JP2014001659A - ポンプ - Google Patents

ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2014001659A
JP2014001659A JP2012136603A JP2012136603A JP2014001659A JP 2014001659 A JP2014001659 A JP 2014001659A JP 2012136603 A JP2012136603 A JP 2012136603A JP 2012136603 A JP2012136603 A JP 2012136603A JP 2014001659 A JP2014001659 A JP 2014001659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
volute
pump
outer peripheral
impeller
peripheral wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012136603A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuki Chikazawa
祐樹 近澤
Masato Nunomura
真人 布村
Toshiharu Hashimoto
俊治 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012136603A priority Critical patent/JP2014001659A/ja
Publication of JP2014001659A publication Critical patent/JP2014001659A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】特に小流量運転時において、羽根車の回転数を低下させた場合でも、渦損失の発生を抑制して、常時ポンプ効率を維持可能なポンプを提供すること。
【解決手段】本発明のポンプ1は、ボリュート12の外周壁と羽根車4との間に配置されボリュート12内の圧力に応じて羽根車4の径方向へ移動可能に構成されボリュート12の容積を変更する板状部材13を備え、前記ボリュート12の外周壁に、板状部材13を羽根車4側へ付勢する複数の弾性体18を設けたことにより、ボリュート12内の圧力の変化に応じた弾性体18の伸縮により板状部材13がボリュート12径方向へ移動することにより、特にボリュート12内の圧力が低い小流量運転時においても、渦損失の発生を抑制して、常時ポンプ効率を維持することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸入された液体を増圧して吐出するポンプに関するものである。
従来から、ポンプにおいては、液体を吸入する吸入流路と吸入された液体を吐出する吐出流路とを備えたポンプケースと、前記ポンプケース内に形成され回転遠心力により液体を増圧する羽根車を収容するとともに増圧された液体を吐出流路へ導くボリュートとを有している。
上記ポンプにおいては、使用する液体の温度に応じてポンプの吐出流量を変更することを目的として、ボリュートの外周壁と羽根車との間に、ボリュートの外周壁に沿って周回して板状部材を配置している。
そして、前記板状部材の一端側を、ボリュート上流側のボリュート外周壁に固定するとともに、他端側をボリュートの下流側に接続された吐出流路の外周壁内に設けられた感温型駆動部材に接続し、液体の温度に応じて板状部材をボリュートの径方向へ移動させることで、ボリュートの容積を変更することにより、液体の温度が変化した際に、吐出流量を変更することができるポンプが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−159783号公報
しかしながら、上記従来の構成では、液体の温度が変化した際にのみボリュートの容積を変更できることから、例えば、液体の温度が変化しない場合は、ポンプの吐出流量を変更することが困難となっていた。
特に、ポンプの吐出流量を少なくする、即ち小流量運転時において、羽根車の回転数を低下させた場合は、ボリュート内で渦損失が発生することにより、ポンプ効率が低下してしまうという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、特に小流量運転時において、羽根車の回転数を低下させた場合でも、渦損失の発生を抑制して、常時ポンプ効率を維持することができるポンプを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のポンプは、液体を吸入する吸入流路と吸入された液体を吐出する吐出流路とを備えたポンプケースと、前記ポンプケース内に形成され回転遠心力により液体を増圧する羽根車を収容するとともに増圧された液体を吐出流路へ導くボリュートとを有するポンプである。
