JP2013525206A - 船舶用折り畳み式ランプウェイに結合される装置 - Google Patents

船舶用折り畳み式ランプウェイに結合される装置 Download PDF

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Abstract

【課題】関節で相互接続された2つのランプウェイ部材からなる船舶用ランプウェイに結合され、ランプウェイ部材の間の角度の調節を可能にする装置を提供する。
【解決手段】関節で接続された2つのランプウェイ部材(3、4)からなる船舶用ランプウェイに結合され、岸壁等においてランプウェイ(2)の展張位置にあるランプウェイ部材(3、4)の間の角度の調節を可能にする装置(1)が、二重重に折り畳まれた上昇収容位置から、岸壁等における下降展張位置にランプウェイの部材を展張するべく通常のように構成された共通駆動システム(7)を利用し、当該共通駆動システムを、そのウインチと駆動アームとの協働によってランプウェイ部材同士の角度の調節も行うべく構成しランプウェイ部材同士の間の角度を、前記ウインチの所望の方向への駆動によって変えられるように構成する。
【選択図】図11

Description

本発明は、関節で相互接続された2つのランプウェイ部材からなる船舶用ランプウェイに結合される装置であって、岸壁または他の設備においてランプウェイの展張位置にあるときにランプウェイ部材同士の間の角度の調節を可能にする装置に関する。
ランプウェイ部材同士の間のそのような角度の調節は、通常バトレス支持(buttressing)と称され、またそのような角度調節は、なによりも、船舶と岸壁または他の物体(他の船舶、荷役プラットフォームなど)との間の可能な限りの高さの差において、ランプウェイを使用できるようにするために必要となる。
従来、バトレス支持には主に以下の2種類がある。
[相互バトレス支持]
この方式では、ランプウェイ部材同士の間の角度が、両者間の所望の角度を達成するために必要なサイズの楔状部材(wedge)を単に嵌め込むことによって変えられる。これは単純なソリューションであり、搬入/搬出作業中にランプウェイの角度を変える必要がないことを意味する。
相互支持方式のシステムは、手動式にすぎず、自動式/調節可能ソリューションが必要な場合には役に立たない。人間がランプウェイを歩いて出てゆく際には調節が必要となるが、これは自動式システムでは必要とせずに済むものである。
[油圧シリンダを利用したバトレス支持]
この方式では、原理的には、油圧シリンダが2つのランプウェイ部材同士の間に楔状部を形成し、搬入/搬出荷役中に調節し、それによって所望の角度を達成することが可能であるという事実に基づくソリューションを使用している。
他のソリューションも存在するが、いずれもランプウェイの角度を変えるために油圧シリンダまたは他の圧力装置による押圧を利用したものである。
油圧シリンダ、油圧パイプ等からなる独立式のバトレス支持システムは、ランプウェイに装着しなければならない。これは、漏れの問題が生じることがあり、コストもかさむ。
ランプウェイ部材を押し開くために用いられる油圧シリンダにおける圧縮力は、非常に大きくなる傾向にあり、これには大型で、多くの場合高額なシリンダが必要である。
産業上は、完全に電動のソリューションに対する要求が高まってきており、この場合油圧シリンダは使用できない。
特許文献1にも特許文献2にも、解決が望まれている問題を解決する形で、展張システムによってバトレス支持を行うことが可能となるように構成された装置、即ち、ランプウェイが岸壁において水平な展張位置にあるとき、第1及び第2のランプウェイ部材同士の間の角度を変化させることが可能となるように構成された装置は開示されていない。
特開昭55−136684号公報 実開平2−125493号公報
したがって、本発明の主な目的は、なにより、信頼性が高くコスト的に有利な手段によって上述の問題を解決することにある。
前記目的は、本発明による装置によって達成される。本発明による当該装置は、共通駆動システムを含み、前記共通駆動システムは、前記ランプウェイ部材を、二重に折り畳まれた上昇収容位置から、岸壁などにおける下降展張位置(I、II)に展張されるように構成され、かつ駆動アームとウインチとが協働することによって、前記展張位置にある前記ランプウェイ部材の角度調節も行うべく構成され、前記アームは、前記ランプウェイ部材の展張/折り畳みの制御に加えて、ランプウェイ部材のバトレス支持も制御、すなわち前記ランプウェイが折り畳まれていない位置にあるとき前記ランプウェイ部材同士の間の角度も変化させ、前記アームは、直接の作用により、前記ランプウェイ部材を相互に回動させ、このことによって、前記ランプウェイ部材同士の間の角度を、前記ウインチの所望の方向への駆動によって変えられるように構成されることを特徴とする。
バトレス支持動作の課題を解決するこの新規は装置は、ランプウェイの既存の展張システム、すなわち二重に折り畳まれた基本的に垂直な位置から岸壁における基本的に水平な展張位置に展張する展張手段の使用に基づくものである。
