JP2013528995A - コヒーレント光受信機における位相スキュー補正 - Google Patents

コヒーレント光受信機における位相スキュー補正 Download PDF

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Abstract

変調光信号を受信して、同相成分および直交成分を生成するように構成されたコヒーレント光受信機が開示される。コヒーレント光受信機は、第1のデジタル回路、および第1のデジタル回路の出力と制御入力の間に遡及的に接続された第2の回路とを備える位相スキュー補正器を備える。第1のデジタル回路は、第1のゲインを乗算した同相成分および第2のゲインを乗算した直交成分の和としての補正同相成分と、第3のゲインを乗算した同相成分および第4のゲインを乗算した直交成分の和としての補正直交成分とを提供する。第2のデジタル回路は、補正同相成分と補正直交成分の推定相互相関に応じて、第1、第2、第3、および第4のゲインを計算する。

Description

本発明は、光通信の分野に関し、詳細には、光通信ネットワークのコヒーレント光受信機に関する。さらにより詳細には、本発明は、光通信ネットワークコヒーレント光受信機における同相成分と直交成分の間の位相スキューの補正に関する。
知られている光通信ネットワークにおいて、デジタルデータは通常、変調光信号の形態で伝送される。特に、伝送されるデジタルデータは、光キャリアをデジタル変調するために使用される、すなわち光キャリアの1つまたは複数のパラメータ(振幅および/または位相)がデジタルデータに応じて変わるので、それにより変調光信号を生成する。変調光信号は、以下の式により表されてもよい:
s(t)=Acos(2πft−θ)=[Acosθ]cos(2πft)+[Asinθ]sin(2πft) [1]
ここで、Aは変調光信号の振幅であり、fは変調光信号の周波数であり、θは変調光信号の位相である。たとえば、θが伝送されるデジタルデータによって変わる位相変調(PSK、DPSK、QPSKなど)、ならびにAおよびθのいずれも伝送されるデジタルデータによって変わる振幅−位相変調(QAMなど)のような、さまざまなタイプのデジタル変調が知られている。
さらに詳細には、伝送されるデジタルデータは通常、シンボルのシーケンスを備え、各シンボルは事前定義されたビット数Mを備える。したがって、2個の取りうるシンボルS(i=1、...2)が伝送されてもよい。一例として、QPSK変調が使用される場合、M=2であり、したがって取りうるシンボルSは2=4個、すなわちS=00、S=01、S=10、S=11である。
デジタル位相変調により、取りうるシンボルSは各々、位相θのそれぞれの値θに関連付けられる。したがって、位相θの取りうる値θの数は2である。たとえば、前述のQPSK変調によれば、位相θの取りうる値θは、たとえばπ/4、3/4π、5/4π、および7/4πの4つである。
変調光信号は、さらに、以下の式により表されてもよい:
s(t)=Icos(2πft)+Qsin(2πft) [2]
ここで、I=Acosθは通常、同相成分と称され、Q=Asinθは通常、直交成分と称される。同相成分Iおよび直交成分Qは、理想的には直交である、すなわち期間1/fにわたるそれらの積I・Qの積分はゼロである。
したがって、デジタル位相変調により、取りうるシンボルSは各々、同相成分Iの値I=Acosθ、および直交成分Qの値Q=Asinθに、一対一で関連付けられる。取りうるシンボルSは、デカルト平面(これ以降I−Q平面と呼ぶ)においてデカルト座標がI=AcosθおよびQ=Asinθである点(I,Q)として表されてもよい。次いで、取りうるシンボルSは、I−Q平面の円周上にある。たとえば、前述のQPSK変調によれば、A=1であって、位相θの取りうる値θがπ/4、4/3π、5/4π、および7/4πである場合、取りうるシンボルS、S、S、およびSはそれぞれ、点
Figure 2013528995
および
Figure 2013528995
として表されてもよい。
受信側において、変調光信号s(t)は通常、元のデジタルデータを取り出すために復調される。変調光信号の復調に適した知られている受信機は、いわゆる「コヒーレント光受信機」である。
コヒーレント光受信機は通常、変調光信号s(t)の周波数fとほぼ等しい周波数を有するローカル光キャリアcos(2πft)を生成するローカル発振器を備える。次いで、ローカル光キャリアcos(2πft)は2つに分割され、その一部がπ/2だけ位相偏移されて、それにより第1の変調光キャリアcos(2πft)および第2の変調光キャリアsin(2πft)をもたらす。
次いで、コヒーレント光受信機は通常、受信した変調光信号s(t)を、第1の復調光キャリアcos(2πft)および第2の復調光キャリアsin(2πft)と結合し、通例は結果として得られる光信号の光電変換を実行し、それにより受信した変調光信号の同相成分I’および直交成分Q’を電気信号の形態で導き出す。同相成分I’および直交成分Q’は、光リンクに沿った変調光信号s(t)の伝搬、および/または受信機のアナログ部分において受信した変調光信号の処理により生じたノイズおよび/または歪みの場合を除いて、基本的に、変調光信号s(t)の同相成分Iおよび直交成分Qに対応する。
次いで、コヒーレント光受信機は通常、同相成分I’および直交成分Q’のアナログ−デジタル変換を実行し、続いて伝送された本来のデジタルデータを取り出すためにそれらをデジタル処理する。特に、デジタル処理するステップは通常、同相成分I’および直交成分Q’をサンプリングし、それによりそれぞれ成分I’および成分Q’のサンプルI’およびQ’の対をもたらすステップを備える。サンプリングレートは通常、シンボルレートよりも高い(たとえば、シンボルレートの2倍)。サンプリングレートがシンボルレートと等しい場合、各対はそれぞれ、受信したシンボルS’に関連付けられる。受信したシンボルS’は各々、I−Q平面においてデカルト座標がI’およびQ’である点(I’,Q’)として表されてもよい。各点(I’,Q’)は通常、最も近い点(つまり、I−Q平面で最小距離を有する点)を決定するため、取りうるシンボルSに関連付けられていたすべての点(I,Q)と比較される。次いで、点(I,Q)の中で最も近い点に対応する取りうるシンボルSは、実際に伝送されたシンボルであると仮定される。
