JP2013533721A - 特殊なダイオード配列を伴う電圧整流器 - Google Patents

特殊なダイオード配列を伴う電圧整流器 Download PDF

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Abstract

本発明は、少なくとも二つのダイオード配列を含み、それぞれが直列に接続されている電圧整流器に関する。ダイオード配列は、ケースの中に配置されている。ダイオード配列は、電界強度の分布が均一になるように特別な配置構成がされている。実施例に従えば、直流電流端子からの水平方向の距離が長くなると、ケースとダイオード配列との間の垂直方法の距離が増加する。さらに、本発明は、こうした電圧整流器をもった電圧ジェネレーターと電圧整流器を提供する。

Description

本発明は、有効な電界強度の分布を伴う特定のダイオード配列を有する高電圧整流器、電圧ジェネレーター、およびそうした高電圧整流器を有するイメージ装置に関する。
高電圧整流器は、コンピューター断層撮影または心臓血管系撮影といった、高電圧医療用X線装置における非常に重要なコンポーネントである。
高電力密度および高効率に対する強い要求が存在する。より小さく、ゆくゆくは、より安価なシステムができるからである。
この目標の達成にはいくつかの制約要因が存在する。一つの主要な問題は、電界強度をコントロール下に保ち続けることにある。小型化に対する自然の制約があるからである。他の制約は、より小さい寸法に伴って増加し、ついには高い動作周波数に係る効率的な使用を妨げてしまう、寄生容量である。効率的な使用は、電力チェーン(chain)における他のコンポーネントの小型化にとっても必要なものである。
米国特許第4569010号明細書は、変圧器巻き線の対応する側にそれぞれ配置されたダイオード整流器に係る二つの直列接続されたアセンブリーを伴うラダー(ladder)ネットワークを形成するために接続された同心の第二次巻き線をそれぞれに有する高電圧変圧器を含む、小型高電圧電源について開示している。望ましくは、より大きな直径の連続的な第二次巻き線は幅をより小さくする、それぞれ次に隣り合った巻き線に対して実質的に同一の導電表面を提供するためである。このようにして、シャント(shunt)浮遊容量は、整流器ダイオードに渡る逆ポテンシャル(potential)分布を均一化するように、実質的に同一の大きさにすることができる。
米国特許第4569010号明細書
本発明の目的は、代替的な電圧整流器、電圧ジェネレーター、そしてイメージ装置を提供することである。
本発明の目的は、独立請求項に従った電圧整流器によって解決される。さらなる実施例は、従属請求項に関連する。
本発明の実施例に従って、少なくとも二つのダイオード配列を含む高電圧整流器が提供される。各ダイオード配列は、直列に接続された複数のダイオード、望ましくはSiCダイオード、を含んでいる。ダイオード配列は、ケースに収められている。望ましくは、グラウンドに接続された電気的に導電性のケースである。少なくとも二つのダイオード配列の一つの端部は、直流電流(DC)端子を形成し、他の端部は交流電流(AC)端子を、それぞれ形成している。少なくとも二つのダイオード配列は、異なる極性の直流電流端子を結ぶ仮想的な線に対して平行な線に沿って、少なくとも二つのダイオード配列から始まって外向きにケースの壁と平行線との交点までの距離が、平行な線と仮想的な線との間の距離が増加すると、増加するというように構成される。
望ましくは、一つのボードは少なくとも4つのダイオード配列を含み、ダイオードの配置はひし形を形成することが望ましい。この実施例は、システム内のダイオード配列に沿って均一な電界強度分布を達成するという利点を有しており、配置的なマージンは、電圧の増加に沿って同一の次元で増加する。別の言葉で言えば、この特定のレイアウトにおいては、ダイオード配列の一方の側のDC電圧の大きさとダイオード配列の他の側のAC電圧の大きさとの合計が、ダイオード配列に沿ってできる限り一定に保たれる。AC電圧の大きさとは、DC電圧端子とブロック状態のダイオード配列に係る特定のダイオードとの間で生じるポテンシャルの差である。DC電圧の大きさとは、向かい合う(仮想の線に対して平行な方向)ダイオード配列に係るダイオードとの間で生じるポテンシャルの差である。これにより、これらのダイオード配列に沿って電界強度が一定となり、与えられた寸法内での理論的な電界強度を最小にする。電界の集中はできる限り避ける必要がある。さらには、AC電圧の大きさが大きいほど、ケースとダイオード配列との間の空間に形成される寄生容量が大きくなる。この実施例においては、レイアウトの設計において、AC電圧が増加するとダイオード配列とケースとのダイオードとの距離が増加するように考慮されている。このように、電界強度と寄生容量を制限することなく、さらなるモジュールサイズの削減をすることができる。
さらなる実施例に従えば、ダイオード配列は、少なくとも二つのダイオード配列の間の平行な線に沿った距離が、仮想的な線からの距離が増加すると、増加するように構成される。こうしたレイアウトを備えることで、一方では、向かい合ったダイオード配列の間での電気的なショートカット(shortcut)またはスパークオーバー(sparkover)を避けるために、向かい合うダイオード配列の間の必要な距離が保持され、他方では、ボードを幾何学的にできる限り小さくする保持することができる。
典型的な一つの実施例に従えば、少なくとも一つのダイオード配列は、直列に接続されたダイオードが、交互に入れ替わるパターンにおいて仮想的な配列の中心線から左右に連続的に離れて位置するように構成される。
例えば、少なくとも一つのダイオード配列は、ジグザグなチェーンのパターンまたは蛇行したチェーンのパターンで構成される。
さらなる実施例に従えば、電圧整流器は各ボードが少なくとも二つのダイオード配列をもった複数のボードを含み、隣接するボードは、少なくとも二つのダイオード配列の端子が、それらの極性に応じて方向付けられるように構成される。今日の寄生容量に係る主要な部分は、ボードの相互接続がボード間のAC電界強度の最小化を考慮していない、という事実により生成される、ということが調査により示されている。結果として、個々のボード間のAC電界コンポーネントを取り除き、それによりボード間の寄生容量を最小化する、交互に入れ替わる相互接続のスキームが提案される。ボード間でのDC電圧の差は、今日では実質的に一定になり、向かい合う端部における電界の集中を避けている。この構成のさらなる意義は、今ではプリント回路ボードのパーツは向かい合わせであり、同一のACポテンシャルの変化を表すことであり、それは、ボードの向かい合ったパーツ間おいては、もはやAC電界は存在しないということを意味する。このことは寄生AC容量を効果的に減少させる。そうでなければ、小さく高パワーのX線ジェネレーターにとって必要な、効率的な高周波数での動作のためには不利益であったろう。
