JP2013538576A - 亜鉛・銅強化組成物、栄養補助水、及びその調製方法 - Google Patents

亜鉛・銅強化組成物、栄養補助水、及びその調製方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、食用製品のための栄養素亜鉛・銅強化組成物を提供する。より特定すれば、本発明は、乳酸グルコン酸亜鉛、銅イオン源、及びクラスII保存剤(202)を含む亜鉛・銅強化組成物を提供する。本発明は、さらに、ヒトにおける亜鉛の欠乏を補うための栄養補助水及び栄養強化水飲料を提供する。

Description

本発明は、栄養が欠乏しているヒトの福利向上のための栄養素強化組成物、栄養補助水、及びその調製方法を提供する。より特定すれば、本発明は、亜鉛・銅強化組成物、及び、栄養補助水中でのその使用を提供し、より特定すれば、本発明は、栄養強化飲料を提供する。
微量栄養素は、生涯にわたり小量で必要な栄養素である。微量栄養素は、より大量に必要とされる常量ミネラル(macro−mineral)とは対照的に、ヒトの体にごく小量(一般に、100マイクログラム/日未満)必要な食事性栄養素である。微量栄養素又は微量元素としては、少なくとも、鉄、コバルト、クロム、銅、ヨウ素、マンガン、セレン、亜鉛、ホウ素、及びモリブデンが挙げられる。
都会化、人口過剰、及び、農業の未熟さが原因で、土壌からは必須ミネラルが失われている。土壌の中の栄養素が不十分であることから食品中の栄養分が低下し、今度はそのような食品を消費した人に栄養素の欠乏が引き起こされる。そのような欠乏がもたらす主要な結果が、あらゆる年齢層における骨疾患である。
亜鉛は、すべての生命体にとって必須の微量元素である。ヒトの栄養及び公衆衛生における亜鉛の重要性は、比較的最近認識された。臨床的観点からのヒトにおける亜鉛欠乏については1961年に初めて記載され、この記載では、フィチン酸含有量が高いために亜鉛の生体利用能が低い食事を消費することが、中東における「青年期栄養性小人症(adolescent nutritional dwarfism)」と関連付けられた。
細胞代謝の多数の側面は亜鉛依存性である。亜鉛は、成長及び発達、免疫応答、神経学的機能、及び生殖において重要な役割を果たす。細胞レベルでは、亜鉛の機能は、以下の3つの区分に分けることができる。
1.触媒機能:100近い異なる酵素が、生体の化学反応(vital chemical reaction)を触媒する能力を亜鉛に依存している。
2.構造的機能:亜鉛は、タンパク質及び細胞膜の構造において重要な役割を果たす。亜鉛フィンガーモチーフとして公知の指様の構造は、いくつかのタンパク質の構造を安定化させる。生体膜から亜鉛が失われると、生体膜は酸化損傷を起こしやすくなり、その機能が障害される。
3.調節機能:亜鉛フィンガータンパク質は、転写因子として作用する(DNAと結合し、特定の遺伝子の転写に影響を及ぼす)ことにより、遺伝子発現を調節することが見出されている。亜鉛は、細胞シグナル伝達にも関与しており、ホルモン放出及び神経インパルスの伝達に影響を及ぼすことが見出されている。最近、亜鉛は、アポトーシス(遺伝子に導かれる細胞死)、成長・発達と密接に関係する決定的に重要な細胞調節の過程、並びにいくつかの慢性疾患に関与していることが見出されている。
亜鉛欠乏は、多くのヒト疾患及び障害の発現率の上昇又は重症度の悪化を引き起こす。亜鉛は、とりわけ、抗ウイルス能の獲得を含めたヒトの免疫系を維持するために非常に重要である。亜鉛は、正常な脳の発達及び機能にも必要とされる。さらに、亜鉛は、多くの新興国において蔓延している疾患(マラリア、肺炎、下痢など)にヒトが罹りにくくするために重要である。亜鉛欠乏は、発育の遅延、及び、小人症発現率の上昇を引き起こす。
