JP2013540476A - 棘突起の把持システムおよびその使用 - Google Patents

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Abstract

向かい合わせで取り付けられる第1のプレート(1)および第2のプレート(20)と、2つのプレート(1、20)に対してほぼ垂直に取り付けられ、プレートのうちの1つを少なくとも一部貫通するシャフト(3)とを備え、上記プレート(1、20)が内面および外面を備えており、プレート(1、20)の内面の表面が、突起した凹凸構造部(6)を備えており、第1のプレート(1)が第2のプレート(20)に対して移動可能であり、第1のプレート(1)が前記シャフト(3)に対して並進で固定されており、シャフト(3)および第2のプレート(20)が、不可逆爪機構と協働する一連のノッチを含む不可逆爪機構を形成して、互いに向けてのプレート(1、20)の移動が、外部の助けなしで元に戻らないようになっており、その結果、棘突起が2つのプレート(1、20)の間に効果的に把持可能であることを特徴とする棘突起の把持システム。

Description

本発明は、棘(きょく)突起(spinous processes)を把持するシステム、およびその使用に関する。
脊椎の病気は、その重症度および特徴に応じて様々なやり方で治療される。これらのやり方の1つは手術によるものである。特に、2つ以上の隣接した椎骨の固着が、確立した有効な技法である。2つ以上の椎骨セグメントのこのブロックにより、2つ以上の椎骨が共に融合することになる。
これらの椎骨を固定するいくつかの方法があり、椎弓根スクリュを植え込み、これらを長手方向バーと接続することを含むものが、最も良く知られたものである。別の方法は、椎骨の相対移動を阻止するために患部の椎骨の棘突起を把持することを伴う。このために、棘間の融合の装置が使用される。
このタイプの様々なシステムが、市販されており、具体的には、SPIRE Plate(登録商標)の名前でMedtronicによって販売されているシステム、またはASPEN(登録商標)の名前でLanxによって販売されているシステムがある。
SPIRE Plateシステムは、棘突起の把持に関してよく機能するが、やや取り付け難い:この理由は、外科医が2つのプレートをクランプし続け、同時にナットを締め付けなければならないためである。この手技は、たった2つの手では実行が難しいので、一般に、補助を必要とする。また、SPIRE Plateシステムは、外科医が2つの棘突起を融合させるためのものである骨移植片を配置できる場所を与えない。
ASPENシステムは、外科医が骨移植片を配置できるシリンダを提供する。しかし、このシリンダは、チタンまたは金属の材料製であり、放射線検査中に移植片を容易に視覚化できない。また、SPIRE Plate(登録商標)システムと同様、取り付け難い。原理は同じであり、したがって外科医は、ブロック用のねじを締め付けるときに棘突起に対する圧力を維持しなければならない。したがって、補助が、この装置にも必要とされ、これはこの手技が、4つの手があればより容易だからである。
米国特許出願公開第2008/183211号が、棘突起のインプラントを説明している。このインプラントは、スペーサと、このスペーサに係合した2つのプレートとを備え、それらの一方が固定され、それらの一方が移動可能である。移動可能なプレートは、インプラントを安定化するために固定プレートに向かって移動することができる。このインプラントは、スペーサの後面にねじを締め付けることによって移動可能プレートをブロックすることによって、所定の位置に固定される。したがって、インプラントの取り付けにねじ止めの道具が必要とされ、よってインプラントの使用は、遅く、使いにくい。具体的には、適切な先の部分を有するねじ回しを省いてはならない。
所定の位置に嵌めるのがより簡単で、システムをブロックするためにねじの締め付け、したがってキーまたはねじ回しの使用を必要としない利用可能な新規なシステムを有することが望ましい。また、特にこの構成要素が緩むリスクのために、構成要素の2つの部分を当該部分どうしの中間への挿入によって間隔をおいて配置することでシステムをブロックするスパイクまたは類似の補助を必要としない利用可能な新規なシステムを有することも望ましい。
外科医が骨移植片を嵌めることを可能にすることも望ましい。
特に放射線検査によって、骨移植片が監視されることを可能にすることも望ましい。
非常に長い研究の後、本出願人は、ラッチ機構を用いたセルフロックシステムに基づいている、完全な満足を提供する新規な装置を開発した。また、チャンバは、外科医が骨移植片を嵌めることを可能にする。
