JP2013526457A - 自動車のシール形材又は成形形材用の熱可塑性の補強材、補強材を備える形材及び補強材を製造する方法 - Google Patents

自動車のシール形材又は成形形材用の熱可塑性の補強材、補強材を備える形材及び補強材を製造する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013526457A
JP2013526457A JP2013510722A JP2013510722A JP2013526457A JP 2013526457 A JP2013526457 A JP 2013526457A JP 2013510722 A JP2013510722 A JP 2013510722A JP 2013510722 A JP2013510722 A JP 2013510722A JP 2013526457 A JP2013526457 A JP 2013526457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcement
leg
reinforcing material
thermoplastic
ribs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2013510722A
Other languages
English (en)
Inventor
シルヴァン バラタン
フィリップ シャポー
オリヴィエ ブロッティオ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hutchinson SA
Original Assignee
Hutchinson SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hutchinson SA filed Critical Hutchinson SA
Publication of JP2013526457A publication Critical patent/JP2013526457A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/15Sealing arrangements characterised by the material
    • B60J10/18Sealing arrangements characterised by the material provided with reinforcements or inserts

Abstract

本発明は、特に自動車のシール形材又は成形形材用の、曲げ可能な熱可塑性の補強材、該補強材を備えるそのような形材及び本発明の補強材を含む熱可塑性の補強材を製造する方法に関する。補強材3は、実質的にU字状又はL字状の断面を有する少なくとも1つの長手方向セクションを含み、上部12と該上部から延びている少なくとも1つの脚部10とを含む。補強材は、その長さに沿って、長手方向接続要素によって互いに接合される非連続な一連の横方向部分13を含む。本発明によれば、上記接続要素は、脚部における横方向部分と一体であるとともに形材の中立ファイバーを形成するように設計されている実質的に長手方向のリブ構造部14、15を有する。本発明の方法は、押出機ヘッドと、該ヘッドから放出される少なくとも1つの熱可塑性材料を受ける部材であって、押し出された材料が次第に上記部材を被覆するようにして補強材を成形するように設計されている中空キャビティを有する部材との間に形成されているダイを介して上記材料を押し出すことを含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、特に自動車のシール形材又はトリム成形形材用の曲げ可能な熱可塑性の補強材、補強材を備えるそのような形材及び非限定的な例として本発明の補強材を一般に含む曲げ可能な熱可塑性の補強材を製造する方法に関する。本発明は特に、フレームのしゃくりに固定することが可能であるとともに、観光用、事業用又は大型貨物用のタイプの自動車のための、例えばサイドドア入口シール、トランク、テールゲート若しくは後部スイングドア用のシール、フードシール、場合によっては内側セミスライドタイプ、単しゃくりタイプ若しくは「トラックスタイル」タイプのガラスランチャネルシール、ダブルシールガスケット、後輪ハウジングシール又は塵埃防止シールのような、側方又は前方/後方の開口シールを形成する、そのような形材に関する。
概して、自動車ドア開口部用のシール形材は、フレームを受けるしゃくりに、U字状グリップのような保持ゾーンを含み、さらに、場合によっては、例えば車体の開口部とドアフレームとの間のあらゆる箇所にシールを確保することを可能にする可撓性の変形可能な隣接する部分を有する。上記形材は本質的に、以下の要件:
しゃくりに対するクランピングによる保持と、上記しゃくりに対して引離しすなわち「掛止解除」を生じさせることが可能な応力に対する耐性と、
曲率半径が幾分小さい、多くの場合に複雑な、取付け周囲の形状に応じるとともに、そのパッケージングを容易にする可撓性と、
グリップが傾くこと(場合によっては、接触シールが損なわれること)、又は、特に形材の中立軸(すなわち、上記形材が半径に従う場合に圧縮タイプのいかなる変形もいかなる伸張も有しない形材の仮想長手方向線又は仮想平面)の位置決めに左右されるシールゾーンの過剰な変形を防止する、しゃくりに対するグリップの安定性と、
しゃくりに対する取付けすなわち「掛止」の容易性と、
車両の重量軽減に役立つ低重量と、
低製造コスト、好ましくは再利用性と
を満たす必要がある。
上記の既知のシール形材は、所望のパターンを得るために、例えばスロット形成若しくは鋸引きによって、切込み若しくは延伸によって、又は更には平坦な金属プレートの打抜きによって機械的に得られる、材料の除去を伴うか又は伴わないカットアウトを有する実質的に金属製補強材である可撓性の補強材を組み込んでいる。その場合、上記補強材は通常、弾性コーティングを押し出すことによって被覆されて、しゃくりに対して良好なグリップと、必要であれば、車体の開口部とドアフレームとの間又は板金要素と上記ドアのガラスユニット(glazed unit)との間のシールとを確保する。
特許文献1が、グリップを補強するU字状の金属製補強材が刻みを付けられ、また、この補強材の2つの脚部のうちの一方に、形材の中立軸を画定するように提供される連続的な長手方向ストリップが設けられるようなシール形材を開示している。
このように確保することができる中立軸を制御するにもかかわらず、上記金属製補強材は、比較的重量があり、製造にコストがかかり、再利用不可能であると同時に、形材の残りの部分が(金属材料と非金属材料とを、利用する前に分離するという要件に起因して)更なる再利用コストを伴うという重大な欠点を有する。
この理由から、特許文献2に示されているように、形材のU字状グリップを得るために、例えば、平坦なブランク補強材をカレンダー加工し、次いでコーティングし、次いで成形することによって、ブランク補強材内にスロットを形成することにより上記可撓性の補強材を熱可塑性材料で製造することが長年望まれてきた。そのようにして、再利用可能であるとともに低重量を有する補強材が得られるが、この補強材は、得られるU字状グリップのアームが材料の記憶効果に起因して経時により開く傾向があるために形材の中立軸が制御されないという重大な欠点を有する。
本出願人名義の特許文献3にも、カレンダー加工の結果として(すなわち、成形後の作業を伴わない)、スロットによって分離している一連の脚部を各アームにおいて得るために、例えば、上部分と2つのアームとを有するU字状の画定的なセクションがカレンダー加工によって直接得られるシール形材用の熱可塑性の補強材を製造する方法が開示されている。このために、補強材を形成するように設計されている熱可塑性材料は、中空キャビティ(すなわち、得られる補強形材の「ネガ型」形状を画定している)に沿って型彫りされた雄型ホイールと、上記雄型ホイールの周縁を接線方向に被覆するとともに雄型ホイールとの同期的な共回転で駆動される雌型ホイールとの間に通される。
このように成形後の作業を伴わずにカレンダー加工された補強材は、特に、上記補強材を組み込んでいるシール形材を受けるしゃくりの周縁での上記シール形材の可撓性に関して、満足な結果をもたらす。しかしながら、経験によると、上記カレンダー加工された補強材は、その形材に対して、金属製補強材を用いた形材とは対照的に、しゃくりに対して保持されるのに十分なクランピング値を与えることを必ずしも可能にしないことが示されている。
