JP2013535493A - 3−ハロアルキルピラゾールの調製方法 - Google Patents

3−ハロアルキルピラゾールの調製方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)(式中、R1は、C1〜C4ハロアルキルであり、R2は、必要に応じて置換されているアルキル、必要に応じて置換されているアリールまたは必要に応じて置換されているヘテロアリールであり、そしてR3は、メチルまたはエチルである)の化合物の調製のための方法であって、式(IV)(式中、R1、R2およびR3は、式Iの化合物について定義されたとおりである)の化合物を、アミドの存在下でアルキル化剤と反応させる工程を包含する方法を提供する。

Description

本発明は、置換ピラゾールのN−アルキル化に関する。特に、本発明は、N−アルキル化置換ピラゾールの異性化およびN−アルキル化置換ピラゾールの選択された異性体の調製に関する。
作物保護における使用のための殺真菌剤は、非常に大規模に(例えば、1年に何千トンも)製造されている。殺真菌剤が製造される規模を考慮すると、製造方法のいかなる改善もかなりの費用節減となり得る。
N−アルキル化置換ピラゾール(例えば、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(DFPE))は、セダキサン、イソピラザムなどを含む、多くの殺真菌剤の調製における有益な中間体である。DFPEにおいては、ピラゾール環中の窒素原子のうちの1個のみがアルキル化されている。
国際公開第2006/045504号パンフレットによれば、置換ピラゾールの位置選択的N−アルキル化は、対応する置換ピラゾールをリン酸トリアルキルまたはホスホン酸トリアルキルと反応させることによって達成され得る。
しかしながら、商業生産における費用および無駄を削減するためには、非イソ異性体の収率を高めることが望ましいであろう。
第1の態様において、本発明は、式I:
Figure 2013535493
(式中、R1は、C1〜C4ハロアルキルであり、
2は、必要に応じて置換されているアルキル、必要に応じて置換されているアリールまたは必要に応じて置換されているヘテロアリールであり、そして
3は、メチルまたはエチルである)
の化合物の調製のための方法であって、式IV:
Figure 2013535493
(式中、R1、R2およびR3は、式Iの化合物について定義されたとおりである)
の化合物を、アミドの存在下でアルキル化剤と反応させる工程を包含する方法を提供する。
図1は、5−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(イソ−DFPE)が、本発明に従う条件下において、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(DFPE)に戻ることを示している。Y軸は、DFPEの量をDFPEおよびイソ−DFPEの合わせた量に対する割合として示している。X軸は、時間を示している。実験の詳細は、実施例8で述べられる。DMFは、ジメチルホルムアミドであり、NMPは、N−メチル−2−ピロリドンであり、DMAは、N,N−ジメチルアセトアミドであり、DMSは、硫酸ジメチルである。「DMF/DMS 0.5当量」とは、実施例1に記載されるように、すなわち、DFPEおよびイソ−DFPEの合わせた量を基準として0.5モル当量のDMFおよび0.5モル当量のDMSの処理によって、予め形成されたDMF/DMS塩を意味する。 図2は、5−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(イソDFPE)が、本発明に従う条件下において、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(DFPE)に戻ることを示している。Y軸は、DFPEの量をDFPEおよびイソ−DFPEの合わせた量に対する割合として示している。X軸は、時間を示している。実験の詳細は、実施例9で述べられる。
本明細書において、式IVの化合物は、式Iの化合物に対して「イソ」異性体と称される。
上記の置換基の定義に現れるアルキル基は、直鎖または分枝であり得、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチルまたはtert−ブチルであり、好ましくは、メチルまたはエチルである。ハロゲンは、概して、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素、好ましくは、フッ素である。C1〜C4ハロアルキル基は、前述のC1〜C4アルキル基に由来し、好ましくは、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルである。
アリールは、単一の環または互いに縮合しているもしくは共有結合している複数の環であり得る芳香族炭化水素環系をいう。アリール基の例は、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダニル、インデニル、アントラセニル、フェナントレニルおよびビフェニルである。
ヘテロアリールは、少なくとも1個の酸素、窒素または硫黄原子が環員として存在する、単環式、二環式または三環式系を含む芳香族環系をいう。例は、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、テトラジニル、インドリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、キノリニル、イソキノリニル、フタラジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニルおよびナフチリジニルである。
例えばR2は、必要に応じて置換されているアルキル、必要に応じて置換されているアリールまたは必要に応じて置換されているヘテロアリールであり得る。これは、当該アルキル基、アリール基およびヘテロアリール基が、1個以上の同一または異なる置換基を有していても、有していなくてもよいことを意味する。通常、3個以下の置換基が、同時に存在する。置換基の例は、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、ハロアルキニル、アルコキシ、ハロアルコキシ、シクロアルコキシ、アルケニルオキシ、ハロアルケニルオキシ、アルキニルオキシ、ハロアルケニルオキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、シクロアルキルチオ、アルケニルチオ、アルキニルチオ、アルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、シクロアルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、アルキニルカルボニル、アルコキシアルキル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノである。
