JP5687494B2 - 低侵襲性締結システム - Google Patents

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Description

本出願は、2007年11月13日に提出された、「低侵襲性クリンプおよびケーブルシステム」と題する米国仮特許出願第60/996,338号に対し優先権を主張するものである。この出願の開示全体が参照により明確に本明細書に組み込まれる。
本発明は通常、骨の処置のための外科的方法および器具に関し、より詳細には低侵襲性骨締結技術のための方法および器具に関する。
骨の締結技術は通常、骨の標的部分の周囲にワイヤまたは他のケーブルを覆うことと、骨の固定を補助するおよび/または修復する位置にケーブルを固定することと、に関連する。本発明の骨締結装置および方法は、挿入に使用する器具を挿入でき、且つケーブルを骨の周囲に固定できる十分な大きさの、骨の標的部分に近接した少なくとも1つの切開部を必要とする。
米国仮特許出願第60/996,338号
本発明は生体内の骨の周囲に締結部材を固定するための装置に向けられている。装置は、第一近位開口部から第一遠位開口部に向かって、長手方向に延伸する第一ルーメンであり、第一ルーメンはそこに締結部材をスライド可能に受入するように寸法化され且つ形状化された第一ルーメンと、第二近位開口部から第二遠位開口部に向かって、第一ルーメンと実質的に平行して延伸する第二ルーメンであり、第二遠位開口部の直径および第二ルーメンの遠位部分は、第二ルーメンの近位部分の直径よりも大きい第二ルーメンと、を備えたクリンプ本体と、並びに、第二ルーメンの遠位部分に挿入されるように寸法化された挿入部と、を具備しており、挿入部のルーメンは、挿入部が第二ルーメンの遠位部分内に受入される際、挿入部を通って第二ルーメンの近位部分と一直線になりながら延伸し、挿入部の遠位の頭部は、近位端の最大直径から遠位端の最小直径に向かって先細りになる外面を備えており、挿入部は、クリンプ本体に対して締結部材を係止するように、挿入される締結部材を圧壊可能であり、且つ締結部材に所望の張力を維持する、装置である。
さらに本発明は、生体内の骨の周囲に締結部材を固定する装置に向けられており、装置は、長手方向に延伸する第一および第二ルーメンを備えた第一クリンプ部材であり、第一および第二ルーメンが、締結部材をスライド可能に受入するように寸法化され且つ形状化された、第一クリンプ部材と、延伸する第三および第四ルーメンを画定する第二クリンプ部材であり、第三および第四ルーメンは、第二クリンプ部材が初期形態で第一クリンプ部材に連結される際、初期形態から係止化形態に、第一クリンプ部材に対して第二クリンプ部材を選択的に移動させる駆動部材を組み合わせて、第一ルーメンは第三ルーメンと一直線になり、且つ第二ルーメンは第四ルーメンと一直線になるように、第二クリンプ部材内に位置付けされ、ここで第一ルーメンは、結合部材に所望の張力を維持しながら、第一および第二クリンプ部材に対して結合部材を係止するように第三ルーメンとの配列から外れて移動する、第二クリンプ部材と、を具備する装置である。
さらに本発明は、生体内の骨の周囲に締結部材を固定する装置に向けられており、装置は、第一近位開口部から第一遠位開口部に向かって、長手方向に延伸する第一ルーメンであり、第一ルーメンは締結部材をスライド可能に受入するように寸法化され且つ形状化された第一ルーメンと、第二近位開口部から第二遠位開口部の間に、クリンプ本体を通って長手方向に延伸する第二ルーメンと、を備えたクリンプ本体を具備し、さらにクリンプ本体は、外側に開口する開口部からクリンプ本体の外部に向かって延伸する駆動部材ルーメンと、第二ルーメン内に開口する内側開口部と、第二ルーメン内にスライド可能な挿入部と、を備え、挿入部が、駆動部材ルーメン内で移動可能であり、且つ所望の位置に係止可能な駆動部材を組み合わせて、締結部材をスライド可能に受入する十分な直径を有する第三ルーメンを画定し、駆動部材が、第一位置と係止位置との間で移動可能であり、ここで駆動部材は、所望の張力でクリンプ本体内に置かれている第三ルーメンに受入された締結部材を係止するように、挿入部を圧壊する第二ルーメン内に延伸する、クリンプ本体を具備する装置である。
本発明の第一実施形態に係るクリンプの分解図である。 係止されていない形態の図1のクリンプの第一の部分的な断面図である。 係止された形態の図1のクリンプの第二の部分的な断面図である。 本発明の第二の例示的な実施形態に係るクリンプの斜視図である。 係止されていない形態の図4のクリンプの第一の部分的な断面図である。 係止された形態の図4のクリンプの第二の部分的な断面図である。 本発明の第三の例示的な実施形態に係るクリンプの斜視図である。 係止されていない形態の図7のクリンプの第一の部分的な断面図である。 係止された形態の図7のクリンプの第二の部分的な断面図である。 本発明の第四の例示的な実施形態に係るクリンプの斜視図である。 図10のクリンプの第一構成部材の斜視図である。 図10のクリンプの第二構成部材の斜視図である。 図10のクリンプの第三構成部材の斜視図である。 係止されていない形態の図11のクリンプの第一の部分的な断面図を示す。 係止された形態の図11のクリンプの第二の部分的な断面図を示す。 本発明の第五の例示的な実施形態によるクリンプの斜視図を示す。 係止されていない形態の図16のクリンプの第一の部分的な断面図を示す。 係止された形態の図16のクリンプの第二の部分的な断面図を示す。 本発明の第六の例示的な実施形態によるクリンプの斜視図を示す。 係止されていない形態の図19のクリンプの第一の部分的な断面図を示す。 係止された形態の図19のクリンプの第二の部分的な断面図を示す。