研究の枠内で、本出願人は、車両への、開口部のあらゆる位置での水、空気及び塵埃の侵入に関して、例えば、様々な構成部材と取付け間隙との製造公差を考慮してしゃくりの周囲のいかなる箇所にも得られるシールを更に改善するために、長手方向中立軸を有するそのようなU字状補強材をこのカレンダー加工法によって提供しようとしてきた。より具体的には、本出願人が行った試験によると、このカレンダー加工法は、そのような中立軸を、補強材のU字状の上部分(すなわち、カレンダー加工を行うホイールの相対回転運動に起因してこれらのホイールに対して接線方向のゾーン)にしか形成することを可能にしないことが示されており、また、経験によると、補強材の上部分におけるこの中立軸は、しゃくりの特定の曲率半径の形成によりグリップ形材が傾く危険性を排除することができず、したがって、場合によっては、接触シールを損なわせ、上記しゃくりと上記形材との間に水、空気及び/又は塵埃が侵入する危険性を生じさせることが示されている。
米国特許第6,079,160号 米国特許第7,135,216号 欧州特許第1093902号
本発明の目的は、自動車のシール形材又は成形形材用の曲げ可能な熱可塑性の補強材であって、上部分又はベースと、上記上部分から延びている少なくとも1つの脚部とを有する実質的にU字状又はL字状の断面の少なくとも1つの長手方向部分を含み、本補強材の長さにわたって、長手方向接続要素によってともに接続されている不連続な一連の横方向セクションを含む補強材であり、可変に位置決めすることができるとともに、本補強材の上部分がU字状である場合に、上記部分のような、本補強材の所定のゾーンに限定されることなく、本補強材の様々な位置に調整可能である少なくとも1つの長手方向の中立軸を有することによって、上記欠点を軽減する、自動車のシール形材又は成形形材用の曲げ可能な熱可塑性の補強材を提案することである。
この目的は、驚くべきことに、補強材を形成するように設計されている少なくとも1つの熱可塑性材料が、押出機ヘッドとこのヘッドから放出される材料のための受け部材との間に形成されているダイを介して押し出される場合(上記受け部材には、上記上部分とこの部分の上記少なくとも1つの脚部とを直接成形するように設計されている中空キャビティが設けられており、そのため、そのように押し出される上記材料が上記受け部材を徐々に被覆する)、特に、この特定の押出しと、その後のこの部材からの上記材料の分離とによって、上記接続要素が、上記脚部の上記横方向セクションと一体に(in one piece)成形されているとともにシール形材又は成形形材の中立軸を形成するように設計されている実質的に長手方向のリブを含む、本発明による補強材を、直接得ることが可能であることを、本出願人が見出したことで達成される。
「実質的にU字状又はL字状の断面の少なくとも1つの長手方向部分」という表現は、U字状断面の1つ若しくは複数の部分及び/又はL字状断面の1つ若しくは複数の部分の組合せを含むことができる補強材であること、具体的には、U字状又はL字状の上部分又はベースが平坦であっても丸みを帯びていてもよいことが理解される。
本発明の更なる特徴によれば、そのようにして専ら押出成形されるだけであることができる本発明による上記補強材は、上記リブが直接押出成形されるようなものとなっている。
特にドア入口シールを形成する形材に関する場合のように、本発明による補強材がそのようにして上記補強材を組み込んでいるU字状形材のポジ型及びネガ型の双方の曲率半径と適合性がある(「ポジ型及びネガ型の半径」とは、既知のように、それぞれ、U字状の上部分に対して平行な平面の側と上記上部分に対して垂直な平面の側の双方に生じる湾曲について言及する)という利点を有することは注目すべきことである。特に、下記で説明するように、本発明による上記押出成形法は、U字状断面の補強材の場合に、上記横方向部分を分離するスロットと組み合わせて、上記しゃくりがしゃくりの周囲のあらゆる箇所において傾き、したがって接触シールが損なわれるという、グリップの危険性を最小限に抑えることによって、しゃくりに対する形材のグリップの安定性を改善する、上述したカレンダー加工法とは対照的に、補強材の上部分上ではなくU字状の2つの脚部上の中立軸の形状及び位置決めを自在に調整することを可能にする。
本発明の更なる特徴によれば、上記横方向セクションは、補強材の一方の自由な側縁から他方の側縁へ通る横方向スペースによって互いから対で分離することができ、上記リブによって専ら互いに接続されるだけであることができ、また、上記少なくとも1つの長手方向部分の上記上部分において、上記横方向セクションはともに接続されないものとすることができる(すなわち、これらのセクションは独立している)か、又は、上述した特許文献3に開示されているウェブのようにして厚さが漸減しているインサートを介して接続することができる。
上記横方向分離スペースの形成により、上記少なくとも1つの長手方向部分がU字状断面を有する場合に、U字状の2つの脚部上における上記横方向セクションのいかなるずれた構成も排除することは注目すべきことである。
好ましくは、上記少なくとも1つの長手方向部分に直列にある上記横方向セクションは、具体的には、異なる幾何学形状を、同じく異なる横方向スペースによって分離されることによって局所的に有することができるという点で、(上記横方向スペースと同様に)同一である。
本発明の更なる特徴によれば、上記リブは、上記少なくとも1つの脚部上で、上記リブに対して横断方向の1つの縦座標のみが、上記リブの1つの所与の長手方向の横座標に対応する(すなわち、上記対応する上部分に対する「高度」)ように、上記横方向セクションに沿って連続的に延びることができる。換言すれば、上記リブは、その長さにわたって戻り部分がなく、そのため、補強材の一端の方向に連続的に延びている。
本発明の例示的な実施の形態によれば、上記リブは直線状であるか又は破断線の形態であり、上記上部分と実質的に平行であるか又は上部分に対して傾斜している。一変形形態として、上記リブは、上記上部分へ向かって次第に傾斜することによって湾曲するか、又は上記上部分に対して交互に離接することによって(例えば正弦曲線状に)波形状となることができる。
有利には、上記少なくとも1つの脚部は(それぞれ上記上部分に面するとともに対向する画定範囲によって)内面と外面とを有しているため、本発明による補強材は、上記リブが、上記内面又は上記外面上に(すなわち、脚部の2つの面のうちの一方又は他方に)、上記脚部の高さに対して横方向の高さが低くなっている肉厚部(overthickness)を形成しているようなものとすることができる。
好ましくは、上記リブはその長さにわたって中空であり、補強材を長手方向に補剛するために、反伸張糸(例えば、ガラス繊維、「ナイロン」等のポリアミド、銅又は更には任意の他の適した材料)が内部に挿入される。
本発明の更なる任意選択的な特徴によれば、上記少なくとも1つの脚部は、補強材の長さの少なくとも一部にわたって、その箇所に横方向セクションを有し、補方向セクションのそれぞれは非対称であるとともに、各隣接する横方向分離スペースの面積よりも大きい面積を有する。
上記少なくとも1つの脚部の各非対称部分は有利には、2つの歯縁を含む実質的に鋸歯形状を有し、これらの歯縁は、それぞれが真っ直ぐな又は湾曲したプロファイルを有するとともに、1つの尖った又は丸みを帯びた歯端においてともに接合され、そのため、補強材の上記少なくとも1つの部分は、歯が同じ面側で傾斜している実質的に鋸歯形状であり、各非対称な脚部は好ましくは、実質的にコンマ(comma)状を有し、脚部の上記歯縁のうちの一方の歯縁は凸状に湾曲しており、脚部のもう一方の歯縁は実質的に真っ直ぐであるか又は凹状に湾曲している。
上記脚部上に位置付けられる横方向セクションのこの非対称な幾何学形状により、可撓性コーティング材料によって被覆される上記補強材を組み込んでいる形材が、一方では、或る半径の形成によって開くこと、他方では、補強材の剛性を最適化することによって、フレームのしゃくりに対して取り付ける/取り外すときに改善された動作を有することが可能となることは注目すべきことである。より具体的には、この非対称な幾何学形状は、補強材に使用される硬質の熱可塑性材料が、従来技術の補強材におけるよりも大量に(すなわちより大きな質量を伴って)存在することができることを意味する。
この非対称な幾何学形状により、上記横方向スペースを満たす可撓性コーティングが、形材の中立軸に対してその高さに比例的に、より容易に伸張するため、補強材を組み込んでいる形材の曲げ可能性が改善されることが達成されることにも留意すべきである。
上記鋸歯スペースを形成する脚部(複数の場合もある)の上記横方向セクションは、均一すなわち一様の段階的な(すなわち徐々に、つまり次第に補強材の一方向にますます著しくなる)傾斜を有することにも留意すべきである。