一実施形態では電動ウインチとワイヤ滑車装置とからなる既存の展張システムとともに、いわゆるバトレス支持展張アーム(buttspread arm)が使用される。これが本発明の核心となる要素である。
ワイヤ及びウインチとともに、前記バトレス支持展張アームは、バール/金梃と同様に、2つのランプウェイ部材に対して力を加えて、両者間の角度を変えるように作用する。
2つのランプウェイ部材間の角度を大きくするためには、ウインチでワイヤを引っ張る。これを行うことで、ワイヤはバトレス支持展張アームを引き、バトレス支持展張アームが回転してランプウェイ部材を相互に開くように押す。ランプウェイ部材は互いに離れる向きに回転し、したがって角度が大きくなる。
2つのランプウェイ部材間の角度を小さくする(ランプウェイを平らにする)ためには、ワイヤを単に延ばし出す。これによって、バトレス支持展張アームは逆回転できるようになり、ランプウェイが、第1に自重のために、そして載せられている貨物のために、水平になる。
本発明の利点は、追加の操作を実施するために既存の機械類を利用可能である点にあり、展張用のウインチを利用して、展張操作を行うだけでなく、バトレス支持にも利用できるようになる点である。
油圧シリンダは利用しないで済み、このことは環境面で重要である。
ランプウェイが収容位置にあるとき、バトレス支持アームは、収容されたランプウェイの全高が低くなるように折り畳み可能となる。
搬入/搬出の全荷役動作の間、展張ワイヤは張力を受け続けるが、これに対して、独立したバトレス支持システムを使用すると、展張ワイヤは搬入/搬出の全荷役プロセスの間に張力を受けない状態とすることができる。必要ならば、展張ワイヤに連続して負荷がかからないようにすることが望まれる場合に、異なる荷役位置において自動的にまたは手動で係合されるラチェットを利用することも可能である。
本発明の好ましい実施形態については、添付の図面を参照しつつ、下記の実施するための形態の欄で説明する。
船舶上に取り付けられた折り畳み可能なランプウェイを横からみた概略図である。 異なる動きのパターンを同一図面上にあらわした図。 展張位置にあるランプウェイを上からみた図。 展張動作のシーケンスの間に横からみたランプウェイを示す図。 展張動作のシーケンスの間に横からみたランプウェイを示す図。 動作状態にある本発明の装置を用いている、展張された搬入/搬出荷役位置にあるランプウェイの側面図。 動作状態にある本発明の装置を用いている、展張された搬入/搬出荷役位置にあるランプウェイの側面図。 動作状態にある本発明の装置を用いている、展張された搬入/搬出荷役位置にあるランプウェイの側面図。 ランプウェイが非展張位置位置にあるときの、本発明の装置を上からみた図。ただし、ワイヤは図示されていない。 駆動アームとその軸受マウントの例を示す図。 駆動アームとその軸受マウントの例を示す図。 駆動アームとその軸受マウントの例を示す図。
詳述すると、本発明は、関節で相互接続された2つのランプウェイ部材3、4からなるランプウェイ2に結合され、岸壁6または他の設備においてランプウェイの展張位置I、IIにあるランプウェイ部材3、4の間の角度(X、X)の調節を可能にする装置1からなり、共通駆動システム7からなるともいえる。前記共通駆動システム7は、折り畳み式の前記ランプウェイ部材3、4を、二重に折り畳まれた上昇収容位置IIIから、逆順で岸壁6などにおける下降展張位置I、IIに展張されるように通常通り構成される。本発明によれば、前記駆動システム7は、その展張位置I、IIにあるランプウェイ部材3、4の角度調節も行えるように構成される。この作用は、駆動システム7の駆動アーム9と配置されたウインチ8との協働によって可能とされており、ランプウェイ部材3、4の間の角度X,X・・・は、そのワイヤ10に対するのウインチの所望の方向11、12への駆動作用によって変えられる。
ウインチ8で駆動されるワイヤ10は、ワイヤ10のための適当な滑車装置13によって前記駆動アーム9に結合され、前記ウインチ8は、それによってすべての利点を達成するべく電気的に駆動される。アーム9は、ランプウェイの既存の展張アーム9、すなわち、ランプウェイ部材3、4が、折り畳まれた基本的に垂直な収容位置IIIから展張状態の基本的に水平な荷役位置I、IIに展張され、逆に折り畳まれたときには位置I、IIから位置IIIとなるアームで形成される。
アーム9は、ランプウェイ部材3、4の展張/折り畳みに加えて、ランプウェイ部材3、4のバトレス支持を制御、すなわちランプウェイ2が展張位置にあるときランプウェイ部材3、4の間の角度X、X・・・を変化させるバトレス支持展張アームも形成し、その直接の作用によってランプウェイ部材3、4を相互に回転させ、そのことによって、ウインチを所望の方向11、12に駆動することでランプウェイ部材3、4の間の角度X、X・・・を変化させる。
前記アーム9は回動可能に取り付けられ、逆圧部材14と協働することによって、バール/金梃の機能と同様のレバー機能によりランプウェイ部材3、4を駆動してそれらの間の角度X、Xを変化させる。
