JP2014000668A - 機械工具とその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストライカの加速期の終了を合理化させる。
【解決手段】機械工具は、チゼル工具7を動作軸3に沿って移動可能に装填する工具ホルダー6を有している。打撃機構2は動作軸3の周りに配置され、少なくとも1つの磁気コイル47を有する1次ドライブ22を備える。打撃機構2は、磁気コイル46、47内の動作軸3に、打撃方向5に沿って、順にストライカ4とアンビル13とを備える。アンビル13は、磁気コイル47内に少なくとも部分的に突き出る。さらに、打撃機構2は、打撃方向5に沿ってストライカ4に作用する空気バネ23を備え得る。制御された電源は、少なくとも第2の磁気コイル47と接続した電気回路を形成し、そこでは電源から目標値に制御された電流が流れる。制御部は、磁気コイル46、47を流れる電流において衝突に特有の変化を検出したときに加速期を終了する。
【選択図】図1

Description

本発明は、チゼル工具を打ち込むことができる機械工具に関する。ストライカが磁気コイルによって直接加速され、工具に衝撃を与える。この種類の機械工具は例えば特許文献1に開示されている。
米国特許出願公開第2010/0206593号明細書
機械工具は、動作軸に沿って移動可能にチゼル工具を装填する工具ホルダーを有している。打撃機構は、磁力圧縮による打撃機構であることが好ましく、磁気コイルを有する1次ドライブを有し、その磁気コイルは第1磁気コイルと第2磁気コイルであることが好ましく、打撃方向に順に、動作軸の周りに配置される。その打撃機構は、磁気コイル内の動作軸にストライカとアンビルを順に打撃方向に沿って備える。アンビルは、磁気コイル及び/又は磁気コイルのヨークに少なくとも部分的に突き出る。さらに、打撃機構は、打撃方向に沿ってストライカに作用する空気バネを備える。制御可能な電源は、少なくとも第2の磁気コイルを含む電気回路を形成し、そこに電源から目標値に制御された電流が流れる。制御部は、磁気コイルを流れる電流について衝突に特有の変化を検出したとき又は、電源の制御回路の制御変数について衝突に特有の変化を検出したときに加速期を終了する。
衝突に特有の変化は、記憶格納された、磁気コイルを流れる電流の変化又は電源の制御回路の制御変数における衝突に特有のパターンに基づいて、ストライカとアンビルの衝突とみなされ得る。電気回路の電流の増加は、ストライカによって磁気コイルに誘起される電圧と制御電源との相互作用によって起こる。ストライカの移動は磁気コイルに電圧を誘起し、それは電源から供給される電流を減少させる。電源は、電源から磁気コイルに印加する電圧の増加によってこれを補う。誘起電圧はストライカの速度に伴い増加する。ストライカとアンビルの衝突で、速度に非常に大きな変化が起き、それに伴い、誘起電圧に大きな変化が起こる。制御電源は、一方で、電源から印加する電圧を適応させるためにある程度の時間を必要とし、制御変数の変化に対応する。このパターンは衝突に特有のものである。さらにこの方法は、アンビルの位置に依存せずに衝突を認識する。例えば、アンビルがその基本位置に到達しているか否かに依存しない。
本発明の一態様では、電流及び/又は制御回路の制御変数の変化率が閾値を超えると、制御部が加速期を終える。
本発明の一態様では、制御部が加速期の最後に目標値をゼロに設定する。1次ドライブは、衝突の後にスイッチが切られる。
本発明の一態様では、電流センサが磁気コイルを流れる電流を測定し、測定された電流が閾値を超えるとき、弁別器が加速期を終了させる。閾値は、目標値よりも5%から10%の間で大きな値となりうる。制御電源は、制御ループを含み得る。制御ループの制御変数が閾値を越えたとき、弁別器が加速期を終了させる。
本発明の一態様では、1次ドライブが動作軸の周囲に配置され、1次ドライブが打撃方向に順に、第1磁気コイルと、永久的で径方向に磁化された例えば永久磁石からなる環状磁石と、第2磁気コイルとを含むことを定めている。空気バネとストライカとアンビルは、1次ドライブの範囲内に部分的に配置される。制御方法は、加速期の間、電源が第1磁気コイルと第2磁気コイルに電流を供給することを定める。第1磁気コイルによって第1磁気コイル内に発生する第一磁場は、加速期の間、環状磁石の磁場と打ち消すように重なり合う。第2磁気コイルによって第2磁気コイル内に発生する第二磁場は、加速期の間、環状磁石の磁場と強め合うように重なり合う。
以下、実施例と図面に基づき本発明を説明する。図面は以下の内容を示す。
電動ハツリ機(ブレーカー)の図である。 電動ハツリ機(ブレーカー)の打撃機構の図である。 ストライカとアンビルの動作を示す図である。 打撃機構の平面IV−IVに沿った断面図である。 打撃機構の電気回路の略図である。 制御図である。
別途示した場合を除いて、類似すなわち機能的に類似な要素は、図面中で同一の符号によって示される。
