本発明の一実施形態によって、二次元(2D)コンテンツまたは三次元(3D)コンテンツを提供するためのデジタル放送コンテンツの伝送方法は、前記二次元コンテンツ並びに三次元コンテンツのうち少なくとも一つを含むコンテンツを符号化し、前記コンテンツの符号化されたデータを含む基本ストリームを生成する段階と、前記デジタル放送コンテンツのEPG(electronic program guide)情報を含むサービス付加情報に、前記二次元コンテンツまたは三次元コンテンツの再生方式を示すための2D/3Dコンテンツ識別情報、前記二次元コンテンツ及び前記三次元コンテンツの関連関係を示す2D/3Dコンテンツリンク情報、及び前記EPG情報が表示されるEPG画面を三次元で再生するためのEPG 3D再生情報のうち少なくとも一つを挿入する段階と、前記基本ストリーム及び前記サービス付加情報を多重化して伝送ストリームを生成する段階と、を含む。
一実施形態による前記サービス付加情報生成段階は、前記デジタル放送コンテンツのサービス単位またはイベント単位ごとに、現在コンテンツに係わる前記2D/3Dコンテンツ識別情報、前記2D/3Dコンテンツリンク情報、及び前記EPG 3D再生情報のうち少なくとも一つを決定し、前記サービス付加情報に挿入する段階を含むことができる。
一実施形態による前記デジタル放送コンテンツ伝送方法は、現在チャネルを介して伝送される現在コンテンツと関連した関連三次元コンテンツを伝送するための関連チャネルを決定する段階をさらに含み、前記サービス付加情報生成段階は、前記現在チャネルと前記関連チャネルとの結合関係についての情報を示す3Dチャネル結合情報を、前記サービス付加情報に挿入する段階を含んでもよい。
本発明の一実施形態によって、二次元コンテンツまたは三次元コンテンツを提供するためのデジタル放送コンテンツの受信方法は、受信された伝送ストリームから、前記二次元コンテンツ並びに三次元コンテンツのうち少なくとも一つを含むコンテンツの符号化されたデータが含まれた基本ストリームと、前記デジタル放送コンテンツに係わるサービス付加情報を逆多重化する段階と、前記サービス付加情報から、前記デジタル放送コンテンツのEPG画面を構成するためのEPG情報、前記二次元コンテンツまたは前記三次元コンテンツの再生方式を示す2D/3Dコンテンツ識別情報、前記二次元コンテンツ及び前記三次元コンテンツの関連関係を示す2D/3Dコンテンツリンク情報、及び前記EPG画面を三次元で再生するためのEPG 3D再生情報のうち少なくとも一つを抽出する段階と、前記基本ストリームから前記コンテンツの符号化されたデータを抽出して復号化し、前記コンテンツを復元する段階と、前記2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報、及び前記EPG 3D再生情報のうち少なくとも一つに基づいて、前記復元されたコンテンツを二次元または三次元で再生してEPG画面を再生する段階と、を含む。
一実施形態による前記サービス付加情報抽出段階は、前記サービス付加情報から、前記デジタル放送コンテンツのサービス単位またはイベント単位ごとに、現在コンテンツに係わる前記2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報、及び前記EPG 3D再生情報のうち少なくとも一つを抽出する段階を含み、前記再生段階は、前記2D/3Dコンテンツ識別情報に基づいて、前記EPG画面に、現在コンテンツが、前記二次元コンテンツまたは前記三次元コンテンツであるか否かを表示する段階を含んでもよい。
一実施形態による前記デジタル放送コンテンツ受信方法は、前記サービス付加情報から、前記現在チャネルを介して伝送される現在コンテンツと関連した関連三次元コンテンツを伝送するための関連チャネルと、前記現在チャネルとの結合関係についての情報を示す3Dチャネル結合情報を抽出する段階と、前記3Dチャネル結合情報に基づいて、前記関連チャネルを検出する段階と、をさらに含んでもよい。
本発明の一実施形態によって、二次元コンテンツまたは三次元コンテンツを提供するためのデジタル放送コンテンツ伝送装置は、前記二次元コンテンツ並びに三次元コンテンツのうち少なくとも一つを含むコンテンツを符号化し、前記コンテンツの符号化されたデータを含む基本ストリームを生成する基本ストリーム生成部;前記デジタル放送コンテンツのEPG情報を含むサービス付加情報に、前記二次元コンテンツまたは三次元コンテンツの再生方式を示すための2D/3Dコンテンツ識別情報、前記二次元コンテンツ及び前記三次元コンテンツの関連関係を示す2D/3Dコンテンツリンク情報、及び前記EPG情報が表示されるEPG画面を三次元で再生するためのEPG 3D再生情報のうち少なくとも一つを挿入するサービス付加情報生成部;及び前記基本ストリーム及び前記サービス付加情報を多重化して伝送ストリームを生成する伝送ストリーム生成部;を含む。
一実施形態による前記デジタル放送コンテンツ伝送装置は、現在チャネルを介して伝送される現在コンテンツと関連した関連三次元コンテンツを伝送するための関連チャネルを決定し、前記サービス付加情報生成部は、前記現在チャネルと前記関連チャネルとの結合関係についての情報を示す3Dチャネル結合情報を前記サービス付加情報にさらに挿入することができる。
本発明の一実施形態によって、二次元コンテンツまたは三次元コンテンツを提供するためのデジタル放送コンテンツ受信装置は、受信された伝送ストリームから、前記二次元コンテンツ並びに三次元コンテンツのうち少なくとも一つを含むコンテンツの符号化されたデータを含む基本ストリームと、前記デジタル放送コンテンツに係わるサービス付加情報と、を逆多重化する伝送ストリーム逆多重化部;前記サービス付加情報から、前記デジタル放送コンテンツのEPG画面を構成するためのEPG情報、前記二次元コンテンツまたは前記三次元コンテンツの再生方式を示す2D/3Dコンテンツ識別情報、前記二次元コンテンツ及び前記三次元コンテンツの関連関係を示す2D/3Dコンテンツリンク情報、及び前記EPG画面を三次元で再生するためのEPG 3D再生情報のうち少なくとも一つを抽出するサービス付加情報抽出部;前記基本ストリームから、前記コンテンツの符号化されたデータを抽出して復号化し、前記コンテンツを復元するコンテンツ復元部;及び前記2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報、及び前記EPG 3D再生情報のうち少なくとも一つに基づいて、前記復元されたコンテンツを二次元または三次元で再生してEPG画面を再生する再生部;を含む。
一実施形態による前記サービス付加情報抽出部は、前記サービス付加情報から、前記現在チャネルを介して伝送される現在コンテンツと関連した関連三次元コンテンツを伝送するための関連チャネルと、前記現在チャネルとの結合関係についての情報を示す3Dチャネル結合情報をさらに抽出し、前記再生部は、前記3Dチャネル結合情報に基づいて、前記関連チャネルを検出して前記現在コンテンツと再生することができる。
