JP2013536282A - ケイ酸塩発光材料及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【選択図】 図2
Description
M0金属ナノ粒子コロイドゾルを得る工程と、
化学式M2 aM3 bSicO[a+3(b+x)/2+2c]:xCe3+,yM0(式中、2.8≦a≦3.2、1.8≦b≦2.1、2.9≦c≦3.3、0.01≦x≦0.2、1×10−4≦y≦1×10−2であり、M2はSr、Ba、Mgから選ばれる少なくとも1種とCaとの組み合わせであり、M3はSc、又はScとYとの組み合わせであり、M0は金属ナノ粒子を示し、Ag、Au、Pt、Pd又はCuのナノ粒子から選ばれる1種である。)における対応元素の化学量論比により、M2源化合物、M3源化合物、Si源化合物、Ce源化合物及びM0金属ナノ粒子コロイドゾルを秤量する工程と、
Si源化合物のアルコール溶液にM0金属ナノ粒子コロイドゾルとM2源化合物、M3源化合物及びCe源化合物の溶液を加入して混合液を得る工程と、
混合液のpH値を、酸性を呈すまで調整し、水浴で加熱し反応させた後、乾燥して前駆体を得る工程と、
前駆体を仮焼する工程と、
仮焼された前駆体を、還元雰囲気の下で焙焼して、前記ケイ酸塩蛍光粉を得る工程と、
を備えることを特徴とする。
S1:M0金属ナノ粒子コロイドゾルを得る工程と、
S2:化学式M2 aM3 bSicOa+3(b+x)/2+2c:xCe3+,yM0(式中、2.8≦a≦3.2、1.8≦b≦2.1、2.9≦c≦3.3、0.01≦x≦0.2、1×10−4≦y≦1×10−2であり、M2はSr、Ba、Mgから選ばれる少なくとも1種とCaとの組み合わせであり、M3はSc、又はScとYとの組み合わせであり、M0は金属ナノ粒子を示し、Ag、Au、Pt、Pd又はCuのナノ粒子から選ばれる1種である。)における対応元素の化学量論比により、M2源化合物、M3源化合物、Si源化合物、Ce源化合物とM0の金属ナノ粒子コロイドゾルを秤量する工程と、
S3:Si源化合物のアルコール溶液にM0金属ナノ粒子コロイドゾルとM2源化合物、M3源化合物及びCe源化合物の溶液を加入して混合液を得る工程と、
S4:混合液のpH値を、酸性を呈すまで調整し、水浴で加熱し反応させた後、乾燥して前駆体を得る工程と、
S5:前駆体を仮焼する工程と、
S6:仮焼された前駆体を、還元雰囲気の下で焙焼して前記ケイ酸塩蛍光粉を得る工程と、
を備える。
1)M0源化合物を秤量して溶媒に溶解して、1×10−4mol/L〜1×10−2mol/Lの液体に調製・希釈し、前記溶媒は、水及び揮発性のアルコールであることが好ましく、その中で、揮発性のアルコールは、エタノールであることが好ましいが、これに限定されるものではない。
化学式がCa2.9Sc2Si3O12:0.1Ce3+,1×10−3Agであるケイ酸塩蛍光粉
硝酸銀3.4mgと、クエン酸ナトリウム35.28mgを秤量し、脱イオン水18.4mLに溶解させ、1.5分間撹拌した後、硼水素化ナトリウム3.8mgをエタノール10mLに溶解して得られた0.01mol/Lの硼水素化ナトリウムのアルコール溶液1.6mLをゆっくりと滴下した。攪拌を続けながら2分間反応させて、1×10−3mol/LのAgナノ粒子コロイドゾルを得た。ポリビニルピロリドン(PVP)0.01gを秤量して脱イオン水7mLに溶解させ、その後、Ag金属ナノ粒子2mLを加入し、12時間撹拌した。6×10−3molのテトラエチル・オルトシリケートを量り取って10mlのエタノールに溶解させ、その後、撹拌しながら、処理されたAg金属ナノ粒子、2mol/Lの硝酸カルシウム溶液2.9mL、1mol/Lの硝酸スカンジウム溶液4mL、0.05mol/Lの硝酸セリウム溶液4mLを順次に加入し、その後、硝酸でpH値を3〜4に調整した後、該溶液を85℃の水浴に入れて4時間反応させ、100℃の焙炉で12時間乾燥して前駆体を得、得られた前駆体を研磨してマッフル炉に設置して900℃で3時間熱処理を行い、さらに、チューブ炉で95%N2+5%H2の弱い還元雰囲気の下、1300℃で5時間焼結して還元させ、室温まで冷却して、Ca2.9Sc2Si3O12:0.1Ce3+,1×10−3Agのケイ酸塩蛍光粉を得た。
