JP2013531722A - 車両用射出成形コンポジットホイール - Google Patents
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Abstract
開示されているのは、(A)約20〜約70重量パーセントの少なくとも1つのポリアミド樹脂と、(B)約30〜約65重量パーセントの0.1〜0.9mmの平均長さを有する1つ以上の繊維強化剤と、(C)0〜約20重量パーセントの1つ以上のポリマー衝撃改質剤とを含むポリアミド組成物を含み、ポリアミド組成物から作製した4mm試験バーの平均引張係数が約9GPa以上、および破断点伸びが少なくとも4%である射出成形コンポジットホイールである。
Description
本発明は、電動車両をはじめとする車両用射出成形コンポジットホイールの分野に関する。
電動車両をはじめとする全ての種類の車両における軽量化は、車両のエネルギー効率を改善するための1つの手法である。ガラス強化プラスチックは、車両を軽量化するために、金属に変わる主要候補となっている。プラスチックホイールリムが一例である。低密度強化プラスチックは、自転車、オールテラインビークル(ATV)、実用車(UTV)および潜在的な自動車両におけるプラスチックホイールのための主要ファクターとなっている。
しかしながら、熱可塑性材は、金属に比べて、強度およびモジュラスが低い。繊維強化は、熱可塑性材の強度およびモジュラスを大幅に改善するが、破断点伸びを減じ、最終的にプラスチックをより脆性とさせる。高強度、高靭性および高い伸びを有する強化熱可塑材が望まれている。たいていの30〜40重量パーセントの繊維強化熱可塑性ポリアミドおよびその他ポリマーは、10〜12Gpaの引張係数および2.5〜3.0%の破断点伸びを与える。
米国特許第4,072,358号明細書には、長さが0.125〜1.5インチである圧縮成形カットガラスファイバー強化プラスチックホイールが開示されている。
米国特許第5,277,479号明細書には、リムとディスクが一体成形された樹脂ホイールが開示されており、ホイールは、繊維強化熱可塑性樹脂を射出成形することにより形成され、繊維強化熱可塑性樹脂は、短繊維(0.1〜0.5mm)および長繊維(>1mm)を含む。
伸びは、材料靭性の主要指標である。靭性は、サンプルが破壊される前に吸収できるエネルギーの尺度である。エネルギー吸収は、引張試験における応力−歪み曲線下の面積により特定される。引張強度を有する組成物については、破断点伸びが長ければ長いほど、エネルギー吸収が高く、靭性が高い。
安価な射出成形プロセスにより製造でき、高い引張係数、すなわち、9Gpa以上、および高い破断点伸び、すなわち、4%以上の高い破断点伸びを示すことのできる繊維強化ホイールが必要とされている。かかる繊維強化ホイールは、多くの車両用途について満足いく靭性特性を与えるであろう。
開示されているのは、
(A)(i)脂肪族ジカルボン酸および脂肪族ジアミンの少なくとも約50モルパーセントが、10個以上の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸および/または脂肪族ジアミンである、1つ以上の脂肪族ジカルボン酸と1つ以上の脂肪族ジアミンから誘導された約60〜100モルパーセントの繰り返し単位と、
(ii)1つ以上の芳香族ジカルボン酸から誘導された0〜約40モルパーセントの繰り返し単位と
を含む約20〜約70重量パーセントの少なくとも1つのポリアミド樹脂と、
(B)約30〜約65重量パーセントの1つ以上の繊維強化剤であって、前記繊維が0.1〜0.9mmの平均長さを有する、繊維強化剤と、
(C)0〜約20重量パーセントの1つ以上のポリマー衝撃改質剤と
から実質的になるポリアミド組成物を含み、
(A)、(B)および(C)の重量パーセンテージは(A)+(B)+(C)の総重量を基準とし、前記少なくとも1つのポリアミド樹脂がPA610からなるとき、少なくとも2重量パーセントの1つ以上のポリマー衝撃改質剤が存在するという条件で、前記ポリアミド組成物から作製した4mm試験バーのISO527−1/2により測定した際の平均引張係数が約9GPa以上、ISO527−2/1Aにより試験した際の破断点伸びが少なくとも4%である、射出成形コンポジットホイールである。