銅(Cu)は、ヒト及び動物にとって必須の微量元素である。体内では、銅は第一銅(Cu1+)又は第二銅(Cu2+)いずれかの形態に変化するが、体に存在する銅の大半は、Cu2+の形態である。電子を容易に受け取り供与する能力を考えれば、酸化還元(レドックス)反応及びフリーラジカル捕捉において銅が重要な役割を有することがわかる。銅は、銅酵素として公知のいくつかの必須酵素の決定的に重要な機能性成分である。銅依存性であることが公知の生理学的機能の一部には、
1.エネルギーの産生
2.結合組織の形成
3.鉄の代謝
4.中枢神経系の機能
5.神経伝達物質の合成
6.神経伝達物質の代謝
7.ミエリンの形成及び維持
8.メラニンの形成
9.抗酸化機能
10.スーパーオキシドジスムターゼの機能
11.セルロプラスミンの機能
12.遺伝子発現の調節
がある。
ヒトの体における微量栄養素(micro and trace nutrients)の欠乏を補うためのいくつかの食品及び飲料が提供されている。
微量栄養素、とりわけ亜鉛及び銅の深刻な不足は、ヒトにおいて大きな健康問題の原因となることから、これらを食品により補うことが非常に重要になっている。このような健康上の課題を克服するために、栄養を供給することを目的に大衆において栄養強化が導入されている。
しかし、微量栄養素の欠乏を食品により補うことは、異なる地理的場所に居住する人には異なる食習慣があることから、必ずしも実現可能ではない。しかし、このことは、飲用水により実現することができる。
したがって、本発明の目的は、ヒトの消費用の食品及び水飲料を栄養強化するための微量栄養素組成物を提供することである。
さらに、本発明の目的は、亜鉛及び銅を含む微量栄養素組成物を提供することである。
さらに、本発明の目的は、微量栄養素の欠乏を補うための、微量栄養素で栄養強化した栄養補助水を提供することである。
さらに、本発明の目的は、ヒトにおける微量栄養素の欠乏を補うための、微量栄養素で栄養強化した飲料を提供することである。
本発明のまた別の目的は、ヒトにおける欠乏性の疾患を減少させるための、亜鉛と銅とで栄養強化した飲料を提供することである。
本発明のまた別の目的は、安価な原材料に食事性栄養素を加えたもの、例えば亜鉛及び銅を処理水飲料に溶解したものを提供することである。
さらに、本発明の目的は、微量栄養素組成物の調製の方法を提供することである。
さらに、本発明の目的は、微量栄養素の欠乏を補うための、微量栄養素で栄養強化した処理水飲料の調製の方法を提供することである。
先行技術の欠点を取り除き、適当な補助食品型微量栄養素を提供するために、本発明は、ヒトの消費用の食品を栄養強化するための、微量栄養素、とりわけ亜鉛及び銅の組成物を提供する。
したがって、本発明は、食品製品を栄養強化するための亜鉛・銅強化組成物を提供する。前記組成物は、
・乳酸グルコン酸亜鉛(zinc lactate gluconate)、
・銅イオン源、及び
・クラスII保存剤(202)
を含む。
本組成物中の原料の量の比率(%)は、
・グルコン酸乳酸亜鉛が約32.25重量%〜34.37重量%、
・銅イオン源が約42.5重量%〜45.2重量%、
・クラスII保存剤(202)が約18重量%〜22重量%、
である。
本発明は、さらに、ヒトの消費用の栄養補助水を提供する。前記栄養補助水は、亜鉛・銅強化組成物を適当な食品品目又は水飲料と共に含む。さらに、本栄養補助水中の組成物の量は、0.0048重量%又は1リットル当たり48mgであり、したがって、本栄養補助水中の亜鉛源原料の量は0.0015重量%〜0.0017重量%であり、栄養補助水中の銅源の量は約0.00216重量%又は1リットル当たり約22mgである。