図1は、ハツリ機械工具の一例としての手持ち式電動ハツリ機(ブレーカー)1を示す図である。磁力圧縮による打撃機構2は、動作軸3に案内されたストライカ4によって、打撃方向5に周期的または非周期的な打撃を与える。工具ホルダー6は、打撃機構2に隣接するチゼル工具7を動作軸3に保持する。このチゼル工具7は工具ホルダー6内で動作軸3に沿って移動可能に案内され、打撃によって打ち込まれ、打撃方向5に基体などへ貫入することができる。ロック機構8は、工具ホルダー6内のチゼル工具7の軸方向の動きを制限する。このロック機構8は、例えば旋回可能なブラケットで、チゼル工具7を交換可能とするため、補助具なしに手動でロック解除できることが好ましい。
打撃機構2は、機械ハウジング(筐体)9内に配置される。ハンドグリップ10が、機械ハウジング9に取付けられており、それにより操作者は、電動ハツリ機1を持つことができ、操作中に動力工具1をガイドすることができる。システムスイッチ11により、操作者は打撃機構2を開始することができ、それはハンドグリップ10に取り付けられているのが好ましい。このシステムスイッチ11は、例えば打撃機構2の制御部12を起動させる。
図2は、磁力圧縮による打撃機構2の縦の断面図である。打撃機構2は2つの可動式要素のみを備える。すなわちストライカ4とアンビル13である。ストライカ4とアンビル13は、共通の動作軸3にある。すなわち、アンビル13は打撃方向5へストライカ4に従って進行する。ストライカ4は、打撃点14と上部反転位置15の間を動作軸3に沿って往復する。
ストライカ4は打撃点14でアンビル13に衝突する。動作軸3に沿った打撃点14の位置は、アンビル13によって予め定められる。アンビル13は、その基本位置16に停止することが好ましく、そこから、各衝突の後に、ストライカ4が次にアンビル13に衝突する前に、その基本位置16に戻ることが好ましい。この好ましい動作は以下の説明の前提となる。しかしながら、従来の圧縮による打撃機構2に対して、この磁力圧縮による打撃機構2は、アンビル13の実際の位置に関して、許容範囲を持つ。このアンビルは、基本位置16に関しても、衝突によって、打撃方向5に遊離すらされ得る。この基本位置16とは、従って、ストライカ4がアンビル13に衝突し得る、打撃方向5に沿った最初の位置を表している。
ストライカ4のアンビル13への距離17は、上部反転位置15で最大となる。すなわち、ストライカ4の動作範囲とされるその距離は、以降では行程18と呼ぶ。図3は、時間軸19における3回の連続した衝突を、ストライカ4とアンビル13の動きで模式的に説明している。
ストライカ4はアンビル13の停止位置で、アンビル13に接する。衝突により、ストライカ4は打撃方向5と反対の方向へ後退し、上部反転位置15に到着した後、打撃方向5へ加速される。ストライカ4は、一連の動作の最後に打撃方向5の打撃点14においてアンビル13に衝突する。アンビル13は、ストライカ4から運動エネルギーの半分以上のかなりの部分を受け取って、打撃方向5に撓動する。アンビル13は、その前面に接するチゼル工具7を基体へ打撃方向5に押しつける。操作者は打撃機構2を基体へ打撃方向5に押しつけ、それにより、アンビル13が、むしろ間接的にチゼル工具7によって、その基本位置16へ後退するように押される。その基本位置では、アンビル13は、打撃方向5に沿ってハウジングに固定されているブロック20と接する。このブロック20は、例えば制動要素を含んでいてもよい。例として示したアンビル13は、ブロック20と接触できる径方向に突き出た側部21を有する。
ストライカ4は磁力による1次ドライブ22によって非接触で駆動される。この1次ドライブ22はストライカ4を打撃方向5とは反対方向に引き上げる。後述するように、1次ドライブ22は、ストライカ4を上部反転位置15まで引き上げる間の限られた期間だけ動作することが好ましい。ストライカ4が上部反転位置15を超えた後は、1次ドライブ22はストライカ4を加速させ、打撃点14に到着するようにする。1次ドライブ22は、ストライカ4が上部反転位置15を超えるとほぼ同時に起動されうる。1次ドライブ22は、衝突まで動作状態のままであることが好ましい。空気バネ23は、打撃方向5に沿ってストライカ4が、上部反転位置15から打撃点14の直前まで移動する間、1次ドライブ22を補助する。空気バネ23は、打撃方向5におけるストライカ4の手前(上部)側の動作軸3に備えられ、ストライカ4に作用する。
ストライカ4は主に円筒型の本体を備え、その外側面24は動作軸3に対して平行である。前部端面25は打撃方向5を向いている。その前部端面25は平坦で、ストライカ4の断面の全体を覆っている。後部端面26は同様に平坦であるのが好ましい。ストライカ4はガイドチューブ27に挿入される。このガイドチューブ27は動作軸3と同軸で、円筒型の内壁28を有する。ストライカ4の外側面24は、内壁28に接している。ストライカ4は、強制的に動作軸3に沿ってガイドチューブ27内で案内される。ストライカ4の断面とガイドチューブ27の中空断面は、少ない隙間で密接して嵌め合うように調整される。ストライカ4はガイドチューブ27の中空を浮くシールシャフトになり、中空を閉じる。ゴムのシールリング29は、外側面24の製造上の誤差を補償することができる。