本発明の一実施形態によって、二次元コンテンツまたは三次元コンテンツを提供するためのデジタル放送コンテンツ伝送装置は、前記二次元コンテンツ並びに三次元コンテンツのうち少なくとも一つを含むコンテンツを符号化し、前記コンテンツの符号化されたデータを含む基本ストリームを生成する基本ストリーム生成部;現在チャネルを介して伝送される現在コンテンツと関連した関連三次元コンテンツを伝送するために関連チャネルを決定し、前記現在チャネルと前記関連チャネルとの結合関係についての情報を示す3Dチャネル結合情報をサービス付加情報に挿入するサービス付加情報生成部;及び前記基本ストリーム及び前記サービス付加情報を多重化して伝送ストリームを生成し、前記伝送ストリームを、前記現在チャネルと前記関連チャネルとを介して伝送する伝送ストリーム生成部;を含む。
本発明の一実施形態によって、二次元コンテンツまたは三次元コンテンツを提供するためのデジタル放送コンテンツ受信装置は、受信された伝送ストリームから、前記二次元コンテンツ並びに三次元コンテンツのうち少なくとも一つを含むコンテンツの符号化されたデータを含む基本ストリームと、前記デジタル放送コンテンツに係わるサービス付加情報と、を逆多重化する伝送ストリーム逆多重化部;前記サービス付加情報から、前記現在チャネルを介して伝送される現在コンテンツと関連した関連三次元コンテンツを伝送するための関連チャネルと、前記現在チャネルとの結合関係についての情報を示す3Dチャネル結合情報を抽出するサービス付加情報抽出部;前記基本ストリームから、前記コンテンツの符号化されたデータを抽出して復号化し、前記現在コンテンツと前記関連三次元コンテンツとを復元するコンテンツ復元部;及び前記3Dチャネル結合情報に基づいて、前記関連チャネルを検出し、前記復元された現在コンテンツと関連三次元コンテンツとを三次元で再生する再生部;を含む。
本発明は、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送方法をコンピュータで具現するためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体を含む。
本発明は、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信方法をコンピュータで具現するためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体を含む。
以下、図1ないし図37を参照しつつ、本発明の一実施形態によって、二次元コンテンツ並びに三次元コンテンツを提供するためのデジタル放送コンテンツを伝送する方法及びそれを具現するデジタル放送コンテンツ伝送する装置の多様な実施形態と、デジタル放送コンテンツを受信して再生する方法及びそれを具現するデジタル放送コンテンツ受信装置の多様な実施形態とについて説明する。
まず、デジタル放送システムで使われる用語について説明する。
1つのネットワークは、シングルストリーム伝送システムが多重化して伝送する伝送ストリームの集合である。例えば、特定のケーブル放送システムでのあらゆるデジタルチャネルの集合が1つのネットワークと呼ばれる。
デジタル放送システムでサービス単位は、デジタル放送のコンテンツが伝送される所定周波数帯域のチャネルを指す。
デジタル放送システムで、イベント単位は、個別放送番組を指す。
図1は、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置のブロック図である。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、基本ストリーム生成部110、サービス付加情報生成部120及び伝送ストリーム生成部130を含む。一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、二次元コンテンツまたは三次元コンテンツを提供するデジタル放送コンテンツの伝送ストリームを生成し、チャネルを介して伝送する。一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100によって伝送される二次元コンテンツまたは三次元コンテンツは、ビデオコンポーネント、オーディオコンポーネント及びデータコンポーネントのうち少なくとも一つを含んでもよい。
一実施形態による基本ストリーム生成部110は、二次元コンテンツ並びに三次元コンテンツのうち少なくとも一つを含むコンテンツを符号化し、コンテンツの符号化されたデータを含む基本ストリームを生成する。
一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、三次元放送コンテンツを円滑に三次元で再生するために必要な三次元コンテンツサービス付加情報を決定する。
一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、三次元放送コンテンツを送受信するための付加情報であって、デジタル放送コンテンツのEPG(electronic program guide)情報に、二次元コンテンツまたは三次元コンテンツの再生方式を表示するための「2D/3Dコンテンツ識別情報」、二次元コンテンツ並びに三次元コンテンツの関連関係を示す「2D/3Dコンテンツリンク情報」、EPG画面を三次元で再生するための「EPG 3D再生情報」、及び現在コンテンツが伝送される現在チャネルと、現在コンテンツと関連した関連三次元コンテンツを伝送するための関連チャネルとのチャネル結合関係についての情報を示す「3Dチャネル結合情報」のうち少なくとも一つを決定することができる。
一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、デジタル放送コンテンツに係わる付加情報及び細部情報を収録するサービス付加情報を生成する。例えば、デジタル放送システムが、ATSC(Advanced Television System Committee)方式による場合、一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、PSIP(program specification information protocol)情報を生成することができる。デジタル放送システムが、DVB(digital video broadcasting)方式による場合、一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、SI(service information)情報を生成することができる。
一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、デジタル放送コンテンツの受信端が三次元コンテンツを三次元再生するように支援するために、三次元放送コンテンツを送受信するための付加情報を含むサービス付加情報を生成することができる。
