本発明の「接続部」の一例である。また、HDMIケーブル71は、本発明の「所定のケーブル」の一例である。また、CEC信号は、本発明の「制御信号」の一例である。
また、TV装置2が待機状態に移行した際には、待機状態に移行した旨のCEC信号が、TV装置2からBDレコーダ1にHDMIケーブル71を介して伝送される。なお、TV装置2が待機状態に移行した旨のCEC信号は、TV装置2が待機状態になった場合にも、BDレコーダ1に対して伝送可能である。
また、BDレコーダ1およびTV装置2の接続を確認するCEC信号が、BDレコーダ1からTV装置2にHDMIケーブル71を介して伝送されている。また、TV装置2は、電源On状態または待機状態の場合には、BDレコーダ1から伝送されるBDレコーダ1およびTV装置2の接続を確認するCEC信号に対して、応答を行うように構成されている。すなわち、TV装置2が電源Off状態になった場合には、BDレコーダ1から伝送されるBDレコーダ1およびTV装置2の接続を確認するCEC信号に対して応答がされない。これにより、BDレコーダ1は、TV装置2が電源Off状態に移行したことを判断することが可能である。
制御部21は、地デジチューナ22aおよびBSチューナ22bに電力が供給される通常待機モード、および、地デジチューナ22aおよびBSチューナ22bに電力が供給されない省エネ待機モードを含む待機モードに動作制御可能なように構成されている。制御部21は、通常待機モードの状態において、TV装置2が待機状態に移行したことを通知するCEC信号を受信した場合に、通常待機モードから省エネ待機モードに切り替える制御を行うように構成されている。また、制御部21は、通常待機モードの状態において、TV装置2が電源オフ状態になったことによりTV装置2からの応答がなくなった(応答についての信号が受信されなくなった)場合に、通常待機モードから省エネ待機モードに切り替える制御を行うように構成されている。また、制御部21は、省エネ待機モードの状態においてTV装置2が電源オン状態に移行した際に、TV装置2が電源オン状態に移行したことを通知するCEC信号を受信した場合には通常待機モードに切り替える制御を行うように構成されている。
また、制御部21は、EPG90の情報に基づいて、番組の放送がない時間帯を判別可能なように構成されている。制御部21は、TV装置2が待機状態または電源オフ状態に移行しない場合でも、テレビジョン放送に含まれるEPG90の情報に基づいて、番組の放送がない時間帯には通常待機モードから省エネ待機モードに切り替える制御を行うように構成されている。具体的には、図3を参照して、制御部21は、AAA放送、BBB放送およびCCC放送のうちの全ての放送局で番組が放送終了した時刻を判断する。そして、制御部21は、AAA放送、BBB放送およびCCC放送のうち最後に放送が終了されるAAA放送で番組の放送が終了する時刻(26時)になると、通常待機モードから省エネ待機モードに切り替える制御を行うように構成されている。また、この際、制御部21は、TV装置2を待機状態に切り替えるCEC信号をTV装置2に伝送する制御を行うように構成されている。
制御部21は、図3を参照して、AAA放送、BBB放送およびCCC放送のうちの全ての放送局で番組が最初に放送を開始する時刻を判断する。制御部21は、AAA放送、BBB放送およびCCC放送のうち最初に放送が開始されるBBB放送およびCCC放送で番組の放送が開始される時刻(4時)になると、省エネ待機モードから通常待機モードに切り替える制御を行うように構成されている。また、制御部21は、次の番組の開始時刻の所定時間前(たとえば、5分前)に通常待機モードに切り替える制御を行うように構成されている。
また、制御部21は、省エネ待機モードまたは通常待機モードの場合に、BDレコーダ1に録画予約が設定されていれば、録画予約の時刻になるとBDレコーダ1を電源On状態に切り替えて録画を開始する制御を行うように構成されている。また、制御部21は、録画予約されている番組の録画を終了した後、省エネ待機モードまたは通常待機モードのいずれか元のモードに切り替える(戻す)制御を行うように構成されている。
次に、図4を参照して、本実施形態の受信システム100のBDレコーダ1の制御部21の省エネモードへの切替処理について説明する。また、省エネモードへの切替処理は、BDレコーダ1が通常待機モードであり、かつ、TV装置2が電源On状態の場合に実行される。
まず、ステップS1において、TV装置2の状態が待機状態または電源Off状態か否かが判断される。具体的には、TV装置2が待機モードになった旨のCEC信号が受信されたか否か、および、BDレコーダ1およびTV装置2の接続を確認するCEC信号に対してTV装置2から応答がないか否かが判断される。ステップS1において、TV装置2が待機モードになった旨のCEC信号が受信されない場合、または、BDレコーダ1およびTV装置2の接続を確認するCEC信号に対してTV装置2から応答がある場合には、ステップS2に進む。