ガイドチューブ27は、打撃方向5の前部端面で閉じられる。実施例では、クロージャ(封止)30がガイドチューブ27に挿入されており、クロージャの断面は、ガイドチューブ27の中空の断面に対応している。内部に面するクロージャの表面31は、平坦で、動作軸3に対して垂直面であることが好ましい。クロージャ30は、基本位置にあるアンビル13に対して固定された距離32に設置されている。基本位置のアンビル13とクロージャ30との間の中空室は、ストライカ4に対するガイドチューブ27の有効領域であり、ストライカ4はその領域内で動くことができる。最大行程18は、基本的には距離32からストライカ4の長さ33を引いた距離である。
片側が閉じたガイドチューブ27とストライカ4とは気圧室34を塞いでいる。気圧室34の体積は、クロージャ30の表面31とストライカ4の後部端面26との間の距離35に比例する。気圧室34の体積は、ストライカ4が動作軸3に沿って動くため変動する。空気バネ23の機能は、気圧室34の変動によって、圧縮され又は減圧される空気から生じる。気圧室34は、打撃点14で、すなわちストライカ4がアンビル13に衝突するときに最大の体積を占める。気圧室34の気圧は、従って、最も低くなり、周囲の気圧と同じになると都合がよい。空気バネ23の位置エネルギーは定義上、打撃点14でゼロである。気圧室34は、ストライカ4が上部反転位置15にあるときに最小の体積となる。そして、その気圧は、16バール辺りまで上昇することができる。ストライカ4のストロークは、制御方法で制限され、気圧室34の体積と気圧を上部反転位置15で目標値となるように設定される。空気バネ23の位置エネルギーは、上部反転位置15の狭い範囲の値をとり、外部の影響に依存しない。特に、これにより、打撃機構2は衝突に際してのアンビル13の位置に関して強固になる、が、その一方では、アンビル13の位置はストライカ4が上部反転位置15まで移動する時間に関しては大きな影響を与える。
空気バネ23は、空気バネ23の空気の量の損失を補うために、1つ以上の通気口36を備えている。通気口36は、ストライカ4によって空気バネ23が圧縮されている間は閉じている。ストライカ4は、打撃点14の直前で、空気バネ23の圧力が周囲の圧力の50%未満になったときに通気口36を開口させることが好ましい。実施例では、ストライカ4は、打撃点から行程18の5%以上動いたときに、1つの通気口36を通過する。
1次ドライブ22は抵抗力に基づいていて、それがストライカ4に作用する。ストライカ4の本体は、軟質磁性鋼製である。永久磁石と対照的に、ストライカ4は、4,000A/m未満、好ましくは2,500A/m未満の低保磁力で特徴付けられる。このような低磁場強度の外部磁場でも、ストライカ4の分極の極性を反転させ得る。外部から印加された磁場は、磁化可能なストライカ4を、その極性とは無関係に、最も強い磁場の領域に引っぱる。
1次ドライブ22は、動作軸3に沿って中空室を有し、その中にガイドチューブ27が挿入されている。1次ドライブ22は、永久磁場37と2つの部分を切替え可能な磁場38を、中空室とガイドチューブ27内で生成する。磁場37、38は、中空室とガイドチューブ27の有効領域を動作軸3に沿って上部39と中央部40と下部41とに分ける。磁場37、38の上部39と下部41の磁力線は、実質的に動作軸3と平行に走り、中央部40の磁力線は動作軸3と交差する方向に走る。磁場37、38は、その磁力線が打撃方向5に対して平行か反平行であるかで変化する。例として一部が示されている永久磁場37の磁力線(一点鎖線)は、ガイドチューブ27の上部39で打撃方向5に対して実質的に反平行に走り、ガイドチューブ27の下部41では打撃方向5に対して実質的に平行に走る。上部39における永久磁場37の磁力線の走る向きが下部41における磁力線の走る向きに対して異なることは、打撃機構2の機能にとって不可欠なことである。切替え可能な磁場38の磁力線は、ある期間(点線で示す)では、ガイドチューブ27の上部39と下部41において実質的に打撃方向5に走り、他の期間(図示せず)では、上部39と下部41の両方において実質的に打撃方向5と反平行に走る。永久磁場37と切替え可能な磁場38は、従って、2つの部分のうち一方の上部39では打ち消し合うように、もう一方の下部41では強め合うように重ね合わされる。上部39における磁場37、38は、制御部12の電流の切替え周期に依存して強め合うように重ね合わされる。ストライカ4は磁場の建設的な重ね合わせによって、上部39と下部41の各々に引っ張られる。切替え可能な磁場38の極性の交互な変化は、ストライカ4の往復運動を引き起こす。