化学式がCa2Sr0.8Sc1.8Si2.9O11.315:0.01Ce3+,1×10−4Auであるケイ酸塩蛍光粉
塩化金酸1.64mgを秤量してエタノール7.5mLに溶解し、完全に溶解した後、撹拌しながら、クエン酸ナトリウム5.6mg及び臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム2.4mgのを加入した。硼水素化ナトリウム0.76mgを秤量してエタノール10mLに溶解させて、濃度0.002mol/Lの硼水素化ナトリウムのアルコール溶液10mLを得た。マグネチック撹拌をしながら、塩化金酸のアルコール溶液に硼水素化ナトリウムアルコール溶液2.5mLを加入し、30分間反応を続けて、Au含有量4×10−4mol/LのAuナノ粒子コロイドゾルを得、その後、ポリビニルピロリドン0.2gを秤量して脱イオン水5mLに溶解させ、溶解した後、4×10−4mol/LのAu金属ナノ粒子0.5mLを加入し、24時間撹拌した。5.8×10−3molのテトラエチル・オルトシリケートを量り取ってエタノール10mlに溶解し、その後、撹拌しながら、処理されたAu金属ナノ粒子、2mol/Lの塩化カルシウム溶液2mL、2mol/Lの硝酸ストロンチウム溶液0.8mL、1mol/Lの硝酸スカンジウム溶液3.6mL、0.05mol/Lの硝酸セリウム溶液0.4mLを順次に加入し、その後、硝酸でpH値を3〜4に調整した後、該溶液を60℃の水浴に入れて5時間反応させ、120℃の焙炉で8時間乾燥して前駆体を得、得られた前駆体を研磨した後、マッフル炉に設置して700℃で5時間熱処理を行い、さらに、チューブ炉で95%N2+5%H2の弱い還元雰囲気の下、1500℃で2時間焼結して還元させ、室温まで冷却して、Ca2Sr0.8Sc1.8Si2.9O11.315:0.01Ce3+,1×10−4Auのケイ酸塩蛍光粉を得た。
化学式がCa1.5Ba0.7Sr1.0Sc1.5Y0.6Si3.3O13.025:0.05Ce3+,2×10−3Ptであるケイ酸塩蛍光粉
塩化白金酸5.2mgを秤量してエタノール17mLに溶解させ、完全に溶解した後、撹拌しながら、クエン酸ナトリウム8mg及びドデシルスルホン酸ナトリウム1.2mgを加入し、その後、硼水素化ナトリウム0.4mgをエタノール10mLに溶解して得られた1×10−3mol/Lの硼水素化ナトリウムのアルコール溶液0.4mLをゆっくりと滴下し、5分間反応させ、さらに1×10−2mol/Lのヒドラジン水和物溶液2.6mLを加入して40分間反応させて、Pt含有量5×10−4mol/LであるPtナノ粒子コロイドゾルを得た。3−アミノプロピルトリメトキシシラン0.15gを秤量して脱イオン水6mLに溶解させ、5×10−4mol/LのPt金属ナノ粒子8mLを加入し、18時間撹拌した。6.6×10−3molのテトラエチル・オルトシリケートを量取ってエタノール10mlに溶解させ、その後、撹拌しながら、処理されたPt金属ナノ粒子、2mol/Lの硫酸ストロンチウム溶液1.5mL、2mol/Lの硝酸バリウム溶液0.7mL、2mol/Lの硝酸ストロンチウム溶液1mL、1mol/Lの塩化イットリウム溶液3mL、0.05mol/Lの硝酸セリウム溶液2mLを順次に加入し、その後、硝酸でpH値を3〜4に調整した後、該溶液を75℃の水浴に入れて4時間反応させ、110℃の焙炉で3時間乾燥して前駆体を得、得られた前駆体を研磨した後、マッフル炉に設置して1000℃で3時間熱処理を行い、さらに、チューブ炉で95%N2+5%H2の弱い還元雰囲気の下、1250℃で12時間焼結して還元させ、室温まで冷却して、Ca1.5Ba0.7Sr1.0Sc1.5Y0.6Si3.3O13.025:0.05Ce3+,2×10−3Ptの蛍光粉を得た。