こうした理由のために、本出願は、棘突起を把持するシステムであって、
向かい合わせで取り付けられる第1のプレートおよび第2のプレートと、
前記2つのプレートに対してほぼ垂直に取り付けられるとともに前記プレートのうち1つを少なくとも部分的に貫通し、任意選択で筒状であるシャフトと、
を備え、
前記プレートが内面および外面を有しており、プレートの前記内面の表面には突起した凹凸構造部を有しており、
前記第1のプレートは、前記第2のプレートに対して移動可能であり、
前記第1のプレートは、前記シャフトに対して並進で固定されており、
前記シャフトと前記第2のプレートとが、不可逆爪機構であって当該機構と協働する一連のノッチを含む不可逆爪機構を形成しており、これにより、前記プレートの互いに向けての移動が外部の助けなしでは不可逆となっており、その結果、前記2つのプレートの間に棘突起が効果的に把持可能であることを特徴とする、棘突起の把持システムに関する。
不可逆爪機構の従来例は、所定の回転機構を一方向にだけ回ることを可能にする装置であるラチェットホイールである。そのようなホイールの周囲には複数のノッチが設けられ、ノッチは、選ばれた方向において、爪の通過を可能にするために爪を持ち上げさせ、他の方向の回転を阻止する。
シャフトに対して並進で固定される第1のプレートは、回転軸との一部品であってもよい。しかし、本発明の好ましい使用状況の下では、第1のプレートおよびシャフトは、2つの別個の構成要素である。棘突起はランダムな形状であるので、プレート、好ましくは第1のプレートは、シャフトに対してある角度で傾斜できることが実際には望ましい。
有利には、第1のプレートおよびシャフトが2つの別個の構成要素であるとき、シャフトの端部の一方が、例えばリング形状で、シャフトの軸に対して直径方向となるように配置された円形孔を有する。
そして、第1のプレートは、シャフトが固定点を中心にして動くことを可能にするために、端部の通過を可能にするキャビティと、円形穴の回転軸として用いられる手段とを備えてもよい。この手段は、具体的には、ねじ、釘、ピン、または部分的にネジ部が形成されたピンであってもよい。その直径が、径方向の円形開口部の直径より小さい場合、第1のプレートは、この手段の軸に位置する固定点を中心にして限られた範囲内でシャフトの直径方向に移動することができる。したがって、第1のプレートは、シャフトに対してある角度で傾斜でき、棘突起の把持システムは、多様な形状の棘突起に適合することができる。したがって、第1のプレートおよび第2のプレートは、計画的に平行ではない。
第2のプレートは、第1のプレートに向かって移動してある種の万力を形成するために、シャフトの軸に沿って並進で移動することができる。第2のプレートは、シャフトの通過を可能にし、プレートが互いに向かって移動することを可能にするウェルを有する。
シャフトおよび第2のプレートは不可逆爪機構を形成し、互いに向けてのプレートの移動が、外部の助けなしで元に戻らないようになっている。この機構は、第2のプレートが第1のプレートに向かって移動しているときに、第2のプレートの逆の移動を防ぐ。
本発明の好ましい使用状況の下では、シャフトはノッチ付きのロッドである。シャフトは、任意の断面を有してもよく、この断面は、楕円形、特に円形であることが有利である。具体的には、シャフトの外周に配置された一連の平行な溝があり、または後者の場合、ネジ部は周囲に設けられる。
シャフトに対して並進で固定される第1のプレート(任意選択で回転軸と一部品)の場合、移動可能なプレートをブロックするノッチのなだらかな斜面が、シャフトの自由端に向かって配置されるとともに、その急勾配の斜面が第1のプレートに向かって配置される。
本発明の他の好ましい使用状況の下では、前述のものに加えて、ウェルは、1つまたは複数の可撓性ブレードを備え、可撓性ブレードは、具体的には、近位端で第2のプレートに固定され、遠位端で固定されていない。これらの可撓性ブレードは、好ましくは、シャフトの軸にほぼ平行に配置される。有利には、前記1つまたは複数の可撓性ブレードの内面は、鋭いビードやリッヂ等の突出部を備え、好ましくは、遠位端にまたは遠位端の近くに設けられる。シャフトの切り欠と突出部の間の協働によって、所望の戻止め効果を補強する。
本発明のさらに他の好ましい使用状況の下で、前述のものに加えて、シャフトは、骨移植片を受け入れる1つまたは複数の凹陥部を備える。この穴は、例えば、具体的には、ハチの巣の形態で共に近くに配置された多数の穴であってもよい。これらの凹陥部は、シャフトの断面の部分に相当する深さを有する(断面は、その軸に対して垂直なシャフトを通ってなされた切断である)。凹陥部は、例えば、断面の10〜90%、好ましくは断面の15〜80%、特に断面の20〜75%、詳細には断面の25〜70%、より詳細には断面の30〜65%に相当することができる。