永久磁場37は、複数の永久磁石43から構成される径方向に磁化された環状磁石42によって生成される。図4は、平面IV−IVに沿って切断した環状磁石42を示す。この永久磁石43は例えば棒状の磁石であるのが好ましい。永久磁石43は径方向に向けられている。その磁場軸44は、その南極(S極)から北極(N極)まで、動作軸3と直角をなす。永久磁石43は全て同じ方向に置かれており、示した実施例では北極(N極)が動作軸3の方向に向いており、南極(S極)は動作軸3から離れる方向に向いている。エアギャップまたは非磁化性の材料45、例えばプラスチック、は、永久磁石43間の周方向に配置可能である。環状磁石42は、クロージャの表面31とアンビル13との間に動作軸3に沿って、配置される。環状磁石42は、(上下)非対称的に配置され、特にアンビル13よりもクロージャの表面31に近い位置に配置されることが好ましい。環状磁石42の位置が、ガイドチューブ27を動作軸3に沿って上部39と下部41に分けている。上部39では打撃方向5に沿って環状磁石42の上向きの磁力線があり、下部41では打撃方向5に沿って環状磁石42の下向きの磁力線がある。下部41の磁力線と比較すると、上部39の磁力線は実質的に反対方向を走る。永久磁石43は、ネオジムでできている合金を含むのが好ましい。永久磁石43の磁極での磁場強度は、1テスラを上回り、例えば最高で2テスラであることが好ましい。
切替え可能な磁場38は、上部の磁気コイル46と下部の磁気コイル47によって生成される。上部の磁気コイル46は、打撃方向5に沿って環状磁石42の上部に配置され、環状磁石42に直接接するように配置されることが好ましい。上部の磁気コイル46は、ガイドチューブ27の上部39を取り囲む。下部の磁気コイル47は、打撃方向5に沿って環状磁石42の下部に配置され、同様に環状磁石42に直接接してガイドチューブ27の下部41を取り囲むことが好ましい。2つの磁気コイル46、47には、動作軸3周りの同じ周方向の電流48が流されている。上部の磁気コイル46によって生成された上部の磁場49と、下部の磁気コイル47によって生成された下部の磁場50は、実質的に動作軸3と平行であり、両方とも動作軸3に沿って同じ方向を向いている。すなわち、磁場49と50の両方の磁力線は、ガイドチューブ27内で、打撃方向5又は打撃方向5と反対方向に走っている。制御可能な電源51によって、磁気コイル46、47に電流48が供給される。2つの磁気コイル46、47と電源51は、直列につながれる(図5)ことが好ましい。
長さ52、すなわち下部の磁気コイル47の動作軸3に沿った長さは、上部磁気コイル46の長さ53よりも長いのが好ましく、その長さの比率は、1.75:1と2.25:1との間の範囲にある。ガイドチューブ27内上部の磁場49の磁場強度又は下部の磁場50の磁場強度に対する磁気コイル46、47の量は、同一であることが好ましい。上部の磁気コイル46の巻数と下部の磁気コイル47の巻数の比率は、長さ比に対応させることができる。径方向の長さ54と、電流面密度は、2つの磁気コイル46、47で同一であることが好ましい(打撃機構2の他の構成要素を含まないで)。
磁気ヨーク55が、ガイドチューブ27の外側に磁場37、38を誘導させることができる。このヨーク55は、例えば中空シリンダーまたは動作軸3に沿った複数のリブからなるケージを備え、それらは、2つの磁気コイル46、47と永久磁石43からなる環状磁石42を取り囲む。ヨーク55の環状の上部端面56は、打撃方向5と反対側の上部磁気コイル46を覆っている。環状の下部端面57は、ガイドチューブ27におけるアンビル13の高さで境を接する。環状の下部端面57は、打撃方向5の下部磁気コイル47を覆っている。磁場37、38は、上部39と下部40において、動作軸3に対して平行又は反平行に誘導される。ヨーク55の磁場37、38は、特に環状の端面56、57では、径方向に供給される。径方向のフィードバックは、下部41で、実質上はアンビル13内で起こる。磁力線は、従って、アンビル13の衝突面58とストライカ4の後部端面26に対して、実質的に直角をなすことが好ましい。上部39における径方向のフィードバックは、ガイドされていない場所で起こる。すなわちヨーク56の上部の空間で起こる。
磁気ヨーク55は、磁化可能な材料、磁気鋼のシートからなることが好ましい。ガイドチューブ27は磁化可能ではない。ガイドチューブ27に適した材料は、クロミウム鋼、あるいはアルミニウムまたはプラスチックを含む。ガイドチューブ27のクロージャ30は、非磁化可能な材料であることが好ましい。
ストライカ4は、2つの磁気コイル46、47の位置のそれぞれにおいて重なり合うことが好ましい。特に、後部端面26は、ストライカ4がアンビル13と接するときに、上部磁気コイル46に又は、少なくとも環状磁石42のところまで到達する。後部端面26は、少なくとも環状磁石42の軸方向中央より上に突き出る。気圧室34の通気口36は、上部磁気コイル46の環状磁石42に対向している端部の軸方向の高さに配置される。環状磁石42までの距離は、好ましくは1cm未満である。