本発明は、以下の説明および添付の図面を参照してさらに理解され得、類似する構成要素が同じ参照番号で参照される。本発明は通常、骨の締結を介して骨折した骨および骨断片を安定化させ且つ固定化させる方法および装置に関する。具体的には、本発明は、骨の標的部分の周囲で輪になった締結ワイヤまたはケーブルをクリンピングする方法および装置に関する。本発明の実施形態は、骨の締結に関連する複数の処置のいずれに用いてもよい。本出願で使用されるように、近位という用語は締結ケーブルの長さに沿って第一端(例えば、クリンプの面に隣接してケーブルがそこを通って遠位に引っ張られることを回避する、拡張した突出部を備える端)に向かう方向に関することが、当該分野で通常の技術を有する当業者には理解されるだろう。次いで、遠位とはケーブルに沿って、他方の端に向かう方向に関する。
本発明の第一の例示的な実施形態に係るクリンピング装置100は、骨の標的部分(図示せず)の周囲で輪になるケーブル10の近位端および遠位端を受入するためのクリンプ本体102を具備している。クリンプ本体102は、近位面104から遠位面106に向かって、長手方向に延伸する溝108を具備している。溝108は、クリンプ本体102の第一面109に形成されており、クリンプ本体102が所望の位置にある骨の標的部分に置かれる際、骨から離れて対面する。例えば溝108は、ケーブル10が溝108から滑り落ちないように、挿入されるケーブル10の直径よりも小さく作製された、第一面に開口を備えた部分的な円筒状のくぼみとして形成されてもよい。さらに、溝108は第一面109に対して開口しているため、本明細書の下文のさらなる詳細な説明で説明されるように、本発明の例示的な方法の間に、拡張した直径の近位端12を具備するケーブル10は、容易に挿入することができ、且つ係合から外すことができる。
ルーメン110は、溝108と実質的に平行して、クリンプ本体102を通って長手方向に延伸する。図2のさらなる詳細で示されるように、ルーメン110は、ルーメン110の長手軸に沿って一方と分離している、第一のねじ切りされた領域112、および第一のねじ切りされた領域112の近位に第2のねじ切りされていない領域114を具備している。ねじ切りされた領域112は、遠位面106から所定の距離で端点116に向かって、近位に延伸し、且つ本明細書の下文のさらなる詳細で説明されるように、挿入部118を受入する十分な直径を有している。ねじ切りされていない領域114は、近位面104から端点116に向かって、遠位に延伸する。端点116の配置は、本明細書の下文のさらなる詳細で説明されるように、挿入部118をねじ切りされた領域112内に十分挿入できるように選択される。ねじ切りされていない領域114は、実質的に円筒状の断面に形成され、且つ挿入部118の挿入を回避しながらケーブル10をスライド可能に受入する十分な直径を有している。しかし、ルーメン110の断面はケーブル10の形状に適した、任意の形状であってもよいことに留意されたい。例示的な実施形態では、ねじ切りされていない領域114の直径は、ケーブル10の外径よりも若干大きい。
本発明の第一実施形態に係る挿入部118は、それらの近位端に直径を増した頭部120および遠位に延伸するシャフト122を具備する伸長した空洞のある爪として形成されている。頭部120の外面は、ルーメン110のねじ切りされた領域112と係合するように寸法化され且つ形状化されたねじ山を備えている。シャフト122は、円筒状の伸長部124を介して頭部120から長手方向に分離されている。シャフト122の直径は、近位端の最大直径から挿入部118の遠位先端126の最小直径に向かって、先細りになる。挿入部118を通って長手方向に延伸するルーメン132および両端の開口部は、ケーブル10をスライド可能に受入するように寸法化され且つ形状化されている。具体的には、ルーメン132の直径は、ケーブル10の外径よりも若干大きくて良い。シャフト122はさらに、シャフト122の長さに沿って長手方向に延伸する、複数のスロット130により互いから間隔を空けた複数のアーム128を具備している。挿入部118は、アーム128を、半径方向の圧縮力(以下のさらなる詳細で説明されるように)の適用に応じて、破砕することなく半径方向内側に屈曲できるように、十分な可撓性の物質から形成される。挿入部118の例示的な物質は、ステンレス鋼、チタン、チタン合金、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、または当技術分野で通常の技術を有する当業者であれば理解されるであろう、任意の吸収性物質を備えるが、これらに限定されない、任意の生体適合性のある、または移植可能な物質を具備していてもよい。