好ましい必要に応じた置換基は、C1〜C8アルキル、ハロ−C1〜C8アルキル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルキル−C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、ハロ−C2〜C8アルケニル、C3〜C8シクロ−C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、ハロ−C2〜C8アルキニル、C1〜C8アルコキシ、ハロ−C1〜C8アルコキシ、C3〜C8シクロアルコキシ、C2〜C8アルケニルオキシ、ハロ−C2〜C8アルケニルオキシ、C2〜C8アルキニルオキシ、ハロ−C2〜C8アルケニルオキシ、C1〜C8アルキルチオ、ハロ−C1〜C8アルキルチオ、C3〜C8シクロアルキルチオ、C2〜C8アルケニルチオ、C2〜C8アルキニルチオ、C1〜C8アルキルカルボニル、ハロ−C1〜C8アルキルカルボニル、C3〜C8シクロアルキルカルボニル、C2〜C8アルケニルカルボニル、C2〜C8アルキニルカルボニル、C1〜C8アルコキシ−C1〜C8アルキル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、C1〜C8アルキルアミノおよびC1〜C8ジアルキルアミノである。
より好ましい必要に応じた置換基は、C1〜C4アルキル、ハロ−C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルキル−C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル、ハロ−C2〜C4アルケニル、C3〜C6シクロ−C2〜C4アルケニル、C2〜C4アルキニル、ハロ−C2〜C4アルキニル、C1〜C4アルコキシ、ハロ−C1〜C4アルコキシ、C3〜C6シクロアルコキシ、C2〜C4アルケニルオキシ、ハロ−C2〜C4アルケニルオキシ、C2〜C4アルキニルオキシ、ハロ−C2〜C4アルケニルオキシ、C1〜C4アルキルチオ、ハロ−C1〜C4アルキルチオ、C3〜C6シクロアルキルチオ、C2〜C4アルケニルチオ、C2〜C4アルキニルチオ、C1〜C4アルキルカルボニル、ハロ−C1〜C4アルキルカルボニル、C3〜C6シクロアルキルカルボニル、C2〜C4アルケニルカルボニル、C2〜C4アルキニルカルボニル、C1〜C4アルコキシ−C1〜C4アルキル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、C1〜C4アルキルアミノおよびC1〜C4ジアルキルアミノである。
より好ましい必要に応じた置換基は、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ−C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロおよびアミノである。
必要に応じて置換されているアリールについての典型的な例としては、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、2−ブロモフェニル、3−ブロモフェニル、4−ブロモフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、2−シアノフェニル、3−シアノフェニル、4−シアノフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、2−トリフルオロメトキシフェニル、3−トリフルオロメトキシフェニル、4−トリフルオロメトキシフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、2,5−ジクロロフェニル、2,6−ジクロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、2,3−ジブロモフェニル、2,4−ジブロモフェニル、2,5−ジブロモフェニル、2,6−ジブロモフェニル、3,4−ジブロモフェニル、3,5−ジブロモフェニル、2,3−ジメチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2,5−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,5−ジメチルフェニル、2,3−ジメトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、2,5−ジメトキシフェニル、2,6−ジメトキシフェニル、3,4−ジメトキシフェニル、3,5−ジメトキシフェニル、2,3−ジシアノフェニル、2,4−ジシアノフェニル、2,5−ジシアノフェニル、2,6−ジシアノフェニル、3,4−ジシアノフェニル、3,5−ジシアノフェニル、2,3−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、2,6−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、3,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、2,3−ビス(トリフルオロメトキシ)フェニル、2,4−ビス(トリフルオロメトキシ)フェニル、2,5−ビス(トリフルオロメトキシ)フェニル、2,6−ビス(トリフルオロメトキシ)フェニル、3,4−ビス(トリフルオロメトキシ)フェニル、3,5−ビス(トリフルオロメトキシ)フェニル、2−クロロ−5−フルオロフェニル、2−フルオロ−5−メチルフェニル、2−フルオロ−5−メトキシフェニル、5−クロロ−2−フルオロフェニル、2−クロロ−5−メチルフェニル、2−クロロ−5−メトキシフェニル、5−フルオロ−2−メチルフェニル、5−クロロ−2−メチルフェニル、5−メトキシ−2−メチルフェニル、5−フルオロ−2−メトキシフェニル、5−クロロ−2−メトキシフェニルおよび2−メトキシ−5−メチルフェニルが挙げられる。
