JP2014001050A - エレベータの防犯運転制御装置および防犯運転制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 利用者に不都合とならないように所定時間帯の防犯運転を効率よく実施するエレベータの防犯運転制御装置および防犯運転制御方法を提供する。
【解決手段】 実施形態によればエレベータの防犯運転制御装置は、入力された信号に基づいて接続された機器の制御信号を演算する演算処理装置を有する。演算処理装置は、現在時刻が予め設定された特定時間帯に該当すると判定され且つ乗りかご内の戸開釦が押下されていないときには行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるが目的階以外では戸開閉させない第1防犯運転走行プログラムを実行し、現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定され且つ乗りかご内の戸開釦が押下されたときには行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるとともに各階で戸開閉させる第2防犯走行プログラムを実行する。
【選択図】図1
【解決手段】 実施形態によればエレベータの防犯運転制御装置は、入力された信号に基づいて接続された機器の制御信号を演算する演算処理装置を有する。演算処理装置は、現在時刻が予め設定された特定時間帯に該当すると判定され且つ乗りかご内の戸開釦が押下されていないときには行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるが目的階以外では戸開閉させない第1防犯運転走行プログラムを実行し、現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定され且つ乗りかご内の戸開釦が押下されたときには行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるとともに各階で戸開閉させる第2防犯走行プログラムを実行する。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、エレベータの防犯運転制御装置および防犯運転制御方法に関する。
従来、複数の利用者が利用する共同住宅等に設置されたエレベータにおいて、深夜等の利用者が少なく犯罪が発生する可能性の高い時間帯に、通常運転から防犯運転に切り替える機能がある。
防犯運転では例えば、乗りかごの昇降中は目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを停止させて戸開閉を行う各階停止運転を行うことで、乗りかご内の利用者の安全性を向上させている。また、この防犯運転中に乗りかごに乗車した利用者により、予め設定された特定の釦操作が行われるかまたは設置された鍵式のスイッチが操作されることにより、防犯運転(各階停止運転)を解除して通常運転に戻す機能を備えることもできる。
しかし、上述したような従来の防犯運転(各階停止運転)では目的階到達までの全ての階で乗りかごが停止し戸開閉するため、乗り込み階から目的階が遠い場合は利用者の乗車時間が長くなるとともに、エレベータが複数台設置されていない共同住宅等においては他の利用者の乗り場での待ち時間が長くなるという問題があった。
また、利用者の操作により防犯運転が解除された後は防犯機能が動作せず、防犯性が低下するという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、利用者に不都合とならないように、所定時間帯の防犯運転を効率よく実施するエレベータの防犯運転制御装置および防犯運転制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によれば、エレベータの防犯運転制御装置は、入力された信号に基づいて、接続された機器の制御信号を演算する演算処理装置を有する。演算処理装置は、現在時刻が予め設定された特定時間帯に該当すると判定され、且つ乗りかご内の戸開釦が押下されていないときには、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるが目的階以外では戸開閉させない第1防犯運転走行プログラムを実行し、現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定され、且つ乗りかご内の戸開釦が押下されたときには、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるとともに、各階で戸開閉させる第2防犯走行プログラムを実行する。
〈第1実施形態〜第4実施形態における防犯運転制御装置を利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の第1〜第4実施形態における防犯運転制御装置を利用したエレベータシステム1の構成について、図1および図2を参照して説明する。
本発明の第1〜第4実施形態における防犯運転制御装置を利用したエレベータシステム1の構成について、図1および図2を参照して説明する。
本実施形態によるエレベータシステム1は図1に示すように、乗りかご10に設置された、かご内戸開釦11、かご内戸閉釦12、行き先階指定釦13、乗りかご10を昇降させる巻上げ機等で構成される駆動装置14、かご内戸15、およびかご内防犯運転報知装置16と、各階の乗り場20に設置された、乗り場戸21、および乗り場防犯運転報知装置22と、これらに接続されたエレベータ制御装置30とを備える。かご内防犯運転報知装置16および乗り場防犯運転報知装置22は、防犯運転実行中にこれを利用者に報知するための情報を出力するものであり、テキスト情報を表示させる表示装置や、表示灯、音声出力装置(図示せず)などである。