打撃機構2の制御部12は、電源51を制御する。電源51は、そこから出力される電流48を、制御信号59によって制御部12であらかじめ設定されている目標値60になるまで調整する。電源51は制御回路61を有することが望ましく、それにより目標値60となるように出力電流48を安定化させる。タップは実際の電流62を測定する。差動増幅器63(差動アンプ63)は、実際の電流62と目標値60から制御変数64を定式化(規定)する。そして、その制御変数64は電流の供給を制御するために電源51に提供される。電源51の電力は、電力供給部65、例えば、本線接続またはバッテリーパック、によって供給される。
制御部12は、ストライカ4の往復運動中に、目標値60を、そして間接的に電流48を切り替える。図6は、時間軸19における反復するスイッチング・パターンの例を示す。スイッチング・パターンは、基本的に3つの異なる期間に分けられる。1サイクルは、活性回復期66から始まる。活性回復期66の間、ストライカ4は、衝突位置から打撃方向5と反対方向に加速される。活性回復期66は、空気バネ23が予め定められた位置エネルギーに到達したときに終了する。静止期67は、活性回復期66のすぐ後に続き、そしてストライカ4が上部反転位置15に到着したときに終了する。加速期68は、ストライカ4が上部反転位置15を通過したとき、あるいは、通過後に始まる。加速期68の間、ストライカ4は打撃方向5に加速され、ストライカ4はアンビル13に衝突するまで連続的に加速されることが好ましい。所望の衝突頻度に応じて、次の活性回復期66が始まる前に、ブレーク69が加速期68に続き得る。
制御部12は、活性回復期66に新たな衝突を開始する。制御部12は、制御電源51に目標値60として、第1の値70を設定する。第1の値70の正負符号は、磁気コイル47内の電流48の流れを決定し、それにより上部磁気コイル46の磁場49とガイドチューブ27の上部39における永久磁場37が強め合う。ストライカ4は、従って、打撃方向5と反対方向に、そして空気バネ23の力と反対方向に、上部39へ加速される。ストライカ4の運動エネルギーは、連続的に増加する。ストライカ4の逆方向への動きによって、空気バネ23は同時に圧縮され、その中で蓄えられる位置エネルギーは作用された量に基づいて増加する。
電流48は、2つの磁気コイル46、47中を流れることが好ましい。磁場37、38は、下部41で打ち消し合うように重なり合うことが好ましい。第1の値70の大きさは、下部磁気コイル47によって生成された磁場50と永久磁石43によって生成された永久磁場37が打ち消し合うように選定することができる。下部41の磁場強度は、ゼロまたは上部39の磁場強度の10%未満まで下げられることが好ましい。電源51と磁気コイル46、47は、第1の値70の電流強度をもつ電流になるように構成される。第1の値70は、活性回復期66の間、一定値に維持され得る。
制御部12は、上部反転位置15における空気バネ23の位置エネルギーについての予測に基づいて、活性回復期66を終了させる。1次ドライブ22は、例えば位置エネルギーが1次ドライブ22からの更なる補助なしで目標値に達するとき、作動しなくなる。これと関連して、1次ドライブ22のスイッチを切った時71に、その位置エネルギーは目標値の一部に既に到達しているが、上部反転位置15まで進行する間のストライカ4の運動エネルギーは、(位置エネルギーの)目標値に達していない部分に変換されると考えられる。この変換の間の損失は、制御部12に格納されたテーブル72によっても考慮され得る。目標値は、ストライカ4の衝突エネルギーの25%と40%との間の範囲にあり、例えば少なくとも30%で、大きくても37%である。
予測手段73は、打撃機構2の動作状況を絶えず比較する。例として示した予測は圧力測定に基づく。予測手段73は、圧力センサ74から信号を入力する。測定される圧力は閾値と比較される。圧力が閾値を超える場合、予測手段73は制御部12に制御信号59を出力する。制御信号59は、1次ドライブ22のスイッチが直ちに切られたときに、位置エネルギーが目標値に達したことを示している。そして、制御部12は、活性回復期66を終了させる。
予測手段73は、記憶格納されている参照テーブル72から閾値を読み込むことが好ましい。参照テーブル72は、完全に1つの閾値を含み得る。しかしながら、異なる作動状態に対していくつかの予め定められた閾値が格納されていることが好ましい。例えば、それらの閾値は気圧室34の異なる温度毎に格納され得る。予測手段73は、圧力センサ74からの信号に加えて、温度センサ75からの信号も記録する。閾値は、例えば温度センサ75からの信号の関数として選択される。
