JP2014000591A - 熱間鍛造装置及び熱間鍛造方法 - Google Patents

熱間鍛造装置及び熱間鍛造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】加熱した金型が有する熱が治具に伝わるのを少なく抑えることができ、高精度の鍛造加工が可能な熱間鍛造装置及び熱間鍛造方法を提供する。
【解決手段】ボルスタ2と、昇降してボルスタ2に接近離間するスライド3と、ヒータ16により加熱される下金型4及び上金型5と、これらの金型4,5をボルスタ2及びスライド3にそれぞれ保持させる上下の治具11,13を備え、金型4,5をヒータ16により加熱する段階では、金型4,5と治具11,13との間に断熱空間Sを形成し、金型4,5のヒータ16による加熱後における加工段階では、金型4,5と治具11,13との間の断熱空間Sをなくす断熱機構20を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワークの変形抵抗を減少させるために高温に加熱して成形する熱間鍛造(温間鍛造も含む)に用いられる熱間鍛造装置及び熱間鍛造方法に関するものである。
従来、上記した熱間鍛造装置としては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
この熱間鍛造装置は、相対的に接近離間する上下のベース部と、加熱手段を具備して上下のベース部にホルダを介してそれぞれ支持される上下の金型を備えており、ベース部とホルダとの間、及び、ホルダと金型との間に断熱板をそれぞれ介在させることで、上下の金型の各加熱手段で生じる熱がホルダやベース部へ伝わるのを防ぐようにしている。
特開2002-086236号公報
ところが、上記した従来における熱間鍛造装置では、ベース部とホルダとの間、及び、ホルダと金型との間に断熱板をそれぞれ介在させているので、金型に配置された加熱手段で発生する熱がホルダやベース部側に伝わるのを少なく抑えることができるものの、鍛造加工時における荷重で断熱板が変形する可能性がないとは言えず、その結果、高い精度の鍛造加工を行うことができないという問題を有しており、この問題を解決することが従来の課題となっていた。
本発明は、上述した従来の課題に着目してなされたもので、加熱された金型の熱がこの金型を支持する治具などの支持部材側に伝わるのを少なく抑えることができるのは勿論のこと、高精度の鍛造加工が可能である熱間鍛造装置及び熱間鍛造方法を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に係る発明は、相対的に上下動して接近離間する上下のベース部と、加熱手段により加熱される上下の金型と、前記上下の金型を前記上下のベース部にそれぞれ保持させる上下の治具を備えた熱間鍛造装置において、前記上下の金型を前記加熱手段により加熱する段階では、前記金型及び前記ベース部のうちのいずれか一方と前記治具との間に断熱空間を形成し、前記上下の金型の前記加熱手段による加熱後における加工段階では、前記金型及び前記ベース部のうちのいずれか一方と前記治具との間の前記断熱空間をなくす断熱機構を設けた構成としたことを特徴としており、この熱間鍛造装置を前述した従来の課題を解決するための手段としている。
本発明の請求項2に係る熱間鍛造装置において、前記断熱機構は、前記上下の金型を前記加熱手段により加熱する段階において、前記金型と前記治具との間に断熱空間を形成し、前記上下の金型の前記加熱手段による加熱後における加工段階では、前記金型と前記治具との間の前記断熱空間をなくす構成としている。
本発明の請求項3に係る熱間鍛造装置において、前記上下の金型は、前記加熱手段であるヒータを装着している構成としている。
一方、本発明の請求項4に係る熱間鍛造方法は、請求項1〜3のいずれかに記載の熱間鍛造装置を用いて熱間鍛造を行うに際して、前記断熱機構により前記金型及び前記ベース部のうちのいずれか一方と前記治具との間に断熱空間を形成し、前記金型及び前記ベース部のうちのいずれか一方と前記治具との間に前記断熱空間が形成されている間に前記金型を加熱手段により加熱した後、前記断熱機構により前記金型及び前記ベース部のうちのいずれか一方と前記治具との間の前記断熱空間をなくすと共に、前記上下のベース部を相対的に接近させて前記上下の金型を型締めして鍛造加工を行う構成としている。