そして、前記ボリュートの外周壁と羽根車との間に配置され、ボリュート内の圧力に応じて羽根車の径方向へ移動可能に構成されてボリュートの容積を変更する容積変更部を備え、前記ボリュートの外周壁に、容積変更部を羽根車側へ付勢する複数の弾性体を設けたものである。
これによって、ボリュート内の圧力の変化に応じた上記弾性体の伸縮により、上記、容積変更部がボリュートの径方向へ移動することで、ボリュート内の圧力の変化に応じて、ボリュートの容積を変更することが可能となる。
本発明のポンプは、特にボリュート内の圧力が低い小流量運転時において、羽根車の回転数を低下させた場合でも、ボリュート内の渦損失の発生を抑制してポンプ効率の低下を防止し、広い流量域でポンプ効率を維持することができる。
(a)本発明の実施の形態1におけるポンプの正面図(b)同ポンプの側断面図 同ポンプの分解斜視図 (a)同ポンプの側面図(b)同ポンプのボリュート内の圧力が低い場合を示す正断面図 同ポンプのボリュート内の圧力が低い場合を示す容積変更部の要部拡大図 同ポンプのボリュート内の圧力が高い場合を示す正断面図 同ポンプのボリュート内の圧力が高い場合を示す容積変更部の要部拡大図 本発明の実施の形態2におけるポンプの正断面図 同ポンプの変形例を示す正断面図 本発明の実施の形態3におけるポンプの正断面図
第1の発明は、液体を吸入する吸入流路と吸入された液体を吐出する吐出流路とを備えたポンプケースと、前記ポンプケース内に形成され回転遠心力により液体を増圧する羽根車を収容するとともに、増圧された液体を吐出流路へ導くボリュートと、を有するポンプである。
そして、前記ボリュートの外周壁と羽根車との間に配置され、ボリュート内の圧力に応じて羽根車の径方向へ移動可能に構成されて、ボリュートの容積を変更する容積変更部を備え、前記ボリュートの外周壁に、容積変更部を羽根車側へ付勢する複数の弾性体を設けている。
上記構成により、ボリュート内の圧力の変化に応じた上記弾性体の伸縮により、上記、容積変更部がボリュートの径方向へ移動することで、ボリュート内の圧力の変化に応じて、ボリュートの容積を変更することが可能となる。
これにより、特にボリュート内の圧力が低い小流量運転時において、羽根車の回転数を低下させた場合でも、ボリュート内の渦損失の発生を抑制してポンプ効率の低下を防止し、広い流量域でポンプ効率を維持することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の容積変更部を、ボリュートの外周壁に沿って周回して配置された板状部材により構成し、前記複数の弾性体の付勢力が、ボリュートの上流側より下流側が大きくなるように構成したものであり、圧力が低いボリュートの上流側には、付勢力が小さい弾性体を配置するとともに、圧力が高いボリュートの下流側には、付勢力が大きい弾性体が配置されている。
これにより、ボリュート内の圧力上昇にともない、上記板状部材がボリュートの径方向外周側に移動する際に、ボリュートの上流側から下流側にかけての板状部材の各部を同時
に移動させることができることから、ボリュート内の容積変更が均一化されて、広い流量域で、よりポンプ効率を維持することができる。
第3の発明は、特に、第2の発明の板状部材において、一端側が前記ボリュートの下流側外周壁に固定される固定部と、他端側が前記ボリュートの上流側外周壁内に設けられボリュートの周方向へ可動に構成された可動部とを設けたものである。
よって、ボリュート内での液体の流れる方向と、ボリュート内の圧力が上昇した際の上記可能部の移動方向とを、同様な方向とすることが可能となる。
これにより、ボリュート内の圧力が上昇した際に、上記可能部をスムースに移動させることができるため、広い流量域で、さらにポンプ効率を維持することができる。
第4の発明は、特に、第3の発明の板状部材において、前記固定部の近傍が、ボリュート外周壁に内接するように配置されるとともに、ボリュートの下流側に接続されて吐出口へ至る吐出流路の外周壁の仮想延長面と略平行となるように構成したことにより、板状部材の下流側端部と、上記吐出流路外周壁とを、略同一面上に配置することが可能となる。
