JP2013531019A5 - - Google Patents

Claims (17)

1. ０．５〜５μｍの平均粒径（ｄ５０）を有する長石または長石誘導体の粒子を含む歯科材料用粉末充填材であって、前記粒子が反応性基を含有するケイ素化合物によるコーティングを有し、前記歯科材料は複合材料である、歯科材料用粉末充填材。
2. 前記反応性基が重合性基を含む、請求項１に記載の粉末充填材。
3. 前記重合性基が、エポキシ基またはビニル基を含む、請求項２に記載の粉末充填材。
4. 前記重合性基が、メタクリル基またはアクリル基を含む、請求項２に記載の粉末充填材。
5. 前記長石が、斜長石またはアルカリ長石の群から選択される、請求項１から４のいずれか一項に記載の粉末充填材。
6. 前記長石が、ペルト長石、曹長石、灰曹長石、中性長石、曹灰長石、亜灰長石、灰長石およびＳｉＯ_２欠乏長石誘導体、ならびにこれらの混合物から選択される、請求項１から５のいずれか一項に記載の粉末充填材。
7. 前記ＳｉＯ _２ 欠乏長石誘導体は、霞石を含む、請求項６に記載の粉末充填材。
8. 前記長石が、０．５〜３．５μｍの平均粒径（ｄ５０）を有する、請求項１から７のいずれか一項に記載の粉末充填材。
9. 前記長石が、０．８〜１．５μｍの平均粒径（ｄ５０）を有する、請求項８に記載の粉末充填材。
10. 前記長石が透明である、請求項１から９のいずれか一項に記載の粉末充填材。
11. 前記充填材が、二峰性粒径分布を有する、請求項１から１０のいずれか一項に記載の粉末充填材。
12. 前記二峰性粒径分布の一方のピークが０．５〜１μｍの範囲内にあり、および第二のピークが１〜３．５μｍの範囲内にある、請求項１１に記載の粉末充填材。
13. 請求項１から１２のいずれか一項に記載の粉末充填材の製造方法であって、
    以下の工程：
    長石を粉砕する工程と、
    得られる粒子を、反応性ケイ素化合物を用いてシラン処理する工程と
    を有する粉末充填材の製造方法。
14. 歯科複合材料であって、
    ６０〜９０重量％の請求項１から１２のいずれか一項に記載の粉末充填材と、
    １０〜４０重量％の重合性樹脂であって、前記重合性樹脂は、前記反応性基と反応することができる重合性樹脂と、
    を含有する歯科複合材料。
15. 前記歯科複合材料が、光で硬化できる、請求項１４に記載の歯科複合材料。
16. 請求項１４または請求項１５に記載の硬化した複合材料を含有する歯科材料。
17. 歯科材料における充填材としての請求項１から１２のいずれか一項に記載の粉末充填材の使用。