JPH0543799A - 安定化された樹脂組成物およびその成形体 - Google Patents

安定化された樹脂組成物およびその成形体

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JPH0543799A
JPH0543799A JP22964091A JP22964091A JPH0543799A JP H0543799 A JPH0543799 A JP H0543799A JP 22964091 A JP22964091 A JP 22964091A JP 22964091 A JP22964091 A JP 22964091A JP H0543799 A JPH0543799 A JP H0543799A
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acid
polyamide
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polycondensate
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JP22964091A
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Kenji Yasue
健治 安江
Takashi Ida
孝 井田
Shigeru Hayase
茂 早瀬
Shinichiro Katahira
新一郎 片平
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い融点を有するポリアミド樹脂の耐ホット
オイル性を大きく改良すると同時に優れた耐熱エージン
グ性を付与し、しかもポリアミド樹脂固有の耐熱性、機
械的強度、耐摩擦摩耗性および耐薬品性を保持したとこ
ろの安定化された樹脂組成物を提供する。さらにはかか
る安定化された樹脂組成物からなる耐久性に優れた高温
潤滑油接触成形体、特にベアリングリテーナーを提供す
る。 【構成】 融点が280℃以上である結晶性ポリアミド
(a)とガラス転移温度が100℃以上である非晶性ポリ
アミド(b)とからなる所定のポリアミド樹脂組成物のマ
トリクス相(A)99.9から45重量%、アミン系老
化防止剤またはハイドロタルサイトから選ばれる添加剤
(B)0.1から5重量%、および強化材(C)0から
50重量%とからなる安定化された樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は安定化された樹脂組成物
およびその成形体に関する。さらに詳しくは高融点の結
晶性ポリアミドと高ガラス転移温度の非晶性ポリアミド
とからなる特定の樹脂組成物をマトリクスとする相に、
特定量のアミン系老化防止剤またはハイドロタルサイト
を配合してなる安定化された樹脂組成物、およびその成
形体に関する。本発明の安定化された樹脂組成物は場合
に応じて強化材が配合され、その極めて高度の耐ホット
オイル性、優れた耐熱エージング性、機械的強度、耐摩
擦摩耗性および耐薬品性により、自動車や2輪車等のト
ランスミッション、デフ、エンジン機構部、特にベアリ
ングリテーナーなどの潤滑油中で、あるいはそれに接触
する条件下で使用される成形体に応用される。
【0002】
【従来の技術】ナイロン66に代表されるポリアミド樹
脂は耐熱性、機械的強度、耐摩擦摩耗性および耐薬品性
に優れるため、各種の構造部品として広く応用されてい
る。しかし自動車や2輪車等のトランスミッション、デ
フ、エンジン機構部、特にベアリングリテーナーなどの
潤滑油中で、あるいはそれに接触する条件下で使用され
る部品では使用温度条件が通常は80℃程度であるが、
走行条件、環境、車の形式などにより、120から13
0℃、場合によっては150℃以上の温度に達する場合
がある。このような用途においては、ナイロン66です
ら耐熱性が十分でなく、より高い耐熱性、すなわちより
高い融点を有するポリアミドを用いることが望まれる。
高い融点を有するポリアミドとしてはたとえばテトラメ
チレンジアミンとアジピン酸との重縮合物やヘキサメチ
レンジアミンとテレフタル酸および/またはイソフタル
酸との重縮合物が挙げられるが、これらをそのような部
品に用いた場合、高温度下で潤滑油に接触するため熱劣
化あるいは酸化劣化するばかりでなく、潤滑油あるいは
それに含まれる各種添加剤により著しく侵され、表面に
クラックが発生したり、極度に強度の低下が生じたりし
た。
【0003】ポリアミド樹脂のかかる耐ホットオイル性
を改良する試みとしては、特開昭63−137954号