挿入部118の先細りになった遠位端は、スクリュ134を通って長手方向に延伸する、対応するように先細りになったルーメン138内に、選択的に挿入可能であるように寸法化され且つ形状化されている。スクリュ134の外面136は、ルーメン110のねじ切りされた領域112のねじ山と係合するようにねじ切りされている。ルーメン138は、近位端148の最大直径から先細りの端点144の最小直径に、遠位方向に寸法が先細りとなる。先細りの端点144のルーメン138の断面は、ケーブル10がうまくスライドでき得るように、ルーメン132の直径と実質的に同等の直径を備えた実質的に円形であってもよい。スクリュ134の遠位端に形成されたソケット142は、先細りの端点144のルーメン138の直径よりも大きい直径を有し、スクリュ134がルーメン110のねじ切りされた領域112内に螺合することができるように、スクリュドライバの先端152の遠位端を受入するように寸法化され且つ形状化されている。さらに、ソケット142は、当技術分野で通常の技術を有する当業者であれば理解されるスクリュドライバの先端または別の類似する器具に適応するであろう、当技術分野で公知の任意の形状を具備してもよい。示される実施形態において、ソケット142は、スクリュドライバ150の六角形の先端152を受入する六角形の形状を具備している。スクリュドライバ150の本体154はまた、レンチ158の六角ヘッドにより操作ができる、実質的に六角形の断面を有してもよい。別の選択肢として、スクリュドライバ150の本体154は、レンチ158または別の適した器具による操作のために適した、任意の形状を具備してもよい。スクリュドライバ150はさらに、ケーブル10をスライド可能に受入するよう寸法化され張力装置168に装着された、先端152を具備する遠位端から近位端に(図示せず)延伸するルーメン156を具備している。
スクリュドライバ150の本体154はさらに、スクリュドライバ150の保持および操作を補うために直径を増した柄部160を具備してもよい。当技術分野で通常の技術を有する当業者であれば理解されるように、柄部160は任意の断面形状を用いて形成されてもよく、一実施形態では、保持を補うために人間工学的な形状を具備してもよい。さらに、柄部160の外径は、クリンプホルダ162内にその挿入ができるように寸法化され且つ形状化されている。クリンプホルダ162は、スクリュドライバ150の近位端をスライドするように、適合して寸法化され且つ形状化されており、スクリュドライバ150に接続できるように四分円内に形成された窓部164を具備している。さらに、本明細書の下文のさらなる詳細で説明されるように、レンチ158によるスクリュドライバ150の操作は、窓部164を介して行われてもよい。クリンプホルダ162の近位端は、張力装置168に隣接している。張力装置168は、ケーブル10と摩擦して係合するように寸法化され且つ形状化された、長手方向に延伸するルーメン(図示せず)を備えている。具体的には、ルーメンの直径は、前進するようにケーブル10に張力を加えるため、ケーブル10の外径よりも若干小さい。
結果的に図2および図3は、ケーブル10が本発明の第一の例示的な方法に係るクリンプ本体102に係止される工程を表している。まず、ケーブル10は骨の標的部分の周囲で、所望の位置で輪になり、次いでクリンプ本体102は骨の所望の位置に置かれる。次いでケーブル10の近位端は、溝108内に据えられて、ケーブル10の拡張した直径の近位端12が溝108の開口部の近位面104と係合するまで近位に引き付けられて、ケーブル10が溝108内にさらに遠位に引っ張られることを回避する。次いで骨の標的部分の周囲で輪になったケーブル10の遠位端は、近位面104に形成された開口部を介してルーメン110内に挿入されて、遠位面106の外側まで通される。ルーメン110の通過では、ケーブル10はルーメン110内に存在する挿入部118のルーメン132を通過する。次いでケーブル10の遠位端は、張力装置168まで、スクリュ134を通過し、スクリュドライバ150を通過し、そしてクリンプホルダ162を通過する。次いで張力装置168は、当技術分野で通常の技術を有する当業者であれば理解されるように、骨の標的部分の周囲にケーブル10をきつく引き付けるように、且つ張力の所望レベルに達するまでそこに張力を増力させるように操作される。この時点で、スクリュ134は、ソケット142にスクリュドライバ150の操作を介してルーメン110内に螺合される。スクリュ134は挿入部118の先細りの面を覆ってルーメン110内に近位に前進するため、ルーメン138の狭窄部は、挿入部118がケーブル10に対してルーメン132内に、アーム128を押し潰ししながら圧壊するまで、挿入部118の外面に対して半径方向内側に向けられた増圧する圧力が加えられる。これにより、図3に示されるように、クリンプ本体102内にケーブル10を係止して、ケーブル10の移動を回避し、且つケーブル10への所望の張力を維持する。
図4乃至図6で示されるように、本発明の別の実施形態に係る装置200は、適所にケーブル10を係止するように延伸する、多様な孔を備えたクリンプ本体202を具備している。クリンプ本体202は、実質的にクリンプ本体102と類似して形成されており、遠位面204から近位面206に向かって延伸する溝208、および長手方向に平行して延伸するケーブルルーメン210を備えている。溝208およびケーブルルーメン210は、締結ケーブル10をスライド可能に受入するように、図1乃至図3の溝108およびルーメン110と実質的に類似して寸法化され且つ形状化されている。溝208は、さらに側面212からクリンプ本体202内に延伸する凹所214を具備する、クリンプ本体202の第一側面212に形成されている。凹所214は、実質的に円筒状であり、ケーブル10が、ケーブルルーメン210を通って前進する際に凹所214を通過するように、溝208およびケーブルルーメン210の両方に開口している。