前記栄養補助水は、液体又は半固体又は固体の形態である。さらに、前記栄養補助水は、飲料、例えば発泡飲料水、処理水などであってもよい。
本発明は、さらに、亜鉛・銅組成物で栄養強化した処理水飲料を提供する。本栄養強化水は、
・本出願人らの同時係属出願1069/KOL/2010において教示した方法により調製される処理水と、
・乳酸グルコン酸亜鉛、銅イオン源、及びクラスII保存剤(202)を含む亜鉛強化組成物
を含む。
本発明の飲料は、必須微量栄養素である亜鉛(1リットル当たり少なくとも3〜4mg)及び銅(1リットル当たり0.8〜1.2mg)を、亜鉛強化組成物から供給する。
さらに、本発明の水は、原料臭をマスクするための香味料及び甘味料を加えていない。本無味水飲料中で使用される原料は、原料が臭いを一切有さないような、水と適合性のある形で選択する。このような原料は溶解性が高く、本組成物は、沈殿も反応も沈降もしない。
さらに、本組成物中の銅源由来の銅は、パッケージングの低温充填(cold−filling)工程を可能にする。そのため、この充填は、製品中にオゾンが存在しなくても行うことができ、さらに、高温充填(hot−fill)工程の必要性を取り除き、それにより、本組成物中の亜鉛源由来の亜鉛の生体利用能を向上させることができよう。
さらに、亜鉛は銅の吸収を遮断することがあるので、追加的な量の銅により銅を補うことが重要である。
元素としての亜鉛対銅の比率は、前記組成物並びに栄養補助水中において3:1で維持される。
また、元素の貯蔵寿命は、水と共に使用した場合に本組成物が劣化しない間は、本組成物中で同様に維持されている。前記効果は、本組成物の原料間で相乗効果が生じる結果である。
本発明は、さらに、亜鉛と銅とで栄養強化した処理水飲料の調製の方法を提供する。
本発明は、大規模な欠乏集団の栄養レベルを改良するためのアイディアをあたためてきたことによりなされたものである。これらの集団は、亜鉛の不均衡により引き起こされる最も発現頻度の高い免疫障害、及び、銅の摂取量、ひいてはその体内濃度が不適切であることによる貧血に罹患している。亜鉛は、ヒトの体が多くの感染性疾患及び癌と闘うことを助け、銅は貧血を低減させる。加える量は、水1000ml当たり元素としての亜鉛少なくとも3〜4mg、及び元素としての銅約0.8〜1.2mgと等価である。この種の栄養強化製品の意図は、免疫障害及び貧血に罹患している集団のために、食事性亜鉛を加えることにより安全な飲用水の安価な供給源を提供することである。そのような集団並びに世界の集団において亜鉛及び銅が不十分であることから、本発明の栄養強化水飲料は、障害に対抗するための有益且つ費用対効果の高い戦略となろう。
ヒトの体における亜鉛の機能
ヒトの体は2〜3gの亜鉛を含有し、亜鉛は、健康な成長及び発達を可能にするうえで、また、全身の良好な健康を促進するうえで多種多様な役割を果たし、そのため、生物が生きるために必須である。体には、以下の点について、多くの形で亜鉛が必要である。
・200を超える生体酵素の活性を可能にする
・タンパク質及び遺伝子材料の合成に役立つ
・炭水化物、脂質、及びエネルギーの代謝に関与する
・体を正常に成長させ、筋肉を維持し、骨格の発達に役立つ
・毛髪の成長を刺激する
・味覚を発達させる
・ホルモンの活性、生殖、及び授乳を補助する
亜鉛は、免疫系を健康に保つうえで鍵となる役割を果たし、それにより、体を感染及び癌から保護する。亜鉛は、60%は筋肉中、30%前後は骨の中、残りは皮膚、毛髪など、全身にみられる。
