JP2013527989A - 配合物および電子デバイス - Google Patents

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Abstract

本発明は、少なくとも1種の溶媒と、一般式(I)の少なくとも2種の機能性化合物とを含む配合物に関し、Aが機能性構造要素であり、Bが溶解促進性構造要素であり、kが1〜20の範囲の整数であり、機能性化合物の分子量が少なくとも550g/molであり、溶解促進性構造要素Bが一般的式(L−I)に一致し、Ar1、Ar2は、それぞれ、互いに独立して、アリールまたはヘテロアリール基(このアリールまたはヘテロアリール基は、任意の1以上の基Rで置換されていてもよい)であり、Xは、いずれの場合も、互いに独立して、NまたはCR2であり、好ましくは、CHであり、R1、R2は、それぞれ、互いに独立して、水素であり、1〜40個のC原子を有する直鎖のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、または3〜40個のC原子を有する、分枝もしくは環状のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、またはシリル基、または1〜40個のC原子を有する置換ケト基、2〜40個のC原子を有するアルコキシカルボニル基であり、7〜40個のC原子を有するアリールオキシカルボニル基、シアノ基(−CN)、カルバモイル基(−C(=O)NH2)、ハロホルミル基(−C(=O)−X(式中、Xはハロゲン原子を表す)、ホルミル基(−C(=O)−H)、イソシアノ基、イソシアネート基、チオシアネート基もしくはチオイソシアネート基、ヒドロキシル基、ニトロ基、CF3基、Cl、Br、F、架橋できる基、または5〜60個の環原子を有する、置換もしくは無置換の、芳香族もしくはヘテロ芳香族の環系、または5〜60個の環原子を有する、アリールオキシもしくはヘテロアリールオキシ基であるか、または前記系の組合せであり、基R1および/またはR2のうちの1以上が、互いにおよび/または基R1が結合している環と一緒になって、単環式または多環式の、脂肪族または芳香族の環系を形成することができ、Iは、0、1、2、3または4であり、破線で示される結合は、機能性構造要素Aへの結合を示す。本発明は、前記化合物の混合物を含有する電子デバイスにさらに関する。

Description

本発明は、電子デバイスの製造のための配合物に関する。本発明は、電子デバイスおよびその製造のための方法にさらに関する。
有機、有機金属および/またはポリマー半導体を含む電子デバイスは、重要性が増している。これらは、費用の理由で、およびこれらの性能のおかげで多くの商品に利用されている。ここで述べることができる例として、コピー機の有機ベースの電荷輸送物質(例えばトリアリールアミンベースの正孔輸送体)、ディスプレイデバイスの有機またはポリマー発光ダイオード(OLEDまたはPLED)、またはコピー機の有機感光体などがある。有機太陽電池(O−SC)、有機電界効果トランジスタ(O−FET)、有機薄膜トランジスタ(O−TFT)、有機集積回路(O−IC)、有機光増幅器および有機レーザーダイオード(O−laser)は、かなり進歩した開発段階にあり、将来には主要な重要性を達成することができる。
特定の用途に関係なく、これら電子デバイスの多くは、以下の一般的層構造を有しており、これを特定の用途に適応できる:
(1)基板、
(2)電極、多くの場合金属または無機であるが、有機またはポリマー導電物質からも作製される。
(3)電荷注入層(複数可)または中間層(複数可)、例えば電極の不均一性を補うためのもの(「平坦化層」)などがあり、多くの場合導電性のドープポリマーから作製される、
(4)有機半導体、
(5)場合によってさらなる電荷輸送、電荷注入または電荷遮断層、
(6)逆電極、(2)で述べたような物質
(7)封止。
上記の配置は、有機電子デバイスの一般的構造を表し、この場合様々な層を組み合わせることができ、最もシンプルな場合、結果として2つの電極を含む配置が生じることになり、これら2つの電極の間に有機層が位置する。この場合、有機層は、すべての機能を遂行し、OLEDの場合これは発光を含む。このタイプのシステムは、例えば、ポリ−(p−フェニレン)に基づくWO90/13148A1に記載されている。
しかしながら、このタイプの「3層システム」に生じる問題とは、電荷分離の制御ができないこと、または例えばSMOLED(「小分子OLED」)の場合のように、多層構造によるシンプルなやり方で達成されているような、異なる層における個々の構成物質の特性を最適化する方法がないことである。
小分子OLEDは、1以上の有機の正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層および/または電子注入層ならびにアノードおよびカソードを含むことが多く、システム全体は、通常ガラス基板上に位置する。このタイプの多層構造の利点は、電荷注入、電荷輸送および発光の様々な機能を様々な層に分布させることができ、したがってそれぞれの層の特性を別々に改質することができることにある。この改質により、電子デバイスの性能を大幅に向上させることが可能となる。
上に記載の小分子に基づく電子デバイス、すなわち非ポリマー化合物の欠点は、その製造にある。非ポリマー化合物は通常、蒸着技法により電子デバイスへと変換される。これは、特に大面積デバイスに対する重大な費用的欠点を表す。なぜなら、様々なチャンバー内の多段階式真空プロセスは、極めて高価であり、極めて正確に制御されなければならないからである。あまり高価でない、確立した、溶液からのコーティング方法、例えば、インクジェット印刷、エアブラシ法、ロールツーロール法などを使えば、ここで大きく有利となろう。しかし、上に記載された、小分子を含むデバイスは、通常の溶媒中への非ポリマー化合物の溶解度が低いため、一般的にこの方法で製造することができない。これら化合物の溶解度は、改質により向上させることができるが、得た電子デバイスは、気相堆積により得たデバイスと比較して、性能および寿命の低下を示す。
したがって、例えばWO2009/021107A1およびWO2010/006680A1は、電子デバイスの製造に適した有機化合物を記載しており、これら化合物は、気相堆積と溶液からの両方により加工することができる。しかし、気相堆積により得た電子デバイスは、より有利な特性プロファイルを有する。
既知の電子デバイスは、使用するのに便利な特性プロファイルを有する。しかし、これらデバイスの特性を向上させる必要性は継続して存在する。これらの特性として、特に電子デバイスの寿命が挙げられる。さらなる問題は特に、エネルギー効率であり、このエネルギー効率により、電子デバイスは、特定の目的を達成する。有機発光ダイオードの場合、低分子化合物と、さらにポリマー物質の両方に基づくことができるが、特に光収率が高くなるべきであり、これは、ある光束を達成するために消費される電力ができるだけ少なくならなければならないことを意味する。さらに、前もって特定された光束密度を達成するためには、電圧もまたできるだけ低く抑える必要があるに違いない。
さらなる目的は、優れた性能を有する電子デバイスを、できるだけ安く、および一定の品質で供給することであるとみなすことができる。
さらに、電子デバイスは、多くの目的に利用または適応されることが可能となるべきである。特に、電子デバイスの性能は、広域な温度範囲にわたり保持されるべきである。
驚くことに、これらおよびさらなる目的は、明確には述べられていないが、本明細書中の序文において論じられた関連性から容易に誘導または推測することができ、これらは、請求項1のすべての特徴を有する配合物により達成されることが判明した。本発明による配合物の有利な改質は、請求項1に従属する請求項で保護されている。
したがって本発明は、少なくとも1種の溶媒と、一般式(I)の異なる少なくとも2種の機能性化合物とを含む配合物に関する
Figure 2013527989
[ここで、
Aは、機能性構造要素であり、
Bは、溶解促進性構造要素であり、
kは、1〜20の範囲の整数であり、
機能性化合物の分子量が、少なくとも550g/molであり、
溶解促進性構造要素Bが、一般式(L−I)に一致する]。
Figure 2013527989
(式中、
Ar1、Ar2は、それぞれ、互いに独立して、アリールまたはヘテロアリール基(これらは、任意の所望のタイプの1以上のラジカルRで置換されていてもよい)であり、
Xは、いずれの場合も、互いに独立して、NまたはCR2、好ましくは、CHであり、
1、R2は、それぞれ、互いに独立して、水素、1〜40個のC原子を有する直鎖のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、または3〜40個のC原子を有する、分枝もしくは環状のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基であるか、またはシリル基、または1〜40個のC原子を有する置換ケト基、2〜40個のC原子を有するアルコキシカルボニル基、7〜40個のC原子を有するアリールオキシカルボニル基であり、シアノ基(−CN)、カルバモイル基(−C(=O)NH2)、ハロホルミル基(−C(=O)−X、式中、Xはハロゲン原子を表す)、ホルミル基(−C(=O)−H)、イソシアノ基、イソシアネート基、チオシアネート基もしくはチオイソシアネート基、ヒドロキシル基、ニトロ基、CF3基、Cl、Br、F、架橋性基、または5〜60個の環原子を有する、置換もしくは無置換の芳香族もしくはヘテロ芳香環系であり、または5〜60個の環原子を有する、アリールオキシもしくはヘテロアリールオキシ基であり、またはこれらの系の組合せであり、基R1および/またはR2のうちの1以上が、互いにおよび/または基R1が結合している環と一緒になって、単環式または多環式の、脂肪族または芳香族環系を形成してもよく、
lは、0、1、2、3または4であり、
破線で示される結合は、機能性構造要素への結合を示す)
したがって、本発明による配合物は、有機溶媒中に溶解または分散している、式(I)の少なくとも2種の機能性化合物の混合物を表す。
本発明による配合物は、少なくとも1種の有機溶媒を含む。適したおよび好ましい溶媒は、脂肪族、脂環式または芳香族炭化水素、アミン、チオール、アミド、ニトリル、エステル、エーテル、ポリエーテル、アルコール、ジオールおよび/またはポリオールである。
溶媒は、好ましくは、少なくとも1種の芳香族またはヘテロ芳香族化合物を含む。溶媒は特に好ましくは、芳香族炭化水素および/またはハロゲン化芳香族化合物を少なくとも1種含み、これらは特に好ましくは、1〜8個の炭素原子を有する、好ましくは、1〜6個の炭素原子を有する、アルキル基および/またはシクロアルキル基を少なくとも1つ含有する。これらの溶媒として、特に、トルエン、ジメチルベンゼン(キシレン)、トリメチルベンゼン、メチルナフタレン、テトラリン、シクロペンチルベンゼンおよびシクロヘキシルベンゼンが挙げられる。
本発明のさらなる実施形態によると、側基にヘテロ原子を含有する芳香族またはヘテロ芳香族化合物、特にエステル、エーテル、ニトリルおよび/またはアミドを使用することができる。このクラスの好ましい化合物として、芳香族アルコキシ化合物(例えば3−メチルアニソール、2−イソプロピルアニソール、5−メトキシインダン、2−エトキシナフタレンなど)、および芳香族エステル(例えば安息香酸ブチルおよび安息香酸エチルなど)が挙げられる。芳香族環内にO、NまたはS原子を含有するヘテロ芳香族溶媒、例えば2−メチルインドールおよび6−メチルキノリンなども適している。
利用する溶媒は、さらにヘテロ環式化合物、例えば1−シクロヘキシル−2−ピロリジノン(N−シクロヘキシル−ピロリジノン)などであってよい。
さらに、アルコールは、溶媒の適切なクラスを表す。好ましいアルコールとして、特に、アルキルシクロヘキサノール、特にメチル化した脂環式アルコール(3−または4−メチルシクロヘキサノールまたは2,5−ジメチルシクロヘキサノール)、ナフトール、例えばデカヒドロ−2−ナフトールまたは1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフトール、テルペノイド、例えばα−テルピネオール、メントールまたはカルベオール、ノニルフェノール、1−インダノールおよび2−インダノールなどが挙げられる。
さらに、利用する溶媒は、シクロアルカン、例えばデカリンなどであってよい。
溶媒は、個々に、または2種、3種もしくはそれ以上の化合物の混合物として利用することができる。
好ましい溶媒として、中でも、トルエン、アニソール、キシレン、メチルベンゾエート、ジメチルアニソール、メシチレン、テトラリン、ベラトロール、テトラヒドロフランおよびクロロベンゼン、およびこれらの混合物が挙げられる。芳香族溶媒、特に芳香族炭化水素の使用が特に好ましい。本発明による配合物は、好ましくは、少なくとも50重量%、特に好ましくは、少なくとも80重量%および極めて特に好ましくは、少なくとも90重量%の芳香族溶媒を含むことができる。
特に、Hansen溶解度パラメータが好ましくは、以下の範囲にある溶媒により、驚くべき利点を達成することができる:
d(分散寄与度):17.0〜23.2MPa0.5の範囲、特に好ましくは、18.5〜21.0MPa0.5の範囲、
p(極性寄与度):0.2〜12.5MPa0.5の範囲、特に好ましくは、2.0〜6.0MPa0.5の範囲、
h(水素結合寄与度):0.9〜14.2MPa0.5の範囲、特に好ましくは、2.0〜6.0MPa0.5の範囲。Hansen溶解度パラメータは、HansenおよびAbbotらにより提供されている「Hansen Solubility Parameters in Practice(HSPiP)」コンピュータプログラム(第2版)を使用して求めることができる。
式(I)の好ましい機能性化合物は、2、3またはそれ以上の溶解促進性構造要素Bを含有することができる。したがって、式(I)の添え字kは、好ましくは、2以上、特に好ましくは、3以上の整数とすることができる。
驚くべき利点が、特に、比較的高い分子量を有する一般式(I)の機能性化合物を使用して達成することができる。したがって、一般式(I)の好ましい機能性化合物は、少なくとも800g/mol、特に好ましくは、少なくとも900g/molおよび極めて特に好ましくは、少なくとも950g/molの分子量により区別される。
さらに、式(I)の好ましい機能性化合物は、最大10,000g/mol、特に好ましくは、最大5000g/molおよび極めて特に好ましくは、最大3000g/molの分子量を有することができる。
さらに、特に興味深いのは、高いガラス転移温度により区別される、機能性化合物である。これに関連して、DIN51005に従い求めた場合、少なくとも70℃、特に好ましくは、少なくとも100℃、極めて特に好ましくは、少なくとも125℃および特に好ましくは、少なくとも150℃のガラス転移温度を有する、一般式(I)の機能性化合物が特に好ましい。
式(I)の機能性化合物の機能性構造要素Aは、任意の特定の限定の対象とならず、したがって本発明は、変換によって既知の物質の元の電子特性を許容できないやり方で改質することなく、機能特性を達成するために電子デバイス内で利用される既知の物質を可溶性の形態へと変換させるのに適している。
これらは、中でも、WO02/077060A1およびWO2005/014689A2において開示され、広く列挙されたものである。これらは、参照により本発明の一部とみなされる。機能性構造要素Aは、例えば以下のクラスから作り出すことができる:
グループ1:正孔注入および/または正孔輸送特性を生成することができる単位、
グループ2:電子注入および/または電子輸送特性を生成することができる単位、
グループ3:発光特性を有する単位、
グループ4:ホスト物質または共同のホスト物質として機能することができる単位、
グループ5:いわゆる一重項状態から三重項状態への移動を向上させる単位。
正孔注入および/または正孔輸送特性を有するグループ1からの構造要素は、例えば、トリアリールアミン、ベンジジン、テトラアリール−パラ−フェニレンジアミン、トリアリールホスフィン、フェノチアジン、フェノキサジン、ジヒドロフェナジン、チアントレン、ジベンゾ−パラ−ジオキシン、フェノキサチイン、カルバゾール、アズレン、チオフェン、ピロールおよびフランの誘導体であり、さらに高いHOMO(HOMO=最高被占分子軌道)を有する、O−、S−またはN−含有ヘテロ環である。
