JP2014001416A - ガス−エアヒータのヒーティングエレメントの洗浄方法 - Google Patents

ガス−エアヒータのヒーティングエレメントの洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アルミニウム、カルシウム、鉄を含む化合物が付着物中に含まれていても、ガス−エアヒータのヒーティングエレメントに付着する付着物を比較的短時間で、かつ充分に除去できる洗浄方法を提供する。
【解決手段】アルカリ金属の炭酸水素塩(A)の20〜60質量部およびキレート化合物(B)の40〜80質量部(ただし、(A)と(B)の合計は100質量部である。)と水とを混合してなる洗浄液を、ガス−エアヒータ16のヒーティングエレメント24に接触させ、ヒーティングエレメント24に付着した付着物を除去する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボイラに付随するガス−エアヒータのヒーティングエレメントに付着する付着物を除去するための洗浄方法に関する。
重油、残渣油、石炭等の燃料を燃焼させると、燃料に含有される硫黄が燃焼し、二酸化硫黄(SO)が生成する。さらに、二酸化硫黄は一部酸化されて三酸化硫黄(SO)となり、これが排ガス中の水分と反応し、硫酸(HSO)を生成する。特に石炭を燃料として燃焼させる場合、燃焼することにより発生するフライアッシュには、アルミニウム、カルシウム、鉄等が多く含まれることが知られている。フライアッシュは、硫酸と反応し、溶解しにくい化合物を生成する。
ボイラには、燃料の燃焼効率を上げるため、排ガスの熱を空気に与えるための装置(ガス−エアヒータ)が付随している。ガス−エアヒータにおいては、排ガスが冷却されるため、ガス−エアヒータのヒーティングエレメントに、燃料由来の酸性成分、フライアッシュ、酸性成分とフライアッシュとの反応生成物等が付着しやすい。特に排ガスの温度が硫酸の露点以下になる温度領域における付着が顕著となり、付着物による閉塞が発生する。ガス−エアヒータにおいて圧力損失が発生すると、ボイラの安定な運転が損なわれるため、圧力損失発生時の付着物の除去は、安定運転の維持に欠くことはできない。
ガス−エアヒータのヒーティングエレメントに付着する付着物を除去するための洗浄方法としては、炭酸水素ナトリウムを含む洗浄液を用いる方法が提案されている(特許文献1〜3)。
特開2001−348689号公報 国際公開第2007/018058号 特開2007−211037号公報
近年の研究から、石炭を燃料として燃焼させる際に、ガス−エアヒータのヒーティングエレメントに付着する付着物は、フライアッシュ由来の二酸化ケイ素(SiO)および、ヒーティングエレメントの中温部付近で生成する酸性硫安((NH)HSO)とアルミニウム、カルシウム、鉄等との反応生成物の混合物であることが知られている。特に、アルミニウム、カルシウム、鉄を含む化合物は、ヒーティングエレメントに強固に付着しやすく、かつ溶解しにくい。
そして、これらアルミニウム、カルシウム、鉄を含む化合物、特にカルシウムを含む化合物は、従来の炭酸水素ナトリウムを含む洗浄液では充分に除去できない。
溶解しにくい付着物が付着したヒーティングエレメントの洗浄方法としては、超高圧ポンプを用いて超高圧水をヒーティングエレメントに直接噴射することによって、付着物を溶解しながら、流水の物理的作用で除去する方法が知られている。しかし、該方法は、高圧水の噴射ノズルの設置に時間を要することや、時間あたりの洗浄面積が小さいことから、ガス−エアヒータのヒーティングエレメントを洗浄する場合、ボイラ1基あたり約3日間という長い時間を要する。
本発明は、アルミニウム、カルシウム、鉄を含む化合物が付着物中に含まれていても、ガス−エアヒータのヒーティングエレメントに付着する付着物を比較的短時間で、かつ充分に除去できる洗浄方法を提供する。
本発明のガス−エアヒータのヒーティングエレメントの洗浄方法は、アルカリ金属の炭酸水素塩(A)の20〜60質量部およびキレート化合物(B)の40〜80質量部(ただし、(A)と(B)の合計は100質量部である。)と水とを混合してなる洗浄液を、ガス−エアヒータのヒーティングエレメントに接触させ、ヒーティングエレメントに付着した付着物を除去することを特徴とする。
前記洗浄液(100質量%)中の前記アルカリ金属の炭酸水素塩(A)および前記キレート化合物(B)の合計の濃度は、2〜5質量%であることが好ましい。
