JPH0417344Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0417344Y2 JPH0417344Y2 JP904886U JP904886U JPH0417344Y2 JP H0417344 Y2 JPH0417344 Y2 JP H0417344Y2 JP 904886 U JP904886 U JP 904886U JP 904886 U JP904886 U JP 904886U JP H0417344 Y2 JPH0417344 Y2 JP H0417344Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air chamber
- piston
- cylinder
- striker
- striking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009527 percussion Methods 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の利用分野〕
本考案は、電気ハンマのように、ピストンの往
復動によつて、空気圧を変化させ、打撃子を打撃
駆動する打撃工具の打撃装置に関するものであ
る。
復動によつて、空気圧を変化させ、打撃子を打撃
駆動する打撃工具の打撃装置に関するものであ
る。
従来の空気圧を利用した打撃装置においては、
打撃子を駆動するために利用していたのは、本案
の第一空気室の圧力変化のみであつた。しかし、
この形式の打撃装置においては、クランクを定速
回転させたとき、打撃子の打撃速度は、打撃後の
反発速度で変化し、極端な場合、反発速度が、ゼ
ロの時には、打撃動作が停止する場合もでてく
る。反発速度がゼロの時でも打撃動作が十分行い
得るようにピストンとストライカの位置関係を調
整した場合、空気室の圧力変動巾は大きくなり、
ピストンにかかるピーク荷重が大きくなる。従つ
てピストン駆動部の各部品の強度を上げねばなら
ずこの種の打撃工具の重量増を招く。電気ハンマ
ドリルのような、ドリルのサイズ毎に各種の先端
工具を交換する工具では、打撃子の反発速度がゼ
ロに近付く場合があり、このようなときでも、打
撃動作が円滑に行われるように、空気室の体積等
を設定してあるため、ピストン荷重が比較的大き
くなり、工具の重量増を招いている。
打撃子を駆動するために利用していたのは、本案
の第一空気室の圧力変化のみであつた。しかし、
この形式の打撃装置においては、クランクを定速
回転させたとき、打撃子の打撃速度は、打撃後の
反発速度で変化し、極端な場合、反発速度が、ゼ
ロの時には、打撃動作が停止する場合もでてく
る。反発速度がゼロの時でも打撃動作が十分行い
得るようにピストンとストライカの位置関係を調
整した場合、空気室の圧力変動巾は大きくなり、
ピストンにかかるピーク荷重が大きくなる。従つ
てピストン駆動部の各部品の強度を上げねばなら
ずこの種の打撃工具の重量増を招く。電気ハンマ
ドリルのような、ドリルのサイズ毎に各種の先端
工具を交換する工具では、打撃子の反発速度がゼ
ロに近付く場合があり、このようなときでも、打
撃動作が円滑に行われるように、空気室の体積等
を設定してあるため、ピストン荷重が比較的大き
くなり、工具の重量増を招いている。
本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、この種の打撃装置の軽量化をはかることで
ある。
くし、この種の打撃装置の軽量化をはかることで
ある。
本案は第２空気室も又、打撃子の移動に従い、
圧力変動が起こる点に着目し、定常打撃時に第２
空気室を密封して打撃子に空気圧を与え、打撃子
に、適当な反発速度を与えるように、空気孔の位
置関係を工夫したものである。
圧力変動が起こる点に着目し、定常打撃時に第２
空気室を密封して打撃子に空気圧を与え、打撃子
に、適当な反発速度を与えるように、空気孔の位
置関係を工夫したものである。
第１図において、コンロツド１はクランク、モ
ートルにより（図示せず）回転駆動され、ピスト
ン２を往復駆動する。打撃子３は、シリンダ４に
案内され、第１空気室５の気圧変動により、往復
運動し、中間打撃子６を打撃する。第１図の状態
は、この打撃装置が打撃動作を行う場合（定常打
撃という）の位置関係を表わし、中間打撃子６
は、ピストン２側に移動している。この位置で打
撃子３が、中間打撃子６の方へ移動してくると、
第２空気孔９を通過した時点で第２空気室８は密
閉され、第２空気室内の圧力はシリンダ４外の圧
力より高圧となる。打撃子３は中間打撃子６を打
撃した時点でピストン２側に反発され戻り行程に
入り再度ピストン２に追い返されて、上記行程を
繰り返す。もし、打撃子３が中間打撃子６を打撃
した時点で、反発速度がゼロであつた場合でも、
本案の場合第２空気室８に貯えられた圧縮エネル
ギーが打撃子３に、戻りの速度を与えるため、必
ず一定以上の反発速度が得られる。第２図は非打
撃状態を表わす。シリンダ４は第２空気室内径d2
第１空気室d1に、打撃子３には溝１０を設けてあ
る。このため第２空気室の空気は打撃子３の外周
を通り、第２空気孔９からシリンダ４外に逃げて
圧縮されないので、打撃子３に反発力を与えるこ
とはない。また打撃子３は、案内部１１，１２に
案内され傾きを防止している。