正孔注入および/または正孔輸送特性を有するグループ1からの構造要素として、特に、フェニレンジアミン誘導体(US3615404)、アリールアミン誘導体(US3567450)、アミノ置換カルコン誘導体(US3526501)、スチリルアントラセン誘導体(JP−A−56−46234)、多環式芳香族化合物(EP1009041)、ポリアリールアルカン誘導体(US3615402)、フルオレノン誘導体(JP−A−54−110837)、ヒドラゾン誘導体(US3717462)、アシルヒドラゾン、スチルベン誘導体(JP−A−61−210363)、シラザン誘導体(US4950950)、ポリシラン(JP−A−2−204996)、アニリンコポリマー(JP−A−2−282263)、チオフェンオリゴマー(JP Heisei 1(1989)211399)、ポリチオフェン、ポリ(N−ビニルカルバゾール)(PVK)、ポリピロール、ポリアニリンおよび他の導電性巨大分子、ポルフィリン化合物(JP−A−63−2956965、US4720432)、芳香族ジメチリデンタイプの化合物、カルバゾール化合物(例えば、CDBP、CBP、mCP、芳香族第三級アミンおよびスチリルアミン化合物(US4127412)など)、例えば、ベンジジンタイプのトリフェニルアミン、スチリルアミンタイプのトリフェニルアミンおよびジアミンタイプのトリフェニルアミンなどを挙げることができる。アリールアミンデンドリマー(JP Heisei 8(1996)193191)、単量体トリアリールアミン(US3180730)、1以上のビニルラジカル、および/または活性水素を含有する少なくとも1つの官能基を含有するトリアリールアミン(US3567450およびUS3658520)、またはテトラアリールジアミン(2つの第三級アミン単位がアリール基を介して結合している)を使用することも可能である。さらなるトリアリールアミノ基もまた分子内に存在してよい。フタロシアニン誘導体、ナフタロシアニン誘導体、ブタジエン誘導体およびキノリン誘導体、例えば、ジピラジノ[2,3−f:2’,3’−h]キノキサリンヘキサカルボニトリルもまた適している。
少なくとも2つの第三級アミン単位を含有する芳香族第三級アミン(US2008/0102311A1、US4720432およびUS5061569)、例えば、NPD(α−NPD=4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル)(US5061569)、TPD232(=N,N’−ビス−(N,N’−ジフェニル−4−アミノフェニル)−N,N−ジフェニル−4,4’−ジアミノ−1,1’−ビフェニル)またはMTDATA(MTDATAまたはm−MTDATA=4,4’,4’’−トリス[3−メチルフェニル)フェニルアミノ]−トリフェニルアミン)(JP−A−4−308688)、TBDB(=N,N,N’,N’−テトラ(4−ビフェニル)ジアミノビフェニレン)、TAPC(=1,1−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニル)−シクロヘキサン)、TAPPP(=1,1−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニル)−3−フェニルプロパン)、BDTAPVB(=1,4−ビス[2−[4−[N,N−ジ(p−トリル)アミノ]フェニル]ビニル]ベンゼン)、TTB(=N,N,N’,N’−テトラ−p−トリル−4,4’−ジアミノビフェニル)、TPD(=4,4’−ビス[N−3−メチルフェニル]−N−フェニルアミノ)ビフェニル)、N,N,N’,N’−テトラフェニル−4,4’’’−ジアミノ−1,1’,4’,1’’,4’’,1’’’−クォーターフェニルなど、同様にカルバゾール単位を含有する第三級アミン、例えば、TCTA(=4−(9H−カルバゾール−9−イル)−N,N−ビス[4−(9H−カルバゾール−9−イル)フェニル]−ベンゼンアミン)などが好ましい。同様に、US2007/0092755A1によるヘキサアザトリフェニレン化合物およびフタロシアニン誘導体(例えばH2Pc、CuPc(=銅フタロシアニン)、CoPc、NiPc、ZnPc、PdPc、FePc、MnPc、ClAlPc、ClGaPc、ClInPc、ClSnPc、Cl2SiPc、(HO)AlPc、(HO)GaPc、VOPc、TiOPc、MoOPc、GaPc−O−GaPc)が好ましい。
Figure 2013527989
以下のトリアリールアミン化合物が特に好ましく、これはまた置換されていてもよい:
Figure 2013527989
TBDB:EP1162193B1およびEP650955B1
Figure 2013527989
Synth.Metals1997年、91巻(1〜3)、209頁およびDE19646119A1
Figure 2013527989
WO2006122630A1およびEP1860097A1
Figure 2013527989
EP1834945A1
Figure 2013527989
JP08053397AおよびUS6251531B1
Figure 2013527989
EP1661888
Figure 2013527989
NPB=4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル
Figure 2013527989
US2005/0221124、WO09/041635
Figure 2013527989
US7399537B2、US20060061265A1
Figure 2013527989
EP1661888B1
Figure 2013527989
JP08292586A
さらに、正孔注入物質として利用することができる構造要素は、EP0891121A1およびEP1029909A1に記載され、一般的に、注入層はUS2004/0174116A1に記載されている。
構造要素として一般的に利用される、グループ1からの、これらアリールアミンおよびヘテロ環は、好ましくは、結果として、−5.8eV(vs.真空準位)を超える、特に好ましくは、−5.5eVを超えるポリマーのHOMOをもたらす。
電子注入および/または電子輸送特性を有するグループ2からの構造要素は、例えば、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、オキサジアゾール、キノリン、キノキサリン、アントラセン、ベンズアントラセン、ピレン、ペリレン、ベンゾイミダゾール、トリアジン、ケトン、ホスフィンオキシドおよびフェナジン誘導体などであるが、さらにトリアリールボラン、またさらに、低いLUMO(LUMO=最低空分子軌道)を有するO−、S−またはN−含有ヘテロ環である。
電子輸送および電子注入の層に特に適した構造要素は、8−ヒドロキシキノリンの金属キレート(例えばLiQ、AlQ3、GaQ3、MgQ2、ZnQ2、InQ3、ZrQ4)、BAlQ、Gaオキシノイド錯体、4−アザフェナントレン−5−オール−Be錯体(US5529853A)、
Figure 2013527989
ブタジエン誘導体(US4356429)、ヘテロ環式蛍光増白剤(US4539507)、ベンゾイミダゾール誘導体(US2007/0273272A1)、例えばTPBI(US5766779)、
Figure 2013527989
1,3,5−トリアジン、例えばスピロビフルオレニルトリアジン誘導体(例えばDE102008064200による)、ピレン、アントラセン、テトラセン、フルオレン、スピロフルオレン、デンドリマー、テトラセン(例えばルブレン誘導体)、1,10−フェナントロリン誘導体(JP2003−115387、JP2004−311184、JP−2001−267080、WO2002/043449)、シラシクロペンタジエン誘導体(EP1480280、EP1478032、EP1469533)、ボラン誘導体、例えばSiを含有するトリアリールボラン誘導体など、
Figure 2013527989
US2007/0087219A1
ピリジン誘導体(JP2004−200162)、フェナントロリン、特に1,10−フェナントロリン誘導体、例えばBCPおよびBphenなど、またビフェニルまたは他の芳香族基を介して結合しているいくつかのフェナントロリン(US−2007−0252517A1)またはアントラセンに結合しているフェナントロリン(US2007−0122656A1)。
Figure 2013527989
同様に適切なのは、ヘテロ環式有機化合物、例えば、チオピランジオキシド、オキサゾール、トリアゾール、イミダゾールまたはオキサジアゾールである。Nを含有する5員環、例えばオキサゾール、チアゾール、オキサジアゾール、チアジアゾール、トリアゾールなどの使用の例として、中でも、US2008/0102311A1を参照されたい。好ましい化合物は、以下のトリアゾール、例えば:
Figure 2013527989
Y.A.Levin、M.S.Skorobogatova、Khimiya Geterotsiklicheskikh Soedinenii 1967年(2巻)、339〜341頁である。
1,3,4−オキサジアゾール、例えば
Figure 2013527989
Figure 2013527989
US2007/0273272A1
Figure 2013527989
US2007/0273272A1
Figure 2013527989
US2007/0273272A1などである。
有機化合物、例えばフルオレノン、フルオレニリデンメタン、ペリレン四炭酸、アントラキノンジメタン、ジフェノキノン、アントロンおよびアントラキノンジエチレンジアミンの誘導体などを利用することも可能である。
2,9,10−置換アントラセン(1−または2−ナフチルおよび4−または3−ビフェニルを有する)または2つのアントラセン単位を含有する分子が好ましい(US2008/0193796A1)。また極めて有利なのは、9,10−置換アントラセン単位とベンゾイミダゾール誘導体の結合である。
Figure 2013527989
US6878469B2
Figure 2013527989
US2006147747A
Figure 2013527989
EP1551206A1
本発明に従い利用される式(I)の化合物のグループ2からの構造要素は、好ましくは、結果として、−2.5eV(vs.真空準位)未満、特に好ましくは、−2.7eV未満のLUMOをもたらす。
グループ3からの構造要素は、発光することができるものである。これらとして、中でも、スチルベン、スチルベンアミン、スチリルアミン、クマリン、ルブレン、ローダミン、チアゾール、チアジアゾール、シアニン、チオフェン、パラフェニレン、ペリレン、フタロシアニン(phatalocyanine)、ポルフィリン、ケトン、キノリン、イミン、アントラセンおよび/またはピレン構造体を含有する化合物が挙げられる。三重項状態から高効率で、室温でも発光することができる化合物、すなわち電気蛍光の代わりに電気リン光を示し、多くの場合エネルギー効率の増加を引き起こす化合物が特に好ましい。この目的に適しているのは、第一に、36を超える原子番号を有する重原子を含有する化合物である。上述の条件を満たすd−またはf−遷移金属を含有する化合物が好ましい。第8〜10族からの元素(Ru、Os、Rh、Ir、Pd、Pt)を含有する、対応する構造要素がここでは特に好ましい。式(I)の化合物に適した機能性構造要素Aは、ここでは、例えばWO02/068435A1、WO02/081488A1、EP1239526A2およびWO04/026886A2に記載されているような様々な錯体である。
蛍光発光体として機能することができる好ましい構造要素を、以下の例を用いて記載する。グループ3からの好ましい構造要素は、モノスチリルアミン、ジスチリルアミン、トリスチリルアミン、テトラスチリルアミン、スチリルホスフィン、スチリルエーテルおよびアリールアミンのクラスから選択される。
モノスチリルアミンとは、1つの置換または無置換のスチリル基と、少なくとも1つの、好ましくは芳香族の、アミンとを含有する化合物を意味するものとする。ジスチリルアミンとは、2つの置換または無置換のスチリル基と、少なくとも1つの、好ましくは芳香族の、アミンとを含有する化合物を意味するものとする。トリスチリルアミンとは、3つの置換または無置換のスチリル基と、少なくとも1つの、好ましくは芳香族の、アミンとを含有する化合物を意味するものとする。テトラスチリルアミンとは、4つの置換または無置換のスチリル基と、少なくとも1つの、好ましくは芳香族の、アミンとを含有する化合物を意味するものとする。スチリル基は、特に好ましくは、スチルベンであり、これらはまたさらに置換されていてもよい。対応するホスフィンおよびエーテルは、アミンと同じように定義される。本発明の意味でのアリールアミンまたは芳香族アミンとは、3つの置換または無置換の芳香族またはヘテロ芳香族の、窒素に直接結合された環系を含有する化合物を意味するものとする。これらの芳香族またはヘテロ芳香族の環系のうちの少なくとも1つは、好ましくは縮合した環系であり、この環系は好ましくは少なくとも14個の芳香族環原子を有する。その好ましい例は、芳香族アントラセンアミン、芳香族アントラセンジアミン、芳香族ピレンアミン、芳香族ピレンジアミン、芳香族クリセンアミンまたは芳香族クリセンジアミンである。芳香族アントラセンアミンとは、1つのジアリールアミノ基がアントラセン基に直接結合、好ましくは9−位でアントラセン基に直接結合している化合物を意味するものとする。芳香族アントラセンジアミンとは、2つのジアリールアミノ基がアントラセン基に直接結合、好ましくは2,6−位または9,10−位でアントラセン基に直接結合している化合物を意味するものとする。芳香族ピレンアミン、ピレンジアミン、クリセンアミンおよびクリセンジアミンは、これと同じように定義され、これらのジアリールアミノ基は、好ましくは、1−位または1,6−位でピレンに結合している。
さらに、グループ3からの好ましい構造要素は、例えばWO06/122630によるインデノフルオレンアミンまたはインデノフルオレンジアミン、例えばWO08/006449によるベンゾインデノフルオレンアミンまたはベンゾインデノフルオレンジアミン、および例えばWO07/140847によるジベンゾインデノフルオレンアミンまたはジベンゾインデノフルオレンジアミンから選択される。
スチリルアミンのクラスからの、グループ3からの構造要素の例は、置換または無置換のトリスチルベンアミンまたはWO06/000388、WO06/058737、WO06/000389、WO07/065549およびWO07/115610に記載されているドーパントである。ジスチリルベンゼンおよびジスチリルビフェニル誘導体はUS5121029に記載されている。さらにスチリルアミンは、US2007/0122656A1において見出すことができる。
グループ3からの特に好ましいスチリルアミン構造要素は、
Figure 2013527989
US7250532B2
Figure 2013527989
DE10 2005 058557A1である。
グループ3からの特に好ましいトリアリールアミン構造要素は、
Figure 2013527989
CN1583691A
Figure 2013527989
CN1583691A
Figure 2013527989
JP08/053397AおよびUS6251531B1であり、EP1957606A1およびUS2008/0113101A1の誘導体である。
Figure 2013527989
EP1957606A1
Figure 2013527989
US2006/210830A
Figure 2013527989
WO08/006449
Figure 2013527989
WO08/006449
Figure 2013527989
WO08/006449
Figure 2013527989
WO08/006449
Figure 2013527989
DE102008035413
Figure 2013527989
DE102008035413
Figure 2013527989
DE102008035413
Figure 2013527989
DE102008035413
さらに、グループ3からの好ましい構造要素は、ナフタレン、アントラセン、テトラセン、ベンズアントラセン、ベンゾフェナントレン(DE102009005746)、フルオレン、フルオランテン、ペリフランテン、インデノペリレン、フェナントレン、ペリレン(US2007/0252517A1)、ピレン、クリセン、デカシクレン、コロネン、テトラフェニルシクロペンタジエン、ペンタフェニルシクロペンタジエン、フルオレン、スピロフルオレン、ルブレン、クマリン(US4769292、US6020078、US2007/0252517A1)、ピラン、オキサゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール、ピラジン、ケイヒ酸エステル、ジケトピロロピロール、アクリドンおよびキナクリドン(US2007/0252517A1)の誘導体から選択される。
アントラセン化合物の中では、9,10−置換アントラセン、例えば、9,10−ジフェニルアントラセンおよび9,10−ビス(フェニルエチニル)アントラセンなどが特に好ましい。1,4−ビス(9’−エチニルアントラセニル)ベンゼンもまた好ましいドーパントである。