更に、予測手段73は、圧力変化からストライカ4の速度を推定することができる。参照テーブル72は、異なる速度に対応した圧力に対して異なる閾値を含み得る。より速度の速いストライカ4がより強く空気バネ23を圧縮する傾向にあるので、閾値は遅い速度よりも早い速度の方が低くなる。速度又は圧力変化の関数としての閾値の選択は、目標値の再現率を高めることができる。
活性回復期66の終了は、同時に静止期67の始まりである。制御部12は電流48の目標値60をゼロに設定する。切替え可能な磁場38はスイッチが切られ、1次ドライブ22は作動しなくなる。永久磁場37は、ストライカ4に作用し続ける。しかしながら、永久磁場37は、基本的に動作軸3に沿って一定の磁場強度を有するため、ストライカ4に微小の力を及ぼすか又は全く力を及ぼさない。
電流48をゼロに下げる代わりに、電流48は、静止期67で目標値60に対して負の値で設定され得る。このように、ストライカ4の残留磁気は下げられる。電流48の値は、目標値60に比べて低く、例えば10%未満であり、ストライカ4の逆方向に戻る動きを妨げないようにする。
静止期67の間、ストライカ4は空気バネ23によって、停止するまでブレーキがかけられる。空気バネ23の位置エネルギーは、その結果、ストライカ4が停止位置に到達する前、すなわち上部反転位置15に到達する前に、ストライカ4の運動エネルギーの一部によって増加する。
活性回復期66と静止期67の工程は、打撃機構としてテストされた構造に関しては、特に活性回復期66の終わりに電流48のスイッチを切ってゼロにすることで、エネルギー効率が高まることが分かる。1次ドライブ22の効率は、上部反転位置15とストライカ4の間の距離35の減少に伴って減少する。1次ドライブ22が効率的に作動する限り、ストライカ4は速い速度で加速される。予測が、1次ドライブ22なしでストライカ4が期待される上部反転位置15に到達し得ることを示すならば、徐々に作動しなくなり、非効率的になった1次ドライブ22は、作動を停止する。代案では、電流4が連続的に又はいくつかの段階にわたってゼロに低減される。これにより、効率を犠牲にしてストライカ4の軌道を修正して上部反転位置15に到達させることができる。この代案においても、静止期67が、ストライカ4が上部反転位置15に到達する前に始まることが好ましい。
活性回復期66の期間は、予測に起因する。その期間は異なる長さであり得、動作に依存して、あるいはさらに衝突のたびに、異なった期間を取り得る。例えば、衝突の前にアンビル13が基本位置16に到達していない場合は、ストライカ4は次の衝突でさらに長い距離を進行する必要があることを意味する。固定された活性回復期66の期間では、期待される上部反転位置15に到達するためには、空気バネ23の力に対してストライカ4に吸収される運動エネルギーは十分ではない。
制御部12は、ストライカ4が上部反転位置15へ到達したことにより、静止期67を終了させる。この静止期67が終わると、加速期68が始まる。制御部12は、ストライカ4が逆方向に運動することに基づき、加速期68を開始させる。位置または運動センサは、ストライカ4の逆方向への運動を直接感知し得る。逆方向への運動の感知は、気圧室34の圧力変化に間接的に基づくことが好ましい。
圧力センサ74は気圧室34と連通している。この圧力センサ74は、例えばピエゾ抵抗圧力センサ74である。圧力センサ74は気圧室34内に設置されるか又は空気路を介して気圧室34に連通され得る。圧力センサ74はクロージャ30に又はその内に設置されることが好ましい。評価装置76が圧力センサ74に付随している。この評価装置76は気圧室34の圧力変化を監視する。圧力変化が負の値、すなわち圧力が低下するとすぐに、評価装置76は制御部12に、ストライカ4が上部反転位置15へ到達したことを示す制御信号77を出力する。
圧力変化の評価は、その方法がゆえに、ストライカ4が上部反転位置15への到達、より正確には上部反転位置15を超えたことが検知されるまでに、わずかな遅延を生ずる。圧力はその絶対値が検出されて閾値と比較されてもよい。圧力が閾値に達すると、制御信号77が出力される。気圧室34の圧力は上部反転位置15で測定され、評価装置76のテーブルに閾値として記憶格納され得る。閾値は、様々な動作状態の関数として、特に気圧室34の温度の関数として格納され得る。評価装置76は、例えば温度センサを検索し、そしてテーブルから関連した閾値を読み取り、現在の運転状態を検知する。この2つの方法が重複して組み合わされ、互いに独立に制御信号を出力することができる。