前記アルカリ金属塩の炭酸水素塩(A)は、炭酸水素ナトリウムであることが好ましい。
前記キレート化合物(B)は、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム(B1)およびグルコン酸ナトリウム(B2)であることが好ましい。
前記キレート化合物(B)の40〜80質量部のうち、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム(B1)は20〜40質量部であり、グルコン酸ナトリウム(B2)は20〜40質量部であることが好ましい。
本発明の洗浄方法においては、前記洗浄液を、0.3MPa〜1.0MPaの圧力でガス−エアヒータのヒーティングエレメントに噴射することが好ましい。
前記洗浄液の噴射量は、60〜300m/h、エレメント面積当り7〜20m/h・mであることが好ましい。
本発明のガス−エアヒータのヒーティングエレメントの洗浄方法によれば、アルミニウム、カルシウム、鉄を含む化合物が付着物中に含まれていても、ガス−エアヒータのヒーティングエレメントに付着する付着物を比較的短時間で、かつ充分に除去できる。
本発明のガス−エアヒータのヒーティングエレメントの洗浄方法を実施する設備の一例を示す概略構成図である。
図1は、本発明のガス−エアヒータのヒーティングエレメントの洗浄方法を実施する設備の一例を示す概略構成図である。
設備10は、ボイラ12と;ボイラ12からの排ガスに含まれる窒素酸化物を除去する脱硝装置14と;ボイラで用いる燃焼用エアとボイラ12からの排ガスとの間で熱交換を行うガス−エアヒータ16と;排ガスに含まれる粉塵等を除去する電気集塵機18と;排ガスに含まれる硫黄酸化物を除去する脱硫装置20と;排ガスを外部に排出する煙突22と;洗浄液を調製する撹拌槽30と;洗浄液を貯留する貯留槽32と;ガス−エアヒータ16のヒーティングエレメント24に対し上方から洗浄液を噴射する複数のノズル33を有する定置式の上側洗浄装置34と;ガス−エアヒータ16のヒーティングエレメント24に対し下方から洗浄液を噴射する複数のノズル35を有する定置式の下側洗浄装置36と;燃料(石炭等)をボイラ12に供給する燃料供給手段40と;燃焼用エアをガス−エアヒータ16に送る第1のエア流路42と;ガス−エアヒータ16にて加熱された燃焼用エアをボイラ12に送る第2のエア流路44と;ボイラ12からの排ガスを脱硝装置14に送る第1の排ガス流路50と;第1の排ガス流路40の途中に脱硝用のアンモニア(NH)を供給するアンモニア供給流路51と;脱硝装置14からの排ガスをガス−エアヒータ16に送る第2の排ガス流路52と;ガス−エアヒータ16からの排ガスを電気集塵機18に送る第3の排ガス流路54と;電気集塵機18からの排ガスを脱硫装置20に送る第4の排ガス流路56と;脱硫装置20からの排ガスを煙突22に送る第5の排ガス流路58と;撹拌槽30の洗浄液を貯留槽32に送る第1の洗浄液流路60と;途中にポンプ61が設けられ、貯留槽32の洗浄液を上側洗浄装置34および下側洗浄装置36に送る第2の洗浄液流路62と;ガス−エアヒータ16のヒーティングエレメント24の下方に設けられた洗浄液受け63に回収された洗浄液を貯留槽32に送る第3の洗浄液流路64と;工業用水を上側洗浄装置34および下側洗浄装置36に送る工業用水供給流路66とを備えて概略構成される。
(付着物)
石炭を燃料として燃焼するボイラ12に付随するガス−エアヒータ16のヒーティングエレメント24への付着物としては、フライアッシュ(二酸化ケイ素(SiO)、酸化カルシウム(CaO)、アルミナ(Al)等)、燃料に含まれる硫黄由来の酸性成分(硫酸(HSO)、酸性硫安((NH)HSO)等)、フライアッシュと酸性成分との反応生成物(硫酸アルミニウムアンモニウム(Al(NH)(SO)等)等が挙げられる。これらは水に溶解すると酸性を示す化合物(以下、酸性化合物と記す。)である。そこで、洗浄液としては、アルカリ金属の炭酸水素塩を含む水溶液を用いる。
(アルカリ金属の炭酸水素塩)
アルカリ金属の炭酸水素塩としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等が挙げられる。アルカリ金属の炭酸水素塩は、水に溶解させたときのpH値が低く、弱アルカリ性であることから、水質汚濁防止法に定められている水素イオン濃度の規制値を超えず、かつ作業者が安全に取り扱うことができるため、洗浄液のアルカリ成分として好適である。アルカリ金属の炭酸水素塩としては、安価である点から、炭酸水素ナトリウムが特に好ましい。