同様に、ルブレン、クマリン、ローダミン、キナクリドンの誘導体、例えば、DMQA(=N,N’−ジメチルキナクリドン)など、ジシアノメチレンピラン(例えば、DCM(=4−(ジシアノエチレン)−6−(4−ジメチルアミノスチリル−2−メチル)−4H−ピラン)、チオピラン、ポリメチン、ピリリウムおよびチアピリリウム塩)、ペリフランテンおよびインデノペリレンが好ましい。
青色蛍光発光体は、好ましくは、多環芳香族化合物、例えば、9,10−ジ(2−ナフチルアントラセン)および他のアントラセン誘導体、テトラセン、キサンテン、ペリレンの誘導体、例えば、2,5,8,11−テトラ−t−ブチルペリレンなど、フェニレン、例えば4,4’−ビス(9−エチル−3−カルバゾビニレン)−1,1’−ビフェニル、フルオレン、フルオランテン、アリールピレン(US2006/0222886A1)、アリーレンビニレン(US5121029、US5130603)、ビス(アジニル)イミン−ホウ素化合物(US2007/0092753A1)、ビス(アジニル)メテン化合物およびカルボスチリル化合物などである。
さらに好ましい青色蛍光発光体は、C.H.Chenら、「Recent developments in organic electroluminescent materials」Macromol.Symp.125、(1997年)1〜48頁および「Recent progress of molecular organic electroluminescent materials and devices」Mat.Sci.and Eng.R、39(2002年)、143〜222頁に記載されている。
さらに好ましい青色蛍光発光体は、DE102008035413で開示された炭化水素である。
リン光発光体として機能することができるグループ3からの好ましい構造要素は、以下の例を通して表されている。
リン光発光体の例は、WO00/70655、WO01/41512、WO02/02714、WO02/15645、EP1191613、EP1191612、EP1191614およびWO05/033244により明らかにされている。一般的に、リン光OLEDに対して従来の技術に従い使用されているような、および有機エレクトロルミネッセンスの分野の当業者に知られているようなすべてのリン光錯体が適しており、さらに、当業者は、進歩性なしで、リン光錯体を使用することができる。
リン光金属錯体は、好ましくは、Ir、Ru、Pd、Pt、OsまたはReを含有する。
好ましい配位子は、2−フェニルピリジン誘導体、7,8−ベンゾキノリン誘導体、2−(2−チエニル)ピリジン誘導体、2−(1−ナフチル)ピリジン誘導体、1−(フェニルイソキノリン誘導体、3−フェニルイソキノリン誘導体または2−フェニルキノリン誘導体である。これらすべての化合物は、青色のため、例えばフルオロ、シアノおよび/またはトリフルオロメチル置換基で置換されてもよい。補助配位子は好ましくは、アセチルアセトネートまたはピコリン酸である。
特に適しているのは、四座配位子を有するPtまたはPdの錯体
Figure 2013527989
(US2007/0087219A1、公開目的のため、上記の式の置換基および添え字の説明のためにこの明細書への参照がなされている)、拡大した環系を有するPt−ポルフィリン錯体(US2009/0061681A1)およびIr錯体、例えば2,3,7,8,12,13,17,18−オクタエチル−21H、23H−ポルフィリン−Pt(II)、テトラフェニル−Pt(II)テトラベンゾポルフィリン(US2009/0061681A1)、cis−ビス(2−フェニルピリジナト−N,C2’)Pt(II)、cis−ビス(2−(2’−チエニル)ピリジナト−N,C3’)Pt(II)、cis−ビス(2−(2’−チエニル)キノリナト−N,C5’)Pt(II)、(2−(4,6−ジフルオロフェニル)ピリジナト−N,C2’)Pt(II)(アセチルアセトネート)、またはトリス(2−フェニルピリジナト−N,C2’)Ir(III)(=Ir(ppy)3、緑色)、ビス(2−フェニルピリジナト−N,C2)Ir(III)(アセチルアセトネート)(=Ir(ppy)2アセチルアセトネート、緑色、US2001/0053462A1、Baldo、Thompsonら、Nature、403、(2000年)、750〜753頁)、ビス(1−フェニルイソキノリナト−N,C2’)(2−フェニルピリジナト−N,C2’)イリジウム(III)、ビス(2−フェニルピリジナト−N,C2’)(1−フェニルイソキノリナト−N,C2’)イリジウム(III)、ビス(2−(2’−ベンゾチエニル)ピリジナト−N,C3’)イリジウム(III)(アセチルアセトネート)、ビス(2−(4’,6’−ジフルオロフェニル)ピリジナト−N,C2’)イリジウム(III)(ピッコリナート)(FIrpic、青色)、ビス(2−(4’,6’−ジフルオロフェニル)ピリジナト−N,C2’)Ir(III)(テトラキス(1−ピラゾリル)ボレート)、トリス(2−(ビフェニル−3−イル)−4−tert−ブチルピリジン)イリジウム(III)、(ppz)2Ir(5phdpym)(US2009/0061681A1)、(45ooppz)2Ir(5phdpym)(US2009/0061681A1)、2−フェニルピリジン−Ir錯体の誘導体(例えば、PQIr(=イリジウム(III)ビス(2−フェニルキノリル−N,C2’)アセチルアセトネート)、トリス(2−フェニルイソキノリナト−N,C)Ir(III)(赤色)、ビス(2−(2’−ベンゾ[4,5−a]チエニル)ピリジナト−N,C3)Ir(アセチルアセトネート)([Btp2Ir(acac)]、赤色、Adachiら、Appl.Phys.Lett.78(2001年)、1622〜1624頁)などである。
同様に適しているのは、三価ランタニドの錯体、例えば、Tb3+およびEu3+(J.Kidoら、Appl.Phys.Lett.65巻(1994年)、2124頁、Kidoら、Chem.Lett.657巻、1990年、US2007/0252517A1)など、またはマレオニトリルジチオレートを有するPt(II)、Ir(I)、Rh(I)のリン光錯体(Johnsonら、JACS、105巻、1983年、1795頁)、Re(I)トリカルボニル−ジイミン錯体(中でも、Wrighton、JACS、96巻、1974年、998頁)、シアノ配位子およびビピリジルまたはフェナントロリン配位子を有するOs(II)錯体(Maら、Synth.Metals、94巻、1998年、245頁)である。
三座配位子を有するさらなるリン発光体が、US6824895およびUS10/729238に記載されている。赤色発光リン光錯体が、US6835469およびUS6830828において見出される。
リン光ドーパントとして使用されている特に好ましい構造要素は、
Figure 2013527989
US2001/0053462A1およびInorg.Chem.2001年、40巻(7)、1704〜1711頁、JACS、2001年、123巻(18)、4304〜4312頁である。
誘導体は、US7378162B2、US6835469B2およびJP2003/253145Aに記載されている。
Figure 2013527989
ホスト物質として、特に発光化合物と一緒に利用される、グループ4からの構造要素として、様々なクラスの物質からの物質が挙げられる。
特に蛍光ドーパントと一緒に利用される、グループ4からの好ましい構造要素は、オリゴアリーレン(例えばEP676461による2,2‘,7,7‘−テトラフェニルスピロビフルオレンまたはジナフチルアントラセン)、特に縮合芳香族基を含有するオリゴアリーレン、例えばアントラセン、ベンズアントラセン、ベンゾフェナントレン(DE102009005746、WO09/069566)、フェナントレン、テトラセン、コロネン、クリセン、フルオレン、スピロフルオレン、ペリレン、フタロペリレン、ナフタロペリレン、デカシクレン、ルブレン、オリゴアリーレンビニレン(例えば、EP676461によるDPVBi=4,4’−ビス(2,2−ジフェニルエテニル)−1,1’−ビフェニルまたはスピロ−DPVBi)、多足性金属錯体(例えばWO04/081017によるもの)、特に8−ヒドロキシキノリンの金属錯体、例えばAlQ3(=アルミニウム(III)トリス(8−ヒドロキシキノリン))またはビス(2−メチル−8−キノリノラト)−4−(フェニルフェノリノラト)アルミニウム、またイミダゾールキレート(US2007/0092753A1)を有するもの、およびキノリン金属錯体、アミノキノリン金属錯体、ベンゾキノリン金属錯体、正孔伝導性化合物(例えばWO04/058911による)、電子伝導性化合物、特にケトン、ホスフィンオキシド、スルホキシドなど(例えばWO05/084081およびWO05/084082による)、アトロプ異性体(例えばWO06/048268による)、ボロン酸誘導体(例えばWO06/117052による)またはベンズアントラセン(例えばWO08/145239による)などのクラスから選択される。
特に好ましい、グループ4からの構造要素は、アントラセン、ベンズアントラセンおよび/またはピレンを含むオリゴアリーレン、またはこれら化合物のアトロプ異性体のクラスから選択される。本発明の意味においてオリゴアリーレンとは、少なくとも3つのアリールまたはアリーレン基が互いに結合している化合物を意味することを意図する。
好ましいホスト物質は、特に、式(H−1)の化合物
Figure 2013527989
(式中、Ar3、Ar4、Ar5は、出現する毎に、等しくまたは異なって、5〜30個の芳香族環原子を有するアリールまたはヘテロアリール基(これらは、1以上のラジカルR1で置換されていてもよい)であり、R1は、上に記載の意味と同じ意味を有し、pは、1〜5の範囲の整数を表し、p=1の場合、Ar3、Ar4およびAr5のΠ電子の合計は少なくとも30であり、p=2の場合、少なくとも36であり、p=3の場合、少なくとも42である)から選択される。
式(H−1)の化合物において、基Ar4は、特に好ましくは、アントラセン(これは、1以上のラジカルR1で置換されていてもよい)を表し、基Ar3およびAr5は、9位および10位で結合している。極めて特に好ましくは、基Ar3および/またはAr5のうちの少なくとも1つは、1−または2−ナフチル、2−、3−または9−フェナントレニルまたは2−、3−、4−、5−、6−または7−ベンズアントラセニルから選択される縮合アリール基(これらのそれぞれは、1以上のラジカルR1で置換されてもよい)である。アントラセンベースの化合物は、US2007/0092753A1およびUS2007/0252517A1に記載されており、例えば2−(4−メチルフェニル)−9,10−ジ−(2−ナフチル)アントラセン、9−(2−ナフチル)−10−(1,1’−ビフェニル)アントラセンおよび9,10−ビス[4−(2,2−ジフェニルエテニル)フェニル]アントラセン、9,10−ジフェニルアントラセン、9,10−ビス(フェニルエチニル)アントラセンおよび1,4−ビス(9’−エチニルアントラセニル)ベンゼンなどである。2つのアントラセン単位を含有する化合物(US2008/0193796A1)、例えば10,10’−ビス[1,1’,4’,1’’]テルフェニル−2−イル−9,9’−ビスアントラセニルもまた好ましい。
さらに好ましい化合物は、アリールアミン、スチリルアミン、フルオレセイン、ジフェニルブタジエン、テトラフェニルブタジエン、シクロペンタジエン、テトラフェニルシクロペンタジエン、ペンタフェニルシクロペンタジエン、クマリン、オキサジアゾール、ビスベンゾオキサゾリン、オキサゾール、ピリジン、ピラジン、イミン、ベンゾチアゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾイミダゾールの誘導体(US2007/0092753A1)、例えば2,2’,2’’−(1,3,5−フェニレン)トリス[1−フェニル−1H−ベンゾイミダゾール]、アルダジン、スチルベン、スチリルアリーレン誘導体、例えば9,10−ビス[4−(2,2−ジフェニルエテニル)フェニル]アントラセン、およびジスチリルアリーレン誘導体(US5121029)、ジフェニルエチレン、ビニルアントラセン、ジアミノカルバゾール、ピラン、チオピラン、ジケトピロロピロール、ポリメチン、ケイヒ酸エステルおよび蛍光色素である。
アリールアミンおよびスチリルアミンの誘導体、例えばTNB(=4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−(2−ナフチル)アミノ]ビフェニル)が特に好ましい。金属オキシノイド錯体、例えばLiQまたはAlQ3などは、共同のホストとして使用することができる。
オリゴアリーレンを有する、マトリックスとして好ましい化合物は以下である:
Figure 2013527989
さらに、グループ4からの構造要素として、リン発光体と一緒に利用される物質が挙げられる。これらの構造要素として、CBP(N,N−ビスカルバゾリルビフェニル)、カルバゾール誘導体(例えばWO05/039246、US2005/0069729、JP2004/288381、EP1205527またはWO08/086851による)、アザカルバゾール(例えばEP1617710、EP1617711、EP1731584、JP2005/347160による)、ケトン(例えばWO04/093207によるまたはDE102008033943による)、ホスフィンオキシド、スルホキシドおよびスルホン(例えばWO05/003253による)、オリゴフェニレン、芳香族アミン(例えばUS2005/0069729による)、バイポラーマトリックス物質(例えばWO07/137725による)、シラン(例えばWO05/111172による)、9,9−ジアリールフルオレン誘導体(例えばDE102008017591による)、アザボロールまたはボロン酸エステル(例えばWO06/117052による)、トリアジン誘導体(例えばDE102008036982による)、インドロカルバゾール誘導体(例えばWO07/063754またはWO08/056746による)、インデノカルバゾール誘導体(例えばDE102009023155およびDE102009031021による)、ジアザホスホール誘導体(例えばDE102009022858による)、トリアゾール誘導体、オキサゾールおよびオキサゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ポリアリールアルカン誘導体、ピラゾリン誘導体、ピラゾロン誘導体、ジスチリルピラジン誘導体、チオピランジオキシド誘導体、フェニレンジアミン誘導体、第三級芳香族アミン、スチリルアミン、アミノ置換カルコン誘導体、インドール、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体、シラザン誘導体、芳香族ジメチリデン化合物、カルボジイミド誘導体、8−ヒドロキシキノリン誘導体の金属錯体、例えばAlQ3など(トリアリールアミノフェノール配位子もまた含有し得る)(US2007/0134514A1)、金属錯体/ポリシラン化合物、ならびにチオフェン、ベンゾチオフェンおよびジベンゾチオフェン誘導体などが挙げられる。
好ましいカルバゾール構造要素の例は、mCP(=1,3−N,N−ジカルバゾリルベンゼン(=9,9’−(1,3−フェニレン)ビス−9H−カルバゾール))、CDBP(=9,9’−(2,2’−ジメチル[1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジイル)ビス−9H−カルバゾール)、1,3−ビス(N,N’−ジカルバゾリル)ベンゼン(=1,3−ビス(カルバゾール−9−イル)ベンゼン)、PVK(ポリビニルカルバゾール)、3,5−ジ(9H−カルバゾール−9−イル)ビフェニル、および以下に表されている化合物である。
Figure 2013527989
Figure 2013527989
好ましいSiテトラアリール化合物は、例えば、(US2004/0209115、US2004/0209116)、H.Gilman、E.A.Zuech、Chemistry & Industry(London、United Kingdom)、1960、120である。
Figure 2013527989
Figure 2013527989
リン光ドーパント用マトリックスの調製のための、特に好ましい、グループ4からの構造要素は、以下である。
Figure 2013527989
本発明に従い利用することができ、ホスト物質として機能することができる機能性化合物に関して、少なくとも1個の窒素原子を有する機能性構造要素Aを有する物質が特に好ましい。これらは好ましくは、芳香族アミン、トリアジン誘導体およびカルバゾール誘導体を含む。したがって、カルバゾール誘導体は、特に、驚くことに高い効率を示す。トリアジン誘導体は、予想外にも、前記化合物を含む電子デバイスに長い寿命をもたらす。