凹所214の深さは、図4で詳細に示されるように、ケーブルルーメン210が十分開口でき、且つ、例えばケーブルルーメン210および溝208と少なくとも同程度の深さである。クリンプ本体202はさらに、図5で示されるように、凹所214内の距離Lを近位に延伸させて、遠位面204から遠位端218内に開口する、ねじ切りされた穴216を具備している。ねじ切りされた穴216は、スクリュ220を受入するように寸法化され且つ形状化されている。スクリュ220は、近位端225に延伸する拡張されたシャフト222を備えた挿入部として形成されている。スクリュ220の遠位端は、ねじ切りされた穴216内に螺合することができるスクリュドライバの先端(図示せず)と、または別の器具と係合するように寸法化され且つ形状化されたソケット224を具備している。示される実施形態では、ソケット224は、当技術分野で通常の技術を有する当業者であれば理解されるように、六角ヘッドのスクリュドライバにより螺合することができるように、実質的に六角形である。別の選択肢として、ソケット224は、図1乃至図3について先に説明したように、スクリュドライバまたは別の器具により螺合を簡易化する、当技術分野で公知の任意の形状を具備してもよい。
本発明の第二の例示的な実施形態に係る例示的な挿入部226は、以下の更なる詳細で説明されるように、溝214内に挿入されると、ケーブル10に係止する圧力を加えるように寸法化され且つ形状化されている。図4で示されるように、挿入部226は側壁228、および凹所214の曲率半径と実質的に一致する曲率半径を備えた円形の部分に沿って延伸する壁230を具備しており、挿入部226は、挿入されると、凹所214内で回転可能であり、挿入部226の外面はクリンプ本体202の外面に実質的に連続する面を形成する。側壁228は、挿入部226が初期形態に配向されると、壁228が近位から遠位部分に、実質的に連続する溝208の表面を形成するように形成される。切り抜き232は、実質的な円形部分内に延伸する平面壁228と実質的に反対側の挿入部226に形成され、溝208と実質的に平行して延伸する切り抜き232の第一壁234、および長さL分を溝208と実質的に垂直して延伸する第二壁236を備えている。挿入部226の厚さは、挿入部のルーメン238が、初期形態時に、挿入部のルーメン238がケーブルルーメン210の近位端および遠位端と一直線になるように配向して形成され得るように選択される。第二壁236は、初期形態では、ねじ切りされた穴216(すなわち初期形態)の軸と一直線に位置付けられ、第二壁236は、ねじ切りされた穴216と実質的に垂直し、且つねじ切りされた穴216の少なくとも一部分にわたって延伸する。
図5および図6は、ケーブル10がクリンプ本体202に係止される工程を表している。先に言及したように、ケーブル10は、安定化されるべき骨の標的部分の周囲で輪となり得、装置200は、例えば図5で示される初期形態で組み立てられたファクトリ(factory)が、処置されるべき骨と近接する所望の配置に置かれる装置である。次いでケーブル10の近位端は、溝208内に据えられて、拡張された直径の近位端12がクリンプ本体202の近位面206と係合するまで、遠位に引き付けられる。遠位端がクリンプ本体202の近位面206に再び近接するまで骨の標的部分の周囲で輪になったケーブル10の遠位部分は、次いでケーブルルーメン210に挿入され、挿入部のルーメン238を通って遠位に通過し、それからケーブルルーメン210の遠位端から外に出る。次いでケーブル10は、任意の公知の張力化機構に接続されて、当技術分野で通常の技術を有する当業者であれば理解されるような所望の張力に締め付けられる。図6で示されるように、次いでスクリュ220は、ねじ切りされた穴216内に締め付けられ、挿入部226の第二壁236に対して近位に、スクリュ220の近位端225を移動させ、図6で示されるように挿入部226を回転させて、遠位端が溝208に向かってケーブルルーメン210の遠位部分を横方向に超えて駆動される一方で、挿入部のルーメン238の近位端が、スクリュ220に向かってケーブルルーメン210の近位部分を越えて横方向に移動され、クリンプ本体202内に受入されたケーブル10の一部分を変形させ且つ適所にケーブル10を係止する。この係止はまた、張力機構が分離された後にケーブル10への所望の張力を維持する。次いでクリンプ本体202から延伸するケーブル10の一部分は切り取られてもよく、工程で使用されるケーブルのこの一部分および任意の仕組みも、例えば工程を完遂させるために本体から取り除かれてもよい。
図7乃至図9で示されるように、本発明の別の実施形態に係る装置300のクリンプ本体302は、クリンプ本体302のケーブルルーメン310および溝308と一直線に、長手方向に延伸する挿入部のルーメン330および挿入部の溝328を画定する挿入部326を備えている。本実施形態に係るクリンプ本体302は、五側面の多角形として形成されており、一実施形態では五角形でもよい。別の選択肢として、クリンプ本体302は、三角形、台形でもよく、または当技術分野で通常の技術を有する当業者であれば理解される任意の適した形状を想定してもよい。溝308およびケーブルルーメン310は、クリンプ本体302を通って、遠位壁306から近位壁307に向かって、実質的に互いに平行して延伸している。溝308およびケーブルルーメン310の直径は、好ましくは、先述した実施形態の溝およびケーブルルーメンについて先に説明したように、使用されるケーブル10に対して実質的に類似している。第一側壁304から、溝308およびケーブルルーメン310に対して横方向に、クリンプ本体202を通って延伸しているスロット314は、クリンプ本体302の厚さよりも小さいスロット314の厚さを備えている。スロット314は、スライドされる挿入部326の大きさおよび形状と一致する大きさおよび形状を有しており、この実施形態では、実質的に長方形の挿入部326を受入するように適合化された、実質的に長方形の空洞として例示されている。