公報に記載のように、アルカリ金属あるいはアルカリ土
類金属の酸化物あるいは水酸化物を配合する方法が知ら
れている。しかしかかるポリアミド樹脂組成物はアイゾ
ット衝撃強度に代表される靱性が低下するばかりでな
く、ホットオイルに対する抵抗性も顕著には改良されな
い。また他の試みとしては、特開平1−185364号
公報に記載のように、補強剤およびアミン系老化防止剤
を配合する方法が知られているが、この場合にもホット
オイルに対する抵抗性は顕著には改良されていないのが
実状である。このようにより高い耐熱性、より優れた耐
ホットオイル性を有するポリアミド樹脂が強く求められ
ていたにもかかわらず、このような要請に十分に応える
ポリアミド樹脂組成物は知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる事情に鑑み、本
発明の課題は高い融点を有するポリアミド樹脂の耐ホッ
トオイル性を大きく改良し、かつ優れた耐熱エージング
性を付与し、しかもかかるポリアミド樹脂固有の耐熱
性、機械的強度、耐摩擦摩耗性および耐薬品性を保持し
たところの安定化された樹脂組成物を提供することにあ
る。また本発明の他の課題はかかる安定化された樹脂組
成物からなる耐久性に優れた高温潤滑油接触、成形体特
にはベアリングリテーナーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究を
重ねた結果、高融点の結晶性ポリアミドと高ガラス転移
温度の非晶性ポリアミドとからなる特定の樹脂組成物を
マトリクスとする相に、特定量のアミン系老化防止剤ま
たはハイドロタルサイト、さらに必要に応じて強化材を
配合してなる安定化された樹脂組成物がかかる課題をこ
とごとく解決することを見いだし、本発明に到達したも
のである。
【0006】本発明の樹脂組成物においては高融点の結
晶性ポリアミドに特定の非晶性ポリアミドを存在せしめ
たマトリクス相を用いることより、耐ホットオイル性が
劇的に改良されていることは全く驚くべきことであっ
て、本発明によってはじめて明かとなった知見である。
さらに驚くべきことに本発明の樹脂組成物は特定量のア
ミン系老化防止剤またはハイドロタルサイトを含むこと
により、高温度下で潤滑油に接触する際に表面に発生す
るクラックが効果的に防止される。加えるに本発明の樹
脂組成物はそれを構成するところの結晶性ポリアミド樹
脂固有の耐熱性、機械的強度、耐摩擦摩耗性および耐薬
品性がそのまま保持されている。
【0007】すなわち本発明の要旨は、融点が280℃
以上である結晶性ポリアミド(a)99から50重量%と
ガラス転移温度が100℃以上である非晶性ポリアミド
(b)1から50重量%((a)と(b)の合計は100重量
%)とからなるポリアミド樹脂組成物のマトリクス相
(A)99.9から45重量%、アミン系老化防止剤ま
たはハイドロタルサイトから選ばれる添加剤(B)0.
1から5重量%、および強化材(C)0から50重量%
((A)、(B)および(C)の合計は100重量%)
とからなる安定化された樹脂組成物、およびその高温潤
滑油接触成形体である。
【0008】本発明でいうところの結晶性ポリアミドと
は、示差熱分析計を用いて20℃/分の昇温速度で測定
したとき、1cal/g以上の結晶融解熱を示すポリア
ミドをいう。逆に非晶性ポリアミドとは示差熱分析計を
用いて20℃/分の昇温速度で測定したとき、1cal
/g以上の結晶融解熱を示さないポリアミドをいう。本
発明でいうところの融点とガラス転移温度とはいずれも
示差熱分析計を用いて20℃/分の昇温速度で測定する
ことによって、それぞれ結晶融解の吸熱のピーク温度お
よび比熱の転移温度として、常法により求められる。
【0009】本発明において(A)のマトリクス相を構
成するところの融点が280℃以上である結晶性ポリア
ミドとしては、3員環以上のラクタム、重合可能なω−
アミノカルボン酸、ジアミンとジカルボン酸などのモノ
マーの重縮合によって得られるポリアミドを用いること
ができる。かかるポリアミドを構成するモノマーの具体
例としては、ε−カプロラクタム、ω−ラウロラクタム
などのラクタム類、6−アミノカプロン酸、11−アミ
ノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸、p−アミノ
安息香酸などのアミノカルボン酸、エチレンジアミン、
トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキ
サメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデ
カメチレンジアミン、m−キシリレンジアミン、p−キ
シリレンジアミン、o−フェニレンジアミン、p−フェ
ニレンジアミン、ビス(アミノプロピル)ピペラジン、
ビス(アミノエチル)ピペラジンなどのジアミン類、ア
ジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ド
デカン二酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレン
ジカルボン酸などのジカルボン酸類がある。
【0010】本発明においてマトリクス相(A)を構成
する融点が280℃以上である結晶性ポリアミドとして
用いられるポリアミドはその融点が280℃以上であれ
ば、いかなるモノマー組成であってもよいが、かかるポ
リアミドの好ましい具体例としては、たとえばテトラメ
チレンジアミンとアジピン酸との重縮合物、テトラメチ
レンジアミンとアジピン酸とテレフタル酸および/また
はイソフタル酸との重縮合物、ヘキサメチレンジアミン
とテレフタル酸および/またはイソフタル酸との重縮合
物、ε−カプロラクタムとヘキサメチレンジアミンとテ
レフタル酸との重縮合物、ヘキサメチレンジアミンとア
ジピン酸とテレフタル酸および/またはイソフタル酸と
の重縮合物等が挙げられる。これらのポリアミドは二種
以上混合して用いることも可能である。
【0011】本発明においてマトリクス相(A)を構成
する非晶性ポリアミドとしては3員環以上のラクタム、
重合可能なω−アミノカルボン酸、ジアミンとジカルボ
ン酸などの重縮合によって得られるポリアミドを用いる
ことができる。かかる非晶性ポリアミドを構成するモノ
マーの具体例としては、ε−カプロラクタム、ω−ラウ
ロラクタムなどのラクタム類、6−アミノカプロン酸、
11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸、
p−アミノ安息香酸などのアミノカルボン酸、テトラメ
チレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ウンデカメ
チレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4
/2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、5
−メチルノナメチレンジアミン、m−キシレンジアミ
ン、p−キシレンジアミン、1,3−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサン、1,4−ビス(アミノメチル)シ
クロヘキサン、ビス(4ーアミノシクロヘキシル)メタ
ン、ビス(3ーアミノシクロヘキシル)メタン、3ーア
ミノシクロヘキシルー4ーアミノシクロヘキシルメタ
ン、1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリ
メチルシクロヘキサン、ビス(3−メチル−4−アミノ
シクロヘキシル)メタン、2,2−ビス(4−アミノシ
クロヘキシル)プロパン、ビス(アミノプロピル)ピペ
ラジン、ビス(アミノエチル)ピペラジンなどのジアミ
ン類、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、ドデカン二酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ナ
フタレンジカルボン酸などのジカルボン酸類がある。
【0012】本発明においてマトリクス相(A)を構成
する非晶性ポリアミドとしてはそのガラス転移温度が1
00℃以上であればいかなるモノマー組成であってもよ
いが、かかる非晶性ポリアミドの好ましい具体例として
は、たとえば、2,2,4/2,4,4−トリメチルヘ
キサメチレンジアミンとテレフタル酸および/またはイ
ソフタル酸との重縮合物、ヘキサメチレンジアミンとテ
レフタル酸およびイソフタル酸との重縮合物、ヘキサメ
チレンジアミンとビス(4−アミノシクロヘキシル)メ
タンとテレフタル酸および/またはイソフタル酸との重
縮合物、ヘキサメチレンジアミンとビス(3−メチル−
4−アミノシクロヘキシル)メタンとテレフタル酸およ
び/またはイソフタル酸との重縮合物、ε−カプロラク
タムとビス(4ーアミノシクロヘキシル)メタンとテレ
フタル酸および/またはイソフタル酸との重縮合物、ε
−カプロラクタムとm−キシリレンジアミンとテレフタ
ル酸および/またはイソフタル酸との重縮合物、ε−カ
プロラクタムとビス(3−メチル−4−アミノシクロヘ
キシル)メタンとテレフタル酸および/またはイソフタ