男性は女性より1/3多くの亜鉛を必要とするが、その理由は、男性の精液は、血中にみられる量の100倍の亜鉛を含有するからである。
多くの要因により亜鉛の吸収が妨げられ、これにより実質吸収量は、亜鉛の総摂取量の20%にとどまる。
亜鉛には、その値までは有用であるがそれを逸脱すると欠乏又は毒性が生じる一定の推奨限度値がある。
ヒトにおける亜鉛の必要量
亜鉛の摂取量勧告は、全米アカデミーズ(旧全米科学アカデミー)の医学研究所(IOM)の食品栄養委員会(FNB)により策定された食事摂取基準(DRI)において提供されている。DRIは、健康な人の栄養摂取量の計画及び評価に使用される一連の基準値についての一般的な用語である。
亜鉛の推奨量は、インドの成人の場合、10mg/日(女性)〜12mg/日(男性)であり、国立栄養研究所(National Institute of Nutrition)、Hyderabad(NIN)により定められている。亜鉛の吸収量及び損失量の平均値は、それぞれ34.5%及び1.7mgであった。
現在の亜鉛のRDAを表1に列挙する。生後0〜6カ月の乳幼児については、FNBは亜鉛のAIを定めたが、この値は、健康な、母乳を与えられている乳幼児における亜鉛の平均摂取量と等価である。
インドの成人男性には12mg/日が必要とされるが、女性は10mg/日を摂取している(妊娠期及び授乳期には1日当たり12mgを必要とする)。
多量の亜鉛を摂取すると、悪心及び下痢を引き起こすことがある。量を増やして、例えば日常的に1日当たり1〜2gを摂取すると、免疫系を害するであろう。亜鉛は鉄及び銅の吸収を妨げるので、亜鉛は、夕食と投与との間に間隔をあけて、夜に摂取することが推奨されるが、胃が空の状態で摂取すべきではない。
亜鉛は銅の吸収を遮断することがあるので、追加的な量の銅により銅を補うことが重要である。
米国食品栄養委員会は、成人の場合の耐用上限値を、食事性及び補助食品としての亜鉛を含め40mg/日に設定した。
食事性亜鉛源
カキ(牡蠣)は、1食当たり他の食品より多くの亜鉛を含有するが、アメリカ人の食事では、亜鉛の大半は赤身肉及び家禽肉により供給されている。脂肪の少ない赤身肉、全粒シリアル、豆類、及びマメ類は、未調理状態の重量1kg当たり最高濃度の亜鉛25〜50mg(380〜760mmol/kg)を供給するが、これらの食品中に存在するフィチン酸塩は、亜鉛と結合し、その吸収を阻害する。そのため、穀物及び植物性食品由来の亜鉛の生体利用能は動物性食品由来の亜鉛のものより低いが、それでもやはり、多くの穀物及び植物ベースの食品は良好な亜鉛源である。
他の良好な食品源としては、マメ、ナッツ、一定の種類のシーフード(カニ及びロブスターなど)、栄養強化した朝食用シリアル、及び乳製品が挙げられる。
カボチャ種子は、菜食主義者にとって最良の亜鉛源であり、他には、乳製品、酵母、及びレンズマメが挙げられる。
菜食主義者が必要とする亜鉛の量は非菜食主義者より50%多いが、その理由は、植物による亜鉛の生体利用能は肉よりはるかに低いからである。
亜鉛強化製品への関心
亜鉛の多くは食品の加工において破壊されるので、亜鉛が不十分であることにより生じる症状を低減させるには、追加的な量が必要となる。亜鉛は調理においても失われていることがあるので、人間の食事の亜鉛濃度は低下する傾向にある。体内の亜鉛が少なすぎると、小児における発育不全、脱毛、嗅覚の障害(sense of smell suffer)、下痢、創傷治癒の遅れなどの問題が生じる。亜鉛が不足すると、男性は生殖能力が低下し、女性は生理不順となる。
乳酸グルコン酸亜鉛