本発明に係る熱間鍛造装置及び熱間鍛造方法において、断熱機構には、上下のベース部の相対的な動作を利用するものや、上下のベース部の動作とは別の駆動源を用いるものが採用され、断熱機構により断熱空間を形成する構成のもののほか、予め形成した断熱空間を埋める構成のものも含む。
断熱機構として、上下のベース部の相対的な動作を利用する場合には、例えば、コイルばねやリンクを構成要素として用いることができ、上下のベース部の動作とは別の駆動源を用いる場合には、例えば、シリンダやモータを構成要素として採用し得る。
本発明に係る熱間鍛造装置及び熱間鍛造方法では、金型の加熱時において、断熱機構によって金型及びベース部のうちのいずれか一方と治具との間に断熱空間を形成するようにしているので、加熱手段によって加熱された金型の熱が治具やベース部側に伝わるのを少なく抑え得ることとなる。
この際、金型からの熱の伝導を断熱空間によって遮断するようにしているので、金型と治具との間に断熱板を介在させていた従来の熱間鍛造装置と比較して、鍛造加工時における断熱板の変形を考慮する必要がなく、その分だけ、高精度での鍛造加工を行い得ることとなる。
また、本発明に係る熱間鍛造装置では、断熱機構によって金型と治具との間に断熱空間を形成するように成せば、加熱手段によって金型だけを加熱すればよく、したがって、温度制御が容易になるのに加えて、加熱手段の出力が小さくて済むこと及び加熱に要する時間が短くて済むことによるコスト面での効果が期待できる。
さらに、本発明に係る熱間鍛造装置において、加熱手段であるヒータを上下の金型に装着する、例えば、上下の金型が円柱形状を成す場合には各外周面に装着するように成せば温度制御がより一層容易になるうえ、より一層の低コスト化が図られることとなる。
本発明に係る熱間鍛造装置では、上記した構成としたから、加熱した金型の熱が治具などの金型支持部材側に伝わるのを少なく抑えることができるのは言うまでもなく、高精度の鍛造加工が可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
本発明に係る熱間鍛造装置の一実施形態を部分的に示す金型加熱時における型開き状態の簡略断面説明図(a)及び加工時における型締め状態の簡略断面説明図(b)である。 図1に示した熱間鍛造装置のダイセットの金型加熱時における型開き状態の断面説明図(a)及び加工時における型締め状態の断面説明図(b)である。 本発明の他の実施形態に係る熱間鍛造装置のダイセットの金型加熱時における型開き状態の説明図(a)及び金型加熱後の加工直前における型開き状態の説明図(b)である。 本発明のさらに他の実施形態に係る熱間鍛造装置のダイセットの金型加熱時における型開き状態の説明図(a)及び加工時における型締め状態の説明図(b)である。 本発明のさらに他の実施形態に係る熱間鍛造装置のダイセットの型締め状態の説明図(a),金型加熱時における型開き状態の説明図(b)及び加工直前における型開き状態の説明図(c)である。 本発明のさらに他の実施形態に係る熱間鍛造装置のダイセットの金型加熱時における型開き状態の斜視説明図(a)及び加工直前における型開き状態の斜視説明図(b)である。 本発明のさらに他の実施形態に係る熱間鍛造装置を部分的に示す金型加熱時における下金型側の簡略断面説明図である。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本発明に係る熱間鍛造装置の一実施形態を示している。
図1に示すように、この熱間鍛造装置1は、下ベース部であるボルスタ2と、このボルスタ2の上方位置で昇降してボルスタ2に接近離間する上ベース部であるスライド3と、ボルスタ2側に保持される下金型4と、スライド3側に保持される上金型5と、ボルスタ2及びスライド3の間に配置したダイセット10を備えており、金型4,5はいずれも加熱手段としてのヒータ16を各々の外側の面にそれぞれ装着している。
ダイセット10は、ボルスタ2に固定されて下金型4を保持する下治具11と、スライド3に固定されて上金型5を保持する上治具13を具備しており、図2に示すように、上治具13は、両治具11,13間に配置したガイドポスト15に案内されてスライド3とともに昇降するようになっている。
この場合、ダイセット10には、図2(a)に示す加工前の型開き状態において、金型4,5と治具11,13との間に断熱空間Sを形成する断熱機構20が設けてある。