有利には、本発明による補強材は、押し出されることができるとともに用いられる補強用充填剤に応じて1000MPa〜10000MPa、好ましくは2000MPa〜6000MPaのヤング係数を有する少なくとも1つの硬質の熱可塑性材料から作ることができる。更により有利には、上記熱可塑性材料は、例えば、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)ターポリマー及びそれらの複合材からなる群から選択される少なくとも1つの熱可塑性ポリマー(TP)をベースとすることができ、熱可塑性ポリマー(TP)は好ましくは、例えば、タルク、麻、木材、コルク、ガラス繊維及びそれらの複合材からなる群から選択される充填材によって強化されたポリプロピレンである(この充填剤の機能はベース材料の剛性を高めることである)。本発明による補強材を製造するのに他の熱可塑性ポリマーが使用可能であること、及び、上記ポリマーの選択が、特に、問題となっている材料のコストと剛性との間の折衷を提供することは注目すべきことである。
また有利には、上記リブは上記横方向部分の熱可塑性材料と同じ又は異なる熱可塑性材料から作ることができ、この材料は、横方向部分の剛性に応じてこれらの部分の材料よりも軟質又は硬質であるように選択することができる。上記リブの材料は、補強材の残りの部分の材料と同じ又は異なる補強用充填材を同じ又は異なる割合で組み込むことができる(例えば、各リブに関して、20重量%〜40重量%のガラス繊維又は麻からなる充填材を設けることが可能であり、補強材の残りの部分にも20重量%〜40重量%のタルクからなる充填材を設けることが可能である)
本発明の好ましい実施の形態によれば、上記少なくとも1つの長手方向部分は、形材のグリップとして働くように設計されているとともに同じ又は異なる長さの2つの脚部を有する実質的にU字状の断面を有し、脚部は、上記上部分から実質的に直角に延びているとともに、それぞれがそれらの内面又は外面上に上記リブを組み込んでいる。
上記2つのU字状脚部上にそのようにそれぞれ形成されたリブは、U字状の上部分に対して互いに対称であってもよいか、又は更には上記上部分に対して非対称であってもよく、上記非対称性は、所望の用途に応じて、かつ/又はフレームのしゃくりの幾何学形状に応じて選択することができることは注目すべきことである。
上記好ましい実施の形態に対する本発明の第1の実施の形態によれば、補強材は、実質的にU字状(又は半S字状)の断面の単一の上記長手方向部分からなる。
上記好ましい実施の形態に対する本発明の第2の実施の形態によれば、補強材は、実質的にU字状の断面の2つの上記長手方向部分からなり、長手方向部分は、補強材が互いに対して実質的に平行な3つの脚部を有するように横方向に互いに延びており、2つの脚部に隣接する側方の脚部は、更に同様に任意選択的にいわゆるリブを組み込んでいるグリップを形成する。この第2の実施の形態によれば、補強材は有利には、同じ又は異なる高さの3つの脚部を有する実質的にS字状の断面を有することができ、上記側方の脚部は任意選択的に、その面のうちの一方の面上に(すなわち2つの他の脚部へ向いている側方の脚部の内面又は更には側方の側部の反対の外面上に)いわゆるリブを組み込んでいる。
本発明による自動車用のシール形材又は成形形材は、上記で定義したような熱可塑性の補強材と、上記補強材よりも可撓性があるとともに補強材上に押し出される少なくとも1つの弾性コーティングとを備える。
本発明の一実施の形態によれば、上記形材はシール形材の場合に、本質的に、グリップを形成する部分であって、部分は、部分をフレームのしゃくりに取り付けるために補強材によって補強され、部分のコーティングは、補強材の可撓性弾性材料と適合性があるとともに、好ましくは、EPDMのような少なくとも1つのゴム、又はスチレン熱可塑性エラストマー(TPS、例えばSEBS)若しくは熱可塑性加硫物(TPV、例えば「Santoprene」若しくは「Vegaprene」)又は100%伸張時に同様の係数特性及び耐腐食性を有する他のTPEのような少なくとも1つの熱可塑性エラストマー(TPE)をベースとする可撓性弾性材料で製造される、グリップを形成する部分と、可撓性の変形可能なシール部分であって、シール部分は、チューブ状であるか又はリップの形態であり、好ましくは発泡性である少なくとも1つの弾性材料(例えば、TPV若しくはTPSのようなTPE、又はさらにはEPDMのようなゴム)で製造され、かつ、上記グリップを形成する部分からU字状の他方のアームに延びる、可撓性の変形可能なシール部分と、を含む。
本発明の更なる目的は、自動車のシール形材又は成形形材用の曲げ可能な熱可塑性のスロット付き補強材、特に、上記で定義したような補強材(すなわち、例えば、横方向セクションが上記少なくとも1つの脚部において上記リブによってともに接続されている)を製造する方法であって、特に、補強材の長さにわたって、本発明によるリブ(複数の場合もある)を有する補強材の特定の場合に、形材の中立軸を形成する各リブの位置決め及び/又は幾何学形状を「制御する」ことで、用途と取付け意図とに応じてもたらされるスロットパターンを自在に調整することを可能にする方法を提案することである。
このため、本発明によるスロット付き補強材を製造する方法は、押出機ヘッドとヘッドから放出される少なくとも1つの熱可塑性材料のための受け部材との間に形成されるダイを介して材料を押し出すことを含み、受け部材には、上記補強材を直接成形するように設計されている中空キャビティが設けられており、そのため、そのようにして押し出された上記材料は上記受け部材を次第に被覆し、それに続いて、受け部材から上記材料を分離する。
この押出成形法は、定義上2つのホイール間又は回転シリンダー間に材料を通すことを含むカレンダー加工と混同すべきではないこと、また、この押出成形は有利には、その後得られる形材の中立軸の位置決め及び形状を「制御する」ことを可能にすることは注目すべきことである。
本発明による、リブ(複数の場合もある)を有する上記補強材の特定の場合において、上記上部分と、上記リブが設けられている各部分の上記少なくとも1つの脚部とがそのように一体に押出成形されることも注目すべきことである。
本発明のこの方法の更なる特徴によれば、補強材はそのように、上部分と上記上部分から延びている少なくとも1つの脚部とを有する実質的にU字状又はL字状の断面の少なくとも1つの長手方向部分を含み、上記ダイは、ホイールの周縁を接線方向に被覆する固定型の押出機ヘッドによって形成されることができ、ホイールは、上記受け部材を形成するとともにホイールの回転中、押し出された材料が上記ホイールの周縁を次第に被覆するようにホイールの周縁が上記ヘッドの内部に入り込むか又は周縁に上記ヘッドが入り込むよう、ホイールの軸の回りに回転し、周縁は、第1に、上記材料によって被覆されたときに上記少なくとも1つの脚部を成形する中空キャビティを有する、周縁の少なくとも1つの半径方向フランクと、第2に、被覆されたときに上記少なくとも1つの上部分を成形する中空キャビティを有する少なくとも1つの周方向縁とを有することができる。
変形形態として、上記ダイは、トラック又はコンベヤーベルトの周縁を接線方向に被覆する固定型の押出機ヘッドによって形成されることができ、上記トラック又はコンベヤーベルトは上記受け部材を形成し、上記トラック又はコンベヤーベルトの運動学は一連の並進移動と2つの軸の回りの回転とを含み、そのため、上記トラック又は上記コンベヤーベルトの周縁は、トラック又はコンベヤーベルトの運動学的な動きの間、押し出された材料が上記周縁を次第に被覆するように上記ヘッドの内部に入り込むか又は周縁に上記ヘッドが入り込み、周縁は、第1に、上記材料によって被覆されたときに上記少なくとも1つの脚部を成形する中空キャビティを有する、周縁の少なくとも1つの半径方向フランクと、第2に、被覆されたときに上記少なくとも1つの上部分を成形する中空キャビティを有する周方向縁とを有する。
受け部材を形成するホイール及びトラック又はコンベヤーベルトのいずれにも共通の、本発明のこの方法の第1の実施の形態によれば、上記部材の上記周縁は、具体的には各脚部の外面上に(すなわち、脚部の、補強材の上記上部分に対向する面上に)各リブを得るように上記ヘッドの内部に入り込む突出形状を有する。
受け部材の上記様々な幾何学形状にも共通の、この方法の第2の実施の形態によれば、上記部材の上記周縁は引っ込んだ形状を有し、具体的には各脚部の内面上に(すなわち、脚部の、補強材の上記上部分へ向いた面に)各リブを得るように上記部材の内部に上記ヘッドが入り込む。
上述したホイール、コンベヤーベルト又はトラックと技術的に等価である更なる装置を受け部材として使用することが可能であることは注目すべきことであり、そのように押出成形された補強材の幾何学形状は上記部材の選択に応じて実現することができることが理解される。