(A)(i)脂肪族ジカルボン酸および脂肪族ジアミンの少なくとも約50モルパーセントが、10個以上の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸および/または脂肪族ジアミンである、1つ以上の脂肪族ジカルボン酸と1つ以上の脂肪族ジアミンから誘導された約60〜100モルパーセントの繰り返し単位と、
(ii)1つ以上の芳香族ジカルボン酸から誘導された0〜約40モルパーセントの繰り返し単位と
を含む約20〜約70重量パーセントの少なくとも1つのポリアミド樹脂と、
(B)約30〜約65重量パーセントの1つ以上の繊維強化剤であって、前記繊維が0.1〜0.9mmの平均長さを有する、繊維強化剤と、
(C)0〜約20重量パーセントの1つ以上のポリマー衝撃改質剤と
から実質的になるポリアミド組成物を含み、
(A)、(B)および(C)の重量パーセンテージは(A)+(B)+(C)の総重量を基準とし、前記少なくとも1つのポリアミド樹脂がPA610からなるとき、少なくとも2重量パーセントの1つ以上のポリマー衝撃改質剤が存在するという条件で、前記ポリアミド組成物から作製した4mm試験バーのISO527−1/2により測定した際の平均引張係数が約9GPa以上、ISO527−2/1Aにより試験した際の破断点伸びが少なくとも4%である、射出成形コンポジットホイールである。
「車両」とは、ホイールで動き、人および/または積荷を運搬する、またはその他機能を行う何らかのデバイスを意味する。車両は自走であってもなくてもよい。適用可能な車両としては、自動車、オートバイ、車輪付き建設車両、農業用または芝刈り用トラクター、オールテラインビヒクル(ATV)、トラック、トレーラー、自転車、配送車、ショッピングカート、一輪車および台車が挙げられる。
射出成形コンポジットホイールは、(A)約20〜約70重量パーセントの少なくとも1つのポリアミド樹脂と、約30〜約65重量パーセントの0.1〜0.9mmの平均長さを有する1つ以上の繊維強化剤と、(C)0〜約20重量パーセントの1つ以上のポリマー衝撃改質剤とを含む。
好ましくは、射出成形コンポジットホイールは、(A)約20〜約70重量パーセントの少なくとも1つのポリアミド樹脂と、約30〜約65重量パーセントの0.1〜0.9mmの平均長さを有する1つ以上の繊維強化剤と、(C)0〜約20重量パーセントの1つ以上のポリマー衝撃改質剤とから実質的になる。
他の実施形態は、(A)約20〜約68重量パーセントの少なくとも1つのポリアミド樹脂と、(B)約30〜約65重量パーセントの0.1〜0.9mmの平均長さを有する1つ以上の繊維強化剤と、(C)2〜約20重量パーセントの1つ以上のポリマー衝撃改質剤とから実質的になる射出成形コンポジットホイールである。
他の実施形態は、(A)約25〜約65重量パーセントの少なくとも1つのポリアミド樹脂と、(B)約30〜約65重量パーセントの0.1〜0.9mmの平均長さを有する1つ以上の繊維強化剤と、(C)5〜約12重量パーセントの1つ以上のポリマー衝撃改質剤とから実質的になる射出成形コンポジットホイールである。
本発明に用いるポリアミド樹脂は、融点および/またはガラス転移を有する。ここで、融点およびガラス転移は、10℃/分の走査速度で、示差走査熱量計(DSC)により求める。融点は、吸熱ピークの最大で図り、ガラス転移は、明らかな場合には、エンタルピー変化の中間点と考えられる。
ポリアミドは、1つ以上のジカルボン酸と1つ以上のジアミンおよび/または1つ以上のアミノカルボン酸の縮合生成物および/または1つ以上の環状ラクタムの開環重合生成物である。好適な環状ラクタムは、カプロラクタムおよびラウロラクタムである。ポリアミドは、全脂肪族または半芳香族であってよい。
本発明の樹脂組成物に用いる全脂肪族ポリアミドは、ジアミン、ジカルボン酸、ラクタム、アミノカルボン酸等の脂肪族および脂環式モノマーならびにそれらの反応等価物から形成される。好適なアミノカルボン酸は、11−アミノドデカン酸である。好適なラクタムは、カプロラクタムおよびラウロラクタムである。本発明の文脈において、「全脂肪族ポリアミド」という用語はまた、2つ以上のかかるモノマーから誘導されたコポリマーおよび2つ以上の全脂肪族ポリアミドのブレンドも意味する。鎖状、分岐および環状モノマーを用いてもよい。
半芳香族ポリアミドは、芳香族基を含有するモノマーから形成されたコポリマー、ターポリマーまたはさらに高級ポリマーである。