必要に応じて置換されているヘテロアリールについての典型的な例としては、5−メチル−3−トリフルオロメチルピラゾール−1−イル、3−メチル−5−トリフルオロメチルピラゾール−1−イル、3,5−ビス−トリフルオロメチルピラゾール−1−イル、3,5−ジメチルピラゾール−1−イル、5−エチル−3−トリフルオロメチルピラゾール−1−イル、5−メチル−3−トリフルオロメトキシピラゾール−1−イル、2−メチル−4−トリフルオロメチルイミダゾール−1−イル、4−メチル−2−トリフルオロメチルイミダゾール−1−イル、2,4−ビス−トリフルオロメチルイミダゾール−1−イル、2,4−ジメチルイミダゾール−1−イル、2−エチル−4−トリフルオロメチルイミダゾール−1−イル、2−メチル−4−トリフルオロメトキシイミダゾール−1−イル、5−メチル−3−トリフルオロメチル[1,2,4]トリアゾール−1−イル、3−メチル−5−トリフルオロメチル[1,2,4]トリアゾール−1−イル、3,5−ビス−トリフルオロメチル[1,2,4]トリアゾール−1−イルおよび3,5−ジメチル[1,2,4]トリアゾール−1−イル、5−エチル−3−トリフルオロメチル[1,2,4]トリアゾール−1−イル、5−メチル−3−トリフルオロメトキシ[1,2,4]トリアゾール−1−イルが挙げられる。
単独でのまたは別の置換基の一部としてのシクロアルキルは、言及された炭素原子の数に応じて、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロへキシルである。
単独でのまたは別の置換基の一部としてのアルコキシは、言及された炭素原子の数に応じて、例えば、メトキシ、エトキシ、1−プロポキシ、2−プロポキシ、n−ブトキシ、2−n−ブトキシ、または2−tert−ブトキシである。
単独でのまたは別の置換基の一部としてのアルケニルは、言及された炭素原子の数に応じて、例えば、エテニル、アリル、プロペン−1−イル、ブテン−2−イル、ブテン−3−イル、ペンテン−1−イル、ペンテン−3−イル、ヘキセン−1−イルまたは4−メチル−ペンテン−3−イルである。
単独でのまたは別の置換基の一部としてのアルキニルは、言及された炭素原子の数に応じて、例えば、エチニル、プロピン−1−イル、プロピン−2−イル、ブチン−1−イル、ブチン−2−イル、1−メチル−2−ブチニル、ヘキシン−1−イルまたは1−エチル−2−ブチニルである。
好ましくは、R1は、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルである。
好ましくは、R2は、C1〜C8アルキル、フェニル、またはフェニル−C1〜C8アルキルであり、当該アルキル、フェニルおよびフェニルアルキルは、各々、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ−C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロおよびアミノのうちの1個以上(例えば、1〜3個)で必要に応じて置換されている。より好ましくは、R2は、C1〜C8アルキルもしくはC1〜C8ハロアルキル、フェニルまたはベンジルであり、当該フェニルおよびベンジルは、各々、ハロゲン(例えば、1〜3個のハロゲン原子)で必要に応じて置換されている。さらにより好ましくは、R2は、C1〜C6アルキル(例えば、C1〜C4アルキル)である。最も好ましくは、R2は、メチルまたはエチルである。
好ましくは、R3は、メチルである。
本発明に従う方法は、好ましくは、R1がジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルであり、R2がC1〜C6アルキル(例えば、エチル)であり、そしてR3がメチルである、式Iの化合物の調製に好適である。
本発明に従う方法は、R1がジフルオロメチルである、式Iの化合物の調製にとりわけ好適である。
本発明に従う方法は、R1がジフルオロメチルであり、R2がエチルであり、そしてR3がメチルである、式Iの化合物の調製に極めて格別に好適である。
本発明に従う方法はまた、R1がトリフルオロメチルであり、R2がエチルであり、そしてR3がメチルである、式Iの化合物の調製にも極めて格別に好適である。
式IVの化合物は、式IVの化合物および式Iの化合物を含む混合物として提供され得る。例えば、式IVの化合物は、対応するピラゾールをN−アルキル化することによって生成され得る。これは、概して、式IVおよび式Iの化合物の混合物を結果としてもたらすことになる。本発明は、式Iの化合物および式IVの化合物を含む混合物中の式Iの化合物の割合を高める方法を提供する。
式IVの化合物は、式Iの化合物および式IVの化合物を含む混合物として提供され得、前記混合物は、式II:
Figure 2013535493
(式中、R1およびR2は、式Iの化合物について定義されたとおりである)
の化合物をN−アルキル化し、例えばそれによって式Iの化合物および式IVの化合物を含む混合物を生成することによって、調製される。
場合によっては、対応する置換ピラゾールをNアルキル化し、実質的にそれと同時に(例えば、同時に)、そのアルキル化から生成された式IVのあらゆる化合物を異性化することが有利であり得る。この反応は、一工程で行われ得る。
したがって、さらなる態様において、本発明は、式I:
Figure 2013535493
(式中、R1は、C1〜C4ハロアルキルであり、
2は、必要に応じて置換されているアルキル、必要に応じて置換されているアリールまたは必要に応じて置換されているヘテロアリールであり、
3は、メチルまたはエチルである)
の化合物の調製のための方法(例えば、位置選択的方法)であって、式II:
Figure 2013535493
(式中、R1およびR2は、式Iの化合物について定義されたとおりである)
の化合物を、アミドの存在下でアルキル化剤と反応させる工程を包含する方法を提供する。
1、R2およびR3の好ましい定義は、上に示された定義と同じである。最も好ましくは、R1がジフルオロメチルであり、R2がC1〜C6アルキル(例えば、エチル)であり、そしてR3がメチルである。
理論に拘束されるものではないが、アルキル化剤およびアミドは、式Iの化合物と式IVの化合物とを相互変換し、それにより式IおよびIVの化合物の割合を熱力学的平衡へ促す触媒として機能すると考えられる。
さらなる態様において、本発明は、アルキル化剤およびアミドを相互変換試薬として用いて、スキームI:
Figure 2013535493
に従い、式IVの化合物と式Iの化合物とを相互変換する方法であって、
式中、R1は、C1〜C4ハロアルキルであり、
2は、必要に応じて置換されているアルキル、必要に応じて置換されているアリールまたは必要に応じて置換されているヘテロアリールであり、そして