例えば、隣接するボードは、直流電流端子が、極性に関して対応するように方向付けられるように構成される。隣接するボードの直流電流端子が直列に接続されているボード間の直列接続が提供され、直流電流端子の接続は、かすがい方向において斜めに走る接続スキームを示している。隣接するボードの直流電流端子は、かすがいを形成するように重ね、または積み上げるためにお互いに近寄って配置される。よって、同一の極性を有する。直列接続を介して、反対の極性をもった端子が接続されるように、直流電流端子を接続するために、個々の接続は一つのボードの上端部または上部から次のボードの下端部または下部まで斜めに走ることになる。用語「上」および「下」は、図面に関してだけのものであり、実施例に関していかなる方向の限定をするものではないことに留意すべきである。さらには、接続スキームは逆もまた同様であることに留意する。例えば、下から上にである。
典型的な一つの実施例に従えば、少なくとも二つのボードが提供され、第1の複数の直列に接続されたキャパシターを含むプッシュ−プルキャパシター構成が、隣接するボドに係る交流電流端子間に備えられる。プッシュ−プルキャパシター構成に係る第1の複数の直列に接続されたキャパシターの第1部分は一つのボード上に配置され、プッシュ−プルキャパシター構成に係る第1の複数の直列に接続されたキャパシターの第2部分は隣接するボード上に配置される。交流電流入力/出力接続端子は、第1部分と第2部分のそれぞれの端部に備えられる。そして、それぞれ第1部分と第2部分に係る接続端子間において接続がされる。
典型的な一つの実施例に従えば、第2の複数の直列に接続されたキャパシターを含む、バッファーキャパシター構成が、各ボードのそれぞれの直流電流端子間において備えられる。
例えば、プッシュ−プルキャパシター構成に係るキャパシターおよびバッファーキャパシター構成に係るキャパシターは、プッシュ−プル列とバッファー列を直線的に形成するように構成される。プッシュ−プル列とバッファー列に沿った電気的なポテンシャルは同じグラディエント(gradient)であり、プッシュ−プル列とバッファー列との間のクロス電界は、少なくとも優勢な交流電界コンポーネントを有し、最小限の直流電界コンポーネントを有する。
典型的な一つの実施例に従えば、各ダイオード配列は、それぞれのダイオード配列の中心線とプッシュ−プルキャパシターおよびバッファーキャパシターとの間にスラント(slanted)角を有するように構成される。
本発明は、上述の実施例の一つに従った高電圧整流器を含む電圧ジェネレーターおよびイメージ装置をも提供する。
本発明の態様に従って、高電圧整流器モジュール構成が提供される。直列に接続された多くのダイオードに係る特別な構成によってACおよびDC電界強度を減じ、それぞれの整流器ボードの特別な相互接続スキームにより、さらに電圧整流器に係る寄生容量を減じることができる。この解決策により、高電圧整流器モジュールを小型化でき、高電力密度を伴うX線アプリケーションのための効率的でコンパクトな高電圧整流器に必要とされる、高周波数での動作ができる。
図1は、本発明の実施例に従って医療用イメージ装置を模式的に示している。 図2は、本発明の実施例に従って高電圧ジェネレーターのいくらかの部分を模式的に示している。 図3は、本発明の実施例に従って高電圧整流器のボードを示している。 図4は、本発明の実施例に従って高電圧整流器のボードに係るさらなる例を示している。 図5は、本発明の実施例に従って高電圧整流器のボードに係るさらなる別の例を示している。 図6aは、高電圧整流器におけるいくつかのボードに係る標準的な接続スキームを示している。 図6bは、本発明の実施例に従って高電圧整流器におけるいくつかのボードに係る接続スキームを示している。 図7は、図6bに係る典型的な接続スキームに従って電場を生じる主要なコンポーネントを3次元的に示している。 図8は、接続スキームのさらなる実施例を3次元的に示している。 図9は、本発明の実施例に従って電圧整流器の実施に係る回路図を示している。 図10は、本発明の別の実施例に従って電圧整流器の実施に係る回路図を示している。
図1は、以降に述べられる高電圧整流器が使用される、医療用の合成画像/映像を生成するための医療用イメージシステムを示している。医療用イメージシステム10は、イメージ獲得装置11、データ処理装置12、およびディスプレイ装置13を含んでいる。例えば、医療用イメージシステムとは、X線ジェネレーター14を含んだ、X線イメージシステムである。X線ジェネレーター14は、X線放射を生成するために備えられたX線管19と、高電圧ケーブル20を介してX線管19に対して電力を供給する高電圧ジェネレーター20とを含んでいる。図1において、X線管10と高電圧ジェネレーター21は分離された装置として模式的に描かれている。しかしながら、それらは単一のハウジングの中に統合されていてもよい。テーブル15は、検査される患者16を受け入れるために備えられている。さらに、X線イメージ検知モジュール17がX線ジェネレーター14の向かい側に配置されている。X線イメージ検知モジュールは、データをデータ処理装置12に対して送付しており、データ処理装置は検知モジュール17とX線ジェネレーター14の両方に接続されている。データ処理装置12は、テーブル15の周辺に配置されている。さらには、ディスプレイ13は、X線イメージシステムを操作する人に対する情報を表示するためにテーブル15の周辺に配置されている。ユーザーによる情報または命令を入力するためにインターフェイス装置18もまた配置されている。基本的には、被写体をX線放射にさらすことによって、イメージ検知モジュール17はイメージデータを生成し、そのイメージは、さらにデータ処理装置12において処理される。示された実施例は、いわゆるCT型X線イメージ獲得装置である。本発明は、CV型X線イメージ獲得装置といった、他のタイプのX線イメージ獲得装置にも関連している。
図2は、高電圧ジェネレーター21のいくつかの部分を模式的に示している。図2の左側においては、変圧器22には入力側に数百ボルトのAC電圧が供給され、50キロボルト(kV)といった高いAC電圧に変圧されている。変圧器22の電気的な下流には、高電圧整流器23が、望ましくは4ステージカスケード(four stage cascade)構成で備えられており、入力電圧を整流し、増大して、120から140キロボルト(kV)といった、DC電圧を出力している。