エレベータ制御装置30は、特定時間検出装置31と、戸開検出装置32と、戸閉検出装置33と、行き先階登録装置34と、戸開可能階検出装置35と、防犯運転制御装置36と、昇降制御装置37と、戸開閉制御装置38と、報知制御装置39とを有する。
特定時間検出装置31は、現在時刻が、予め設定された特定時間に該当するときに、これを示す特定時間検出信号<0>を出力する。
戸開検出装置32は、乗りかご10のかご内戸開釦11が押下されたときに、この操作が検出されたことを示す戸開検出信号<1>を出力する。
戸閉検出装置33は、乗りかご10のかご内戸閉釦12が押下されたときに、この操作が検出されたことを示す戸閉検出信号<2>を出力する。
行き先階登録装置34は、乗りかご10の行き先階指定釦13が押下されたときに押下された釦の識別情報に基づいて行き先を登録する。
戸開可能階検出装置35は、駆動装置14の動作に基づいて現在の乗りかご10の位置を特定し、特定した乗りかご10の位置により、予め設定された戸開可能範囲階を走行中であると判定したときに、戸開可能階検出信号<3>を出力する。
防犯運転制御装置36は図2に示すように、記憶装置361と、入力装置362と、演算処理装置363と、出力装置364とを有する。
記憶装置361は、通常運転を行う際の通常運転走行プログラム、および防犯運転を行う際の防犯運転走行プログラムを記憶する。
入力装置362は、特定時間検出装置31から出力された特定時間検出信号<0>を入力する特定時間検出信号<0>入力部362−0と、戸開検出装置32から出力された戸開検出信号<1>を入力する戸開検出信号<1>入力部362−1と、戸閉検出装置33から出力された戸閉検出信号<2>を入力する戸閉検出信号<2>入力部362−2と、戸開可能階検出装置35から出力された戸開可能階検出信号<3>を入力する戸開可能階検出信号<3>入力部362−3とを有する。
演算処理装置363は、特定時間検出信号<0>入力部362−0から特定時間検出信号<0>が入力されると特定時間であると判定した特定時間判定値“1”を出力する<0>信号判定部363−0と、戸開検出信号<1>入力部362−1から戸開検出信号<1>が入力されるとかご内戸開釦11が押下されたと判定した戸開判定値“1”を出力する<1>信号判定部363−1と、戸閉検出信号<2>入力部362−2から戸閉検出信号<2>が入力されるとかご内戸閉釦12が押下されたと判定した戸閉判定値“1”を出力する<2>信号判定部363−2と、戸開可能階検出信号<3>入力部362−3から戸開可能階検出信号<3>が入力されると現在乗りかご10が戸開可能範囲階を走行中であると判定した判定値“1”を出力する<3>信号判定部363−3と、これらの判定部363−0〜363−3から出力された判定値、および記憶装置361に記憶された実行プログラムに基づいて、通常運転または防犯運転で昇降制御装置37、戸開閉制御装置38、および報知制御装置39に出力するための制御信号を生成する制御信号生成部353−4とを有する。
出力装置364は、制御信号生成部353−4で生成された制御信号を、昇降制御装置37、戸開閉制御装置38、および報知制御装置39にそれぞれ出力する。
昇降制御装置37は、防犯運転制御装置36から出力された制御信号に基づいて、乗りかご10を昇降させる巻上げ機等の駆動装置14を動作させる。
戸開閉制御装置38は、防犯運転制御装置36から出力された制御信号に基づいて、乗りかご10のかご内戸15および乗り場20の乗り場戸21を開閉させる。
報知制御装置39は、防犯運転制御装置36から出力された制御信号に基づいて、乗りかご10のかご内防犯運転報知装置16および乗り場20の乗り場防犯運転報知装置22を動作させる。
〈第1実施形態による防犯運転制御装置を利用したエレベータシステムの動作〉
第1実施形態によるエレベータシステム1の動作について説明する。本実施形態においてエレベータ制御装置30の特定時間検出装置31には、深夜等の利用者が少なく犯罪が発生する可能性が高い時間帯が、防犯運転の対象とする特定時間帯として予め設定されている。例えば、夜22:00〜朝6:00までが特定時間帯として設定されているものとする。
第1実施形態によるエレベータシステム1の動作について説明する。本実施形態においてエレベータ制御装置30の特定時間検出装置31には、深夜等の利用者が少なく犯罪が発生する可能性が高い時間帯が、防犯運転の対象とする特定時間帯として予め設定されている。例えば、夜22:00〜朝6:00までが特定時間帯として設定されているものとする。
また、防犯運転制御装置36の記憶装置361には、特定時間帯ではない通常時間帯に実行する通常運転走行プログラムと、特定時間帯に実行する防犯運転走行プログラムとを記憶する。防犯運転走行プログラムとしては、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかご10を順次走行させ各階に停止させるが目的階以外では戸開閉させない第1防犯運転走行プログラムと、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかご10を順次走行させ各階に停止させるとともに、各階で戸開閉させる第2防犯運転走行プログラムとの2種類を記憶しているものとする。
