JP2014003125A - リアクトル - Google Patents

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Abstract

【課題】隣接する分割コアの間のギャップを正確な幅で確保できるリアクトルであって分割コアの組み付け性を向上させたリアクトルを提供する。
【解決手段】本明細書が開示するリアクトル2は、コイルの軸線が延びる方向に沿って複数の部分コアに分割されたコアと、コイル巻き線が巻回されるボビンであって、複数の部分コアを、間にギャップを設けて保持するボビン5a、5bを備える。複数の部分コアのうち、両側を他の部分コアで挟まれる部分コアを中間部分コア4a〜4fと称する。本明細書のボビンは、中間部分コア(例えばI字型部分コア4a、4b)を、コイル軸線が延びる方向に交差する方向から挿入する孔(側孔7)を有している。I字型部分コア4a、4bを一つひとつ側孔7からボビンに挿入し、組み付けることができる。側孔に沿って延びているガイド部8a、8bが、隣接する部分コアとのギャップを正確な幅で確保する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リアクトルに関する。なお、リアクトルとは、コイルを利用した受動素子であり、「インダクタ」と呼ばれることもある。
近年、ハイブリッド自動車や電気自動車が本格的に実用化され、普及が拡大している。ハイブリッド自動車や電気自動車はモータを駆動源とする。モータ用の電気回路にはリアクトルが含まれることが多い。リアクトルの本体は、内部に磁性体のコアを有するボビンに巻き線(コイル)を巻いたものである。コアには、金属軟磁性粉末や電磁鋼板、またはフェライトなどが用いられる。ボビンは樹脂で作られることが多い。
電気自動車の駆動用モータは大出力であり、その電気回路も大電流を扱う。大電流を流すリアクトルの場合、そのコアは、複数の部分コアに分割され、隣接する部分コアの間にギャップが設けられることがある。ギャップは空隙であるか、あるいは、非磁性体のスペーサが挿入される。ギャップを設けると、コイルに流れる電流の変化に対するインダクタンスの変化が小さくなる。言い換えると、インダクタンスの電流依存性が小さくなる。即ち、流れる電流の大きさによらずインダクタンスが、ギャップなしの場合と比較して、概ね一定となる。他方、ギャップを設けると、短所として漏れ磁束が生じる。インダクタンスの電流依存性の抑制効果と、漏れ磁束を小さく抑えることのバランスをとって所望の性能を得るためには、ギャップ幅はできるだけ精密に管理できることが好ましい。
他方、複数の部分コアは、ボビンによって所定の配置に保持される。ギャップを正確な幅で確保して分割コアをボビンに組み付ける工程が必要とされる。複数の分割コアをボビンに組み付け易くした構造が例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたリアクトルは、複数に分割されており、全体が環状のコアを有している。全体が環状のコアは、夫々が別々のコイルを貫く一対の中間コアと、平行に並んだ中間コアの端部同士を磁気的に連結する一対のU字型の端部コアに分割される。ボビンは、中間コアの外周を覆う筒状ボビンと、コイルの端面に当接する枠状ボビンで構成される。そして、筒状ボビンの端面と、その端面に対向する枠状ボビンの一方の面とのそれぞれに、互いに嵌合し合う嵌合部が設けられている。また、枠状ボビンの他方の面には、端部コアを位置決めするための凹部又は凸部が形成されている。さらに、筒状ボビンと枠状ボビンとの嵌合により、中間コアと端部コアとの位置関係が、接着剤を用いることなく定まる。特許文献1によれば、上記の構造は、筒状ボビンと枠状ボビンとの嵌合により、中間コアと端部コアとの位置関係が決定され、かつ、中間コアと端部コアの組立に接着剤を必要とせず、組立性に優れる、と述べられている。また、枠状ボビンに対して端部コアの位置決めを容易に行うことができる、と述べられている。同様に筒状ボビンと枠状ボビンで構成する技術が、特許文献2に開示されている。
特開2010−263075号公報 特開2009−246220号公報