これにより、上記板状部材の下流側端部付近を流れる液体を、上記吐出流路へスムースに排出することができることから、広い流量域で、極めてポンプ効率を維持することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1から図6は、本発明の第1の実施形態におけるポンプ1を示すものである。
図1(a)、図1(a)のA−A断面図である図1(b)、および図2に示すように、ポンプ1は、液体を吸入する吸入口10と、液体を吐出する吐出口11とが形成されたポンプケース2を備えており、ポンプケース2内に設けられたポンプ室9には、吸入口10から吸入された液体を増圧して吐出口11から吐出させる羽根車4が収容されている。
ポンプケース2は、ポンプ室9の高さ方向(図2における上下方向)において、上下に分割されており、固定ビス21により、組立て時に密着接合される。
上記ポンプ室9において、羽根車4の周囲には、図3(a)のB−B断面図である図3(b)に示すように、外周が環状に形成されて、羽根車4の外周側より吐出された液体の流路となる、ボリュート12が形成されている。
上記ボリュート12は、羽根車4が収容された状態において、羽根車4の外周側を周回するように形成されており、ボリュート12の幅(羽根車4の径方向の長さ)は、ボリュート12の上流側から下流側にかけて徐々に広くなるように構成されている。
ボリュート12の下流側には、吐出口11に至る吐出流路14が接続されており、ボリュート12から吐出流路14に排出された液体が、吐出口11よりポンプ1外に吐出される。
また、ボリュート12が、羽根車4の外周側を周回するように形成されていることで、ボリュート12の上流側は、吐出流路14の入り口内周側に形成された舌部15と、羽根
車4との間に位置することになる。
羽根車4は、吸入口10側に設けられた前面シュラウドと、吸入口10と反対側に設けられた後面シュラウドとの間に複数の羽根が形成されていて、それぞれの羽根は、羽根車4の回転方向側が凸となる緩やかな弧状に形成されている。
羽根車4の後面シュラウド側には、中空円筒状に形成され、側面にマグネットを備えたロータ5が一体形成されており、ロータ5は、ポンプケース2と対向配置された分離板3に設けられた有底円筒状の凹所に収容されている。
ポンプケース2と分離板3とは、固定ビス21により組立て時に密着接合されるが、分離板3の外周側に形成された凹部に配置されたパッキン20により、接合面から液体が漏れないように構成されている。
上記ロータ5は、一端側を上記凹所の底部に固定された固定軸6が、ロータ5の中心部を貫通して配置されており、固定軸6と対向するロータ5の内周側には軸受6aが設けられていて、ロータ5およびロータ5と一体形成された羽根車4を回転自在に支持している。
また、固定軸6の他端側には、中空円状の摺動板19が取付けられていて、ロータ5の回転にともなう、ロータ5と対向するポンプケース2の磨耗を防止するように構成されている。
一方、ロータ5の側面と対向する分離板3の外周側には、巻線が巻回されて、ロータ5を回転駆動させる磁力を発生するステータ7が配置されており、ステータ7には、ステータ7で発生する磁力を制御する制御基板8が接続されている。
ステータ7と制御基板8とは、モールド樹脂によりモールドされており、ステータ7や制御基板8で発生した熱を外部に放熱するともに、ステータ7と制御基板8とを保護するように構成されている。
図3および図4(図3(b)における領域Dの要部拡大図)に示すように、ボリュート12の外周壁に沿って、ボリュート12の高さ(図3(a)における上下方向)と略同じ高さをもった、容積変更部としての、ステンレス等の耐食性が高い金属板から構成された板状部材13が、ボリュート12の外周を周回するように配置されている。
上記板状部材13は、ボリュート12の上流側端部13bが、舌部15近傍に形成され、その長手方向が、ボリュート12の周方向と略同じ方向に配置された収容部16内に収容された、可動部材17に接続されている。
可動部材17は、両側部に設けられたベアリング式スライドレールにより、収容部16内の長手方向に移動自在に構成されており、板状部材13のボリュート12の下流側端部13aは、固定部としての吐出流路14の入口の外周壁14a近傍に固定されている。
また、ボリュート12の外周壁には、ステンレス等の耐食性が高い金属板から構成された略U字状の弾性体18が複数配置されている。
弾性体18は、略U字状の一方がボリュート12の外周壁に埋め込まれて固定されており、他方が、ボリュート12に露出するとともに、板状部材13の外周側と対向接触するように配置され、板状部材13をボリュート12の内周側へ付勢するように構成されてい