一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、デジタル放送コンテンツのサービス単位またはイベント単位ごとに、現在コンテンツに係わる2D/3Dコンテンツ識別情報を決定し、サービス付加情報を利用して、サービス単位またはイベント単位ごとに、2D/3Dコンテンツ識別情報を伝送することができる。
一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報は、現在サービス単位または現在イベント単位のコンテンツが、二次元コンテンツ、二次元/三次元混合コンテンツ、三次元コンテンツのうち、三次元コンテンツ付加構成情報のうち一つであるかを示すことができる。三次元コンテンツ付加構成情報は、二次元コンテンツを三次元コンテンツに変換するが、深度/視差(disparity)情報、両眼視差情報、付加視点ビデオデータ、付加視点ビデオデータ及び深度/視差情報の組み合わせ、付加視点ビデオデータ及び両眼視差情報の組み合わせのうち少なくとも一つを含んでもよい。
一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、ATSC方式のPSIP情報またはDVB方式のSI情報のうち、EPG画面を構成するEPG情報を含む情報に、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報、EPG 3D再生情報及び3Dチャネル結合情報のうち少なくとも一つを挿入することができる。
一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、デジタル放送コンテンツがATSC方式に基づいて提供される場合、PSIP情報のうちVCT(virtual channel table)情報を利用して、2D/3Dコンテンツ識別情報を伝送することができる。
例えば、サービス付加情報生成部120は、VCT情報のうちサービスタイプ情報に、三次元コンテンツサービス情報を追加して割り当てることができる。また、一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、2D/3Dコンテンツ識別情報を含む叙述子を決定し、VCT情報のうちサービスについての叙述子フィールドに挿入することができる。
一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、デジタル放送コンテンツがDVB方式に基づいて提供される場合、SI情報のうち、SDT(service description table)情報、及びEIT(event information table)情報のうち少なくとも一つに、2D/3Dコンテンツ識別情報を挿入することができる。
例えば、サービス付加情報生成部120は、SDT情報のうち予備領域(reserved bit)に、2D/3Dコンテンツ識別情報を挿入することができる。また、一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、2D/3Dコンテンツ識別情報を含む叙述子を決定し、SDT情報のうち、現在サービス単位に係わる叙述子フィールドに挿入することができる。
例えば、サービス付加情報生成部120は、2D/3Dコンテンツ識別情報を含む叙述子を決定し、EIT情報のうち、現在イベント単位に係わる叙述子フィールドに挿入することができる。
また、一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、SDT情報またはEIT情報のうち、コンポーネント叙述子のコンポーネントタイプ情報及びストリームコンテンツ情報のうち少なくとも一つに、三次元コンテンツタイプを追加して割り当てることもできる。または、SDT情報またはEIT情報のうち、コンポーネント叙述子の予備領域に、2D/3Dコンテンツ識別情報が挿入されもする。また、一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、SDT情報またはEIT情報のうち、コンテンツジャンル情報に、三次元コンテンツタイプを追加して割り当てることもできる。
一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、デジタル放送コンテンツのサービス単位またはイベント単位ごとに、現在コンテンツに係わる2D/3Dコンテンツリンク情報を決定し、サービス付加情報を利用して、サービス単位またはイベント単位ごとに、2D/3Dコンテンツリンク情報を伝送することができる。
一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報は、現在コンテンツと関連した関連三次元コンテンツについての情報を含んでもよい。
一実施形態による関連三次元コンテンツについての情報は、現在ストリームに現在コンテンツの関連三次元コンテンツが存在するか否かについての情報、二次元コンテンツ並びに三次元コンテンツが同時に伝送されるか否かを示す情報、関連三次元コンテンツが独自の三次元コンテンツデータであるか、または三次元コンテンツ付加構成情報であるかを示す情報、及び関連三次元コンテンツの三次元コンテンツフォーマット情報のうち少なくとも一つを含んでもよい。
一実施形態による関連三次元コンテンツについての情報は、関連三次元コンテンツの伝送タイプについての情報を含んでもよい。一実施形態による関連三次元コンテンツの伝送タイプについての情報は、関連三次元コンテンツが同一チャネル、他のチャネル、ダウンロードサービス及びNRT(non-real time)サービス連動のうちから一つを介して伝送されることを示すことができる。
一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、デジタル放送コンテンツがATSC方式に基づいて提供される場合、PSIP情報のうちVCT情報に、2D/3Dコンテンツリンク情報を挿入することができる。例えば、サービス付加情報生成部120は、VCT情報のうち予備領域に、2D/3Dコンテンツリンク情報を挿入することができる。また、一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、2D/3Dコンテンツリンク情報を含む叙述子を決定し、VCT情報のうちサービスについての叙述子フィールドに挿入することができる。
一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、デジタル放送コンテンツがDVB方式に基づいて提供される場合、SI情報のうち、SDT情報、EIT情報、BAT(bouquet association table)情報、NIT(network information table)情報のうち少なくとも一つを利用して、2D/3Dコンテンツリンク情報を伝送することができる。