コヒーレント光受信機において生成されたローカル光キャリアcos(2πft)上で搬送される前述の分割および偏移オペレーションは、第1の復調光キャリアcos(2πft)と第2の復調光キャリアsin(2πft)の間の「位相スキュー」εの源となりうる、すなわち、第1の復調光キャリアcos(2πft)と第2の復調光キャリアsin(2πft)との位相差は正確にはπ/2ではない。言い換えれば、第1の変調光キャリアはcos(2πft+ε)である。
変調光信号s(t)が第1の復調光キャリアcos(2πft+ε)および第2の復調光キャリアsin(2πft)と結合される場合、この結合の結果得られる同相成分I’および直交成分Q’は、不利なことに直交ではなく、相互相関である、すなわち期間1/fにわたるそれらの積の積分はsin(ε)と等しい。したがって、不利なことに、コヒーレント光受信機が同相成分I’および直交成分Q’のアナログ−デジタル変換を実行し、続いてそれらをデジタル処理する場合、本来のデジタルデータは十分に正確に取り出されない可能性がある。
一例として、デジタル位相変調の場合、位相スキューε(簡単にするために、ノイズ、減衰、および歪みのようなさらなる効果は考慮されない)の存在下で、点(I’,Q’)は座標I’=Acos(θ−ε)およびQ’=Asin(θ)を有する。したがって、I−Q平面において、点(I’,Q’)は、|ε|<π/2である場合に楕円上にあるか、または|ε|=π/2である場合に円弧上にある。
たとえば、前述のQPSK変調が使用され、位相スキューがε=π/2である場合、受信したシンボルS’は各々、I−Q平面の円弧上にある2つの点(I’,Q’)のうちの1つとして表されてもよく、2つの点(I’,Q’)は、実際に伝送されるシンボルとは無関係に
Figure 2013528995
および
Figure 2013528995
である。このように、各点(I’,Q’)について、最も近い点に関連付けられている取りうるシンボルはSまたはSである。したがって、SまたはSが本来伝送されたものである場合、そのシンボルは正しく取り出されない可能性がある。
原則的に、位相スキューは、直交項を同相成分I’に追加すること、および同相項を直交成分Q’に追加することにより補正されてもよい。それらの直交および同相項は、それぞれ直交成分Q’および同相成分I’に、同相成分I’と直交成分Q’の間の相互相関に応じた共通相互ゲイン係数Gを乗算することにより計算される。
しかし、不利なことに、同相成分I’および直交成分Q’に直交および同相項を追加することで、2つの成分の電力を変える。これは、伝送された本来のデジタルデータの適正な取り出しを可能にするために、デジタル部分により受信される、同相成分I’および直交成分Q’のいずれもその電力を常に公称値と等しくする必要があるという点で不利である。
したがって、発明者は、前述の欠点を克服する、同相成分と直交成分の間の位相スキューを補正することができるコヒーレント光通信を提供する問題に対処した。
特に、発明者は、同相成分と直交成分の間の位相スキューを補正することができ、その一方で、同相成分および直交成分の電力を変えることのない、コヒーレント光通信を提供する問題に対処した。
第1の態様によれば、本発明は、光通信ネットワークのコヒーレント光受信機であって、変調光信号を受信し、同相成分および直交成分を生成するために変調光信号を処理するように構成され:
− 以下の成分を提供するように構成された第1のデジタル回路であって:
− 第1のゲインを乗算した同相成分および第2のゲインを乗算した直交成分の和としての位相スキュー補正同相成分と、
− 第3のゲインを乗算した同相成分および第4のゲインを乗算した直交成分の和としての位相スキュー補正直交成分と、を提供するように構成された第1のデジタル回路と、
− 第1のデジタル回路の出力と制御入力の間に遡及的に接続され、第1のゲイン、第2のゲイン、第3のゲイン、および第4のゲインを、位相スキュー補正同相成分と位相スキュー補正直交成分の間の推定相互相関に応じて計算するように構成された、第2のデジタル回路と、を備える位相スキュー補正器を備える、コヒーレント光受信機を提供する。
好ましくは、第2のデジタル回路は、第1のゲインおよび第4のゲインを、以下の式により、推定相互相関に応じて計算するように構成され:
Figure 2013528995
G11は第1のゲインであり、G22は第4のゲインであり、R[m]は推定相互相関である。
好ましくは、第2のデジタル回路は、第2のゲインおよび第3のゲインを、以下の式により、推定相互相関に応じて計算するように構成され:
Figure 2013528995
G12は第2のゲインであり、G21は第3のゲインであり、R[m]は推定相互相関である。
好ましくは、第2のデジタル回路は、乗算および加算モジュール、および第1のデジタル回路の出力において接続された累算器を備え:
− 乗算および加算モジュールは、Nを1と等しいかまたは1より大きい整数として、第1のデジタル回路から、位相スキュー補正同相成分のN個のサンプル、および位相スキュー補正直交成分のN個のサンプルを受信して、以下の式により、和を計算するように構成され:
Figure 2013528995
Sは和であり、I は位相スキュー補正同相成分のN個のサンプルであり、Q は位相スキュー補正直交成分のN個のサンプルであり、
− 累算器は、和を加算することによりその内容を更新し、それにより推定相互相関を得るように構成される。
好ましくは、第2のデジタル回路は、乗算および加算モジュールと累算器の間に配置された乗算器をさらに備え、乗算器は、和を累算器に転送する前に、適合係数を和に乗算するように構成される。
好ましくは、乗算および加算モジュールは、位相スキュー補正同相成分のN個のサンプル、および位相スキュー補正直交成分のN個のサンプルのサブセットを選択して、選択されたサブセットにより和を計算するように構成される。
好ましくは、第2のデジタル回路は、第1のルックアップテーブルおよび第2のルックアップテーブルをさらに備え:
− 第1のルックアップテーブルは、複数の取りうる相互相関値、および以下の式により計算される第1のゲインの同数の対応する取りうる値を格納し:
Figure 2013528995
は複数の取りうる相互相関値であり、G11は第1のゲインの同数の対応する取りうる値であり、
− 第2のルックアップテーブルは、複数の取りうる相互相関値、および以下の式により計算される第2のゲインの同数の対応する取りうる値を格納し:
Figure 2013528995
は複数の取りうる相互相関値であり、G12は第2のゲインの同数の対応する取りうる値である。
好ましくは、第1のルックアップテーブルは、推定相互相関を受信して、複数の取りうる相互相関値から、推定相互相関に最も近い取りうる相互相関値を決定し、第1のゲインおよび第4のゲインを、最も近い取りうる相互相関値に対応する第1のゲインの同数の対応する取りうる値のうちの1つと等しく設定するように構成され、第2のルックアップテーブルは、推定相互相関を受信して、複数の取りうる相互相関値から、推定相互相関に最も近い取りうる相互相関値を決定し、第2のゲインおよび第3のゲインを、最も近い取りうる相互相関値に対応する第2のゲインの同数の対応する取りうる値のうちの1つと等しく設定するように構成される。
あるいは、好ましくは、第2のデジタル回路は、ルックアップテーブルおよび計算モジュールをさらに備え:
− 計算モジュールは、推定相互相関を受信して、第2のゲインおよび第3のゲインを、以下の式により計算するように構成され:
Figure 2013528995
G11は第1のゲインであり、G22は第4のゲインであり、R[m]は推定相互相関であり、
− ルックアップテーブルは、第2のゲインの複数の取りうる値、および以下の式により計算される第1のゲインの同数の対応する取りうる値を格納し:
Figure 2013528995
G12は第2のゲインの複数の取りうる値であり、G11は第1のゲインの同数の対応する取りうる値である。
この場合、好ましくは、ルックアップテーブルは、計算された第2のゲインを計算モジュールから受信して、第2のゲインの複数の取りうる値から、計算された第2のゲインに最も近い取りうる第2のゲイン値を決定し、第1のゲインおよび第4のゲインを、最も近い取りうる第2のゲイン値に対応する第1のゲインの同数の対応する取りうる値のうちの1つと等しく設定するように構成される。
好ましくは、位相スキュー補正器は、ASICモジュールまたはFPGAモジュールである。
本発明の第2の態様によれば、本発明は光通信ネットワークのノードを提供し、ノードは上記で説明されるコヒーレント光受信機を備える。
本発明の第3の態様によれば、本発明は、上記で説明されるノードを備える光通信ネットワークを提供する。
本発明の第4の態様によれば、本発明は、光通信ネットワークコヒーレント光受信機において受信された変調光信号の同相成分と直交成分の間の位相スキューを補正するための方法を提供し、方法は:
− 第1のゲインを乗算した同相成分および第2のゲインを乗算した直交成分を加算し、それにより位相スキュー補正同相成分を提供するステップと、
− 第3のゲインを乗算した同相成分および第4のゲインを乗算した直交成分を加算し、それにより位相スキュー補正直交成分を提供するステップと、
− 位相スキュー補正同相成分と位相スキュー補正直交成分の間の相互相関を推定するステップと、
− 推定相互相関に応じて、第1のゲイン、第2のゲイン、第3のゲイン、および第4のゲインを遡及的に計算するステップとを備える。
本発明の実施形態は、添付の図面を参照して読まれる、例示により示され限定的ではない以下の詳細な説明を読むことにより、より深く理解されよう。
本発明の実施形態によるコヒーレント光受信機を概略的に示すブロック図である。 図1のコヒーレント光受信機内に備えられた位相スキュー補正器を概略的に示すブロック図である。 有利な変形により、図1のコヒーレント光受信機内に備えられた位相スキュー補正器を概略的に示すブロック図である。
図1は、本発明の好ましい実施形態による、光通信ネットワークのノード(図面には図示されず)のコヒーレント光受信機RXを示すブロック図である。
コヒーレント光受信機RXは、好ましくは、キャリア発生器CG、アナログ部分AP、同相アナログ−デジタル変換器A/D、直交アナログ−デジタル変換器A/D、電力調節器PA、位相スキュー補正器PSC、およびデジタル部分DPを備える。コヒーレント光受信機RXは、本発明の説明に関連しないため図面には示されていないその他のモジュールを備えることができる。
アナログ部分APは、好ましくは、2つの入力および2つの出力を有する。アナログ部分APの入力のうちの1つは、キャリア発生器CGの出力に接続され、もう一方の入力はコヒーレント光受信機RXの入力に実質的に対応する。
アナログ部分APの出力のうちの1つは、好ましくは、同相アナログ−デジタル変換器A/Dに接続され、アナログ部分APのもう一方の出力は、好ましくは、直交アナログ−デジタル変換器A/Dに接続される。
電力調節器PAは、好ましくは、2つの入力および2つの出力を有する。同相アナログ−デジタル変換器A/Dおよび直交アナログ−デジタル変換器A/Dの出力は、好ましくは、電力調節器PAの入力に接続される。
位相スキュー補正器PSCは、好ましくは、2つの入力および2つの出力を有する。電力調節器PAの出力は、好ましくは、位相スキュー補正器PSCの入力に接続される。
デジタル部分DPは2つの入力を有し、それらの入力は、好ましくは、位相スキュー補正器PSCの出力に接続される。
変調光信号s(t)=Acos(2πft−θ)がコヒーレント光受信機RXの入力において受信される場合、これはアナログ部分APの入力において提供される。一方、キャリア発生器CGは、好ましくは、変調光信号s(t)の周波数fとほぼ等しい周波数を有する第1の変調光キャリアcos(2πft+ε)を生成する。第1の変調キャリアcos(2πft)は、アナログ部分APの入力において提供され、これが第2の変調光キャリアsin(2πft)を生成し、その変調光キャリアの周波数もまた変調光信号s(t)の周波数fとほぼ等しい。εは、第1変調キャリアと第2の変調キャリアの間の位相スキューである。したがって、アナログ部分APは、変調光信号s(t)を第1の変調キャリアcos(2πft+ε)と結合し、その結果を光電気的に変換して、それにより同相成分I’を提供する。ほぼ同時に、アナログ部分APは、変調光信号s(t)を第2の変調光キャリアsin(2πft)と結合し、その結果を光電気的に変換して、それにより直交成分Q’を提供する。アナログ部分APの出力において提供された成分I’およびQ’は、好ましくは、アナログ電気信号の形態をとる。