本発明の装置1では、システム7及びそのアーム9によってランプウェイ部材3、4同士の間の角度X、X・・・を小さくするために、ウインチ8でワイヤ10を引っ張る。このことによって、ワイヤ10がバトレス支持展張アーム9を引き、アームが回転して、ランプウェイ部材3、4を相互に離れる向きに押して両者間の角度X、X・・・が小さくなる。
ランプウェイ部材3、4同士の間の角度X、X・・・を大きくするためには、ワイヤ10をウインチ8から延ばし出してゆき、そのことによってバトレス支持展張アーム9を逆方向に回転させ、ランプウェイ部材3、4を水平に開き、両者間の角度X、X・・・を平らになるように広げる。
さらに、前記アーム9は、両ランプウェイ部材の共通軸受ジョイント5の軸受端部に圧力部材15を備え、外側(岸壁側)ランプウェイ部材4のアーム部材14が圧力部材15に対する逆圧部材を形成する。逆圧アーム部材14及びバトレス支持展張アーム9は互いにリンク部材100を介して結合され、バトレス支持展張アーム9はランプウェイの内側(船側)ランプウェイ部材3と、ピボットジョイント16を介して結合されている。
[主要な動作]
このシステムは、1個または2個のウインチからなり、通常は船舶の上甲板に取り付けられ、ウインチは、キングポストと呼ばれる位置まで向きを変えられるように甲板上に多数の滑車を有する。それらの上側には、滑車ハウジングが設けられる。この滑車ハウジングとランプウェイ上に設けられたもの周囲には、一方の側につき12〜14本のワイヤからなるランプウェイの主要な動作のための構造が配置される。甲板上のウインチ群は、油圧、電動、またはジガーウインチからなるものであり得るが、後者の場合、より大型のランプウェイに利用可能なものはない。この構造は、船舶における概ね垂直な船尾部に対するランプウェイ部材3の角度に影響する。
本明細書に開示される構造は、ランプウェイ部材3、4の相互の角度に影響を与える。展張とバトレス支持の両方を行うということである。船舶に取り付けられたランプウェイ部材は第1のランプウェイ部材であり、本明細書及び図面において符号3を付して示されている。第2のランプウェイ部材には、符号4が付されている。
[動き防止リンク部材]
このリンク部材200は、ステーとして機能し、バトレス支持展張アーム9を、第1のランプウェイ部材に対して適正な角度に保持する。その機能は、ステーを形成するリンク部材200が、長円形開口202、スロットを摺動して末端位置に達する形で発揮され、バトレス支持展張アーム9がどのように装着されるかに応じて当該リンク部材が装着される。基本的には、この部品は、ランプウェイが展張されるとき、すなわち岸壁6の前でランプウェイ部材4が展張/折り畳みされるときに駆動される。ランプウェイ2が岸壁に載せられたとき、ランプウェイ部材3、4間の角度は180度に近くなる。ランプウェイ2が概ね水平になり、バトレス支持アーム9が上がるとき、すなわちワイヤ10が展張ウインチ8から延ばし出されたとき、シャフト201は完全に負荷のかからない状態となり、長円形開口202内を摺動する。このリンク部材200は、約2mの固定長のより短いワイヤ/チェーンからなるものとしても構成できる。このリンク部材は、貨物をある位置に運び、バトレス支持展張アーム9が、展張動作の際して負荷がかかったときに回転するのを防止するためにのみ存在するからである。
[接触リンク部材]
ランプウェイ部材4が、それが岸壁6または他のプラットフォームに載せられる前に十分に展張されていたとき、ランプウェイ部材4は、バトレス支持展張アーム9に一点で接触し、かつワイヤ10がぴんと張られている場合には、部材の構造全体に予めストレスが加えられ得る。この接触点において、バトレス支持展張アーム9からランプウェイ部材4へ、または見方によっては逆方向の力が伝達される。
バトレス支持展張アーム9は、ランプウェイ部材3の中央部16の周辺に蝶番で結合されており、ランプウェイ部材4は、ランプウェイ部材3及び4の間に蝶番5によって取り付けられており、これらは中心が同じでないので、接触点において一定の摺動が生じ、これはリンク部材100によって解決される。リンク部材100の設計は、幾何学的条件によって決まる。リンク部材はできる限り短くすることが望ましい。リンク部材の一端には、ジャーナル軸受で取り付けられるシャフト18が存在し、これは固定されていてもよい。リンク部材の反対側の末端には、その軸受部101が存在し、これは第2の部材上の「フォーク部」102に接し、そこで力の伝達が生ずる。リンク部材の遊端上の前記軸受部101がフォーク部及び前記長円形開口202に接近すると、それはフォークの座部に入って固定される。フォークの座部は、剪断力によって負荷がかかるボルトジョイントにおける接触部/開口部エッジ圧力に対応するより大きい半円筒形領域にわたって接触圧力を分散し、一方リンク部材を一定の位置に保持するように形成されている。シャフト101は、フォーク部の座部にそれ自身が固定され、バトレス支持展張アーム9が動くとリンク部材100の回転/転動が生ずる。この回転は、ランプウェイ部材3、4の間の角度で、摩擦による損失はできる限り小さくなるように軸受において生ずる。リンク部材100は、ばね付勢されており、部材同士が接しているとき常に正しい位置に置かれるようにされている。次に、リンク部材は、バトレス支持アームの作動範囲及び幾何学的に発生する小さな角度の変化のためにわずかに動く(回転する)ことが可能となる。この動きの間に、ばねは圧縮される。ドッキングから外れる際に、ばねの全体が解放されて、接触リンク部材が、機械的なストップ部に対して付勢されることにある。