制御部12は制御信号77を受信すると、加速期68を開始する。制御部12は、電流48の目標値60を第2の値78に設定する。第2の値78の正負符号は、ガイドチューブ27内で、下部の磁気コイル47による下部の磁場50が永久磁場37と強め合うように選択される。従って、ガイドチューブ27の下部41に強い磁場が発生する。電流48は加速期68の間、下部の磁気コイル47に、そして上部磁気コイル46にも供給されることが好ましい。上部39の永久磁場37は、ガイドチューブ内で、上部磁気コイル46の磁場38によって弱められるか又は完全に打ち消されることが好ましい。ストライカ4は、下部41のより強い磁場に引っ張られる。ストライカ4は、加速期68の間、打撃方向5へ絶えず加速される。衝突点14に到達するまでの運動エネルギーは、ほぼストライカ4の衝突エネルギーである。
代わりの又はそれに加えての、上部反転位置15への到達の測定は、ストライカ4の移動によって上部磁気コイル46に誘起される電圧の変化に基づく。ストライカ4は、上部反転位置15への到達前に、上部ヨーク・リング56(ヨーク55の環状の上部端面56)の位置に重なり得る。環状磁石42の磁場49は、ストライカ4を介して上部ヨーク・リング56にエアギャップなしで実質的に閉じられている上部39に流れる。環状磁石42の磁場50は、下部ヨーク・リング57に大きなエアギャップを介して下部41に流れる。ストライカ4が上部反転位置15に到達するまで移動する間、下部41のエアギャップは更に広がり、それによって、上部の磁気の流れが比例して増加する。ストライカ4が上部反転位置15を超えるとすぐに、上部39の磁気流れの割合は減少する。磁気流れの変化は、上部磁気コイル46に電圧を誘起する。誘起電圧の符号の変化は上部反転位置15の特徴である。電源51は、上部反転位置15に到達前に電流48をゼロに制御することが好ましく、それにより静止期67が保たれる。制御ループは、目標値64を絶えず適合させて、誘起電圧に対して電流48をゼロに保つ。誘起電圧の符号の変化に際して、制御ループ62はかなり大きな目標値64で応答する。制御信号77は、このように、例えば閾値を超える目標値64によって、引き起こされ得る。
第2の値78の量は、上部磁場49が永久磁場37と完全に打ち消し合うように、又はその磁場強度を少なくても10%まで減少させるように、決定されることが好ましい。磁気コイル46、47の電流48は、加速期68の開始時に目標値60まで増加する。立ち上がり波形は、例えば、磁気コイル46、47のインダクタンスとストライカ4の反応に起因する時定数により予め決まっている。制御部12は、加速期68の間、目標値60を第2の値78に保つことが好ましい。
空気バネ23は、ストライカ4の加速を打撃方向5へ補う。それによって、空気バネ23に蓄えられた位置エネルギーは、実質的にストライカ4の運動エネルギーに変換される。衝突点14で、空気バネ23は、完全に解放されることが好ましい。衝突点14に近づくと、ストライカ4によって通気口36は開口される。通気口36は、空気バネ23がストライカ4に与える影響をゼロに減らさないようにして、空気バネ23を弱める。しかしながら、空気バネ23は、この時点では既に、明らかにその位置エネルギーの90%以上のエネルギーをストライカ4の運動エネルギーに変換している。
制御部12は、下部の磁気コイル47の電流48の増加79または電源51で供給される電流48の増加79に基づいて加速期68を終了させる。ストライカ4が移動する間、電流48が流れる下部磁気コイル47の電磁誘導によって電圧降下が起きる。この電圧降下に対して電源51が電流48を供給する。打撃点でストライカ4が停止すると、電圧降下は急になくなる。電流48は短時間で増加し、制御電源51は再度、電流48を目標値60になるように調整する。
電流センサ80は、下部の磁気コイル47を循環する電流48を検出することができる。付随する弁別器81が、測定された電流48を閾値と比較して、閾値を超えると終了信号82を出力する。終了信号82は、ストライカ4がアンビル13に衝突したことを制御部12に知らせる。閾値は例えば第2の値78の関数として選択され、すなわち加速期68の目標値60である。閾値は、第2の値78よりも5%から10%大きくなり得る。電流48の絶対値の検出の代わりに又はそれに加えて、電流48の変化率が電流センサ80を用いて検出され、弁別器81を用いて変化率に対応した閾値と比較される。
電源51は、回路83の電流48の増加79を、電源制御回路61を用いて相殺する。それによって、目標値64は変わる。電流48の変化の代わりに又はそれに加えて、目標値64も監視され得る。目標値64の絶対値または、目標値64の変化率は閾値と比較され、そして終了信号82がそれに応じて出力され得ることが好ましい。
終了信号82を受けると、制御部12は加速期68を終える。目標値60はゼロに設定される。電源51からの出力電流は、それに対応して、(電流48の値が)ゼロに減少する。ストライカ4は、もはや打撃方向5へ加速されない。
制御部12は、加速期68又はそれに続く休止期間の直後に、次の活性回復期66を開始することができる。

Claims (8)

  1. チゼル工具(7)を動作軸(3)に沿って移動可能に装填する工具ホルダー(6)と、磁力圧縮による打撃機構(2)とを備え、
    前記打撃機構(2)は、