3は、メチルまたはエチルである、
方法を提供する。
1、R2およびR3の好ましい定義は、上に示された定義と同じである。最も好ましくは、R1がジフルオロメチルであり、R2がC1〜C6アルキル(例えば、エチル)であり、そしてR3がメチルである。
好ましくは、アミドは、第三級アミドであり、例えば、式XX:
Figure 2013535493
(式中、R4は、HまたはC1〜C4アルキルであり、
5は、C1〜C4アルキルであり、
6は、C1〜C4アルキルであるか、
またはR4およびR5は、共にC2〜C5アルキエン(alkyene)であるか、
またはR5およびR6は、共にC2〜C5アルキエン(alkyene)である)
の化合物である。
より好ましくは、R4がHまたはC1〜C4アルキルであり、R5がC1〜C4アルキルであるか、またはR4およびR5が共にC2〜C5アルキエン(alkyene)であり、そしてR6がC1〜C4アルキルである。最も好ましくは、アミドは、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドまたはN−メチル−2−ピロリドンである。
理論に拘束されるものではないが、式IおよびIVの化合物の相互変換は、ピラゾリウムカチオンを介して進行すると理解される。アルキル化剤は、好ましくは、強力なアルキル化剤(例えば、式IVの化合物をアルキル化して、対応するピラゾリウムカチオン、例えば、式IVa
Figure 2013535493
(式中、R1、R2およびR3は、式IVの化合物について定義されたとおりである)
の化合物を形成することが可能なアルキル化剤)である。
アルキル化剤およびアミドは、本発明の反応において、例えばアルキル化剤およびアミドを含む混合物として、同時に存在する。それらは、別個にまたは同時に加えられ得る。同時に加えられる場合、所望であれば、それらは(例えば、アルキル化剤によるアミドのアルキル化によって形成された)塩として、加えられ得る。同様に、アミドおよびアルキル化剤は、アルキル化剤によるアミドのアルキル化により生じるイオンをインサイチューで形成し、それにより「イオン液体」を生成し得る。換言すれば、本発明の反応は、アルキル化剤によるアミドのアルキル化により生じた分散したイオンを含有する、非水相を含み得る。
アルキル化剤は、アミド、好ましくは第三級アミドをアルキル化して、例えば、式XXa
Figure 2013535493
(式中、R4、R5およびR6は、式XXの化合物について定義されたとおりであり、そしてR3は、メチルまたはエチルである)
の化合物を形成することが可能なアルキル化剤であり得る。
より好ましくは、アルキル化剤は、式III:
Figure 2013535493
(式中、R3は、メチルまたはエチルである)
の化合物である。
好ましくは、本発明の反応は、メチル化剤またはエチル化剤、より好ましくはメチル化剤(例えば、式IVの化合物をメチル化することが可能なメチル化剤)および/またはアミド(例えば、第三級アミド、例えば、式XXの化合物)を使用する。より好ましくは、メチル化剤は、R3がメチルである式IIIの化合物(例えば、硫酸ジメチル)である。
1つの実施形態において、アルキル化剤は、硫酸ジメチルであり、アミドは、N,N−ジメチルホルムアミドである。別の実施形態において、アルキル化剤は、硫酸ジメチルであり、アミドは、N,N−ジメチルアセトアミドである。別の実施形態において、アルキル化剤は、硫酸ジメチルであり、アミドは、N−メチル−2−ピロリドンである。
本発明に従う反応は、不活性溶媒、好ましくは無水不活性溶媒中で行われ得る。好適な溶媒は、例えば、キシレン、メシチレン、tert−ブチルベンゼン、クロロベンゼン、1,2−ジクロロベンゼン、デカリン、ジブチルエーテル、ジペンチルエーテル、ジフェニルエーテルおよびアニソールである。本発明に従う反応は、好ましくは、無希釈で(例えば、追加的な溶媒なしに)行われる。
式IVの化合物が式Iの化合物に変換される反応の温度は、例えば、50〜250℃、例えば、100〜200℃、例えば、140〜180℃の温度で行われ得る。好ましくは、反応は、少なくとも100℃、少なくとも120℃、少なくとも140℃、少なくとも160℃で行われる。当業者であれば、反応を最適化して最も好適な温度を見出すことができるであろう。
アルキル化剤は、反応において、0.05モル当量〜5モル当量で存在し得る。我々は、アルキル化剤の濃度を高めることは、相互変換が起こる速度を高めるが、アルキル化剤の量をより多くすると、収率に影響を及ぼし得ることを見出した。アルキル化剤の量は、好ましくは、1モル当量未満である。好ましくは、アルキル化剤は、0.2モル当量〜0.7モル当量、最も好ましくは0.3モル当量〜0.5モル当量である。当量は、式IVの化合物のモル量、または、式IVの化合物および式Iの化合物が存在する場合は、その両方のモル量を基準とする。
アミドは、反応において、0.1モル当量〜10モル当量、好ましくは0.2モル当量〜2モル当量、最も好ましくは0.5モル当量〜1.5モル当量で存在し得る。当量は、式IVの化合物のモル量、または、式IVの化合物および式Iの化合物が存在する場合は、その両方のモル量を基準とする。1つの実施形態において、アルキル化剤およびアミドは、触媒量で存在する。
国際公開第2008/145257号パンフレットは、メチルヒドラジンを用いるN−アルキル化置換ピラゾールへの合成経路について記載している。ヒドラジンではなくメチルヒドラジンを使用することで、所望のピラゾール窒素原子上にメチル基が配置されたN−アルキル化置換ピラゾールの合成が可能になり、それにより、別個のアルキル化工程の必要性が回避される。次に、本発明は、高い位置選択性により非イソ異性体の合成を可能にするアルキル化工程を提供する。これは、ヒドラジンが関与する経路をより実行可能にするものである。
さらなる態様において、本発明は、式I:
Figure 2013535493
(式中、R1は、C1〜C4ハロアルキルであり、
2は、必要に応じて置換されているアルキル、必要に応じて置換されているアリールまたは必要に応じて置換されているヘテロアリールであり、そして
3は、メチルまたはエチルである)
の化合物の調製のための方法(例えば、位置選択的方法)であって、
a.式V:
Figure 2013535493
(式中、R1は、C1〜C4ハロアルキルであり、
2は、必要に応じて置換されているアルキル、必要に応じて置換されているアリールまたは必要に応じて置換されているヘテロアリールであり、そして