1 装置
2 ランプウェイ
3 ランプウェイ部材(内側/船舶側)
4 ランプウェイ部材(外側/岸壁側)
5 ピボットジョイント、蝶番、軸受ジョイント
6 岸壁
7 駆動システム
8 ウインチ
9 駆動アーム(バトレス支持展張アーム)
10 ワイヤ
11 方向
12 方向
13 滑車装置
14 逆圧部材
15 圧力部材
16 ピボットジョイント、中央部
18 シャフト
X 角度
角度
I,II 非折り畳み展張位置(水平)
III 上昇収容位置(垂直)
100 リンク部材
101 シャフト
200 リンク部材
201 シャフト
202 長円形開口
102 フォーク部
以下において、本発明とその機能について、図面を参照しつつより一般的に説明する。
バトレス支持展張アーム機構は、第1のランプウェイ部材の外側部分に蝶番で取り付けられる。その蝶番は、シャフト・イヤーブラケット構造を備えるように構成されるのが望ましいが、支持された位置で回動が可能である限り、他のタイプの蝶番も可能である。
一般的な機能は、船舶と岸壁の間にかかるランプウェイの第1の部材と第2の部材との間でバール(梃)、プラットフォーム、跳ね橋または浮橋として作用することである。バトレス支持展張アームは梃として働く。そして、そのレバーを用いて蝶番/プッシュプル点を回転させ、その幾何学的形状を変化させることによって、蝶番で結合されたランプウェイ部材を互いに分離させることができ、このことで、荷物を載せる際に関節式ランプウェイの関節部(knuckle)を増大させることができる。本発明は、既存のワイヤ滑車装置またはアクチュエータ構造/構成を活用しており、これを用いて、この関節式ランプウェイを展開(本明細書において「展張する」という)し、前記構造を、バトレス支持構造とともに展張構造として機能させる。
バトレス支持展張アームの動きは、所定の予め設計された間隔で生ずるように制限される。動きは機械的に規制され、即ちその末端位置で止められ、当該構造は、ランプウェイ自体の重さ、ランプウェイ上の荷物、並びにウインチ、シリンダまたは電動スクリューなどであり得る駆動システムからの反力から、バトレス支持展張アーム上に加わる負荷/トルクを支える強度を有する。ここでは、通常の設計で用いられる、ワイヤを装着したウインチが図示されている。
本発明の利点を以下に述べる。
・展張ウインチ/アクチュエータをバトレス支持のための操作にも使用可能となる。
・これは、一般的な構成において、大型の油圧シリンダや電動スクリューを用いることなくバトレス支持操作が可能となることを意味する。
・完全に電動式の代替的な構成では、伝送ウインチ式滑車装置を用いて、クロスバーを適所に保持し、ランプウェイを新しい所望の位置に保持/移動することが容易に行える。
・全ランプウェイが傾斜位置にあるとき、バトレス支持展張アームを前後方向に折り畳んで、ランプウェイ構造の全体の水面高(air draught)を低くさせることができる。このことは、水面高が問題になる場合に有利となる。また、このことにより滑車の綱車へのアクセスが容易になり、当該機構の部品、綱車、シャフト、軸受、ワイヤ、アクチュエータ等を検査/供給も容易になる。
以下、本発明の装置の動作について、ここでは、収容位置から下降位置になり、そこから収容位置に戻るまでのランプウェイの動作の各ステップを説明する。
[A]ランプウェイが収容位置にあり、バトレス支持展張アームが折り畳まれている。展張ウインチが回転し始めるが、これはワイヤが巻き上げられることを意味する。ワイヤ滑車装置は、折り畳まれたバトレス支持アームをほぼ垂直な位置に持ち上げるべく構成される。末端位置に達すると(動き防止リンク部材または固定支持体は、ワイヤまたはリンク部材であり得る)、圧力/トルクが増加する。角度センサ、位置センサ、またはウインチが油圧式か電動式かに応じて選択される圧力またはトルク制御手段によって、ワイヤに張力がかかり、ウインチが停止する。
[B]ランプウェイの主要な動作が、ここで開始可能となる。ランプウェイを、シリンダを起動させることによって押出し、主ウインチを操作して、ドラムからワイヤを延び出させる。ランプウェイは重力によって動き始め、この動作はランプウェイが水平位置から約70度の傾斜に達するまで継続する。このことは、ランプウェイが収容位置から、約90度(垂直)から70度までの約20度分動いたことを意味する。