これらの凹陥部は、(シャフトの軸の方向に)ある長さも有する。いくつかの凹陥部があるときに、それらの1つ、または凹んだゾーンの全体の長さがある場合(例えば、ハチの巣の形態で共に近くに配置された凹陥部の場合)、これは、凹陥部の長さである。これらの凹陥部の長さは、1〜20mm、好ましくは2〜18mm、特に3〜15mm、詳細には4〜12mm、より詳細には5〜10mmである。
有利には、シャフトに沿った第2のプレートの移動をガイドするシステムが設けられる。このために、シャフトは、例えばプレートの範囲において、ウェルの内側に向かって形成された突出部と協働する長手方向のチャンネルを備えてもよい。
有利には、シャフトは、放射線検査中の移植片の視覚化を可能にするように、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)製、または同じ力学的特性および放射線透過特性を有する別の材料製である。しかし、シャフトは、他の植え込み可能な高分子材料または金属、例えば合金もしくは純粋なチタン製であってもよい。
シャフトの外径は、例えば、2〜18、好ましくは4〜16、特に5〜15、より詳細には6〜14mmである。棘間の楔(スペーサ)としても役割を果たすシャフトについては、シャフトの外径は、例えば、5〜20、好ましくは6〜20、特に6〜18、より詳細には8〜18mmである。
シャフトの長さは、例えば、20〜50、好ましくは25〜45、特に25〜40、より詳細には30〜35mmである。
プレートの長さは、例えば、1.5〜7、好ましくは2〜6、特に2〜5、より詳細には3〜4cmである。
プレートの最大幅は、例えば、3〜16、好ましくは4〜12、詳細には5〜10、より詳細には6〜8mmである。
プレートの厚さは、例えば、1〜8、好ましくは1.5〜6、特に1.5〜4、より詳細には2〜3mmである。
プレートを除いたウェルの長さ(したがって、概しておおよそブレードの長さ)は、例えば、2〜14、好ましくは3〜12、特に4〜10、より詳細には6〜8mmである。
有利には、ブレードの個数は、1〜20、好ましくは4〜16、特に6〜12、より詳細には8〜10である。
有利には、溝の個数は、4〜35、好ましくは6〜30、特に8〜25、より詳細には10〜20である。2つの溝/ノッチの間の間隔(中空部から中空部、または頂部から頂部)は、0.2〜2.5mm、好ましくは0.4〜2mm、特に0.6〜1.5mmの範囲であってもよい。
棘突起を把持し、本発明の主題を形成するシステムは、とても有利な特性および質を有する。それらは、接続した椎骨の相対移動を容易にブロックすることを可能にする。弾性ブレードは、プレートの位置をロックして骨に対する圧縮を維持することによって、移動の不可逆性を確実にする。
このシステムの重要な利点は、不可逆爪機構によって得られる取付けの容易性であり、経時的な安定性でもある。片手だけが必要とされる単一の締結操作によって、それは所定の位置に嵌められる。また、ブロック用のねじが時間が経つにつれて緩くなる危険が無く、このことは、このタイプの装置は一生の間植え込まれるように設計されているので重要である。
これらの質は、以下に例示される。それらは、以下で説明する脊柱の安定化におけるバー組立体の使用を正当化する。
こうした理由のために、本出願は、上記のように、棘突起の把持システムが、隣接した椎骨に取り付けられ、この隣接した椎骨がブロックされる脊柱を安定化する方法にも関する。好ましくは、骨移植片は、シャフトの1つまたは複数の凹陥部にやはり取り付けられる。
上記の装置は、手術の用途のためのものであり、本出願は、無菌の形態の、特にその無菌性を保存するパッケージングでパックされた装置にも関する。
上述のように、棘突起を保持するシステムの好ましい使用状況は、上記の本発明の他の手段に、特に、それらを用いるおよびその製造のための手順および方法にも当てはまる。
本発明は、添付図面を参照することによってより良く理解されよう。
このシステムの構成部品が分解されている、本発明による棘突起の把持システムの斜視図である。 機能的な位置におけるそうしたシステムを示す図である。 爪システムを示す拡大詳細図である。 爪システムの断面を示す、拡大詳細図である。 隣接した棘突起に装着された本発明によるシステムを示す図である。