そして、防犯運転制御装置36の演算処理装置363の<0>信号判定部363−0において、特定時間検出信号<0>が入力されたか否か、つまり現在時刻が特定時間に該当するか否かが所定時間間隔で判定される。判定の結果、現在時刻が特定時間に該当する場合には特定時間判定値“1”が制御信号生成部353−4に出力され、該当しない場合には特定時間判定値“0”が制御信号生成部353−4に出力される。
また<1>信号判定部363−1において、戸開検出信号<1>が入力されたか否か、つまり乗りかご10においてかご内戸開釦11が押下されたか否かが監視される。ここでかご内戸開釦11が押下されたと判定された場合には戸開判定値“1”が制御信号生成部353−4に出力され、押下されたと判定されない場合には特定時間判定値“0”が制御信号生成部353−4に出力される。
これらの処理が行われている状態で、演算処理装置363の制御信号生成部353−4において実行される処理について、図3のフローチャートおよび図4の信号検出状態を示す図を参照して説明する。
まずエレベータシステム1が通常状態で運転しているとき(すべての信号判定部において判定値が“0”のとき)には、記憶装置361に記憶されている通常運転走行プログラムが実行される。そして、<0>信号判定部363−0から特定時間判定値“1”が出力されたか否かが監視され(S1)、出力されていない間(S1の「NO」)は防犯運転は実行されず通常運転が継続される(S2)。
また<0>信号判定部363−0から特定時間判定値“1”が出力されたとき(S1の「YES」)、つまり図4(a)に示す状態になったときには、防犯運転を実施すべき時間帯になったと判定され、記憶装置361に記憶された第1防犯運転走行プログラムの実行が開始される(S3)。第1防犯運転走行プログラムが実行されることにより、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかご10を順次走行させ各階に停止させるが目的階以外では戸開閉させないように、昇降制御装置37、および戸開閉制御装置38が制御される。
その後、第1防犯運転実行中に乗りかご10内に利用者が乗り込み、いずれかの行き先階指定釦13が押下されると、行き先階登録装置34に行き先階が登録される(S4の「YES」)。そして、この登録された行き先階である目的階に乗りかご10が到着したか否かが監視される(S5)。
乗りかご10が目的階に到着していないときには(S5の「NO」)さらに<1>信号判定部363−1から戸開判定値“1”が出力されたか否かが監視される(S6)。
その後、<1>信号判定部363−1で戸開判定値“1”が出力されたと判定されたとき(S6の「YES」)、つまり何らかの異常が発生し乗りかご10内の利用者により目的階以前の階でかご内戸開釦11が押下され、各信号判定部による判定値が図4(b)に示す状態になったときには、記憶装置361に記憶された第2防犯運転走行プログラムの実行に切り替えて運転が行われる(S7)。このように切り替えられることにより、目的階に到着する前でも全ての停止可能階で戸開閉され、乗りかご10内の利用者の安全を確保することができる。
その後、乗りかご10が目的階に到着したか否かが監視され(S8)、目的階に到着したとき(S8の「YES」)には乗りかご10のかご内戸15および乗り場20の乗り場戸21を開状態にするための戸開制御信号が生成され、出力装置364から戸開閉制御装置38に出力される(S9)。また、ステップS5において目的階に到着したと判定されたとき(S5の「YES」にも、乗りかご10のかご内戸15および乗り場20の乗り場戸21を開状態にするための戸開制御信号が生成され、出力装置364から戸開閉制御装置38に出力される(S9)。
以上の第1実施形態のエレベータシステムによれば、深夜等の利用者が少ない時間帯に、基本的には行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるが目的階以外では戸開閉させない第1防犯運転走行プログラムを実行し、乗りかご内の利用者により戸開釦が押下されたときには行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるとともに、各階で戸開閉させる第2防犯運転走行プログラムを実行させることで、防犯性を高めるとともに乗りかごに乗っている利用者の乗車時間および乗り場で待っている利用者の待ち時間をなるべく短くし効率の良い防犯運転を行うことができる。
〈第2実施形態による防犯運転制御装置を利用したエレベータシステムの動作〉
本発明の第2実施形態によるエレベータシステム1の動作について説明する。本実施形態において、エレベータ制御装置30の特定時間検出装置31に設定される特定時間帯の情報、防犯運転制御装置36の記憶装置361に記憶される通常運転走行プログラム、第1防犯運転走行プログラム、第2防犯運転走行プログラムの情報、および<0>信号判定部363−0、<1>信号判定部363−1で実行される信号判定処理は第1実施形態の場合と同様であるため、詳細な説明は省略する。
本発明の第2実施形態によるエレベータシステム1の動作について説明する。本実施形態において、エレベータ制御装置30の特定時間検出装置31に設定される特定時間帯の情報、防犯運転制御装置36の記憶装置361に記憶される通常運転走行プログラム、第1防犯運転走行プログラム、第2防犯運転走行プログラムの情報、および<0>信号判定部363−0、<1>信号判定部363−1で実行される信号判定処理は第1実施形態の場合と同様であるため、詳細な説明は省略する。