アルカリ金属の炭酸水素塩は、酸性化合物と反応して、二酸化炭素ガスを発生し、発泡するため、ヒーティングエレメント24への付着物を物理的作用により剥離しながら、化学的に溶解させる。付着物中の鉄錆、粉塵、煤等も同時に剥離して除去する。二酸化炭素の発泡により、洗浄効果が上がり、洗浄時間を短縮できる。ヒーティングエレメント24の形状が複雑で洗浄しにくいものであっても、短時間に洗浄できる。炭酸水素ナトリウムは、物質単位質量あたりの炭酸根の含有量が多いため、発泡を利用した洗浄には特に好ましい。
(キレート化合物)
キレート化合物は、アルカリ金属の炭酸水素塩では除去しきれない、アルミニウム、カルシウム、鉄等を含む化合物の溶解を促進する成分である。
キレート化合物としては、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ヒドロキシエチルジアミン三酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、グリコールエーテルジアミン四酢酸等が挙げられる。キレート化合物としては、溶解液(洗浄液)のpH調整が簡便である点から、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウムとグルコン酸ナトリウムとの組み合わせが特に好ましい。
(洗浄液)
洗浄液は、アルカリ金属の炭酸水素塩(A)の20〜60質量部およびキレート化合物(B)の40〜80質量部(ただし、(A)と(B)の合計は100質量部である。)と水とを混合してなるものである。
アルカリ金属の炭酸水素塩(A)の量が20質量部未満では、酸性化合物との反応による発泡の勢いが弱まり、物理的作用による付着物の剥離効果が損なわれやすくなる。アルカリ金属の炭酸水素塩(A)の量が60質量部を超えると、キレート化合物(B)の量が少なくなり、化学的な洗浄効果が弱まる。
キレート化合物(B)が40質量部未満では、アルミニウム、カルシウム、鉄等を含む化合物の溶解を促進する効果が損なわれやすくなる。キレート化合物(B)が80質量部を超えると、アルカリ金属の炭酸水素塩(A)の量が少なくなり、物理的な洗浄効果が弱まる。
キレート化合物(B)がエチレンジアミン四酢酸四ナトリウム(B1)およびグルコン酸ナトリウム(B2)の組み合わせである場合、洗浄液は、アルカリ金属の炭酸水素塩(A)の20〜60質量部、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム(B1)の20〜40質量部およびグルコン酸ナトリウム(B2)の20〜40質量部(ただし、(A)と(B1)と(B2)の合計は100質量部である。)と水とを混合してなるものである。
エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム(B1)の量が20質量部未満では、主にカルシウムに対するキレート作用が小さくなる。エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム(B1)の量が40質量部を超えると、アルカリ性が強くなり洗浄後の排水を中和処理する必要が生じる。
グルコン酸ナトリウム(B2)の量が20質量部未満では、主に鉄に対するキレート作用が小さくなる。グルコン酸ナトリウム(B2)の量が40質量部を超えると、洗浄後の排水の化学的酸素要求量が大きくなる。
洗浄液(100質量%)中のアルカリ金属の炭酸水素塩(A)およびキレート化合物(B)の合計の濃度は、2〜5質量%が好ましく、3〜5質量%がより好ましい。(A)と(B)の合計の濃度が2質量%未満では、洗浄効果が低くなる場合があり、また、洗浄後の排水の量が多くなる。(A)と(B)の合計の濃度が5質量%を超えると、溶け残りが発生する場合があり、また、洗浄中に付着物由来の不溶解分の濃度が上昇し、洗浄液の粘度や密度が上昇する。
洗浄液のpHは、6.5〜9.0が好ましく、7.5〜8.5がより好ましい。洗浄液のpHが6.5未満では、設備10が腐食する場合がある。洗浄液のpHが8.5を超えると、洗浄後の排水を中和処理する必要が生じる。
洗浄液を貯留槽32と、上側洗浄装置34および下側洗浄装置36との間で循環させて洗浄する場合、酸性化合物を含む付着物の除去が進むにつれてpHが下がる。洗浄液のpH6.5未満になる場合、アルカリ金属の炭酸水素塩(A)、必要に応じてさらにキレート化合物(B)を適時追加することが好ましい。