乳酸グルコン酸亜鉛は、有機亜鉛複合体であり、乳酸及びグルコン酸などの有機酸を遊離させる。
グルコン酸亜鉛C122214Znは、グルコン酸の亜鉛塩であり、風邪の治療薬として最適であることが証明されている。二価の亜鉛は、良好な生体利用能を有し、溶解性と風味のバランスが良い。
亜鉛は、300を超える酵素機能に大きく関与していることから、ヒトの発達及び維持に有益である。亜鉛欠乏は、不適正な摂取、吸収不良、損失量の増加、及び利用障害により起きる可能性がある。前述のすべての問題には、それらが及ぼす影響と対抗するための通常以上の量の亜鉛が必要となる。乳幼児及び成長中の小児は亜鉛欠乏の危険性が高く、成人、妊婦及び授乳婦、並びに高齢者がこれに次ぐ。これらの有害作用には、有害作用を減らし、微量栄養素、すなわち亜鉛に関し栄養状態をより健康的にするための何らかの測定値(measurements)が必要となる。市場に登場する栄養強化製品は、罹患集団に追加的な量の亜鉛を与えることにより、深刻な影響の低減に役立つことができる。
ヒトの体における銅の機能
銅は、ヒトの生理において重大な役割を果たす。銅は、多くの生化学的機能がヒトの体において正常に果たされるための必須の酵素(銅酵素(cuproenzyme))の成分として、大半の細胞により利用される。銅は、亜鉛スーパーオキシドジスムターゼと共に触媒中心の主成分であり、当該酵素における異なるレドックス反応に関与しており、したがって、その存在は、正常な生理機能にとって重要である。
ヒトにおける、酸化還元活性を有する銅酵素、及び銅結合タンパク質の機能を表2に示す。
したがって、ヒトの体において銅が果たす不可欠な役割としては、以下が挙げられる。
1.強く柔軟な結合組織を形成し、コラーゲン及びエラスチンの正しい架橋に役立つ。エラスチンは、正常な心血管機能の促進を助ける。
2.コラーゲン、すなわち、骨、軟骨、皮膚、及び腱の構造の形成に関与するタンパク質の産生。これにより、骨に関わる問題(関節炎、骨粗鬆症、関節リウマチなど)を予防する。
3.フリーラジカル形成の阻害。
4.体を動かす燃料であるアデノシン三リン酸(ATP)の形成。
5.ヘモグロビンの産生、これにより貧血の予防を助ける4。
6.皮膚の良好な健康状態の維持を促進し、健康な呼吸及び一般的な強度に寄与する。
7.健康で正常なコレステロールレベルに寄与する。
8.免疫系に優れる。
銅の必要量
平均的な成人の体は、一般に、50〜80mgの銅を含有する。全米アカデミーズの医学研究所の食品栄養委員会(FNB)による銅の推奨量(RDA)を表3に示す。
銅は、タンパク質を結合させること又は他の手段により、当該系が金属を安全な状態にする能力を超える量で生物系中に導入されると、きわめて毒性が高い場合がある。牛乳ベースの食事を専ら与えられている乳幼児は、母乳を与えられている乳幼児より銅の欠乏を起こしやすいが、その理由は、牛乳は銅の含有量が低く、このミネラルは牛乳の形での吸収が限定されることである。銅製用具の中で保存し沸騰させた乳は毒性を有する場合があり、インドでは、このような用途に銅製容器を用いないようにすると、銅の毒性が低下することが見出されている。
食事性の銅源
銅は、多くの食品品目においてみられ、植物並びに動物の両方を起源とする。一般に銅に富む植物又は植物の部位は、ナッツ、種子、全粒粉、マメ類、チョコレート、サクランボ、乾燥ナッツ、根菜、シリアル、エンドウ、マメ、トマト、乳、茶、ジャガイモであり、銅に富む動物源を起源とする食品は、内臓肉、鶏肉、シーフードなどである。銅配管を介して送達される飲用水は、副次的な銅源である。飲用水は、銅製容器に保管してそこから飲むと、いろいろな病気の治療薬になることは、古代、及びアーユルヴェーダの時代から長きにわたり立証されてきている。同じ理由で、多くの中東国においては飲用水の送達用の配管に銅製のパイプが使用された。