上記少なくとも1つの脚部上にそのように押出成形された、補強材の横方向セクションの上述した任意選択的な非対称な幾何学形状(例えばコンマ状)は、実質的に三角形であるが脚部の自由端に対して対称である脚部を有する補強材と比較して、ホイールの周縁に対する上記補強材の分離、したがって抜き取りを改善することを可能にすることも注目すべきことである。
有利には、上記で示したように、本発明のこの方法は、得られる補強材の形状が何であれ、切込みステップ、鋸引きステップ又は刻みステップ等の、上記少なくとも1つの押し出された熱可塑性材料の成形後のステップを伴わないことは包括的に注目すべきことである。
本発明の更なる特徴、利点及び詳細は、例示的な非限定的な例として挙げた本発明の幾つかの実施形態の以下の説明を読むことにより、明らかとなるであろう。説明は、添付の図面を参照しながら提示される。
横方向セクションが2つの側方リブによってともに接続されている、本発明によるU字状補強材を自動車のドアシールタイプのシール形材のグリップに組み込んでいる、シール形材の、図4の横断部分を通る平面I−Iに沿った断面図である。 図4の2つの横方向セクション間に位置する平面II−IIに沿った、図1の補強材の断面図である。 熱可塑性の補強材の押出成形及び補強材を被覆するコーティングのオーバー押出成形を用いる、図1に示されている形材のような本発明による形材を製造する方法の主要ステップを示すブロック図である。 本発明の実施形態による、側方リブを有する熱可塑性のU字状補強材の横から斜めに見た部分概略図である。 図4の補強材とは異なる角度からの、横から斜めに見た部分概略図である。 図4及び図5の補強材の前から斜めに見た部分概略図である。 図4〜図6の変形形態によるU字状補強材の前から斜めに見た部分概略図である。 図7の補強材の正面図である。 図4〜図6の更なる変形形態によるU字状補強材の横から僅かに斜め見た部分概略図である。 図9の補強材とは異なる角度からの、横から斜めに見た部分概略図である。 本発明の実施形態による、側方リブを有するS字状補強材の横から斜めに見た部分概略図である。 図11の補強材の正面図である。 図11及び図12の変形形態による、側方リブを有するS字状補強材の横から斜めに見た部分概略図である。 図13の補強材の正面図である。 図11及び図12の更なる変形形態による、側方リブを有するS字状補強材の下から斜めに見た部分概略図である。 図15の補強材の横から斜めに見た部分概略図である。 図11及び図12の更なる変形形態による、側方リブを有するS字状補強材の概略正面図である。 図11及び図12の更なる変形形態による、側方リブを有するS字状補強材の概略正面図である。 押出機ヘッドであって、中空の周縁キャビティが設けられているとともにヘッドと協働して本発明による補強材を製造する方法を実施するために用いることができる押出ダイを形成する回転ホイールを受け入れている、押出機ヘッドの概略側面図である。 押出機ヘッドの内部での図19のホイールの回転を拡大図で示す、部分概略側面斜視図である。 押出機ヘッドの内部とホイールのキャビティとの間に存在する空隙によって画定されている、図19及び図20に示されている押出ダイの幾何学形状を拡大図で示す、部分概略正面斜視図である。 図19〜図21に記載の回転ホイールの周縁キャビティが、補強材を成形するように設計されている押し出された材料によって次第に被覆されている、上記ホイールを受け入れている押出機ヘッドの概略側面図である。 本発明による方法によって得ることができる、非対称な脚部を有する本発明による更なるU字状補強材の部分概略側面図である。 図19〜図22の回転ホイールの周縁キャビティからの、図23の実施形態による押出成形された補強材の分離を示す、部分側面図である。 図4〜図6の補強材のタイプの、外側リブを有する補強材を得るための、図21による、押出機ヘッドの内部にホイールの周縁から突出している幾何学形状を示す部分概略正面図である。 図25の変形形態による、内側リブを有する補強材を得るための、図21による、ホイールの周縁の内部に押出機ヘッドから突出している幾何学形状を示す部分概略正面図である。 補強材のリブ付き横方向セクションにわたる補強材の押出成形を示す、図25のダイの概略断面図である。 上記外側リブによって接続されているその連続的な横方向部分間の補強材の押出成形を示す、図25のダイの概略断面図である。 補強材のリブ付き横方向セクションにわたる補強材の押出成形を示す、図26のダイの概略断面図である。 上記内側リブによって接続されているその連続的な横部分間の補強材の押出成形を示す、図26のダイの概略断面図である。
図1及び図2に示されているシール形材1は、自動車の側方開口シールを形成することで、自動車の上記開口と車体との間にシールを提供するように設計されており、可撓性の弾性材料(例えば、TPS若しくはTPVのような少なくとも1つのTPE、又はEPDMのような少なくとも1つのゴムをベースとする)から作られるグリップ2であって、グリップ2をフレームのしゃくりに取り付けるために硬質の熱可塑性U字状補強材3によって補強され、同様に可撓性の熱可塑性材料から製造されるとともにU字状のアーム5に沿って折り返されている「化粧」リップ6によって中央部分4とアーム5との間の接合部に延びており、グリップ2のアーム5及び8のそれぞれの内面上に、ダイに掛止するためのリップ7を備える、グリップ2と、可撓性の変形可能なシール用チューブ9(有利には、幾つかの形材ではリップが代わりとなる)であって、中央部分4と他方のU字状のアーム8との間の接合部においてグリップ2から延びており、弾性材料、例えば発泡性材料(例えばTPS若しくはTPVのような少なくとも1つのTPE、又はEPDMのような少なくとも1つのゴム)で製造される、シール用チューブ9と、を備える。
より具体的には、図4〜図6の例に見ることができるように、U字状補強材3は、上部分12から延びている2つの脚部10及び11を有し、また、不連続な一連の横方向U字状セクション13からなり、これらの横方向U字状セクション13は、スペースすなわち横方向スロット13aによって補強材3の長さにわたって規則的に離間しており、また、それぞれ上記2つの脚部10及び11上に形成されているとともに形材1の中立軸を形成するように設計されている2つの長手方向リブ14及び15によってのみ、上記2つの脚部10及び11がともに接続されている。
図1のシール形材のような本発明によるシール形材1又はトリム成形形材は有利には、図3に示されているような、形材1のうち硬質の熱可塑性の補強材3の可撓性コーティングを形成する残りの部分のオーバー押出成形により補強材3を押出成形する方法によって得られる。補強材3の最初の押出成形ステップE(ダイE2が設けられている押出機ヘッドE1(その構造及び動作は以下で開示される)において行われる)、それに続いて、そのようにして押出成形された補強材3の冷却ステップE’、次いで、押出成形されてダイE’’2が設けられた押出機ヘッドE1を介して冷却された補強材3と接触する可撓性の弾性コーティングのオーバー押出成形E’’、最後に、そのようにして得られた押出成形された形材1のキャリブレーションE’’’を見てとることができる。
加えて、コーティング装置へ挿入する前に、補強材3の表面を(例えば「コロナ」タイプの表面を例えば加熱、プラズマ処理又は電気衝撃を行うことによって)再活性化させるステップ、又は更には(例えば噴霧、ブラシ塗布による滴下による)表面コーティングステップ、又は更には補強材3の材料(複数の場合もあり)とコーティング材料(複数の場合もあり)との間に適合化中間層をオーバー押出成形するステップを製造方法に組み込むことによって、補強材3に対するコーティングの挙動を改善することを意図することが可能である。
図4〜図18に示されている熱可塑性の補強材3はこのようにして、好ましい例として、専ら、ポリプロピレンをベースとする材料のような硬質の熱可塑性材料を押出成形することだけによって得られる。
例えば、0%〜50%まで、好ましくは30%〜40%の間で様々とすることができる重量パーセントでタルクによって強化されたポリプロピレンを使用することが可能である。非限定的な例として、補強材3に対して得られるヤング係数が約2300MPaである30%タルク、又は更には40%タルク(この場合、補強材3に対するヤング係数は約4000MPaである)を使用することが可能である。
一変形形態として、有利には、0%〜60%まで、好ましくは30%〜40%の間で様々とすることができるガラス繊維の重量パーセントのガラス短繊維及び/又はガラス長繊維によって補強されたポリプロピレンを使用することが可能であり、補強材3に対して得られるヤング係数が30%ガラス長繊維については約5900MPa、30%ガラス短繊維については約6600MPaである。