ル酸との重縮合物、ω−ラウリルラクタムとビス(4−
アミノシクロヘキシル)メタンとテレフタル酸および/
またはイソフタル酸との重縮合物、ω−ラウリルラクタ
ムとビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メ
タンとテレフタル酸および/またはイソフタル酸との重
縮合物等が挙げられる。
【0013】本発明のマトリクス相(A)は融点が28
0℃以上である結晶性ポリアミド(a)とガラス転移温度
が100℃以上である非晶性ポリアミド(b)とからなる
組成物である。かかる樹脂組成物を構成する(a)成分
の結晶性ポリアミドは50重量%以上を占めることが必
要である。さもないと耐熱性、特に熱変形温度が急速に
低下するので好ましくない。また(b)成分の非晶性ポ
リアミドは1重量%以上占めることが必要である。さも
ないとホットオイル浸漬後の強度低下防止効果が顕著で
なくなる。(A)成分であるマトリクス相を構成する最
も好ましい樹脂組成物の構成比は非晶性ポリアミドを5
から40重量%含む場合である。
【0014】本発明で用いられる結晶性ポリアミドの分
子量については特に制限はないが、96%硫酸を用い濃
度1g/dl、25℃で測定したときの相対粘度が、
1.5から5.5、さらには2.0から4.5の範囲に
あるものが好ましい。相対粘度が5.5を越えると組成
物の流動性が悪くなるだけでなく、その機械的、熱的性
質のばらつきが大きくなるので好ましくない。相対粘度
が1.5よりも低いと組成物の機械的強度が小さくなる
という欠点が生じる。
【0015】本発明で用いられる非晶性ポリアミドの分
子量についても特に制限はないが、m−クレゾールを用
い濃度1g/dl、25℃で測定したときの相対粘度
が、1.2から5.0、さらには1.3から4.0の範
囲にあるものが好ましい。相対粘度が5.0をこえると
組成物の流動性が悪くなるだけでなく、アイゾット衝撃
強度に代表される靱性が低下するので好ましくない。相
対粘度が1.2よりも低いと組成物の機械的強度が小さ
くなるという欠点が生じる。
【0016】本発明においてマトリクス相(A)である
樹脂組成物を構成する結晶性および非晶性ポリアミドは
公知の溶融重合、溶液重合あるいは界面重合等の方法で
製造することができる。またさらに高分子量のポリアミ
ドを得るために公知の固相重合法を併用することも可能
である。中でも最も一般的な方法は溶融重合法である。
その一例として非晶性のポリアミドの重合法の具体例を
参考例として後記するが、他のポリアミドも同様にして
製造することが出来る。
【0017】本発明で用いられるアミン系老化防止剤と
しては、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミ
ン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジア
ミンなどのジアリール−p−フェニレンジアミン系老化
防止剤、N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェ
ニレンジアミン、N−フェニル−N’−(1,3−ジメ
チル)−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’
−シクロヘキシル−p−フェニレンジアミンなどのアリ
ールアルキル−p−フェニレンジアミン系老化防止剤、
アルキレーティッドジフェニルアミド、4,4’−ジ−
オクチルジフェニルアミンなどのジフェニルアミン系老
化防止剤、およびその他のアミン系老化防止剤としてフ
ェニル−1−ナフチルアミン、2−メルカプトベンズイ
ミダゾール、2,2,4−トリメチル−1,2−ジハイ
ドロキノリンのポリマーなどが挙げられる。これらのア
ミン系老化防止剤のうち、芳香族系アミンが好ましく、
ジアリール−p−フェニレンジアミン系老化防止剤が特
に好ましい。上記アミン系老化防止剤は単独で使用して
もよいし、混合して使用してもよい。また必要に応じ
て、アミン系以外の老化防止剤を加えてもよい。
【0018】本発明で用いられるハイドロタルサイトの
好ましい例は、下記の一般式(I)で表されるものであ
る。 Mg1-X ・AlX ・(OH)2 ・An- X/2 ・mH2 O (I) ただしAn-のn−はn価のアニオンを表し、An-の好ま
しい例としては、CO3 2- 、HPO4 2- 、SO4 2- 、O
- などを挙げることができる。X は0<X <0.5の
範囲の数を表す。またmは0<m<1の範囲の数を表
す。
【0019】かかるハイドロタルサイトイトには天然お
よび人工のものがあり、いずれも本発明に用いることが