図3は、望ましくは電気的に非導電体のサブストレートで形成されたプリント基板であるボード31を示している。この図は、整流ダイオードの列がダイヤモンド形もしくはひし形に配列されている一つの(望ましくは4つの)整流ボードを示している。白抜き矢印は、簡素化された方法でAC電圧の大きさを示している。矢印の方向は、位相の関係を表し、長さはACの大きさを表している。影付き矢印は、それぞれの矢印の終点の間隔におけるDC電圧の違いを表しており、その長さと方法は電圧差の大きさと極性を示している。システムは、電気的に導電性のある包装によって囲まれ、共通のグラウンドに接続されている。ボード31は、複数の導電性領域32を含んでおり、図3においてはそれらのうちのたった一つについて参照番号と共に表されている。導電性領域32は、例えば、ボード31に上に積層された銅シートからエッチングすることによって形成される。それぞれの導電性領域32は、ダイオード33a、33b、33p、34a、34b、35あ、35b、35p、36a、36b、36c、36d等を備えており、いくつかのものだけが図において参照番号と共に示されている。ダイオードは、望ましくはSiCダイオード(シリコンカーバイトダイオード)であり、カソードがそれぞれの導電性領域32に接続されるように導電性領域32に取り付けられている。ダイオードは、ダイオード配列33,34,35,36にグループ分けされ、それぞれが同じ数量のダイオードから成っている。図3においては配列ごとに16個のダイオードであるが、実際には、一つのダイオード配列33、34、35、36は、配列ごとに140個といった、より多くの数量のダイオードから構成され得る。それぞれのダイオード配列33、34、35、36に係るダイオードは、ダイオードのアノードを、導電性のボンディングワイヤーによって、隣接したダイオードの関連する伝導性領域32に接続することによって直列に接続されている。例えば、それぞれのダイオード配列の最も外側のフリーなカソード/アノードといった、それぞれのダイオード配列33、34、35、36のフリー端部は、直流(DC)もしくは交流(AC)を供給/提供するための端子を形成する。この文章においては、用語「フリー(“free”)」は、それぞれのカソード/アノードが同一のダイオード配列に係る隣接したダイオードに接続されていないことを意味する。ダイオード配列33、34、35、36のそれぞれのダイオードは、直線に沿って配置されていることが望ましい。しかしながら、本発明の範囲から逸脱することなく、ダイオードを曲線に沿って配置することも可能である。ダイオード配列33、34、35、36は、望ましくはひし形またはダイヤモンド形を形成するように配置されるが、正方形または平行四辺形といった他の形状もまた可能である。ボード31は、長方形であり、ひし形のそれぞれの角がボード31に係る長方形の異なる辺の中央にそれぞれ位置付けされることが望ましい。
ダイオード配列33と34のフリーなカソードは接続され、端子38を形成し、端子39に関して正のDC電流を提供している。ダイオード配列35と36のフリーなアノードは接続され、端子38に関して負のDCのための電流端子39を形成している。さらに、ダイオード配列33と35のフリーなカソードは、AC電圧のための端子40を形成するように接続されている。ダイオード配列34と36のフリーなカソードは、AC電圧のための端子41を形成するように接続されている。電圧整流器23の実際の全般的なポテンシャル(potential)は、図9に関連して述べられるように、整流器カスケード(cascade)の中での異なるボード31に係る端子38および39の相互接続に依存するものである。
変圧器22から供給される、AC電圧をAC端子40と41に加えると、以下の機能に従って、DC端子38と39において脈動するDCポテンシャルが提供される。
例えば、AC端子40と41にAC電圧に係る正の半分波形が存在する場合には、端子41に正の電気的ポテンシャルが存在し、端子40には負の電気的ポテンシャルが存在する。そして、ダイオード配列34に係るダイオード34a、34b、34pは、端子38が基本的に端子41と同一の電気的ポテンシャルであるように、電流を流す(低抵抗状態において)。それらのダイオードはカソードが端子38に向かって指差すように配置されているからである。ダイオード配列36に係るダイオード36a、36b、36c、36d、36pは、ブロック状態(高抵抗状態)にある。それらのカソードが端子41に向かって指差すように配置されているからである。さらに、ダイオード配列33に係るダイオード33a、33b、33pもまた、それらのカソードが端子38向かって指差すように配置されているために、ブロック状態(高抵抗状態)にある。最後に、ダイオード配列35に係るダイオード35a、35b、35pは、それらのカソードが端子40に向かって指差すように配置されているために、導電性状態(低抵抗状態)にある。このように、DC端子39は、基本的にAC端子40と同一の電気的ポテンシャルを有している。
反対の場合、すなわち、AC端子40と41にAC電圧に係る負の半分波形が存在する場合には、例えば、端子40に正の電気的ポテンシャルが存在し、端子41には負の電気的ポテンシャルが存在する。そして、ダイオード配列34と35はブロック状態にあり、ダイオード配列33と36は導電性状態にある。結果として、端子41と39は基本的に同一の電気的ポテンシャルを有し、端子38と40も基本的に同一の電気的ポテンシャルを有する。
このように、端子40と41に加えられたAC電圧は、端子38と39において存在するDC電圧へと整流される。
図3で示される整流器アセンブリーの動作中における活性な電気的ポテンシャルは、影付き矢印と白抜き矢印で模式的に表されるように分布している。影付き矢印はDCポテンシャルの大きさを表し、白抜き矢印はACポテンシャルの大きさを表している。
端子41に正のACポテンシャルが存在しダイオード配列36がブロック状態にあるときは、電気的ACポテンシャルはダイオード配列36に沿って増加する。一つの配列の中でダイオードが直列に配置されているために、ブロックされた全ACポテンシャルはダイオードの数量で均等に分割される。端子39と41の間の全AC電圧差が、例えば32kVであるときは、図示されたそれぞれのダイオードにかかる電圧は2kVである。このように、ダイオード36aと36bの間には端子39に関して2kVのACポテンシャルが存在し、ダイオード36bと36cの間には端子39に関して4kVのACポテンシャルが存在し、ダイオード36cと36dの間には端子39に関して6kVのACポテンシャルが存在し、同様にして、ダイオード36pと端子39の間には最高で32kVのポテンシャルが存在する。別の言葉で言えば、ACポテンシャルは端子39から端子41に向かってダイオード配列36に沿って増加する。増加していく白抜き矢印の長さによって表されているようにである。同時に、ダイオード配列34は導電性状態にあり、それは正のポテンシャルがダイオード配列34の全体に沿って均一であることを意味している。このように、ダイオード配列34に沿っては、ACポテンシャルの違いは存在しない。しかしながら、ダイオード配列34とダイオード配列36の間には活性なDCポテンシャルも存在している。このDCポテンシャルは、影付き矢印43aによって示されるように、端子38と39の間において最大の大きさになる。例えば、上記の仮定のように、端子38におけるポテンシャルが32kVである場合には、矢印43aに沿って32kVのDCポテンシャルも存在している。上述のように、ダイオード36bと36cとの間のポテンシャルは4kVであり、より短い矢印43bで示されるように、ダイオード配列34とダイオード36bの間のポテンシャルの差を28kVにまで減じている(矢印43aと比較して)。このDCポテンシャルの差の縮小は、図3において右側に向かってシフトしていくにつれて消えていくように続いていく。