一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、2D/3Dコンテンツリンク情報を含む叙述子を決定し、SDT情報のうちサービスについての叙述子フィールドに挿入することもできる。
一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、BAT情報またはNIT情報のうちサービスリスト叙述子のうち、サービスタイプ情報に三次元コンテンツサービスタイプを追加して割り当てることができる。一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、三次元コンテンツサービスタイプのコンテンツのために、2D/3Dコンテンツリンク情報を含む叙述子を決定し、BAT情報またはNIT情報のサービスについての叙述子フィールドに挿入することができる。また、一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、BAT情報及びNIT情報のうちコンテンツ関連関係に係わる叙述子フィールドに、2D/3Dコンテンツリンク情報を挿入することができる。
一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、現在コンテンツに係わるEPG 3D再生情報を決定し、サービス付加情報を利用して、デジタル放送コンテンツのチャネル単位、ネットワーク単位、サービス単位またはイベント単位の1つの単位ごとに伝送することができる。
一実施形態によるEPG 3D再生情報は、左視点映像及び右視点映像で、EPG画面の位置を示す情報、EPG画面の三次元再生時、現在コンテンツを二次元で再生するか否かについての情報のうち少なくとも一つを含んでもよい。
一実施形態によって、左視点映像及び右視点映像で、EPG画面の位置を示す情報は、左視点映像及び右視点映像でのEPG画面の座標、原位置からの移動量、深度情報、視差情報のうち少なくとも一つを含んでもよい。
一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、デジタル放送コンテンツがATSC方式に基づいて提供される場合、EPG 3D再生情報を含む叙述子を決定し、PSIP情報のうち、VCT情報、EIT情報、RRT(rating region table)情報及びSTT(system time table)情報のうち少なくとも1つの情報の叙述子フィールドに挿入することができる。
また、サービス付加情報生成部120は、PSIP情報のうち、ETT(extended text table)情報のうち、拡張テキストメッセージ(extended text message)の識別情報を利用して、ETT情報と関連したVCT情報またはEIT情報に、EPG 3D再生情報を伝送することもできる。
一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、デジタル放送コンテンツがDVB方式に基づいて提供される場合、SI情報のうち、NIT情報、SDT情報及びEIT情報のうち少なくとも1つの情報の叙述子フィールドに、EPG 3D再生情報を含む叙述子を挿入することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、現在チャネルを介して伝送される現在コンテンツと関連した関連三次元コンテンツを伝送するための関連チャネルを決定することができる。この場合、サービス付加情報生成部120は、サービス付加情報を利用して、現在チャネルと関連チャネルとの結合関係についての情報を示す3Dチャネル結合情報を伝送することができる。
一実施形態による3Dチャネル結合情報は、互いに結合された複数個のチャネルを使用するか否かを示す情報、現在チャネルが主チャネルであるか付加チャネルであるかを示す情報、帯域幅サイズについての情報、関連チャネルが現在チャネルの隣接チャネルであるか否かを示す情報、及び関連チャネルの位置を示す情報のうち少なくとも一つを含んでもよい。
関連チャネルが現在チャネルの隣接チャネルであるならば、一実施形態によって、関連チャネルの位置を示す情報は、関連チャネルが現在チャネルの以前チャネルまたは次のチャネルであるかを示すことができる。関連チャネルが現在チャネルの隣接チャネルではないならば、一実施形態によって、関連チャネルの位置を示す情報は、関連チャネルの周波数値を示すことができる。
一実施形態によって、デジタル放送コンテンツがATSC方式に基づいて提供される場合、サービス付加情報生成部120は、現在VSB(vestigial side band)データフィールド同期信号の予備領域に、3Dチャネル結合情報を挿入することができる。
一実施形態によって、デジタル放送コンテンツがDVB方式に基づいて提供される場合、一実施形態によるサービス付加情報生成部120は、現在TPS情報の予備領域及びL1シグナリングデータの予備領域のうち少なくとも一つに、3Dチャネル結合情報を挿入することができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツがATSC方式に基づいて提供される場合、サービス付加情報生成部120は、3Dチャネル結合情報を含む叙述子を決定し、PMT(program map table)情報またはVCT情報の叙述子フィールドに挿入することもできる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツがDVB方式に基づいて提供される場合、サービス付加情報生成部120は、NIT情報の関連タイプ情報、またはSDT情報のサービスタイプ情報に、チャネル結合サービスタイプを追加して割り当てることができる。この場合、サービス付加情報生成部120は、3Dチャネル結合情報を含む叙述子を、NIT情報またはSDT情報の叙述子フィールドに挿入することができる。
一実施形態による伝送ストリーム生成部130は、基本ストリーム生成部110によって生成された基本ストリームと、サービス付加情報生成部120によって生成されたサービス付加情報とを多重化して伝送ストリームを生成する。一実施形態による伝送ストリーム生成部130は、基本ストリームは、パケット化して、PESパケット(packetized elementary streamを生成し、PESパケットとサービス付加情報とを多重化し、伝送ストリーム(transport streamを生成することができる。一実施形態による伝送ストリーム生成部130によって出力された伝送ストリームは、チャネルを介して伝送される。
図2は、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置のブロック図である。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、伝送ストリーム逆多重化部210、サービス付加情報抽出部220、コンテンツ復元部230及び再生部240を含む。一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、二次元コンテンツまたは三次元コンテンツを提供するためのデジタル放送コンテンツの伝送ストリームを受信し、二次元コンテンツ並びに三次元コンテンツのうち少なくとも一つを含むコンテンツを復元し、復元されたコンテンツの再生方式によって、二次元または三次元で再生することができる。