図1には、細長い形状の第1のプレート1が左側に描かれている。このプレート1の内面2は、シャフト3に向けられており、第1のプレート1の第1の端部4と第2の端部5には、突起した凹凸構造部(roughening features)6が設けられている。これらの凹凸構造部6は、図5を参照して以下に見るように、それら自体を棘突起に埋め込むことができる。シャフト3は、ほぼ円筒形で中実である。シャフト3は、その第1の端部7に円形開口部を有しており、この円形開口部は、シャフトの軸に対して直径方向となるように配置された、孔9を有するリング8である。このリング8は、第1のプレートに設けたキャビティ10内に係合することができる。このキャビティ10は、シャフトの(この図において上から下へおよびその逆への)ピボット動作を可能にするサイズを有している。シャフト3を第1のプレート1に固定するために、ネジ部付きピン11が用意されており、このネジ部付きピン11は、リング8の孔9を貫通して第1のプレート1に対するシャフト3の直進移動を阻止しつつ同時にシャフト3のピボット動作を可能にするために、第1のプレート1の隆起部に形成されたネジ部付きチャンネル12にねじ止めされる。
シャフト3は、リング8とは反対側の端部に、ラッチ機構を構成する複数の溝13を有し、この複数の溝13は、互いに平行な20個の周方向の溝13である。このシステムは、プレート自体に関して第1のプレートと同様の構造を有する第2のプレート20も備えている。ただし、プレート中心部に、一組のブレード22によって形成されたウェル21が設けられており、ここで、ブレード22はそれらの基部23を介してプレート20に固定されており頂部24は固定されていない。したがって、これらのブレード22は可撓性である。ブレード22の端部24に向かって、各ブレードは、ウェルの内側を向いた鋭い突起部25を有している。これらの突起部25は、第1のプレートおよび第2のプレートの互いに向けての移動を元に戻らない(irreversible)ようにするために、前記溝13にスナップ嵌めすることによってシャフト3の溝13と協働することができる。
シャフト3に対し第2のプレート20が回転するのを防ぐために、2つの細長くV形のチャンネル14が、シャフト3の壁の厚さ内でかつ直径方向に向かい合って設けられている。この溝部14は、プレートの範囲においてウェルの内側に設けられた相補的な形状の突出体(図示せず)と協働する。第2のプレートが第1のプレートに向かって押されるときに(鉗子(かんし)の助けを受けてなされ得る)、可撓性の複数のブレードは、ある溝から別の溝へ通過する際に広がり、次いで突出部通過後に互いの方に移動し、以下の溝部の空間においてそれら自体をブロックする。シャフト3がほぼ円筒形で中実であるとき、シャフト3は、同シャフトを2つに分割して各部を互い移動できるようにするための長手方向のスリットを有さないこととなる。したがって、シャフト3の溝13と協働する突起部25によってもたらされる保持力は、溝13の一端から他端まで一定となる。これに対して、シャフト3が長手方向のスリットを有する場合、保持力は、2つの部分が結合する部分から遠いスリット開口部のところで少なくなる。
凹陥部15は、骨髄移植片を嵌めることを可能にするために、シャフト3に設けられている。これらの凹陥部15は、ハチの巣状である。軸に垂直な断面では、凹陥部15は、検討される凹陥部に応じて、シャフトの断面の30〜80%の深さに相当する。
図2では、システムは、棘突起を把持するために使用する目的で組み立てられている。
この図では、シャフト3は、長楕円形状の単一の凹陥部15を有している。凹陥部15は、シャフトの軸に対して垂直に切断されたとき、シャフトの断面の約60%に相当する。チャンネル14は、V形の断面の代わりにU形の断面を有している。リング8が、キャビティ10に導入され、部分的にネジ部の付いたピン11の助けを受けて第1のプレートに固定されている。これには、アレンキーによるねじ止めを可能にするために六角ソケットを備えられている。2つのプレート1、20が、平行に示されているが、左手側の第1のプレート1は、例えば様々な厚さおよびランダムな形状の棘突起により良く適合するために、ピボット動作することができる。
図2の拡大細部を示す図3では、ブレード22の遠位端24、およびその突起部25をより良く見ることができる。
これらの部分は、図4にもより良く見られ、図4は、鋸歯状の断面のラッチ機構を構成する相互に平行な溝13を示す。ブレード22の端部24における突起部25は、ここでもより良く見ることができる。
図5では、2つの隣接した椎骨31、32が、本発明によるシステムを用いて、棘突起が第1のプレート1と第2のプレート20の間に万力方式で把持されることによって、ブロックされている。