本発明の更なる変形形態によれば、非限定的な例として、0%〜40%まで様々とすることができる麻の重量パーセントの麻短繊維及び/又は麻長繊維によって強化されたポリプロピレン、又は更には、タルクとガラス繊維との混合物によって強化されたポリプロピレンを使用することが可能である。
図4〜図6に見ることができるように、補強材3はこの例では高さが異なる2つの脚部10及び11を有し、これらの脚部10及び11は、上部分12(実質的に平坦である)に対して非対称な幾何学形状を補強材3に与えており、脚部10及び11と一体に押出成形されたリブ14及び15が脚部10及び11の外面上に同じ高さで(この例では各脚部10、11の上半分のところで)位置付けられている。したがって、上記リブ14及び15のそれぞれは、補強材3を組み込んでいる形材の中立軸を形成する。上記図では、横方向スペース13aは、横方向セクション13に対して長手方向に部分的な間隙をなしていることによって小さくされていることを見ることができる。この図示の例では更に、各リブ14、15は、実質的に円筒であるとともにリブの長さにわたって中空であることによって、上部分12に対して平行な直線状を有し、有利には、例えばガラス繊維(図示せず)から作られる反伸張糸が内部に挿入される。
図7及び図8の補強材103は、補強材の脚部110及び111(これらも高さが異なる)に組み込んでいる2つのリブ114及び115が脚部110及び111の外面上に異なる高さで形成されているという点でのみ、図4〜図6の補強材と区別される(上記リブ114及び115もまた直線状であり、上部分112に対して平行である)。
図9及び図10の補強材203は、補強材203の脚部210及び211(これらもまた高さが異なる)に組み込んでいる2つのリブ214及び215が上部分212に対して平行ではなく、上部分212に対して実質的に斜めであり、双方とも、各リブ214、215が連続的に湾曲する(この例では、上部分212に向かって漸増する角度を有する)ように補強材203の所与の端へ向かって次第に近づいているという点でのみ、図7及び図8の補強材と区別される。また、図9及び図10では、上記リブ214及び215は図7及び図8におけるように脚部210及び211上に異なる高さで延びていることが分かる。
図11及び図12の補強材303は、補強材3と同様に実質的に平坦な上部分312aを有する長手方向のU字状部分303a(この部分303aは、ダイに補強材303を取り付ける目的で補強材303を組み込んでいる形材のグリップとして働くように設計されている)から横方向に延びており、補強材303の脚部310及び311上に、2つの外側リブ314及び315がそれぞれ、更なる長手方向のU字状部分303bによって同じ所与の高さで形成されており、U字状部分303bはU字状部分303aとともにS字状スペースを形成しているという点で、図4〜図6の補強材と区別される。部分303bはこの例では、脚部310及び311に対して平行な外側脚部311aと、上記部分303a及び303bのそれぞれの内側キャビティが逆になるように部分303aの上部分312aとは対向する丸みを帯びた形状の上部分312bとを有する。
図13及び図14のS字状補強材403は、補強材403の2つのリブ414及び415が、形材のグリップとして働くように設計されている部分403aのそれぞれの脚部410及び411の外面上に異なる高さで形成されているという点でのみ、図11及び図12と区別され、もう一方の逆部分403bは部分303bと同様である。
図15及び図16のS字状補強材503は、S字状補強材503の、グリップを形成している部分503aから横方向に延びているとともに部分503aの脚部510及び511に対して平行な外側脚部511aによって終端している部分503bが、上記補強材503を組み込んでいる形材の中立軸を同様に形成するようにこの脚部511aもまた2つの他の脚部510及び511に対向する内面上に(この例では部分503aの2つのリブ514及び515と同じ高さで形成されている)第3のリブ516によってリブ付けされているようなものとなっているという点でのみ、図11及び図12の補強材と区別される。
図17の3つのリブ614、615及び616を有するS字状補強材603は、S字補強材603の、グリップを形成する部分603aから延びている部分603bが、部分603aの上部分612aのように実質的に平坦な上部分612bを有するという点でのみ、図15及び図16の補強材と区別される。
図18の2つのリブ714及び715を有する補強材703は、グリップを形成する部分703aから延びる部分703bもまた、部分703aの上部分712aのように実質的に平坦な上部分712bを有するという点でのみ、図11及び図12の補強材と区別される。
図23の補強材803は、図4〜図6の場合での互いに(この図では一方しか見えない)対称な2つのリブ814を有するU字状断面を有する。しかしながら、この補強材803はその2つの平行な脚部に、互いに側方に対向する一連の一対の側方の非対称な脚部810を有し、これらの脚部は、横方向スロット811によって互いから離間しており、また、脚部のそれぞれの自由縁に向かうプロファイルを有しており(すなわち、各脚部810は長手方向の幅及び/又は横方向の厚さが上部から下部へ連続的に漸減しているテーパー状になっており)、この例では、2つの隣接するスロット811間で丸みを帯びた自由端まで連続的に湾曲している縁812及び813(上記縁812及び813は好ましくは凸状及び凹状である)において実質的にコンマ状を有する。図23の例では、各脚部810は、特に脚部の幅の代わりとして又は脚部の幅に加えて、脚部の自由端に向かって連続的に漸減する幅を有し、幅は、この方向に漸減し得る厚さである。スロット811はそれぞれ、各隣接する脚部810の面積よりも著しく小さい面積を有することが分かるであろう。
図19〜図22、図24、図25、図27及び図28を参照して本明細書に開示されるように、図4〜図18及び図23に関する上述の上部分、脚部及びリブは専ら押出成形されることだけによって(すなわち、従来技術とは対照的に、カレンダー加工を伴わず、また、その後の切込み作業、刻み作業又は鋸引き作業を伴わずに)、一体に成形される。
図19〜図22及び図25、図27、図28は、リブ14〜814、15〜715、516及び616を有する補強材3〜803を含むが例えばU字状断面の任意の他の曲げ可能なスロット付きの熱可塑性の補強材も含む補強材を製造するのに概して用いることができる特定の押出ダイ20の構造及び動作を示し、補強材の脚部は、補強材の上部分(この上部分は中実であってもスロット付きであってもよい)の領域においてともに接続することができ、また、例えば(図23及び図24を参照のこと)それぞれ、選択的に:対称であるか又は非対称であり、真っ直ぐである(すなわち、双方とも均一である、長手方向の幅と横方向の厚さとを有する)か又はテーパー状(すなわち、上部分から各脚部の自由端にかけて漸減している幅及び/又は厚さを有する)であり、また上記脚部は任意選択的に、図4〜図18及び図23を参照して述べたリブのようなリブによってともに接続される、複数の脚部をそれぞれ有することができる。
図20、図21及び図25、図27、図28は、図22における押出成形過程中に見ることができる、図23及び図24のU字状補強材のようなU字状補強材803を得るのに特に使用することができるU字状プロファイルの押出ダイ20の幾何学形状を概略的に示す。
上記ダイ20は、ホイール23の周縁22を接線方向に被覆する固定型の押出機ヘッド21によって形成されており、ホイール23はホイール23の対称軸Xの回りに矢印Aの方向に回転駆動され、ヘッド21から放出された熱可塑性材料(例えば強化されたポリプロピレン)をホイール23の周縁22に受けるように設計されており、そのため、上記周縁22がヘッド21の内部に入り込み、次いで、押し出された材料803によって被覆される。より具体的には、図21及び図25に見ることができるように、ホイールの周縁22は、周縁22に対して互いに対称であるとともに押出機ヘッド21の外側が載る2つの周方向肩部24及び25によってホイール23の残りの部分に接続される。
ホイールの周縁22には、補強材803を直接成形するように設計されている中空キャビティが設けられており、この周縁22はより具体的には:被覆されたときに脚部810及びスロット811を成形するように設計されている2つの同一の歯キャビティ27をそれぞれ有する、周縁の2つの半径方向フランク26と、被覆されたときに上部分815、815’を成形するように設計されている中空キャビティを有する、周縁の周方向頂部分28と、
を備える。