る。
さらに、上記複数の弾性体18は、略U字状の開口度合いが、ボリュート12の上流側から下流側にかけて、徐々に広くなるように形成されており、これにより、板状部材13とボリュート12の外周壁との距離は、ボリュート12の上流側から下流側にかけて徐々に大きくなるように構成されている。
ここで、本実施の形態における各部の具体的な設計例としては、羽根車4の外径を55mmとし、ボリュート12においては、羽根車4の中心からの最小径が58mm、最大径73mmであり、ボリュート12の高さを18mmとしたことで、ボリュート12内壁の表面積は4000平方mmである。
一方、板状部材13については、その全長が240mm(ただしその内の24mmは、羽根車4が回転していないときは、収容部16に収容される)となり、高さは17.9mmとなる。
また、弾性体18については、配置する個数を7個とし、各々の弾性体18において、略U字状に形成後の長さが25mm、幅が14mmで、板厚は0.5mmとなり、上記7個の合成ばね定数は、8.33[N/mm]に設定すればよい。
以上のように構成されたポンプ1について、以下その動作、作用を説明する。
制御基板8からステータ7に巻回された巻線に電力が供給されると、ステータ7で磁力が発生し、発生した磁力がロータ5に作用することで、ロータ5が固定軸6を軸中心として回転駆動される。
ロータ5が回転駆動されると、ロータ5一体形成された羽根車4が回転することで、吸入口10からポンプ室9内へ液体が吸入される。
吸入された液体は、羽根車4の前面シュラウドの中心側より羽根車4内に導入され、前面シュラウドと後面シュラウドとの間に形成された複数の羽根の間を、羽根車4の内周側から外周側にかけて流れ、回転する羽根車4の遠心力により増圧される。
増圧された液体は、羽根車4の外周側より吐出され、ポンプ室9内に形成されたボリュート12の上流側から下流側へ流れて、ボリュート12の下流側に接続された吐出流路14へ排出された後、吐出口11よりポンプ1外に吐出される。
このとき、図3および図4に示すように、羽根車4の回転数が小さい、即ち、ボリュート12内の圧力が低く、かつ吐出口11から吐出される液体の流量が少ない場合は、ボリュート12の外壁に設けられた複数の弾性体18の付勢力により、板状部材13は、その全周が、ボリュート12の外壁より内周側に位置しており、収容部16内の可動部材17は、舌部15側に移動している。
上記板状部材13により、ボリュート12の容積は、形成された容積より小さくなることから、低流量運転時における、ボリュート12内の渦損失の発生を抑制して、ポンプ効率の低下を防止することができる。
一方、図5および図6(図5における領域Eの要部拡大図)に示すように、羽根車4の回転数が大きい、即ち、ボリュート12内の圧力が高く、かつ吐出口11から吐出される液体の流量が多い場合は、ボリュート12内の圧力が、ボリュート12の外壁に設けられ
た複数の弾性体18の付勢力より大きくなる。
よって、板状部材13は、その全周が、ボリュート12の外壁側に移動し、その際に、収容部16内の可動部材17は、舌部15の反対側に移動することで、収容部16内の板状部材13が、収容部16よりボリュート12内に引き出されることになる。
このとき、板状部材13とボリュート12の外周壁との距離は、ボリュート12の上流側から下流側にかけて徐々に大きくなるように構成されているために、板状部材13の移動距離も、ボリュート12の上流側から下流側にかけて徐々に大きくなる。
よって、ボリュート12の幅、即ちボリュート12の容積が、ボリュート12の上流側から下流側にかけて徐々に広くなるように構成されていることに対応して、ボリュート12の容積を変更することができる。
上記板状部材13の移動により、ボリュート12の容積は、形成された容積に近くなることから、高流量運転時に対応したボリュート12の容積が確保されることで、ポンプ効率を低下させることなく、ポンプ1を運転することができる。
以上のように、本実施の形態においては、板状部材13により、ボリュート12内の圧力に応じて、ボリュート12の容積を変更することができるため、特にボリュート12内の圧力が低い小流量運転時において、羽根車4の回転数を低下させた場合でも、ボリュート12内の渦損失の発生を抑制してポンプ効率の低下を防止し、広い流量域でポンプ効率を維持することができる。
また、本実施の形態においては、板状部材13の上流側端部13bを、舌部15近傍に形成された収容部16内の可動部材17に接続するようにしているが、収容部16を、吐出流路14の入口の外周壁14a側に設けるようにしてもよい。