できる。また本発明で用いるハイドロタルサイトは、た
とえばステアリン酸やオレイン酸のアルカリ金属塩のよ
うな高級脂肪酸のアルカリ金属塩や、たとえばドデシル
ベンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩のような有機スル
ホン酸のアルカリ金属塩で表面処理をしてもよい。
【0020】最も一般的なハイドロタルサイト類の例と
しては下記のものがある。 Mg0.7 ・Al0.3 ・(OH)2 ・(CO30.15・0.55H2 O Mg0.66・Al0.34・(OH)2 ・(CO30.17・0.46H2 O Mg0.8 ・Al0.2 ・(OH)2 ・(CO30.1 ・0.6 H2 O Mg0.72・Al0.28・(OH)2 ・(CO30.14・0.68H2
【0021】本発明の(B)成分として配合するアミン
系老化防止剤およびハイドロタルサイトは、各単独で用
いても良いし、両者を混合して用いてもよい。これらア
ミン系老化防止剤、ハイドロタルサイトあるいはこれら
の混合物は、ホットオイル浸漬による樹脂組成物の表面
クラックの発生防止に特に有効に作用する。アミン系老
化防止剤とハイドロタルサイトとを混合して用いる場
合、その配合比は任意である。その好ましい配合量は単
独あるいは混合して用いる場合いずれにおいても、合計
量として樹脂組成物の0.1から5重量%である。これ
らの配合量が5重量%を越えても、ホットオイル浸漬に
よる表面クラックの発生防止効果は変わらない。逆にア
イゾット衝撃強度で代表される靱性が低下するので好ま
しくない。これらの配合量が0.1重量%未満の場合に
は、ホットオイル浸漬による表面クラックの発生防止効
果が顕著でないので好ましくない。
【0022】本発明の(C)成分として必要に応じて配
合する強化材としてはガラス繊維、ガラスビーズ、ガラ
スバルーン、炭素繊維、アラミド繊維、炭化ケイ素繊
維、チタン酸カリウム繊維、チッ化ホウ素繊維、硬化フ
ェノール樹脂粒子、グラファイトあるいはその他の有機
繊維、無機繊維、金属繊維、炭酸カルシウム、タルク、
ワラストナイト、マイカ、無機ケイ酸塩、シリカゲル、
クリストバライト、クレイなどがある。これらは2種以
上を同時に配合することも可能である。中でも最も好ま
しい強化材はガラス繊維である。特に直径が3から20
μmのガラス繊維の使用により、樹脂組成物の成形体表
面の外観も良好であり、その強度、弾性率、耐熱性が顕
著に向上するので好ましい。
【0023】かかる強化材は広範囲量配合することが出
来るが、50重量%を越える量を配合する場合には樹脂
組成物の成形体表面の外観が悪くなったり、耐摩擦摩耗
特性が低下したりする場合がある。従って強化材の配合
量は50重量%を限度とする。
【0024】本発明の樹脂組成物には必要に応じて、難
燃剤、可塑剤、滑剤、離型剤、耐候剤、帯電防止剤、着
色剤などの各種添加剤を一種または二種以上添加するこ
とが出来る。
【0025】また本発明の樹脂組成物においてはその特
性を大きく損なわない限り、必要に応じて他の重合体を
配合してもよい。この場合その配合量は全体の30重量
%以下であることが望ましい。かかる他の重合体として
は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリアリレート、ポリカ
プロラクトン、フェノキシ樹脂、ポリスルホン、ポリエ
ーテルスルホン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエ
ーテルケトン、ポリエーテルイミド、ナイロン6、ナイ
ロン66、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン61
0、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィ
ド、ポリテトラフルオロエチレン、ABS、PMMA、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブタジエン、ブタ
ジエン−スチレン共重合体、アクリルゴム、エチレン−
プロピレン共重合体、EPDM、スチレン−ブタジエン
ブロック共重合体、ブタジエン−アクリロニトリル共重
合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−
フェニルマレイミド共重合体などがある。
【0026】本発明の安定化された樹脂組成物、および
それから得られる高温潤滑油接触成形体を得るための方
法としては特に制限はなく、公知の方法を利用すること
も可能である。たとえば(A)成分の結晶性ポリアミド