本明細書に開示された好ましいポリアミドは、ホモポリマーまたはコポリマーであり、コポリマーという用語は、2つ以上のアミドおよび/またはジアミド分子繰り返し単位を有するポリアミドを指す。ホモポリマーおよびコポリマーは、それらの各繰り返し単位により識別される。本明細書に開示されたコポリマーについて、繰り返し単位は、コポリマー中に存在する繰り返し単位のモル%の減少する順番で挙げてある。以下のリストは、ホモポリマーおよびコポリマーポリアミド(PA)におけるモノマーおよび繰り返し単位を識別するために用いる略記を示している。
HMD ヘキサメチレンジアミン(または二酸と組み合わせて用いるときは6)
T テレフタル酸
AA アジピン酸(またはジアミンと組み合わせて用いるときは6)
DMD デカメチレンジアミン
6 ε−カプロラクタム
DDA デカンジ酸
DDDA ドデカンジ酸
I イソフタル酸
MXD メタ−キシレンジアミン
TMD 1,4−テトラメチレンジアミン
4T TMDおよびTから形成されたポリマー繰り返し単位
6T HMDおよびTから形成されたポリマー繰り返し単位
DT 2−MPMDおよびTから形成されたポリマー繰り返し単位
MXD6 MXDおよびAAから形成されたポリマー繰り返し単位
66 HMDおよびAAから形成されたポリマー繰り返し単位
10T DMDおよびTから形成されたポリマー繰り返し単位
410 TMDおよびDDAから形成されたポリマー繰り返し単位
510 1,5−ペンタンジアミンおよびDDAから形成されたポリマー繰り返し単位
610 HMDおよびDDAから形成されたポリマー繰り返し単位
612 HMDおよびDDDAから形成されたポリマー繰り返し単位
6 ε−カプロラクタムから形成されたポリマー繰り返し単位
11 11−アミノウンデカン酸から形成されたポリマー繰り返し単位
12 12−アミノドデカン酸から形成されたポリマー繰り返し単位
HMD ヘキサメチレンジアミン(または二酸と組み合わせて用いるときは6)
T テレフタル酸
AA アジピン酸(またはジアミンと組み合わせて用いるときは6)
DMD デカメチレンジアミン
6 ε−カプロラクタム
DDA デカンジ酸
DDDA ドデカンジ酸
I イソフタル酸
MXD メタ−キシレンジアミン
TMD 1,4−テトラメチレンジアミン
4T TMDおよびTから形成されたポリマー繰り返し単位
6T HMDおよびTから形成されたポリマー繰り返し単位
DT 2−MPMDおよびTから形成されたポリマー繰り返し単位
MXD6 MXDおよびAAから形成されたポリマー繰り返し単位
66 HMDおよびAAから形成されたポリマー繰り返し単位
10T DMDおよびTから形成されたポリマー繰り返し単位
410 TMDおよびDDAから形成されたポリマー繰り返し単位
510 1,5−ペンタンジアミンおよびDDAから形成されたポリマー繰り返し単位
610 HMDおよびDDAから形成されたポリマー繰り返し単位
612 HMDおよびDDDAから形成されたポリマー繰り返し単位
6 ε−カプロラクタムから形成されたポリマー繰り返し単位
11 11−アミノウンデカン酸から形成されたポリマー繰り返し単位
12 12−アミノドデカン酸から形成されたポリマー繰り返し単位
業界において、単独で用いるとき「6」という用語は、ε−カプロラクタムから形成されたポリマー繰り返し単位を示すことに留意する。あるいは、T等の二酸と組み合わせて用いるときの「6」、例えば、6Tでは、「6」はHMDを指す。ジアミンおよび二酸を含む繰り返し単位において、ジアミンは最初に指定される。さらに、「6」をジアミンと組み合わせて用いるとき、例えば、66では、最初の「6」はジアミンHMDを指し、2番目の「6」はアジピン酸を指す。同様に、その他アミノ酸またはラクタムから誘導された繰り返し単位は、炭素原子の数を指定する単数で指定される。
本発明において有用なポリアミド樹脂は、(i)脂肪族ジカルボン酸および脂肪族ジアミンの少なくとも約50モルパーセントが、10個以上の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸および/または脂肪族ジアミンである1つ以上の脂肪族ジカルボン酸と1つ以上の脂肪族ジアミンから誘導された約60〜100モルパーセントの繰り返し単位と、任意で、1つ以上の芳香族ジカルボン酸から誘導された0〜約40モルパーセントの繰り返し単位とを含む。ポリアミド樹脂は、全脂肪族または半芳香族であってもよい。