この断熱機構20は、金型押さえ12(14)を介して金型4(5)を固定した金型固定板21と、この金型固定板21と治具11(13)との間に配置されて、両者間に断熱空間Sを形成するコイルばね22を具備しており、このダイセット10の下部では、下金型4を固定した金型固定板21をコイルばね22の弾性力によって下治具11から上方に離間させて断熱空間Sを形成し、一方、ダイセット10の上部では、上金型5を固定した金型固定板21をコイルばね22により押し下げて断熱空間Sを形成するようになっている。
そして、断熱機構20の金型4(5)を固定した金型固定板21は、その中央部分に形成した貫通孔21aを治具11(13)に固定したガイドピン17に嵌合することで、このガイドピン17に案内されて上下方向に移動するようになっており、この金型固定板21は、図2(b)に示す加工時における型締め状態において、スライド3からのプレス力によってコイルばね22を圧縮させつつ治具11(13)に当接して、断熱空間Sをなくすようになっている。
上記した熱間鍛造装置1を用いて熱間鍛造を行うに際しては、まず、スライド3を上昇させて図2(a)に示す加工前の型開き状態にする。この状態において、ダイセット10の下部では、下金型4を固定した金型固定板21が断熱機構20のコイルばね22の弾性力で上方に持ち上げられて、下治具11との間に断熱空間Sが形成され、一方、ダイセット10の上部では、上金型5を固定した金型固定板21が断熱機構20のコイルばね22により押し下げられて、上治具13との間に断熱空間Sが形成される。
そして、このように、金型固定板21と下治具11との間及び金型固定板21と上治具13との間に断熱空間Sがそれぞれ形成されている間に、ヒータ16によって金型4,5をそれぞれ加熱する。
次いで、別途加熱されて搬送されるワークWの温度低下を抑制したり潤滑被膜を形成したりするのに必要な温度に金型4,5が加熱された段階においてスライド3を下降させると、上金型5を固定した金型固定板21が、スライド3からのプレス力によってガイドピン17に案内されて下方向に移動し、図2(b)に示す型締め状態では、下金型4を固定した金型固定板21及び上金型5を固定した金型固定板21がコイルばね22を圧縮させつつ治具11,13にそれぞれ当接するので、金型固定板21と治具11,13との間の断熱空間Sがなくなった状態で鍛造加工が成されることとなる。なお、上金型5を固定した金型固定板21の下方向への移動は、ガイドポスト15に案内される場合や、ガイドポスト15及びガイドピン17の双方に案内される場合もある。
上記した熱間鍛造装置1では、加工前の金型4,5の加熱時における型開き状態において、断熱機構20によって金型4,5と治具11,13との間に断熱空間Sを形成するようにしているので、ヒータ16によって加熱された金型4,5の熱が治具11,13側に伝わるのを少なく抑え得ることとなり、このように、金型4,5から治具11,13への熱の伝導をいずれも断熱空間Sによって遮断するようにしているので、金型と治具との間に断熱板を介在させていた従来の熱間鍛造装置と比べて、鍛造加工時における断熱板の変形を考慮する必要がない分だけ、高精度での鍛造加工を行い得ることとなる。
また、上記した熱間鍛造装置1では、断熱機構20により金型4,5と治具11,13との間に断熱空間Sを形成するようにしているので、ヒータ16によって金型4,5だけを加熱すればよいこととなり、したがって、温度制御が容易になるのに加えて、ヒータ16の出力が小さくて済むこと及び加熱に要する時間が短くて済むことによるコスト面での効果が期待できる。
さらに、上記した熱間鍛造装置1では、金型4,5に加熱手段であるヒータ16を各々の外側の面にそれぞれ装着するようにしているので、温度制御がより一層容易になるうえ、より一層の低コスト化が図られることとなる。
図3は、本発明の他の実施形態に係る熱間鍛造装置の断熱機構を示している。
図3に示すように、この断熱機構30は、金型押さえ12(14)を介して金型4(5)を固定した金型固定板31と、治具11(13)に固定したシリンダ32を具備しており、このシリンダ32のシリンダロッド32aの先端は、ブロック33及びプレート34を介して金型固定板31に連結してある。
この断熱機構30では、図3(a)に示すように、金型4(5)を囲むようにして装着されたヒータ16による金型加熱状態において、シリンダ32のロッド押出し動作で金型固定板31と治具11(13)との間に断熱空間Sを形成し、図3(b)に示す加工時(型締め開始状態)において、シリンダ32のロッド引き込み動作で金型固定板31を治具11(13)に当接させて、断熱空間Sをなくすようになっている。