一実施形態による伝送ストリーム逆多重化部210は、伝送ストリームを受信し、伝送ストリームから基本ストリームと、デジタル放送コンテンツに係わるサービス付加情報とを逆多重化する。基本ストリームは、デジタル放送コンテンツを介して提供されるコンテンツの符号化されたデータを含んでいる。一実施形態による伝送ストリーム逆多重化部210は、伝送ストリームを逆多重化し、PESパケットとサービス付加情報とを出力することができる。一実施形態による伝送ストリーム逆多重化部210は、PESパケットを逆パケット化して基本ストリームを出力することができる。
一実施形態によるサービス付加情報抽出部220は、伝送ストリーム逆多重化部210から出力されたサービス付加情報から、EPG画面に表示するための2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報及びEPG 3D再生情報のうち少なくとも一つを抽出することができる。一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報及びEPG 3D再生情報は、前述の一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が決定して伝送した情報と相応する。
一実施形態によるサービス付加情報抽出部220は、ATSC方式のPSIP情報またはDVB方式のSI情報のうち、EPG画面を構成するEPG情報を含む情報から、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報、EPG 3D再生情報及び3Dチャネル結合情報のうち少なくとも一つを抽出することができる。
一実施形態によるコンテンツ復元部230は、伝送ストリーム逆多重化部210から出力された基本ストリームから、コンテンツの符号化されたデータを抽出して復号化し、デジタル放送コンテンツを介して提供されるコンテンツを復元することができる。一実施形態によるコンテンツ復元部230は、二次元コンテンツ並びに三次元コンテンツのうち少なくとも一つを復元することができる。一実施形態による再生部240は、サービス付加情報抽出部210によって抽出された2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報及びEPG 3D再生情報のうち少なくとも一つに基づいて、復元されたコンテンツを二次元または三次元で再生することができる。
一実施形態による再生部240は、2D/3Dコンテンツ識別情報、及び2D/3Dコンテンツリンク情報のうち少なくとも一つに基づいて、現在コンテンツを三次元で再生するために、関連した三次元コンテンツ情報を検索し、現在コンテンツを三次元で再生することができる。
一実施形態によるコンテンツ復元部230は、サービス付加情報抽出部220から抽出された2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報の三次元コンテンツフォーマット情報を利用して、三次元コンテンツの左視点映像シーケンス及び右視点映像シーケンスを復元することもできる。
一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、サービス付加情報から、デジタル放送コンテンツのサービス単位またはイベント単位ごとに、現在コンテンツに係わる2D/3Dコンテンツ識別情報を抽出することができる。この場合、再生部240は、2D/3Dコンテンツ識別情報に基づいて、EPG画面に現在コンテンツが二次元コンテンツまたは三次元コンテンツであるかを表示することができる。
一実施形態による再生部240は、2D/3Dコンテンツ識別情報に基づいて、現在サービス単位または現在イベント単位のコンテンツが、二次元コンテンツ、二次元/三次元混合コンテンツ、三次元コンテンツにおいて、三次元コンテンツ付加構成情報のうち、いかなるものであるかを判読し、現在コンテンツの再生方式を決定することができる。一実施形態の他の三次元コンテンツ付加構成情報は、深度/視差情報、両眼視差情報、付加視点ビデオデータ、付加視点ビデオデータ及び深度/視差情報の組み合わせ、付加視点ビデオデータ及び両眼視差情報の組み合わせのうち少なくとも一つを含んでもよい。
一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、デジタル放送コンテンツがATSC方式に基づいて提供される場合、PSIP情報のうちVCT情報から、2D/3Dコンテンツ識別情報を抽出することができる。一実施形態によるサービス付加情報抽出210は、VCT情報のうちサービスタイプ情報から、三次元コンテンツサービスタイプを判読することができる。一実施形態によるVCT情報のうちサービスについての叙述子フィールドから、2D/3Dコンテンツ識別情報を含む叙述子が抽出されもする。
一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、デジタル放送コンテンツがDVB方式に基づいて提供される場合、SI情報のうちSDT情報及びEIT情報のうち少なくとも一つから、2D/3Dコンテンツ識別情報を抽出することができる。
一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、SDT情報のうち予備領域から、2D/3Dコンテンツ識別情報を抽出することができる。また、SDT情報のうち現在サービス単位に係わる叙述子フィールドから、2D/3Dコンテンツ識別情報を含む叙述子が抽出されもする。一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、EIT情報のうち現在イベント単位に係わる叙述子フィールドから、2D/3Dコンテンツ識別情報を含む叙述子を抽出することができる。
また、一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、SDT情報またはEIT情報のうち、コンポーネント叙述子のコンポーネントタイプ情報及びストリームコンテンツ情報のうち少なくとも一つから、三次元コンテンツサービス情報を判読することができる。一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、SDT情報またはEIT情報のうちコンポーネント叙述子の予備領域から、2D/3Dコンテンツ識別情報を抽出することもできる。また、SDT情報またはEIT情報のうち、コンテンツジャンル情報から、三次元コンテンツサービス情報が判読されもする。