ポリアミド樹脂は、1つ以上の脂肪族ジカルボン酸および1つ以上の脂肪族ジアミンから誘導された70〜100モルパーセントの繰り返し単位と、1つ以上の芳香族ジカルボン酸から誘導された0〜約30モルパーセントの繰り返し単位とから実質的になってよい。
本発明において有用なポリアミド樹脂に好適な脂肪族ジカルボン酸としては、脂肪族カルボン酸、例えば、アジピン酸(C6)、ピメリン酸(C7)、スベリン酸(C8)およびアゼライン酸(C9)が挙げられるが、これに限られるものではない。10個以上の炭素原子を有する好適な脂肪族ジカルボン酸としては、デカンジ酸(C10)、ドデカンジ酸(C12)、トリデカンジ酸(C13)、テトラドデカンジ酸(C14)およびペンタデカンジ酸(C15)が挙げられるが、これに限られるものではない。
本発明において有用なポリアミド樹脂に好適な芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2−メチルテレフタル酸およびナフタル酸が挙げられるが、これに限られるものではない。好ましい芳香族ジカルボン酸は、テレフタル酸およびイソフタル酸である。
本発明において有用なポリアミド樹脂に好適な脂肪族ジアミンとしては、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、2−エチルテトラメチレンジアミン、2−メチルオクタメチレンジアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミンが挙げられるが、これに限られるものではない。
10個以上の炭素原子を有する好適な脂肪族ジアミンとしては、デカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミンおよびテトラデカメチレンジアミンが挙げられるが、これに限られるものではない。10個以上の炭素原子を有する好ましい脂肪族ジアミンは、デカメチレンジアミンおよびドデカメチレンジアミンである。
ポリアミドは、1つ以上のジカルボン酸と1つ以上のジアミンおよび/または1つ以上のアミノカルボン酸の縮合生成物および/または1つ以上の環状ラクタムの開環重合生成物である。好適な環状ラクタムは、カプロラクタムおよびラウロラクタムである。
一実施形態において、ポリアミド組成物は、ポリ(ヘキサメチレンデカンジアミド)(PA610)、ポリ(ヘキサメチレンドデカンジアミド)(PA612)、ポリ(デカメチレンデカンジアミド)(PA1010)およびポリ(ヘキサメチレンドデカンジアミド)/ヘキサメチレンテレフタルアミド(PA612/6T)からなる群から選択され、PA612/6Tは、20〜30モルパーセントで存在する6T繰り返し単位を有する。
1つ以上の繊維強化剤であって、前記繊維が0.1〜0.9mmの平均長さを有する繊維強化剤は、ガラスファイバー、カーボンファイバーおよびこれらの混合物からなる群から選択することができる。ガラスファイバーは、円形または非円形断面とすることができる。
非円形断面を備えたガラスファイバーとは、ガラスファイバーの長手方向に垂直で、断面の最長直線距離に対応する主軸を有する断面を有するガラスファイバーのことを指す。非円形断面は、主軸に対して垂直な方向の断面において最長直線距離に対応する短軸を有する。ファイバーの非円形断面は、まゆ型(8の字)形状、矩形、楕円形、略三角形、多角形および長楕円形をはじめとする様々な形状を有していてよい。当業者には明らかなとおり、断面はその他の形状を有していてもよい。主軸の長さと短アクセスの長さの比は、好ましくは、約1.5:1〜約6:1である。比は、より好ましくは、約2:1〜5:1、さらに好ましくは、約3:1〜約4:1である。好適なガラスファイバーは、欧州特許第0190001号明細書および欧州特許第0196194号明細書に開示されている。
射出成形コンポジットホイールは、任意で、0〜20重量パーセントの1つ以上のポリマー衝撃改質剤を含む。ポリマー衝撃改質剤は、反応性官能基および/またはカルボン酸の金属塩を含む。