7は、水素、必要に応じて置換されているアルキル、必要に応じて置換されているアリールまたは必要に応じて置換されているヘテロアリールである)
の化合物をヒドラジンと反応させて、式II:
Figure 2013535493
(式中、R1およびR2は、式Iについて定義されたとおりである)
の化合物を生成する工程と、
b.式IIの化合物を、アミドの存在下でアルキル化剤と反応させる工程と
を包含する方法を提供する。
1、R2およびR3の好ましい定義は、上に示された定義と同じであり、R7は、好ましくは、水素またはC1〜C6アルキルである。最も好ましくは、R1がジフルオロメチルであり、R2がC1〜C6アルキル(例えば、エチル)であり、R3がメチルであり、そしてR7が水素またはC1〜C6アルキル(例えば、エチル)である。好ましくは、アルキル化剤およびアミドは、上に記載されたとおりである。
さらなる態様において、式IIの化合物のアルキル化と異性化とは、別個の工程で行われ得る。したがって、さらなる態様において、本発明は、式I:
Figure 2013535493
(式中、R1は、C1〜C4ハロアルキルであり、
2は、必要に応じて置換されているアルキル、必要に応じて置換されているアリールまたは必要に応じて置換されているヘテロアリールであり、そして
3は、メチルまたはエチルである)
の化合物の調製のための方法(例えば、位置選択的方法)であって、
b1.式II:
Figure 2013535493
(式中、R1およびR2は、式Iの化合物について定義されたとおりである)
の化合物をアルキル化剤と反応させて、式Iの化合物および式IV
Figure 2013535493
(式中、R1、R2およびR3は、式Iの化合物について定義されたとおりである)
の化合物を含む混合物を生成する工程と、
b2.b1.からの混合物を、アミドの存在下でアルキル化剤と反応させる工程と
を包含する方法を提供する。
1、R2およびR3の好ましい定義は、上に示された定義と同じである。最も好ましくは、R1がジフルオロメチルであり、R2がC1〜C6アルキル(例えば、エチル)であり、そしてR3がメチルである。
工程b1.で使用されるアルキル化剤は、工程b2.で使用されるアルキル化剤と同じであっても、同じでなくてもよい。工程b2での使用に好ましいアルキル化剤は、上に記載されているものである。工程b1.で使用されるアルキル化剤は、公知のアルキル化剤から選択され得る。好適なアルキル化剤としては、例えば、リン酸アルキル、ホスホン酸アルキル、亜リン酸アルキル、硫酸アルキルおよび炭酸アルキル、例えば、式III、XXI、XXIIまたはXXIII:
Figure 2013535493
(式中、
3は、メチルまたはエチルであり、
8は、水素、必要に応じて置換されているアルキル、必要に応じて置換されているアリールまたは必要に応じて置換されているヘテロアリール、好ましくは水素またはC1〜C6アルキル(例えば、エチル)であり、そして
nは、0または1、好ましくは1である)
の化合物が挙げられる。
好ましいアルキル化試薬は、式IIIおよびXXIの化合物、特に、リン酸アルキルおよびスルホン酸アルキルである。硫酸ジメチルおよびリン酸トリメチルは、特に好ましい。1つの実施形態において、アルキル化試薬は硫酸ジメチルであり、別の実施形態において、アルキル化試薬は、リン酸トリメチルである。アルキル化は、塩基の存在下で行われ得る。好適な塩基は、例えば、水酸化物および炭酸塩(例えば、アルカリ金属の水酸化物および炭酸塩)である。式IIの化合物をアルキル化する方法は、例えば国際公開第2006/045504号パンフレットに記載されている。
式IIの化合物は、公知のものであるか、または、文献で公知の方法と同様にして、ヒドラジンを用いて調製され得る。例えば、そのような化合物は、それらのベースとなる3−オキソ−カルボン酸エステルから、オルトギ酸トリメチルとの反応およびその後のヒドラジンとの反応による二段合成によって調製され得る。そのような反応は、例えば特開2000−044541号公報に記載されている。式IIの化合物の調製のためのさらなる合成経路は、特開2001−322983号公報に記載されており、そこでは、例えば、3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステルが、3−クロロ−4,4,4−トリフルオロ−2−ホルミル−2−ブテン酸エチルエステルから出発してヒドラジンとの反応によって調製される。国際公開第2006/045504号パンフレットは、式IIの化合物を式Vの化合物からヒドラジンを用いて生成するために使用され得る手順についても述べている。式IIIおよびXXの化合物は、市販されている。
本発明のさらなる態様において、式IV:
Figure 2013535493
(式中、R1は、C1〜C4ハロアルキルであり、
2は、必要に応じて置換されているアルキル、必要に応じて置換されているアリールまたは必要に応じて置換されているヘテロアリールであり、そして
3は、メチルまたはエチルである)
の化合物から式I:
Figure 2013535493
(式中、R1、R2およびR3は、式IVの化合物について定義されたとおりである)
の化合物への変換における、アルキル化剤およびアミドの例えば触媒としての使用が提供される。
1、R2およびR3の好ましい定義は、上に示された定義と同じである。最も好ましくは、R1がジフルオロメチルであり、R2がC1〜C6アルキル(例えば、エチル)であり、そしてR3がメチルである。好ましくは、アルキル化剤およびアミドは、上に記載されたとおりである。
さらなる態様において、アルキル化剤およびアミドを含む、例えば式IVの化合物を式Iの化合物に変換するための、触媒が提供される。好ましくは、アルキル化剤およびアミドは、上に記載されたとおりである。そのような触媒は、通常、イオン液体として存在する。
本発明のさらなる態様において、式VI:
Figure 2013535493
の化合物を調製する方法(例えば、位置選択的方法)であって、式VII:
Figure 2013535493
の化合物を、ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドおよびN−メチル−2−ピロリドンから選択されるアミドの存在下で式VIII:
Figure 2013535493
の化合物と反応させる工程を包含する方法が提供される。
式Iの化合物は、その後、対応する酸に変換され得る。そのような化合物もまた、殺真菌剤の製造における有用な中間体であり得る。例えば国際公開第2008/145257号パンフレットを参照されたい。例えば、式Iの化合物は、式Iの化合物を加水分解することによって、式IX:
Figure 2013535493
(式中、R1およびR3は、式Iの化合物について定義されたとおりである)
の化合物に変換され得る。
したがって、本発明は、式IX:
Figure 2013535493
(式中、R1は、C1〜C4ハロアルキルであり、そして
3は、メチルまたはエチルである)
の化合物の調製のための方法であって、
1.式I:
Figure 2013535493
(式中、R1およびR3は、式IXの化合物ついて定義されたとおりであり、そして
2は、必要に応じて置換されているアルキル、必要に応じて置換されているアリールまたは必要に応じて置換されているヘテロアリールである)
の化合物を、本発明に従って調製する工程と、
2.式Iの化合物を加水分解して式IXの化合物を生成する工程と
を包含する方法を提供する。
1、R2およびR3の好ましい定義は、上に示された定義と同じである。最も好ましくは、R1がジフルオロメチルであり、R2がC1〜C6アルキル(例えば、エチル)であり、そしてR3がメチルである。
式Iの化合物の加水分解は、例えば国際公開第2008/145257号パンフレットに記載されているように、
i)以下の工程によってその化合物をインサイチューで鹸化して式Iの化合物の形成に至らしめる工程、
ii)塩基を加えて式IXの化合物のアニオンを形成する工程、
ii’)酸を加えて式IXの化合物を形成する工程
を行うことによって達成され得る。
さらなる態様において、本発明は、式X:
Figure 2013535493
(式中、R1は、C1〜C4ハロアルキルであり、
3は、メチルまたはエチルであり、
Aは、チエニル、フェニル、またはエチレンであり、各々、ハロゲン、メチルおよびメトキシから独立して選択される1〜3個の基で必要に応じて置換されており、
Bは、直接結合、シクロプロピレン、環付加(annelated)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン環または環付加ビシクロ[2.2.1]ヘプテン環であり、
Dは、水素、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルキリデン、C1〜C6ハロアルキリデン、フェニル、または、ハロゲンおよびトリハロメチルチオから独立して選択される1〜3個の置換基で必要に応じて置換されているフェニルである)
の化合物の調製のための方法であって、
式IX:
Figure 2013535493
(式中、R1は、C1〜C4ハロアルキルであり、そしてR3は、メチルまたはエチルである)
の化合物を、上に記載された方法に従って提供する工程と、
式IXの化合物または対応する酸ハロゲン化物を、式XI:
Figure 2013535493
(式中、A、BおよびDは、式Xの化合物について定義されたとおりである)
の化合物と反応させる工程と
を包含する方法を提供する。
式Xの化合物は、好ましくは、式XIIの化合物(イソピラザム)、式XIIIの化合物(セダキサン)、式XIVの化合物、式XVの化合物(ペンチオピラド)、式XVIの化合物(ビキサフェン)、式XVIIの化合物(フルキサピロキサド)、式XVIIIの化合物、または式XIXの化合物:
Figure 2013535493
である。
式IXの化合物または対応する酸ハロゲン化物を式XIの化合物と反応させる工程は、公知の方法に従って(例えば、国際公開第2004/035589号パンフレットまたは国際公開第2009/135860号パンフレットに記載されているように)実施し得る。例えば、式IXの化合物は、ハロゲン化剤(例えば、塩化チオニル、塩化オキサリル、ホスゲン、SF4、DAST、デオキソフルオルまたは臭化チオニル)で処理されて酸ハロゲン(例えば、酸塩化物)をもたらし得、次いでこれが、好適な塩基(例えば、LiOH、KOH、NaOH、NEt3、NaHCO3、KHCO3、Na2CO3またはK2CO3)の存在下において、例えば溶媒(例えば、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、酢酸エチルまたはDMF)中で、例えば−10℃〜30℃にて、式XIの化合物と反応され得る。
イソピラザム、セダキサン、ペンチオピラド、フルキサピロキサドおよびビキサフェンは、公知の殺真菌剤である。式XIVの化合物は、例えば国際公開第2007/048556号パンフレットから知られており、式XVIIIの化合物は、例えば国際公開第2010/000612号パンフレットから知られており、式XIXの化合物は、例えば国際公開第2008/053044号パンフレットから知られている。
我々は、式IおよびIVの化合物が異なる沸点を有しており、これを、式IVの化合物から式Iの化合物を分離するために利用し得ることを見出した。したがって、本方法は、蒸留によって式IおよびIVの化合物の混合物を分離する工程を包含し得る。例えば、イソ−DFPEは、約95℃/10mbarの沸点を有しており、一方DFPEは、約120℃/1mbarの沸点を有している。この分離工程は、異性化の完了後に行ってもよいし、例えば本方法が連続的である場合、異性化と同時に行ってもよい。式Iの化合物は、結晶化により精製され得る。
表1は、本発明の式Iの化合物の例を示している。
Figure 2013535493
次に、本発明を、以下の非限定的な実施例を通じて説明する。当業者であれば、それらの手順から、反応物ならびに反応条件および技術の双方に関して、適切な変形例を、即座に認識するであろう。
本明細書で言及された文献は全て、参照によりその全体が援用される。本発明の態様および好ましい特徴は全て、それが明らかに不可能である場合を除いて、互いに組み合わされ得る。
実施例1:
アミド/硫酸ジメチル塩の調製:硫酸ジメチル(1モル当量)およびアミド(1.2モル当量)を、70℃まで1.5時間にわたって加熱する。結果として生じる溶液は、冷却すれば、使用のために利用可能である。
実施例2:
5−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(イソ−DFPE)(約98%、56.1g、0.27mol)およびジメチルホルムアミド(27.1g、0.37mol)の溶液を、室温で撹拌した。硫酸ジメチル(12.1g、0.10mol)を加えた。結果として生じた溶液を160℃まで徐々に加熱し、4時間保持した。次いで、この溶液を、30分かけて170℃まで徐々に加熱し、さらに1.5時間、合計6時間の反応時間にわたって≧160℃で保持した。反応物質(reaction mass)の定量GC分析は、溶液収量が、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(DFPE)49.8gおよびイソ−DFPE5.4gであることを示した。