また本実施形態では、<2>信号判定部363−2において、戸閉検出信号<2>が入力されたか否か、つまり乗りかご10においてかご内戸閉釦12が押下されたか否かが監視される。ここでかご内戸閉釦12が押下されたと判定された場合には戸閉判定値“1”が制御信号生成部353−4に出力され、押下されたと判定されない場合には特定時間判定値“0”が制御信号生成部353−4に出力される。
本実施形態において、演算処理装置363の制御信号生成部353−4で実行される処理について、図5のフローチャートおよび図4の信号検出状態を示す図を参照して説明する。
まずエレベータシステム1が通常状態で運転しているとき(すべての信号判定部において判定値が“0”のとき)には、記憶装置361に記憶されている通常運転走行プログラムが実行される。そして、<0>信号判定部363−0から特定時間判定値“1”が出力されたか否かが監視され(S21)、出力されていない間(S21の「NO」)は防犯運転は実行されず通常運転が継続される(S22)。
また<0>信号判定部363−0から特定時間判定値“1”が出力されたとき(S21の「YES」)には、防犯運転を実施すべき時間帯になったと判定され、第1実施形態のときと同様に、記憶装置361に記憶された第1防犯運転走行プログラムの実行が開始される(S23)。
その後、第1防犯運転実行中に利用者によりいずれかの階の乗り場20に設置された乗り場呼び釦(図示なし)が押下されると、当該乗り場に乗りかご10を移動し、かご内戸15および乗り場戸21を戸開するように制御信号が出力される(S24)。
戸開後、乗りかご10内に利用者が乗り込み、いずれかの行き先階指定釦13が押下されると、行き先階登録装置34に行き先階が登録される(S25の「YES」)。
次に、<2>信号判定部363−2から戸閉判定値“1”が出力されたか否か、つまり乗り込んだ利用者により乗りかご10内のかご内戸閉釦12が押下され、各信号判定部による判定値が図4(c)に示す状態になったか否かが監視される(S26)。
戸閉判定値“1”が出力されたと判定されたとき(S26の「YES」)には、かご内戸15および乗り場戸21を戸閉するように制御信号が出力される(S27)。このとき、利用者によりかご内戸閉釦12が押下され続けられることにより、第1防犯運転走行プログラムにより継続してエレベータシステム1が運行される。
次に、乗りかご10が目的階に到着するまでの間、<2>信号判定部363−2から戸閉判定値“1”が継続して出力されているか、つまり利用者により乗りかご10内のかご内戸閉釦12が押下され続けているか否かが監視され(S28)、戸閉判定値“1”が出力されなくなったと判定されたとき(S28の「NO」)、つまり利用者が押下していたかご内戸閉釦12を離したときには、記憶装置361に記憶された第2防犯運転走行プログラムの実行に切り替えて運転が行われる(S29)。
その後、乗りかご10が目的階に到着したか否かが監視され(S30)、目的階に到着したとき(S30の「YES」)には乗りかご10のかご内戸15を開状態にするための戸開制御信号が生成され、出力装置364から戸開閉制御装置38に出力される(S31)。
また、ステップS28において戸閉判定値“1”が継続して出力されていると判定されたとき(S28の「YES」)には第1防犯運転走行プログラムの実施を継続した状態で目的階に到着したか否かが判定される(S32)。そして、乗りかご10が目的階に到着したと判定されたとき(S32の「YES」には、乗りかご10のかご内戸15を開状態にするための戸開制御信号が生成され、出力装置364から戸開閉制御装置38に出力される(S31)。また、目的階に到着していないと判定されたとき(S32の「NO」)は、ステップS28に戻り戸閉判定値“1”が継続して出力されているか否かの判定が行われる。
以上の第2実施形態のエレベータシステムによれば、深夜等の利用者が少ない時間帯に、乗りかご内の利用者がかご内戸閉釦を継続して押下している間には、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるが目的階以外では戸開閉させない第1防犯運転走行プログラムを実行し、押下していたかご内戸閉釦が離されたときには行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるとともに、各階で戸開閉させる第2防犯運転走行プログラムを実行させることで、防犯性を高めるとともに乗りかごに乗っている利用者および乗り場で待っている利用者の不都合とならないように効率の良い防犯運転を行うことができる。
また、上記の第2実施形態においては、第1防犯運転プログラムの実行中に目的階までの停止可能階に乗りかご10を走行させる際に、戸開しない階では停止させずに低速運転で走行させるようにしてもよい。低速運転で走行させることにより、乗りかご10の駆動装置14による消費エネルギーを少なくすることができ、省エネ効果を高めることができる。
また、上述した第2実施形態においては、ステップS26において戸閉釦が継続して操作されているときに第2防犯運転走行プログラムの実行を開始する場合について説明したが、これに替えて戸開釦の操作が継続して操作されているときに第2防犯運転走行プログラムの実行が開始されるように構成してもよい。
〈第3実施形態による防犯運転制御装置を利用したエレベータシステムの動作〉