同相アナログ−デジタル変換器A/Dは、好ましくは、同相成分I’を受信して、その出力において同相サンプルI’のシーケンスを提供するために同相成分I’をサンプリングする。ほぼ同時に、直交アナログ−デジタル変換器A/Dは、好ましくは、直交成分Q’を受信して、その出力において直交サンプルQ’のシーケンスを提供するために直交成分Q’をサンプリングする。次いで、電力調節器PAは、好ましくは、同相成分サンプルI’および直交成分サンプルQ’の電力を、それらの電力が同じ公称値を有するように調整する。電力調節器PAのオペレーションは、本発明の説明に関連しないので、さらに詳細には説明されない。
好ましくは、位相スキュー補正器PSCは、同相サンプルI’および直交サンプルQ’を受信し、位相スキューεによって成分I’およびQ’に引き起こされる効果を補正して、それによりその出力において、本明細書の後段において詳細に説明されるように、位相スキュー補正同相サンプルI’ および位相スキュー補正直交サンプルQ’ を提供する。
次いで、位相スキュー補正器PSCは、好ましくは、位相スキュー補正同相サンプルI’ および位相スキュー補正直交サンプルQ をデジタル部分DPに転送し、デジタル部分DPは伝送された本来のデジタルデータを取り出すためにそれらを処理する。デジタル部分DPのオペレーションは、変調光信号s(t)に適用されるデジタル変調のタイプによって異なり、本発明の説明に関連しないので、さらに詳細には説明されない。
図2を参照して、これ以降、本発明の好ましい実施形態による位相スキュー補正器PSCが詳細に説明される。
前述のように、位相スキューεの存在下で、位相スキュー補正器PSCによって受信された同相サンプルI’および直交サンプルQ’は、I’=Acos(θ−ε)およびQ’=Asin(θ)である。したがって、I−Q平面において、点(I’,Q’)は、一般に、I−Q平面のデカルト座標に関して45°傾いた楕円上にある。I’=Q’であるようにI−Q平面の2つの点P’1、P’2に対応し、I’=−Q’であるように2つの点P’3、P’4に対応して、楕円がその軸を交差する(つまり、I−Q平面の第1および第3の四分円の二等分線、および第2および第4の四分円の二等分線)ということになる。条件I’=Q’は、以下の場合に満たされ:
θ=1/4・(2ε+π) [3a]
一方、条件I=−Q’は、以下の場合に満たされる:
θ=1/4・(2ε+3π) [3b]
したがって、点P’1、P’2、P’3、およびP’4は以下の座標を有する:
− I(P’1)=Asin(1/4・(2ε+π))かつQ(P’1)=Asin(1/4・(2ε+π))、
− I(P’2)=Asin(1/4・(2ε+π))かつQ(P’2)=−Asin(1/4・(2ε+π))、
− I(P’3)=Asin(1/4・(2ε+3π))かつQ(P’3)=Asin(1/4・(2ε+3π))、および
− I(P’4)=Asin(1/4・(2ε+3π))かつQ(P’4)=−Asin(1/4・(2ε+3π))
位相スキューεが存在しない場合、点(I,Q’)は、以下の座標を有する4つの点P1、P2、P3、およびP4に対応するI−Q平面の二等分線を交差する円周上にある:
Figure 2013528995
Figure 2013528995
Figure 2013528995
および
Figure 2013528995
したがって、位相スキューεは、それぞれ点P’1、P’2、P’3、およびP’4の座標を点P1、P2、P3、およびP4の座標に変換する変換と同等の変換を点(I’,Q’)に適用することにより補正されてもよい。有利なことに、この変換は、振幅Aが変化しないので、同相成分I’および直交成分Q’の電力を変えることはない。この変換は、以下のステップを各点(I’,Q’)に適用するステップを備える:
− 点(I’,Q’)を−45°回転する、
Figure 2013528995
Figure 2013528995
および
− 点(F・I’,F・Q’)を45°逆回転する
したがって、行列表記において、位相スキュー補正同相成分サンプルI および位相スキュー補正直交成分サンプルQ は、以下の式を実施することにより得られてもよい:
Figure 2013528995
または、同等に:
Figure 2013528995
ここで:
Figure 2013528995
および
Figure 2013528995
さらに、発明者は、相互相関Rが以下のとおりであるため、位相スキューεが、同相成分I’と直交成分Q’の間の相互相関Rから推定されてもよいことに注目した:
Figure 2013528995
したがって:
ε=asin(R) [8]
好ましくは、図2の位相スキュー補正器PSCは、上記の式[5]を実質的に実施する。
特に、図2の位相スキュー補正器PSCは、好ましくは、第1の増幅器A11、第2の増幅器A12、第3の増幅器A21、第4の増幅器A22、第1の加算器S1、第2の加算器S2、乗算および加算モジュールMA、乗算器M、累算器ACC、第1のルックアップテーブルLT1、および第2のルックアップテーブルLT2を備える。
特に、第1の増幅器A11および第3の増幅器A21の入力は、位相スキュー補正器PSCの入力の1つに接続される。同様に、第2の増幅器A12および第4の増幅器A22の入力は、位相スキュー補正器PSCのその他の入力に接続される。第1の増幅器A11の出力および第2の増幅器A12の出力は、第1の加算器S1の入力に接続され、第3の増幅器A21の出力および第4の増幅器A22の出力は、第2の加算器S2の入力に接続される。増幅器A11、A12、A21、およびA22は、好ましくは、デジタル増幅器である。第1の加算器S1の出力および第2の加算器S2の出力は、乗算および加算モジュールMAの入力に接続される。乗算および加算モジュールMAの出力は、乗算器Mの入力の1つに接続され、乗算器Mの出力は、累算器ACCの入力に接続される。累算器ACCの出力は、第1のルックアップテーブルLT1および第2のルックアップテーブルLT2の入力に接続される。第1のルックアップテーブルLT1の出力は、第1の増幅器A11および第4の増幅器A22の制御入力に接続され、第2のルックアップテーブルLT2の出力は、第2の増幅器A12および第3の増幅器A21の制御入力に接続される。