また、ステップS1において、TV装置2が待機モードになった旨のCEC信号が受信された場合、または、BDレコーダ1およびTV装置2の接続を確認するCEC信号に対してTV装置2から応答がない場合には、ステップS6に進み、省エネ待機モードに切り替えられる。その後、省エネモードへの切替処理を終了する。
この際、BDレコーダ1にスリープ機能が設定されている場合でも、TV装置2が待機モードになった旨のCEC信号が受信された後、または、BDレコーダ1およびTV装置2の接続を確認するCEC信号に対してTV装置2から応答がないと判断された後、直ちに省エネ待機モードに切り替えられる。
ステップS2において、現在の時刻に番組の放送があるか否かが判断される。ステップS2において、現在の時刻に番組の放送があると判断された場合、ステップS4に進む。また、現在の時刻に番組の放送があると判断されない場合、ステップS3に進み、通常待機モードが維持される。その後、省エネモードへの切替処理を終了する。
ステップS4において、TV装置2を待機状態にするCEC信号がTV装置2に伝送される。これにより、TV装置2は待機状態に移行される。その後、ステップS5に進む。
ステップS5において、次の番組の開始時刻が記憶される。たとえば、図3を参照して、最初に放送が開始されるBBB放送およびCCC放送で番組の放送が開始される時刻(4時)が記憶される。その後、ステップS6に進む。
ステップS6において、省エネ待機モードに切り替えられる。その後、省エネモードへの切替処理を終了する。
次に、図5を参照して、本実施形態の受信システム100のBDレコーダ1の制御部21により実行される通常待機モードへの切替処理について説明する。具体的には、図5を参照して、番組の放送がない時間帯から番組の放送がある時間帯に移行する際の通常待機モードへの切り替え処理フローについて説明する。
ステップS11において、番組が開始される所定時間前(たとえば、5分前)になったか否かが判断される。ステップS11において、番組が開始される所定時間前になるまでこの判断が繰り返され、番組が開始される所定時間前になると、ステップS12に進む。
ステップS12において、TV装置2から電源On状態になった旨のCEC信号を受信したか否かが判断される。ステップS12において、TV装置2から電源On状態になった旨のCEC信号を受信したと判断されない場合には、通常待機モードへの切替処理を終了する。ステップS12において、TV装置2から電源On状態になった旨のCEC信号を受信したと判断された場合には、ステップS13に進み、通常待機モードに切り替えられる。その後、通常待機モードへの切替処理を終了する。
なお、番組が放送されている時間帯における通常待機モードへの切替処理では、TV装置2から電源On状態になった旨のCEC信号を受信したか否かが判断される。そして、TV装置2から電源On状態になった旨のCEC信号を受信するまでこの判断が繰り返され、TV装置2から電源On状態になった旨のCEC信号を受信すると通常待機モードに切り替えられる。その後、通常待機モードへの切替処理を終了する。
本実施形態では、上記のように、通常待機モードの状態において、TV装置2が待機状態に移行したことを通知するCEC信号を受信した場合、または、TV装置2が電源オフ状態になったことによりTV装置2からの応答がなくなった場合に、通常待機モードから省エネ待機モードに切り替える制御を行うように制御部21を構成する。これにより、ユーザがTV装置2を待機状態または電源オフ状態にしてTV装置2で番組を視聴しない場合には、アンテナスルー機能を使う必要がないので、省エネ待機モードに切り替えて地デジチューナ22aおよびBSチューナ22bへの電力の供給を停止することができるとともに、TV装置2の電源がオン状態でアンテナスルー機能を使う可能性がある場合には、通常待機モードで地デジチューナ22aおよびBSチューナ22bに電力を供給してアンテナスルー機能を使用可能な状態にしておくことができる。これにより、ユーザによるアンテナスルー機能の使用を確保しながら、十分に省電力化を図ることができる。
本実施形態では、上記のように、TV装置2が待機状態または電源オフ状態に移行しない場合でも、テレビジョン放送に含まれるEPG90の情報に基づいて、番組の放送がない時間帯には通常待機モードから省エネ待機モードに切り替える制御を行うように制御部21を構成する。これにより、TV装置2が待機状態または電源オフ状態に移行されない場合でも、番組の放送がない時間帯には、通常待機モードから省エネ待機モードに切り替えて、十分に省電力化を図ることができる。
本実施形態では、上記のように、TV装置2が待機状態または電源オフ状態に移行しない場合でも、EPG90の情報に基づいて、番組の放送がない時間帯にはTV装置2を待機状態に切り替えるCEC信号をTV装置2に送信する制御を行うように制御部21を構成する。これにより、番組の放送がない時間帯であるにもかかわらず電源がオン状態のままになっているTV装置2を待機状態に切り替えることができるので、BDレコーダ1の省電力化のみならず、TV装置2の省電力化も図ることができる。