特許文献1、2では、中間コアを筒状ボビンにその端部から挿入する際、非磁性体で作られたギャップ板を中間コアの端面に当てる。ギャップ板が、隣接する中間コアのギャップ幅を正確に規定する。しかしながら、挿入する際にギャップ板あるいは中間コアが筒状ボビンの内側に引っ掛かり、ギャップ板と中間コアの間に意図しない隙間が生じる虞がある。引っ掛かりが生じないようにするには積層体を挿入する作業自体に高い精度が要求される。本明細書は、隣接する分割コアの間のギャップを正確な幅で確保できるリアクトルであって分割コアの組み付け性を向上させたリアクトルを提供する。
本明細書が開示するリアクトルの一実施形態は、コイルの軸線が延びる方向に沿って複数の部分コアに分割されたコアと、コイル巻き線が巻回されるボビンであって、複数の部分コアを、間にギャップを設けて保持するボビンを備える。コイルは、ボビンに巻回されつつ成形されるものであってもよいし、予めコイルとして成形された後に、ボビンに挿通されるものであってもよい。複数の部分コアのうち、両側を他の部分コアで挟まれる部分コアを中間部分コアと称する。本明細書のボビンは、中間部分コアを、コイル軸線が延びる方向に交差する方向から挿入する孔を有している。なお、以下では、「コイル軸線が延びる方向に交差する方向から挿入する孔」を、「ボビンの側面に設けられている孔」、あるいは、単純に「側孔」と称する。また、「コイル軸線が延びる方向」を「コイル長手方向」、あるいは、「ボビン長手方向」と称する。本明細書が開示するリアクトルは、別言すれば、コイル巻き線が巻回されたボビンの筒部の側面に、中間部分コアを挿入する側孔を備える。
ボビンには、側孔から挿入された中間部分コアのボビン長手方向の位置を定めるとともに、隣接する部分コアとの間のギャップを正確な幅で確保するガイド部が設けられている。本明細書が開示するリアクトルでは、側孔を通じて、中間部分コアを一つひとつ、ボビンに挿入することができ、挿入されると中間部分コアはガイド部に規制されて位置が定まり、隣接する部分コアとのギャップが精密に確保される。このリアクトルは、中間部分コアを側孔に挿入するだけでその位置が正確に定まるので、組み付けが容易である。
本明細書が開示する技術は、全体が環状のコアを有するリアクトルに適用することも好適である。環状のコアを有するリアクトルであって本明細書が開示する技術を適用したリアクトルは、典型的には次の構成を備える。コアは、一対のU字型部分コアと、一対のU字型部分コアの対向する端面の間に配置されるI字型部分コアで構成されている。I字型部分コアが、前述の中間部分コアの一例に相当する。ボビンは、一対のU字型部分コアの夫々を取り付ける樹脂製の一対の部分ボビンで構成される。そして、部分ボビンの少なくとも一方が、U字型部分コアのU字の端部を延長した方向に延びる筒部であって、コイルを通す筒部を有している。その筒部の側面に、I字型部分コアを挿入する孔(側孔)が設けられている。なお、U字型部分コアのU字の端部を延長した方向は、別言すれば、コイル長手方向である。
本明細書が開示するリアクトルでは、ボビン内に中間部分コアを位置決めするガイド部を備えているので、特許文献1や2のリアクトルが必要としたギャップ板を必要とせずとも正確なギャップ幅が確保できる。ここで、ギャップ板の一例は、非磁性体のスペーサである。しかし、本明細書が開示するリアクトルも、中間部分コアとこれに隣接する他の部分コアとの間に非磁性体のスペーサを配置してもよい。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は、以下の発明を実施するための形態の欄で詳しく説明する。
リアクトルの分解斜視図である。 分割されたコアの斜視図である。 樹脂カバーを除いたリアクトルの斜視図である。 樹脂カバーを含むリアクトルの斜視図である。 樹脂カバーとコイルを除外したリアクトルの斜視図である。 樹脂カバーとコイルを除外したリアクトルの断面図である。 第2実施例のリアクトルの断面図であって、樹脂カバーとコイルを除いたリアクトルの断面図である。 第3実施例のリアクトルの断面図であって、樹脂カバーとコイルを除いたリアクトルの断面図である。 第4実施例のリアクトルの断面図であって、樹脂カバーとコイルを除いたリアクトルの断面図である。 第5実施例のリアクトルの断面図であって、樹脂カバーとコイルを除いたリアクトルの断面図である。