一実施形態において、射出成形コンポジットホイールは、2〜20重量パーセント、好ましくは、5〜12重量パーセントのポリマー衝撃改質剤を含む。他の実施形態において、ポリマー衝撃改質剤は、エチレン、グリシジル(メソ)アクリレートと任意の1つ以上の(メソ)アクリレートエステルのコポリマー、不飽和カルボン酸無水物でグラフトされたエチレン/α−オレフィンまたはエチレン/α−オレフィン/ジエンコポリマー、エチレン、2−イソシアナートエチル(メソ)アクリレートと任意の1つ以上の(メソ)アクリレートエステルのコポリマー、および対応のイオノマーを形成するために、Zn、Li、MgまたはMn化合物と反応させたエチレンとアクリル酸のコポリマーからなる群から選択される。
本発明において、ポリアミド組成物はまた、熱安定剤または酸化防止剤、帯電防止剤、潤滑剤、可塑剤、着色剤および顔料等業界で用いられる添加剤を含んでいてもよい。熱安定剤としては、ジペンタエリスリトール、銅安定剤、ヒンダードフェノールおよびこれらの混合物等の多価アルコールが挙げられる。
本明細書において、ポリアミド組成物は、溶融ブレンドによる混合物であり、全ポリマー成分が適切に混合され、全ての非ポリマー成分は、ポリマーマトリックス中に適切に分散されている。任意の溶融ブレンド方法を、本発明のポリマー成分および非ポリマー成分の混合に用いてよい。例えば、ポリマー成分および非ポリマー成分は、単軸押出し機または二軸押出し機、攪拌器、単軸または二軸ニーダーまたはバンブリーミキサー等の溶融ミキサーに供給してよく、添加工程は、全成分を一度に添加する、またはバッチで徐々に添加するものであってよい。ポリマー成分および非ポリマー成分をバッチで徐々に添加するときは、ポリマー成分および/または非ポリマー成分の一部をまず添加してから、適切に混合された組成物が得られるまで、後に添加される残りのポリマー成分および非ポリマー成分と溶融混合する。1つ以上の繊維強化剤を、ブレンドの始め、またはブレンドプロセス中のどこかで添加してよい。
伸びは、材料靭性の主要指標である。靭性は、破壊される前に吸収できるエネルギーの尺度である。図2に、理想的な応力−歪み曲線(11)を示す。エネルギー吸収は、引張試験における応力−歪み曲線(12)下の面積により特定される。同様の引張強度を有する組成物については、破断点伸び高ければ高いほど、エネルギー吸収が高く、靭性が高い。
本発明を以下の実施例においてさらに定義する。当然のことながら、これらの実施例は、本発明の好ましい実施形態を示しているが、単なる例示に過ぎない。上記の説明およびこれらの実施例から、当業者であれば、本発明の必須の特徴を確認することができ、その精神および範囲から逸脱することなく、様々な用途および条件に適合させるために本発明の様々な変更および修正を行うことができる。
方法
試験方法
引張強度、破断点伸びおよび引張係数を、Instru−Met Corporationの引張試験機で、ISO 527 −1/−2により、23℃および5mm/分の歪みレートで、成形乾燥させたサンプルで試験した。
試験方法
引張強度、破断点伸びおよび引張係数を、Instru−Met Corporationの引張試験機で、ISO 527 −1/−2により、23℃および5mm/分の歪みレートで、成形乾燥させたサンプルで試験した。
ノッチ付きアイゾットを、CEAST Impact Testerで、ISO180により、23℃で、エンドタブをカットしたタイプ1A多目的試料で試験した。得られた試験サンプルの大きさは80×10×4mmである。(試料のノッチ下の深さは8mmであった。)試料を成形乾燥した。
ノッチなしアイゾットを、CEAST Impact Testerで、ISO180により、23℃で、エンドタブをカットしたタイプ1A多目的試料で試験した。得られた試験サンプルの大きさは80×10×4mmである。試料を成形乾燥した。
Dynatup落重衝撃試験を、ASTM D3763に従って、10000LBセルを用いて、23℃で行った。サンプルを、直径4インチ、厚さ0.125インチのディスクへと成形した。リングサイズは、0.5インチ、落下速度は3.2m/秒であった。この試験の結果を表2に挙げる。
ホイール試験試料の衝撃試験
図1は、上方および下方(投げ入れ)衝撃試験で用いるホイール試験試料の断面図を示す。ホイール試験試料は、公称直径約10インチ、深さ4インチのタブ(1)で、ランド幅約0.75インチのフランジ(2)を備えており、これが、タブ壁(3)から約90度の角度で外に突出し、タブの開口端周囲に延びていた。
図1は、上方および下方(投げ入れ)衝撃試験で用いるホイール試験試料の断面図を示す。ホイール試験試料は、公称直径約10インチ、深さ4インチのタブ(1)で、ランド幅約0.75インチのフランジ(2)を備えており、これが、タブ壁(3)から約90度の角度で外に突出し、タブの開口端周囲に延びていた。