上記構成とすることで、舌部15近傍と比べて、収容部16の形成スペースに余裕ができるため、収容部16の設計自由度を向上することができる。
(実施の形態2)
図7および図8は、本発明における第2の実施形態のポンプ1を示すものである。ここでは、上記第1の実施形態と相違する事項についてのみ説明し、同様の構成や作用効果等を有するものについては上記第1の実施形態の説明を援用する。
本発明の第2の実施形態が上記第1の実施形態と異なる部分は、ボリュート12の外周壁に配置された複数の弾性体18において、その付勢力を、ボリュート12の上流側から下流側にかけて徐々に大きくなるように設定したところである。
このとき、弾性体18の配置の具体例としては、弾性体18の個数を7個とした際に、羽根車4の中心から吐出流路14の入口外周側へ引いた線分と、吐出流路14の外周壁との交差点を0度とする。
上記交差点を起点として、ボリュート12の外周壁に沿って反時計回りの角度が、5.5度、22.1度、49.6度、88.2度、137.9度、198.5度、および270度となる位置に弾性体18を配置する。
上記差異をふまえて、本発明の第2の実施形態におけるポンプ1の動作について、以下その動作、作用を説明する。
制御基板8からステータ7に巻回された巻線に電力が供給されるところから、羽根車4で増圧された液体が、吐出口11よりポンプ1外に吐出されるところは、上記第1の実施形態と同様である。
ここで、羽根車4が回転している際の、ボリュート12内の圧力は、ボリュート12上流側から下流側にかけて徐々に大きくなる。
本実施の形態においては、複数の弾性体18の付勢力を、ボリュート12の上流側から下流側にかけて徐々に大きくなるように設定しているため、ボリュート12内の圧力上昇にともない、上記板状部材13がボリュート12の径方向外周側に移動する際に、ボリュート12の上流側から下流側にかけての板状部材13の各部を同時に移動させることができる。
よって、ボリュート12内の容積変更が均一化されることで、広い流量域において、よりポンプ効率を常時維持することができる。
なお、図8に示すように、ボリュート12の外周壁において配置される、複数の弾性体18の間の間隔が、等間隔になるようにしてもよい。
この場合は、板状部材13に内周側から圧力が印加された際に、等間隔に配置された複数の弾性体18により、板状部材13に作用する圧力を均一に分散させることで、板状部材13の変形を防止することができる。
(実施の形態3)
図9は、本発明における第3の実施形態のポンプ1を示すものである。ここでは、上記第1の実施形態と相違する事項についてのみ説明し、同様の構成や作用効果等を有するものについては上記第1の実施形態の説明を援用する。
本発明の第3の実施形態が上記第1の実施形態と異なる部分は、板状部材13の下流側端部13aが、固定部としてのボリュート12の下流側の外周壁に内接して固定されているとともに、吐出流路14の外周壁14aの仮想延長面Cと略平行となるように構成されたところである。
上記差異をふまえて、本発明の第3の実施形態におけるポンプ1の動作について、以下その動作、作用を説明する。
制御基板8からステータ7に巻回された巻線に電力が供給されるところから、羽根車4で増圧された液体が、吐出口11よりポンプ1外に吐出されるところは、上記第1の実施形態と同様である。
ここで、板状部材13の下流側端部13aが、吐出流路14の外周壁14aの仮想延長面Cと略平行となるように構成されていることで、板状部材13の下流側端部13aと、吐出流路14の外周壁14aとの境界において段差が発生せず、ボリュート12の下流側の液体を、吐出流路14へ極めてスムースに排出することができることから、広い流量域で、極めてポンプ効率を維持することができる。
以上のように、本発明にかかるポンプは、単一のポンプで広範囲の流量域において、常時ポンプ効率を維持することが可能となるので、例えば、使用流量が頻■に変化する給湯
機器用ポンプ等の用途にも適用できる。
1 ポンプ
2 ポンプケース
3 分離板
4 羽根車
5 ロータ
6 固定軸
6a 軸受
7 ステータ
8 制御基板
9 ポンプ室
10 吸入口
11 吐出口
12 ボリュート
13 板状部材
13a 下流側端部
13b 上流側端部
14 吐出流路
14a 外周壁
15 舌部
16 収容部
17 可動部材
18 弾性体
19 摺動板
20 パッキン
21 固定ビス

Claims (4)