洗浄液の調製方法としては、たとえば、下記の方法(α)〜(β)が挙げられ、現場での調製作業に手間がかからない点から、方法(γ)が好ましい。
(α)アルカリ金属の炭酸水素塩(A)を水に加えた後、キレート化合物(B)をさらに加える方法。
(β)キレート化合物(B)を水に加えた後、アルカリ金属の炭酸水素塩(A)をさらに加える方法。
(γ)アルカリ金属の炭酸水素塩(A)とキレート化合物(B)との混合物を水に加える方法。
方法(γ)の前に、アルカリ金属の炭酸水素塩(A)とキレート化合物(B)とをあらかじめ混合する手段としては、V型混合器、リボンミキサ、遊星スクリュ型混合器等、通常、工業的に用いられる種々の混合機器が挙げられる。
混合の際の混合器への投入の順番は、特に限定はなく、アルカリ金属の炭酸水素塩(A)、キレート化合物(B)のいずれかを先に混合器に投入してもよく、同時に投入してもよい。
アルカリ金属の炭酸水素塩(A)およびキレート化合物(B)は、紙袋、フレキシブルコンテナーバック等の1包装単位内に特定の割合で投入されいてもよいが、包装単位内での存在に偏りがあると、混合物を水に溶解させる際に溶け残りを生じたりする場合があるため、できるだけ均一に混合させることが好ましい。
アルカリ金属の炭酸水素塩(A)およびキレート化合物(B)は、水に溶解させた状態においても時間経過による変質は起こらないため、該状態にて保管しても構わない。
(洗浄方法)
本発明のガス−エアヒータのヒーティングエレメントの洗浄方法は、洗浄液を、ガス−エアヒータ16のヒーティングエレメント24に接触させ、ヒーティングエレメント24に付着した付着物を除去する方法である。
接触方法としては、たとえば、下記の方法(a)または方法(b)が挙げられ、洗浄時間の短縮が図れる点から、方法(a)が好ましい。
(a)上側洗浄装置34のノズル33および下側洗浄装置36のノズルから洗浄液をヒーティングエレメント24に噴射する方法。
(b)ガス−エアヒータ16からヒーティングエレメント24を取り外し、洗浄液に浸漬する方法。
方法(a)によれば、ガス−エアヒータ16に付属した既設の装置(定置式洗浄装置)を利用するため、洗浄準備のためのボイラ12の停止は不要であり、また、洗浄液によって広い面積を効率的に洗浄できることから、ボイラ12の停止期間を大幅に短縮できる。
ヒーティングエレメント24への洗浄液の噴射は、通常、洗浄に用いられる高圧水洗浄装置で実施してもよいが、水圧を上げすぎるとヒーティングエレメント24を傷めることがある。また、高圧水洗浄装置では、洗浄液を25m/h程度の噴射量でしか噴射できず、また、噴射できる範囲が狭くなり、洗浄に要する時間が長くなる。よって、本発明においては、ガス−エアヒータ16に付属した既設の装置(定置式洗浄装置)を用い、高圧水洗浄装置を用いないことが好ましい。
方法(a)において洗浄液を噴射する際の圧力は、0.3MPa〜10MPaが好ましく、0.5MPa〜5MPaがより好ましい。圧力が0.3MPa未満では、洗浄に要する時間が長くなる。圧力が10MPaを超えると、ヒーティングエレメント24を傷めることがある。
洗浄液の噴射量は、60〜300m/hが好ましく、80〜300m/hがより好ましい。噴射量が60m/h未満では、洗浄に要する時間が長くなる。噴射量が300m/hを超えると、ガス−エアヒータ16に付属した既設の装置(定置式洗浄装置)に付属するポンプ61の能力を超える場合がある。
ヒーティングエレメント24の洗浄は、洗浄液を貯留槽32と、上側洗浄装置34および下側洗浄装置36との間で循環させながら行う。ガス−エアヒータを製造するメーカが推奨する従来の洗浄方法は、洗浄に用いた排水のpH値が、洗浄前の工業用水のpH値のマイナス2以上となるまで工業用水をかけ流す方法である。しかし、従来の方法では、多量の工業用水を要し、結果、排水が多量となる。一方、洗浄液を循環させる本発明の洗浄方法によれば、付着物を洗浄することにより発生する排水の量を大幅に削減できる。
ヒーティングエレメント24の付着物を除去をした後は、ヒーティングエレメント24の表面に残存付着した反応生成物、鉄錆、粉塵等を水洗浄によって除去することが好ましい。水洗浄は、洗浄後の水のpHが6.0〜8.0になるまで新規に工業用水等をかけ流して行う。洗浄後の水のpHが6.0未満では、付着物が残留している可能性が高い。洗浄後の水のpHが8.0を超えると、アルカリ金属塩の炭酸水素塩が残留している場合がある。洗浄後の水のpHは6.5〜7.5が特に好ましい。
(作用効果)