具体的には、挿入部326は、長手方向に延伸する挿入部の溝328および挿入部のルーメン330を備えており、初期形態では溝328が溝308と一直線になり、且つ挿入部のルーメン330がケーブルルーメン310と一直線になるように位置付けされている。クリンプ本体202について先に説明したように、挿入部の溝328および挿入部のルーメン330は、ケーブル10をスライド可能に受入するように寸法化され且つ形状化されている。初期形態時では、挿入部326の第一端315はケーブルルーメン310を越えてクリンプ本体302内に延伸して、第二側壁309からクリンプ本体302内に延伸するねじ切りされた穴316の近位端325内に突出する。スクリュ320は、初期形態では、遠位端が第二側壁309から遠位に突出する一方で、近位端325が挿入部326の第一端315とは係合せずにねじ切りされた穴316の遠位部分内に残るように、ねじ切りされた穴316内に螺合される。スクリュ320の近位端325は、初期形態では、溝308およびケーブルルーメン310との配列から外れる挿入部326を移動させないで、挿入部326の第一端315と接触する近位面を具備している。例えば、スクリュ320の近位面はねじ切りされた穴316の長手軸と、挿入部のルーメン330を内外に移動させる挿入部326に沿った軸との間の角度に一致する角度で先細りになってもよい。スクリュ320の遠位端は、ねじ切りされた穴316の内外に螺合することができるスクリュドライバの先端(図示せず)と係合するように寸法化され且つ形状化された、実質的に六角形の溝324(または別の適したスクリュ器具受入構造)を具備している。
先に言及したように、ケーブル10は安定化されるべき骨の標的部分の周囲で輪になり得、例えば装置300は、図8で示される初期形態に組み立てられたファクトリが、骨に近接する所望の配置に置かれる装置である。次いでケーブル10の近位部分は溝308に据えられて、拡張された直径の近位端12がクリンプ本体302の近位面306と係合するまで、遠位に引き付けられる。遠位端がクリンプ本体302の近位面306に近接するまで骨の標的部分の周囲で輪になったケーブル10の遠位部は、次いでケーブルルーメン310内に挿入され、挿入部のルーメン330を通過し、ケーブルルーメン310の遠位端から外に出る。次いでケーブル10は、任意の公知の張力機構に接続されて、当技術分野で通常の技術を有する当業者であれば理解されるような所望の張力に締め付けられる。図9で示されるように、次いでスクリュ320は、ねじ切りされた穴316内に締め付けられ、挿入部326の第一端315に対して近位に、スクリュ320の近位端325を移動させ、図9で示されるようにケーブルルーメン310および溝308に対して横方向に挿入部326をスライドさせ、クリンプ本体302内に受入されたケーブル10の一部分を変形させ、そして適所にケーブル10を係止する。この係止はまた、張力機構が分離された後にケーブル10への所望の張力を維持する。次いで、クリンプ本体302から延伸するケーブル10の一部分は切り取られてもよく、工程で使用されるケーブルのこの一部分および任意の仕組みも、例えば工程を完遂させるために本体から取り除かれてもよい。
本発明のさらに別の選択的な実施形態では、図10乃至図15で示されるように、クリンプ本体は、互いが係止的に係合する2つの分離する構成要素を具備している。具体的には、装置400は、スクリュ406を介して共に接合されると共にクリンプ本体を具備する、第一クリンプ部材402および第二クリンプ部材404を具備している。具体的には、第一クリンプ部材402および第二クリンプ部材404の各々は、それぞれが両方とも実質的に三角形であり、第一クリンプ部材402は傾斜面410から側壁412と反対側に延伸する、ねじ切りされたルーメン408を備えている。ねじ切りされたルーメン408は、スクリュ406を受入するように寸法化され且つ形状化されており、スクリュ406のシャフト426の外径と実質的に同等であるねじ切りされた408の直径を備えている。さらに、ねじ切りされたルーメン408は、側壁412と実質的に垂直して延伸する。第一ケーブルルーメン416は、第一クリンプ部材402を通って、ねじ切りされたルーメン408と実質的に平行して延伸する。第一ケーブルルーメン416は、ケーブル10を受入するように、且つケーブル10の拡張された近位端412が、十分通過できる大きさに寸法化され且つ形状化されている。第二ケーブルルーメン414は、ケーブル10の拡張された近位端よりも小さい直径を有するが、第一ケーブルルーメン416に近接して形成され且つ416内に開口している。従って、第一ケーブルルーメン416および第二ケーブルルーメン414は一緒になって、図10および図11で示されるように、重複した同心しない円形を具備する断面を形状化させた、実質的に図8にある鍵穴型のルーメン415を形成する。