本発明の第3実施形態によるエレベータシステム1の動作について説明する。本実施形態において、エレベータ制御装置30の特定時間検出装置31に設定される特定時間帯の情報、防犯運転制御装置36の記憶装置361に記憶される通常運転走行プログラム、第2防犯運転走行プログラムの情報、および<0>信号判定部363−0〜<2>信号判定部363−3で実行される信号判定処理は第1実施形態および第2実施形態の場合と同様であるため、詳細な説明は省略する。
本発明の第3実施形態によるエレベータシステム1の動作について説明する。本実施形態において、エレベータ制御装置30の特定時間検出装置31に設定される特定時間帯の情報、防犯運転制御装置36の記憶装置361に記憶される通常運転走行プログラム、第2防犯運転走行プログラムの情報、および<0>信号判定部363−0〜<2>信号判定部363−3で実行される信号判定処理は第1実施形態および第2実施形態の場合と同様であるため、詳細な説明は省略する。
また本実施形態では、防犯運転走行プログラムとして、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかご10を順次走行させ減速させるが目的階以外では戸開閉させない第3防犯運転走行プログラムを防犯運転制御装置36の記憶装置361に記憶しているものとする。
また本実施形態では、<3>信号判定部363−3において、戸開可能階検出信号<3>が入力されたか否か、つまり乗りかご10が現在、戸開可能範囲階を走行中であるか否かが監視される。ここで乗りかご10が戸開可能範囲階を走行中であると判定された場合には戸開可能階判定値“1”が制御信号生成部353−4に出力され、戸開可能範囲外を走行中であると判定された場合には戸開可能階判定値“0”が制御信号生成部353−4に出力される。
本実施形態において、演算処理装置363の制御信号生成部353−4で実行される処理について、図6のフローチャートおよび図4の信号検出状態を示す図を参照して説明する。
まずエレベータシステム1が通常状態で運転しているとき(すべての信号判定部において判定値が“0”のとき)には、記憶装置361に記憶されている通常運転走行プログラムが実行される。そして、<0>信号判定部363−0から特定時間判定値“1”が出力されたか否かが監視され(S41)、出力されていない間(S41の「NO」)は防犯運転は実行されず通常運転が継続される(S42)。
また<0>信号判定部363−0から特定時間判定値“1”が出力されたとき(S41の「YES」)には、防犯運転を実施すべき時間帯になったと判定され、記憶装置361に記憶された第3防犯運転走行プログラムの実行が開始される(S43)。第3防犯運転走行プログラムが実行されることにより、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかご10を順次走行させ減速させるが目的階以外では戸開閉させないように、昇降制御装置37、および戸開閉制御装置38が制御される。
その後、第3防犯運転実行中に乗りかご10内に利用者が乗り込み、いずれかの行き先階指定釦13が押下されると、行き先階登録装置34に行き先階が登録される(S44の「YES」)。
ここで、<3>信号判定部363−3で戸開可能階判定値“1”が出力されていると判定されているとき、つまり乗りかご10が戸開可能範囲階を走行中であると判定されたとき(S45の「YES」)は、継続して乗りかご10を減速して走行させ、戸開可能階判定値“1”が出力されていないと判定されたとき、つまり乗りかご10が戸開可能範囲外の階を走行中であると判定されたとき(S45の「NO」)は通常速度に加速して乗りかご10が運転される(S46)。
その後、目的階に乗りかご10が到着したか否かが監視され(S47)、目的階に到着していないときには(S47の「NO」)さらに<1>信号判定部363−1から戸開判定値“1”が出力されたか否かが監視される(S48)。
そして、<1>信号判定部363−1で戸開判定値“1”が出力されたと判定されたとき(S48の「YES」)、つまり何らかの異常が発生し乗りかご10内の利用者により目的階以前の階でかご内戸開釦11が押下されたときには、記憶装置361に記憶された第2防犯運転走行プログラムの実行に切り替えて運転が行われる(S49)。
その後、この信号により示される行き先である目的階に乗りかご10が到着したか否かが監視され(S50)、目的階に到着したとき(S50の「YES」)には乗りかご10のかご内戸15を開状態にするための戸開制御信号が生成され、出力装置364から戸開閉制御装置38に出力される(S51)。また、ステップS47において目的階に到着したと判定されたとき(S47の「YES」にも、乗りかご10のかご内戸15を開状態にするための戸開制御信号が生成され、出力装置364から戸開閉制御装置38に出力される(S51)。
また、ステップS48において<1>信号判定部363−1で戸開判定値“1”が出力されていないと判定されたとき(S48の「NO」)は、ステップS45の処理に戻り、<3>信号判定部363−3で戸開可能階判定値“1”が出力されているか否かが監視される。
以上の第3実施形態のエレベータシステムによれば、深夜等の利用者が少ない時間帯に、基本的には行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかご10を順次走行させ減速させるが目的階以外では戸開閉させない第3防犯運転走行プログラムを実行し、乗りかご内の利用者により戸開釦が押下されたときには行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるとともに、各階で戸開閉させる第2防犯運転走行プログラムを実行させることで、防犯性を高めるとともに乗りかごに乗っている利用者および乗り場で待っている利用者の不都合とならないように効率の良い防犯運転を行うことができる。また、第3防犯運転走行プログラムは、予め設定された戸開可能範囲階でのみ実行し、それ以外の階を走行するときには通常速度に加速して運転するようにしたため、さらに効率よく防犯運転制御運転を行うことができる。