このモデルでは、シャフト3は、PEEKから作製されており、一方、他の3つの構成要素はチタン製である。
シャフト3の直径は約12mmであり、リングを含めたシャフト3の全長は約32mmである。プレートの長さは約3cmであり、その最大幅は約1cmである。プレートの厚さは約2mmであり、プレートを除いたウェルの長さは約8mmである。
シャフト3が比較的大きい直径であることにより、突起部25と溝13の間の良好な協働が可能となる:これは、シャフトの全周またはほとんど全周についてブロッキングが行われることができ、さらに、シャフト3が、棘突起同士の間のスペーサとしての役割を果たすことができるためである。
以下の異なるサイズおよび特性の2つのシステムは、やはり同じ原理に基づいて製造されている。
Figure 2013540476

Claims (14)

  1. 棘突起を把持するシステムであって、
    向かい合わせで取り付けられる第1のプレート(1)および第2のプレート(20)と、
    前記2つのプレート(1、20)に対してほぼ垂直に取り付けられるとともに前記プレートのうち1つを少なくとも部分的に貫通するシャフト(3)と、
    を備え、
    前記プレート(1、20)が内面および外面を有しており、プレート(1、20)の前記内面の表面には突起した凹凸構造部(6)が設けられ、
    前記第1のプレート(1)は、前記第2のプレート(20)に対して移動可能であり、
    前記第1のプレート(1)は、前記シャフト(3)に対して並進で固定されており、
    前記シャフト(3)と前記第2のプレート(20)とが、不可逆爪機構であって当該機構と協働する一連のノッチを含む不可逆爪機構を形成しており、これにより、前記プレート(1、20)の互いに向けての移動が外部の助けなしでは不可逆となっており、その結果、前記2つのプレート(1、20)の間に棘突起が効果的に把持可能であることを特徴とする、棘突起の把持システム。
  2. 前記シャフトの外径が、2〜18mm、好ましくは4〜18mm、詳細には4〜16mmであることを特徴とする、請求項1に記載の棘突起の把持システム。
  3. 前記シャフトの外径が、5〜20mmであることを特徴とする、請求項1に記載の棘突起の把持システム。
  4. 前記第1のプレートおよび前記シャフト(3)が、2つの別個の構成要素であることを特徴とする、請求項1〜3の一項に記載の棘突起の把持システム。
  5. 前記シャフト(3)の端部の一方に、前記シャフト(3)の軸に対して直径方向となるように配置された円形孔(9)が設けられていることを特徴とする、請求項1〜4の一項に記載の棘突起の把持システム。
  6. 前記第1のプレートが、
    前記シャフト(3)の端部を通過させるためのキャビティ(10)と、
    前記円形孔(9)の回転軸として用いられる手段(11)と、を有し、
    前記シャフト(3)が固定点を中心として動くことが可能となっていることを特徴とする、請求項5に記載の棘突起の把持システム。
  7. 前記第2のプレート(20)が、
    前記シャフト(3)の通過を可能にし、前記プレート(1、20)が互いに向かって移動することを可能にするウェル(21)を有することを特徴とする、請求項1〜6の一項に記載の棘突起の把持システム。
  8. 前記シャフトがノッチ付きのロッドであることを特徴とする、請求項1〜7の一項に記載の棘突起の把持システム。
  9. 一連の平行な溝(13)が、前記シャフト(3)の外周に設けられていることを特徴とする、請求項1〜8の一項に記載の棘突起の把持システム。
  10. 前記ウェル(21)が、1つまたは複数の可撓性ブレード(22)を有することを特徴とする、請求項7〜9の一項に記載の棘突起の把持システム。
  11. 可撓性ブレード(22)は、近位端で固定され、遠位端で固定されていないことを特徴とする、請求項1〜8の一項に記載の棘突起の把持システム。
  12. 前記可撓性ブレード(22)は、それらの内面に突出部(25)を有することを特徴とする、請求項10または11に記載の棘突起の把持システム。
  13. 前記シャフト(3)が、骨移植片を受け入れる1つまたは複数の凹陥部(15)を有し、これらの凹部は、前記シャフト(3)上に形成されることを特徴とする、請求項7〜12の一項に記載の棘突起の把持システム。
  14. 前記シャフト(3)が、ウェルの内側に向かって設けられた突出部と協働する長手方向のチャンネル(14)を有することを特徴とする、請求項1〜6の一項に記載の棘突起の把持システム。
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