6.6×10−3molのテトラエチル・オルトシリケートを秤量してエタノール10mlに溶解させ、その後、撹拌しながら処理されたAg金属ナノ粒子、2mol/Lの硝酸カルシウム溶液1.5mL、2mol/Lの硝酸バリウム溶液0.7mL、2mol/Lの硝酸ストロンチウム溶液1mL、1mol/Lの硝酸スカンジウム溶液2mL、0.05mol/Lの硝酸セリウム溶液2mLを順次に加入し、その後、硝酸でpH値を3〜4に調整した後、該溶液を85℃の水浴に入れて4時間反応させ、100℃の焙炉で3時間乾燥して前駆体を得、得られた前駆体を研磨した後、マッフル炉に設置して1000℃で3時間熱処理を行い、さらに、チューブ炉でCOの弱い還元雰囲気の下、1250℃で12時間焼結して還元させ、室温まで冷却して、Ca1.5Ba0.7Sr1.0Sc1.5Y0.6Si3.3O13.025:0.05Ce3+,2×10−3Ptのケイ酸塩蛍光粉を得た。
化学式がCa2.74Mg0.06Sc2Si3.1O12.3:0.2Ce3+,1×10−2Pdであるケイ酸塩蛍光粉
塩化パラジウム0.43gを秤量して脱イオン水15mLに溶解させ、完全に溶解した後、撹拌しながら、クエン酸ナトリウム1.1g及びドデシル硫酸ナトリウム0.4gを加入し、その後、硼水素化ナトリウム0.038gをエタノール10mLに溶解して得られた0.1mol/Lの硼水素化ナトリウムのアルコール溶液5mLをゆっくりと滴下し、20分間反応させて、Pd含有量5×10−3mol/LであるPdナノ粒子コロイドゾルを得た。ポリビニルピロリドン0.3gを秤量して脱イオン水5mLに溶解させ、そして5×10−3mol/LのPd金属ナノ粒子4mLを加入し、3時間撹拌した。6.2×10−3molのテトラエチル・オルトシリケートを秤量してエタノール10mlに溶解させ、その後、撹拌しながら、処理されたPd金属ナノ粒子、2mol/Lの硝酸カルシウム溶液2.74mL、0.2mol/Lの硝酸マグネシウム溶液0.6mL、1mol/Lの硝酸スカンジウム溶液4mL、0.2mol/Lの硫酸セリウム溶液2mLを順次に加入し、その後、硝酸でpH値を3〜4に調整した後、該溶液を95℃の水浴に入れて3時間反応させ、80℃の焙炉で5時間乾燥して得られた前駆体を研磨した後、マッフル炉に設置して800℃で5時間熱処理を行い、さらに、チューブ炉で95%N2+5%H2の弱い還元雰囲気の下、1400℃で4時間焼結して還元させ、室温まで冷却して、Ca2.74Mg0.06Sc2Si3.1O12.3:0.2Ce3+,1×10−2Pdのケイ酸塩蛍光粉を得た。
化学式がCa1.0Sr1.0Mg0.9Sc1.9Si2.95O11.77:0.08Ce3+,8×10−4Cuであるケイ酸塩蛍光粉
硝酸銅1.6mgを秤量し、エタノール16mLに溶解させ、完全に溶解した後、撹拌しながらポリビニルピロリドン12mgを加入し、その後、硼水素化ナトリウム0.4mgをエタノール10mLに溶解して得られた1×10−3mol/Lの硼水素化ナトリウムのアルコール溶液4mLをゆっくりと滴下し、攪拌を続けてながら2分間反応させて、4×10−4mol/LのCuナノ粒子コロイドゾルを得た。5.9×10−3molのテトラエチル・オルトシリケートを秤量してエタノール10mlに溶解した後、撹拌しながら、処理されたCu金属ナノ粒子、2mol/Lの硝酸カルシウム溶液1mL、2mol/Lの硝酸ストロンチウム溶液1mL、0.3mol/Lの硝酸マグネシウム溶液6mL、1mol/Lの硝酸スカンジウム溶液3.8mL、0.04mol/Lの硝酸セリウム溶液2mLを順次に加入し、その後、硝酸でpH値を3〜4に調整した後、該溶液を85℃の水浴に入れて3時間反応させ、100℃の焙炉で8時間乾燥して前駆体を得、得られた前駆体を研磨した後、マッフル炉に設置して750℃で5時間熱処理を行い、さらに、チューブ炉でH2の弱い還元雰囲気の下、1350℃で8時間焼結して還元させ、室温まで冷却して、Ca1.0Sr1.0Mg0.9Sc1.9Si2.95O11.77:0.08Ce3+,8×10−4Cuのケイ酸塩蛍光粉を得た。
化学式がCa2.88Sc1.94Y0.06Si3O12:0.12Ce3+,8×10−3Agであるケイ酸塩蛍光粉