以上説明した本発明のガス−エアヒータのヒーティングエレメントの洗浄方法にあっては、洗浄液に含まれるアルカリ金属の炭酸水素塩がヒーティングエレメントの付着物との接触によって発泡するため、洗浄液の拡散効果および付着物を物理的に除去する効果が得られる。また、洗浄液に含まれるキレート化合物が、アルミニウム、カルシウム、鉄等を含む化合物の溶解を促進し、付着物を化学的に除去する効果が得られる。その結果、従来の方法では除去しにくかった、アルミニウム、カルシウム、鉄を含む化合物が付着物中に含まれていても、ガス−エアヒータのヒーティングエレメントに付着する付着物を比較的短時間で、かつ充分に除去できる。
また、洗浄液にアルカリ金属の炭酸水素塩およびキレート化合物が含まれているため、洗浄液を比較的低圧でヒーティングエレメントに噴射しても、効率よく付着物を除去できる。
以下に実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
例1〜5は、参考例であり、例6〜10は、実施例である。
〔例1〜5〕
鉄製の板(1,100mm×800mm)に、厚さ5mmの模擬汚れを付着させ、室温下にて24時間乾燥し、洗浄試験用のテストピースを作製した。
模擬汚れは、実機のガス−エアヒータのヒーティングエレメントへの付着物を採取し、その50質量部と、水の50質量部とを混合して調製した。
表1に示す量の混合物と水とを混合して、混合物の濃度が5質量%である洗浄液を調製した。各洗浄液を洗浄試験用のテストピースに噴霧し、模擬汚れの除去のされ具合を観察し、下記の基準にて評価した。結果を表1に示す。
◎:完全に除去できた、
○:わずかに残存した、
△:半分程度残存した、
×:かなり残存が生じた。
Figure 2014001416
表1の結果から、キレート化合物としてはエチレンジアミン四酢酸四ナトリウムおよびグルコン酸ナトリウムの組み合わせが効果的であることがわかった。
〔例6〜9〕
炭酸水素ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウムおよびグルコン酸ナトリウムを用いて、下記の混合物(I)および混合物(II)を調製した。
(I)炭酸水素ナトリウムの60質量部、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウムの20質量部およびグルコン酸ナトリウムの20質量部の混合物。
(II)炭酸水素ナトリウムの20質量部、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウムの40質量部およびグルコン酸ナトリウムの40質量部の混合物。
混合物(I)および混合物(II)のそれぞれについて、混合物と水とを混合して、混合物の濃度が2質量%および5質量%である洗浄液を調製した。各洗浄液を用いてヒーティングエレメントの付着物を洗浄する試験を行った。結果を表2に示す。
洗浄試験の方法の詳細は下記のとおりである。
本設のガス−エアヒータ(IHI社製、ローテミューレ式熱交換器、高温層高:700mm、中温層高:1,000mm、低温層高:450mm)のヒーティングエレメントの一部(面積3.2m)について洗浄試験を行った。
洗浄液の仮設貯留槽からヒーティングエレメント24へ洗浄液を噴射できる流路を作製した。
まず、4mの工業用水を約4分間噴射し、ヒーティングエレメント24の間に通過させ、容易に除去できる付着物の除去を行った。
ついで、10mの洗浄液を約10分間噴射し、ヒーティングエレメント24の間に通過させ、付着物の除去を行った。
最後に、4mの工業用水を約4分間噴射し、ヒーティングエレメント24の間に通過させ、すすぎを行った。
洗浄試験の前後に、ファイバースコープを用いてヒーティングエレメント24の高温層上端側から、中温層の低温側(付着物によって閉塞しやすい、高温層上端から100〜150cm程度の箇所)を観察し、閉塞および除去の状況を下記の基準にて評価した。結果を表1に示す。
◎:完全に除去できた、
○:閉塞はなくなったが薄い錆びが残存した、
△:閉塞部が一部残った、
×:閉塞部が多く残った。
Figure 2014001416
表2の結果から、混合物の組成を、炭酸水素ナトリウムが20〜60質量部、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウムが20〜40質量部、グルコン酸ナトリウムが20〜40質量部の範囲とすることで、充分に効果が発揮されることがわかった。また、混合物の濃度を2〜5質量%の範囲とすることで、充分に効果が発揮されることがわかった。