図1に第1実施例のリアクトル2の分解斜視図を示す。但し、図1では、樹脂カバーは省略している。樹脂カバーについては後述する。図2はコア全体の斜視図である。図3は、樹脂カバーを除くリアクトル2の斜視図であり、図4は樹脂カバーを含む完成品のリアクトル2の斜視図である。図5は、樹脂カバーとコイルを除外したリアクトル、即ち、コアとボビンのアセンブリの斜視図である。図6は、コアとボビンのアセンブリのXY断面図を示す。
リアクトル2は、主として、全体が環状であり、複数の部分コアに分割されているコア30と、コア30を保持するボビン5a、5bと、コイル90を備えている。そのほか、コイル90とコアの端部を覆う樹脂カバー81、83を備える。コア30については図2を参照されたい。樹脂カバー81、83については図4を参照されたい。
コア30は、一対のU字型部分コア3a、3bと、一対のU字型部分コアの対向する端面の間に配置されるI字型部分コア4a〜4fで構成されている。I字型部分コア4a〜4fが、中間部分コアの一例に相当する。夫々の部分コアは、金属軟磁性粉末の粒子を焼鈍して作られている。金属軟磁性粉末の粒子は各々が絶縁コーティングされており、部分コア全体は絶縁体となっている。金属軟磁性粉末の個々の粒子が絶縁されているため、コイルに電流を流してもコアに大きな渦電流が発生しない。なお、コアは、金属軟磁性粉末や電磁鋼板、またはフェライトなどの金属軟磁性体粉末のほか、鉄・シリコン系合金で作られていてもよい。
一対のボビン5a、5bは、部分コア3a、3b、4a〜4fを、全体が環状をなすように保持する。一対のボビン5aと5bは同じ形状であるため、以下では主としてボビン5aについてその形状を説明する。図においても、ボビン5aには詳しく符号を付しているが、ボビン5bについては、図を見易くするために幾つかの部品では符号を省略している。
ボビン5aは、板状のベース部分(フランジ12)の一方の面にコイルを通す2個の筒部6a、6bを備え、他方の面にU字型部分コア3aの端部を嵌め込む孔14を備える。なお、孔14については、図中のボビン5bを参照されたい。筒部6a、6bは、孔14に固定されたU字型部分コア3a(3b)の端面を延長する方向に延設されている。なお、U字型部分コア3a(3b)の端面を延長する方向は、別言すれば、コイル長手方向に相当する。また、U字型部分コア3a(3b)の端面を延長する方向は、図中のX軸方向に相当する。筒部6a、6bの夫々にコイル90a、90bが通される。別言すれば、筒部6a、6bにコイル90a、90bが巻回される。なお、コイル90a、90bは、1本の巻き線で作られており、電気的には一つのコイル90を構成する。コイル90からは、入出力用の一対のリード部91が延びている。また、ボビン5bのフランジ12には、スリット15が設けられており、コイル90の軸線方向の両側からボビン5a、5bを嵌め込むと、リード部91がスリット15を通じて外部へと延びる。スリット15から外部へと延びるリード部91については、図3を参照されたい。
ボビン5aの筒部6a(6b)には、コイル長手方向に交差する方向を向いている側孔7a(7b)が設けられている。I字型部分コア4a(4b)は、この側孔7a(7b)を通じて、コイル長手方向に交差する方向から筒部6a(6b)に挿入することができる。なお、コイル長手方向は、図中のX軸方向に相当し、コイル長手方向に交差する方向は、図中のZ軸に相当する。