上述した第3実施形態においては、ステップS48において戸開釦の操作が検出されたときに第2防犯運転走行プログラムの実行を開始する場合について説明したが、これに替えて戸閉釦の操作が検出されたときに第2防犯運転走行プログラムの実行が開始されるように構成してもよい。
〈第4実施形態による防犯運転制御装置を利用したエレベータシステムの動作〉
本発明の第4実施形態によるエレベータシステム1の動作について、図7のフローチャートを参照して説明する。
本発明の第4実施形態によるエレベータシステム1の動作について、図7のフローチャートを参照して説明する。
本実施形態のエレベータシステム1では、上述した第1実施形態〜第3実施形態のいずれかの形態で動作するとともに、<0>信号判定部363−0から特定時間判定値“1”が出力されたとき(S61の「YES」)、つまり防犯運転が開始されたときには、演算処理装置363の制御信号生成部353−4において、かご内防犯運転報知装置16および乗り場20の乗り場防犯運転報知装置22に対する防犯運転報知のための制御信号(防犯運転報知信号)が生成され、出力装置364から出力される(S62)。出力された防犯運転報知信号は報知制御装置39により乗りかご10のかご内防犯運転報知装置16および乗り場20の乗り場防犯運転報知装置22に送信される。
防犯運転報知信号が受信されたかご内防犯運転報知装置16および乗り場防犯運転報知装置22では、防犯運転実行中であることを利用者に報知する情報が出力される。例えばかご内防犯運転報知装置16および乗り場20の乗り場防犯運転報知装置22を表示装置で構成し、図8に示すように、テキスト情報「防犯運転を行っています」を表示させる。
また、<0>信号判定部363−0から特定時間判定値“1”が出力されなくなったとき(S61の「NO」)は、出力されている報知情報を停止させるための報知停止信号が演算処理装置363の制御信号生成部353−4において生成され、出力装置364から出力される(S63)。出力された報知停止信号は報知制御装置39により乗りかご10のかご内防犯運転報知装置16および乗り場20の乗り場防犯運転報知装置22に送信される。
報知停止信号が受信されたかご内防犯運転報知装置16および乗り場防犯運転報知装置22では、報知情報の出力が停止される。
以上の本実施形態のエレベータシステムによれば、防犯運転が実行されているときに、乗りかご内や乗り場にいる利用者にこれを報知することができ、利用者の利便性を高めることができる。
また上述した第4実施形態では、かご内防犯運転報知装置および乗り場防犯運転報知装置を表示装置で構成した場合について説明したが、これに替えて音声出力装置で構成して防犯運転実行中であることを利用者に報知する音声情報を出力するようにしたり、表示灯で構成して防犯運転実行中に点灯させるようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…エレベータシステム
11…かご内戸開釦
12…かご内戸閉釦
13…行き先階指定釦
14…駆動装置
15…かご内戸
16…かご内防犯運転報知装置
20…乗り場
21…乗り場戸
22…乗り場防犯運転報知装置
30…エレベータ制御装置
31…特定時間検出装置
32…戸開検出装置
33…戸閉検出装置
34…行き先階登録装置
35…戸開可能階検出装置
36…防犯運転制御装置
37…昇降制御装置
38…戸開閉制御装置
39…報知制御装置
361…記憶装置
362…入力装置
362−0、362−1、362−2、362−3…入力部
363…演算処理装置
363−0〜363−3…信号判定部
363−4…制御信号生成部
364…出力装置
11…かご内戸開釦
12…かご内戸閉釦
13…行き先階指定釦
14…駆動装置
15…かご内戸
16…かご内防犯運転報知装置
20…乗り場
21…乗り場戸
22…乗り場防犯運転報知装置
30…エレベータ制御装置
31…特定時間検出装置
32…戸開検出装置
33…戸閉検出装置
34…行き先階登録装置
35…戸開可能階検出装置
36…防犯運転制御装置
37…昇降制御装置
38…戸開閉制御装置
39…報知制御装置
361…記憶装置
362…入力装置
362−0、362−1、362−2、362−3…入力部
363…演算処理装置
363−0〜363−3…信号判定部
363−4…制御信号生成部
364…出力装置
Claims (8)
- 防犯運転のための、第1防犯運転走行プログラムと、第2防犯運手走行プログラムとを記憶する記憶部と、
現在時刻が、予め設定された特定時間帯に該当するか否かを示す特定時間検出信号を入力する特定時間検出信号入力部と、
前記特定時間検出信号により、現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定され、且つ乗りかご内の戸開釦が押下されていないときには、前記第1防犯運転走行プログラムにより、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるが目的階以外では戸開閉させない制御を行うための制御信号を生成し、