同時に、端子40に係る負のACポテンシャルがダイオード配列全部と端子39に沿って存在する。同様に、ダイオード配列36に対して、ダイオード配列33に沿って成長していくつかの実施例においてACポテンシャルが存在している。より詳細には、ポテンシャルの差が最大なのはダイオード配列33全体に渡るものであり、例えば、端子38と40との間のポテンシャルの差は32kVある。ダイオード33aには、ブロック状態のために2kVのACポテンシャル差が存在しており、このように、端子38におけるポテンシャルに対する差は、白抜き矢印で示されるように、端子40から始まって端子38に向かって、ダイオード配列33に沿って減少していく。ダイオード33aと33bとの間のポテンシャルが2kVなので、矢印43cで示されるように、ダイオード配列35のポテンシャルに関するDCポテンシャル差は、比較的に小さいものである。ダイオード33bと33cとの間の連続した点においては、ポテンシャルは4kVであり、矢印43aで示されるように、最後のダイオード33pに向かっていくにつれて、ダイオード配列35のポテンシャルと比較して、連続的に大きくなり、最大のDCポテンシャル差に達する。
端子40と41において、AC電圧に係る負の半分波形が存在する間は、例えば、端子40には正の電圧が存在し、端子41には負の電圧が存在する。そして、ダイオード配列33とダイオード配列35との間にはDCポテンシャルが存在し、端子40から端子38に向かって大きくなっている。ダイオード配列34とダイオード配列36との間にはDCポテンシャルが存在し、端子38から端子39に向かって大きくなっている。上述したのと同様である。導電状態のダイオード配列33と36にはACポテンシャルは存在しない。しかしながら、ブロック状態のダイオード配列34と35にはACポテンシャルは存在し、上述したのと同様に、矢印45と46で示されるように、DC端子38と39からAC端子40と41に向かって、それぞれ大きくなっていく。
上述のACおよびDCポテンシャル差は、それぞれ電界の強さを導く。AC電界強度が高いほど、大きな寄生容量が生じる。本発明は、ダイオードの特別な幾何学的配置における寄生容量の分布について考慮し、例えば、ボード31のレイアウトといった、ダイオード配列の回路について考察する。上述のひし形配置によれば、いくつかの効果が達成される。これにより、システムにおける一定な電界強度の分布が達成される。図3における矢印をみてわかるように、大きなDCポテンシャルは小さなACポテンシャルに対向し、小さなDCポテンシャルは大きなACポテンシャルに対向しており、ACおよびDCポテンシャルの全体は、ダイオード配列に沿って基本的に一定となっている。別の言葉で言えば、システムは、システム内のトラックに沿って一定な電界強度の分布を達成している。幾何学的なマージンは、電圧が大きくなっていくのと同一な方向に沿って大きくなっていく。これにより、これらのパスに沿った一定な電界強度が達成でき、与えられた寸法の中で理論的に電界強度が最小になっている。このようにして電界集中はできる限り避けられている。
さらに、このレイアウトにおいては、最大のDCポテンシャルが存在するところの、端子38と39との間の距離が最大になるように考慮されている。このように、ダイオード33pと35pとの間の必要な距離や、ダイオード34aと36aとの間の必要な距離は、端子38と39との間で達成される最大のDCポテンシャルの大きさに基づいて決定される。DCポテンシャルを、端子38と39から端子40と41に向かう仮想的な垂線に沿って減少させるときは、向かい合うダイオード配列間の距離を減少できる。こうしたレイアウトを提供することにより、一方では、向かい合うダイオード配列34と36と、向かい合うダイオード配列33と35との間の必要な距離は維持できる。向かい合うダイオード配列との間の電気的な短絡または火花連絡を防ぐためである。他方では、ボード31を、できるだけ小さい大きさに保持することができる。
ボード31は、グラウンドされたケース47(図6bを参照)の中に配置されている。このように、周囲のケース47に関しても同様な問題が考慮されている。一方においては、ACポテンシャルを増加すると、AC電界強度を一定に維持するためには、ボード31の上端部と下端部の距離、ひいては周囲のケース47は、より大きくなる。高い周波数の影響による、寄生容量効果を最小限にし、ダイオード配列間の火花連絡を避けるためである。他方では、ボード31、ひいてはケース47を最小限に保持することができる。この点に関して、いくつかの場合には、ACおよびDCポテンシャルから生じる絶対的な電界強度は、DCポテンシャルとして十分に高く、コロナ効果を生じることがある。
高電圧整流器23を形成するためには、4つのボード31がカスケード型に配置されることが望ましい。例えば、お互いに並列になるようにである。140kVの高電圧を達成するために、ボード31のDC端子38と39は直列に接続される。
さらなる実施例に従えば、少なくとも一つのダイオード配列に係るダイオードは、直列に接続されたダイオードが、交互に入れ替わるパターンにおいて仮想的な配列の中心線から左右に向かって連続的に表れるように配置される。例えば、この態様は図4に示されている。しかしながら、図4は、本発明の一つの実施例として異なる態様を示しており、一方、こうした態様はお互いに分離して提供することができ、特許請求の範囲においても反映されているということが明白である。
図4は、ボード131のさらなる実施例を示しており、例えば、既に図3に関して説明したように、電気的に非導電性のサブストレートから形成されたプリント回路ボードであり得る。
図4でも、また4つのダイオー配列が示されており、より分かり易くするために、図3におけるエレメントと同様の参照番号が、それぞれの番号の前に「1」を付け加えて、使用されている。このように、ボード131は、4つのダイオード配列133、134、135、そして136を含んでいる。それぞれのダイオード配列は複数のダイオードを含んでおり、参照番号133aからp、134aからp、135aからp、そして136aからpで表されているが、これらは直列に接続されている。
直列に接続されたダイオードは、交互に入れ替わるパターンにおいて仮想的な配列の中心線から左右に連続的に表されている。
交互に入れ替わるパターンは、中心線のそれぞれの側に少なくとも二つのダイオードの交互に入れ替わる繰り返しを含み得る。
図4に示されるように、ダイオード配列はジグザグなチェーンのパターン61に配置され、隣接するダイオードは、配列の中心線60に関して反対の側に配置される。ここで、用語「隣接する」とは直列接続に関するものである。
図5に示すように、ダイオード配列のダイオードは、また、蛇行したチェーンのパターン62に配置され得る。例えば、二つのダイオードが一方の側に配置され、直列に接続された二つのダイオードが続き、配列の中心線60に対して他方の側に配置される。さらに、二つのダイオードが再び一方の側に配置され、というように続いていく。
例えば、一つのボード上に配置されるダイオード配列は、同じタイプのパターンで配置することができ、図4のジグザグのチェーンのパターン61、図5の蛇行したチェーンのパターン62として示されている。