グループ5からの構造要素は、一重項状態から三重項状態への移動を向上させ、グループ3からの機能性構造要素の援助に利用した場合、これら構造要素のリン光特性を向上させる。この目的のために適しているのは、特に、カルバゾールおよび架橋したカルバゾールダイマー単位であり、これらは、例えばWO04/070772A2およびWO04/113468A1に記載されている。ケトン、ホスフィンオキシド、スルホキシド、スルホン、シラン誘導体および同様の化合物もまたこの目的に適しており、これらは、例えばWO05/040302A1に記載されている。
機能性構造要素の記載のために上記に引用された刊行物は、開示目的のために参照により本出願に取り込まれている。
上に記載の機能性構造要素Aは、好ましくは、芳香族および/またはヘテロ芳香族の基を介して少なくとも1つの溶解促進性構造要素Bに結合することができる。結合部位は、一般的に重要ではない、つまりこれは、以下に記載の溶解促進性構造要素Bのうちの少なくとも1つへの1以上の結合が存在するが,明瞭にするため、上記に示された式には表されていないことを意味する。特定の態様によると、上に記載の機能性構造要素Aは、芳香族またはヘテロ芳香環系の炭素原子を介して、1以上の溶解促進性構造要素Bに結合することができる。
少なくとも1つの機能性構造要素Aに加えて、本発明による化合物は、式(L−I)の少なくとも1つの溶解促進性構造要素Bを含有する。
Figure 2013527989
(式中、
Ar1、Ar2は、それぞれ、互いに独立して、アリールまたはヘテロアリール基(これらは、任意の所望のタイプの1以上のラジカルRで置換されていてもよい)であり、
Xは、いずれの場合も、互いに独立して、NまたはCR2であり、好ましくは、CHであり、
1、R2は、それぞれ、互いに独立して、水素、それぞれ1または2〜40個のC原子を有する、直鎖のアルキル、アルケニル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、または3〜40個のC原子を有する、分枝もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基であるか、またはシリル基、または1〜40個のC原子を有する置換ケト基、2〜40個のC原子を有するアルコキシカルボニル基、7〜40個のC原子を有するアリールオキシカルボニル基、シアノ基(−CN)、カルバモイル基(−C(=O)NH2)、ハロホルミル基(−C(=O)−X、式中Xは、ハロゲン原子を表す)、ホルミル基(−C(=O)−H)、イソシアノ基、イソシアネート基、チオシアネート基もしくはチオイソシアネート基、ヒドロキシル基、ニトロ基、CF3基、Cl、Br、F、架橋性基、または5〜60個の環原子を有する、置換もしくは無置換の芳香族もしくはヘテロ芳香族の環系であり、または5〜60個の環原子を有する、アリールオキシもしくはヘテロアリールオキシ基、またはこれらの系の組合せであり、R1および/またはR2のうちの1以上が、互いにおよび/または基R1が結合している環と一緒になって、単環式または多環式の、脂肪族または芳香族環系を形成してもよく、
lは、0、1、2、3または4であり、
破線で示される結合は、機能性構造要素Aへの結合を示す)。
溶解促進性構造要素Bは、好ましくは、一般式(L−II)に一致することができる。
Figure 2013527989
(式中、
1、R2、R3、R4は、それぞれ、互いに独立して、水素、それぞれ1または2〜40個のC原子を有する、直鎖のアルキル、アルケニル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、または3〜40個のC原子を有する、分枝もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、またはシリル基、または1〜40個のC原子を有する置換ケト基であるか、2〜40個のC原子を有するアルコキシカルボニル基であり、7〜40個のC原子を有するアリールオキシカルボニル基、ホルミル基(−C(=O)−H)、CF3基、Cl、Br、F、架橋性基、または5〜60個の環原子を有する、置換もしくは無置換の芳香族もしくはヘテロ芳香族の環系であり、または5〜60個の環原子を有する、アリールオキシもしくはヘテロアリールオキシ基、またはこれらの系の組合せであり、R1、R2、R3および/またはR4のうちの1以上が、互いにおよび/または基R1が結合している環と一緒になって、単環式または多環式の、脂肪族または芳香族の環系を形成してもよく、
lは、0、1、2、3または4であり、
mは、0、1、2または3であり、
n、oは、それぞれ、互いに独立して、0、1、2、3、4または5であり、
破線で示される結合は、機能性構造要素への結合を示す)。
ラジカルR1、R2、R3、R4は、特に好ましくは、水素(l、m、nおよびo=0)、1〜20個のC原子を有する、直鎖のアルキルもしくはアルコキシ基、または3〜20個のC原子を有する、分枝のアルキルまたはアルコキシ基を表す。
特に好ましい溶解促進性構造要素Bは、中でも、以下の式の構造要素を含む:
Figure 2013527989
(式中、破線で示される結合は、機能性構造要素Aへの結合を示す)。
以下の溶解促進性構造要素Bが極めて特に好ましい:
Figure 2013527989
Figure 2013527989
Figure 2013527989
(式中、破線で示される結合は、機能性のA構造要素への結合を示す)。
5〜60個の環原子を有する芳香族またはヘテロ芳香族の環系(これらはまた、いずれの場合も任意の所望のラジカルRで置換されていてもよく、かつ任意の所望の位置を介して芳香族またはヘテロ芳香族の環系に連結されていてもよい)は、特に、ベンゼン、ナフタレン、アントラセン、フェナントレン、ピレン、クリセン、ペリレン、フルオランテン、ナフタセン、ペンタセン、ベンゾピレン、ビフェニル、ビフェニレン、テルフェニル、テルフェニレン、フルオレン、スピロビフルオレン、ジヒドロフェナントレン、ジヒドロピレン、テトラヒドロピレン、cis−またはtrans−インデノフルオレン、トルキセン、イソトルキセン、スピロトルキセン、スピロイソトルキセン、フラン、ベンゾフラン、イソベンゾフラン、ジベンゾフラン、チオフェン、ベンゾチオフェン、イソベンゾチオフェン、ジベンゾチオフェン、ピロール、インドール、イソインドール、カルバゾール、ピリジン、キノリン、イソキノリン、アクリジン、フェナントリジン、ベンゾ−5,6−キノリン、ベンゾ−6,7−キノリン、ベンゾ−7,8−キノリン、フェノチアジン、フェノキサジン、ピラゾール、インダゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾール、ナフトイミダゾール、フェナントリミダゾール、ピリジイミダゾール、ピラジンイミダゾール、キノキサリンイミダゾール、オキサゾール、ベンゾオキサゾール、ナフトオキサゾール、アントロオキサゾール、フェナントロオキサゾール、イソキサゾール、1,2−チアゾール、1,3−チアゾール、ベンゾチアゾール、ピリダジン、ベンゾピリダジン、ピリミジン、ベンゾピリミジン、キノキサリン、1,5−ジアザアントラセン、2,7−ジアザピレン、2,3−ジアザピレン、1,6−ジアザピレン、1,8−ジアザピレン、4,5−ジアザピレン、4,5,9,10−テトラアザペリレン、ピラジン、フェナジン、フルオルビン、ナフチリジン、アザカルバゾール、ベンゾカルボリン、フェナントロリン、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、ベンゾトリアゾール、1,2,3−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,2,5−オキサジアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、1,2,3−チアジアゾール、1,2,4−チアジアゾール、1,2,5−チアジアゾール、1,3,4−チアジアゾール、1,3,5−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,2,3−トリアジン、テトラゾール、1,2,4,5−テトラジン、1,2,3,4−テトラジン、1,2,3,5−テトラジン、プリン、プテリジン、インドリジン、ベンゾチアジアゾール、ベンゾアントレン、ベンゾアントラセン、ルビセンおよびトリフェニレンから誘導された基を意味するものとする。本発明の目的のため、フルオレン、スピロビフルオレン、インデノフルオレン、アントラセン、フェナントレン、ジヒドロフェナントレンおよびカルバゾールが特に好ましい。
本発明の意味におけるアリール基は、5〜60個のC原子を含有し、本発明の意味におけるヘテロアリール基は、2〜60個のC原子および少なくとも1個のヘテロ原子を含有するが、ただし、C原子とヘテロ原子の合計は少なくとも5とする。ヘテロ原子は、好ましくは、N、Oおよび/またはSから選択される。ここでアリール基またはヘテロアリール基とは、単純な芳香族環、すなわちベンゼンなど、または単純なヘテロ芳香環、例えばピリジン、ピリミジン、チオフェンなど、または縮合したアリールまたはヘテロアリール基、例えばナフタレン、アントラセン、フェナントレン、キノリン、イソキノリン、ベンゾチオフェン、ベンゾフランおよびインドールなどのいずれかを意味するものとする。
一般式(L−I)および(L−II)の構造単位において、R1およびR2、ならびにR1、R2、R3およびR4は、それぞれ、出現する毎に、互いに独立して、F、Cl、Br、I、N(Ar)2、N(R’)2、CN、NO2、Si(R’)3、B(OR’)2、C(=O)Ar、C(=O)R’、P(=O)(Ar)2、P(=O)(R’)2、S(=O)Ar、S(=O)R’、S(=O)2Ar、S(=O)2R’、−CR’=CR’Ar、OSO2R’、1〜40個のC原子、好ましくは、1〜20個のC原子を有する直鎖のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、または3〜40個のC原子、好ましくは、3〜20個のC原子を有する分枝もしくは環状のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基(これらのそれぞれは、1以上のラジカルR’で置換されていてもよい)、ここで、1以上の隣接しないCH2基は、R’C=CR’、C≡C、Si(R’)2、Ge(R’)2、Sn(R’)2、C=O、C=S、C=Se、C=NR’、P(=O)(R’)、SO、SO2、NR’、O、SまたはCONR’で置きかえられていてもよく、1以上のH原子は、F、Cl、Br、I、CNまたはNO2で置きかえられていてもよい、架橋性基、または5〜60個の環原子を有する芳香族もしくはヘテロ芳香族の環系(これらはいずれの場合も1以上のラジカルR’で置換されていてもよい)、または5〜60個の環原子を有するアリールオキシもしくはヘテロアリールオキシ基(これらは、1以上のラジカルR’で置換されていてもよい)、またはこれらの系の組合せから選択されることがさらに好ましく、この場合2以上の置換基Rは、互いに一緒になって、単環式または多環式の、脂肪族または芳香族環系を形成してもよく、ここで、R’は、いずれの場合も、互いに独立して、Hであるか、または1〜20個のC原子を有する、脂肪族もしくは芳香族炭化水素のラジカルであり、Arは2〜30個のC原子を有する、アリールもしくはヘテロアリール基である。
一般式(L−I)および(L−II)の構造単位は、上に記載のように、1以上の架橋性基を含有し得る。「架橋性基」とは、不可逆的に反応することが可能な官能基を意味する。架橋した物質は、不溶性であるが、これによって形成される。架橋は通常、加温またはUV、マイクロ波、エックス線もしくは電子の放射により援助され得る。わずかな副生成物の形成がここで架橋中に生じる。さらに、機能性化合物内に存在し得る架橋性基は、極めて容易に架橋するが、これは、架橋に必要なエネルギー量がより少ないことを意味する(熱架橋の場合、例えば<200℃)。
架橋性基の例は、二重結合、三重結合、二重もしくは三重結合がその場で形成可能な前駆体、またはヘテロ環式付加重合可能なラジカルを含有する単位である。架橋性基として、中でも、ビニル、アルケニル、好ましくは、エテニルおよびプロペニル、C4~20−シクロアルケニル、アジド、オキシラン、オキセタン、ジ(ヒドロカルビル)アミノ、シアネートエステル、ヒドロキシル、グリシジルエーテル、C1~10−アクリル酸アルキル、C1~10−メタクリル酸アルキル、アルケニルオキシ、好ましくは、エテニルオキシ、パーフルオロアルケニルオキシ、好ましくは、パーフルオロエテニルオキシ、アルキニル、好ましくは、エチニル、マレイミド、トリ(C1~4)−アルキルシロキシおよびトリ(C1~4)−アルキルシリルが挙げられる。ビニルおよびアルケニルが特に好ましい。
本発明において、1〜40個のC原子を有するアルキル基(さらに、個々のH原子またはCH2基が上述の基またはラジカルRで置換されていてもよい)は、好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、n−ブチル、i−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、シクロブチル、2−メチルブチル、n−ペンチル、s−ペンチル、シクロペンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、n−ヘプチル、シクロヘプチル、n−オクチル、シクロオクチル、2−エチルヘキシル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、エテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、シクロペンテニル、ヘキセニル、シクロヘキセニル、ヘプテニル、シクロヘプテニル、オクテニル、シクロオクテニル、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニルおよびオクチニルのラジカルを意味するものとする。1〜40個のC原子を有するアルコキシ基は、好ましくは、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、i−ブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキシまたは2−メチルブトキシを意味するものとする。
本発明の特定の態様によると、式(I)における構造要素Aと構造要素Bとの重量比は、好ましくは、2:1〜1:20の範囲、特に好ましくは、1:1〜1:3の範囲である。
本発明による配合物中に存在する式(I)の機能性化合物は、既知の方法を用いて調製することができ、反応性基を含有する出発物質が反応する。これらの反応性出発物質は、上記式の、上に記載された構造単位、およびいずれの場合も少なくとも1つの脱離基、例えば、臭素、ヨウ素、ボロン酸またはボロン酸エステルなどを含有する。
C−C連結の形成に適した反応は、当業者に知られており、文献に記載されている。特に適したおよび好ましいカップリング反応は、いずれもC−C連結を生じさせ、SUZUKI、YAMAMOTO、STILLE、HECK、NEGISHI、SONOGASHIRAおよびHIYAMAカップリング反応である。
特に好ましい機能性化合物として、式(V−Ia)、(V−Ib)、(V−Ic)および(V−Id)の化合物が挙げられる
Figure 2013527989
[式中、以下が、使用されている記号に適用される:
DCyは、出現する毎に、等しくまたは異なって、環状基(これは、少なくとも1個のドナー原子(好ましくは、窒素、カルベンの形態の炭素、またはリン)を含有し、このドナー原子を介して環状基は金属に結合し、次にこの金属は、1以上の置換基R10を担持することができる)であり、基DCyおよびCCyは、共有結合を介して、互いに結合されており、
CCyは、出現する毎に、等しくまたは異なって、環状基(この環状基は、炭素原子を含有し、この炭素原子を介して環状基は金属に結合し、次にこの金属は、1以上の置換基R10を担持することができる)であり、
Aは、出現する毎に、等しくまたは異なって、モノアニオン性、二座のキレート化配位子、好ましくは、ジケトナート配位子であり、