硝酸銀6.8mgと、クエン酸ナトリウム70.56mgを秤量して、脱イオン水18.4mLに溶解させ、1.5分間撹拌した後、硼水素化ナトリウム7.6mgをエタノール10mLに溶解して得られた0.01mol/Lの硼水素化ナトリウムのアルコール溶液3.2mLをゆっくりと滴下した。攪拌を続けてながら2分間反応させて、2×10−3mol/LのAgナノ粒子コロイドゾルを得た。ポリビニルピロリドン0.01gを秤量して脱イオン水7mLに溶解させ、その後、Ag金属ナノ粒子8mLを加入し、6時間撹拌した。6×10−3molのテトラエチル・オルトシリケートを秤量してエタノール10mlに溶解させた後、撹拌しながら、処理されたAg金属ナノ粒子、2mol/Lの硝酸カルシウム溶液2.88mL、1mol/Lの硝酸スカンジウム溶液3.88mL、0.06mol/Lの硝酸イットリウム溶液2mL、0.2mol/Lの塩化セリウム溶液1.2mlのを順次に加入し、その後、硝酸でpH値を3〜4に調整した後、該溶液を85℃の水浴に入れて4時間反応させ、100℃の焙炉で6時間乾燥して前駆体を得、得られた前駆体を研磨した後、マッフル炉に設置して800℃で6時間熱処理を行い、さらに、チューブ炉で95%N2+5%H2の弱い還元雰囲気の下、1450℃で5時間焼結して還元させ、室温まで冷却して、Ca2.88Sc1.94Y0.06Si3O12:0.12Ce3+,8×10−3Agのケイ酸塩蛍光粉を得た。
化学式がCa2.9Sc2Si3O12:0.1Ce3+であるケイ酸塩蛍光粉
6×10−3molのテトラエチル・オルトシリケートを秤量してエタノール10mlに溶解させ、その後、撹拌しながら、2mol/Lの硝酸カルシウム溶液2.9mL、1mol/Lの硝酸スカンジウム溶液4mL、0.05mol/Lの硝酸セリウム溶液4mLを順次に加入し、その後、硝酸でpH値を3〜4に調整した後、該溶液を85℃の水浴に入れて4時間反応させ、100℃の焙炉で12時間乾燥して前駆体を得、得られた前駆体を研磨した後、マッフル炉に設置して900℃で3時間熱処理を行い、さらに、チューブ炉で95%N2+5%H2の弱い還元雰囲気の下、1300℃で5時間焼結して還元させ、室温まで冷却して、Ca2.9Sc2Si3O12:0.1Ce3+のケイ酸塩蛍光粉を得た。該ケイ酸塩蛍光粉の460nm青色光励起の下での発光スペクトルは、図2に示すグラフ2の通りである。発光スペクトルグラフから、本比較例のケイ酸塩蛍光粉の発光強度が、実施例1で製造したケイ酸塩蛍光粉の発光強度より弱いことが確認された。
M0金属ナノ粒子コロイドゾルを得る工程と、
化学式M2 aM3 bSicO[a+3(b+x)/2+2c]:xCe3+,yM0(式中、2.8≦a≦3.2、1.8≦b≦2.1、2.9≦c≦3.3、0.01≦x≦0.2、1×10−4≦y≦1×10−2であり、M2はSr、Ba、Mgから選ばれる少なくとも1種とCaとの組み合わせであり、M3はSc、又はScとYとの組み合わせであり、M0は金属ナノ粒子を示し、Ag、Au、Pt、Pd又はCuのナノ粒子から選ばれる1種である。)における対応元素の化学量論比により、M2源化合物、M3源化合物、Si源化合物、Ce源化合物及びM0金属ナノ粒子コロイドゾルを秤量する工程と、
Si源化合物のアルコール溶液にM0金属ナノ粒子コロイドゾルとM2源化合物、M3源化合物及びCe源化合物の溶液を加入して混合液を得る工程と、
混合液のpH値を、酸性を呈すまで調整し、水浴で加熱し反応させた後、乾燥して前駆体を得る工程と、
前駆体を仮焼する工程と、
仮焼された前駆体を、還元雰囲気の下で焙焼して、前記ケイ酸塩蛍光粉を得る工程と、
を備えることを特徴とする。
S1:M0金属ナノ粒子コロイドゾルを得る工程と、
S2:化学式M2 aM3 bSicOa+3(b+x)/2+2c:xCe3+,yM0(式中、2.8≦a≦3.2、1.8≦b≦2.1、2.9≦c≦3.3、0.01≦x≦0.2、1×10−4≦y≦1×10−2であり、M2はSr、Ba、Mgから選ばれる少なくとも1種とCaとの組み合わせであり、M3はSc、又はScとYとの組み合わせであり、M0は金属ナノ粒子を示し、Ag、Au、Pt、Pd又はCuのナノ粒子から選ばれる1種である。)における対応元素の化学量論比により、M2源化合物、M3源化合物、Si源化合物、Ce源化合物とM0の金属ナノ粒子コロイドゾルを秤量する工程と、