もちろん、一つのボード上に異なるタイプの交互に入れ替わるパターンを備えることも可能であり、もしくは直線的な配置と組み合わされる。
さらに、それぞれの配列の方向である、仮想的な配列の中心線60は、もしくは、直線的な配置の場合には、図3に示すように、直線、または曲線、もしくは他の形状の線として備えられる。詳細には、ダイオードの位置に係る曲線は以下のルールに従っている。つまり、全体的な配置構成が与えられたときに電界の構造における乱れを最小にすることである。
図4に示すように、ダイオード配列には、配列の一方の端部において直流端子138、139が備えられ、他方の端部においては交流端子140,141が、それぞれ備えられている。
例えば、ダイオード配列133は、第1の端部63と第2の端部64を有している。第1の端部63は交流電流端子140に接続されており、ダイオード配列135の第1の端部65もまた接続されている。ダイオード配列135は、さらに第2の端部66を有しており、直流端子138に接続されている。ダイオード配列133の第2の端部64は直流端子139に接続されている。さらに、ダイオード配列134の第1の端部67は直流端子139に接続されており、ダイオード配列134の第2の端部68はさらに交流端子141に接続されている。さらには、ダイオード配列136の第1の端部69は直流端子138に接続されており、ダイオード配列136の第2の端部70はさらに交流端子141に接続されている。
用語「第1の」と「第2の」は、ダイオード配列の端部に関し、それぞれ二つの端部をお互いから区別するために使用されているものであり、接続の順番または電流の伝達方向を示唆するものではないことに留意すべきである。
例えば、直流端子139は負の電圧に対する接続端子であり、一方、直流端子138は正の電圧に対する接続端子である。
図4および図5からわかるように、4つのダイオード配列133、134、135、そして136はひし形であり得る。
本発明のさらなる態様が図4および図5に示されている。しかしながら、以降に述べられる特徴や態様は、必ずしも上述の特徴と組み合わされる必要はない。特に、以降の特徴は、例えば、図3に関して述べられた特徴とも組み合わせられる。
図4および図5においては、図4で参照番号が示されているだけであるが、プッシュ−プルキャパシテター構成75が備えられており、第1の複数の直列に接続されたキャパシター77を含んでいる。プッシュ−プルキャパシテター構成75は、隣接するボードとの交流端子間に備えられている。
図8は、いわばステープル(staple)を形成するために隣接する方法で配置された4つのボード131の配列を示している。
少なくとも二つのボード131の場合には、プッシュ−プルキャパシター構成75の直列に接続された第1の複数のキャパシター77に係る第1部分78は、一つのボード上に配置されており、プッシュ−プルキャパシター構成75の直列に接続された第1の複数のキャパシター77に係る第2部分79は、隣接するボードの上に配置されている(図8を参照)。
さらに、交流電流の入力/出力接続端子80が、第1部分78と第2部分79のそれぞれの端部に備えられている。図4をみればわかるように、図8との組み合わせにおいて、キャパシターの第1部分78は、一方の端部が交流電流端子140、141にそれぞれ接続されており、他の端部は、例えば、上端部と下端部、それぞれが接続端子80に接続されている。
プッシュ−プル列83の下部分が別のボードと関連し、それぞれの構成に係る第2部分を形成することを示すために、図4において、参照番号79は、アポストロフィ付の79’となっている。
図8に示すように、第1部分と第2部分78,79のそれぞれに係る接続端子80の間は接続81されている。
用語「接続端子」は、それぞれのキャパシター構成に係るキャパシターの二つの部分の接続について言及している。この文章において、「端子」は、外部との接触、アクセス、またはリンクのための端子を意味するものではなく、二つの部分の内部での接続だけを意味している。しかしながら、本発明に従った構成によって形成された、カスケードのいわば入り口において変圧器(図示なし)へ接続されている。
一つのボード上のダイオード配列に対するプッシュ−プルキャパシター構成の第1部分は、このように同一のボード上で提供され、ボード上のダイオード配列に対するプッシュ−プルキャパシター構成の第2部分は、隣接するボード上で提供される。
第1部分と第2部分は、図8に示すように、接続81が一つのボードから隣接するボードへ、かすがい方向において斜めに走るよう構成されている。
例えば、プッシュ−プルキャパシター構成の第1部分とプッシュ−プルキャパシター構成の第2部分は、ボードのそれぞれの側に配置されており、こうしてダイオード配列133と135に対する左側列と、ダイオード配列134と136に対する右側列を形成している。
このように、接続端子80は、以下のように配置され得る。図4に関して、左上の接続端子80は、交流電流電圧に対する出力端子を形成し、左下の接続端子80は、交流電流電圧に対する入力端子を形成している。
右上の接続端子80は、交流電流電圧に対する出力端子を形成しており、一方、右下の接続端子80は、交流電流電圧に対する入力端子を形成している。左側列82における交流電圧の違いは、右側列における交流電圧は、列82における電圧に比べて位相が180度シフトしていることである。単純化すれば、技術的には完全に正しいわけではないが、列82における交流電圧は、さらに「正の交流電圧」として表され、列83における交流電圧は、「負の交流電圧」として表される。
図4、図5、そして図8に示される実施例においては、プッシュ−プルキャパシター構成75は、ボードの右側に第1の複数の直列接続されたキャパシター77を備えており、さらに、ボードの左側に複数の直列接続されたキャパシター77をそれぞれ備えている。上述のように、こうして二つの列が形成される。ダイオード配列は、2極のカスケード、またはダブルポールのカスケードとして、ボードの右側を走るカスケードを備え、さらにボードの左側に配置されたカスケード部分を備えている。
しかしながら、さらなる実施例(図示なし)に従えば、電圧整流器構成は、シングルポールのカスケード、またはユニポーラの、または一極のカスケードを備えており、一つのプッシュ−プルキャパシター列だけを含んでいる。
図8に示すように、隣接するボードは、ボード間の交流電流入力/出力端子80が、極性に関して、そして、入力/出力の方向に関して、対応するように方向付けられるように、配置されている。
このことは、かすがい方向において、ボードは、かすがい方向に関して、お互いの近くに同様なタイプの端子が配置されるように、同一の方法で方向付けられる。
ボードを直列に接続するために、プッシュ−プルキャパシター構成75を介して、隣接するボードの交流電流端子の直列接続81が備えられており、接続端子80間の接続は、かすがい方向において斜めに走る接続スキーム85を示している。かすがい方向とは図8において矢印86で示される方向である。