[C]この位置において、第2の部材(ランプウェイ構造の第2の主要な部材)は、ワイヤ滑車装置において作用する「軽い」力(バトレス支持展張アームをその外側の位置に維持するが、第2の部材が重力によって自由回転するのを防止するに十分な力)のみによって支えられている蝶番に掛けられた状態にある。ランプウェイの約20度の動きの間、ワイヤ滑車装置の力は、閉じる力から展開する力(展張力)へのその作用の状態が変化した。この力が、第1の部材と第2の部材との間の蝶番の上を通過したからである。ここで、トルクを制御されていた展張ウインチは、展張ワイヤ滑車装置において張力を発生し始める。バトレス支持展張アームは、その支柱/回転点のまわりを回転しようとするが、この方向の回動は機械的に防止または支持され(動き防止リンク部材またはワイヤによる)、前記力は第2の部材が回転を開始するまで増加する。展張動作は、オペレーターが目視で確認することができる。
[D]ランプウェイの展張と下降の両方は、ランプウェイが岸壁に干渉するのを防止するために注意深く同時に行われる。展張動作が末端位置に達したとき、この動きはその目的を達成する。第2の部材が概ね180度に展張すると、第1の部材と第2の部材との間の間隙は閉じられるが、このときバトレス支持展張アームがそれを規制するべく作用する(この段階をブロックする)。第2の部材は回転して構造部材間の間隙を閉じるが、これはワイヤを巻き上げるドラムのために、バトレス支持展張アームをぶつかるまで回転する。圧力すなわちトルクは増加し、バトレス支持展張アームと機械的表面との間の接触圧が増加する。トルク/圧力がウインチ/アクチュエータ上でその最大値に達すると、全体の構造に締め付けられて、「動かなく(jammed)」なる。これにより、バトレス支持展張アームを介して接触点にいたるまでのワイヤ滑車装置の梃は強力になり(5:1)、どの要素も動かなくなる。綱車ハウジング/力点から蝶番及び接触点にいたる、接触点にアップ/ダウンする第2の部材の梃は5:2である。トルクは比較的弱くなり、このことは、第2の部材が「行き場所がない」状態を有し、最も傾斜したバトレス支持位置(ランプウェイ上のドライブウェイの上に12〜15度程度に折り曲げられた状態)である予め設定された位置で予め一定の張力がかかるようにして固定されることを意味する。
[E]ここで固定状態のランプウェイを岸壁に下降させる。ランプウェイの岸壁側部分が岸壁に達して、反作用の力が構造に作用する。主な駆動ワイヤがたるむようになるまでランプウェイは降下させられる。岸壁からの反力は、荷物を載せていない状態の動いていないランプウェイにおいて最大、即ちランプウェイ重量の40乃至50%となる。一方、展張システムは、同じ位置に保たれる。ワイヤ長は一定に維持される。
[F]こうしてランプウェイは岸壁の上に問題なく載置されるが、船舶の吃水及び岸壁の高さに応じて、オペレーターからみたとき、ランプウェイをまっすぐにし、傾斜の小さい/折れ曲がりの少ない運搬路とすることが荷役作業には望ましい。反力と「ニュートンの法則」(重力の法則)によって、このことは自動的になされる。これを妨げるのは、バトレス支持展張アームが両部分間でバール(梃)の働きをすること、及びワイヤ滑車装置が固定長を有することであり、バトレス支持展張アーム、蝶番の位置、及び接触位置の幾何学的形状のために、バトレス支持展張アームが持ち上げられない限り、これは不可能である。ウインチのドラムからより長くワイヤを延ばすことによってのみ、バトレス支持展張アームの上昇は達成することができる。オペレーターは、岸壁までの距離をチェックし、ランプウェイをまっすぐにさせることができる場合は、ウインチのドラムからより長くワイヤを出させ、重力が働くようにする。バトレス支持展張アームの接触圧力は低下し、表面とアームの間での摩擦/ひっかき作用を防止するように、可能なリンク部材を介してアームの釣り合いの位置が回転し始め、このときランプウェイはよりまっすぐな位置で外に出され、このことは荷役作業に有利となる。
[G]正しい位置に達したとき、オペレーターはドラムの動き/回転を止め、ドラムのブレーキを作動させる。次にバトレス支持展張アームは、わずかに回転して新しい位置となる。こうしてランプウェイは、船舶から荷物/貨物を出し入れする準備が完了する。
[H]荷役作業が開始され、重量物ワゴンまたは類似の貨物がランプウェイ上にあるとき、展張/バトレス支持構造の滑車装置におけるワイヤの張力は、貨物の重量に従って増加する。システムのワイヤ長が一定であることから、部材の間のバール(梃)と同様に、両ランプウェイ部材が動くのを妨げるバトレス支持展張アームのために、ランプウェイは傾斜を変化させることができない。最大の安全使用荷重SWLが、ランプウェイ上にかかると、ワイヤの張力は、使用されるワイヤの最大許容張力より低い状態に維持されるが、通常は最小破壊負荷BLの4分の1〜5分の1である。ワイヤは、荷役作業中により長く伸びる傾向があり得、このことは、搬入路の角度をわずかに変えることがあるが、これはシステムにとって一種の衝撃吸収手段/スプリングとみなすこともできる。