10は、出現する毎に、等しくまたは異なって、H、D、F、Cl、Br、I、CHO、C(=O)Ar3、P(=O)(Ar32、S(=O)Ar3、S(=O)2Ar3、CR11=CR11Ar3、CN、NO2、Si(R113、B(OR112、B(R112、B(N(R1122、OSO211、1〜40個のC原子を有する直鎖のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、または2〜40個のC原子を有する、直鎖のアルケニルもしくはアルキニル基、または3〜40個のC原子を有する、分枝もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシまたはチオアルコキシ基、これらのそれぞれは、1以上のラジカルR11で置換されていてもよく、1以上の隣接しないCH2基が、R11C=CR11、C≡C、Si(R112、Ge(R112、Sn(R112、C=O、C=S、C=Se、C=NR11、P(=O)(R11)、SO、SO2、NR11、O、SまたはCONR11で置きかえられていてもよい、ここで、1以上のH原子は、F、Cl、Br、I、CNまたはNO2で置きかえられていてもよい、または5〜60個の芳香族環原子を有する芳香族もしくはヘテロ芳香族の環系(これらはいずれの場合も、1以上のラジカルR11で置換されていてもよい)、または5〜60個の芳香族環原子を有するアリールオキシまたはヘテロアリールオキシ基(これらは1以上のラジカルR11で置換されていてもよい)、またはこれらの系の組合せであり、ここで、2以上の隣接する置換基R10はまた、互いに一緒になって、単環式または多環式の、脂肪族または芳香族環系を形成してもよく、
Ar3は、出現する毎に、等しくまたは異なって、5〜40個の芳香族環原子を有する芳香族またはヘテロ芳香族の環系であり、これらは、1以上のラジカルR11で置換されていてもよく、
11は、出現する毎に、等しくまたは異なって、H、D、CNであり、または1〜20個のC原子を有する、脂肪族、芳香族および/またはヘテロ芳香族の炭化水素ラジカルであり、さらに、H原子は、Fで置きかえられていてもよく、ここで2以上の隣接する置換基R11はまた、互いに一緒になって、単環式または多環式の、脂肪族または芳香族環系を形成してもよく、
前記ラジカルDCy、CCyおよび/またはAのうちの少なくとも1つが、式(L−I)および/または(L−II)のうちの少なくとも1つの基を含有する]。
複数のラジカルR10の間に環系が形成されることにより、架橋は、基DCyとCCyの間にも存在してよい。さらに、複数のラジカルR10の間に環系が形成されることにより、架橋は、2もしくは3つの配位子CCy−DCyの間にも、または1もしくは2つの配位子CCy−DCyと配位子Aの間にも存在してよく、それぞれ、多座または多足性の配位子系をもたらす。
本発明のさらなる、特定の実施形態によると、可溶性の機能性化合物、特に式(V−II)のポリアセンが利用される。
Figure 2013527989
[式中、
ラジカルR12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22およびR23は、それぞれ独立して、水素、1〜40個のC原子を有する直鎖のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、または3〜40個のC原子を有する、分枝もしくは環状のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、またはシリル基、または1〜40個のC原子を有する置換ケト基であり、2〜40個のC原子を有するアルコキシカルボニル基、7〜40個のC原子を有するアリールオキシカルボニル基、シアノ基(−CN)、カルバモイル基(−C(=O)NH2)、ハロホルミル基(−C(=O)−X(式中、Xは、ハロゲン原子を表す)、ホルミル基(−C(=O)−H)、イソシアノ基、イソシアネート基、チオシアネート基もしくはチオイソシアネート基、アミノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、CF3基、Cl、Br、F、架橋性基、または5〜60個の環原子を有する、置換もしくは無置換の芳香族もしくはヘテロ芳香族の環系であり、または5〜60個の環原子を有する、アリールオキシもしくはヘテロアリールオキシ基であるか、またはこれらの系の組合せであり、基R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22および/またはR23のうちの1以上が、互いにおよび/またはそれぞれの基が結合している環と一緒になって、単環式または多環式の、脂肪族または芳香族環系を形成してもよく、R12とR13、R13とR14、R14とR15、R18とR19、R19とR20、R20とR21の各対は、独立して、飽和または不飽和のC4〜C40環を場合によって形成してもよく、これらは、1以上の酸素および/もしくはイオウ原子または式−N(Ra)−の基で分断されていてもよく、Raは、水素原子または場合によって置換されている炭化水素基を表し、ここで、環は場合によって置換されていてもよい
ポリアセン骨格のうちの1以上の炭素原子は、N、P、As、O、S、SeおよびTeから選択される1以上のヘテロ原子で場合によって置換されていてもよく、置換基R12〜R23(ポリアセンの隣接する環位置に配置されている)のうちの1以上が、一緒になって、さらなる飽和または不飽和の環を形成してもよく、これらの環は、1以上の酸素および/またはイオウ原子または式−N(Ra)−の基で分断されていてもよく、Raは、水素原子、または場合によって置換されている炭化水素基、またはポリアセンに結合している芳香族環系を表し、
nは、0、1、2、3または4であり、好ましくは、0、1または2であり、特に好ましくは、0または2であり、
ラジカルR12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22および/またはR23のうちの少なくとも1つは、式(L−I)または(L−II)の少なくとも1つの基を含む]
式(V−II)のnが2と等しい場合、この化合物はペンタセン化合物である。n=0の場合、化合物は、「疑似ペンタセン化合物」となり得る。
さらなる実施形態によると、本発明は、一般式(V−IIIa)および/または(V−IIIb)の機能性化合物を含む配合物を提供する。
Figure 2013527989
[式中、記号および添え字には以下が適用される:
*は、基X2が基Yに結合している場合、Cであり、またはいずれの基X2も基Yに結合していない場合、出現する毎に、等しくまたは異なって、CRまたはNであり、
Eは、出現する毎に、等しくまたは異なって、共有結合の単結合、またはN(R25)、B(R25)、C(R252、O、Si(R252、C=NR25、C=C(R252、S、S=O、SO2、P(R25)およびP(=O)R1から選択される二価架橋であり、
1は、出現する毎に、等しくまたは異なって、N(R25)、B(R25)、O、C(R252、Si(R252、C=NR25、C=C(R252、S、S=O、SO2、P(R25)およびP(=O)R25から選択される二価架橋であり、
2は、出現する毎に、等しくまたは異なって、N(R25)、B(R25)、C(R252、Si(R252、C=O、C=NR25、C=C(R252、S、S=O、SO2、CR25−CR25、P(R25)およびP(=O)R25から選択される二価架橋であり、
3は、出現する毎に、等しくまたは異なって,N、B、C(R1)、Si(R1)、PおよびP(=O)から選択される二価架橋であり、
Lは、5〜40個の芳香族環原子を有する、二価の芳香族またはヘテロ芳香族の環系であり、これらは、1以上のラジカルR1で置換されていてもよい、
n、mは、0または1であり、ただし、n+m=1または2とし、
qは、1、2、3、4、5または6であり、
24は、出現する毎に、等しくまたは異なって、H、D、F、Cl、Br、I、N(Ar)2、C(=O)Ar、P(=O)Ar2、S(=O)Ar、S(=O)2Ar、CR26=CR26Ar、CN、NO2、Si(R263、B(OR262、OSO226、1〜40個のC原子を有する直鎖のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、または3〜40個のC原子を有する、分枝もしくは環状のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、これらのそれぞれは、1以上のラジカルR26で置換されていてもよい、ここで、1以上の隣接しないCH2基は、R26C=CR26、C≡C、Si(R262、Ge(R262、Sn(R262、C=O、C=S、C=Se、C=NR26、P(=O)(R26)、SO、SO2、NR26、O、SまたはCONR26で置きかえられていてもよく、1以上のH原子は、D、F、Cl、Br、I、CNまたはNO2で置きかえられていてもよい、架橋性基、または5〜40個の環原子を有する芳香族もしくはヘテロ芳香族基、これらのそれぞれは、1以上のラジカルR26で置換されていてもよい、または5〜40個の芳香族環原子を有する芳香族もしくはヘテロ芳香族の環系、いずれの場合も1以上のラジカルR26で置換されていてもよい、または5〜40個の芳香族環原子を有するアリールオキシもしくはヘテロアリールオキシ基(1以上のラジカルR26で置換されていてもよい)であるか、またはこれらの系の組合せであり、ここで、2以上の置換基R24もまた、互いに一緒になって、これらが結合している原子と一緒になって、またはこれらがArと結合している場合にはArと一緒になって、単環式または多環式の、脂肪族、芳香族またはヘテロ芳香族の環系を形成してもよく、
25は、出現する毎に、等しくまたは異なって、H、D、F、Cl、Br、I、CN、NO2、CF3、B(OR262、Si(R263、1〜40個のC原子を有する直鎖のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、または3〜40個のC原子を有する、分枝もしくは環状のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、これらのそれぞれは、1以上のラジカルR26で置換されていてもよく、ここで、1以上の隣接しないCH2基は、−R26C=CR26−、−C≡C−、Si(R262、Ge(R262、Sn(R262、C=O、C=S、C=Se、C=NR26、−O−、−S−、−COO−または−CONR26−で置きかえられていてもよく、1以上のH原子は、D、F、Cl、Br、I、CNまたはNO2で置きかえられていてもよく、またはアリールアミン、または置換もしくは無置換のカルバゾール(これらのそれぞれは、1以上のラジカルR26で置換されていてもよい)、または5〜40個の環原子を有するアリールもしくはヘテロアリール基(1以上の芳香族またはヘテロ芳香族または非芳香族のラジカルR27で置換されていてもよい)、または5〜40個の芳香族環原子を有する芳香族もしくはヘテロ芳香族の環系(1以上の非芳香族ラジカルR26で置換されていてもよい)、または5〜40個の芳香族環原子を有するアリールオキシもしくはヘテロアリールオキシ基(1以上の非芳香族ラジカルR27で置換されていてもよい)、またはこれらの系の組合せであり、ここで、2以上の置換基R25もまた、これらが結合している原子と一緒に、単環式または多環式の、脂肪族、芳香族またはヘテロ芳香族の環系を互いに形成してもよく、
26は、出現する毎に、等しくまたは異なって、H、Dまたは1〜20個のC原子を有する、脂肪族もしくは芳香族の炭化水素ラジカルであり、
Ar4は、出現する毎に、等しくまたは異なって、5〜40個の環原子を有する芳香族またはヘテロ芳香族の環系であり、これらは1以上のラジカルR25で置換されていてもよい、
上述のラジカルのうちの少なくとも1つは、式(L−I)および/または(L−II)の基を含む]
本発明のさらなる好ましい実施形態によると、一般式(V−IVa)および/または式(V−IVb)の機能性化合物が好ましい。
Figure 2013527989
[式中、記号および添え字には以下が適用される:
Ar5は、以下の式(V−IVc)の基であり、
Figure 2013527989
(式中、破線で示される結合は、スピロビフルオレンとの結合を示す)
Ar6は、以下の式(V−IVd)の基であり、
Figure 2013527989
(式中、破線で示される結合は、スピロビフルオレンとの結合を示す)
28、R29は、出現する毎に、等しくまたは異なって、H、D、F、Cl、Br、I、CHO、N(R302、N(Ar72、B(Ar72、C(=O)Ar7、P(=O)(Ar72、S(=O)Ar7、S(=O)2Ar7、CR30=CR30Ar7、CN、NO2、Si(R303、B(OR302、B(R302、B(N(R3022、OSO230、それぞれ1もしくは2〜40個のC原子を有する直鎖のアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、または3〜40個のC原子を有する分枝もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、これらのそれぞれは、1以上のラジカルR30で置換されていてもよい、ここで、1以上の隣接しないCH2基は、R30C=CR30、C≡C、Si(R302、Ge(R302、Sn(R302、C=O、C=S、C=Se、C=NR30、P(=O)(R30)、SO、SO2、NR30、O、SまたはCONR30で置きかえられていてもよく、1以上のH原子は、D、F、Cl、Br、I、CNまたはNO2で置きかえられていてもよい、架橋性基、または5〜60個の芳香族環原子を有する芳香族もしくはヘテロ芳香族の環系、いずれの場合も1以上のラジカルR30で置換されていてもよい、または5〜60個の芳香族環原子を有するアリールオキシもしくはヘテロアリールオキシ基(1以上のラジカルR30で置換されていてもよい)、またはこれらの系の組合せであり、ここで、2以上の隣接する置換基R28もまた、互いに一緒になって、単環式または多環式の脂肪族または芳香族の環系を形成してもよく、
Ar7は、出現する毎に、等しくまたは異なって、5〜30個の芳香族環原子を有する、芳香族もしくはヘテロ芳香環系(1以上のラジカルR30で置換されていてもよい)であり、ここで、同じ窒素、リンもしくはホウ素原子に結合している2つのラジカルAr7もまた、互いに、B(R30)、C(R302、Si(R302、C=O、C=NR30、C=C(R302、O、S、S=O、SO2、N(R30)、P(R30)およびP(=O)R30から選択される、単結合または架橋により連結されていてもよく、
30は、出現する毎に、等しくまたは異なって、H、Dであり、または1〜20個のC原子を有する、脂肪族、芳香族および/もしくはヘテロ芳香族炭化水素ラジカルであり、さらに、H原子はDまたはFで置きかえられていてもよく、ここで、2以上の隣接する置換基R30もまた、互いに一緒になって、単環式または多環式の脂肪族または芳香族の環系を形成してもよく、
nは、0または1であり、
mは、0、1、2または3であり、
oは、同じ環においてn=0の場合、0、1、2、3または4であり、同じ環においてn=1の場合、0、1、2または3である]。
さらに、式(V−V)の可溶性の機能性化合物が好ましい。
Figure 2013527989
[式中、R10は、式(V−Ia)、(V−Ib)、(V−Ic)および(V−Id)に対して上に記載の意味と同じ意味を有し、曲線は、Mと共に5または6員環を作り上げるために必要な、2または3個の原子および結合を表し、ここで、これらの原子もまた1以上のラジカルR10で置換されていてもよく、上述のラジカルのうちの少なくとも1つは、式(L−I)および/または(L−II)の基を含み、Mは、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウムおよびセシウムから選択されるアルカリ金属を表す]
ここで、式(V−V)の錯体は、上記で表されているような単量体の形態、またはアグリゲートの形態(例えば2つのアルカリ金属イオンと2つの配位子、4つのアルカリ金属イオンと4つの配位子、6つのアルカリ金属イオンと6つの配位子を含む)、または他のアグリゲートの形態であることが可能である。
好ましい式(V−V)の化合物は、以下の式(V−V1)および(V−V2)の化合物である。
Figure 2013527989
(式中、使用されている記号は、式(V−Ia)、(V−Ib)、(V−Ic)および(V−Id)に対して上に記載のもの、および式(V−V)に対して上に記載のものと同じ意味を有し、mは、出現する毎に、等しくまたは異なって、0、1、2または3を表し、oは、出現する毎に、等しくまたは異なって、0、1、2、3または4を表す)。
さらなる好ましい有機アルカリ金属化合物は、以下の式(V−V3)の化合物である:
Figure 2013527989
[式中、使用されている記号は、式(V−Ia)、(V−Ib)、(V−Ic)および(V−Id)に対して上に記載のもの、および式(V−V)に対して上に記載のものと同じ意味を有し、上述のラジカルのうちの少なくとも1つは、式(L−I)および/または(L−II)の基を含む]。
アルカリ金属は、好ましくは、リチウム、ナトリウムおよびカリウムから、特に好ましくは、リチウムおよびナトリウムから選択され、極めて特に好ましくは、リチウムである。
