JPH071259Y2 - 電動ハンマ - Google Patents

電動ハンマ

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JPH071259Y2
JPH071259Y2 JP1987114639U JP11463987U JPH071259Y2 JP H071259 Y2 JPH071259 Y2 JP H071259Y2 JP 1987114639 U JP1987114639 U JP 1987114639U JP 11463987 U JP11463987 U JP 11463987U JP H071259 Y2 JPH071259 Y2 JP H071259Y2
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JP
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chamber
piston
electric hammer
cylinder chamber
striking
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JP1987114639U
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JPS6420276U (ja
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紀久雄 石内
録朗 藤田
一基 田中
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は岩石やコンクリート等の打撃破壊に用いる電動
ハンマの改良に関する。
《従来の技術》 この種の電動ハンマは例えば第3図に示すごとくモータ
1によってピストン2を往復駆動してシリンダ室3内の
圧力を周期的に変動させ、この変動圧力を打撃部材4に
作用させて打撃部材4を振動させ、この打撃部材4を被
打撃物に押当ててこれを破壊するようにしている。なお
第3図において5と6はギヤ,7は連結棒,8は軸受、9は
電源スイッチである。
従来の電動ハンマは例えば上述の如く構成されてなる
が、この電動ハンマはシリンダ室3の圧力変動を常時打
撃部材4に作用させているため、いわゆるシリンダ室3
の圧力だめがきかず、このため打撃的な打撃力の発生が
充分でないという問題がある。
そこで改良された電動ハンマとして第4図に示すものが
提案されている(特公昭54−18426)。この電動ハンマ
は往復駆動される摺動スリーブ12内に衝突部材としての
ラム13を摺動自在に嵌合し、摺動スリーブ12の往復駆動
にて生じる圧力室14の圧力変動をまずラム13に作用さ
せ、このラム13を打撃部材15に衝突させて打撃力を生み
出すようにしている。このような電動ハンマでは、ラム
13の慣性によって圧力室14での圧力だめがきくので、衝
撃的な打撃力を発生させることができる。
《考案が解決しようとする問題点》 改良された電動ハンマは上述の如く構成されているが、
この電動ハンマではラム13の一端面にだけ圧力室14の圧
力変動が作用するので、ラム13を大重量にして打撃力を
増大させようとすると、ラム13の駆動力が不足気味にな
るという問題があった。この問題は摺動スリーブ12の直
径を大きくしてラム13の受圧面積を増やすなどの対策を
すれば解決できないことはないが、摺動スリーブ12を大
径にすると電動ハンマ自体が大型化して大重量になって
いまい、取扱上ないしコスト的に不都合である。
本考案は上述した問題点を有効に解決すべ創案するに至
ったものであって、その目的は電動ハンマの打撃力増大
とコンパクト化を同時に達成することにある。
《問題点を解決するための手段》 上述した問題点を解決するための本考案は往復駆動手段
によって駆動される衝突部材を打撃部材に衝突させ上記
打撃部材で被打撃物を打撃して破壊するようにした電動
ハンマにおいて、上記衝突部材の内部に気体を封入した
シリンダ室を形成し、上記シリンダ室内に上記往復駆動
手段と連結されたピストンを配設し、上記ピストンによ
って上記シリンダ室を……第1室と第2室とに区画する
とともに、上記シリンダ室内壁面と上記ピストン外周面
との摺動面に、上記ピストンがそのストローク端に近付
いたとき上記第1室と第2室とを相互に連通する連通溝
を形成した……ものである。
《作用》 上述の如く構成した電動ハンマにおいては、衝突部材の
内部に配設したピストンを往復駆動手段によって往復動
させると、ピストンの両側に形成された第1室および第
2室のうち一方が圧縮されて高圧になるとともに他方が
膨脹されて低圧となり、これら高圧および低圧が衝突部
材内のシリンダ室の両端壁面にそれぞれ作用して衝突部
材にピストンの移動方向と同じ方向の移動力を生じさ
せ、その際の移動力の大きさは、シリンダ室断面積が比
較的小さい場合であっても、シリンダ室の両端壁面に高
圧および低圧をそれぞれ作用させることができるので、
従来型電動ハンマのシリンダ室断面積を2倍にした場合
と同等の移動力が得られ、従って比較的大重量の衝突部
材を高速で往復動させることができ、打撃部材の打撃力