例えば、プッシュ−プルキャパシター構成は、偶数個のキャパシターを有し得る。第1部分と第2部分は、同一数量のキャパシターを有し得る。
偶数個のキャパシターを有するプッシュ−プルキャパシター構成は、正確な中心点を有する。交流電流端子がボード端部の中央ゾーンに配置されている場合には、プッシュ−プルキャパシター構成行の中心点は、ボード端部の終点に配置され、プッシュ−プルキャパシター構成の第2部分の接続として機能する。上述のとおりである。交流電流端子自身は、プッシュ−プルキャパシター構成列と整流器との間の接続を提供する。交流電流端子は、いわば、ボードからはみ出ない。
図4と図8にも示されるように、さらなる態様に従って、その態様は上述の他の態様や特徴と必ずしも組み合わされる必要は無いのだが、バッファーキャパシター構成87は、第2の複数88の直列接続されたキャパシター89を含み、それぞれのボードの直流電流端子間138,139に備えられる。
バッファーキャパシター構成87に係るキャパシターは、バッファー列90を形成するように直線的に配置され得る。
プッシュ−プルキャパシター構成に係るキャパシターが、プッシュ−プル列82,83を形成している場合にも、プッシュ−プル列82,83とバッファー列90に沿った電気的ポテンシャルは同一のグラディエント(gradient)を有する。例えば、プッシュ−プル列82,83とバッファー列90との間のキャパシター列の延長に対して垂直な電界コンポーネントといった、左右の電界が、交流電界コンポーネントが少なくとも優勢であり、直流電界コンポーネントが最小となるようにである。
この点について、図3の記載および図3に関して記載された矢印を参照すべきである。しかしながら、より良い理解のために、図4と図8においては記載されていない。
さらなる態様に従えば、図示はないが、ダイオード配列は、それぞれのダイオード配列の中心線または方向線と、プッシュ−プルキャパシター構およびバッファーキャパシターとの間がスラント(slanted)角となるように配置される。
さらには、プリント回路ボードに切り取り部91を備えることもできる。これにより、プリント回路ボードの表面に沿って、ダイオードとバッファーキャパシター列との間の絶縁をさらに改善できる。
例えば、プッシュ−プル列とバッファー列に沿ったポテンシャルの分布は同一のグラディエントを有しており、プッシュ−プル列とバッファー列との間における左右の電界は、直流コンポーネントが無く、交流コンポーネントのみを有する。ダイオード配列に沿ったポテンシャルの分布は、直流電流端子138、139において、それぞれの直流電流ポテンシャルをもって始まり、交流電流ポテンシャルは最初はゼロである。ポテンシャルの直流コンポーネントは、ダイオード配列に沿ったオフセットであり、交流電流における直流端子に係る中間値に達する。交流コンポーネントは、プッシュ−プル列の一つにまで徐々に増加していく。隔離に係るブレイクダウン(breakdown)電圧の最適な使用のためには、最初のダイオードを直流電流ポテンシャルの近くに配置し、最後のダイオードを交流電流ポテンシャルの近くに配置すると有利である。それぞれの反対側に対する距離が最大になるようにである。
上述のように、プッシュ−プルキャパシター構成の第1部分と第2部分は、ボード上で反対側に配置することができ、バッファーキャパシター構成を、ボードの中央軸において備えることができる。
さらなる態様に従えば、第3の複数92の抵抗93を、直列接続されたキャパシター77,89における電圧対称性のために備えることができる。これは、さらなる特徴として言及されており、上述および後述の他の特徴と組み合わせることもできる。
抵抗93は、図4においてキャパシターのいわば頂上に表されているが、図8では抵抗93はそれぞれのボードの一方の側に備えられている。キャパシターは他の側に配置されており、図8においては裏側である。
さらに、図4では、ボード131における接続穴94が模式的に示されている。例えば、それぞれブッシュ95を使用して、それぞれのボードをかすがいで留めて確実に設置するための設置穴として機能する。
さらなる態様に従えば、抵抗93はサブグループとして備えられ、各キャパシターは複数の抵抗から成るそれぞれのサブグループを備えている。
さらに、抵抗は、各キャパシターに対するそれぞれのグループに関して直列接続で配置され得る。それぞれの抵抗は交互にスラント角をもって直線的に配置される。ボードに沿った列方向に渡りジグザグなパターンをさらに形成するようにである。
さらには、図3におけるボードと、図4および図8におけるボードでは、ダイオード配列に関して方向が異なっていることに留意すべきである。ボード31,31は長方形に表されているものの、短い側での配置が異なっている。ボードは、例えば、辺の比率が異なる違った形状でもよいし、辺の長さが等しい正方形でもよい。
以降において、本発明のいくつかのさらなる態様が記述される。例えば、医療用X線のための共通高電圧整流器は、頻繁に電圧増倍器、またはカスケード型整流器を使用する。高周波数変換器においては、比較的高速な中間電圧(およそ1kVブレイクダウン電圧)のシリコン製整流ダイオードが数多く使用されている。シリコンカーバイト製ダイオードは、ブレイクダウン電圧がもっと高く、例えば4kV、最速のシリコン製ダイオードよりも損失が少ない。このように、例えば、高電圧ジェネレーターは、たった200個のダイオードから成り、損失は非常に小さく、1000個から2000個のダイオードを使った現行デザインのたった三分の一である。
本発明の態様に従えば、高電圧装置の小型化は絶縁材料の耐電圧に依存している。これは、フラッシュオーバー(flashover)と絶縁破壊を避けるようにコンポーネントを配置する際の制約となる。本発明が提案するボード上のコンポーネントの構成は、絶縁材料の電界強度に係る性能を最適に使用し(例えば、FR4と絶縁オイル)、最もコンパクトにコンポーネントを配置できる。
図4に関して、上述のように、ジグザグなダイオードのチェーンは、外側の端部に近いボードの中央から始まり、ボードの上端部と下端部に導きながら、バッファーキャパシター列に向かっていく。
高電圧カスケード型整流器において、プッシュ−プルキャパシターは、直流電圧のオフセットに従い、バッファーキャパシターの電圧に従っている。各配列に対してプッシュ−プルキャパシター構成のたった半分のキャパシターを備えることは、一つのボードと次のボードの他の半分の上に、接続ワイヤーが回路中の等ポテンシャル面に位置するような方法で接続する機会を与える。
このように、本発明に従った接続スキームは、図に示されるように、図4以下参照、ボード間における余分な電界が積み上がっていく不利な点を避けている。
図3に示された実施例に加えて、高電圧直流電流端子だけでなく、ボード間の交流電流接続は、図6bと同一の改善されたスキームを使用する。
もちろん、連続するパターンは、例えば、5個または6個もしくはあらゆる他の大きな数字、といった数量のダイオードから構成され得ることに留意すべきである。
図8は4個のボードを示しているが、他の数量のボードにも同様に適用できることに留意すべきである。