本実施形態では、上記のように、TV装置2が待機状態または電源オフ状態に移行しない場合でも、EPG90の情報に基づいて、番組の放送がない時間帯には次の番組の開始時刻を記憶した状態で通常待機モードから省エネ待機モードに切り替え、次の番組の開始時刻の所定時刻(たとえば、5分)の前に通常待機モードに切り替える制御を行うように制御部21を構成する。これにより、次の番組の開始時刻に自動的に通常待機モードに切り替えられるので、番組の放送がないことに起因して省エネ待機モードに切り替えられた場合でもユーザは、確実に次の番組を視聴することができる。
本実施形態では、上記のように、省エネ待機モードの状態において、TV装置2が電源オン状態に移行した際に、TV装置2が電源オン状態に移行したことを通知するCEC信号を受信した場合には通常待機モードに切り替える制御を行うように制御部21を構成する。これにより、一旦、省エネ待機モードに切り替えられた場合でも、TV装置2が電源オン状態にされることによりユーザがアンテナスルー機能を使用する可能性がある状態になると、通常待機モードに切り替えてユーザがアンテナスルー機能を使える状態に戻すことができる。
本実施形態では、上記のように、音声データ、映像データ、CEC信号および電力を伝送可能なHDMIケーブル71に接続されるとともに、CEC信号によりBDレコーダ1およびTV装置2の間で相互に制御することが可能なHDMI端子34を設け、通常待機モードの状態において、TV装置2が待機状態または電源オフ状態に移行したことを通知するCEC信号をHDMI端子34を介して受信した場合に、通常待機モードから省エネ待機モードに切り替える制御を行うように制御部21を構成する。これにより、音声データ、映像データ、CEC信号および電力を伝送可能な所定のケーブルを用いて、容易に、TV装置2およびBDレコーダ1を接続することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記実施形態では、本発明の受信装置の一例としてBDプレーヤを適用する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、BDプレーヤ以外の受信装置に本発明を適用してもよい。たとえば、DVDプレーヤなど録画機能を有する受信装置であってもよいし、録画機能を有さないSTB(セットトップボックス)のような受信装置に本発明を適用してもよい。
上記実施形態では、本発明の表示装置の一例として、TV装置を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、TV装置以外の表示装置であってもよい。
上記実施形態では、BDプレーヤ(受信装置)が、本発明の受信部として、地デジチューナおよびBSチューナの2つの受信部を設ける例を説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、1つ、または、3つ以上の受信部を設けてもよい。
上記実施形態では、本発明の表示装置としてのTV装置の電源状態についての信号、および、機器間で相互に制御することが可能な制御信号としてCEC信号を用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、表示装置の電源状態についての信号、および、機器間で相互に制御することが可能な制御信号として、CEC信号以外の信号を用いてもよい。
上記実施形態では、本発明の接続部としてHDMI端子を設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御信号により機器間で相互に制御することが可能なインターフェース規格であれば、接続部はHDMI規格以外の規格に準拠したものでもよい。
上記実施形態では、説明の便宜上、制御部の処理動作をスタート時はイベント駆動的に記載し、スタート以降の処理動作はフロー駆動的に記載したフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。制御部の処理動作を完全なイベント駆動型で行ってもよいし、完全なフロー駆動型で行ってもよいし、並行処理的に行ってもよい。
1 BDレコーダ(受信装置)
2 TV装置(表示装置)
21 制御部
22a 地デジチューナ(受信部)
22b BSチューナ(受信部)
34 HDMI端子(接続部)
71 HDMIケーブル(所定のケーブル)
100 受信システム
2 TV装置(表示装置)
21 制御部
22a 地デジチューナ(受信部)
22b BSチューナ(受信部)
34 HDMI端子(接続部)
71 HDMIケーブル(所定のケーブル)
100 受信システム
Claims (7)
- テレビジョン放送信号を受信するとともに、受信したテレビジョン放送信号を表示装置に伝送する受信部と、
前記表示装置から前記表示装置の電源状態についての信号を受信可能な接続部と、