銅強化製品への関心
銅が欠乏すると、
・貧血
・好中球減少症(Nutropenia)
・乳幼児及び若齢の小児における出生時体重が軽量の場合の骨異常;骨折、骨粗鬆症、骨端の(epiphyscal)分離、骨棘形成及び骨膜下の(subperiostal)新骨形成に伴う骨幹端の不整及び杯状陥凹
の原因となる。
銅イオン源
二価(Cu2+)の状態の銅は、細胞膜を通して、容易に吸収可能であり効率的に輸送されると考えられている。このイオンは、細菌及び他の微生物(サルモネラ(Salmonella)、真菌、大腸菌、コレラ菌(Vibrio cholera)など)の増殖を遅らせる、独特の、製品を安定化させる残存性の抗微生物有効性も、飲料にもたらす。この独特の有効性は、残存し、微生物の増殖の間、発揮される。
銅摂取量はインド国民において少ない傾向があるが、これは、大衆の間でこのミネラルの必須性が意識されていないこと、不適切な食事、地理的な不均衡などさまざまな一定の理由による。少量の銅を加えた安全で安価な瓶詰め飲用水を提供することは、銅摂取量の改善に有益である可能性がある。本製品用に提案する銅の量は、水100ml当たりわずか0.1mgである。本製品のための供給源用に提案する銅はNutribondであり、これは、適切な生体利用能、溶解性を有する無味の原料であると思われる。前記Nutribondの銅は、銅源としての硫酸銅を硫酸アンモニウムと共に含む。前記硫酸銅は、硫酸銅五水和物の形態である。さらに、本製品は、銅をその強力なイオン形態で維持するための食品用の酸性化合物を含む。
したがって、その欠乏による疾患の発生を予防及び減少させるためには、追加的な量の栄養素を供給することにより毎日の食品を補うことが必要であり、このことは、大量に消費される製品の栄養強化により最も良好に実現できる。
本発明は、亜鉛で栄養強化した食品及び水飲料製品のための微量栄養素の組成物を提供する。前記組成物は、
・グルコン酸乳酸亜鉛、
・銅イオン源、及び
・クラスII保存剤(202)
を含む。
本組成物中の原料の比率量(%)は、
・グルコン酸乳酸亜鉛が約32.25重量%〜34.37重量%、
・銅イオン源が約42.5重量%〜45.2重量%、
・クラスII保存剤(202)が約18重量%〜22重量%
である。
本発明の組成物は、食品品目(飲料、スナック、粉ミルク(powered milk)など)の形態で栄養素補助食品として使用でき、栄養所要量に応じて、本発明の組成物を食品品目中に加えることができる。
別の実施形態では、本発明は、ヒトの消費用の栄養補助水を提供する。前記栄養補助水は、亜鉛強化組成物を適当な食品品目と共に含む。さらに、本栄養補助水中の組成物の量は、0.0048重量%又は1リットル当たり約48mgであり、したがって、栄養補助水中の亜鉛源原料の量は、0.0015重量%〜0.0017重量%であり、栄養補助水中の銅源の量は、0.00216重量%又は1リットル当たり約22mgである。
前記栄養補助水は、液体又は半固体の形態である。さらなる前記栄養補助水は、飲料、例えば発泡飲料水、処理水などであってもよい。
また別の実施形態では、本発明は、本亜鉛・銅組成物で栄養強化した処理水飲料を提供する。本栄養強化水は、
・本出願人らの同時係属出願において教示した方法により調製される処理水と、
・乳酸グルコン酸亜鉛、銅イオン源、ソルビン酸カリウムすなわちクラスII保存剤(202)を含む安全な組成物と
を含む。