[I]荷役作業が継続され、潮の高さや船舶の吃水腺は変化してきたとき、オペレーターには、ランプウェイが岸壁やランプウェイの下のなんらかの物体に干渉するのを防止するために、第2の部材の傾斜を変化させる必要がでてくることがある。バトレス支持展張アームは、2つのランプウェイ構造を(梃のように)押して曲げて引き離すために、位置を変更、即ち回転させる必要があり、このことは必要ならば荷役作業と同時に行うことができる。オペレーターはウインチを作動させ、バトレス支持展張アームの位置を変える目的でドラム上のワイヤをより巻き上げるために圧力/トルクを増加させ始める。ワイヤの張力が高まり、平衡の段階を過ぎるとドラムは回転し始める。そして、システムのワイヤはドラムで巻き上げられる。バトレス支持展張アームは回転を開始し、第2の部材の「可能なリンク部材」を介して接触点を押す。このことによってランプウェイ構造は分離し、それらの間の角度が変化する。この操作はランプウェイと岸壁/他の物体との間で十分な距離のあきが形成されるまで継続される。ウインチが停められ、ブレーキが駆動されると、バトレス支持操作は完了する。
[J]荷役作業が終了し、ランプウェイは、持ち上げられて、閉じられ、航海ができるように固定される。ランプウェイの主要な動作が開始できるようになる前に、ランプウェイは、以下に述べるように、12〜15度の最大傾斜までバトレス支持されるか、またはそのままの位置におかれ得る。
A)主なランプウェイの動作が開始したときバトレス支持展張アームがその中間位置にある場合は、第2の部材及びバトレス支持展張アームは、バトレス支持展張アームがその支持位置に達するまで位置を変え、次いでバトレス支持展張滑車装置のワイヤが再び張力をかけられるとき、第2の部材を含むランプウェイの全体が岸壁から持ち上げられることになる。
B)主要なランプウェイの動作が開始される前にランプウェイが最大限にバトレス支持されている場合、ランプウェイの全体は岸壁から持ち上げられ、構造は上述のように動かないようにされる。これは、主要なランプウェイの動作をより制御した形で行う方法を記載したものである。
[K]ランプウェイの主要な動作は継続され、ランプウェイが岸壁から問題なく持ち上げられる。安全な距離に達したとき、展張ウインチはその圧力/トルクを解放して、ワイヤを、展張構造(この時点では折り畳まれた状態)のワイヤシステムに送出し始める。このことは、ランプウェイの第2の部材が、制御された形で重力によって動き始めることを意味する。この第2の部材の反展開/折り畳み操作及び主要なランプウェイの動作は、第2の部材が水平状態に対して約70度の角度をなし、第2の部材が蝶番にほぼ垂直にぶら下がる状態となるで継続する。このとき展張ウインチは、ワイヤ滑車装置からのワイヤが緩まず、バトレス支持展張アームが上がったままにしておくように予め一定の張力をかけた状態にセットされる。
[L]閉鎖動作の最後の部分が開始され、主要なランプウェイ(第1の部材)の動作が継続される。展張ウインチはトルクが制御され、ランプウェイの第1の部材は閉じられたほぼ垂直の位置に駆動される。この動作中、第2の部材は蝶番においてぶら下げられた状態にあって、ワイヤ滑車装置は、第1の部材と第2の部材との間の蝶番を通過し(中央ジオメトリと称する)、駆動されたとき閉じる力として作用することになるので、その幾何学的な位置が変化する。
[M]第1の部材は、この時点でほぼ垂直な位置にある。滑り止めは、船体またはランプウェイに掛けられる。このとき第1の部材は係合され、ランプウェイの第1の部材は最後のわずかな部分が引き出されつつあり、船体の開口の周囲のシールがある場合は、それが圧縮される。第1の部材は、このとき船体に楔状部材によってロックしておくことができる。展張ウインチは、予め一定の張力のかけられた状態におかれているが、オペレーターまたは制御システム(自動の場合)は、このときウインチの圧力/トルクを増加させ、生成された力により、第2の部材は回転し、それ自体が第1の部材に近づくように閉じてゆき、機械的に止められるまでこれは継続する。そして、第2の部材は、第1の部材または船体に問題なくロックさせることができる。
[N]第1の部材と第2の部材の両方が問題なく船体にロックされたとき、展張ウインチのワイヤの張力は解放させることができ、設計上の幾何学的構造に応じて、バトレス支持アームは、全体の水面高を低くし、両部分を安全な位置にロックするために折り畳むことができる。バトレス支持展張アームの折り畳みは、設計上の幾何学的形態と重力によって、または電動若しくは油圧アクチュエータによって行われるようにすることもできる。また、バトレス支持展張アームを、ばねシステムまたは類似の機械的システムによって載置された状態/折り畳まれた状態に強制することも可能である。水面高が問題にならない場合は、別法として、第2の部材において収納/ロック位置に引っ張っておいたあと、バトレス支持展張アームをそのままにしておくこともできる。
若干の追加の情報の説明を以下に行う。
バトレス支持展張アームは、ワイヤに張力を加えることによってそのトルクを得る。このトルクは、第2の部材及びバトレス支持展張アームが互いに機械的に接触している際に伝達され得る。これが、本明細書に記載する接触点である、接触点は、バトレス支持展張アームの表面が第2の部材の表面と出会う平滑な表面であり得る。接触圧力は高く、標準的なランプウェイでは、力の範囲は一方の側につき100〜400トンの範囲となる。従って、リンク部材を使用するための代替的な方法がある。このリンク部材に対する好ましい名称は、「プッシュリンク部材」である。