図19、図20及び図22を簡単にする目的から、ホイールの周縁22の半径方向フランク26上に形成されている中空歯27の厳密には非対称な形状は図には示されていないが、この非対称な形状は例えば、図24に示されている形状であり、補強材803’を成形するように設計されているコンマ状のキャビティ27’を有することが理解される。
上記に示されるように、かつ上記の図24に見ることができるように、脚部810の上記非対称な幾何学形状は特に、概ね三角形又は台形であるがその自由端に対して対称である脚部(すなわち、尖がった頂部分又は丸みを帯びた頂部分又は平坦な頂部分を有する二等辺三角形状の脚部)を有する補強材と比較して、ホイールの周縁22に対する上記押出成形された補強材803、803’の分離を改善するという利点を有することは注目すべきことである。
脚部910及び911のそれぞれの外面上のリブ914及び915によってともに接続される、補強材903の横方向セクションを得る(図4の断面I−I及びII−IIにそれぞれ関する図27及び図28に見ることができる上記リブ914及び915は、図25に見ることができるとともにヘッド21の内部に形成されている対応するキャビティ21a及び21bによって得られる)ように、ホイールの周縁22がホイールの回転時に固定型の押出機ヘッド21の内部に入り込む、図25、図27及び図28のダイ20とは対照的に、図26、図29及び図30のダイ20’は、補強材903’の2つの脚部910’及び911’のそれぞれの内面上の2つのリブ914’及び915’を得る(図29及び図30に見ることができる上記リブ914’及び915’は、図26に見ることができるとともにヘッド21の内部に形成されている対応するキャビティ21a’及び21b’によって得られる)ように、固定型の押出機ヘッド21’がホイール23’の回転時に、引っ込んだ形状のホイール23’の周縁22’の内部に入り込む。
上記で示したように、ホイール23’の周縁22’の内部に押出機ヘッド21’から突出しているこの構成は、非限定的な例として、例えばトラック又はコンベヤーベルトタイプの、ホイール以外の受け部材に置き換えることで、押出成形された補強材を組み込んでいる形材の中立軸を形成するように設計されている上記リブが図4〜図18に示されている外側リブを有する補強材の変形形態として補強材の上記脚部の内面に位置付けられている補強材を得ることができることは注目すべきことである。

Claims (23)

  1. 自動車のシール形材(1)又は成形形材用の曲げ可能な熱可塑性の補強材(3、103、...、703、803)であって、該補強材は、
    上部分(12、112、212、312a、612a、712a、815)と該上部分から延びる少なくとも1つの脚部(10、110、...、410、510及び11、111、...、411、511)とを有し、実質的にU字状又はL字状の断面の少なくとも1つの長手方向部分(303a、403a、...、603a、703a)を含み、
    該補強材は、該補強材の長さにわたって、長手方向接続要素によってともに接続されている不連続な一連の横方向セクション(13、810)を含み、
    前記接続要素は、前記脚部における前記横方向セクションと一体に成形されているとともに前記シール形材又は成形形材の中立軸を形成するように設計されている実質的に長手方向のリブ(14〜814、15〜715、516及び616)を含むことを特徴とする、自動車のシール形材又は成形形材用の曲げ可能な熱可塑性の補強材。
  2. 請求項1に記載の補強材(3、103、...、703、803)であって、
    該補強材は専ら押出成形され、前記リブ(14〜814、15〜715、516及び616)は直接押出成形されることを特徴とする、補強材。
  3. 請求項1又は2に記載の補強材(3、103、...、703、803)であって、
    前記横方向セクション(13、810)は、該補強材の一方の自由な側縁から他方の側縁へ通る横方向スペース(13a、811)によって互いから対で分離されていて、前記リブ(14〜814、15〜715、516及び616)によって専ら互いに接続され、前記少なくとも1つの長手方向部分(303a、403a、...、603a、703a)の前記上部分(12、112、212、312a、612a、712a、815)において、前記横方向セクションはともに接続されないか、又は厚さが小さくなっている間隙性ウェブを介して接続されることを特徴とする、補強材。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の補強材(3、103、...、703、803)であって、
    前記少なくとも1つの脚部(10、110、...、410、510及び11、111、...、411、511)上で、前記リブに対して横断方向の1つの縦座標のみが、前記リブの1つの所与の長手方向の横座標に対応するように、前記リブ(14〜814、15〜715、516及び616)は前記横方向セクション(13、810)に沿って連続的に延びていることを特徴とする、補強材。
  5. 請求項4に記載の補強材(3、103、303、...、703、803)であって、
    前記リブ(14、114、314、...、814、15、115、315、...、715、516及び616)は直線状であるか又は破断線の形態であり、前記上部分(12、112、312a、612a、712a、815)と実質的に平行であるか又は該上部分(12、112、312a、612a、712a、815)に対して傾斜していることを特徴とする、補強材。
  6. 請求項4に記載の補強材(203)であって、
    前記リブ(214、215)は、前記上部分(212)へ向かって次第に傾斜することによって湾曲するか、又は前記上部分に対して交互に離接することによって波形状となることを特徴とする、補強材。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の補強材(3、103、203、...、703、803)であって、
    前記少なくとも1つの脚部(10、110、...、410、510及び11、111、...、411、511)は内面と外面とを有し、前記リブ(14〜814、15〜715、516及び616)は、前記内面又は前記外面上に、前記脚部の高さに対して横方向の高さが低くなっている肉厚部を形成することを特徴とする、補強材。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の補強材(3、103、203、...、703、803)であって、
    前記リブ(14〜814、15〜715、516及び616)は該リブの長さにわたって中空であり、該補強材を長手方向に補剛するように反伸張性糸が内部に挿入されることを特徴とする、補強材。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の補強材(3、103、...、703、803)であって、
    前記リブ(14〜714、15〜715、516及び616)は、前記横方向セクション(13)の熱可塑性材料と同じ又は異なる熱可塑性材料から作られることを特徴とする、補強材。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の補強材(3、103、...、703、803)であって、
    前記少なくとも1つの長手方向部分(303a、403a、...、603a、703a)は、前記形材(1)のグリップとして働くように設計されているとともに同じ又は異なる長さの2つの脚部(10、110、...、410、510及び11、111、...、411、511)を有する実質的にU字状の断面を有し、前記脚部(10、110、...、410、510及び11、111、...、411、511)は、前記上部分(12、112、212、312a、612a、712a、815)から実質的に直角に延びているとともに、それぞれが該脚部(10、110、...、410、510及び11、111、...、411、511)の内面又は外面上に前記リブ(14〜814、15〜715、516及び616)を組み込んでいることを特徴とする、補強材。
  11. 請求項10に記載の補強材(3、103、203、803)であって、
    実質的にU字状の断面の単一の前記長手方向部分からなることを特徴とする、補強材。
  12. 請求項10に記載の補強材(303、...、703)であって、
    該補強材は、実質的にU字状の断面の2つの前記長手方向部分(303a及び303b、403a及び403b、603a及び603b、703a及び703b)からなり、該長手方向部分(303a及び303b、403a及び403b、603a及び603b、703a及び703b)は、該補強材が互いに実質的に平行な3つの脚部(310、311、311a)を有するように横方向に互いに延びており、前記2つの脚部に隣接する前記側方の脚部(311a)は、更に同様に任意選択的に1つの前記リブ(516、616)を組み込んでいる前記グリップ(310及び311)を形成することを特徴とする、補強材。