本発明の飲料は、必須微量栄養素である亜鉛(1リットル当たり3〜4mg)及び銅(1リットル当たり0.8〜1.2mg)をTata Water Plus Safe Blendから供給する。水1リットル当たりの栄養素の量を示す表4及び5に記載するように、亜鉛の好ましい量は3mg/リットルであり、銅の好ましい量は1mg/リットルである。

さらに、本発明の水は、原料臭をマスクするための香味料及び甘味料を加えていない。本無味水飲料中で使用される原料は、原料が臭いを一切有さず、組成物が沈殿も反応も沈降もしないような、水と適合性のある形で選択する。また、元素の貯蔵寿命は、水と共に使用した場合に本組成物が劣化しない間は、本組成物中で同様に維持されている。前記効果は、本組成物の原料間で相乗効果が生じる結果である。
さらに、本組成物中の銅源由来の銅は、パッケージングの低温充填工程を可能にする。そのため、この充填は、製品中にオゾンが存在しなくても行うことができ、さらに、高温充填工程の必要性を取り除き、それにより、本組成物中の亜鉛源由来の亜鉛の生体利用能を向上させることができよう。さらに、亜鉛は銅の吸収を遮断することがあるので、追加的な量の銅により銅を補うことが重要である。
本発明の製品は、一定の栄養素の欠乏が標的化できるインドの消費者の福利向上のために使用する。これにより、亜鉛欠乏を患っている人の健康状態の改善に有益な、わずかなレベルの微量栄養素で栄養強化した安全で安価な水飲料がもたらされる。
また別の実施形態では、本発明は、亜鉛と銅とで栄養強化した処理水飲料の調製の方法を提供する。
前記方法は、
・本出願人らの同時係属出願において開示した方法により処理水を調製するステップと、
・前記独占的な組成物を適当な様式で加えて、必要に応じ即時充填及び包装可能な水飲料を得るステップと
を含む。
本方法は、本発明の飲料の特定の要件を満たすように設計されている。
本方法は、化学薬品も長期貯蔵も使用する必要がない、水の有効な処理及び滅菌が含まれることから、独特である。このオンライン処理により、水の危険性が低下すると共に安定した基本的特徴がもたらされ、その基本的特徴を元に、本ブレンド物は所望の栄養的特徴の実現性を高めることができる。この源水処理には、濾過、オゾン化、及び脱オゾン化してから逆浸透により濾過することが含まれる。透過物は、UV滅菌し、次いで、本組成物の溶媒として使用する。このオンライン処理により、水の危険性が低下すると共に安定した基本的特徴がもたらされ、その基本的特徴を元に、本組成物は所望の栄養的特徴の実現性を高めることができる。本組成物を加えた飲料(the compositioned beverage)は、必要に応じ、充填及び包装する。
この組成物の限定的又は不利な点は、
(i)栄養強化の手段としてのみの食用製品
に使用が制限される点である。
本製品の限定的又は不利な点は、
(i)摂取の形態
に関するものである。
次に、以下の例を用いて本発明を説明することとする。ただし、本発明の範囲は、この例に限定されるべきではなく、その理由は、当業者であれば、原料の比率、及び組合せを容易に変更できるからである。
(例1)
健康増進用亜鉛強化組成物の調製
25000リットルのバッチ用に、2つの異なるパッケージ(1つは乾燥部分、1つは液体部分)を調製する。
0.6626kgの乾燥部分は、
・0.4125kgのグルコン酸乳酸亜鉛
・0.25kgのソルビン酸カリウム
を含む。
これらの原料を慎重に秤量し、ブレンドして、製造設備で使用するための滅菌済の乾燥した容器に包装する。仕様書を維持し、乾燥部分は、製造場所で必ず仕様に合わせてから、濃縮物の調製にこれらを使用する。
0.5375kgの液体部分は、
・0.5375kgの銅イオン源