第1のルックアップテーブルLT1は、好ましくは、複数(たとえば256)の取りうる相互相関値R、および上記の式[6a]および[8]により以下のように計算される第1のゲインG11の複数の対応する取りうる値G11を備える:
Figure 2013528995
同様に、第2のルックアップテーブルLT2は、複数の取りうる相互相関値R、および上記の式[6b]および[8]により以下のように計算される第2のゲインG12の複数の対応する取りうる値G12を備える:
Figure 2013528995
好ましくは、第1のルックアップテーブルLT1および第2のルックアップテーブルLT2は、ROM(「読み取り専用メモリ」)モジュールである。たとえば、第1および第2のルックアップテーブルLT1、LT2が256のメモリロケーションを備える場合、取りうる相互相関値Rは、−128/128、−127/128、−126/128、...124/128、125/128、126/128、および127/128であってもよい。したがって、取りうる相互相関値の分解能は1/128である。したがって、一般に、第1および第2のルックアップテーブルLT1、LT2がM箇所のメモリロケーションを備える場合、最大達成可能分解能は1/(M/2)である。
位相スキュー補正器PSCは、好ましくは、コヒーレント光受信機RXに位置するクロックユニット(図示せず)からクロック信号を受信して、そのクロック信号をオペレーションを同期するために位相スキュー補正器PSCのすべてのコンポーネントに提供するように構成されたクロック入力(図示せず)をさらに備える。
これ以降、図2の位相スキュー補正器PSCのオペレーションが詳細に説明される。以下の説明は、前述のクロック信号のクロックサイクルにおける位相スキュー補正器PSCのオペレーションに言及する。好ましくは、以下で説明されるオペレーションは、クロックサイクルごとに定期的に繰り返される。
好ましくは、各クロックサイクル中に、位相スキュー補正器PSCは、電力調節器Pから、N個の同相サンプルI’およびN個の対応する直交サンプルQ’を受信する。数Nは、好ましくは、1と等しいかまたは1よりも大きい整数である。
N個の同相サンプルI’は、好ましくは、第1の増幅器A11および第3の増幅器A21によって受信される。第1の増幅器A11は、好ましくは、N個の同相サンプルI’の各々に、第1のルックアップテーブルLT1により現在出力されている第1のゲインG11を乗算し、それを第1の加算器S1に転送する。ほぼ同時に、第3の増幅器A21は、好ましくは、N個の同相サンプルI’の各々に、第3のゲインG21を乗算し、それを第2の加算器S2に転送する。第3のゲインG21は、好ましくは、第2のルックアップテーブルLT2により現在出力されている第2のゲインG12と等しい。
上記のオペレーションに関してほぼ並行して、N個の直交サンプルQ’は、好ましくは、第2の増幅器A12および第4の増幅器A22によって受信される。第2の増幅器A12は、好ましくは、N個の直交サンプルQ’の各々に、第2のルックアップテーブルLT2により現在出力されている第2のゲインG12を乗算し、それを第1の加算器S1に転送する。ほぼ同時に、第4の増幅器A22は、好ましくは、N個の直交サンプルQ’の各々に、第4のゲインG22を乗算し、それを第2の加算器S2に転送する。第4のゲインG22は、好ましくは、第1のルックアップテーブルLT1により現在出力されている第1のゲインG11と等しい。
第1の加算器S1は、好ましくは、第1の増幅器A11からN個の積G11I’および第2の増幅器A12からN個の積G12Q’を受信し、以下の式によりそれらを加算して、その出力においてN個の位相スキュー補正同相サンプルI を提供する:
=G11I’+G12Q’ [10a]
次いで、N個の位相スキュー補正同相サンプルI は、好ましくは、位相スキュー補正器PSCの出力において提供される。
同様に、第2の加算器S2は、好ましくは、第3の増幅器A21からN個の積G21I’および第4の増幅器A22からN個の積G22Q’を受信し、以下の式によりそれらを加算して、その出力においてN個の位相スキュー補正直交サンプルQ を提供する:
=G21I’+G22Q’ [10b]
次いで、N個の位相スキュー補正直交サンプルQ は、好ましくは、位相スキュー補正器PSCの出力において提供される。
さらに、好ましくは、第1の加算器S1の出力において提供されたN個の位相スキュー補正同相サンプルI および第2の加算器S2の出力において提供されたN個の位相スキュー補正直交サンプルQ は、乗算および加算モジュールMAにより受信される。乗算および加算モジュールMAは、好ましくは、N個の乗算器、ならびにN個の入力および単一の出力を持つ加算機を備える。N個の乗算器の各々は、好ましくは、N個の位相スキュー補正同相サンプルI に、N個の位相スキュー補正直交サンプルQ のうちの対応する1つを乗算して、その結果を加算器に提供する。加算器は、好ましくは、以下の式により、N個の乗算器から受信したすべてのN個の積I ・Q の和Sを計算する:
Figure 2013528995
乗算および加算モジュールMAは、L個のサンプルI およびQ (L<N)のサブセットを選択して、上記の式[11]を選択されたサンプルのみに適用し、それにより統計的ダウンサンプリングを実施するように構成されてもよい。この場合、乗算および加算モジュールMAは、有利なことに、L個の乗算器のみを備える。
乗算および加算モジュールMAは、好ましくは和Sを乗算器Mに転送し、好ましくは乗算器Mは、和Sに適合係数Kを乗算して、その結果K・Sを累算器ACCに転送する。
累積器ACCは、好ましくは、以下の式により結果K・Sをその内容に加算する:
R[m]=R[m−1]+K・S [12]