〔例10〕
炭酸水素ナトリウムの60質量部、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウムの20質量部およびグルコン酸ナトリウムの20質量部の混合物と、水とを混合して、混合物の濃度が5質量%、pHが8.7である洗浄液を調製した。該洗浄液を用いてヒーティングエレメントの付着物を洗浄する試験を行った。
洗浄試験の方法の詳細は下記のとおりである。
本設のガス−エアヒータ(アルストム社製、ユングストローム式熱交換器、33V型、高温層高:1,050mm、中温層高:1,500mm、低温層高:300mm)のヒーティングエレメントの一部(面積:41m)に対し、まず、定置式洗浄装置を用いて工業用水を60m/hの噴射量、0.7MPaの圧力で20分間噴射してかけ流し、容易に除去できる付着物の除去を行った。
ついで、図1に示すように、洗浄液の貯留槽32からヒーティングエレメント24へ洗浄液を噴射できる流路を作製し、洗浄液を300m/hの噴射量、0.7MPaの圧力で、高温側から約20分間、ついで低温側から約20分間、さらに高温側から約20分間噴射して、ヒーティングエレメントに対する付着物の洗浄を実施した。
最後に、定置式洗浄装置を用いて工業用水を60m/hの噴射量、0.7MPaの圧力で30分間噴射してかけ流し、すすぎを行った。
洗浄試験の間、ガス−エアヒータのヒーティングエレメントは、エアモータにて0.125rpmの速度で回転をさせた。
洗浄試験の前後に、ファイバースコープを用いてヒーティングエレメントの高温層上端側から中温層の低温側(付着物によって閉塞しやすい、高温層上端から200〜250cm程度の場所)を観察し、閉塞および洗浄の状況を確認した。結果、洗浄前は確認箇所24点のうちすべてが閉塞していたが、洗浄後は確認箇所24点すべてにおいて付着物が除去されていた。
以上の結果から、噴射量300m/h、圧力0.7MPa、エレメント面積当りの噴射量7.3m/h・mでヒーティングエレメントを洗浄することで充分な効果が発揮されることがわかった。
本発明のガス−エアヒータのヒーティングエレメントの洗浄方法は、石炭を燃料として燃焼させるボイラに付随するガス−エアヒータのヒーティングエレメントに付着する付着物の除去に有用である。
16 ガス−エアヒータ
24 ヒーティングエレメント

Claims (7)

  1. アルカリ金属の炭酸水素塩(A)の20〜60質量部およびキレート化合物(B)の40〜80質量部(ただし、(A)と(B)の合計は100質量部である。)と水とを混合してなる洗浄液を、ガス−エアヒータのヒーティングエレメントに接触させ、ヒーティングエレメントに付着した付着物を除去する、ガス−エアヒータのヒーティングエレメントの洗浄方法。
  2. 前記洗浄液(100質量%)中の前記アルカリ金属の炭酸水素塩(A)および前記キレート化合物(B)の合計の濃度が、2〜5質量%である、請求項1に記載のガス−エアヒータのヒーティングエレメントの洗浄方法。
  3. 前記アルカリ金属塩の炭酸水素塩(A)が、炭酸水素ナトリウムである、請求項1または2に記載のガス−エアヒータのヒーティングエレメントの洗浄方法。
  4. 前記キレート化合物(B)が、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム(B1)およびグルコン酸ナトリウム(B2)である、請求項1〜3のいずれかに記載のガス−エアヒータのヒーティングエレメントの洗浄方法。
  5. 前記キレート化合物(B)の40〜80質量部のうち、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム(B1)が20〜40質量部であり、グルコン酸ナトリウム(B2)が20〜40質量部である、請求項4に記載のガス−エアヒータのヒーティングエレメントの洗浄方法。
  6. 前記洗浄液を、0.3MPa〜1.0MPaの圧力でガス−エアヒータのヒーティングエレメントに噴射する、請求項1〜5のいずれかに記載のガス−エアヒータのヒーティングエレメントの洗浄方法。
  7. 前記洗浄液の噴射量が、60〜300m/h、エレメント面積当り7〜20m/h・mである、請求項6に記載のガス−エアヒータのヒーティングエレメントの洗浄方法。
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