図8に関して、最後のボードにおいては、プッシュ−プルキャパシターチェーンの上側部分が除外されていることに留意すべきである。それは、実在しない次のボードのためのプッシュ−プル機能に属するだろうからである。
図8は、交流電流入力端子97は、VAC1とVAC2としても参照されるが、かすがいの前面の下部に配置されることを示している。前面の下部には、上部における(負の)直流電流出力の積み上がりを介して、モジュールに係るグラウンド接続98、GNDとして参照されるが、も存在する。参照番号99で示される一番後ろのボードが残されている。
図6aは、4個のボードに対する通常の直列接続のスキームを示しており、接続はボードの上側と下側で交互に行われている。この接続スキームにおいては、一番左のボード31に係る正のDC端子は、接続ライン48によって、隣接するボード38に係る負のDC端子39に接続されている。この目的のために、隣接するボードは、お互いに関してボード31の中心線に対して180度回転されることを要する。従って、正のDC端子38が連続したボード31に係る負のDC端子39に接続されるように、ボード31は接続される。結果として生じる高電圧整流器23の全電圧は、一番外側のボード31の下部にあるDC端子38と39において提供される。しかしながら、この構成には、接続ライン48によって接続されているがために、連続したボードのDC端子38と39との間にポテンシャルの差が無いという欠点がある。ボード31のこの接続された側から始まって(この場合には左側2つのボードの上側)ボード31の反対側に向かって(この場合には左側2つのボードの下側)に向かって、二つの隣接するボード31の向かい合うスポット間におけるポテンシャルの差が増加する。大きくなっていく矢印によって示されるようにである。これにより、隣接するボード間の電界強度は不均一な分布となる。従って、隣接する二つのボード31間の距離は、最大の電界強度密度に応じて次元化される必要がある。
図6bは、本発明の実施例に従った接続スキームを示しており、図7は、この接続スキームの3次元的な構成と関連する主要なコンポーネントの電界を示している。例えば、交流コンポーネントは白い矢印59aで表され、直流コンポーネントは灰色の矢印50bで表されている。
図7において示されるボードは、図3において記載されたものと同一であり、このため参照番号等は除外されている。この接続スキームにおいては、全てのボード31は同様に方向付けられている。例えば、全てのボード31は、正のDC端子38の位置が同一の方向であり、負のDC端子39の位置が同一の方向にあるように構成されている。ボード31の正のDC端子38は、図6bにおいてはボード31の上部にある端子、接続ワイヤー49によって、それぞれ隣接するボード31の負のDC端子39と接続されている。結果として生じる高電圧整流器23の全電圧は、一番外側のボード31の左下側と右上側にあるDC端子38と39において提供される。この構成においては、隣接する二つのボード間の向かい合うスポット間におけるポテンシャルの差は一定に保たれる。図6bにおいて、等しい大きさの矢印50として示されており、一つだけが印を付けられている。図7は、隣接するボード間における均一化された電界強度の分布を、矢印50を使って3次元的に表している。図7ではいくつかの矢印しか印が付けられていない。電界強度の分布が均一であるために、図6aの構成と比較して、隣接する二つのボード31間の距離を短くすることができる。
図9は、上述の実施例に従った電圧整流器の実行に係る回路図を示している。図示された例は、ダブルパルス4ステージカスケード(double−pulse 4−stage−cascade)の整流器である。参照番号51はステージを表しており、それぞれが上述のボード31として設計されている。図9は、電気的な統合を注視しており、上述のダイヤモンド形のダイオード配列は表していない。各ダイオード配列33、34、35、36は、図9においては単一のダイオードとして描かれている。明確性のために、図9では一つのステージ51の電気的な部分だけが参照番号と共に現されている。上述のように、変圧器22は、入力側でAC電圧が供給され、出力側の端子52において、より高いAC電圧へと変換する。変圧器22の出力側の端子52は、各ステージ51の端子40と41に接続されている。端子52と、第1ステージ51(図9における一番上のステージ51)の端子40および41との間には、プッシュ−プルキャパシター53が備えられている。同様に、各ステージ51の端子40と各ステージ51の端子41との間にも、プッシュ−プルキャパシター53が備えられている。プッシュ−プルキャパシター53の機能は、従来技術として知られている。図9をみればわかるように、ステージ51は、プッシュ−プルキャパシター53によってチェーン状に接続されている。さらに、第1ステージ51に端子38は、例えば変圧器22の端子54を介して共通のグラウンドに接続されており、例えばX線管19といった負荷55の片側に接続されている。第1ステージの端子39は第2ステージ51の端子38と接続され、各ステージの端子38と39に関して上述のステージ51に係る直列接続を実現するように、同様に接続される。各ステージの端子38と39との間には、二つのバッファーキャパシター56が並列に配置されており(もしくは単一のバッファーキャパシター)、その機能は従来技術として知られている。この構成において、負荷55が備えられ、片側(図9での上側)はグラウンドされ、他方の側が負の高DC電圧に接続されている。代替的には、この構成を、負荷の片側がグラウンドされ、他方の側が正の高DC電圧に接続されるように入れ替えることもできる。この目的のためには、変圧器22の端子52は、図9において一番下の端子40と41に接続され得る。加えて、グラウンド端子54は、一番上のステージ51の端子38の代わりに、図9において一番下の端子39に接続され得る。正の出力極性を達成するための別の方法は、図9における全てのダイオードの方向を逆にすることである。上述の構成は、いわゆるユニポーラー(unipolar)構成である。バイポーラー(bipolar)構成も、接続点57を共通のグラウンドに接続することで実現され得る。接続点57は、二つの中央のステージ51の間の接続点を表している。
図10は、本発明の別の実施例に従った電圧整流器の実行に係る回路図を示している。図示された例は、シングルパルス4ステージカスケード(single−pulse 4−stage−cascade)の整流器である。参照番号58はステージを表しており、それぞれが上述のボード31の左側半分として設計されている。このように、一つのステージ58は、端子38,39、そして40を伴う二つのダイオード配列33と35だけを含んでいる。このように、端子38と39においては、変圧器22に係るAC出力電圧の一つの完全な360度サイクルに係る時間の間は、単一パルスだけが生成される。ダイオード配列33と35の配置構成は、図3に関して述べたとおりである。この場合には、記載されたひし形の形状は半ひし形の形状になる。図10は、電気的な統合を注視しているため、この配置構成は図10には示されていない。各ダイオード配列33と35は、図10では単一のダイオードとして描かれている。明確性のために、図10では一つのステージ58の電気的な部分だけが参照番号と共に現されている。残りの部分については上述の図9を参照する。