現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定され、且つ乗りかご内の戸開釦が押下されたときには、前記第2防犯走行プログラムにより、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるとともに、各階で戸開閉させる制御を行うための運転制御信号を生成する制御信号生成部と、
前記制御信号生成部で生成された運転制御信号を、前記エレベータの運転に関する機器に出力する出力部と
を備えることを特徴とするエレベータの防犯運転制御装置。 - 防犯運転のための、第1防犯運転走行プログラムと、第2防犯運手走行プログラムとを記憶する記憶部と、
現在時刻が、予め設定された特定時間帯に該当するか否かを示す特定時間検出信号を入力する特定時間検出信号入力部と、
前記特定時間検出信号により、現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定され、且つ乗りかご内の戸閉釦が押下され続けているときには、前記第1防犯運転走行プログラムにより、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階で停止または減速させるが目的階以外では戸開閉させない制御を行うための制御信号を生成し、
前記特定時間検出信号により、現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定され、且つ乗りかご内の戸閉釦が離されたときには、前記第2防犯走行プログラムにより、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるとともに、各階で戸開閉させる制御を行うための運転制御信号を生成する制御信号生成部と、
前記制御信号生成部で生成された運転制御信号を、前記エレベータの運転に関する機器に出力する出力部と
を備えることを特徴とするエレベータの防犯運転制御装置。 - 防犯運転のための、第3防犯運転走行プログラムと、第2防犯運手走行プログラムとを記憶する記憶部と、
現在時刻が、予め設定された特定時間帯に該当するか否かを示す特定時間検出信号を入力する特定時間検出信号入力部と、
予め設定された戸開可能範囲階を、乗りかごが走行中であるか否かを示す戸開可能階検出信号を入力する戸開可能階検出信号入力部と、
前記特定時間検出信号により、現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定され、前記戸開可能階検出信号により前記戸開可能範囲階を乗りかごが走行中であると判定され、且つ乗りかご内の戸開釦が押下されていないときには、前記第3防犯運転走行プログラムにより、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階で減速させるが目的階以外では戸開閉させない制御を行うための制御信号を生成し、
前記特定時間検出信号により、現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定され、前記戸開可能階検出信号により前記戸開可能範囲外を乗りかごが走行中であると判定され、且つ乗りかご内の戸開釦が押下されていないときには、乗りかごを通常速度に加速するように制御するための制御信号を生成し、
前記特定時間検出信号により、現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定され、且つ乗りかご内の戸開釦が押下されたときには、前記第2防犯走行プログラムにより、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるとともに、各階で戸開閉させる制御を行うための運転制御信号を生成する制御信号生成部と、
前記制御信号生成部で生成された運転制御信号を、前記エレベータの運転に関する機器に出力する出力部と
を備えることを特徴とするエレベータの防犯運転制御装置。 - 前記乗りかごに設置されたかご内防犯運転報知装置および乗り場に設置された乗り場防犯運転報知装置の少なくともいずれか一方を動作させる報知制御装置に接続され、
前記制御信号生成部は、前記特定時間検出信号により、現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定されたときに、前記かご内防犯運転報知装置および前記乗り場防犯運転報知装置の少なくともいずれか一方を動作させるための報知制御信号を生成し、
前記出力部は、前記制御信号生成部で生成された報知制御信号を、前記報知制御装置に出力する
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のエレベータの防犯運転制御装置。 - エレベータの防犯運転制御装置が、
防犯運転のための、第1防犯運転走行プログラムと、第2防犯運手走行プログラムとを記憶し、
現在時刻が、予め設定された特定時間帯に該当するか否かを示す特定時間検出信号を入力し、
前記特定時間検出信号により、現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定され、且つ乗りかご内の戸開釦が押下されていないときには、前記第1防犯運転走行プログラムにより、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるが目的階以外では戸開閉させない制御を行うための制御信号を生成し、
現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定され、且つ乗りかご内の戸開釦が押下されたときには、前記第2防犯走行プログラムにより、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるとともに、各階で戸開閉させる制御を行うための運転制御信号を生成し、
