JPH0681574A - 電磁式打撃装置 - Google Patents
電磁式打撃装置Info
- Publication number
- JPH0681574A JPH0681574A JP23222692A JP23222692A JPH0681574A JP H0681574 A JPH0681574 A JP H0681574A JP 23222692 A JP23222692 A JP 23222692A JP 23222692 A JP23222692 A JP 23222692A JP H0681574 A JPH0681574 A JP H0681574A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- cylinder
- stator
- power source
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 打撃装置のエネルギー利用効率を高く、制御
を容易にする。 【構成】 シリンダ4内に往復動可能に嵌挿したピスト
ン6で、前端部に挿着した工具3を打撃する装置におい
て、シリンダ4にリニアモータの固定子5を設け、可動
子7をピストン6に形成する。
を容易にする。 【構成】 シリンダ4内に往復動可能に嵌挿したピスト
ン6で、前端部に挿着した工具3を打撃する装置におい
て、シリンダ4にリニアモータの固定子5を設け、可動
子7をピストン6に形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、さく岩機や岩石破砕用
のブレーカ等に使用される打撃装置に関するものであ
る。
のブレーカ等に使用される打撃装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、さく岩機やブレーカには、シリン
ダ内に嵌挿したピストンを空圧や油圧で往復動させ、シ
ヤンクロッドやチゼル等の工具を打撃する空圧式や油圧
式の打撃装置が用いられている。
ダ内に嵌挿したピストンを空圧や油圧で往復動させ、シ
ヤンクロッドやチゼル等の工具を打撃する空圧式や油圧
式の打撃装置が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】空圧式打撃装置は、構
造が簡単で安価であるが、排気による騒音が大きく、排
気ミストによる作業環境悪化をもたらすほか、エネルギ
ーの利用効率が約15〜20%と極めて低い。かかる空
圧式の欠点を改善するため、1970年代に油圧式打撃
装置が開発されたが、エネルギー利用効率は未だ50〜
60%程度であり、また、将来原油の不足、原油価格の
高騰が予測されることから、よりエネルギー利用効率が
高く、且つ、制御の容易な打撃装置の開発が望まれてい
る。
造が簡単で安価であるが、排気による騒音が大きく、排
気ミストによる作業環境悪化をもたらすほか、エネルギ
ーの利用効率が約15〜20%と極めて低い。かかる空
圧式の欠点を改善するため、1970年代に油圧式打撃
装置が開発されたが、エネルギー利用効率は未だ50〜
60%程度であり、また、将来原油の不足、原油価格の
高騰が予測されることから、よりエネルギー利用効率が
高く、且つ、制御の容易な打撃装置の開発が望まれてい
る。
【0004】本発明は、打撃装置におけるかかる問題を
解決するものであって、構造が簡単でエネルギー利用効
率が高く、しかも、打撃数、ピストン速度の制御が容易
な打撃装置を提供することを目的とする。
解決するものであって、構造が簡単でエネルギー利用効
率が高く、しかも、打撃数、ピストン速度の制御が容易
な打撃装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンダ内に
往復動可能に嵌挿したピストンで、シリンダ前端部に挿
着した工具を打撃する打撃装置において、シリンダにリ
ニアモータの固定子を設け、このリニアモータの可動子
をピストンに形成することよにり電磁式打撃装置を構成
し、上記課題を解決する。
往復動可能に嵌挿したピストンで、シリンダ前端部に挿
着した工具を打撃する打撃装置において、シリンダにリ
ニアモータの固定子を設け、このリニアモータの可動子
をピストンに形成することよにり電磁式打撃装置を構成
し、上記課題を解決する。
【0006】シリンダとピストンの後端面間には、弾性
体を設けることにより、エネルギー利用効率をより高く
することができる。
体を設けることにより、エネルギー利用効率をより高く
することができる。
【0007】
【作用】リニアモータの一次側の固定子に電源から電流
を供給すると、シリンダの軸線方向へ直線状に移動する
磁界ができ、二次側の可動子に磁界進行向方への推力が
発生する。電源を適切な周期で切換え制御することによ
り、ピストンはシリンダ内を往復動し、工具を打撃す
る。
を供給すると、シリンダの軸線方向へ直線状に移動する
磁界ができ、二次側の可動子に磁界進行向方への推力が
発生する。電源を適切な周期で切換え制御することによ
り、ピストンはシリンダ内を往復動し、工具を打撃す
る。
【0008】弾性体はピストンの後退時のエネルギーを
蓄積し、前進時にそのエネルギーをピストンに加えるこ
とにより、ピストンの速度特性を改善し、エネルギー利
用効率を高くする。
蓄積し、前進時にそのエネルギーをピストンに加えるこ
とにより、ピストンの速度特性を改善し、エネルギー利