一実施形態による再生部240は、2D/3Dコンテンツ識別情報を判読し、チャネル単位、サービス単位及びイベント単位のうち少なくとも1つの単位ごとに、放送コンテンツが二次元コンテンツであるか三次元コンテンツであるか決定し、EPG画面に放送コンテンツの再生方式を表示することができる。
一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、サービス付加情報から、デジタル放送コンテンツのサービス単位またはイベント単位ごとに、現在コンテンツに係わる2D/3Dコンテンツリンク情報を抽出することができる。再生部240は、2D/3Dコンテンツリンク情報に基づいて、現在コンテンツと関連した関連三次元コンテンツを検出して共に三次元で再生することができる。
一実施形態による再生部240は、2D/3Dコンテンツリンク情報のうち、現在コンテンツの関連三次元コンテンツについての情報を判読し、関連三次元コンテンツを検出することができる。一実施形態による関連三次元コンテンツについての情報から、現在ストリームに関連三次元コンテンツが存在するか否かについての情報、二次元コンテンツ並びに三次元コンテンツが同時に伝送されるか否かを示す情報、関連三次元コンテンツが三次元コンテンツデータまたは三次元コンテンツ付加構成情報であるかを示す情報、及び関連三次元コンテンツの三次元コンテンツフォーマット情報のうち少なくとも一つが判読され、関連三次元コンテンツを検出するのに利用される。
一実施形態による再生部240は、一実施形態による関連三次元コンテンツについての情報から、関連三次元コンテンツの伝送タイプについての情報を判読することができる。一実施形態による関連三次元コンテンツの伝送タイプについての情報に基づいて、関連三次元コンテンツが、同一チャネル、他のチャネル、ダウンロードサービス及びNRTサービス連動のうちから一つを介して伝送されることが判読される。
一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、デジタル放送コンテンツがATSC方式に基づいて提供される場合、PSIP情報のうちVCT情報から、2D/3Dコンテンツリンク情報を抽出することができる。例えば、VCT情報のうち予備領域から、2D/3Dコンテンツリンク情報が抽出される。他の例として、VCT情報のうちサービスについての叙述子フィールドから、2D/3Dコンテンツリンク情報を含む叙述子が抽出されもする。
一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、デジタル放送コンテンツがDVB方式に基づいて提供される場合、SI情報のうちSDT情報、EIT情報、BAT情報、NIT情報のうち少なくとも一つから、2D/3Dコンテンツリンク情報を抽出することができる。
例えば、SDT情報及びEIT情報のうちサービスについての叙述子フィールドから、2D/3Dコンテンツリンク情報を含む叙述子が抽出される。
一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、BAT情報またはNIT情報のサービスリスト叙述子のうちサービスタイプ情報から、三次元コンテンツサービスタイプを判読することができる。
一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、サービスリスト叙述子から、現在サービスタイプが三次元コンテンツサービスタイプであると判読されるならば、BAT情報またはNIT情報のサービスについての叙述子フィールドから、2D/3Dコンテンツリンク情報を含む叙述子を抽出することができる。また、一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、BAT情報及びNIT情報のうちコンテンツ間の関連関係に係わる叙述子フィールドから、2D/3Dコンテンツリンク情報を抽出することもできる。
一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報から、現在コンテンツに係わる識別情報または関連コンテンツに係わる識別情報が抽出されるので、EPG画面に、コンテンツの再生方式を表示することができる。また、コンテンツに係わる識別情報に基づいて、三次元チャネルのみによって構成された三次元チャネル専用EPG画面が構成されもする。
一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、サービス付加情報から、デジタル放送コンテンツのチャネル単位、ネットワーク単位、サービス単位及びイベント単位のうち1つの単位ごとに、現在コンテンツに係わるEPG 3D再生情報を抽出することができる。一実施形態による再生部240は、EPG 3D再生情報に基づいて、EPG画面を三次元で再生することができる。
一実施形態による再生部240は、EPG 3D再生情報から、左視点映像及び右視点映像で、EPG画面の位置を示す情報、EPG画面の三次元再生時、現在コンテンツを二次元で再生するか否かについての情報のうち少なくとも一つを判読することができる。一実施形態によるEPG画面の位置を示す情報は、左視点映像及び右視点映像で、EPG画面の座標、原位置からの移動量、深度情報、視差情報のうち少なくとも一つを含んでもよい。
一実施形態による再生部240は、左視点映像及び右視点映像で、EPG画面の位置を示す情報に基づいて、EPG画面を左視点映像及び右視点映像上で表示することができる。
一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、デジタル放送コンテンツが、ATSC方式に基づいて提供される場合、PSIP情報のうち、VCT情報、EIT情報、RRT情報及びSTT情報のうち少なくとも1つの情報の叙述子フィールドから、EPG 3D再生情報を含む叙述子を抽出することができる。また、一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、PSIP情報のうち、ETT情報の拡張テキストメッセージの識別情報に基づいて、ETT情報と関連したVCT情報またはEIT情報のEPG 3D再生情報を含む叙述子を抽出することもできる。
一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、デジタル放送コンテンツがDVB方式に基づいて提供される場合、SI情報のうち、NIT情報、SDT情報及びEIT情報のうち少なくとも1つの情報の叙述子フィールドから、EPG 3D再生情報を含む叙述子を抽出することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、サービス付加情報から、現在チャネルと関連チャネルとの結合関係についての情報を示す3Dチャネル結合情報を抽出し、3Dチャネル結合情報に基づいて、関連チャネルを検出することができる。