第二クリンプ部材404は、傾斜面422から反対側の側面424に向かって延伸する第三ケーブルルーメン420を具備している。第三ケーブルルーメン420は、以下のさらなる詳細で説明されるように、2つの長さのケーブル10を隣り合って受入するように寸法化され且つ形状化されている。スクリュルーメン418は、第二クリンプ部材404を通って、第三ケーブルルーメン420と実質的に平行して延伸する。スクリュルーメン418は、断面では実質的に楕円形であり、且つ第二クリンプ部材404を通って、反対側の側面424に、実質的に垂直に延伸する。スクリュルーメン418は、ねじ切りされておらず、ねじ切りされたルーメン408の幅(すなわち傾斜面410にわたるねじ切りされたルーメン408の延伸部)よりも大きい幅(傾斜面422に沿った延伸部)を有している。スクリュルーメン418およびねじ切りされたルーメン408は、第二クリンプ部材404および第一クリンプ部材402内にそれぞれ位置付けされており、傾斜面410および422が初期形態で互いに接触すると、図14で示されるように、スクリュルーメン418はねじ切りされたルーメン全体を越えて、且つねじ切りされたルーメン408の第一端と一直線にあるスクリュルーメン418の第一端を備えた、ねじ切りされたルーメン408の横方向外側にある傾斜面410の一部分にわたって延伸する。この初期形態では、第三ケーブルルーメン420は第一クリンプ本体402の鍵穴型ルーメン415と一直線になる。スクリュ406は、第一端の直径を増した頭部430から第二端のソケット428に向かって延伸する、ねじ切りされたシャフト426を有している。先に論じたように、ソケット428は、以下に説明されるように、クリンプ本体402にスクリュ406を螺合するために、スクリュ406の器具への結合を簡易化するように設計された、任意の形状を具備してもよい。例えば、ソケット428は、当技術分野で通常の技術を有する当業者であれば理解されるように、六角形に形状化されたスクリュドライバのヘッド(図示せず)によりスクリュ406が螺合することができるように、実質的に六角形の形状に形成されてもよい。
図14および図15は、ケーブル10が第一クリンプ部材402および第二クリンプ部材404に係止される工程を連続して表している。まず、ケーブル10が安定化されるべき骨の標的部分の周囲で輪になり、それから図14で示されるように、第一クリンプ部材402および第二クリンプ部材404が、互いに一直線になったルーメン415および420と、ねじ切りされたルーメン408を越えて据えてあるスクリュルーメン418と、を互いに備え持った傾斜面422および410とともに、標的部分の骨に近接して位置付けられる。次いでケーブル10の拡張された近位端12は、ルーメン420内に挿入されて、拡張された近位端12が第一ケーブルルーメン416を抜けるまで第一ケーブルルーメン416内に、近位に通過する。次いで骨の周囲で輪になったケーブル10の遠位端は、第一ケーブルルーメン416内に挿入され、それからケーブル10の近位部分まで挿入される。これがケーブル10の近位部分を、第二ケーブルルーメン414内に横方向に押圧することとなり、ケーブル10の拡張された近位端12は、ケーブル10の近位部分を近位に引き付けることを回避しながら、第二ケーブルルーメン414を包囲するクリンプ本体402の一部分と係合する。ケーブル10の遠位部分は、第一ケーブルルーメン416を遠位に通って第三ケーブルルーメン420に入り、先に説明したように張力機構に結合される。所望の張力がケーブル10に加えられると、スクリュ406はねじ切りされたルーメン408内に螺合され、第一クリンプ本体402をスクリュ406の頭部430に向かって引っ張り、傾斜面422および410を互いに対してスライドさせて、クリンプ本体402の鍵穴型ルーメン415に対して横方向にクリンプ本体404の第三ケーブルルーメン420を移動させる。鍵穴型ルーメン415に対する第三ケーブルルーメン420のこの横方向の移動は、これらのルーメン間に延伸するケーブル10の近位部分および遠位部分を変形させ、クリンプ本体402および404に対する移動に対してケーブル10を係止し、それからケーブル10に所望の張力を維持する。
本発明のさらに別の選択的な実施形態によると、図16乃至図18に示されるように、装置500は図7乃至図9の装置300と実質的に類似しており、且つ類似する原理で操作される。具体的には、挿入部の溝528および挿入部のルーメン530に加えて、装置500の挿入部526はまた長手方向に延伸するスクリュ溝532を具備している。クリンプ本体502は、第一側面504から第二側面506に向かって、長手方向に延伸する溝508およびケーブルルーメン510を備えた断面で、実質的に長方形である。溝508およびケーブルルーメン510は、図1乃至図3の装置の溝108およびケーブルルーメン110について先に説明したように、締結ケーブル10を実質的にスライド可能に受入するように直径を設けている。クリンプ本体502はさらに、ねじ切りされた領域522を具備する遠位端から、ねじ切りされていない領域518を具備する近位端に向かって、溝508およびケーブルルーメン510と実質的に平行して、長手方向に延伸するスクリュルーメン520を具備している。側壁507から溝508およびケーブルルーメン510の横方向にわたってクリンプ本体502内に延伸するスロット514は、溝508およびケーブルルーメン510の軸に対して傾斜角で延伸する、遠位端の壁516に、実質的に長方形の断面を有している。