  13. 請求項12に記載の補強材(303、...、703)であって、
    該補強材は、同じ又は異なる高さの3つの脚部(310、311、311a)を有する実質的にS字状の断面を有し、前記側方の脚部(311a)は、該側方の脚部の面のうちの一方の面上に1つの前記リブ(516、616)を組み込んでいることを特徴とする、補強材。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の補強材(803)であって、
    前記横方向セクション(810)は、横方向スペース(811)によって互いから前記少なくとも1つの脚部へ対で分離しており、該少なくとも1つの脚部は、該補強材の長さの少なくとも一部にわたって、該補強材の横方向部分のそれぞれを有し、該横方向部分は非対称であるとともに、各隣接するスペースの面積よりも大きい面積を有することを特徴とする、補強材。
  15. 請求項14に記載の補強材(803)であって、
    各非対称なセクション(810)は、前記少なくとも1つの脚部上に、2つの歯縁(812及び813)を含む実質的に鋸歯形状を有し、前記歯縁(812及び813)はそれぞれ、真っ直ぐな又は湾曲したプロファイルを有するとともに、1つの尖った又は丸みを帯びた歯端においてともに接合され、そのため、該補強材の前記少なくとも1つの部分は、歯が同じ面上で傾斜している実質的に鋸歯形状であり、各非対称な脚部(810)は好ましくは、実質的にコンマ状を有し、該脚部(810)の前記歯縁のうちの一方の歯縁(812)は凸状に湾曲しており、該脚部(810)のもう一方の歯縁(813)は実質的に真っ直ぐであるか又は凹状に湾曲していることを特徴とする、補強材。
  16. 熱可塑性の補強材(3、103、...、703、803)と、前記補強材よりも可撓性があり、かつ、該補強材上に押し出される少なくとも1つの弾性コーティングと、を備える自動車のシール形材(1)又は成形形材において、
    前記補強材は請求項1〜15のいずれか一項に記載のものであることを特徴とする、自動車のシール形材又は成形形材。
  17. 請求項16に記載のシール形材(1)であって、
    本質的に、
    グリップ(2)を形成する部分であって、該部分は、該部分をフレームのしゃくりに取り付けるために前記補強材(3、103、...、703、803)によって補強され、該部分の前記コーティングは、前記補強材の弾性材料と適合性がある弾性材料から作られ、該材料は好ましくは、スチレン熱可塑性エラストマー(TPS)若しくは熱可塑性加硫物(TPV)のような少なくとも1つの熱可塑性エラストマー(TPE)又はEPDMのような少なくとも1つのゴムをベースとする、グリップ(2)を形成する部分と、
    可撓性の変形可能なシール部分(9)であって、チューブ状であるか又はリップの形態であり、好ましくは発泡性であるとともにTPS若しくはTPVのような少なくとも1つのTPE又はEPDMのような少なくとも1つのゴムをベースとする弾性材料から作られ、かつ、前記グリップを形成する部分から一方のU字状のアーム(8)に延びる、可撓性の変形可能なシール部分(9)と、を含むことを特徴とする、シール形材。
  18. 自動車のシール形材又は成形形材用の曲げ可能な熱可塑性のスロット付き補強材、特に、請求項1〜15のいずれか一項に記載の補強材(3、103、...、703、803)を製造する方法であって、
    該方法は、
    押出機ヘッド(21、21’)と該ヘッドから放出される少なくとも1つの熱可塑性材料(803、803’、903、903’)のための受け部材(23、23’)との間に形成されているダイ(20、20’)を介して前記材料を押し出すことを含み、前記受け部材には、前記補強材を直接成形するように構成されている中空キャビティ(26、28)が設けられており、そのため、そのようにして押し出された前記材料は前記受け部材を次第に被覆し、それに続いて、前記受け部材から前記材料を分離することを特徴とする、方法。
  19. 前記補強材(3、103、...、703、803)は、上部分(12、112、212、312a、612a、712a、815)と、該上部分から延びている少なくとも1つの脚部(10、110、...、410、510及び11、111、...、411、511)とを有し、実質的にU字状又はL字状の断面の少なくとも1つの長手方向部分(303a、403a、...、603a、703a)を含み、
    前記方法において、前記ダイ(20、20’)は、ホイール(23、23’)の周縁(22、22’)を接線方向に被覆する固定型の押出機ヘッド(21、21’)によって形成されており、
    前記ホイール(23、23’)は、前記受け部材を形成しており、該ホイール(23、23’)の回転中、前記押し出された材料(803、803’、903、903’)が前記ホイールの前記周縁を次第に被覆するように該ホイール(23、23’)の該周縁が前記ヘッドの内部に入り込むか又は該周縁に該ヘッドが入り込むよう、該ホイール(23、23’)の軸(X)の回りに回転し、
    前記周縁は、第1に、前記材料によって被覆されたときに前記少なくとも1つの脚部を成形する中空キャビティ(27’)を有する、周縁の少なくとも1つの半径方向フランク(26)と、第2に、被覆されたときに前記少なくとも1つの上部分(815’)を成形する中空キャビティを有する、少なくとも1つの周方向縁(28)とを有することを特徴とする、方法。
  20. 前記ダイは、トラック又はコンベヤーベルトの周縁を接線方向に被覆する固定型の押出機ヘッドによって形成され、
    前記トラック又はコンベヤーベルトは前記受け部材を形成し、前記トラック又はコンベヤーベルトの運動学は一連の並進移動と2つの軸の回りの回転とを含み、そのため、前記トラック又は前記コンベヤーベルトの前記周縁は、該トラック又は該コンベヤーベルトの運動学的な動きの間、前記押し出された材料が該周縁を次第に被覆するように前記ヘッドの内部に入り込むか又は該周縁に該ヘッドが入り込み、
    前記周縁は、第1に、前記材料によって被覆されたときに前記少なくとも1つの脚部を成形する中空キャビティを有する、周縁の少なくとも1つの半径方向フランクと、第2に、被覆されたときに前記少なくとも1つの上部分を成形する中空キャビティを有する、周方向縁とを有することを特徴とする、請求項18に記載の方法。
  21. 前記受け部材(23)の前記周縁(22)は、前記脚部(910、911)の外面上に前記リブ(914、915)を得るように前記ヘッド(21)の内部に入り込む突出形状を有することを特徴とする、請求項19又は20に記載の方法。
  22. 前記受け部材(23’)の前記周縁(22’)は、前記脚部(910’、911’)の内面上に前記リブ(914’、915’)を得るように前記ヘッド(21’)が内部に入り込む引っ込んだ形状を有することを特徴とする、請求項19又は20に記載の方法。
  23. 切込みステップ、鋸引きステップ又は刻みステップのような、前記少なくとも1つの押し出された熱可塑性材料(803、803’)の成形後のステップを伴わないことを特徴とする、請求項18〜22のいずれか一項に記載の方法。
JP2013510722A 2010-05-20 2011-05-20 自動車のシール形材又は成形形材用の熱可塑性の補強材、補強材を備える形材及び補強材を製造する方法 Withdrawn JP2013526457A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1002129A FR2960188B1 (fr) 2010-05-20 2010-05-20 Armature thermoplastique pour profile d'etancheite ou d'enjoliveur de vehicule automobile, profile l'incorporant et procede de fabrication d'armatures
FR1002129 2010-05-20
PCT/IB2011/052219 WO2011145082A1 (fr) 2010-05-20 2011-05-20 Armature thermoplastique pour profilé d'étanchéité ou d'enjoliveur de véhicule automobile, profile l'incorporant et procédé de fabrication d'armatures.