を含む
原料を慎重に秤量し、製造設備で使用するための滅菌済で乾燥した容器に包装する。仕様書を維持し、液体部分は、製造場所で必ず仕様に合わせてから、濃縮物の調製にこれらを使用する。
(例2)
健康増進用強化組成物を用いた、亜鉛強化水飲料の調製
濃縮物を作製するために、225リットルのブレンド用タンクを用意する。このブレンド用タンクで作製可能な200リットルの処理水を作製する。このブレンド用タンクで乾燥部分を水に加える。撹拌作業を15分間行う。撹拌を維持しながら、液体部分を加える。次いで、処理水を加えて、タンク中の濃縮物の体積を225リットルにする。次いで、添加作業を行って、亜鉛強化製品を作製する。

Claims (14)

  1. 食用製品中で使用するための体力増進用亜鉛・銅強化組成物であって、
    ・グルコン酸乳酸亜鉛、
    ・銅イオン源、及び
    ・クラスII保存剤(202)、
    を含み、
    ・グルコン酸乳酸亜鉛の量が約32.25重量%〜34.37重量%であり、
    ・銅イオン源の量が約42.5重量%〜45.2重量%であり、
    ・クラスII保存剤(202)の量が約18重量%〜22重量%である、
    上記亜鉛・銅強化組成物。
  2. 元素としての亜鉛対元素としての銅の比率が3:1で維持される、請求項1に記載の亜鉛を強化するための亜鉛・銅強化組成物。
  3. グルコン酸乳酸亜鉛が、34.37%又は1リットル当たり16.5mgの量であることが好ましい、請求項1に記載の亜鉛・銅強化組成物。
  4. 銅イオン源が、44.79%又は1リットル当たり21.5mgの量であることが好ましい、請求項1に記載の亜鉛・銅強化組成物。
  5. クラスII保存剤(202)が、20.83%又は1リットル当たり10mgの量であることが好ましい、請求項1に記載の亜鉛・銅強化組成物。
  6. 銅イオン源が硫酸銅である、請求項1に記載の亜鉛・銅強化組成物。
  7. クラスII保存剤(202)がソルビン酸カリウムである、請求項1に記載の亜鉛・銅強化組成物。
  8. 請求項1から5までのいずれか一項に記載の亜鉛・銅強化組成物を含む栄養補助水であって、栄養補助水中の前記組成物の量が0.0048重量%又は1リットル当たり48mgであり、したがって、栄養補助水中の亜鉛源原料の量が0.0015重量%〜0.0017重量%であり、栄養補助水中の銅源の量が0.00216重量%又は1リットル当たり約22mgである、上記栄養補助水。
  9. 発泡飲料水、処理水、ジュースなどから成る群から選択される液体又は半固体又は固体である、請求項8に記載の栄養補助水。
  10. 処理水と、請求項1から7までのいずれか一項に記載の亜鉛・銅強化組成物とを含む水飲料であって、亜鉛・銅強化組成物由来の1リットル当たり少なくとも約3mg〜4mgの亜鉛、約0.8〜1.2mg/リットルの銅を含む、上記水飲料。
  11. 元素としての亜鉛を約0.3mg/100mlの量で含む、請求項10に記載の水飲料。
  12. 元素としての銅を100ml当たり約0.1mg含む、請求項10に記載の水飲料。
  13. 無味、無色、無臭であり、原料をマスクするための香味料及び甘味料を加える必要がない、請求項10に記載の水飲料。
  14. 安全な亜鉛強化組成物で栄養強化した水飲料を調製する方法であって、
    ・源水を有効に処理及び滅菌するステップと、
    ・前記処理水を前記亜鉛・銅強化組成物で栄養強化するステップと
    を含む上記方法。
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