筒部6a(6b)の内部には、側孔7a(7b)の延びる方向に沿って4本のレール状のガイド部8a(8b)が設けられている。このガイド部8a(8b)は、I字型部分コア4a(4b)の位置を定める役割を果たす。また、側孔7a(7b)の一方の端部(図中Z軸方向の下側の端部)には、挿入したI字型部分コア4a(4b)の挿入方向の位置を定めるフランジ9が設けられている。即ち、一つの側孔7a(7b)に一つのI字型部分コア4a(4b)が対応し、挿入するだけで、I字型部分コア4a(4b)の位置が定まる。図5、図6に示すように、ガイド部8a(8b)は、I字型部分コア4a(4b)の四隅をL字状に支える。図6によく示されているように、ガイド部8a(8b)のコイル軸線方向(図中のX軸方向)の厚みが、隣接する部分コアとの間のギャップ幅を規定している。なお、ここでは、隣接する部分コアは、U字型部分コア3aと別のI字型部分コア4e(4f)に相当する。さらに、図5、図6に良く示されているように、筒部6a(6b)は、先端側のガイド部8aよりもさらに先へ延びており、筒部6a(6b)の先端には別のI字型部分コア4e(4f)が嵌め込まれる。
ボビン5bの形状は、上記したボビン5aの形状と同様である。図5、図6によく示されているように、上記したボビン5a、5bにより、複数の部分コアは、全体が環状となるように相互の配置が保持される。ここで、複数の部分コアは、U字型部分コア3a、3b、I字型部分コア4a〜4fに相当する。さらに、ガイド部8a、8bが、両側を他の部分コアに挟まれたI字型部分コア4a、4b、4c、4dの位置を定め、隣接する部分コアとのギャップを正確に規定する。
リアクトル2の製造方法について説明する。まず、コア30(部分コア3a、3b、4a〜4f)と、ボビン5a、5bを準備する。ボビン5a、5bは樹脂の射出成形で作られる。次いで、ボビン5a、5bに、部分コア3a、3b、4a〜4fを嵌め込む。前述したように、I字型部分コア4a、4b、4c、4dは、側孔7を通じて、コイル長手方向に交差する方向からボビン5a、5bに挿入することができる。ここで、「コイル長手方向に交差する方向」は、典型的には、コイル長手方向に直交する方向である。
側孔7a、7bとガイド部8a、8bによって、I字型部分コア4a、4b、4c、4dは、それぞれ別々に簡単にボビン5a、5bの所定の位置に嵌め込むことができ、また、嵌め込むだけで隣接する部分コアとの間のギャップが正確な幅で確保される。なお、I字型部分コア4e、4fを挟んでボビン5aと5bを合わせる前に、コイル90をボビンの筒部6a、6bに通しておく。こうして、図3に示すリアクトル2が完成する。なお、図3では、樹脂カバーの図示は省略している。コイル90は、一対のボビン5a、5bのフランジ12の間に収まる。その後、リアクトル2を所定の金型に入れてコイル90とU字型部分コア3a、3bの周囲に樹脂カバー81、83を射出成形にて成形する。こうして、完成品のリアクトル2が完成する。図4を参照されたい。なお、このリアクトル2は、コイルを覆う樹脂カバー81に小窓82が設けられており、コイル90a、90bの一部が露出する。
図7を参照して第2実施例のリアクトル2aを説明する。図7は、樹脂カバーとコイルを除いたリアクトル2aの断面図であり、第1実施例の図6に相当する。リアクトル2aは、構造的には、ギャップに非磁性体のスペーサ21を有する点を除き、第1実施例のリアクトル2と同じである。なお、ギャップ幅は、ガイド部8a、8bによって確保されるので、スペーサ21の厚みは、ギャップ幅よりも僅かに小さくてもよい。また、第1実施例のリアクトル2において、スペーサの代わりに、ギャップに樹脂を充填してもよい。例えば、ボビン5a、5bにリアクトルの外部とギャップ内を連通する溝、或いは孔を設けておけば、樹脂カバー81、83を射出成形する際、樹脂をギャップに充填することができる。
図8を参照して第3実施例のリアクトル2bを説明する。図8は、樹脂カバーとコイルを除いたリアクトル2bの断面図であり、第1実施例の図6に相当する。リアクトル2bでは、ボビン5aが有する筒部16a、16bと、ボビン5bが有する筒部26a、26bの形状が第1実施例のリアクトル2とは異なる。筒部16a、16bの方が筒部26a、26bよりも長く、一つの筒部16a(16b)に2個のI字型中間コア4a、4e(4b、4f)を挿入する側孔7a1、7a2(7b1、7b2)が設けられている。リアクトル2bにおいては、長い方の筒部16a(16b)に先にコイル90を通しておけば、コイルが安定して取り付けが容易となる、という利点を有する。