と非晶性ポリアミドおよび(B)成分のアミン系老化防
止剤またはハイドロタルサイト、さらに必要に応じて強
化材(C)との所定量を混合し、これを直接ホッパー口
から投入し射出成形、押出し成形、ブロー成形、真空成
形などの成形方法によって直接目的とする成形体とする
こともできる。あるいは混合された構成成分を、または
各構成成分をスクリューフィーダー、テーブルフィーダ
ー、ベルトフィーダーのような計量装置にてそれぞれ計
量しながら、一軸または多軸の押出し機で溶融混練し、
ストランドを押出し、カッターにてペレット化し、後に
このペレットを用いて射出成形、押出し成形、ブロー成
形、真空成形などの成形方法によって目的とする成形体
とすることもできる。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いてさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。 (参考例):非晶性ポリアミド(APA−1) イソフタル酸45モル%、テレフタル酸5モル%、ヘキ
サメチレンジアミン45モル%、ビス−(4−アミノ−
3−メチルシクロヘキシル)メタン5モル%の割合の原
料10Kgを8Kgの純水とともに反応槽に仕込み、窒
素で数回反応槽内の空気をパージした。温度を90℃ま
で上昇させ約5時間反応させたのち、反応温度を徐々に
10時間かけて280℃まで加圧下(18バール)に槽
内を攪拌しつつ上昇させた。ついで放圧し大気圧まで圧
力を下げた後、さらに同じ温度で6時間重合を行った。
反応終了後反応槽から払い出し、切断してペレットを得
た。得られたペレットの相対粘度(前述と同一の方法)
は1.50であった。またガラス転移温度は150℃で
あった。この非晶性ポリアミドをAPA−1とする。他
のポリアミドもこの方法に準じて製造することが出来
る。
【0028】以下の実施例で用いた原料素材は次の通り
である。 (結晶性ポリアミド): CPA−1;テトラメチレンジアミンとアジピン酸との
重縮合物(融点290℃、相対粘度3.0) CPA−2;ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸とテ
レフタル酸との重縮合物(ヘキサメチレンジアミンとア
ジピン酸とテレフタル酸のモル比は100:45:5
5、融点 290℃、相対粘度 2.7) CPA−3;ε−カプロラクタムとヘキサメチレンジア
ミンとテレフタル酸との重縮合物(ε−カプロラクタム
とヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸のモル比は1
0/45/45、融点285℃、相対粘度3.2) (非晶性ポリアミド): APA−1;ヘキサメチレンジアミンとビス(3−メチ
ル−4−アミノシクロヘキシル)メタンとテレフタル酸
とイソフタル酸の重縮合物(ヘキサメチレンジアミンと
ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタン
とテレフタル酸とイソフタル酸のモル比は45/5/5
/45、ガラス転移温度150℃、相対粘度1.5) APA−2;ヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸と
イソフタル酸の重縮合物(ヘキサメチレンジアミンとテ
レフタル酸とイソフタル酸のモル比は100/70/3
0、ガラス転移温度125℃、相対粘度2.1) APA−3;ε−カプロラクタムとm−キシリレンジア
ミンとイソフタル酸との重縮合物(ε−カプロラクタム
とm−キシリレンジアミンとイソフタル酸のモル比は2
0/40/40、ガラス転移温度150℃、相対粘度
1.8) APA−4;2,2,4/2,4,4−トリメチルヘキ
サメチレンジアミンとテレフタル酸との重縮合物(ガラ
ス転移温度は151℃、相対粘度2.2) (アミン系老化防止剤): RA−1;N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジア
ミン RA−2;N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレ
ンジアミン (ハイドロタルサイト): HT−1;Mg0.7 ・Al0.3 ・(OH)2 ・(CO
30.15・0.55H2 O HT−2;Mg0.8 ・Al0.2 ・(OH)2 ・(CO
30.1 ・0.6 H2 O (ガラス繊維): T277;直径13μmのEガラス繊維、アミノシラン
処理。 (ギアオイル): トヨタ純正キャッスルMGギアオイルスペシャル 75
W−90.