一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、3Dチャネル結合情報から、互いに結合された複数個のチャネルを使用するか否かを示す情報、現在チャネルが主チャネルであるか付加チャネルであるかを示す情報、帯域幅サイズについての情報、関連チャネルが現在チャネルの隣接チャネルであるか否かを示す情報、及び関連チャネルの位置を示す情報のうち少なくとも一つを抽出することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、関連チャネルの位置を示す情報に基づいて、関連チャネルが現在チャネルの隣接チャネルであるならば、関連チャネルを、現在チャネルの以前チャネルまたは次のチャネルとして決定することができる。また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、関連チャネルの位置を示す情報に基づいて、関連チャネルが現在チャネルの隣接チャネルではないならば、関連チャネルの周波数値を判読し、関連チャネルを決定することができる。
一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、デジタル放送コンテンツがATSC方式に基づいて提供される場合、現在データセグメントのフィールド同期信号の予備領域から、3Dチャネル結合情報を抽出することができる。
一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、デジタル放送コンテンツがDVB方式に基づいて提供される場合、現在TPS情報の予備領域及びL1シグナリングデータの予備領域のうち少なくとも一つから、3Dチャネル結合情報を抽出することができる。
また、一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、デジタル放送コンテンツがATSC方式に基づいて提供される場合、PMT情報及びVCT情報の叙述子フィールドから、3Dチャネル結合情報を含む叙述子を抽出することもできる。また、一実施形態によるサービス付加情報抽出部210は、デジタル放送コンテンツがDVB方式に基づいて提供される場合、NIT情報の関連タイプ情報、またはSDT情報のサービスタイプ情報から、チャネル結合サービスであることを判読し、NIT情報またはSDT情報の叙述子フィールドから、3Dチャネル結合情報を含む叙述子を抽出することもできる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、サービス付加情報抽出部210によって抽出された3Dチャネル結合情報に基づいて、復元されたコンテンのうち、関連チャネルを介して関連三次元コンテンツを検索し、現在チャネルの現在コンテンツと関連三次元コンテンツとを共に三次元で再生することができる。
または、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、3Dチャネル結合情報に基づいて関連チャネルを検索し、関連チャネルを介して伝送される伝送ストリームだけを受信し、関連三次元コンテンツを復元し、現在コンテンツと共に三次元で再生することもできる。
図3は、ATSC方式のPSIP情報の階層的構造300を図示している。
ATSC方式のPSIP情報は、階層的に構成されたSTT(system time table)情報310、RRT(rating region table)情報320、MGT(master guide table)情報330、VCT(virtual channel guide)情報340、EIT(event information table)情報350,352,354、ETT(extended text table)情報360,362,364,366を含む。
STT情報310は、現在の日付及び時間についての情報を収録する。RRT情報320は、放送番組の地域別放送視聴等級についての情報を収録する。MGT情報330は、STT情報310を除外した他のテーブル情報のバージョン、サイズ及びPID(packet identifier)情報を収録する。
VCT情報340は、伝送するチャネルについての情報を収録する。例えば、チャネル番号、チャネル名、キャリア周波数、番組番号などのチャネルチューニング情報が、VCT情報340を介して提供される。VCT情報340は、地上波デジタル放送システムで、TVCT(terrestrial virtual channel table)情報と呼ばれ、ケーブルデジタル放送システムで、CVCT(cable virtual channel table)情報と呼ばれる。
EIT情報350,352,354は、イベント、すなわち、放送番組についての簡略な情報を収録する。例えば、イベント(放送番組)の名称、放送時間などの情報が、EIT情報350,352,354を介して提供される。
ETT情報360,362,364,366は、イベントに係わる付加的なテキスト情報を収録する。VCT情報340とEIT情報350,352,354とを使用して提供されるチャネルに係わる情報及びイベントについての情報以外のテキストメッセージが、ETT情報360,362,364,366を介して提供される。
STT情報310、RRT情報320、MGT情報330及びVCT情報340は、PID情報値が、基本値である0x1FFBを有する伝送パケットを介して伝送される。STT情報310、RRT情報320、MGT情報330及びVCT情報340は、それぞれテーブルID情報によって識別される。
MGT情報330は、EIT情報350,352,354のPID情報351,353,355と、ETT情報360,362,364,366のPID情報361,363,365,367を収録するので、MGT情報330を利用して、EIT情報350,352,354及びETT情報360,362,364,366を含む伝送パケットが検索される。
図4は、DVB方式によるデジタル放送コンテンツの伝送構造405を図示している。
DVB方式によるデジタル放送コンテンツは、ネットワーク種類によって、衛星DVBサービス(satellite)400、ケーブルDVBサービス(cable)440及び地上波DVBサービス(terrestrial)470を含む。
DVBサービスの多重化単位は、衛星DVBサービス400のトランスポンダ(transponder)410,412,414,416、ケーブルDVBサービス440のチャネル(channel)450,452,454及び地上波DVBサービス470のチャネル(channel)480,482,484である。
1つの多重化単位が複数個のサービスを処理することができる。例えば、衛星DVBサービス400で、1つのトランスポンダ412を介して、複数個のサービス(service)420,422,424,426が多重化されて伝送される。ケーブルDVBサービス440で、1つのチャネル(channel)452を介して、複数個のサービスservice(460,462,464が多重化されて伝送される。地上波DVBサービス470で、1つのチャネル(channel)482を介して、複数個のサービス(service(490,492,494が多重化されて伝送される。