図9を参照して第4実施例のリアクトル2cを説明する。図9は、樹脂カバーとコイルを除いたリアクトル2cの断面図であり、第1実施例の図6に相当する。リアクトル2cは、一対のE字型の部分コア33a、33bと一個のI字型部分コア4aを有する。一方のボビン35aには、一方のE字型の部分コア33aと、I字型部分コア4aが支持される。一方のボビン35aは、長い筒部36を有し、その筒部36に、コイル軸線方向と交差する方向を向く側孔7が設けられている。なお、コイル軸線方向は、図中のX軸方向に対応し、コイル軸線と交差する方向は、図中のZ軸方向に対応する。側孔7に沿って4本の突条のガイド部8a、8bが設けられている。I字型部分コア4aは、側孔7から挿入され、ガイド部8a、8bによって位置決めされる。他方のボビン35bは、短い筒部37を有し、他方のE字型の部分コア33bを支持する。一対のボビン35a、35bを対向させ、ボビン35aの筒部36の先端をE字型部分コア33bの中央に嵌め込むと、コアとボビンのアセンブリが完成する。このとき、ガイド部8a、8bが、I字型部分コア4aと隣接する部分コア33a、33bとの間のギャップを正確な幅で保持する。このように、本明細書が開示する技術は、全体が環状でないコアを有するリアクトルにも適用することができる。
図10を参照して第5実施例のリアクトル2dを説明する。図10は、樹脂カバーとコイルを除いたリアクトル2dの断面図であり、第4実施例の図9に相当する。リアクトル2dは、一対のE字型の部分コア43a、43bと、3個のI字型部分コア4a、4b、4cを有する。但し、第4実施例のリアクトル2cよりも横長である。別言すれば、リアクトル2cと比べると筒部全体が長い。一方のE字型の部分コア43aと、一個のI字型部分コア4aは、ボビン45aに固定される。他方のE字型の部分コア43bと別の一個のI字型部分コア4bは、ボビン45bに固定される。ボビン45aと45bを対向させ、I字型部分コア4cの両側から筒部46を被せると、図10のアセンブリが完成する。なお、図10は、コアとボビンのアセンブリを示している。ボビン45a、45bの筒部36にも、第1〜第4実施例と同様に、コイル軸線方向と交差する方向を向く側孔7が設けられており、I字型部分コア4a、4bは、その側孔7を通じてボビン45a、45bに取り付けることができる。リアクトル2dもリアクトル2aと同じ利点を有する。コイル軸線方向と交差する方向は、図中のZ軸に相当する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2、2a、2b、2c、2d:リアクトル
3a、3b:U字型部分コア
33a、33b、43a、43b:E字型部分コア
4a−4f:I字型部分コア(中間部分コア)
5a、5b、35a、35b、45a、45b:ボビン
6a、6b、16a、16b、26a、26b、36、37、46:筒部
7、7a、7b:側孔
8a、8b:ガイド部
9、12:フランジ
14:枠
15:スリット
21:スペーサ
90:コイル

Claims (3)

  1. コイルの軸線が延びる方向に沿って複数の部分コアに分割されたコアと、
    コイル巻き線が巻回されるボビンであって、複数の部分コアを、間にギャップを設けて保持するボビンと、
    を備えており、
    ボビンは、複数の分割コアのうち両側を他の部分コアに挟まれる中間部分コアを、コイル軸線が延びる方向に交差する方向から挿入する孔を有していることを特徴とするリアクトル。
  2. ボビンは、前記孔から挿入された中間部分コアのコイル長手方向の位置を定めるとともに、隣接する部分コアとの間のギャップを確保するガイド部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のリアクトル。
  3. 隣接する部分コアの間に非磁性体のスペーサを配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載のリアクトル。
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