本発明は、望ましくはX線アプリケーションのための、コンパクトで高電力な、そしておそらくは、高周波数で高電圧なジェネレーターに適用される。特に、SiCベースの高電圧整流器においてはダイヤモンド形が望ましく有用である。SiCダイオードの高電圧性能により、配置構成のために必要とされる設計の自由度を得るために、個々のダイオードの数量を十分に減らせるからである。SiCベースの高電圧整流器においても相互接続のスキームは有用である。
本発明の開示は、上述の実施例のあらゆる組み合わせを含むことが明らかである。本発明は、図面および前出の記載において詳細に説明され記述されているが、こうした図面および記載は説明的で典型的なものであり、制限的なものではない。そして、本発明を開示された実施例に限定するように意図するものではない。特定の手段が相互に異なる請求項において引用されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用できないということを意味するものではない。請求項におけるいかなる参照番号も、本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。

Claims (16)

  1. 高電圧整流器であって:
    それぞれが直列に接続された複数のダイオードを含む、少なくとも2つのダイオード配列と;
    前記少なくとも2つのダイオード配列を取り囲むケースと;を含み、
    前記少なくとも2つのダイオード配列の1つの端部は直流電流端子を、他の端部は交流電流端子を、それぞれ形成し、
    異なる極性の両直流電流端子を結ぶ仮想的な線に対して平行な線に沿って、前記少なくとも2つのダイオード配列の各々から外向きに始まってケースの壁と前記平行な線との交点に達するまでの距離が、前記平行な線と前記仮想的な線との間の距離が増加すると、増加するように、前記少なくとも2つのダイオード配列が構成される、
    ことを特徴とする高電圧整流器。
  2. 前記ダイオード配列は、前記少なくとも2つのダイオード配列の間の前記平行な線に沿った距離が、前記仮想的な線からの距離の増加とともに減少するというように配置されている、
    請求項1に記載の電圧整流器。
  3. 前記少なくとも1つのダイオード配列に係るダイオードは、ダイオードが直列に接続され、交互に入れ替わるパターンで、仮想的な配列の中心線から左右に連続的に配置されている、
    請求項1または2に記載の電圧整流器。
  4. 前記少なくとも1つのダイオード配列に係るダイオードは、ジグザグなチェーンのパターン、もしくは蛇行したチェーンのパターンで配置されている、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電圧整流器。
  5. 前記電圧整流器は、さらに:
    それぞれが少なくとも2つのダイオード配列をもった複数ボードを含み、
    隣接するボードは、少なくとも2つのダイオード配列に係る前記直流電流端子が、その極性について対応して方向付けられるように配置される、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電圧整流器。
  6. 隣接するボードは、前記直流電流端子が、その極性について対応して方向付けられるように配置され、
    隣接するボードの直流電流端子が直列に接続されているボード間の直列接続が備えられ、前記端子は互いに反対の極性を有し、前記直流電流端子の接続は、かすがい方向において斜めに走る接続スキームを示している、
    請求項5に記載の電圧整流器。
  7. 少なくとも1つの前記ボードは、少なくとも4つのダイオード配列を含む、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電圧整流器。
  8. 前記少なくとも4つのダイオード配列はひし形を形成する、
    請求項7に記載の電圧整流器。
  9. 前記ダイオードは、シリコン−カーバイト製である、
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電圧整流器。
  10. 少なくとも2つのボードが備えられ;
    第1の複数の直列に接続されたキャパシターを含む、プッシュ−プルキャパシター構成が、隣接するボードの前記交流電流端子間に備えられ;
    前記プッシュ−プルキャパシター構成に係る前記第1の複数の直列に接続されたキャパシターの第1部分が1つのボード上に配置され、前記プッシュ−プルキャパシター構成に係る前記第1の複数の直列に接続されたキャパシターの第2部分は隣接するボード上に配置され;
    前記第1部分および前記第2部分のそれぞれの端部に、交流電流入力/出力接続端子が備えられ;かつ
    前記第1部分および前記第2部分のそれぞれの接続端子との間に接続点が備えられる、
    請求項1乃至9のいずれか1項に記載の電圧整流器。
  11. 前記隣接するボードは、
    ボード間の交流電流入力/出力接続端子が、その極性およびその入力/出力方向について対応するように方向付けられ、
    前記ボードの直列接続は、前記プッシュ−プルキャパシター構成を介して、隣接するボードに係る交流電流端子の直列接続を含み、前記接続端子間の接続は、前記かすがい方向において斜めに走る接続スキームである、
    請求項10に記載の電圧整流器。
  12. 第2の複数の直列に接続されたキャパシターを含む、バッファーキャパシター構成が、各ボードのそれぞれ直流電流端子間に備えられる、
    請求項1乃至11のいずれか1項に記載の電圧整流器。
  13. 前記プッシュ−プルキャパシター構成に係るキャパシターおよび前記バッファーキャパシター構成に係るキャパシターは、プッシュ−プル列とバッファー列を直線的に形成するように構成され;かつ
    前記プッシュ−プル列と前記バッファー列に沿った電気的なポテンシャルは同じグラディエントであり、前記プッシュ−プル列と前記バッファー列との間の左右の電界が、少なくとも優勢な交流電界コンポーネント、および最小限の直流電界コンポーネントを有する、
    請求項12に記載の電圧整流器。
  14. 前記ダイオード配列は、それぞれの前記ダイオード配列の中心線と前記プッシュ−プルキャパシターおよび前記バッファーキャパシターとの間にスラント角を有するように構成される、
    請求項11または12に記載の電圧整流器。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の電圧整流器を含む、電圧ジェネレーター。
  16. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の電圧整流器を含む、イメージ装置。
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