生成された前記運転制御信号を、前記エレベータの運転に関する機器に出力する
ことを特徴とするエレベータの防犯運転制御方法。 - エレベータの防犯運転制御装置が、
防犯運転のための、第1防犯運転走行プログラムと、第2防犯運手走行プログラムとを記憶し、
現在時刻が、予め設定された特定時間帯に該当するか否かを示す特定時間検出信号を入力し、
前記特定時間検出信号により、現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定され、且つ乗りかご内の戸閉釦が押下され続けているときには、前記第1防犯運転走行プログラムにより、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階で停止または減速させるが目的階以外では戸開閉させない制御を行うための制御信号を生成し、
前記特定時間検出信号により、現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定され、且つ乗りかご内の戸閉釦が離されたときには、前記第2防犯走行プログラムにより、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるとともに、各階で戸開閉させる制御を行うための運転制御信号を生成し、
生成された前記運転制御信号を、前記エレベータの運転に関する機器に出力する
ことを特徴とするエレベータの防犯運転制御方法。 - エレベータの防犯運転制御装置が、
防犯運転のための、第3防犯運転走行プログラムと、第2防犯運手走行プログラムとを記憶し、
現在時刻が、予め設定された特定時間帯に該当するか否かを示す特定時間検出信号を入力し、
予め設定された戸開可能範囲階を、乗りかごが走行中であるか否かを示す戸開可能階検出信号を入力し、
前記特定時間検出信号により、現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定され、前記戸開可能階検出信号により前記戸開可能範囲階を乗りかごが走行中であると判定され、且つ乗りかご内の戸開釦が押下されていないときには、前記第3防犯運転走行プログラムにより、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階で減速させるが目的階以外では戸開閉させない制御を行うための制御信号を生成し、
前記特定時間検出信号により、現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定され、前記戸開可能階検出信号により前記戸開可能範囲外を乗りかごが走行中であると判定され、且つ乗りかご内の戸開釦が押下されていないときには、乗りかごを通常速度に加速するように制御するための制御信号を生成し、
前記特定時間検出信号により、現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定され、且つ乗りかご内の戸開釦が押下されたときには、前記第2防犯走行プログラムにより、行き先として登録された目的階までの全ての停止可能階に乗りかごを順次走行させ各階に停止させるとともに、各階で戸開閉させる制御を行うための運転制御信号を生成し、
生成された前記運転制御信号を、前記エレベータの運転に関する機器に出力する
ことを特徴とするエレベータの防犯運転制御方法。 - エレベータの防犯運転制御装置が、
前記乗りかごに設置されたかご内防犯運転報知装置および乗り場に設置された乗り場防犯運転報知装置の少なくともいずれか一方を動作させる報知制御装置に接続され、
前記特定時間検出信号により、現在時刻が前記特定時間帯に該当すると判定されたときに、前記かご内防犯運転報知装置および前記乗り場防犯運転報知装置の少なくともいずれか一方を動作させるための報知制御信号を生成し、
生成された前記報知制御信号を、前記報知制御装置に出力する
ことを特徴とする請求項5〜7いずれか1項に記載のエレベータの防犯運転制御方法。
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JPS5237956Y2 (ja) * | 1971-08-13 | 1977-08-29 | ||
JPS63130475U (ja) * | 1987-02-20 | 1988-08-25 | ||
JPH0294876U (ja) * | 1989-01-13 | 1990-07-27 | ||
JPH08231138A (ja) * | 1995-02-28 | 1996-09-10 | Toshiba Corp | エレベータ制御方法および装置 |
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JPS5237956Y2 (ja) * | 1971-08-13 | 1977-08-29 | ||
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JPH0294876U (ja) * | 1989-01-13 | 1990-07-27 | ||
JPH08231138A (ja) * | 1995-02-28 | 1996-09-10 | Toshiba Corp | エレベータ制御方法および装置 |
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