    前記動作軸(3)の周りに配置され、少なくとも1つの磁気コイル(46、47)を有する1次ドライブ(22)と、
    打撃方向(5)に沿って順に、少なくとも1つの前記磁気コイル(46、47)の径方向内側の前記動作軸(3)に配置されるストライカ(4)と、
    打撃方向(5)に沿って順に、少なくとも1つの前記磁気コイル(46、47)の径方向内側の前記動作軸(3)に配置され、前記磁気コイル(47)および/または、前記磁気コイル(47)に接するヨーク(57)に少なくとも部分的に突き出るアンビル(13)と、
    少なくとも1つの前記磁気コイル(47)を有する電気回路に接続される制御電源(51)と、を備える機械工具において、
    制御部(12)が、加速期(68)の間、前記電源(51)によって目標値(60)に制御された電流(48)を、少なくとも1つの磁気コイル(46、47)に供給し、
    前記制御部(12)が、前記磁気コイル(46、47)を流れる電流(48)の変化又は、前記電源(51)の制御回路(61)の制御変数(64)の変化が、前記ストライカ(4)と前記アンビル(13)の衝突の変化を表す格納されたパターンと一致するときに加速期(68)を終了させる、
    機械工具の制御方法。
  2. 請求項1に記載の制御方法であって、前記制御部(12)は、前記電流(48)の変化率およびまたは、前記制御回路(61)の前記制御変数(64)の変化率が閾値を超えると前記加速期(68)を終了させる、ことを特徴とする制御方法。
  3. 請求項1又は2に記載の制御方法であって、前記制御部(12)は、前記加速期(68)の最後に前記目標値(60)をゼロに設定する、ことを特徴とする制御方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御方法であって、電流センサ(80)が前記磁気コイル(47)を流れる前記電流(48)を測定し、測定された前記電流(48)が前記閾値を超えるとき、弁別器(81)が前記加速期(68)を終了させる、ことを特徴とする制御方法。
  5. 請求項4に記載の制御方法であって、前記閾値は、前記目標値(60)よりも5%から10%の間で大きな値となる、ことを特徴とする制御方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御方法であって、前記制御電源(51)が前記制御回路(61)を有し、前記弁別器は前記制御回路(61)の前記制御変数(64)が前記閾値を越えたときに前記加速期(68)を終了させる、ことを特徴とする制御方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の制御方法であって、前記動作軸(3)の周囲に設置される前記1次ドライブ(22)が、前記打撃方向(5)に(上から)順に、第1磁気コイル(46)と、永久的で径方向に磁化された環状磁石(42)と、第2磁気コイル(47)を含み、その内側に空気バネ(23)と前記ストライカ(4)と前記アンビル(13)を備える機械工具において、
    前記第1磁気コイル(46)によって前記第1磁気コイル(46)内に発生する第1磁場(49)は、加速期(68)の間、環状磁石(42)の磁場(37)と打ち消すように重なり、前記第2磁気コイル(47)によって前記第2磁気コイル(47)内に発生する第2磁場(50)は、加速期(68)の間、前記環状磁石(42)の磁場(37)と強め合うように重なるように、前記電源(51)が前記第1磁気コイル(46)と前記第2磁気コイル(47)に電流(48)を供給する、ことを特徴とする制御方法。
  8. チゼル工具(7)を動作軸(3)に沿って移動可能に嵌め備える工具ホルダー(6)と、打撃機構(2)とを備え、
    前記打撃機構(2)は、動作軸(3)の周りに配置され、少なくとも1つの磁気コイル(46、47)を有する1次ドライブ(22)を含み、
    打撃方向(5)に沿って(上から)順に、少なくとも1つの磁気コイル(46、47)の径方向内側の動作軸(3)に配置されるストライカ(4)とアンビル(13)を備え、該アンビル(13)は、磁気コイル(47)および/または、磁気コイル(46、47)に接するヨーク(57)に少なくとも部分的に突き出ており、
    少なくとも1つの磁気コイル(47)を有する電気回路に接続される制御電源(51)を有し、
    制御部(12)は、加速期(68)の間、電源(51)によって目標値(60)に制御された電流(48)を、少なくとも1つの磁気コイル(46、47)に供給し、
    前記制御部(12)は、前記磁気コイル(46、47)を流れる電流(48)の衝突に特有の変化又は、電源(51)の制御回路(61)における制御変数(64)の衝突に特有の変化を検出したときに加速期(68)を終了させる、
    機械工具。
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