ここで、R[m−1]は、以前のクロックサイクルの終わりにおける累積器ACCの内容であり、R[m]は、現在のクロックサイクル中に更新された累積器ACCの内容である。次いで、基本的に、累積器ACCは、連続するクロックサイクルにわたりK・Sの積分を計算する積分器としての役割を果たす。次いで、累積器ACCの内容R[m]は、基本的に、位相スキュー補正同相サンプルI と位相スキュー補正直交サンプルQ の間の推定された相互相関である。
累算器ACCは、好ましくは、その更新された内容R[m]を、第1のルックアップテーブルLT1および第2のルックアップテーブルLT2に転送する。
第1のルックアップテーブルLT1は、好ましくは、推定された相互相関R[m]を受信し、その相互相関R[m]はそこに格納されている取りうる相互相関値Rと比較される。次いで、第1のルックアップテーブルLT1は、好ましくは、第1のゲインG11および第4のゲインG22を、推定された相互相関R[m]に最も近い、取りうる相互相関値Rに対応する、取りうる値G11とほぼ等しく設定する。次いで、結果として得られる第1のゲインG11および第4のゲインG22は、以下の式により実質的に提供される:
Figure 2013528995
最後に、第1のルックアップテーブルLT1は、第1のゲインG11を第1の増幅器A11に、第4のゲインG22を第4の増幅器A22に転送する。第1の増幅器A11および第4の増幅器A22は、好ましくは、次のクロックサイクル中に受信されるそれぞれN個のサンプルI’およびQ’を乗算するために、第1のゲインG11および第4のゲインG22のそれらの値を使用する。
ほぼ同時に、第2のルックアップテーブルLT2は、好ましくは、推定された相互相関R[m]を受信し、その相互相関R[m]はそこに格納されている取りうる相互相関値Rと比較される。次いで、第2のルックアップテーブルLT2は、好ましくは、第2のゲインG12および第3のゲインG21を、推定された相互相関R[m]に最も近い、取りうる相互相関値Rに対応する、取りうる値G12とほぼ等しく設定する。次いで、結果として得られる第2のゲインG12および第3のゲインG21は、以下の式により実質的に提供される:
Figure 2013528995
最後に、第2のルックアップテーブルLT2は、第2のゲインG12を第2の増幅器A12に、第3のゲインG21を第3の増幅器A21に転送する。第2の増幅器A12および第3の増幅器A21は、好ましくは、次のクロックサイクル中に受信されるそれぞれN個のサンプルQ’およびI’を乗算するために、第2のゲインG12および第3のゲインG21のそれらの値を使用する。
あるいは、第1および第2のルックアップテーブルLT1およびLT2を使用するのではなく、式[13a]および[13b]の計算は、累積器ACCの下流に配置され、式[13a]および[13b]を累積器ACCにより出力される推定相互相関R[m]に直接適用するのに適した適切なデジタル回路によって実行されてもよい。この代替の解決策は、取りうる相互相関値Rの必要な解決策が大幅に縮小され、したがって非常に多数のメモリロケーションを持つルックアップテーブルを必要とする場合に、ルックアップテーブルの解決策よりも好ましい。
有利なことに、上記で説明される位相スキュー補正器PSCは、同相成分I’と直交成分Q’の間の位相スキューεを補正することができ、しかもそれらの電力を変えることはない。実際に、上記で詳細に説明されるように、増幅器のゲインは、位相スキュー補正同相サンプルI および位相スキュー補正直交サンプルQ の電力を変えることなく、位相スキューを補正するために特に選択される。したがって、それらの電力は、電力調節器PAにより設定された公称値と等しい。
図3を参照して、これ以降、有利な変形による位相スキュー補正器PSC’が詳細に説明される。
図3の位相スキュー補正器PSC’は、図2の位相スキュー補正器PSCと類似する。したがって、その構造の詳細な説明は省略される。しかし、図2の位相スキュー補正器PSCとは異なり、位相スキュー補正器PSC’は、1つだけのルックアップテーブルLT、および計算モジュールCを備える。計算モジュールCは、好ましくは、累積器ACCの出力で接続された入力と、ルックアップテーブルLTならびに第2の増幅器A12および第3の増幅器A21の制御入力に接続された出力とを有する。
ルックアップテーブルLTは、好ましくは、第2のゲインG12の複数の取りうる値G12、および以下の式により計算される第1のゲインG11の同数の対応する取りうる値G11を格納する:
Figure 2013528995
好ましくは、ルックアップテーブルLTは、ROMモジュールである。
後段において、図3の位相スキュー補正器PSC’のオペレーションが詳細に説明される。この場合も同様に、以下の説明は、コヒーレント光受信機RXにおいて生成されたクロック信号のクロックサイクルにおける位相スキュー補正器PSC’のオペレーションに言及する。好ましくは、以下で説明されるオペレーションは、クロックサイクルごとに定期的に繰り返される。
各クロックサイクルにおいて、位相スキュー補正器PSC’は、N個の同相サンプルI’およびN個の直交サンプルQ’を受信する。増幅器A11、A12、A21、A22、加算器S1、S2、乗算および加算モジュールMA、乗算器M、および累積器ACCを用いたN個のサンプルI’およびQ’の処理は、図2を参照して上記で説明される処理とほぼ同じである。したがって、詳細な説明が繰り返されることはない。累積器ACCが、好ましくは、上記の式[12]により推定相互相関R[m]を出力することを想起するだけでよい。
この有利な変形により、推定相互相関R[m]は、好ましくは、計算モジュールCに転送され、計算モジュールCは第2のゲインG12および第3のゲインG21を上記で説明される式[13b]により計算する:
Figure 2013528995
計算モジュールCは、好ましくは、第2のゲインG12および第3のゲインG21を、それぞれ第2の増幅器A12および第3の増幅器A21に転送する。第2の増幅器A12および第3の増幅器A21は、好ましくは、次のクロックサイクル中に受信されるそれぞれN個のサンプルQ’およびI’を乗算するために、第2のゲインG12および第3のゲインG21のそれらの値を使用する。
さらに、ほぼ同時に、計算モジュールCは、好ましくは、第2のゲインG12をルックアップテーブルLTに転送する。