S3:Si源化合物のアルコール溶液にM0金属ナノ粒子コロイドゾルとM2源化合物、M3源化合物及びCe源化合物の溶液を加入して混合液を得る工程と、
S4:混合液のpH値を、酸性を呈すまで調整し、水浴で加熱し反応させた後、乾燥して前駆体を得る工程と、
S5:前駆体を仮焼する工程と、
S6:仮焼された前駆体を、還元雰囲気の下で焙焼して前記ケイ酸塩蛍光粉を得る工程と、
を備える。
1)M0源化合物を秤量して溶媒に溶解して、1×10−4mol/L〜1×10−2mol/Lの液体に調製・希釈し、前記溶媒は、水及び揮発性のアルコールであることが好ましく、その中で、揮発性のアルコールは、エタノールであることが好ましいが、これに限定されるものではない。
化学式がCa2.9Sc2Si3O12:0.1Ce3+,1×10−3Agであるケイ酸塩蛍光粉
硝酸銀3.4mgと、クエン酸ナトリウム35.28mgを秤量し、脱イオン水18.4mLに溶解させ、1.5分間撹拌した後、硼水素化ナトリウム3.8mgをエタノール10mLに溶解して得られた0.01mol/Lの硼水素化ナトリウムのアルコール溶液1.6mLをゆっくりと滴下した。攪拌を続けながら2分間反応させて、1×10−3mol/LのAgナノ粒子コロイドゾルを得た。ポリビニルピロリドン(PVP)0.01gを秤量して脱イオン水7mLに溶解させ、その後、Ag金属ナノ粒子2mLを加入し、12時間撹拌した。6×10−3molのテトラエチル・オルトシリケートを量り取って10mlのエタノールに溶解させ、その後、撹拌しながら、処理されたAg金属ナノ粒子、2mol/Lの硝酸カルシウム溶液2.9mL、1mol/Lの硝酸スカンジウム溶液4mL、0.05mol/Lの硝酸セリウム溶液4mLを順次に加入し、その後、硝酸でpH値を3〜4に調整した後、該溶液を85℃の水浴に入れて4時間反応させ、100℃の焙炉で12時間乾燥して前駆体を得、得られた前駆体を研磨してマッフル炉に設置して900℃で3時間熱処理を行い、さらに、チューブ炉で95%N2+5%H2の弱い還元雰囲気の下、1300℃で5時間焼結して還元させ、室温まで冷却して、Ca2.9Sc2Si3O12:0.1Ce3+,1×10−3Agのケイ酸塩蛍光粉を得た。
化学式がCa2Sr0.8Sc1.8Si2.9O11.315:0.01Ce3+,1×10−4Auであるケイ酸塩蛍光粉
塩化金酸1.64mgを秤量してエタノール7.5mLに溶解し、完全に溶解した後、撹拌しながら、クエン酸ナトリウム5.6mg及び臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム2.4mgのを加入した。硼水素化ナトリウム0.76mgを秤量してエタノール10mLに溶解させて、濃度0.002mol/Lの硼水素化ナトリウムのアルコール溶液10mLを得た。マグネチック撹拌をしながら、塩化金酸のアルコール溶液に硼水素化ナトリウムアルコール溶液2.5mLを加入し、30分間反応を続けて、Au含有量4×10−4mol/LのAuナノ粒子コロイドゾルを得、その後、ポリビニルピロリドン0.2gを秤量して脱イオン水5mLに溶解させ、溶解した後、4×10−4mol/LのAu金属ナノ粒子0.5mLを加入し、24時間撹拌した。5.8×10−3molのテトラエチル・オルトシリケートを量り取ってエタノール10mlに溶解し、その後、撹拌しながら、処理されたAu金属ナノ粒子、2mol/Lの塩化カルシウム溶液2mL、2mol/Lの硝酸ストロンチウム溶液0.8mL、1mol/Lの硝酸スカンジウム溶液3.6mL、0.05mol/Lの硝酸セリウム溶液0.4mLを順次に加入し、その後、硝酸でpH値を3〜4に調整した後、該溶液を60℃の水浴に入れて5時間反応させ、120℃の焙炉で8時間乾燥して前駆体を得、得られた前駆体を研磨した後、マッフル炉に設置して700℃で5時間熱処理を行い、さらに、チューブ炉で95%N2+5%H2の弱い還元雰囲気の下、1500℃で2時間焼結して還元させ、室温まで冷却して、Ca2Sr0.8Sc1.8Si2.9O11.315:0.01Ce3+,1×10−4Auのケイ酸塩蛍光粉を得た。
化学式がCa1.5Ba0.7Sr1.0Sc1.5Y0.6Si3.3O13.025:0.05Ce3+,2×10−3Ptであるケイ酸塩蛍光粉