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013526457A true JP2013526457A (ja) 2013-06-24

Family

ID=43296919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013510722A Withdrawn JP2013526457A (ja) 2010-05-20 2011-05-20 自動車のシール形材又は成形形材用の熱可塑性の補強材、補強材を備える形材及び補強材を製造する方法

Country Status (11)

Country Link
US (1) US20130055644A1 (ja)
EP (1) EP2571707B1 (ja)
JP (1) JP2013526457A (ja)
CN (1) CN103097158B (ja)
BR (1) BR112012029423A2 (ja)
CA (1) CA2799745C (ja)
ES (1) ES2541856T3 (ja)
FR (1) FR2960188B1 (ja)
MX (1) MX2012013344A (ja)
PL (1) PL2571707T3 (ja)
WO (1) WO2011145082A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2975036B1 (fr) * 2011-05-10 2013-05-17 Hutchinson Profile moule par multi-injection formant un joint d'etancheite ou un enjoliveur pour carrosserie de vehicule automobile, et son procede de fabrication.
DE102011076289A1 (de) * 2011-05-23 2012-11-29 SaarGummi technologies S.à.r.l. Extrudierter Dichtungsstrang
CN107531287B (zh) * 2015-04-30 2022-02-18 泽菲罗斯有限公司 用于密封、隔挡或加固的构件
US20170234010A1 (en) * 2015-11-24 2017-08-17 James Alan Klein Sheet metal framing member having a j-shaped flange
DE102016005074A1 (de) * 2016-04-27 2017-11-02 Lwb Steinl Gmbh & Co. Kg Gerüstband mit Verstärkungsmittel
US10788258B2 (en) * 2018-07-03 2020-09-29 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Appliance gasket with internal arcuate component
FR3089199B1 (fr) * 2018-11-30 2022-05-13 Plastic Omnium Advanced Innovation & Res Renfort interne pour réservoir de véhicule automobile
EP3983483A1 (en) 2019-06-13 2022-04-20 ExxonMobil Chemical Patents Inc. Automotive weather seals formed with thermoplastic vulcanizate compositions
JP2022048510A (ja) * 2020-09-15 2022-03-28 豊田合成株式会社 ガラスラン
CN114063236B (zh) * 2022-01-12 2022-04-22 长飞光纤光缆股份有限公司 一种抗压骨架式光缆及其制备方法

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3310928A (en) * 1964-11-27 1967-03-28 Bright Mfg Co Ltd Trimming member
GB1556655A (en) * 1975-09-19 1979-11-28 Draftex Dev Ag Flexible sealing guiding or finishing structures
GB1551830A (en) * 1975-09-19 1979-09-05 Draftex Dev Ag Channel-shaped guiding sealing and finishing strips
US4046940A (en) * 1975-12-15 1977-09-06 General Motors Corporation Weatherstrip structure
FR2438536B1 (ja) * 1978-10-14 1983-06-24 Draftex Dev Ag
FR2626054B2 (fr) * 1979-03-30 1991-03-22 Mesnel Sa Ets Profile pour joints d'etancheite, notamment pour carrosserie d'automobile
FR2452643A1 (fr) * 1979-03-30 1980-10-24 Mesnel Sa Ets Perfectionnements aux joints dits complexes, a armature metallique, notamment pour assurer l'etancheite des carrosseries d'automobiles
US4676856A (en) * 1985-03-18 1987-06-30 Toyoda Gosei Co., Ltd. Weather strip for vehicle and producing method thereof
US4902480A (en) * 1989-01-24 1990-02-20 The Standard Products Company Length control seal member
FR2684157B1 (fr) * 1991-11-22 1995-09-01 Standard Products Atlantic Armature pour joint d'etancheite.
DE19544291C1 (de) * 1995-11-28 1997-09-11 Baedje K H Meteor Gummiwerke Mäanderdrahtkörper für eine Profildichtung und dergleichen und Verfahren zu seiner Herstellung
US6079160A (en) * 1998-01-13 2000-06-27 Arrowhead Industries Corporation Core metal insert with stagger and offset backbone
FR2800005B1 (fr) * 1999-10-22 2002-06-28 Hutchinson Procede de fabrication d'une armature cintrable
US6684574B2 (en) * 2000-10-31 2004-02-03 Toyoda Gosei Co., Ltd. Insert for trim, trim and weather strip for vehicle
JP2003200791A (ja) * 2001-10-29 2003-07-15 Nippon Purai Kk トリム用インサート及びトリム
JP3752626B2 (ja) * 2002-09-03 2006-03-08 西川ゴム工業株式会社 自動車用ウエザーストリップおよびその製造方法
DE10349232B4 (de) * 2002-10-22 2008-09-04 Tokiwa Chemical Industries Co., Ltd., Shiroi Durch Extrusion geformtes Fahrzeugteil und Verfahren zu dessen Herstellung
JP2004142716A (ja) * 2002-10-22 2004-05-20 Tokiwa Chemical Industry Co Ltd 自動車用押出し成形品およびその製造方法
JP4318122B2 (ja) * 2005-05-24 2009-08-19 トキワケミカル工業株式会社 合成樹脂芯材の製造方法
JP5105913B2 (ja) * 2007-03-14 2012-12-26 東海興業株式会社 トリム材用の芯材及びその芯材の製造方法並びにその芯材の製造装置
WO2008111331A1 (ja) * 2007-03-14 2008-09-18 Tokai Kogyo Co., Ltd. トリム材及びその芯材並びにそれらの製造方法及び製造装置
FR2960189B1 (fr) * 2010-05-20 2012-07-27 Hutchinson Armature thermoplastique pour profile d'etancheite ou d'enjoliveur de vehicule automobile, son procede de fabrication et ce profile l'incorporant

Also Published As

Publication number Publication date
ES2541856T3 (es) 2015-07-27
EP2571707A1 (fr) 2013-03-27
CN103097158A (zh) 2013-05-08
CA2799745A1 (fr) 2011-11-24
CA2799745C (fr) 2018-05-01
US20130055644A1 (en) 2013-03-07
EP2571707B1 (fr) 2015-04-08
BR112012029423A2 (pt) 2019-09-24
PL2571707T3 (pl) 2015-09-30
FR2960188B1 (fr) 2012-05-18
FR2960188A1 (fr) 2011-11-25
MX2012013344A (es) 2013-05-22
CN103097158B (zh) 2015-12-16
WO2011145082A1 (fr) 2011-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013526457A (ja) 自動車のシール形材又は成形形材用の熱可塑性の補強材、補強材を備える形材及び補強材を製造する方法
US8769877B2 (en) Thermoplastic frame for a sealing or wheel cover profiled element of a motor vehicle, production method thereof, and profiled element comprising same
US6138338A (en) Method for forming a wind channel seal insert with a belt-line extension
JP5229694B2 (ja) ウエザストリップ
US20070068085A1 (en) Glass run for automobile
US8870258B2 (en) Opening seal for automobiles and method of preparing the same
EP1853402A1 (en) Reinforced sealing, trimming or guiding strips
CA2791132A1 (en) A weather strip seal for an automotive vehicle, and its manufacturing method
KR102455191B1 (ko) 압출된 시일부, 트림, 및 코어를 갖는 글레이징 및 상기 글레이징의 제조 방법
KR20130043618A (ko) 통합형 단부 형태를 구비한 공압출된 롤 성형된 광휘 압출
JP4760591B2 (ja) ウエザストリップ
JPH03157238A (ja) 車両用のモールディング兼ウエザーストリップ
US20220227212A1 (en) Glass run and method of manufacturing the same
US9919590B2 (en) Opening trim weatherstrip
JP2007161200A (ja) 自動車用ガラスラン
WO1994000311A1 (en) Molding manufacturing method
JP2006117222A (ja) 自動車用ガラスモールディング
JP2546188B2 (ja) オープニングトリムの製造方法
JP4660838B2 (ja) トリム等の押出し成形品の成形方法
JP2005014792A (ja) トリム用インサート
JP2008132849A (ja) ウエザストリップ及びその製造方法
JP6050695B2 (ja) オープニングトリムの製造方法
JP5238572B2 (ja) 長尺な押出成形品とその製造方法
JP2006151059A (ja) 自動車用ガラスラン
JPH07172174A (ja) ドアウェザストリップの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140805