ルックアップテーブルLTは、好ましくは、第2のゲインG12を受信し、第2のゲインG12はそこに格納されている取りうる値G12と比較される。次いで、ルックアップテーブルLTは、好ましくは、第1のゲインG11および第4のゲインG22を、計算モジュールCにより計算された第2のゲインG12に最も近い、取りうる値G12に対応する、取りうる値G11とほぼ等しく設定する。次いで、結果として得られる第1のゲインG11および第4のゲインG22は、以下の式により実質的に提供される:
Figure 2013528995
最後に、ルックアップテーブルLTは、第1のゲインG11を第1の増幅器A11に、第4のゲインG22を第4の増幅器A22に転送する。第1の増幅器A11および第4の増幅器A22は、好ましくは、次のクロックサイクル中に受信されるそれぞれN個のサンプルI’およびQ’を乗算するために、第1のゲインG11および第4のゲインG22のそれらの値を使用する。
有利なことに、また、この有利な変形による位相スキュー補正器PSC’は、同相成分I’と直交成分Q’の間の位相スキューεを補正することができ、しかも同相成分I’と直交成分Q’の電力は位相スキュー補正器PSC’により変更されることはないので、電力調節器PAにより確立された公称値と等しい。実際に、G11およびG22をG12に応じて表す式[15]は、基本的に、上記の式[13a]および[13b]を結合することにより得られる。
さらに、有利なことに、この有利な変形による位相スキュー補正器PSC’は、図2の位相スキュー補正器PSCよりも簡素である。実際に、この有利な変形による位相スキュー補正器PSC’は、有利なことに、単一のルックアップテーブルを備えるので、計算リソースおよびコストを節約できるようにする。
図2または図3に示されるさまざまな要素の機能は、専用ハードウェア、プログラマブルハードウェア、または適切なソフトウェアと関連してソフトウェアを実行することができるハードウェアの使用を通じて提供されてもよい。特に、図2または図3に示されるさまざまな要素の機能は、好ましくは、1つまたは複数の特殊用途向け集積回路(ASIC)および/または1つまたは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)の使用を通じて提供されてもよい。好ましくは、図2または図3に示されるさまざまな要素の機能は、単一のASICまたは単一のFPGAの使用を通じて提供されてもよい。したがって、特許請求の範囲において言及される「第1のデジタル回路」および「第2のデジタル回路」という表現は、単に、位相スキュー補正器の要素の機能的集約として理解されるべきであり、必ずしも別個のハードウェアデバイスで実施される物理的に別個の回路として解釈されるべきものではない。

Claims (14)

  1. 光通信ネットワークのコヒーレント光受信機(RX)であって、変調光信号(s(t))を受信し、同相成分(I’)および直交成分(Q’)を生成するために前記変調光信号(s(t))を処理するように構成され、
    第1のゲイン(G11)を乗算した前記同相成分(I’)および第2のゲイン(G12)を乗算した前記直交成分(Q’)の和としての位相スキュー補正同相成分(I )と、
    第3のゲイン(G21)を乗算した前記同相成分(I’)および第4のゲイン(G22)を乗算した前記直交成分(Q’)の和としての位相スキュー補正直交成分(Q )と
    を提供するように構成された、第1のデジタル回路(A11、A12、A21、A22、S1、S2)と、
    前記第1のデジタル回路(A11、A12、A21、A22、S1、S2)の出力と制御入力の間に遡及的に接続され、前記第1のゲイン(G11)、前記第2のゲイン(G12)、前記第3のゲイン(G21)、および前記第4のゲイン(G22)を、前記位相スキュー補正同相成分(I )と前記位相スキュー補正直交成分(Q )の間の推定相互相関(R[m])に応じて計算するように構成された、第2のデジタル回路(MA、M、ACC、LT1、LT2;MA、M、ACC、LT、C)と
    を備える、位相スキュー補正器(PSC、PSC’)を備える、コヒーレント光受信機(RX)。
  2. 前記第2のデジタル回路(MA、M、ACC、LT1、LT2;MA、M、ACC、LT、C)が、前記第1のゲイン(G11)および前記第4のゲイン(G22)を、以下の式により、前記推定相互相関(R[m])に応じて計算するように構成され、
    Figure 2013528995
    G11は前記第1のゲインであり、G22は前記第4のゲインであり、R[m]は前記推定相互相関である、請求項1に記載のコヒーレント光受信機(RX)。
  3. 前記第2のデジタル回路(MA、M、ACC、LT1、LT2;MA、M、ACC、LT、C)が、前記第2のゲイン(G12)および前記第3のゲイン(G21)を、以下の式により、前記推定相互相関(R[m])に応じて計算するように構成され、
    Figure 2013528995
    G12は前記第2のゲインであり、G21は前記第3のゲインであり、R[m]は前記推定相互相関である、請求項1または2に記載のコヒーレント光受信機(RX)。
  4. 前記第2のデジタル回路(MA、M、ACC、LT1、LT2;MA、M、ACC、LT、C)が、乗算および加算モジュール(MA)、および前記第1のデジタル回路(A11、A12、A21、A22、S1、S2)の出力において接続された累算器(ACC)を備え:
    前記乗算および加算モジュール(MA)が、Nを1と等しいかまたは1より大きい整数として、前記位相スキュー補正同相成分(I )のN個のサンプル、および前記位相スキュー補正直交成分(Q )のN個のサンプルを前記第1のデジタル回路(A11、A12、A21、A22、S1、S2)から受信して、以下の式により、和(S)を計算するように構成され、
    Figure 2013528995
    Sは前記和であり、I は位相スキュー補正同相成分の前記N個のサンプルであり、Q は前記位相スキュー補正直交成分の前記N個のサンプルであり、
    前記累算器(ACC)が、前記和(S)を加算することによりその内容(R[m−1])を更新し、それにより前記推定相互相関(R[m])を得るように構成される、請求項1から3のいずれか一項に記載のコヒーレント光受信機(RX)。