式(V−V1)の化合物、特にM=リチウムのものが特に好ましい。さらに、添え字mは、極めて特に好ましくは、=0である。したがって化合物は、極めて特に好ましくは、無置換のキノリン酸リチウムである。
本発明の好ましい実施形態によると、一般式(V−VIa)の化合物が好ましく、特に好ましいのは式(V−VIb)である。
Figure 2013527989
Figure 2013527989
(式中、以下が、使用されている記号に適用される:
5は、出現する毎に、等しくまたは異なって、水素、または5〜60個の芳香族環原子を有する芳香族もしくはヘテロ芳香族の環系(1以上のラジカルR6で置換されていてもよい)であるか、またはN(Ar)2、Si(Ar)3、C(=O)Ar、OAr、ArSO、ArSO2、P(Ar)2、P(O)(Ar)2またはB(Ar)2基であり、
6は、出現する毎に、等しくまたは異なって、H、D、F、Cl、Br、I、CHO、N(Ar)2、C(=O)Ar、P(=O)(Ar)2、S(=O)Ar、S(=O)2Ar、CR7=CR7Ar、CN、NO2、Si(R83、B(OR82、B(R82、B(N(R822、OSO28、1〜40個のC原子を有する直鎖のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、または3〜40個のC原子を有する、分枝もしくは環状のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、これらのそれぞれが、1以上のラジカルR8で置換されていてもよい、ここで、1以上の隣接しないCH2基が、R8C=CR8、C≡C、Si(R82、Ge(R82、Sn(R82、C=O、C=S、C=Se、C=NR8、P(=O)(R8)、SO、SO2、NR8、O、SまたはCONR8で置きかえられていてもよく、1以上のH原子が、F、Cl、Br、I、CNまたはNO2で置きかえられていてもよく、または5〜60個の芳香族環原子を有する芳香族もしくはヘテロ芳香族の環系(いずれの場合も、1以上のラジカルR8で置換されていてもよい)、または5〜60個の芳香族環原子を有するアリールオキシまたはヘテロアリールオキシ基(1以上のラジカルR8で置換されていてもよい)、またはこれらの系の組合せであり、
7は、出現する毎に、等しくまたは異なって、H、D、F、または1〜20個のC原子を有する直鎖のアルキル基であるか、または3〜20個のC原子を有する、分枝もしくは環状のアルキル基であり、ここで複数のラジカルR7が、互いに一緒になって、環系を形成してもよく、
8は、出現する毎に、等しくまたは異なって、H、D、または1〜20個のC原子を有する、脂肪族、芳香族および/もしくはヘテロ芳香族の炭化水素ラジカルであり、さらに、H原子は、Fで置きかえられていてもよい、
Arは、出現する毎に、等しくまたは異なって、5〜30個の芳香族環原子を有する、芳香族もしくはヘテロ芳香族の環系であり、これらは1以上の非芳香族ラジカルR6で置換されていてもよく、ここで、同じ窒素、リンまたはホウ素原子に結合している2つのラジカルArもまた、互いに単結合、またはB(R8)、C(R82、Si(R82、C=O、C=NR8、C=C(R82、O、S、S=O、SO2、N(R8)、P(R8)およびP(=O)R8から選択される架橋で連結されていてもよい)。
特に好ましい実施形態によると、式(V−VIc)の化合物を利用することが可能である:
Figure 2013527989
[式中、以下が、使用されている記号に適用される:
Yは、C=OまたはC(R72であり、
Xは、出現する毎に、等しくまたは異なって、CR9またはNであり、
5は、式(V−VIa)と関連して上に与えられた意味を有し、
7は、式(V−VIa)と関連して上に与えられた意味を有し、
9は、出現する毎に、等しくまたは異なって、H、D、F、CN、1〜40個のC原子を有する直鎖のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、または3〜40個のC原子を有する、分枝もしくは環状のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基であり、これらのそれぞれは、1以上のラジカルR7で置換されていてもよく、ここで、1以上の隣接しないCH2基は、R7C=CR7、C≡C、OまたはSで置きかえられていてもよく、1以上のH原子は、Fで置きかえられていてもよい]。
利用するのに特に好ましい式(I)の機能性化合物は、中でも、以下を含む。
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本発明による配合物は、特に、式(I)の、少なくとも2種の機能性化合物の混合物の存在により区別される。
ここで、機能性化合物は、異なる機能性構造要素Aを含んでもよい。第一の好ましい実施形態に関して、例として、特に、式(I)の機能性構造要素Aが発光特性を有する単位である少なくとも1種の機能性化合物と、式(I)の機能性構造要素Aがホスト物質として機能することができる単位である少なくとも1種の機能性化合物とを含む混合物を挙げることができる。
第2の好ましい実施形態において、この混合物は、式(I)の機能性構造要素Aが発光特性を有する単位である少なくとも1種の機能性化合物と、式(I)の機能性構造要素Aが正孔輸送物質として機能することができる単位である少なくとも1種の機能性化合物とを含む。
第3の好ましい実施形態において、この混合物は、式(I)の機能性構造要素Aが発光特性を有する単位である少なくとも1種の機能性化合物と、式(I)の機能性構造要素Aが電子輸送物質として機能することができる単位である少なくとも1種の機能性化合物とを含む。
これに関連して、ホスト物質として利用される化合物はまた、場合によっては電子輸送物質として、または正孔輸送物質として機能してもよいと説明することができる。
第4の好ましい実施形態において、この混合物は、式(I)の機能性構造要素Aが発光特性を有する単位である少なくとも1種の機能性化合物と、式(I)の機能性構造要素Aが正孔輸送物質として機能することができる単位である少なくとも1種の機能性化合物と、式(I)の機能性構造要素Aが電子輸送物質として機能することができる単位である少なくとも1種の機能性化合物とを含む。
第5の好ましい実施形態において、この混合物は、式(I)の機能性構造要素Aが正孔輸送物質として機能することができる単位である少なくとも1種の機能性化合物と、式(I)の機能性構造要素Aが電子輸送物質として機能することができる単位である少なくとも1種の機能性化合物とを含む。
好ましい実施形態において、式(I)の機能性構造要素Aが発光特性を有する単位である機能性化合物の重量比は、配合物中のすべての機能性化合物に対して、好ましくは、2〜40重量%の範囲であり、特に好ましくは、3〜30重量%の範囲であり、特に5〜25重量%の範囲である。対応して、式(I)の機能性構造要素Aがホスト物質として機能することができる単位である少なくとも1種の機能性化合物の重量比は、配合物中のすべての機能性化合物に対して、好ましくは、60〜98重量%の範囲であり、特に好ましくは、70〜97重量%の範囲であり、特に75〜95重量%の範囲である。
しかし、さらなる好ましい実施形態において、式(I)の機能性構造要素Aが発光特性を有する単位である機能性化合物の重量比はまた、配合物中のすべての機能性化合物に対して、好ましくは、0.01〜5重量%の範囲であり、特に好ましくは、0.05〜3重量%の範囲であり、特に0.1〜2重量%の範囲であってもよい。対応して、本実施形態において、式(I)の機能性構造要素Aがホスト物質として機能することができる単位である少なくとも1種の機能性化合物の重量比は、配合物中のすべての機能性化合物に対して、好ましくは、95〜99.95重量%の範囲であり、特に好ましくは、97〜99.9重量%の範囲であり、特に98〜99.9重量%の範囲であってよい。
さらに、その構造要素Aが同じ機能性を示す混合物を利用することも可能である。このタイプの好ましい混合物は、式(I)の機能性構造要素Aがホスト物質として機能することができる単位である、少なくとも2種の機能性化合物を有する配合物を特に含む。
ここでは、式(I)の少なくとも3種の機能性化合物を含む混合物が特に好ましく、このうちの少なくとも2種の機能性化合物が等しい機能性を示し、少なくとも1種の機能性化合物が第一のものと異なる機能性を含む。特に、式(I)の機能性構造要素Aがホスト物質として機能することができる単位である、少なくとも2種の機能性化合物と、式(I)の機能性構造要素Aが発光特性を有する単位である、少なくとも1種の機能性化合物とを有する混合物が特に好ましい。
本発明による配合物はまた、溶解促進性構造要素を含有しない機能性化合物を含み得る。しかし、これらの配合物は、多くの場合、機能的活性のある成分として式(I)の機能性化合物を独占的に含む配合物より低い性能プロファイルを示す。したがって、特に、一般式(L−I)の溶解促進性構造要素Bを含まない機能性化合物の割合が、機能性化合物の総重量に対して、好ましくは、最大80重量%、特に好ましくは、最大50重量%、極めて特に好ましくは、最大10重量%である配合物により驚くべき利点が達成できる。特定の実施形態によると、本発明による配合物は、溶解促進性構造要素を含有しない機能性化合物を含まなくてよいので、配合物は、基本的に、溶媒、式(I)の機能性化合物および添加剤からなる。
本発明の特定の態様によると、特に、化222を含む配合物は、除外されてもよい。
Figure 2013527989
さらに、特に、化223を含む配合物は、本発明から除外されてもよい。
Figure 2013527989
さらに、本発明の特に好ましい点によると、化224を含む配合物は、除外されてもよい。
Figure 2013527989
前記構成要素に加えて、本発明による配合物は、さらなる添加剤および加工助剤を含んでもよい。中でも、これらには、界面活性物質、界面活性剤、滑沢剤およびグリース、導電率を増加させる添加剤、分散剤、疎水化剤、接着促進剤、流れ改良剤、泡止め剤、脱気剤、希釈剤(反応性であっても、非反応性であってもよい)、賦形剤、助剤、加工助剤、染料、顔料、安定剤、感熱剤、ナノ粒子および阻害剤などが含まれる。
本発明による構造単位を含有する化合物は、例えば、好ましくは、正孔輸送、正孔注入、発光体、電子輸送、電子注入、電荷遮断および/または電荷発生の層として、OLEDまたは他の電子デバイスの製造のために使用される。
機能層は、例えば溶液からのコーティング、好ましくは、スピンコーティングにより、または任意の所望の印刷法、例えば、スクリーン印刷、フレキソ印刷またはオフセット印刷、しかし特に好ましくは、LITI(光誘起熱画像化、熱転写印刷)またはインクジェット印刷を用いて、製造することができる。
本発明はまた、有機電子デバイスにおける機能性化合物の使用に関する。
有機電子デバイスは、好ましくは、有機エレクトロルミネッセンスデバイス(OLED)、ポリマーのエレクトロルミネッセンスデバイス(PLED)、有機集積回路(O−IC)、有機電界効果トランジスタ(O−FET)、有機薄膜トランジスタ(O−TFT)、有機発光トランジスタ(O−LET)、有機太陽電池(O−SC)、有機オプティカル検出器、有機感光体、有機電場消光デバイス(O−FQD)、発光電気化学セル(LEC)または有機レーザーダイオード(O−laser)である。
本発明の目的のため、本発明による機能性化合物は、電子デバイスにおいて層の形態である(または層内に存在する)ことが好ましい。
したがって本発明はまた、層、特に上で定義されたような1以上の化合物を含む有機層に関する。
本発明のさらなる実施形態において、デバイスは、複数の層を含む。本発明による化合物は、好ましくは、ここで正孔輸送、正孔注入、電子輸送、電子注入および/または発光の層内に存在することができる。本発明による化合物の、正孔輸送および/または発光の層における使用が特に好ましい。
したがって本発明はまた、少なくとも3層を含む電子デバイスに関するが、好ましい実施形態において、正孔注入、正孔輸送、発光、電子輸送、電子注入、電荷遮断および/または電荷発生の層からのすべての前記の層を含み、少なくとも1つの層が、本発明に従い利用されるべき化合物を含む。例えば正孔輸送および/または正孔注入層などの層の厚さは、好ましくは、1〜500nmの範囲、特に好ましくは、2〜200nmの範囲とすることができる。
デバイスは、さらに低い分子量の化合物またはポリマーから構築した層をさらに含んでもよい。これらはまた、高真空中での低分子化合物の蒸着により製造することができる。
さらに、本発明に従い利用される化合物を、純粋な物質としてではなく、代わりに、任意の所望のタイプのさらなるポリマー、オリゴマー、樹状または低分子物質と一緒に混合物(ブレンド)として使用することが好ましいこともある。これらは、例えば電子特性を向上させるか、またはこれら自体を放出することができる。したがって本出願は、同様にこのタイプの混合物に関する。
本発明の好ましい実施形態において、本発明による化合物は、発光層のホスト物質またはマトリックス物質として利用される。有機エレクトロルミネッセンスデバイスは、ここで、1以上の発光層を含んでもよく、少なくとも1つの発光層は、上で定義されたような少なくとも1種の本発明による化合物を含む。複数の発光層が存在する場合、これらは好ましくは、最大380nm〜750nmの間の複数の発光を有し、全体で白色発光を生成する。すなわち蛍光またはリン光を発することができる様々な発光化合物が、発光層に使用される。3層システムが極めて特に好ましく、3つの層は、青色、緑色およびオレンジ色または赤色の発光(基本的構造に関しては、例えば、WO05/011013を参照されたい)を示す。白色発光するデバイスは、例えばLCDディスプレイの背面照明として、または一般的な照明用途に適している。
これらの層とは別に、有機エレクトロルミネッセンスデバイスはまた、さらなる層、例えばいずれの場合も1以上の正孔注入層、正孔輸送層、正孔遮断層、電子輸送層、電子注入層、エキシトン遮断層および/または電荷発生層(IDMC2003、Taiwan;Session 21 OLED(5)、T.Matsumoto、T.Nakada、J.Endo、K.Mori、N.Kawamura、A.Yokoi、J.Kido、Multiphoton Organic EL Device Having Charge Generation Layer)を含むことができる。同様に、例えば、エキシトン遮断機能を有する中間層を、2つの発光層の間に挿入することもできる。しかし、これらの層のそれぞれが、必ずしも存在しなくてもよいことが指摘されるべきである。これらの層は、同様に、上で定義されたような本発明による化合物を含み得る。複数のOLEDを上下に配置することもまた可能であり、これにより光収率に関する効率のさらなる増加を達成することが可能となる。光のカップリングアウトを向上させるため、OLEDの光出口側の最終の有機層もまた、例えば、ナノ発泡体の形態とすることができ、結果として全反射の比率が低下することになる。
昇華プロセスを用いて1以上の層が施用される有機エレクトロルミネッセンスデバイスがさらに好ましく、この場合物質は、10-5mbar未満、好ましくは、10-6mbar未満、特に好ましくは、10-7mbar未満の気圧で、真空昇華ユニット内で蒸着により適用される。
OVPD(有機気相蒸着)法を用いて、またはキャリアガス昇華の助けを借りて、1以上の層が適用されることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンスデバイスが同様に好ましく、この場合物質は、10-5mbar〜1barの間の気圧で適用される。
1以上の層が、例えばスピンコーティングにより、または任意の所望の印刷法、例えばスクリーン印刷、フレキソ印刷またはオフセット印刷など、しかし特に好ましくは、LITI(光誘起熱画像化、熱転写印刷)またはインクジェット印刷などを用いて、溶液から製造されることを特徴とする、有機エレクトロルミネッセンスデバイスがさらに好ましい。
デバイスは通常、カソードとアノード(電極)とを含む。極めて効率的な電子または正孔注入を確実にするため、電極(カソード、アノード)は、本発明の目的のため、これらのバンドエネルギーが、隣接する有機層のものとできるだけ近く一致するような方法で選択される。
カソードは好ましくは、金属錯体、低い作業機能を有する金属、様々な金属(例えばアルカリ土類金属、アルカリ金属、主族金属またはランタノイド(例えばCa、Ba、Mg、Al、In、Mg、Yb、Smなど)など)を含む金属アロイもしくは多層構造を含む。多層構造の場合、比較的高い作業機能を有するさらなる金属(例えばAgなど)を前記金属に加えて使用することもでき、この場合、例えばCa/AgまたはBa/Agなどの金属の組合せが一般的に使用される。金属カソードと有機半導体の間に高い誘電定数を有する物質の薄い中間層を挿入することもまた好ましい。この目的に適しているのは、例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属フッ化物であるが、対応するオキシド(例えばLiF、Li2O、BaF2、MgO、NaFなど)もまた適している。この層の層厚さは、好ましくは、1〜10nmの間、特に好ましくは、2〜8nmの間である。