【0029】なお本発明で用いた試験条件および試験方
法は以下の通りである。 (ホットオイル試験):150℃のギアオイル中に50
0時間および1000時間浸漬し、その後の物性および
外観を調べた。 (乾熱エージング):170℃および200℃の空気雰
囲気下で500時間および1000時間処理し、その後
の物性を評価した。 (耐薬品性):ASTM 1号ダンベル試験片を23℃
でトルエン中に1000時間浸漬しその後の引張強伸度
を測定することにより評価した。 (耐摩擦摩耗性):鈴木式摩耗試験機を用い23℃で、
速度100cm/sec、荷重0.6kg/cm2 、相
手材S45C(#600サンドペーパー仕上げ)の条件
で評価した。 (引張強度および破断伸度):ASTM D638に基
づき、1号ダンベルを用いて測定。 (アイゾット衝撃強度):ASTM D256に基づ
き、3.2mm厚み、ノッチ付試験片を用いて測定。 (熱変形温度):ASTM D648に基づき、荷重1
8.6kg/cm2の条件で測定。 (表面クラック):オイル浸漬後の試験片表面の目視に
よる。評価は下記のように表した。◎;クラックなし、
○;わずかにクラック発生、△;クラック発生多い、
x;著しくクラック発生。
【0030】(実施例1から12、比較例1,2)マト
リクス相を構成するポリアミド樹脂とアミン系安定剤お
よびハイドロタルサイトとを表1から表5に示した組成
で混合し、これを100℃で16時間真空乾燥した。こ
うして乾燥済みの原料を2軸押出機(池貝鉄鋼製,PC
M45)で310℃で溶融混練し、場合によりガラス繊
維をサイド供給し、ストランドをカットして安定化され
た樹脂組成物のペレットを得た。いずれも良好にペレッ
ト化できた。次に本発明の高温潤滑油接触成形体、特に
ベアリングリテーナー用途に必要な諸物性を備えている
かを調べるため、このペレットを用いて射出成形機(日
本製鋼所製,J100S)を用い300℃で成形し、A
STM1号ダンベルおよび3.2mm厚みの曲げ試験片
を得た。いずれも良好に成形可能であった。得られた試
験片を用いて初期物性、ホットオイル浸漬後、および乾
熱エージング後の物性および表面外観を評価した。その
結果を併せて表に示した。また得られたペレットの一部
を用いて同様にして射出成形機を用い、300℃で成形
し、鈴木式摩擦摩耗試験片を成形した。この試験片を用
い、動摩擦係数および摩耗量を評価した。またASTM
1号ダンベルを用いて、耐薬品性を評価した。これらの
測定結果を併せて表に掲げた。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】
【表5】
【0036】
【発明の効果】実施例で具体的に示したように、本発明
の樹脂組成物は高いガラス転移温度を有する特定の非晶
性ポリアミド樹脂を結晶性ポリアミド樹脂に配合せしめ
たマトリクス相を用い、またアミン系老化防止剤または
ハイドロタルサイト、さらには必要に応じて強化材を配
合することにより、耐ホットオイル性が著しく改善さ
れ、かつ優れた耐熱エージング性を示し、しかもポリア
ミド樹脂固有の耐熱性、機械的強度、耐摩擦摩耗性およ
び耐薬品性が保持されている。従って本発明の樹脂組成
物は自動車や2輪車等のトランスミッション、デフ、エ
ンジン機構部、特にベアリングリテーナーなどの潤滑油
中で、あるいはそれに接触する条件下で使用される成形
体に好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片平 新一郎 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融点が280℃以上である結晶性ポリア
    ミド(a)99から50重量%とガラス転移温度が100
    ℃以上である非晶性ポリアミド(b)1から50重量%
    ((a)と(b)の合計は100重量%)とからなるポリアミ
    ド樹脂組成物のマトリクス相(A)99.9から45重
    量%、 アミン系老化防止剤またはハイドロタルサイトから選ば
    れる添加剤(B)0.1から5重量%、および強化材
    (C)0から50重量%((A)、(B)および(C)
    の合計は100重量%)とからなる安定化された樹脂組
    成物。
  2. 【請求項2】 結晶性ポリアミド(a)がテトラメチレン
    ジアミンとアジピン酸との重縮合物、ヘキサメチレンジ
    アミンとアジピン酸とテレフタル酸および/またはイソ
    フタル酸との重縮合物、ε−カプロラクタムとヘキサメ
    チレンジアミンととテレフタル酸との重縮合物から選ば
    れる重縮合物である特許請求の範囲第1項記載の安定化
    された樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 非晶性ポリアミド(b)がヘキサメチレン
    ジアミンとビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシ
    ル)メタンとテレフタル酸および/またはイソフタル酸
    との重縮合物、ヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸
    およびイソフタル酸との重縮合物、ε−カプロラクタム
    とm−キシリレンジアミンとイソフタル酸との重縮合
    物、2,2,4/2,4,4−トリメチルヘキサメチレ
    ンジアミンとテレフタル酸との重縮合物から選ばれる重
    縮合物である特許請求の範囲第1項記載の安定化された
    樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 アミン系老化防止剤がジアリール−p−
    フェニレンジアミンである特許請求の範囲第1項記載の
    安定化された樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 強化材がガラス繊維である特許請求の範
    囲第1項記載の安定化された樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 特許請求の範囲第1項記載の安定化され
    た樹脂組成物からなる高温潤滑油接触成形体。
  7. 【請求項7】 特許請求の範囲第1項記載の安定化され
    た樹脂組成物からなるベアリングリテーナー。
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