少なくとも前記受信部に電力が供給される通常待機モード、および、少なくとも前記受信部に電力が供給されない省エネ待機モードを含む待機モードに動作制御可能な制御部とを備え、
前記制御部は、前記通常待機モードの状態において、前記表示装置が待機状態に移行したことを通知する信号を前記接続部を介して受信した場合、または、前記表示装置が電源オフ状態になったことにより前記表示装置からの応答についての信号が前記接続部を介して受信されなくなった場合に、前記通常待機モードから前記省エネ待機モードに切り替える制御を行うように構成されている、受信装置。 - 前記制御部は、前記表示装置が待機状態または電源オフ状態に移行しない場合でも、前記テレビジョン放送に含まれる番組情報に基づいて、番組の放送がない時間帯には前記通常待機モードから前記省エネ待機モードに切り替える制御を行うように構成されている、請求項1に記載の受信装置。
- 前記制御部は、前記表示装置が待機状態または電源オフ状態に移行しない場合でも、前記番組情報に基づいて、番組の放送がない時間帯には前記表示装置を待機状態に切り替える制御信号を前記表示装置に送信する制御を行うように構成されている、請求項2に記載の受信装置。
- 前記制御部は、前記表示装置が待機状態または電源オフ状態に移行しない場合でも、前記番組情報に基づいて、番組の放送がない時間帯には次の番組の開始時刻を記憶した状態で前記通常待機モードから前記省エネ待機モードに切り替え、次の番組の開始時刻の所定時刻の前に前記通常待機モードに切り替える制御を行うように構成されている、請求項2または3に記載の受信装置。
- 前記制御部は、省エネ待機モードの状態において、前記表示装置が電源オン状態に移行した際に、前記表示装置が電源オン状態に移行したことを通知する信号を受信した場合には前記通常待機モードに切り替える制御を行うように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の受信装置。
- 前記表示装置に接続される前記接続部は、音声データ、映像データ、制御信号および電力を伝送可能な所定のケーブルに接続され、制御信号により機器間で相互に制御することが可能なインターフェース規格に準拠するように構成され、
前記制御部は、前記通常待機モードの状態において、前記表示装置が待機状態または電源オフ状態に移行したことを通知する制御信号を前記インターフェース規格に準拠した接続部を介して受信した場合に、前記通常待機モードから前記省エネ待機モードに切り替える制御を行うように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の受信装置。 - 表示装置と、
テレビジョン放送信号を受信するとともに、受信したテレビジョン放送信号を前記表示装置に伝送する受信部と、前記表示装置から前記表示装置の電源状態についての信号を受信可能な接続部と、少なくとも前記受信部に電力が供給される通常待機モード、および、少なくとも前記受信部に電力が供給されない省エネ待機モードを有する待機モードに動作制御可能な制御部とを含む受信装置とを備え、
前記制御部は、前記通常待機モードの状態において、前記表示装置が待機状態に移行したことを通知する信号を前記接続部を介して受信した場合、または、前記表示装置が電源オフ状態になったことにより前記表示装置からの応答についての信号が前記接続部を介して受信されなくなった場合に、前記通常待機モードから前記省エネ待機モードに切り替える制御を行うように構成されている、受信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012138149A JP2014003499A (ja) | 2012-06-19 | 2012-06-19 | 受信装置および受信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012138149A JP2014003499A (ja) | 2012-06-19 | 2012-06-19 | 受信装置および受信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014003499A true JP2014003499A (ja) | 2014-01-09 |
Family
ID=50036277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012138149A Pending JP2014003499A (ja) | 2012-06-19 | 2012-06-19 | 受信装置および受信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014003499A (ja) |
-
2012
- 2012-06-19 JP JP2012138149A patent/JP2014003499A/ja active Pending
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