塩化白金酸5.2mgを秤量してエタノール17mLに溶解させ、完全に溶解した後、撹拌しながら、クエン酸ナトリウム8mg及びドデシルスルホン酸ナトリウム1.2mgを加入し、その後、硼水素化ナトリウム0.4mgをエタノール10mLに溶解して得られた1×10−3mol/Lの硼水素化ナトリウムのアルコール溶液0.4mLをゆっくりと滴下し、5分間反応させ、さらに1×10−2mol/Lのヒドラジン水和物溶液2.6mLを加入して40分間反応させて、Pt含有量5×10−4mol/LであるPtナノ粒子コロイドゾルを得た。3−アミノプロピルトリメトキシシラン0.15gを秤量して脱イオン水6mLに溶解させ、5×10−4mol/LのPt金属ナノ粒子8mLを加入し、18時間撹拌した。6.6×10−3molのテトラエチル・オルトシリケートを量取ってエタノール10mlに溶解させ、その後、撹拌しながら、処理されたPt金属ナノ粒子、2mol/Lの硫酸ストロンチウム溶液1.5mL、2mol/Lの硝酸バリウム溶液0.7mL、2mol/Lの硝酸ストロンチウム溶液1mL、1mol/Lの塩化イットリウム溶液3mL、0.05mol/Lの硝酸セリウム溶液2mLを順次に加入し、その後、硝酸でpH値を3〜4に調整した後、該溶液を75℃の水浴に入れて4時間反応させ、110℃の焙炉で3時間乾燥して前駆体を得、得られた前駆体を研磨した後、マッフル炉に設置して1000℃で3時間熱処理を行い、さらに、チューブ炉で95%N2+5%H2の弱い還元雰囲気の下、1250℃で12時間焼結して還元させ、室温まで冷却して、Ca1.5Ba0.7Sr1.0Sc1.5Y0.6Si3.3O13.025:0.05Ce3+,2×10−3Ptの蛍光粉を得た。
化学式がCa2.74Mg0.06Sc2Si3.1O12.3:0.2Ce3+,1×10−2Pdであるケイ酸塩蛍光粉
塩化パラジウム0.43gを秤量して脱イオン水15mLに溶解させ、完全に溶解した後、撹拌しながら、クエン酸ナトリウム1.1g及びドデシル硫酸ナトリウム0.4gを加入し、その後、硼水素化ナトリウム0.038gをエタノール10mLに溶解して得られた0.1mol/Lの硼水素化ナトリウムのアルコール溶液5mLをゆっくりと滴下し、20分間反応させて、Pd含有量5×10−3mol/LであるPdナノ粒子コロイドゾルを得た。ポリビニルピロリドン0.3gを秤量して脱イオン水5mLに溶解させ、そして5×10−3mol/LのPd金属ナノ粒子4mLを加入し、3時間撹拌した。6.2×10−3molのテトラエチル・オルトシリケートを秤量してエタノール10mlに溶解させ、その後、撹拌しながら、処理されたPd金属ナノ粒子、2mol/Lの硝酸カルシウム溶液2.74mL、0.2mol/Lの硝酸マグネシウム溶液0.6mL、1mol/Lの硝酸スカンジウム溶液4mL、0.2mol/Lの硫酸セリウム溶液2mLを順次に加入し、その後、硝酸でpH値を3〜4に調整した後、該溶液を95℃の水浴に入れて3時間反応させ、80℃の焙炉で5時間乾燥して得られた前駆体を研磨した後、マッフル炉に設置して800℃で5時間熱処理を行い、さらに、チューブ炉で95%N2+5%H2の弱い還元雰囲気の下、1400℃で4時間焼結して還元させ、室温まで冷却して、Ca2.74Mg0.06Sc2Si3.1O12.3:0.2Ce3+,1×10−2Pdのケイ酸塩蛍光粉を得た。
化学式がCa1.0Sr1.0Mg0.9Sc1.9Si2.95O11.77:0.08Ce3+,8×10−4Cuであるケイ酸塩蛍光粉