  5. 前記第2のデジタル回路(MA、M、ACC、LT1、LT2;MA、M、ACC、LT、C)が、前記乗算および加算モジュール(MA)と前記累算器(ACC)の間に配置された乗算器(M)をさらに備え、前記乗算器(M)は、前記和(S)を前記累算器(ACC)に転送する前に、適合係数(K)を前記和(S)に乗算するように構成される、請求項4に記載のコヒーレント光受信機(RX)。
  6. 前記乗算および加算モジュール(MA)が、前記位相スキュー補正同相成分(I )の前記N個のサンプル、および前記位相スキュー補正直交成分(Q )の前記N個のサンプルのサブセットを選択して、前記選択されたサブセットにより前記和(S)を計算するように構成される、請求項4または5に記載のコヒーレント光受信機(RX)。
  7. 前記第2のデジタル回路(MA、M、ACC、LT1、LT2;MA、M、ACC、LT、C)が、第1のルックアップテーブル(LT1)および第2のルックアップテーブル(LT2)をさらに備え、
    前記第1のルックアップテーブル(LT1)が、複数の取りうる相互相関値(R)、および以下の式により計算される前記第1のゲイン(G11)の同数の対応する取りうる値(G11)を格納し、
    Figure 2013528995
    は前記複数の取りうる相互相関値であり、G11は前記第1のゲインの前記複数と同数の対応する取りうる値であり、
    前記第2のルックアップテーブル(LT2)が、前記複数の取りうる相互相関値(R)、および以下の式により計算される前記第2のゲイン(G12)の前記複数と同数の対応する取りうる値(G12)を備え、
    Figure 2013528995
    は前記複数の取りうる相互相関値であり、G12は前記第2のゲインの前記複数と同数の対応する取りうる値である、請求項1から6のいずれか一項に記載のコヒーレント光受信機(RX)。
  8. 前記第1のルックアップテーブル(LT1)が、前記推定相互相関(R[m])を受信して、前記複数の取りうる相互相関値(R)から、前記推定相互相関(R[m])に最も近い取りうる相互相関値を決定し、前記第1のゲイン(G11)および前記第4のゲイン(G22)を、前記最も近い取りうる相互相関値に対応する前記第1のゲイン(G11)の前記複数と同数の対応する取りうる値(G11)のうちの1つと等しく設定するように構成され、
    前記第2のルックアップテーブル(LT2)が、前記推定相互相関(R[m])を受信して、前記複数の取りうる相互相関値(R)から、前記推定相互相関(R[m])に最も近い取りうる相互相関値を決定し、前記第2のゲイン(G12)および前記第3のゲイン(G21)を、前記最も近い取りうる相互相関値に対応する前記第2のゲイン(G12)の前記複数と同数の対応する取りうる値(G12)のうちの1つと等しく設定するように構成される、請求項7に記載のコヒーレント光受信機(RX)。
  9. 前記第2のデジタル回路(MA、M、ACC、LT1、LT2;MA、M、ACC、LT、C)が、ルックアップテーブル(LT)および計算モジュール(C)をさらに備え、
    前記計算モジュール(C)が、前記推定相互相関(R[m」)を受信して、前記第2のゲイン(G12)および前記第3のゲイン(G21)を、以下の式により計算するように構成され、
    Figure 2013528995
    G11は前記第1のゲインであり、G22は前記第4のゲインであり、R[m]は前記推定相互相関であり、
    前記ルックアップテーブル(LT)が、前記第2のゲイン(G12)の複数の取りうる値(G12)、および以下の式により計算される前記第1のゲイン(G11)の同数の対応する取りうる値(G11)を格納し、
    Figure 2013528995
    G12は前記第2のゲインの前記複数の取りうる値であり、G11は前記第1のゲインの前記複数と同数の対応する取りうる値である、請求項1から6のいずれか一項に記載のコヒーレント光受信機(RX)。
  10. 前記ルックアップテーブル(LT)が、前記計算された第2のゲイン(G12)を前記計算モジュール(C)から受信して、前記第2のゲイン(G12)の前記複数の取りうる値(G12)から、前記計算された第2のゲイン(G12)に最も近い取りうる第2のゲイン値を決定し、前記第1のゲイン(G11)および前記第4のゲイン(G22)を、前記最も近い取りうる第2のゲイン値に対応する前記第1のゲイン(G11)の前記複数と同数の対応する取りうる値(G11)のうちの1つと等しく設定するように構成される、請求項9に記載のコヒーレント光受信機(RX)。
  11. 前記位相スキュー補正器(PSC、PSC’)が、ASICモジュールまたはFPGAモジュールである、請求項1から10のいずれか一項に記載のコヒーレント光受信機(RX)。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載のコヒーレント光受信機(RX)を備える、光通信ネットワークのノード。
  13. 請求項12に記載のノードを備える光通信ネットワーク。
  14. 光通信ネットワークコヒーレント光受信機(RX)において受信された変調光信号(s(t))の同相成分(I’)と直交成分(Q’)の間の位相スキュー(ε)を補正するための方法であって、
    第1のゲイン(G11)を乗算した前記同相成分(I’)および第2のゲイン(G12)を乗算した前記直交成分(Q’)を加算し、それにより位相スキュー補正同相成分(I )を提供するステップと、
    第3のゲイン(G21)を乗算した前記同相成分(I’)および第4のゲイン(G22)を乗算した前記直交成分(Q’)を加算し、それにより位相スキュー補正直交成分(Q )を提供するステップと、
    前記位相スキュー補正同相成分(I )と前記位相スキュー補正直交成分(Q )の間の相互相関(R[m])を推定するステップと、
    前記推定相互相関(R[m])に応じて、前記第1のゲイン(G11)、前記第2のゲイン(G12)、前記第3のゲイン(G21)、および前記第4のゲイン(G22)を遡及的に計算するステップとを備える、方法。
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