を増大させることができる。また、ピストンがそのスト
ローク端に近付いたとき、第1室と第2室とを連通させ
る連通溝を設けているので、ピストンがシリンダ室の上
端部および下端部に移動したとき、第1室と第2室との
間で高圧ガスを移動させ、これにより第1室および第2
室の圧力変動幅を大きくして、打撃力の増大を図れるば
かりか、打撃部材のストローク長さを短縮化して、電動
ハンマのコンパクト化が図れる。
《実施例》 以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。第
1図は本考案に係る電動ハンマ21の縦断面を示したもの
である。同図に示す如く、この電動ハンマ21のハウジン
グ22は全体としてほぼ円筒形状をなしており、ハウジン
グ22の下端には打撃部材としてのチゼル23が突出してい
る。一方、ハウジング22の上端には把手24が設けられ、
この把手24を手で持って電動ハンマ21を扱うようにされ
ている。なお把手24の内側にはスイッチ25は配設され、
このスイッチ25を押すと電動ハンマ21が作動するように
なっている。
ハウジング22の下半分の内部にはハウジング22の軸線方
向に沿ったガイド孔26が形成されている。また、このガ
イド孔26の下端部はやや拡径された段部27をなし、この
段部27にチゼル23のフランジ部23aが上下動可能に収納
されている。上記ガイド孔26には衝突部材としてのスト
ライカ28が上下動可能に挿入されている。このストライ
カ28は中空肉厚のほぼ円筒形をなしており、その下端面
はチゼン23上端の被衝突部23bに衝突する衝突面28aを構
成している。
ストライカ28の内部にはその軸線方向に沿って密閉され
たシリンダ室29が形成されている。そしてこのシリンダ
室29にピストン30が摺動可能に配設されている。ピスト
ン30の上端にはロッド部30aが一体形成され、このロッ
ド部30aはストライカ28の上端から上方に突出してい
る。なおロッド部30aを挿通しているストライカ28の孔3
1にはシール32が配設され、シリンダ室29の気密が保持
されている。
シリンダ室29はピストン30によって第1室29aと第2室2
9bに区画されている。これら第1室29aおよび第2室29b
にはそれぞれ圧縮ガスが封入され、ピストン30の上下動
にともない上記ガスが圧縮または膨脹作用を受けるよう
になっている。なおこのガスはピストン30の内部に形成
されたガス注入孔33の一端33aから注入され、その後こ
の一端33aはプラグ34にて封止される。
シリンダ室29の第1室29aおよび第2室29bの内周壁には
それぞれ溝部40,41が形成されている。一方、ピストン3
0の外周面の上下両端部にも溝部42,43が形成されてい
る。これら溝部40〜43は、ピストン30が第2図(c)お
よび(e)に示す如くシリンダ室29の上端部または下端
部近傍まで移動したとき、第1室29aと第2室29bを相互
に連通する働きをするものであって、詳しくはピストン
30が第2図(c)に示す如くシリンダ室29上端まで移動
したとき、溝部40に対して溝42と43の端部が重なり合
い、またピストン30が第2図(e)に示す如くシリンダ
室29下端まで移動したとき、溝部41に対して溝部42と43
の端部が重なり合い、これら溝部40〜43を通路として第
1室20aと第2室29bとの相互連通が図られるようになっ
ている。
ハウジング22の上半分の内部にはクランク室35が形成さ
れている。このクランク室35内には電導モータ36が配設
され、この電導モータ36の回転軸37は、クランク38およ
びコンロッド39を介してピストン30のロッド部30a上端
に連結されている。そして電導モータ36を駆動するとピ
ストン30が第1図で上下方向に往復移動するようになっ
ている。
電動ハンマ21は上述の如く構成されてなり、スイッチ25
を入れると電導モータ36が駆動し始め、ピストン30が上
下動してこの上下動にストライカ28を追従させ、ストラ
イカ28が下降端に来たときその衝突面28がチゼル23の非
衝突部23bに衝突し、チゼル23の先端打撃部23cに打撃力
を発生させる。
詳しくは第2図(a),(b)に示す如くピストン30が
上昇すると、第1室29a内のガスが圧縮されて高圧(大
気圧以上)になるとともに、第2室29b内のガスが膨脹
されて低圧(大気圧以下)になり、ストライカ28はこれ
ら圧力を受けて上昇する。このときのストライカ28の上
昇力の大きさは、第1室29aの高圧と第2室29bの低圧が
それぞそれ寄与するので、従来に比べて約2倍にするこ
とができる。
次にピストン30が上死点に至ると、第2図(c)に示す
如くシリンダ室29の溝部40に対してピストン30の溝部4
2,43の端部が重なり合い、第1室29aの高圧ガスが溝部4
0,42,43を通って第2室29bに噴出する。これによりスト
ライカ28の上下方向ストローク長さを短縮できて電動ハ
ンマ21のコンパクト化を図るとともに、第1室29aおよ
び第2室29bの圧力変動幅(いわゆる圧力だめ)を大き
くすることができてストライカ28の衝突エネルギーを増
大させることができる。
次にピストン30が第2図(d)に示す如く下降すると第