このリンク部材は、バトレス支持展張アームに、またはランプウェイ構造の第2の部材上に取り付けることができる。リンク部材の接触点は、リンク部材内に「楔のように押し込まれ」、その位置に止められるオープンフィットタイプのフォーク形状部であり得る。リンク部材が一端にフォーク部を有し、「楔のように押し込まれ」、その位置に止められるようにするために、シャフトなどに接触するように構成することもできる。このリンク部材は、力及びサイズに応じて、軸受を有していても有していなくてもよい。最も円滑な動作のためには、グリスを注入された摺動式真鍮軸受を備えたリンク部材が推奨される。
リンク部材は、ランプウェイが第2の部材及びフォーク部が併合してこのリンク部材となるように十分に展張されたとき、活動状態とされる/負荷がかけられる。それらは、ランプウェイが岸壁まで下降されている間、貨物搬入の荷役及びバトレス支持動作の間、即ちランプウェイ(主要構造)の第1の部材及び第2の部材の間の角度が変化している間、ランプウェイが再度折り畳まれて、船舶が出航する用意が整うまで、互いに結合された状態となる。リンク部材及びフォーク部は、毎回同じ位置でドッキングすることになり、リンク部材は、その長さに応じて、全動作中にわずかに回転する。もっとも効果的なのは、リンク部材をフォーク部に、例えば−7度でドッキングさせ、全範囲にわたって+7度まで回転させる。リンク部材が長くなるほど、角度の間隔は小さくなるが、最適な長さは幾何学的に反復して見出される。リンク部材が短すぎ、接触点とバトレス支持展張アームへの取り付け部との間での回転が多すぎる場合、力はその向きを変化せざるを得ないことになり、構造及びフォーク部の取り付け部における不要な張力/力を受けることになる。この不要な力はなんとかして吸収する必要がある。リンク部材は、非活動状態の全時間におけるばね付勢されたベース位置を有し得る。ドッキングされたとき、リンク部材はその転動中にばねを圧縮するが、ドッキングがふたたび解除されたとき、ベース位置に戻ることになる。
バトレス支持展張アームは第1の部材に蝶番を用いて取り付けられるが、部材4にも蝶番を用いて取り付けることができる。
展張ウインチは、部材3または部材4に配置することができる。最も一般的なのは、第1の部材3に配置することであるが、ワイヤ経路は、あらゆる可能な方法で設定できるので、あらゆる場所に配置することが可能である。ウインチは電動式と油圧式の両方であり得、ワイヤ、ロープまたはチェーンを引くことができる。ウインチ並びにバトレス支持展張アームと部材4との間のワイヤ滑車装置を用いる代わりに、スクリューアクチュエータまたは油圧シリンダを使用することも可能である。往復行程が非常に長いので、ランプウェイは重量鉄骨構造であり、部材4は180度の動作範囲を有する。これがコスト上有利なソリューションか否かは確認されてはいないが、その可能性がある。油圧シリンダは入れ子式にする必要があり、設計者は、挑戦的な究極のリンク構造とする必要がある。
本発明の性質及び機能は、上記の説明及び添付の図面により明示された。
当然ながら、本発明は上述の及び図面に表示された実施形態に限定されない。特許請求の範囲に定められている本発明の範囲から逸脱することなく、特に性質の異なる部品に関して、または等価な技術を用いることによって、本発明を改変して実施することができる。

Claims (15)

  1. 関節で相互接続された2つのランプウェイ部材(3、4)からなる船舶用ランプウェイ(2)に結合され、岸壁(6)または他の設備においてランプウェイの展張位置(I、II)にある前記ランプウェイ部材(3、4)同士の間の角度(X;X)の調節を可能にする装置(1)であって、
    共通駆動システム(7)を含み、
    前記共通駆動システム(7)は、前記ランプウェイ部材(3、4)を、二重に折り畳まれた上昇収容位置(III)から、岸壁(6)などにおける下降展張位置(I、II)に展張されるように構成され、かつ駆動アーム(9)とウインチ(8)とが協働することによって、前記展張位置(I、II)にある前記ランプウェイ部材(3、4)の角度調節も行うべく構成され、
    前記アーム(9)は、前記ランプウェイ部材(3、4)の展張/折り畳みの制御に加えて、ランプウェイ部材(3、4)のバトレス支持も制御、すなわち前記ランプウェイ(2)が折り畳まれていない位置にあるとき前記ランプウェイ部材(3、4)同士の間の角度(X、X・・・)も変化させ、
    前記アーム(9)は、直接の作用により、前記ランプウェイ部材(3、4)を相互に回動させ、このことによって、前記ランプウェイ部材(3、4)同士の間の角度(X、X・・・)を、前記ウインチの所望の方向(11、12)への駆動によって変えられるように構成されることを特徴とする装置。