  1. 液体を吸入する吸入流路と吸入された液体を吐出する吐出流路とを備えたポンプケースと、前記ポンプケース内に形成され回転遠心力により液体を増圧する羽根車を収容するとともに増圧された液体を吐出流路へ導くボリュートと、を有するポンプにおいて、前記ボリュートの外周壁と羽根車との間に配置され、ボリュート内の圧力に応じて羽根車の径方向へ移動可能に構成されてボリュートの容積を変更する容積変更部、を備え、前記ボリュートの外周壁に、容積変更部を羽根車側へ付勢する複数の弾性体を設けた、ことを特徴とするポンプ。
  2. 前記容積変更部は、ボリュートの外周壁に沿って周回して配置された板状部材により構成され、前記複数の弾性体の付勢力が、ボリュートの上流側より下流側が大きくなるように構成された、ことを特徴とする請求項1記載のポンプ。
  3. 前記板状部材は、一端側が前記ボリュートの下流側外周壁に固定される固定部と、他端側が前記ボリュートの上流側外周壁内に設けられ、ボリュートの周方向へ可動に構成された可動部と、を設けたことを特徴とする請求項2記載のポンプ。
  4. 前記板状部材は、前記固定部の近傍が、ボリュート外周壁に内接するように配置されるとともに、ボリュートの下流側に接続されて吐出口へ至る吐出流路の外周壁の仮想延長面と略平行となるように構成された、ことを特徴とする請求項3記載のポンプ。
JP2012136603A 2012-06-18 2012-06-18 ポンプ Pending JP2014001659A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012136603A JP2014001659A (ja) 2012-06-18 2012-06-18 ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012136603A JP2014001659A (ja) 2012-06-18 2012-06-18 ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014001659A true JP2014001659A (ja) 2014-01-09

Family

ID=50035066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012136603A Pending JP2014001659A (ja) 2012-06-18 2012-06-18 ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014001659A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015007423A (ja) 循環ポンプ
JP2016031064A (ja) 多段ポンプ
JP4396750B2 (ja) 燃料ポンプ
KR102247594B1 (ko) 볼류트 케이싱 및 이를 구비한 회전 기계
JP2006257978A (ja) 流体ポンプ
JP6497057B2 (ja) 遠心ポンプ
JP2017048703A (ja) 遠心ポンプ
JP2015206362A (ja) 真空ポンプ
KR101705784B1 (ko) 축하중 저감 구조를 갖는 터보블로어
WO2018074591A1 (ja) インペラ及び回転機械
JP2014001659A (ja) ポンプ
SE536929C2 (sv) Rotormaskin avsedd att arbeta som pump eller omrörare samt en impeller för en sådan rotormaskin
KR102104416B1 (ko) 원심 압축기
JP4062007B2 (ja) 電動燃料ポンプ
JP6591751B2 (ja) 軸受機構およびポンプ
JP6359845B2 (ja) 渦巻きポンプ
JP5481346B2 (ja) 遠心ポンプ
KR100918808B1 (ko) 보텍스 코어 토출형 펌프
JP5748505B2 (ja) 回転機械
JP2009174414A (ja) 軸流ファン
WO2015025132A1 (en) Diffuser for a forward-swept tangential flow compressor
JP2015137606A (ja) 回転機械用組立体、及び回転機械
JP2014118949A (ja) 自吸式遠心ポンプ
KR20130131213A (ko) 이중 유동 원심 펌프
EP2535595B1 (en) Centrifugal compressor using an asymmetric self-recirculating casing treatment