用効率を高くする。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるブレーカの
打撃装置の構成の説明図である。ここでブレーカ1のシ
リンダ4内には、ピストン6が前後(図上右左)に往復
動可能に嵌挿されており、シリンダ4の前端部にはチゼ
ル3が挿着されている。シリンダ4の後部には、リニア
モータの固定子5が設けられており、ピストン6の後端
部には、リニアモータの可動子7が形成されている。リ
ニアモータの固定子5は、一次鉄心と一次円形コイルか
らなり、一次円形コイルが電源11に接続されている。
リニアモータの可動子7は、二次鉄心12にアルミニウ
ムや銅などの非磁性導体板13を被覆したロッドになっ
ている。また、シリンダ4にはピストン6の位置を検出
するための位置検出器9を設け、その検出信号は電源1
1の制御装置10へ送られるようになっている。
打撃装置の構成の説明図である。ここでブレーカ1のシ
リンダ4内には、ピストン6が前後(図上右左)に往復
動可能に嵌挿されており、シリンダ4の前端部にはチゼ
ル3が挿着されている。シリンダ4の後部には、リニア
モータの固定子5が設けられており、ピストン6の後端
部には、リニアモータの可動子7が形成されている。リ
ニアモータの固定子5は、一次鉄心と一次円形コイルか
らなり、一次円形コイルが電源11に接続されている。
リニアモータの可動子7は、二次鉄心12にアルミニウ
ムや銅などの非磁性導体板13を被覆したロッドになっ
ている。また、シリンダ4にはピストン6の位置を検出
するための位置検出器9を設け、その検出信号は電源1
1の制御装置10へ送られるようになっている。
【0010】シリンダ4とピストン6の後端面との間に
は、弾性体8が設けられている。この弾性体8はコイル
ばね、流体ばね等を適宜用いることができる。シリンダ
4には、ピストン6の往復動によって生ずる内部の空気
の移動を制御するための通気路14A,14B,14C
が設けられ、電磁弁19に接続されている。ピストン6
が図1の如く前方の打撃位置にあるとき、位置検出器9
は、そのピストン6の位置を検出して制御装置10に信
号を送出する。制御装置10は、電源11へ後退指令を
出し、電源11から固定子5へ後退する磁界を生ずるよ
う電流が供給される。
は、弾性体8が設けられている。この弾性体8はコイル
ばね、流体ばね等を適宜用いることができる。シリンダ
4には、ピストン6の往復動によって生ずる内部の空気
の移動を制御するための通気路14A,14B,14C
が設けられ、電磁弁19に接続されている。ピストン6
が図1の如く前方の打撃位置にあるとき、位置検出器9
は、そのピストン6の位置を検出して制御装置10に信
号を送出する。制御装置10は、電源11へ後退指令を
出し、電源11から固定子5へ後退する磁界を生ずるよ
う電流が供給される。
【0011】そこで、可動子7には後方への推力が働
き、ピストン6は弾性体8を圧縮しながら後退する。所
定距離だけピストン6が後退すると、位置検出器9がそ
の位置を検出し、制御装置10が電源11に前進指令を
出すため、電源11が切換えられて固定子5へは前進す
る磁界が生ずるよう電流が供給される。従って、ピスト
ン6は前方への推力で前進に転じ、更に弾性体8の反発
力によって加速され、チゼルを打撃する。以後同様のサ
イクルが繰返される。ピストン6の速度や打撃数は、電
源11から供給される電流や周波数を変更することによ
り容易に制御することができる。
き、ピストン6は弾性体8を圧縮しながら後退する。所
定距離だけピストン6が後退すると、位置検出器9がそ
の位置を検出し、制御装置10が電源11に前進指令を
出すため、電源11が切換えられて固定子5へは前進す
る磁界が生ずるよう電流が供給される。従って、ピスト
ン6は前方への推力で前進に転じ、更に弾性体8の反発
力によって加速され、チゼルを打撃する。以後同様のサ
イクルが繰返される。ピストン6の速度や打撃数は、電
源11から供給される電流や周波数を変更することによ
り容易に制御することができる。
【0012】電磁弁19は図示の位置にあるとき通気路
14A,14B,14Cを閉じており、前後のストロー
クエンドでは、通気路14Aの途中に設けた絞り15に
よりピストン6の動きが緩衝される。電磁弁19を切換
えればシリンダ4内の空気は大気と連通する。弾性体8
のエネルギー蓄積能力が大きい場合には、リニアモータ
ではピストン6に後退力のみを与え、前進時には電源1
1を遮断して、弾性体の反発力のみでピストン6を前進
させチゼル3を打撃するようにすることもできる。この
場合電源はON−OFF制御のみを行なえばよい。
14A,14B,14Cを閉じており、前後のストロー
クエンドでは、通気路14Aの途中に設けた絞り15に
よりピストン6の動きが緩衝される。電磁弁19を切換
えればシリンダ4内の空気は大気と連通する。弾性体8
のエネルギー蓄積能力が大きい場合には、リニアモータ
ではピストン6に後退力のみを与え、前進時には電源1
1を遮断して、弾性体の反発力のみでピストン6を前進
させチゼル3を打撃するようにすることもできる。この
場合電源はON−OFF制御のみを行なえばよい。
【0013】この実施例は、打撃装置をブレーカに用い
たものであるが、さく岩機に用いる場合には、チゼルに
変えてシヤンクロッドを挿着し、シヤンクロッドに回転
を与える機構を付加すればよい。その他の打撃工具にも
広く用いることができる。