タブは以下の手順を用いて射出成形した。ペレット化組成物を、乾燥剤(−40°Fの露点)乾燥機において、180°Fで5時間乾燥してから、500トンのVan Dorn射出成形機へ供給し、約580〜590°Fの溶融温度、255〜265°Fの鋳型温度、275〜280°Fのコア温度で、汎用スクリューを用いて処理した。タブの厚さは、約0.200〜0.250インチであった。成形成分を10〜12時間静置させて、冷却し、成形プロセスによる応力を緩和した。
上方垂直衝撃試験
フランジを手で握ってタブを取り、指でタブの内側表面を包んで、手の平にタブの外側壁が載るようにした。タブをしっかり持ち、腕を約45度にしてタブを後ろに振ってから、できる限り略垂直に、空中で少なくとも25フィート〜約30フィート投げて、タブが軸回転するようにし、タブをコンクリート舗装された水平な広い地面に落とした。タブに亀裂があるが検査した。目視検査により亀裂ができるまでタブを投げた回数を記録した。
フランジを手で握ってタブを取り、指でタブの内側表面を包んで、手の平にタブの外側壁が載るようにした。タブをしっかり持ち、腕を約45度にしてタブを後ろに振ってから、できる限り略垂直に、空中で少なくとも25フィート〜約30フィート投げて、タブが軸回転するようにし、タブをコンクリート舗装された水平な広い地面に落とした。タブに亀裂があるが検査した。目視検査により亀裂ができるまでタブを投げた回数を記録した。
下方衝撃試験
実施者は、上述したとおりタブを握り、タブを握った手と同じ側の足で後ろに少し下がって、タブを後ろに振って360度回し、コンクリート舗装された水平な広い地面に、できる限り、コンクリートと垂直に近くなるようにして、上手投げで投げた。タブに亀裂があるか検査した。目視検査により亀裂ができるまでタブを投げた回数を記録した。
実施者は、上述したとおりタブを握り、タブを握った手と同じ側の足で後ろに少し下がって、タブを後ろに振って360度回し、コンクリート舗装された水平な広い地面に、できる限り、コンクリートと垂直に近くなるようにして、上手投げで投げた。タブに亀裂があるか検査した。目視検査により亀裂ができるまでタブを投げた回数を記録した。
5サイクル後に亀裂が明らかになった場合は、タブは、最低限の性能と考えられ、許容できる性能は、各手順を通して10サイクル後に亀裂がない場合である。極めて望ましい性能は、各手順を通して15サイクル後に亀裂がない場合である。15サイクル後も亀裂を示さないタブは、そのタブを含む材料が、ATVホイール等の厳しい動的構造用途に用いるのに適していることを示している。
材料
PA66とは、E.I.DuPont de Nemours and Company,Wilmington,Delaware,USAよりZytel(登録商標)101NC010という商標で入手可能な、相対粘度が46〜51の範囲、融点が約263℃の1,6−ヘキサン二酸および1,6−ヘキサメチレンジアミンでできた脂肪族ポリアミドを指す。
PA66とは、E.I.DuPont de Nemours and Company,Wilmington,Delaware,USAよりZytel(登録商標)101NC010という商標で入手可能な、相対粘度が46〜51の範囲、融点が約263℃の1,6−ヘキサン二酸および1,6−ヘキサメチレンジアミンでできた脂肪族ポリアミドを指す。
PA6とは、BASF,USAより入手可能なUltramid(登録商標)B27ポリ(ε−カプロラクタム)を指す
PA610とは、E.I.DuPont de Nemours and Company,Wilmington,Delaware,USAより入手可能な1,6−ジアミノヘキサンおよび1,10−デカンジ酸でできたZytel(登録商標)FE310064ポリアミド610を指す。
PA610とは、E.I.DuPont de Nemours and Company,Wilmington,Delaware,USAより入手可能な1,6−ジアミノヘキサンおよび1,10−デカンジ酸でできたZytel(登録商標)FE310064ポリアミド610を指す。
ポリアミド1010は、Xinda Corporation,Wuxi,Chinaの1,10−デカンジ酸および1,10−ダイミノデカンから作製されたポリアミド1010(タイプ12)である。