このように、上記断熱機構30では、加工前の金型4,5の加熱時における型開き状態において、シリンダ32のロッド押出し動作で金型4,5と治具11,13との間に断熱空間Sを形成すると共に、ロッド引き込み動作でこの断熱空間Sをなくすようにしているので、金型4(5)を固定した金型固定板31の動作が安定したものとなる。
図4は、本発明のさらに他の実施形態に係る熱間鍛造装置の断熱機構を示している。
図4に示すように、この断熱機構40は、金型押さえ12(14)を介して金型4(5)を固定した金型固定板41と、基端部が金型固定板41に固定され且つ先端部にピン44が配置されたピン支持プレート43と、互いに対向する上下のピン支持プレート43の各先端部間に配置された連結プレート46を具備しており、上下のピン支持プレート43は、各々のピン44,44を連結プレート46に形成した上下方向に並ぶ長孔45,45にそれぞれ摺動可能に嵌め込むことで連結されている。
この断熱機構40では、図4(a)に示すように、金型4(5)を囲むようにして装着されたヒータ16による金型加熱時における型開き状態において、上下のピン支持プレート43の各ピン44,44を連結プレート46の長孔45,45の互いに離れた端部に位置させて、上下の金型固定板41をストッパ42に当接するまでそれぞれ移動させることで、金型固定板41と治具11(13)との間に断熱空間Sを形成し、図4(b)に示す加工時における型締め状態において、上下のピン支持プレート43の各ピン44,44を連結プレート46の長孔45,45の互いに近い端部に位置させて、上下の金型固定板41を治具11(13)にそれぞれ当接させることで、断熱空間Sをなくすようになっている。
このように、上記断熱機構40では、加工前の金型4,5の加熱時における型開き状態において、上下のピン支持プレート43及び連結プレート46により金型4,5と治具11,13との間に断熱空間Sを形成すると共に、加工時における型締め動作でこの断熱空間Sをなくすようにしているので、金型4(5)を固定した金型固定板41を簡単な構造で動作させることができる。
図5は、本発明のさらに他の実施形態に係る熱間鍛造装置の断熱機構を示している。
図5に示すように、この断熱機構50は、下金型4を固定した下金型固定板51と、カム52が形成された下端部が下金型固定板51に軸支されて互いに交差して配置される一対のリンク54と、基端部が上治具13に固定されて図示しないピンをスライド自在に支持する上下方向のピン支持プレート58を具備しており、このピン支持プレート58のピンを一対のリンク54の各交差部分にそれぞれ形成された長孔55に挿通させることで、型締め型開きに同期して一対のリンク54を傾倒起立させることができるようになっている。
また、この断熱機構50は、上金型5を固定した上金型固定板57と、カム56が形成された基端部が上金型固定板57に軸56aを介して支持された一対のレバー59を具備しており、この一対のレバー59を一対のリンク54の各円弧状先端部とそれぞれ摺接させることで、一対のレバー59を一対のリンク54の傾倒起立動作に応じて軸56a周りにそれぞれ同期回動させることができるようになっている。
この断熱機構50では、図5(a)に示す(加工時における)型締め状態から図5(b)に示すヒータ16による金型加熱時における型開き状態に移行させることに伴って、一対のリンク54を起立させることで、一対のリンク54の各カム52で下治具11を押圧して、下金型固定板51と下治具11との間に断熱空間Sを形成し、一方、一対のリンク54を起立させることに伴って、一対のレバー59を回動させて寝かせた状態とすることで、一対のレバー59の各カム56で上治具13を押圧して、上金型固定板57と上治具31との間に断熱空間Sを形成するようになっている。
そして、この断熱機構50では、金型4,5の加熱後において、図5(c)に示すように、ピン支持プレート58のピンのスライド範囲を規制していたストッパ58aを解除することで、一対のレバー59から一対のリンク54を離間させて下金型固定板51を治具11に当接させた後、図5(a)に示す加工時における型締め状態とするべく、スライド3からのプレス力によって上金型固定板57を治具13に当接させることで、上下の断熱空間Sをなくすようになっている。