アノードは好ましくは、高い作業機能を有する物質を含む。アノードは、好ましくは、vs.真空で4.5eVを超える電位を有する。この目的に適しているのは、一方では高いレドックス電位を有する金属、例えばAg、PtまたはAuなどである。他方では、金属/金属酸化物電極(例えばAl/Ni/NiOx、Al/PtOx)もまた好ましいこともある。ある用途に対しては、少なくとも1つの電極が、有機物質(O−SC)の照射または光のカップリングアウト(OLED/PLED、O−laser)のいずれかを促進するために透明でなければならない。好ましい構造体は、透明なアノードを使用する。ここで好ましいアノード物質とは、導電性の、混合した金属酸化物である。インジウムスズ酸化物(ITO)またはインジウム酸化亜鉛(IZO)が特に好ましい。導電性の、ドープ有機物質、特に導電性の、ドープポリマー、例えば、ポリ(エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)およびポリアニリン(PANI)がさらに好ましい。
本発明は同様に、電子デバイスの製造のための方法であって、本発明による配合物を、基板に塗布し、乾燥させる方法に関する。
溶媒は、好ましくは、−50℃〜300℃の範囲、特に好ましくは、20℃〜250℃の範囲の温度で取り除くことができる。乾燥はここで、10-3mbar〜1barの範囲、特に好ましくは、10-2mbar〜100mbarの範囲の気圧で行うことができる。
デバイスは、対応して構造化し、接触させ、用途に応じてそれ自体既知のやり方で最後に密閉する。これは、このようなデバイスの寿命は、水分および/または空気の存在下で大きく短縮するからである。
本発明は、実施例を参照して、ただしこれによって限定されることなく、さらに以下で詳細に説明される。
[実施例]
例1
化合物3および4の合成
Figure 2013527989
化合物3の合成
40.0g(146mmol)の3−ボロノ−[3,1’;5,1’’]テルフェニル2、18.8g(146mmol)の1−ヨード−3−ブロモフェニル(1)および109.3g(730mmol)の炭酸カリウムを、1350mlのトルエンおよび1150mlの水中に懸濁させる。844mg(0.73mmol)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)をこの懸濁液に添加し、この反応混合物を、16時間加熱還流する。冷却後、有機相を分離し、200mlの水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、続いて蒸発乾燥させる。残留物をエタノールで洗浄し、酢酸エチルで再結晶させ、最後に減圧下で乾燥させる。収量は47.6g(123mmol)であり、理論で84.5%に相当する。
化合物4の合成
40.0g(104mmol)の1−ブロモ−3−([3,1’;5,1’’]テルフェン−1−イル)フェニル3、29.0g(114mmol)のビスピナコラトジボロン、29.5g(301mmol)の酢酸カリウムを、800mlのジメチルスルホキシド中に懸濁する。4.24g(5.2mmol)の1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロリド*DCMをこの懸濁液に添加し、この反応混合物を16時間加熱還流する。冷却後、600mlの酢酸エチルおよび400mlの水を添加し、有機相を分離し、200mlの水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、続いて蒸発乾燥させる。粗生成物をヘプタンから再結晶させ、最後に減圧下で乾燥させる。収量は34.5g(80mmol)であり、理論で46.1%に相当する。
例2
化合物5の合成
Figure 2013527989
74.7g(150mmol)のビス(3,5−ジブロモフェニル)ケトン、109.7g(900mmol)のフェニルボロン酸、267.5g(1162mmol)のリン酸トリカリウム一水和物、5.5g(18mmol)のトリ−o−トリルホスフィンおよび673.5mg(3mmol)のパラジウム(II)−アセテートを、600mlのトルエン、300mlのジオキサンおよび750mlの水の混合物中に懸濁させ、72時間加熱還流する。冷却後、有機相を分離し、水で3回洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させる。続いてこの混合物を、酸化アルミニウムを介して濾過し、およそ200mlまで蒸発させ、500mlのエタノールを添加し、この時点で、粗生成物が沈殿する。固体を吸引で濾別し、100mlのエタノールで洗浄し、次いで沸騰しているトルエン中に溶解し、熱いエタノールの添加により再沈殿させる。収量は44.0g(90mmol)であり、理論で60.2%に相当する。
例3
化合物6の合成
Figure 2013527989
フェニルボロン酸を、1−ブロモ−3−([3,1’;5,1’’]−テルフェン−1−イル)フェニル3で置きかえて、化合物5と同じように合成を行う。収量は123.2g(88mmol)であり、理論で58.7%に相当する。
例4
化合物7の合成
Figure 2013527989
28.0g(50.0mmol)のスピロ−9,9’−ビフルオレン−2−ボロン酸、14.7g(55.0mmol)の2−クロロ−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジンおよび44.6g(210.0mmol)のリン酸三カリウムを、500mlのトルエン、500mlのジオキサンおよび500mlの水中に懸濁させる。913mg(3.0mmol)のトリ−o−トリルホスフィン、次いで112mg(0.5mmol)の酢酸パラジウム(II)をこの懸濁液に添加し、この反応混合物を16時間加熱還流させる。冷却後、有機相を分離し、シリカゲルを介して濾過し、200mlの水で3回洗浄し、続いて蒸発乾燥させる。残留物をトルエンから再結晶させ、最後に高真空中で昇華させる。収量は38g(41.5mmol)であり、理論で95.0%に相当する。
例5
化合物8の合成
Figure 2013527989
a)2−クロロ−4,6−ビス(3−([3,1’;5,1’’]テルフェン−1−イル)フェン−1−イル)−1,3,5−トリアジンの合成
ヘキサンにおけるn−ブチルリチウムの2.0モル溶液80.2mlを、abs.テトラヒドロフラン250ml中に43.88g(143mmol)の1−ブロモ−3−([3,1’;5,1’’]テルフェン−1−イル)フェニルが含まれる−78℃に冷却した溶液にゆっくりと滴加し、この混合物を15分間撹拌する。この反応物溶液を、−78℃に冷却した、10.0g(45mmol)の塩化シアヌルのabs.テトラヒドロフラン400ml中溶液にゆっくりと滴加し、冷却を止める。室温まで到達したら、沈殿した生成物を濾別する。収量は6.3g(9.0mmol)であり、理論で23.3%に相当する。
b)2−(4,6−ビス(3−([3,1’;5,1’’]テルフェン−1−イル)フェン−1−イル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)スピロ−9,9’−ビフルオレンの合成
4.07g(11.3mmol)のスピロ−9,9’−ビフルオレン−2−ボロン酸を用いて、2−クロロ−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジンを、6.3g(9.0mmol)の2−クロロ−4,6−ビス−(3−([3,1’;5,1’’]−テルフェン−1−イル)フェン−1−イル)−1,3,5−トリアジンで置きかえて、化合物7と同じように合成を行う。収量は4.9g(4.8mmol)であり、理論で56.3%に相当する。
例6
化合物9の合成
Figure 2013527989
8g(28.2mmol)の12,12−ジメチル−10,12−ジヒドロ−10−アザインデノ[2,1−b]フルオレンを、保護ガス雰囲気下で、225mlのジメチルホルムアミド中に溶解し、鉱油(37.5mmol)中60%のNaH1.5gを添加する。室温で1時間後、2−クロロ−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン(8.5g、31.75mmol)の75mlのジメチルホルムアミド中溶液を滴加する。次いでこの反応混合物を室温で12時間撹拌する。この後、この反応混合物を氷上に注ぎ、ジクロロメタンで3回抽出する。合わせた有機相をNa2SO4上で乾燥させ、蒸発させる。残留物を熱いトルエンで抽出する。収量は12g(23mmol)であり、理論で83%に相当する。
例7
化合物10の合成
Figure 2013527989
8.0g(28mmol)の12,12−ジメチル−10,12−ジヒドロ−10−アザインデノ[2,1−b]フルオレンを、保護ガス雰囲気下で210mlのジメチルホルムアミド中に溶解し、鉱油(35mmol)中60%のNaH1.4gを添加する。室温で1時間後、2−クロロ−[4,6−ビス−5’−(3−ブロモフェニル)−[1,1’;3’,1’’]テルフェニル−5’−イル]−1,3,5−トリアジン(22.5g、31mmol)の250mlのジメチルホルムアミド中溶液を滴加する。この反応混合物を室温で12時間撹拌する。この後、この反応混合物を氷上に注ぎ、ジクロロメタンで3回抽出する。合わせた有機相をNa2SO4上で乾燥させ、蒸発させる。残留物をヘプタン/トルエンから再結晶させる。収量は12.2g(13mmol)であり、理論で44%に相当する。
例8
化合物11の合成
Figure 2013527989
25.0g(42.1mmol)の7−ブロモ−10−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−12,12−ジメチル−10,12−ジヒドロ−10−アザインデノ[2,1−b]フルオレンおよび19.9gの1−ピナコリルボロナト−3−([3,1’;5,1’’]テルフェン−1−イル)フェニル(46.3mmol)を、80mlのトルエン中に溶解し、脱気する。281mlの脱気した2M K2CO3および2.4g(2.1mmol)のPd(PPh34を添加する。続いてこの反応混合物を、保護ガス雰囲気下で、80℃で48時間撹拌する。トルエンを冷却した溶液に添加し、この混合物を水で数回洗浄し、乾燥させ、蒸発させる。残留物をヘプタン/トルエンから再結晶させる。収量は21.8g(26.6mmol)であり、理論で63.2%に相当する。
例9
化合物12の合成
Figure 2013527989
WO2008/086851A1に記載の通り、化合物12を調製する。
例10
化合物13の合成
Figure 2013527989
WO2009/124627に記載の通り、化合物13を調製する。
例11
化合物14の合成
Figure 2013527989
1.7g(2.0mmol)のfac−トリス[2−(2−ピリジニル−kN)(5−ブロモフェニル)−kC]−イリジウム(III)、7.42g(17mmol)の1−ピナコリルボロナト−3−([3,1’;5,1’’]テルフェン−1−イル)ベンゼン、2.51g(12mmol)のリン酸カリウムを、100mlのトルエン、100mlのジオキサンおよび111mlの水中に懸濁させる。4mg(0.1mmol)の酢酸パラジウム(II)および35mg(0.2mmol)のトリ−o−トリルホスフィンをこの懸濁液に添加し、この反応混合物を24時間加熱還流する。冷却後、有機相を分離し、200mlの水で3回洗浄し、シリカゲルを介して濾過し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、続いて蒸発乾燥させる。残留物をジオキサン/エタノールから再結晶させ、最後に減圧下で乾燥させる。収量は2.42g(1.6mmol)であり、理論で80.9%に相当する。
例12
化合物15の合成
Figure 2013527989
a)2−(3−ピナコリルボロナトフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジンの合成(化合物4a)
化合物4の合成と同じように合成を行う。収量は31.9g(73mmol)であり、理論で81.3%に相当する。
b)fac−トリス[2−(2−ピリジニル−kN)(5−(3−フェニル(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン)フェニル)−kC]イリジウム(III)の合成(化合物15)
化合物14の合成と同じように合成を行う。収量は1.5g(0.95mmol)であり、理論で55.6%に相当する。
例13
化合物16の合成
fac−トリス[2−(1−イソキノリニル−kN)(5−(3−([3,1’;5,1’’]テルフェン−1−イル)フェニル)フェニル)−kC]イリジウム(III)
Figure 2013527989
化合物14の合成と同じように合成を行う。収量は6.52g(3.8mmol)であり、理論で65.6%に相当する。
例14
化合物22の合成
Figure 2013527989
a)化合物18の合成
Figure 2013527989
52ml(130mmol)のn−ブチルリチウム(n−ヘキサン中2.5M)を、−78℃で激しく撹拌しながら、30.7g(100mmol)の4−ブロモベンズ[a]アントラセン(17)の、1000mlのTHF中懸濁液に滴加し、この混合物をさらに2時間撹拌する。16.7ml(150mmol)のホウ酸トリメチルを、激しく撹拌しながら、赤い溶液に一度に添加し、この混合物を−78℃でさらに30分間撹拌し、次いで3時間にわたり室温まで温め、300mlの水を添加し、この混合物を30分間撹拌する。有機相を分離し、真空中で蒸発乾燥させる。固体を100mlのn−ヘキサン中に取り込み、吸引で濾別し、100mlのn−ヘキサンで一度洗浄し、真空中で乾燥させる。収量:23.7g(87.0mmol)、87.0%、純度、およそ90.0%(NMR)のボロン酸、ボロン酸無水物およびボリン酸の量は変動。ボロン酸は、さらなる精製なしにこの形態で使用することができる。
b)化合物20の合成
Figure 2013527989
25.0g(97.2mmol)の9−ブロモアントラセン(19)、27.0g(99.2mmol)のベンズ[a]−アントラセン−4−ボロン酸(18)および44.5g(210mmol)のリン酸三カリウムを、500mlのトルエン、600mlの水および100mlのジオキサン中に懸濁させる。1.83g(6.01mmol)のトリ−o−トリルホスフィン、次いで225mg(1.00mmol)の酢酸パラジウム(II)をこの懸濁液に添加し、続いてこの混合物を16時間加熱還流する。冷却後、有機相を分離させ、500mlの水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、続いて蒸発乾燥させる。固体を300mlのトルエンから再結晶させ、最後に減圧下で乾燥させる。収量は26.2g(64.8mmol)であり、理論で64.8%に相当する。
c)化合物21の合成
Figure 2013527989
1.30g(8.02mmol)の塩化鉄(III)、次いで13.3g(74.7mmol)のN−ブロモスクシンイミドを、26.0g(64.3mmol)の化合物(20)の、600mlのクロロホルム中の、0℃に冷却した懸濁液に添加し、この混合物を0℃で4時間撹拌する。この混合物を室温まで温めた後、400mlの水を添加し、有機相を分離し、300mlの水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、続いて蒸発乾燥させる。得たオレンジ色の固体を、トルエンから再結晶させ、最後に減圧下で乾燥させる。収量は23.7g(49.0mmol)であり、理論で76.6%に相当する。
d)化合物22の合成
Figure 2013527989
2.0g(4.14mmol)の化合物(21)、2.00g(4.63mmol)の1−ボロニル−3−([3,1’;5,1’’]テルフェン−1−イル)フェニル(4)および1.70g(16.0mmol)の炭酸ナトリウムを、30mlのトルエン、7mlの水および30mlのエタノール中に懸濁させる。70mg(0.061mmol)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)をこの懸濁液に添加し、続いてこの混合物を16時間加熱還流する。冷却後、沈殿させた固体を吸引で濾別し、250mlの熱いトルエンで2回抽出し、続いて昇華する。収量は2.72g(3.84mmol)であり、理論で93.8%に相当する。