1室29a内のガスが膨脹されて低圧になるとともに、第
2室29b内のガスが圧縮されて高圧となり、ストライカ2
8はこれら圧力を受けて下降する。このときのストライ
カ28の下降力は、前記上昇力と同様に従来の約2倍にす
ることができる。なお、このとき溝部40,41と溝部42,43
は互いに重なり合わないので、第1室29aと第2室29bは
相互独立の密閉状態になっている。
次にピストン30が第2図(e)に示す如く下死点に至る
と、同時にストライカ28の衝突面28aがチゼル23の被衝
突部23bに衝突し、第1図に示すチゼル23の打撃部23cに
打撃力を発生させて被打撃物44が破壊される。なお、こ
のときシリンダ室29の溝部41に対してピストン30の溝部
42,43の端部が重なり合い、第2室29bの高圧ガスが溝部
41〜43を通って第1室29aに噴出する。なお、これによ
るストライカ28のストローク長の短縮化と圧力だめの増
大については前記した通りである。
以上、本考案の一実施例につき説明したが、本考案は上
記実施例に限定されることなく種々の変形が可能であ
る。例えば上記実施例では往復駆動手段として電導モー
タ36とクランク機構を用いたが、これらに代えてリニア
モータを採用することもでき、この場合は電動ハンマを
よりコンパクトに構成可能である。また、上記実施例で
はストライカ28のシリンダ29内にガスを封入したが、こ
のガスは特別なガスに限定されるものでなく、ばね作用
を発揮するものであれば各種のガスを採用可能である。
《考案の効果》 本考案は上述の如く、衝突部材の内部に配設したピスト
ンの両側に第1室29aと第2室29bをそれぞれ形成し、ピ
ストンの往復動にともなうこれら両室の圧力変動をとも
に衝突部材に作用させているので、衝突部材のシリダ径
が従来と同程度であっても衝突部材の移動力を約2倍に
することができ、また、ピストンがそのストローク端に
近付いたとき、第1室と第2室とを連通させる連通溝を
設けているので、ピストンがシリンダ室の上端部および
下端部に移動したとき、第1室と第2室との間で高圧ガ
スを移動させ、これにより第1室および第2室の圧力変
動幅を大きくして、打撃力の増大を図れるばかりか、打
撃部材のストローク長さを短縮化して、電動ハンマのコ
ンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示したもので
あって第1図に電動ハンマの縦断面図、第2図(a)〜
(e)はそれぞれ電動ハンマの作動説明図であり、また
第3図および第4図はそれぞれ従来型の電動ハンマの縦
断面図である。 21……電動ハンマ 23……チゼル(打撃部材) 28……ストライカ(衝突部材) 29……シリンダ室 29a……第1室 29b……第2室 30……ピストン 33……ガス注入孔 36……電導モータ 40〜43……溝部 44……被打撃物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】往復駆動手段によって駆動される衝突部材
    を打撃部材に衝突させ上記打撃部材で被打撃物を打撃し
    て破壊するようにした電動ハンマにおいて、上記衝突部
    材の内部に気体を封入したシリンダ室を形成し、上記シ
    リンダ室内に上記往復駆動手段と連結されたピストンを
    配設し、上記ピストンによって上記シリンダ室を第1室
    と第2室とに区画すると共に、上記シリンダ室内壁面と
    上記ピストン外周面との摺動面に、上記ピストンがその
    ストローク端に近付いたとき上記第1室と第2室とを相
    互に連通する連通溝を形成してなることを特徴とする電
    動ハンマ。
JP1987114639U 1987-07-28 1987-07-28 電動ハンマ Expired - Lifetime JPH071259Y2 (ja)

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JP1987114639U JPH071259Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28 電動ハンマ

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JPS6420276U JPS6420276U (ja) 1989-02-01
JPH071259Y2 true JPH071259Y2 (ja) 1995-01-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4532085Y1 (ja) * 1966-10-07 1970-12-09
JPS4516314Y1 (ja) * 1966-11-29 1970-07-07
JPS6316923Y2 (ja) * 1980-07-07 1988-05-13

Also Published As

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JPS6420276U (ja) 1989-02-01

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