スロット514は、クリンプ本体502を通って全体的に延伸するのではなく、例えば溝508の深さよりも若干大きい深さ(例えば、挿入部のルーメン530がケーブルルーメン510と一直線に形成され得る程度に十分な深さ)を有する。挿入部は、挿入部526がスロット514内に挿入されると、傾斜端534が壁516と実質的に平行するように角度付けた傾斜端534を備えている。挿入部526は初期形態時では、壁516に近接する傾斜端534を備え、挿入部の溝528および挿入部のルーメン530が、溝508およびケーブルルーメン510とそれぞれ一直線になるように寸法化されている。さらに、初期形態では、挿入部のルーメン530に最も近接したスクリュ溝532の一端は、スクリュルーメン520と一直線になる。一例示的な実施形態では、傾斜端534および壁516は、溝508およびケーブルルーメン510に対して0°乃至89°の角度で形成される。挿入部526の幅(すなわち、ケーブルルーメン510に平行する方向の挿入部526にわたる距離)は、挿入部526がスロット514内のケーブルルーメン510と平行する軸に沿って移動可能であるように、スロット514の幅よりも小さい。挿入部526の長さは、遠位先端535がスロット514の遠位先端515に近接して据えられる際、挿入部526がスロット514の境界内に完全に据えられるように、スロット514の長さと実質的に同等でもよい。
スクリュ536は、近位端に直径を増した頭部542、および遠位端に直径を増したねじ切りされた部分538を具備する、拡張されたシャフト540を備えた挿入部として形成されている。頭部542はまた、先の実施形態についてさらなる詳細で説明されたように、スクリュドライバの先端と係合するように寸法化され且つ形状化されたスロット544を具備している。さらに、当技術分野で通常の技術を有する当事者であれば理解されるように、頭部542、シャフト540、およびねじ切りされた部分538の各々は、スクリュルーメン520、溝532での回転を簡易化するため、先に説明したように、実質的に円形の断面を有してもよい。さらに、頭部542の直径は、挿入部に形成されたスクリュ溝532の直径よりも大きい。
図17および図18は、結果的にケーブル10がクリンプ本体502に係止される工程を表している。先に言及したように、ケーブル10は、安定化されるべき骨の所望の部分の周囲で輪となり、装置500は、例えば図17で示される初期形態で組み立てられたファクトリが、骨と近接する所望の配置に置かれる装置である。ケーブル10の近位部分は、溝508内に据えられて、拡張された直径の近位端12がクリンプ本体502の近位面504と係合するまで、遠位に前進される。骨の標的部分の周囲で輪になったケーブル10の遠位部分は、クリンプ本体502の近位面504を介してケーブルルーメン510内に挿入される。ケーブル10の遠位部分は、挿入部のルーメン530を通過して、ケーブルルーメン510の遠位端から外に出る。次いでケーブル10は、任意の公知の張力機構に接続され、それから当技術分野で通常の技術を有する当業者であれば理解される所望の張力に締め付けられる。図18で示されるように、次いでスクリュ536は、頭部542の遠位端が挿入部526の近位端と係合するまで、スクリュ溝532を通って遠位に、スクリュ536のシャフト540を移動させながらスクリュルーメン520内に締め付けられる。さらに、スクリュルーメン520内のスクリュ536の挿入が、スロット514をわたって遠位に挿入部526を移動させることにより、傾斜端534が壁516に沿ってスライドし、スロット514内に、横方向に挿入部526を移動する。これにより、図18に示されるように、挿入部の溝528および挿入部のルーメン530を、溝508およびケーブルルーメン510のそれぞれから外れて移動させ、挿入部526内に受入されたケーブルの一部分を変形させ、そしてクリンプ本体502に対して適所にケーブル10を係止する。先に説明したように、これによりケーブル10に加えられた張力も係止する。
図20および図21に示されるように、本発明のさらなる実施形態に係る装置600は、スクリュ626によりクリンプ本体602に固定された、実質的に円筒状の挿入部612を備えている。クリンプ本体602は、ケーブルルーメン620およびクリンプ本体602の長さを通ってある程度だけ延伸するケーブルルーメン620に、長手方向に延伸するクリンプルーメン610を備えている。さらに、クリンプ本体602は、ケーブルルーメン620およびクリンプルーメン610の軸に対して傾斜する角度で、壁604を介してクリンプ本体602内に延伸するスクリュ穴622を備えた、一角の切り抜きとして形成された傾斜壁604を備えている。一例示的な実施形態では、スクリュ穴622は、クリンプルーメン610に対し、およそ0°乃至89°の角度で形成されている。クリンプルーメン610の直径は、挿入部612をスライド可能に受入する(すなわち、クリンプルーメン610の内径は挿入部612の外径よりも若干大きい)ように選択される。クリンプルーメン610および挿入部612は、この実施形態では円筒状として示されているが、挿入部がクリンプルーメン610内にスライド可能に挿入できる限り、且つ挿入部612でケーブルルーメン618が締結ケーブル10をスライド可能に受入するように適している限り、任意の形状を用いてもよいことが、当技術分野で通常の技術を有する当業者であれば理解されるであろう。挿入部612の遠位端は、クリンプルーメン610の直径を増した区分611に格納される、直径を増した頭部614を備え、シャフト616はクリンプ本体602を実質的に横断するように延伸する。スクリュ穴622は、クリンプ本体602内に延伸し、且つクリンプルーメン610内に開口している。