PA612/6Tコポリマーは、E.I. du Pont de Nemours and Company,Wilmington,DEより入手可能な1,6−ジアミノヘキサン、75モルパーセント1,12−ドデカンジ酸および25モルパーセントテレフタル酸(Zytel(登録商標)FE310054)から作製。
ガラスファイバーは、PPG Industries,Pittsburgh,PA 15272,USAより入手可能なChopVantage(登録商標)3660チョップドガラスファイバー(公称長さ3.2mm)を指す。
ガラスロービングとは、PPG Industries,Pittsburgh,PA 15272,USAより入手可能なPPG4588ガラスロービング(連続ファイバー)を指す。
カーボンファイバーとは、Zoltek Corp.,Bridgeton,MO63304,USA製のPanex(登録商標)35カーボンファイバー(公称長さ0.8cm)のことを指す。コンパウンディングの際、このファイバーは分解されて、典型的に0.5mm未満の平均ファイバー長さとなる。
Engage(登録商標)8180コポリマーは、Dow Chemical,Houston,TX,USA製のエチレン/ クタンコポリマーである。
TRX(登録商標)301コポリマーは、E.I.DuPont de Nemours and Company,Wilmington,Delaware,USAより入手可能な無水マレイン酸変性EPDMである。
カラーコンセントレートIとは、Americhem Inc.,Cuyahoga,OH,USAより入手可能なポリアミドターポリマー中44%のカーボンブラックマスターのことを指す。
カラーコンセントレートIIとは、Clariant Corpより入手可能なポリアミド6中20%のカーボンブラックマスターバッチのことを指す。
カラーコンセントレートIIIとは、Dupont,Wilmington,DEより入手可能なポリアミド6中40%のニグロシンマスターバッチのことを指す。
Cu熱安定剤とは、0.5部のステアレートワックスバインダー中7部のヨウ化カリウムおよび1部のヨウ化銅の混合物のことを指す。
Licomont(登録商標)CaV102細粒は、Clariant Corp.,4132Mattenz,Switzerlandより入手可能なモンタン酸のカルシウム塩である。
ジステアリン酸アルミニウムは、PMC Global,Inc.Sun Valley,CA,USAより供給されるワックスである。
実施例1〜4および比較例1〜2
表1に挙げた組成物を、26〜30mm10−バレル二軸押出し機により、250RPMスクリュー速度、1時間当たり30ポンドの処理量および270〜290℃のバレル温度設定でコンパウンディングした。成分は全て押出し機背面から供給した。ただし、ガラスファイバーは、押出し機の側部から供給した。コンパウンディングしたペレットを乾燥し、4mmISO多目的引張バーへと、日精射出成形機FN3000で、280〜285℃の溶融温度で、一般的な圧縮スクリューにより成形した。物理試験の結果を表1に挙げる。
表1に挙げた組成物を、26〜30mm10−バレル二軸押出し機により、250RPMスクリュー速度、1時間当たり30ポンドの処理量および270〜290℃のバレル温度設定でコンパウンディングした。成分は全て押出し機背面から供給した。ただし、ガラスファイバーは、押出し機の側部から供給した。コンパウンディングしたペレットを乾燥し、4mmISO多目的引張バーへと、日精射出成形機FN3000で、280〜285℃の溶融温度で、一般的な圧縮スクリューにより成形した。物理試験の結果を表1に挙げる。
実施例1〜4は、組成物が適切に剛性があることを示す9Gpa以上の引張係数を示し、さらに、実施例は、比較例より33%〜150%高い伸びというかなり高い破断点伸びを示している。
実施例5、6および比較例3、4および5
表2に挙げた実施例5、6および比較例3の組成物を、58mm10−バレル二軸押出し機により、約300RPMスクリュー速度、1時間当たり約600ポンドの処理量および330〜340℃の溶融温度でコンパウンディングした。
表2に挙げた実施例5、6および比較例3の組成物を、58mm10−バレル二軸押出し機により、約300RPMスクリュー速度、1時間当たり約600ポンドの処理量および330〜340℃の溶融温度でコンパウンディングした。