  2. 前記ウインチ(8)によって駆動されるワイヤ(10)が、当該ワイヤ(10)のための滑車装置(13)を介して前記駆動アーム(9)に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記ウインチ(8)が、好ましくは、電動式であることを特徴とする請求項1若しくは2に記載の装置。
  4. 前記駆動アーム(9)は、前記ランプウェイの既存の展張アーム、すなわち前記ランプウェイ部材(3、4)を上昇収容位置(III)から実質的に延ばされた水平な搬入搬出荷役のための展張位置(II)へ展張させるアームから形成されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の装置。
  5. 前記アーム(9)は、回動自在に取り付けられ、逆圧部材(14)と協働することによって、レバー機能により前記ランプウェイ部材(3、4)を駆動してそれらの間の角度(X、X・・・)を変化させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の装置。
  6. 前記ランプウェイ部材(3、4)同士の間の角度(X、X・・・)を小さくするために、前記ウインチ(8)は、前記ワイヤ(10)を引っ張るように構成され、そのことによって、前記ワイヤ(10)が形成されたバトレス支持展張アーム(9)を引き、それが回転されて前記ランプウェイ部材(3、4)を相互に離れる向きに押し、両者間の角度(X、X・・・)が小さくなることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 前記ランプウェイ部材(3、4)同士の間の角度(X、X・・・)を大きくするために、前記ワイヤ(10)を前記ウインチ(8)から延ばし出し、そのことによってバトレス支持展張アーム9を逆方向に回転させ、前記ランプウェイ部材(3、4)を水平に開き、両者間の角度(X、X・・・)が大きくなることを特徴とする請求項5若しくは6に記載の装置。
  8. 前記アーム(9)は、前記ランプウェイ部材(3、4)の共通軸受ジョイント(5)における軸受端部に圧力部材(15)を備え、逆圧力アーム部(14)は、外側のランプウェイ部材(4)に支持され、リンク部材(100)が、前記圧力部材(15)と前記逆圧力アーム部(14)との間において機能するように設けられることを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載の装置。
  9. 前記リンク部材(100)の一端において、ジャーナル軸受が取り付けられたシャフト(18)が設けられ、前記リンク部材の他方の端部において、前記逆圧力アーム部(14)上のフォーク部(102)に接触する軸受部(101)が設けられることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. ばね付勢された前記リンク部材(100)が、前記リンク部材の遊端上の前記軸受部(101)が前記フォーク部(102)に接近するとき、前記軸受部(101)が前記フォーク部の座部に入って固定され、
    前記フォーク部は、一方では、剪断力によって負荷がかかるボルトジョイントにおけるる接触部/開口部エッジ圧力に対応するより大きい半円筒形領域にわたって接触圧力を分散し、他方では、前記リンク部材(100)を所定位置に保持するべく形成されることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. シャフトとして形成された前記軸受部(101)は、前記軸受部(101)自体が前記フォーク部(102)の座部に固定されているとき、前記アーム(9)が動いたことで前記リンク部材(100)の一定の回転/回動が生じるように構成され、前記回転は、小さい摩擦による損失で、かつ前記ランプウェイ部材(3、4)同士の間の小さい角度において生ずることを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 前記リンク部材(100)は、前記アーム(9)の動作範囲及び幾何学的に生じる角度変化で回転できるように構成され、
    次いで、この動きの間にばねが圧縮されるが、ドッキングから外される際には、前記ばねも全体が解放され、接触リンク部材(100)は、機械的なストップ部に対して当接するべくばね付勢されることを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 前記アーム(9)は、前記ランプウェイの内側のランプウェイ部材(3)にピボットジョイント(16)を介して結合されることを特徴とする請求項8乃至12の何れかに記載の装置。
  14. チェーンまたはワイヤであるリンク部材(200)が、前記アーム(9)を所望の結合位置に保持するための、前記アーム(9)の回転防止部材を形成することを特徴とする請求項1乃至13の何れかに記載の装置。
  15. 前記リンク部材(200)は、細長い軸受開口(202)内を動くことが可能な軸受軸受部(201)でジャーナル軸受によりつながれていることを特徴とする請求項14に記載の装置。
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