ケーブルルーメン620は、所定の距離でクリンプ本体602内に延伸し、且つケーブル10の第一端12を永久的に格納する。具体的には、ケーブル10の第一端12はケーブルルーメン620内に差し込まれるファクトリでもよい。別の選択肢として、ケーブルルーメン620は、クリンプ本体602を通って長手方向に伸長し、且つ近位面608に開口してもよい。ケーブル10の第一端12は、先の実施形態について説明したように、拡張した直径を備えてもよく、且つ近位面608と係止的に係合してもよい。スクリュ626は、スクリュ穴622内に挿入可能であり、遠端にスロット628を具備し、近位に延伸するねじ切りされたシャフト630を備えている。スクリュ628は、先に説明したように、図7乃至図9のスクリュ320に実質的に類似する方法で、先端632に向かって先細りになるスクリュ628の近位端を備えて形成されてもよい。
図20および図21は、結果的にケーブル10がクリンプ本体602を使用して骨の標的部分の周囲で係止される工程を表している。ケーブル10の第一端12が凹所620内に固定された後、ケーブル10の固定されていない端は、クリンプ本体602の近位面608に近接するまで、骨の標的部分の周囲で輪になる。次いでケーブル10の固定されていない端は、クリンプ本体602のクリンプルーメン610に存在する挿入部612のケーブルルーメン618を通って挿入され、クリンプ本体602の遠位面606から外に出る。次いで張力が、任意の従来の仕組みを使用して所望の張力に達するまでケーブル10の固定されていない端に加えられる。この張力を維持する間、スクリュ626は、近位端が挿入部612の外面と係合するまでスクリュ穴622内に締め付けられる。さらに、図21に示されるように、スクリュ穴622内のスクリュ626の納入部は、ケーブル10に対して挿入部612を圧壊しながら挿入部612を変形させ、そして選択した張力でケーブル10をクリンプ本体602内に係止する。
本発明の精神または範囲から逸脱することなく、種々の修正および変更が本発明の構造および手法において成され得ることが、当技術分野で通常の技術を有する当業者には明らかであろう。従って、本発明は、修正および変更が添付の請求項の範囲およびその同等の範囲内から由来するような本発明の修正および変更に及ぶことを目的とする。

Claims (4)

  1. 生体内の骨の周囲に締結部材を固定するための装置であって、前記装置は、
    第一近位開口部から第一遠位開口部に向かって、長手方向に延伸する第一ルーメンであり、締結部材をスライド可能に受入するように寸法化され且つ形状化された、第一ルーメンと、第二近位開口部から第二遠位開口部に向かって、前記第一ルーメンと実質的に平行して延伸する第二ルーメンであり、第二遠位開口部の直径および前記第二ルーメンの遠位部分は前記第二ルーメンの近位部分の直径よりも大きい、第二ルーメンと、を備えた、クリンプ本体と、
    前記第二ルーメンの遠位部分内に挿入されるように寸法化された挿入部であり、挿入部のルーメンは、前記挿入部が前記第二ルーメンの遠位部分内に完全に受入される際、前記挿入部を通って前記第二ルーメンの近位部分と一直線になりながら延伸し、前記挿入部の遠位の頭部は、近位端の最大直径から遠位端の最小直径に向かって先細りになる外面を備え、前記挿入部は、クリンプ本体に対して締結部材を係止するように、挿入される前記締結部材を圧壊可能であり、且つ前記締結部材に所望の張力を維持する、挿入部と、
    を具備する、装置。
  2. 前記第二ルーメンの遠位部分内への挿入のために寸法化された圧壊部材であり、前記圧壊部材が、延伸する先細りになったルーメンを画定し、前記先細りになったルーメンが、挿入部の頭部を受入するように寸法化され且つ形状化されて、前記圧壊部材を前記挿入部の前記頭部に対して近位に前進させることにより、挿入された締結部材に対して前記挿入部の頭部を半径方向内側に圧壊する力を加え、前記第二ルーメンの遠位部分の内面がねじ切りされており、且つ前記挿入部のねじ切りされた近位端と係合するように構成され、そして前記圧壊部材の外面が、前記前記圧壊部材の第一方向の回転により前記圧壊部材を前記第二ルーメン内に近位に前進させるように配向された対応するねじ山を備え、且つ前記圧壊部材の遠端が前記圧壊部材を前記挿入部の前記頭部に対して前記第二ルーメン内に近位に、回転可能に駆動させるための器具と係合するように構成されたソケットを備える、圧壊部材、をさらに具備する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記挿入部の前記頭部が、前記頭部を通って近位に延伸する複数のスロットにより互いから分離される複数のアームとして形成される、請求項1に記載の装置。
  4. 前記締結部材が、開口溝として形成された前記第一ルーメン内への通過を回避するように寸法化された、拡張された近位端を備えるケーブルである、請求項1に記載の装置。
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