このように、上記断熱機構50では、カム52を有する一対のリンク54及びカム56を有する一対のレバー59によって、金型4,5と治具11,13との間に断熱空間Sを形成したりなくしたりするようにしているので、金型4,5を固定した金型固定板51,57の動作が安定したものとなる。
図6は、本発明のさらに他の実施形態に係る熱間鍛造装置の断熱機構を示している。
図6に示すように、この断熱機構60は、ボルスタ2(スライド3)側に固定したシリンダ61と、このシリンダ61のシリンダロッド61aの先端にブロック62を介して連結したスペーサ63を具備しており、金型4(5)を固定した金型固定板21と治具11(13)との間に予め断熱空間Sが形成されたダイセットに適用される。
すなわち、この断熱機構60において、図6(a)に示すように、金型4(5)を囲むようにして装着されたヒータ16による金型加熱時における型開き状態では、シリンダロッド61aを引き込んだ状態でシリンダ61を待機させ、図6(b)に示す加工前の型開き状態において、金型固定板21と治具11(13)との間に予め形成された断熱空間Sに対して、シリンダ61のロッド押出し動作でスペーサ63を挿入することで、断熱空間Sをなくすようになっている。
なお、加工時における型締め状態では、ブロック62からスペーサ63が円滑に離間するようになっている。
この断熱機構60では、金型加熱時において断熱空間Sを確保することができるので、金型4,5の熱が治具11,13側に伝わるのを確実に少なく抑え得ることとなる。
上記した実施形態では、加熱手段としてのヒータ16が、金型4,5の各外側の面にそれぞれ装着されている構成としているが、これに限定されるものではなく、加熱手段としてのヒータ16が、金型4,5のそれぞれに内蔵されている構成としてもよい。
また、本発明に係る熱間鍛造装置及び熱間鍛造方法の構成は、上記した実施形態に係る熱間鍛造装置及び熱間鍛造方法の構成に限定されるものではなく、他の構成として、例えば、図7に部分的に示すように、熱間鍛造装置1Aの金型4Aを下治具11Aに内蔵したヒータ16により加熱する段階において、ボルスタ2と下治具11Aとの間に断熱空間Sを形成し、加熱後における加工段階において、ボルスタ2と下治具11Aとの間の断熱空間Sをなくすようにしてもよい。
1,1A 熱間鍛造装置
2 ボルスタ(下ベース部)
3 スライド(上ベース部)
4,4A 下金型
5 上金型
11,11A 下治具
13 上治具
16 ヒータ(加熱手段)
20,30,40,50,60 断熱機構
S 断熱空間

Claims (4)

  1. 相対的に上下動して接近離間する上下のベース部と、
    加熱手段により加熱される上下の金型と、
    前記上下の金型を前記上下のベース部にそれぞれ保持させる上下の治具を備えた熱間鍛造装置において、
    前記上下の金型を前記加熱手段により加熱する段階では、前記金型及び前記ベース部のうちのいずれか一方と前記治具との間に断熱空間を形成し、前記上下の金型の前記加熱手段による加熱後における加工段階では、前記金型及び前記ベース部のうちのいずれか一方と前記治具との間の前記断熱空間をなくす断熱機構を設けた
    ことを特徴とする熱間鍛造装置。
  2. 前記断熱機構は、前記上下の金型を前記加熱手段により加熱する段階において、前記金型と前記治具との間に断熱空間を形成し、前記上下の金型の前記加熱手段による加熱後における加工段階では、前記金型と前記治具との間の前記断熱空間をなくす請求項1に記載の熱間鍛造装置。
  3. 前記上下の金型は、前記加熱手段であるヒータを装着している請求項1又は2に記載の熱間鍛造装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の熱間鍛造装置を用いて熱間鍛造を行うに際して、
    前記断熱機構により前記金型及び前記ベース部のうちのいずれか一方と前記治具との間に断熱空間を形成し、
    前記金型及び前記ベース部のうちのいずれか一方と前記治具との間に前記断熱空間が形成されている間に前記金型を加熱手段により加熱した後、
    前記断熱機構により前記金型及び前記ベース部のうちのいずれか一方と前記治具との間の前記断熱空間をなくすと共に、前記上下のベース部を相対的に接近させて前記上下の金型を型締めして鍛造加工を行う
    ことを特徴とする熱間鍛造方法。
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