たものであるが、さく岩機に用いる場合には、チゼルに
変えてシヤンクロッドを挿着し、シヤンクロッドに回転
を与える機構を付加すればよい。その他の打撃工具にも
広く用いることができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電磁式打
撃装置は、電磁力を推力とするため空圧式や油圧式の打
撃装置に比べてエネルギーの利用効率が高く省エネルギ
ー効果が大きい。また、ピストンのストロークや速度や
打撃数を電気的に制御することができ、操作が容易とな
る。
撃装置は、電磁力を推力とするため空圧式や油圧式の打
撃装置に比べてエネルギーの利用効率が高く省エネルギ
ー効果が大きい。また、ピストンのストロークや速度や
打撃数を電気的に制御することができ、操作が容易とな
る。
【図1】本発明の一実施例であるブレーカの打撃装置の
構成の説明図である。
構成の説明図である。
1 ブレーカ 3 チゼル 4 シリンダ 5 固定子 6 ピストン 7 可動子 8 弾性体 9 位置検出器 10 制御装置 11 電源
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダ内に往復動可能に嵌挿したピス
トンで、シリンダ前端部に挿着した工具を打撃する打撃
装置において、前記シリンダにリニアモータの固定子を
設け、該リニアモータの可動子を前記ピストンに形成し
たことを特徴とする電磁式打撃装置。 - 【請求項2】 シリンダとピストンの後端面間に弾性体
を設けたことを特徴とする請求項1記載の電磁式打撃装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23222692A JPH0681574A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 電磁式打撃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23222692A JPH0681574A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 電磁式打撃装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0681574A true JPH0681574A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=16935958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23222692A Withdrawn JPH0681574A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 電磁式打撃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0681574A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0718075A1 (en) * | 1994-12-19 | 1996-06-26 | Moshe Averbukh | Electromagnetic percussion device |
CN108855313A (zh) * | 2018-07-18 | 2018-11-23 | 福建农林大学 | 一种基于高斯加速器的双向击打破碎装置及其工作方法 |
KR102219022B1 (ko) * | 2019-09-24 | 2021-02-23 | 대모 엔지니어링 주식회사 | 유압브레이커의 센서용 방진구조체 |
KR102219023B1 (ko) * | 2019-09-24 | 2021-02-23 | 대모 엔지니어링 주식회사 | 유압브레이커용 센서 고정구조체 |
CN114602582A (zh) * | 2022-03-28 | 2022-06-10 | 柳工常州机械有限公司 | 电动破碎锤 |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP23222692A patent/JPH0681574A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0718075A1 (en) * | 1994-12-19 | 1996-06-26 | Moshe Averbukh | Electromagnetic percussion device |
CN108855313A (zh) * | 2018-07-18 | 2018-11-23 | 福建农林大学 | 一种基于高斯加速器的双向击打破碎装置及其工作方法 |
KR102219022B1 (ko) * | 2019-09-24 | 2021-02-23 | 대모 엔지니어링 주식회사 | 유압브레이커의 센서용 방진구조체 |
KR102219023B1 (ko) * | 2019-09-24 | 2021-02-23 | 대모 엔지니어링 주식회사 | 유압브레이커용 센서 고정구조체 |
CN114602582A (zh) * | 2022-03-28 | 2022-06-10 | 柳工常州机械有限公司 | 电动破碎锤 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991102 |