例15
化合物23の合成
Figure 2013527989
化合物23をWO2009/100925に記載の通り調製する。
例16
化合物28の合成
Figure 2013527989
a)化合物24の合成
Figure 2013527989
40.0g(156mmol)の9−ブロモアントラセン(19)、74.0g(171mmol)の化合物(4)および58.0g(547mmol)の炭酸ナトリウムを、900mlのトルエン、900mlのエタノールおよび210mlの水中に懸濁させる。1.80g(1.56mmol)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)をこの懸濁液に添加し、続いてこの混合物を16時間加熱還流する。冷却後、固体を吸引で濾別し、500mlのジクロロメタン中に取り込み、有機相を毎回100mlの水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、続いて蒸発乾燥させる。収量は70.2g(145mmol)であり、理論で92.9%に相当する。
b)化合物25の合成
Figure 2013527989
2.5g(15.4mmol)の塩化鉄(III)、次いで31.0g(174mmol)のN−ブロモスクシンイミドを、0℃に冷却した、70.0g(145mmol)の化合物(24)の、1.4Lのクロロホルム中懸濁液に添加し、この混合物を0℃で2時間撹拌する。室温まで温めた後、1000mlの水を添加し、有機相を分離し、500mlの水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、続いて蒸発乾燥させる。得た固体を、ヘプタン/酢酸エチル混合物から再結晶させ、最後に減圧下で乾燥させる。収量は、56.7g(101mmol)であり、理論で69.7%に相当する。
c)化合物27の合成
Figure 2013527989
35.6g(138mmol)の3−ブロモフェナントレン(26)、42.0g(165mmol)のビスピナコラトジボロンおよび46.0g(469mmol)の酢酸カリウムを、500mlのジメチルスルホキシド中に懸濁させる。3.50g(4.29mmol)の1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)*DCMをこの懸濁液に添加し、この反応混合物を80℃で6時間撹拌する。冷却後、1000mlの酢酸エチルおよび1000mlの水を添加し、有機相を分離し、毎回300mlの水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ、続いて蒸発乾燥させる。この粗生成物を、ヘプタン/酢酸エチル混合物(10:1)を有するカラム内で、シリカゲルに通し、対応する留分を蒸発させ、最後に減圧下で乾燥させる。収量は38.5g(127mmol)であり、理論で92.0%に相当する。
d)化合物28の合成
Figure 2013527989
13.3g(23.7mmol)の化合物(25)、7.80g(25.6mmol)の化合物(27)および8.80g(83.0mmol)の炭酸ナトリウムを、140mlのトルエン、140mlのエタノールおよび35mlの水中に懸濁させる。300mg(260μmol)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)をこの懸濁液に添加し、続いてこの混合物を16時間加熱還流する。冷却後、固体を吸引で濾別し、500mlの熱いトルエンで抽出する。残留物をヘプタン/トルエンから3回再結晶させ、昇華させる。収量は13.1g(19.9mmol)であり、理論で84.0%に相当する。
化合物29、化合物30、化合物31及び化合物32は、商業的に利用可能で、式(I)の溶解促進性構造要素を含まない。
Figure 2013527989
化合物33は、WO2008/006449に記載されているように調製される。
Figure 2013527989
有機エレクトロルミネッセンスデバイスの製造および特徴付け
本発明に従い利用される物質は、溶液から使用し、この場合これらは、結果として驚くほど優れた特性を有するシンプルなデバイスとなる。このような構成要素の製造は、ポリマー発光ダイオード(PLED)の製造に基づくが、これはすでに文献に何度も記載されている(例えばWO2004/037887A2)。本発明の場合、本発明による化合物は、トルエンまたはクロロベンゼン中に溶解される。ここに示された例で利用された濃度は、発光体の20重量%(化合物14、15、16、19および20)およびマトリックス物質の80重量%(化合物5〜13、17および18)である。ここでの場合のように、デバイスの典型的層厚さ80nmを、スピンコーティングを用いて達成するとすれば、このような溶液の典型的な固形成分含有量は、16〜25g/lの間である。
図1は、このタイプのデバイスの典型的な構造体を示す。EMLは、一緒に溶解されたマトリックス物質と、発光体とを、アモルファス層の形態で含む。構造化されたITO基板およびいわゆるバッファー層のための物質(PEDOT、実際にはPEDOT:PSS)は、市販されている(ITOは、Technoprintおよびその他から市販されており、PEDOT:PPSは、H.C.StarckからClevios P水性分散液として市販されている)。使用される中間層(HIL−012、Merck製)は、正孔注入のため機能する。発光層は、不活性ガス雰囲気、本発明の場合アルゴン中で、スピンコーティングにより塗布され、160℃または180℃で10分間加熱により乾燥させる。最後に、バリウムおよびアルミニウムを含むカソードが、真空蒸着により塗布される。上述の例で使用されているHBLおよびETLの層もまた、EMLとカソードの間に蒸着により塗布することができ、中間層もまた1以上の層で置きかえることができるが、これらの層は、その後のプロセスステップである溶液からのEML堆積により再び分離されないという条件さえ満たしていればよい。
溶液から加工されるデバイスは、標準的方法で特徴づけられ、与えられているOLEDの例は、最適化されたものではない。表1は、結果を示す。
表1:
図1によるデバイス構成の結果
Figure 2013527989
Figure 2013527989
Figure 2013527989
結果からわかるように、本発明による配合物は、これらから作った電子デバイスの作動電圧、寿命および効率に関して、従来の技術による同等の組成物よりも、有意な向上を表す。
本発明による化合物22および28を含む有機エレクトロルミネッセンスデバイスの製造および特徴付け
本発明に従い利用される物質は、上に記載のように、トルエンまたはクロロベンゼン中に溶解する。しかし、ここに示された例で利用された濃度は、発光体の5重量%(cpd.33)およびマトリックス物質の95重量%である。ここでの場合のように、デバイスの典型的層厚さ50nmを、スピンコーティングを用いて達成するとすれば、このような溶液の典型的な固形成分含有量は、10〜15g/lの間である、
デバイスは、標準的な方法で特徴づけられ、示されたOLED例は、まだ最適化されていない。表2は、得たデータを要約したものである。
表2:
図1のデバイス構成における、溶液から加工した物質での結果
Figure 2013527989
図1は、デバイスの典型的な構造体を示す。

Claims (23)

  1. 少なくとも1種の溶媒と、一般式(I)の異なる少なくとも2種の機能性化合物とを含む配合物。
    Figure 2013527989
    [ここで、
    Aは、機能性構造要素であり、
    Bは、溶解促進性構造要素であり、
    kは、1〜20の範囲の整数であり、
    前記機能性化合物の分子量が、少なくとも550g/molであり、
    前記溶解促進性構造要素Bが、一般式(L−I)に一致する]。
    Figure 2013527989
    (式中、
    Ar1、Ar2は、それぞれ、互いに独立して、アリールまたはヘテロアリール基(これらは、任意の所望のタイプの1以上のラジカルRで置換されていてもよい)であり、
    Xは、いずれの場合も、互いに独立して、NまたはCR2、好ましくは、CHであり、
    1、R2は、それぞれ、互いに独立して、水素、1〜40個のC原子を有する直鎖のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、または3〜40個のC原子を有する、分枝もしくは環状のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基であるか、またはシリル基、または1〜40個のC原子を有する置換ケト基、2〜40個のC原子を有するアルコキシカルボニル基、7〜40個のC原子を有するアリールオキシカルボニル基、シアノ基(−CN)、カルバモイル基(−C(=O)NH2)、ハロホルミル基(−C(=O)−X、式中Xは、ハロゲン原子を表す)、ホルミル基(−C(=O)−H)、イソシアノ基、イソシアネート基、チオシアネート基もしくはチオイソシアネート基、ヒドロキシル基、ニトロ基、CF3基、Cl、Br、F、架橋性基、または5〜60個の環原子を有する、置換もしくは無置換の芳香族もしくはヘテロ芳香族の環系であり、または5〜60個の環原子を有する、アリールオキシもしくはヘテロアリールオキシ基であり、またはこれらの系の組合せであり、基R1および/またはR2のうちの1以上が、互いにおよび/または基R1が結合している環と一緒になって、単環式または多環式の、脂肪族または芳香族環系を形成していてもよく、
    lは、0、1、2、3または4であり、
    破線で示される結合は、機能性構造要素Aへの結合を示す)
  2. 前記式(I)の機能性化合物の少なくとも1種が、一般式(L−II)の溶解促進性構造要素Bを含むことを特徴とする、請求項1に記載の配合物。
    Figure 2013527989
    (式中、
    1、R2、R3、R4は、それぞれ、互いに独立して、1〜40個のC原子を有する直鎖のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基、または3〜40個のC原子を有する、分枝もしくは環状のアルキル、アルコキシもしくはチオアルコキシ基であるか、またはシリル基、または1〜40個のC原子を有する置換ケト基、2〜40個のC原子を有するアルコキシカルボニル基、7〜40個のC原子を有するアリールオキシカルボニル基、ホルミル基(−C(=O)−H)、CF3基、Cl、Br、F,架橋性基、または5〜60個の環原子を有する、置換もしくは無置換の芳香族もしくはヘテロ芳香族の環系、または5〜60個の環原子を有する、アリールオキシもしくはヘテロアリールオキシ基、またはこれらの系の組合せであり、基R1、R2、R3および/またはR4のうちの1以上が、互いにおよび/または別の環と一緒になって、単環式または多環式の、脂肪族または芳香族の環系を形成していてもよく、
    mは、0、1、2または3であり、
    n、oは、それぞれ、互いに独立して、0、1、2、3、4または5であり、
    破線で示される結合および添え字lは、請求項1で与えられた意味を有する。)
  3. 式(I)における機能性構造要素Aがホスト物質として機能することができる単位である機能性化合物を少なくとも1種含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の配合物。
  4. 式(I)における機能性構造要素Aが正孔注入および/または正孔輸送の特性を有する単位である機能性化合物を少なくとも1種含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の配合物。
  5. 式(I)における機能性構造要素Aが電子注入および/または電子輸送の特性を有する単位である機能性化合物を少なくとも1種含むことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の配合物。
  6. 式(I)における機能性構造要素Aが発光特性を有する単位である機能性化合物を少なくとも1種含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の配合物。
  7. 式(I)における機能性構造要素Aがリン光特性を有する単位である機能性化合物を少なくとも1種含むことを特徴とする、請求項6に記載の配合物。
  8. 式(I)における機能性構造要素Aが36を超える原子番号を有する少なくとも1個の重原子を含む単位である機能性化合物を少なくとも1種含むことを特徴とする、請求項6または7に記載の配合物。
  9. 式(I)における機能性構造要素Aが発光化合物の一重項状態から三重項状態への移動を改善する単位である機能性化合物を少なくとも1種含むことを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の配合物。
  10. 式(I)における機能性構造要素Aが発光特性を有する単位である機能性化合物を少なくとも1種と、式(I)における機能性構造要素Aがホスト物質として機能することができる単位である機能性化合物を少なくとも1種とを含むことを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の配合物。
  11. 式(I)における機能性構造要素Aがホスト物質として機能することができる単位である機能性化合物を少なくとも2種含むことを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の配合物。
  12. 式(I)における機能性構造要素Aがホスト物質として機能することができる単位である機能性化合物を少なくとも1種含み、その機能性構造要素Aが少なくとも1個の窒素原子を有することを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の配合物。
  13. 前記一般式(L−I)の溶解促進性構造要素Bを含まない機能性化合物を少なくとも1種含むことを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の配合物。
  14. 前記一般式(L−I)の溶解促進性構造要素Bを含まない機能性化合物の該配合物中の割合が、機能性化合物の総重量に対して、最大50重量%であることを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載の配合物。
  15. 芳香族またはヘテロ芳香族の溶媒を少なくとも80重量%含むことを特徴とする、請求項1から14のいずれか一項に記載の配合物。
  16. 式(I)における添え字kが、2以上の整数であることを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載の配合物。
  17. 前記一般式(I)における機能性化合物の分子量が、少なくとも800g/molであることを特徴とする、請求項1から16のいずれか一項に記載の配合物。
  18. 前記一般式(I)における機能性化合物が、少なくとも70℃のガラス転移温度を有することを特徴とする、請求項1から17のいずれか一項に記載の配合物。
  19. 式(I)における構造要素A対構造要素Bの重量比が2:1〜1:20の範囲であることを特徴とする、請求項1から18のいずれか一項に記載の配合物。
  20. 請求項1から19のいずれか一項に記載の配合物を用いて得ることができる電子デバイス。
  21. 前記一般式(I)の前記少なくとも2種の機能性化合物が、正孔輸送、正孔注入、エミッタ、電子輸送、電子注入、電荷遮断および/または電荷発生の層として前記デバイス内に存在することを特徴とする、請求項20に記載の電子デバイス。
  22. 前記電子デバイスが、有機エレクトロルミネッセンスデバイス(OLED)、ポリマーエレクトロルミネッセンスデバイス(PLED)、有機集積回路(O−IC)、有機電界効果トランジスタ(O−FET)、有機薄膜トランジスタ(O−TFT)、有機発光トランジスタ(O−LET)、有機太陽電池(O−SC)、有機光学検出器、有機感光体、有機電場消光デバイス(O−FQD)、発光電気化学セル(LEC)または有機レーザーダイオード(O−laser)であることを特徴とする、請求項20または21に記載の電子デバイス。
  23. 請求項1から19のいずれか一項に記載の配合物を基板に塗布し、続いて乾燥することを特徴とする、請求項20から22のいずれか一項に記載の電子デバイスの製造のための方法。
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