実施例3:
5−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(イソ−DFPE)(>99%、2.04g、0.01mol)、N,N−ジメチルホルムアミド/硫酸ジメチル塩(1.00g、0.005mol)およびN,N−ジメチルホルムアミド(0.37g、0.005mol)の溶液を、室温で撹拌した。結果として生じた溶液を160℃まで徐々に加熱し、7時間保持した。3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(DFPE)への変換率は、約95.7%であった。
実施例4:
5−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(イソ−DFPE)(>99%、2.04g、0.01mol)、N−メチル−2−ピロリドン/硫酸ジメチル塩(1.12g、0.005mol)およびN−メチル−2−ピロリドン(0.50g、0.005mol)の溶液を、室温で撹拌した。結果として生じた溶液を160℃まで徐々に加熱し、7時間保持した。3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(DFPE)への変換率は、約93.5%であった。
実施例5:
5−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(イソ−DFPE)(>99%、2.04g、0.01mol)、N,N−ジメチルアセトアミド/硫酸ジメチル塩(1.06g、0.005mol)およびN,N−ジメチルアセトアミド(0.44mg、0.005mol)の溶液を、室温で撹拌した。結果として生じた溶液を160℃まで徐々に加熱し、7時間保持した。3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(DFPE)への変換率は、約82.2%であった。
実施例6:
5−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(イソ−DFPE)と3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(DFPE)との粗混合物(イソ−DPFE:50.1g;DFPE:85.3g)147.2gに、43.8gのN,N−ジメチルホルムアミドおよび12.6gの硫酸ジメチルを加えた。結果として生じた溶液を160℃まで徐々に加熱し、4時間保持した。次いで、この溶液を、30分間かけて170℃まで徐々に加熱し、さらに1.5時間、合計6時間の反応時間にわたって≧160℃で保持した。反応物質の定量GC分析は、溶液収量が、DFPE120.1gおよびイソ−DFPE9.1gであることを示した。次いで、未反応のイソ−DFPEを蒸留除去し、次のバッチで再利用した。蒸留底部からのDFPEの粗生成物を、トルエンに溶解させた。これは、何らのさらなる精製なしに、直接次の工程(例えば、加水分解)のために使用され得る。
実施例7:
1.9gの3−ジフルオロメチルピラゾール−4−カルボン酸エチル(NHDFPE)に、2.5gのN,N−ジメチルホルムアミド/硫酸ジメチル塩を加えた。この混合物を160℃まで加熱し、7時間撹拌した。GC分析に基づく反応時間の終了時の3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(DFPE):5−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(イソ−DFPE)の異性体比は、98:2であった。
実施例8:
マルチポット反応ブロックの各反応器に、2.0g(10mmol)の5−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(イソ−DPFE)およびアミド/硫酸ジメチル塩を入れた。この反応ブロックを170℃まで加熱し、8時間撹拌した。GC分析のために、定期的に試料を採取した。結果を図1に示す。
実施例9:
マルチポット反応ブロックの各反応器に、2.0g(10mmol)の5−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(イソ−DPFE)、DMF/硫酸ジメチル塩(1.0〜2.5mmol)、および0.7gのDMF(10mmol)を入れた。この反応ブロックを150℃まで加熱し、8時間撹拌した。GC分析のために、定期的に試料を採取した。結果を図2に示す。

Claims (15)

  1. 式I:
    Figure 2013535493
    (式中、R1は、C1〜C4ハロアルキルであり、
    2は、必要に応じて置換されているアルキル、必要に応じて置換されているアリールまたは必要に応じて置換されているヘテロアリールであり、そして
    3は、メチルまたはエチルである)
    の化合物の調製のための方法であって、式IV:
    Figure 2013535493
    (式中、R1、R2およびR3は、前記式Iの化合物について定義されたとおりである)
    の化合物を、アミドの存在下でアルキル化剤と反応させる工程を包含する、方法。
  2. 前記方法が、式Iの化合物および式IVの化合物を含む混合物中の式Iの化合物の割合を高めるためのものである、請求項1に記載の方法。
  3. 式I:
    Figure 2013535493
    (式中、R1は、C1〜C4ハロアルキルであり、
    2は、必要に応じて置換されているアルキル、必要に応じて置換されているアリールまたは必要に応じて置換されているヘテロアリールであり、そして
    3は、メチルまたはエチルである)
    の化合物の調製のための方法であって、式II:
    Figure 2013535493
    (式中、R1およびR2は、前記式Iの化合物について定義されたとおりである)
    の化合物を、アミドの存在下でアルキル化剤と反応させる工程を包含する、方法。
  4. アルキル化剤およびアミドを相互変換試薬として用いて、スキームI:
    Figure 2013535493
    に従い、式IVの化合物とスキームIの化合物とを相互変換する方法であって、
    式中、R1は、C1〜C4ハロアルキルであり、
    2は、必要に応じて置換されているアルキル、必要に応じて置換されているアリールまたは必要に応じて置換されているヘテロアリールであり、そして
    3は、メチルまたはエチルである、