硝酸銅1.6mgを秤量し、エタノール16mLに溶解させ、完全に溶解した後、撹拌しながらポリビニルピロリドン12mgを加入し、その後、硼水素化ナトリウム0.4mgをエタノール10mLに溶解して得られた1×10−3mol/Lの硼水素化ナトリウムのアルコール溶液4mLをゆっくりと滴下し、攪拌を続けてながら2分間反応させて、4×10−4mol/LのCuナノ粒子コロイドゾルを得た。5.9×10−3molのテトラエチル・オルトシリケートを秤量してエタノール10mlに溶解した後、撹拌しながら、処理されたCu金属ナノ粒子、2mol/Lの硝酸カルシウム溶液1mL、2mol/Lの硝酸ストロンチウム溶液1mL、0.3mol/Lの硝酸マグネシウム溶液6mL、1mol/Lの硝酸スカンジウム溶液3.8mL、0.04mol/Lの硝酸セリウム溶液2mLを順次に加入し、その後、硝酸でpH値を3〜4に調整した後、該溶液を85℃の水浴に入れて3時間反応させ、100℃の焙炉で8時間乾燥して前駆体を得、得られた前駆体を研磨した後、マッフル炉に設置して750℃で5時間熱処理を行い、さらに、チューブ炉でH2の弱い還元雰囲気の下、1350℃で8時間焼結して還元させ、室温まで冷却して、Ca1.0Sr1.0Mg0.9Sc1.9Si2.95O11.77:0.08Ce3+,8×10−4Cuのケイ酸塩蛍光粉を得た。
化学式がCa2.88Sc1.94Y0.06Si3O12:0.12Ce3+,8×10−3Agであるケイ酸塩蛍光粉
硝酸銀6.8mgと、クエン酸ナトリウム70.56mgを秤量して、脱イオン水18.4mLに溶解させ、1.5分間撹拌した後、硼水素化ナトリウム7.6mgをエタノール10mLに溶解して得られた0.01mol/Lの硼水素化ナトリウムのアルコール溶液3.2mLをゆっくりと滴下した。攪拌を続けてながら2分間反応させて、2×10−3mol/LのAgナノ粒子コロイドゾルを得た。ポリビニルピロリドン0.01gを秤量して脱イオン水7mLに溶解させ、その後、Ag金属ナノ粒子8mLを加入し、6時間撹拌した。6×10−3molのテトラエチル・オルトシリケートを秤量してエタノール10mlに溶解させた後、撹拌しながら、処理されたAg金属ナノ粒子、2mol/Lの硝酸カルシウム溶液2.88mL、1mol/Lの硝酸スカンジウム溶液3.88mL、0.06mol/Lの硝酸イットリウム溶液2mL、0.2mol/Lの塩化セリウム溶液1.2mlのを順次に加入し、その後、硝酸でpH値を3〜4に調整した後、該溶液を85℃の水浴に入れて4時間反応させ、100℃の焙炉で6時間乾燥して前駆体を得、得られた前駆体を研磨した後、マッフル炉に設置して800℃で6時間熱処理を行い、さらに、チューブ炉で95%N2+5%H2の弱い還元雰囲気の下、1450℃で5時間焼結して還元させ、室温まで冷却して、Ca2.88Sc1.94Y0.06Si3O12:0.12Ce3+,8×10−3Agのケイ酸塩蛍光粉を得た。
化学式がCa2.9Sc2Si3O12:0.1Ce3+であるケイ酸塩蛍光粉
6×10−3molのテトラエチル・オルトシリケートを秤量してエタノール10mlに溶解させ、その後、撹拌しながら、2mol/Lの硝酸カルシウム溶液2.9mL、1mol/Lの硝酸スカンジウム溶液4mL、0.05mol/Lの硝酸セリウム溶液4mLを順次に加入し、その後、硝酸でpH値を3〜4に調整した後、該溶液を85℃の水浴に入れて4時間反応させ、100℃の焙炉で12時間乾燥して前駆体を得、得られた前駆体を研磨した後、マッフル炉に設置して900℃で3時間熱処理を行い、さらに、チューブ炉で95%N2+5%H2の弱い還元雰囲気の下、1300℃で5時間焼結して還元させ、室温まで冷却して、Ca2.9Sc2Si3O12:0.1Ce3+のケイ酸塩蛍光粉を得た。該ケイ酸塩蛍光粉の460nm青色光励起の下での発光スペクトルは、図2に示すグラフ2の通りである。発光スペクトルグラフから、本比較例のケイ酸塩蛍光粉の発光強度が、実施例1で製造したケイ酸塩蛍光粉の発光強度より弱いことが確認された。
Claims (10)
- 化学式が、M2 aM3 bSicO[a+3(b+x)/2+2c]:xCe3+,yM0である、ケイ酸塩蛍光粉。
式中、2.8≦a≦3.2、1.8≦b≦2.1、2.9≦c≦3.3、0.01≦x≦0.2、1×10−4≦y≦1×10−2であり、M2はSr、Ba、Mgから選ばれる少なくとも1種とCaとの組み合わせであり、M3はSc、又はScとYとの組み合わせであり、M0は金属ナノ粒子を示し、Ag、Au、Pt、Pd又はCuのナノ粒子から選ばれる1種である。 - M0金属ナノ粒子コロイドゾルを得る工程と、