ートルにより（図示せず）回転駆動され、ピスト
ン２を往復駆動する。打撃子３は、シリンダ４に
案内され、第１空気室５の気圧変動により、往復
運動し、中間打撃子６を打撃する。第１図の状態
は、この打撃装置が打撃動作を行う場合（定常打
撃という）の位置関係を表わし、中間打撃子６
は、ピストン２側に移動している。この位置で打
撃子３が、中間打撃子６の方へ移動してくると、
第２空気孔９を通過した時点で第２空気室８は密
閉され、第２空気室内の圧力はシリンダ４外の圧
力より高圧となる。打撃子３は中間打撃子６を打
撃した時点でピストン２側に反発され戻り行程に
入り再度ピストン２に追い返されて、上記行程を
繰り返す。もし、打撃子３が中間打撃子６を打撃
した時点で、反発速度がゼロであつた場合でも、
本案の場合第２空気室８に貯えられた圧縮エネル
ギーが打撃子３に、戻りの速度を与えるため、必
ず一定以上の反発速度が得られる。第２図は非打
撃状態を表わす。シリンダ４は第２空気室内径d2
第１空気室d1に、打撃子３には溝１０を設けてあ
る。このため第２空気室の空気は打撃子３の外周
を通り、第２空気孔９からシリンダ４外に逃げて
圧縮されないので、打撃子３に反発力を与えるこ
とはない。また打撃子３は、案内部１１，１２に
案内され傾きを防止している。
本考案によれば、打撃子前方の空気室の圧力を
利用して、打撃子に反発速度を与えるようにした
ので、先端工具の差によつて打撃子の反発速度が
変化する程度を軽減できる。このため、ピストン
と打撃子の距離を大きく取ることができ、ピスト
ンが受ける荷重を軽減できるので、駆動部分の軽
量化がはかれる。
利用して、打撃子に反発速度を与えるようにした
ので、先端工具の差によつて打撃子の反発速度が
変化する程度を軽減できる。このため、ピストン
と打撃子の距離を大きく取ることができ、ピスト
ンが受ける荷重を軽減できるので、駆動部分の軽
量化がはかれる。
第１図は本案になる、打撃装置の一実施例を示
す縦断側面図で、打撃動作状態の位置関係を示し
ている。第２図は本案の打撃装置の縦断側面図で
非打撃状態の位置関係を示している。 図において、２はピストン、３は打撃子、４は
シリンダ、５は第１空気室、６は中間打撃子、８
は第２空気室、９は第２空気孔、１２は案内部で
ある。
す縦断側面図で、打撃動作状態の位置関係を示し
ている。第２図は本案の打撃装置の縦断側面図で
非打撃状態の位置関係を示している。 図において、２はピストン、３は打撃子、４は
シリンダ、５は第１空気室、６は中間打撃子、８
は第２空気室、９は第２空気孔、１２は案内部で
ある。
Claims (1)
- モートルによつて回転するクランクと、該クラ
ンクによつて往復駆動されるピストンと、該ピス
トンを案内するシリンダと、このシリンダ内を摺
動可能で、前記ピストンと、前記シリンダ内壁に
よつて空気室を形成し、前記ピストンの往復動に
よつて変化する空気室の空気圧によつて往復駆動
される打撃子と、前記シリンダのピストンと反対
側の端部に位置し、前記打撃子、シリンダ内壁と
ともに第２空気室を形成し、限られた範囲で、シ
リンダ軸方向に移動可能に設置された中間打撃子
とよりなる打撃装置において、前記シリンダ壁に
複数の空気孔を穿設し、シリンダ内に形成される
第２空気室内径d2を第１空気室内径d1より大きく
成形すると共に、前記打撃子には両端および、ほ
ぼ中央部に案内部を形成して、前記中間打撃子が
前記ピストン側にあるときは、前記打撃子が第２
空気孔を通過すると、前記第２空気室を圧縮し、
前記中間打撃子が反対方向に移動したときは前記
打撃子の外周と第２空気孔を導通して第２空気室
が開放されるよう構成し、かつ前記打撃子の中央
案内部は前記中間打撃子が反ピストン側に移動し
ても第１空気室内径d1から外れないように構成し
て成る打撃装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP904886U JPH0417344Y2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP904886U JPH0417344Y2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62121080U JPS62121080U (ja) | 1987-07-31 |
| JPH0417344Y2 true JPH0417344Y2 (ja) | 1992-04-17 |
Family
ID=30793992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP904886U Expired JPH0417344Y2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0417344Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-01-24 JP JP904886U patent/JPH0417344Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62121080U (ja) | 1987-07-31 |
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