    方法。
  5. 前記アミドが、第三級アミドである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記アミドが、式XX:
    Figure 2013535493
    (式中、R4は、HまたはC1〜C4アルキルであり、
    5は、C1〜C4アルキルであり、
    6は、C1〜C4アルキルであるか、
    またはR4およびR5は共に、C2〜C5アルキエン(alkyene)であるか、
    またはR5およびR6は、共にC2〜C5アルキエン(alkyene)である)
    の化合物である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記アミドが、ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンまたはN,N−ジメチルアセトアミドである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記アルキル化剤が、請求項1において定義されたとおりの式IVの化合物をアルキル化して式IVa
    Figure 2013535493
    (式中、R1、R2およびR3は、請求項1において式IVの化合物について定義されたとおりである)
    の化合物を形成することが可能である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記アルキル化剤は、式III:
    Figure 2013535493
    (式中、R3は、メチルまたはエチルである)
    の化合物である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記方法が、式VI:
    Figure 2013535493
    の化合物を調製するためのものであり、式VII:
    Figure 2013535493
    の化合物を、ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンおよびN,N−ジメチルアセトアミドから選択されるアミドの存在下で式VIII:
    Figure 2013535493
    の化合物と反応させる工程を包含する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 式I:
    Figure 2013535493
    (式中、R1は、C1〜C4ハロアルキルであり、
    2は、必要に応じて置換されているアルキル、必要に応じて置換されているアリールまたは必要に応じて置換されているヘテロアリールであり、そして
    3は、メチルまたはエチルである)
    の化合物の調製のための方法であって、
    b1.式II:
    Figure 2013535493
    (式中、R1およびR2は、前記式Iの化合物について定義されたとおりである)
    の化合物をアルキル化剤と反応させて、式Iの化合物および式IV
    Figure 2013535493
    (式中、R1、R2およびR3は、前記式Iの化合物について定義されたとおりである)
    の化合物を含む混合物を生成する工程と、
    b2.b1.からの前記混合物を、アミドの存在下でアルキル化剤と反応させる工程と
    を包含する、方法。
  12. 式IX:
    Figure 2013535493
    (式中、R1は、C1〜C4ハロアルキルであり、そして
    3は、メチルまたはエチルである)
    の化合物の調製のための方法であって、
    1.請求項1〜11のいずれか一項において定義されたとおりの式I:
    Figure 2013535493
    (式中、R1およびR3は、前記式IXの化合物について定義されたとおりであり、そして
    2は、必要に応じて置換されているアルキル、必要に応じて置換されているアリールまたは必要に応じて置換されているヘテロアリールである)
    の化合物を調製する工程と、
    2.前記式Iの化合物を加水分解して、前記式IXの化合物を生成する工程と
    を包含する、方法。
  13. 式X:
    Figure 2013535493
    (式中、R1は、C1〜C4ハロアルキルであり、
    3は、メチルまたはエチルであり、
    Aは、チエニル、フェニル、またはエチレンであり、各々、ハロゲン、メチルおよびメトキシから独立して選択される1〜3個の基で必要に応じて置換されており、
    Bは、直接結合、シクロプロピレン、環付加ビシクロ[2.2.1]ヘプタン環または環付加ビシクロ[2.2.1]ヘプテン環であり、
    Dは、水素、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6アルキリデン、C1〜C6ハロアルキリデン、フェニル、または、ハロゲンおよびトリハロメチルチオから独立して選択される1〜3個の置換基で必要に応じて置換されているフェニルである)
    の化合物の調製のための方法であって、
    式IX:
    Figure 2013535493
    (式中、R1は、C1〜C4ハロアルキルであり、そしてR3は、メチルまたはエチルである)
    の化合物を、請求項12において定義されたとおりの方法に従って提供する工程と、
    前記式IXの化合物または対応する酸ハロゲン化物を、式XI:
    Figure 2013535493
    (式中、A、BおよびDは、前記式Xの化合物について定義されたとおりである)
    の化合物と反応させる工程と
    を包含する、方法。
  14. 前記式Xの化合物が、式XIIの化合物(イソピラザム)、式XIIIの化合物(セダキサン)、式XIVの化合物、式XVの化合物(ペンチオピラド)、式XVIの化合物(ビキサフェン)、式XVIIの化合物(フルキサピロキサド)、式XVIIIの化合物、または式XIXの化合物:
    Figure 2013535493
    である、請求項13に記載の方法。
  15. 1が、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルであり、
    2が、C1〜C6アルキルであり、そして
    3が、メチルである、
    請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
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