化学式M2 aM3 bSicO[a+3(b+x)/2+2c]:xCe3+,yM0(式中、2.8≦a≦3.2、1.8≦b≦2.1、2.9≦c≦3.3、0.01≦x≦0.2、1×10−4≦y≦1×10−2であり、M2はSr、Ba、Mgから選ばれる少なくとも1種とCaとの組み合わせであり、M3はSc又はScとYとの組み合わせであり、M0は金属ナノ粒子を示し、Ag、Au、Pt、Pd、又はCuのナノ粒子から選ばれる1種である。)における対応元素の化学量論比により、M2源化合物、M3源化合物、Si源化合物、Ce源化合物とM0の金属ナノ粒子コロイドゾルを秤量する工程と、
Si源化合物のアルコール溶液にM0の金属ナノ粒子コロイドゾルとM2源化合物、M3源化合物及びCe源化合物の溶液を加入して混合液を得る工程と、
混合液のpH値を、酸性を呈すまで調整し、水浴で加熱し反応させた後、乾燥して前駆体を得る工程と、
前駆体を仮焼する工程と、
仮焼された前駆体を、還元雰囲の下で焙焼して前記ケイ酸塩蛍光粉を得る工程と、
を備える、ケイ酸塩蛍光粉の製造方法。 - 前記Si源化合物は、テトラエチル・オルトシリケートであり、
前記M2源化合物は、M2の硝酸塩、硫酸塩、塩化物から選ばれる少なくとも1種であり、
前記M3源化合物は、M3の硝酸塩、硫酸塩、塩化物から選ばれる少なくとも1種であり、
前記Ce源化合物は、Ceの硝酸塩、硫酸塩、塩化物から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする、請求項2に記載のケイ酸塩蛍光粉の製造方法。 - 前記M0金属ナノ粒子コロイドゾルを得る方法は、
M0源化合物を溶解させ、さらに助剤、還元剤を加入し、反応が終了した後、表面処理剤を加入して処理を行って、M0金属ナノ粒子コロイドゾルを得る工程を含み、
M0金属ナノ粒子コロイドゾルにおける前記助剤の含有量は1.5×10−4g/mL〜2.1×10−3g/mLであり、
前記還元剤の添加量とM0金属粒子とのモル比は、1.2:1〜4.8:1であり、
M0金属ナノ粒子コロイドゾルにおける前記表面処理剤の含有量は1.5×10−4g/mL〜2.1×10−3g/mLであることを特徴とする、請求項2に記載のケイ酸塩蛍光粉の製造方法。 - 前記M0金属ナノ粒子のコロイドゾルを得る工程において、
前記M0源化合物は、硝酸銀、塩化金酸、塩化白金酸、塩化パラジウム、硝酸銅から選ばれる少なくとも1種であり、
前記助剤は、ポリビニルピロリドン、クエン酸ナトリウム、臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、ドデシル硫酸ナトリウム、ドデシルスルホン酸ナトリウムから選ばれる少なくとも1種であり、
前記還元剤は、ヒドラジン水和物、アスコルビン酸、又は硼水素化ナトリウムから選ばれる少なくとも1種であり、
前記表面処理剤は、ポリビニルピロリドン、3−アミノプロピルトリメトキシシランから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする、請求項4に記載のケイ酸塩蛍光粉の製造方法。 - 前記混合液の調製工程において、Si源化合物のアルコール溶液におけるアルコールは、エタノールであることを特徴とする、請求項2に記載のケイ酸塩蛍光粉の製造方法。
- 前記前駆体を得る工程において、前記混合液のpH値は3〜6であり、前記水浴で加熱し反応させる際の温度は60〜95℃であり、前記乾燥温度は80〜120℃であることを特徴とする、請求項2に記載のケイ酸塩蛍光粉の製造方法。
- 前記前駆体を得る工程において、前記混合液のpH値を硝酸で調整することを特徴とする、請求項7に記載のケイ酸塩蛍光粉の製造方法。
- 前記前駆体の仮焼温度は700〜1000℃で、仮焼時間は3〜5時間であり、
前記前駆体の還元雰囲気の下での焙焼温度は1250〜1500℃で、焙焼時間が2〜12時間であることを特徴とする、請求項2に記載のケイ酸塩蛍光粉の製造方法。 - 前記還元雰囲気は、窒素と水素の混合ガス雰囲気、一酸化炭素還元雰囲気、水素還元雰囲気から選ばれる1種であることを特徴とする、請求項9に記載のケイ酸塩蛍光粉の製造方法。
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