比較例4の組成物は、26〜30mm10−バレル二軸押出し機により、250RPMスクリュー速度、1時間当たり30ポンドの処理量および270〜290℃のバレル温度でコンパウンディングした。成分は全て押出し機背面から供給した。ただし、ガラスファイバーは、押出し機の側部から供給した。
コンパウンディングしたペレットを乾燥し、4mmISO多目的引張バーへと、日精射出成形機FN3000で、280〜285℃の溶融温度で、一般的な圧縮スクリューにより成形した。物理試験の結果を表2に挙げる。
比較例5の組成物は、引き抜き成形機で作製し、処理後、11〜14mmのペレットへとカットした。
タブの形態のホイール試験試料を射出成形し、「ホイール試験試料の衝撃試験」に開示された手順を用いて試験した。
比較例3(PA66/PA6ブレンド)と同じレベルの衝撃改質剤およびガラスファイバーである実施例5(PA612/6T)および6(PA610)は、比較例3と同等の引張係数を示したが、約50〜66%高い破断時伸びを示した。試験タブの上方垂直衝撃試験および下方衝撃試験によれば、実施例5および6は、比較例3に対して、性能において意外な予期せぬ改善を示し、試験タブにおける亀裂破損に対する抵抗性の改善と関連して、4%以上という比較的高い破断点伸びを示している。
PA610を含みポリマー衝撃改質剤を含まない比較例4は、3.35%の伸びを示した。
比較例5は、引き抜き成形プロセスを用いて作製された長いガラスファイバーが、僅か2.2%という破断点伸びしか示さないことを示している。
Claims (6)
- (A)i.脂肪族ジカルボン酸および脂肪族ジアミンの少なくとも約50モルパーセントが、10個以上の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸および/または脂肪族ジアミンである、1つ以上の脂肪族ジカルボン酸と1つ以上の脂肪族ジアミンから誘導された約60〜100モルパーセントの繰り返し単位と、
ii.1つ以上の芳香族ジカルボン酸から誘導された0〜約40モルパーセントの繰り返し単位と
を含む約20〜約70重量パーセントの少なくとも1つのポリアミド樹脂と、
(B)約30〜約65重量パーセントの1つ以上の繊維強化剤であって、前記繊維が0.1〜0.9mmの平均長さを有する、繊維強化剤と、
(C)0〜約20重量パーセントの1つ以上のポリマー衝撃改質剤と
から実質的になるポリアミド組成物を含み、
(A)、(B)および(C)の重量パーセンテージは(A)+(B)+(C)の総重量を基準とし、前記少なくとも1つのポリアミド樹脂がPA610からなるとき、少なくとも2重量パーセントの1つ以上のポリマー衝撃改質剤が存在するという条件で、前記ポリアミド組成物から作製した4mm試験バーのISO527−1/2により測定した際の平均引張係数が約9GPa以上、ISO527−2/1Aにより試験した際の破断点伸びが少なくとも4%である、射出成形コンポジットホイール。 - 前記少なくとも1つのポリアミド樹脂が、1つ以上の脂肪族ジカルボン酸および1つ以上の脂肪族ジアミンから誘導された70〜100モルパーセントの繰り返し単位と、1つ以上の芳香族ジカルボン酸から誘導された0〜約30モルパーセントの繰り返し単位とを含む請求項1に記載のコンポジットホイール。
- 前記少なくとも1つのポリアミド樹脂が、ポリ(ヘキサメチレンデカンジアミド)(PA610)、ポリ(ヘキサメチレンドデカンジアミド)(PA612)、ポリ(デカメチレンデカンジアミド)(PA1010)およびポリ(ヘキサメチレンドデカンジアミド)/ヘキサメチレンテレフタルアミド(PA612/6T)からなる群から選択され、前記PA612/6Tが、20〜30モルパーセントで存在する6T繰り返し単位を有する請求項1に記載のコンポジットホイール。
- (B)1つ以上の繊維強化剤が、約30〜約50重量パーセントで存在する請求項1に記載のコンポジットホイール。
- 1つ以上の繊維強化剤が、ガラスファイバー、カーボンファイバーまたはこれらの混合物から選択される請求項1に記載のコンポジットホイール。
- (A)約25〜約65重量パーセントの少なくとも1つのポリアミド樹脂、約30〜約65重量パーセントの1つ以上の繊維強化剤、および(C)5〜約12重量パーセントの1つ以上のポリマー衝撃改質剤から実質的になる請求項1に記載のコンポジットホイール。
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