ブーケ(bouquet)445は、同種ネットワークのサービスに限定されない複数個のサービスの集合であるから、異種ネットワークである衛星DVBサービス400と、ケーブルDVBサービス440とのサービス422,424,426,460を含んでもよい。
1つのサービス422は、ビデオ(video)コンポーネント(component)430、オーディオ(audio)コンポーネント(component)432,434及びデータ(data)コンポーネント(component)436から構成される。ビデオコンポーネント430、オーディオコンポーネント432,434及びデータコンポーネント436のコンポーネント種類別に、複数個のコンポーネントがサービス422に含まれもする。
図5は、DVB方式のSI情報の階層的構造500を図示している。
DVB方式のSI情報は、最小限NIT(network information table)情報510、SDT(service description table)情報530、EIT(event information table)情報540及びTDT(time date table)情報560を含む。選択的には、DVB方式のSI情報は、NIT情報515、BAT(bouquet association table)情報520、SDT情報535、EIT情報543,545、RST(running status table)情報570、TOT(time offset table)情報580、ST(stuffing table)情報590を含んでもよい。
NIT情報510,515は、ネットワーク上で伝送される伝送ストリームの多重化に係わる物理的な構成と、ネットワーク自体の特性に関連した情報とを記述する。例えば、NIT情報510,515は、現在ネットワークの種類、すなわち、地上波、ケーブル及び衛星であるかということや、ネットワーク名称などの情報を提供する。
SDT情報530,535は、伝送ストリーム内に含まれているサービスについての情報を記述する。例えば、SDT情報530は、サービスの名称及び提供者などの情報を提供することができる。
BAT情報520は、ブーケのサービス集合についての情報を提供する。
EIT情報540,543,545は、各サービス内に属したイベント情報を日付順で提供する。例えば、EIT情報540,543,545を介して、個別番組の名称、開始時間、放映時間のような情報が提供される。
1つのネットワークは、シングルストリーム伝送システムが多重化して伝送する伝送ストリームの集合である。例えば、特定のケーブル放送システムでのあらゆるデジタルチャネルの集合が、1つのネットワークと呼ばれる。地上波ネットワークの場合、1つの地域、すなわち、1つの国家にあるあらゆる地上波放送運営者に、個別ネットワークのネットワーク識別子「network_id」が固有に割り当てられる。
デジタル放送システムでサービス単位は、デジタル放送コンテンツのコンテンツが伝送される所定周波数帯域のチャネルを指す。現在ネットワークの伝送ストリーム内の他のサービスと区別するために、個別サービスのサービス識別子「service_id」は、固有に割り当てられる。
デジタル放送システムでイベント単位は、個別放送番組を指す。現在サービス内の他のイベントと区別するために、個別イベントのイベント識別子「event_id」は、固有に割り当てられる。
地上波ネットワークで、1つの地域または1つの国家にあるあらゆる運営者は、同じ最初ネットワーク識別子「original_network_id」を使用している。地上波運営者に、国家コード「country_code」と「0x2000」との組み合わせで構成された最初ネットワーク識別子「original_network_id」が割り当てられる。ネットワーク識別子に基づいて、受信端は、多数の国家から受信された放送コンテンツを区別することができる。
同じ地域または国家の放送局と運営者は、サービス識別子「service_id」と、伝送ストリーム識別子「transport_stream_id」とを利用して、放送コンテンツを区別することができる。
図6、図7、図8、図9及び図10は、ATSC方式のPSIP情報のうち、TVCT情報、EIT情報、ETT情報、RRT情報及びSTT情報のシンタックスを図示している。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、ATSC方式による場合、PSIP情報のうち、TVCT情報600、EIT情報700、ETT情報800及びRRT情報900、STT情報1000を利用して、EPG画面を構成することができる。
図6のTVCT情報600が提供する基本情報であって、「transport_stream_id」610は、現在チャネルの伝送ストリーム識別子を、「short_channel_name」620は、チャネル名略語情報を、「major_channel_number」630は、主チャネル番号情報を、「minor_channel_number」640は、付加チャネル番号情報を、「program_number」650は、番組番号情報を、「ETM_location」660は、付加テキストメッセージ位置情報を、「access_controlled」670は、接近制御フラグを、「service_type」680は、サービスタイプ情報を提供することができる。
TVCT情報600の基本情報の次に収録されたループ(loop)の叙述子フィールド「descriptor()」690を介して、基本情報以外に、現在チャネルに係わる追加情報が提供される。
図7のEIT情報700は、現在イベントに係わる簡略な情報を収録する。例えば、EIT情報700の「title_text()」710は、現在イベントの名称についての情報を、「start_time」720は、現在イベントの放送開始時間についての情報を、「length_in_seconds」730は、現在イベントの放映時間についての情報を提供することができる。
図8のETT情報800は、VCT情報600とEIT情報700とを使用して提供される情報以外の付加情報を収録する。特に、ETT情報800の「extended_text_message()」810は、テキストメッセージ形式の付加情報を提供する。また、付加テキストメッセージを識別するための「ETM_id」820は、チャネルに係わる付加テキストメッセージの識別情報834と、イベントに係わる付加テキストメッセージの識別情報832とを含む。付加テキストメッセージの関連対象識別情報830は、チャネルに係わる付加テキストメッセージの関連チャネルの識別情報「source_id」と、イベントに係わる付加テキストメッセージの関連イベントの識別情報「event_id」とを提供する。
図9のRRT情報900は、放送番組の地域別放送視聴等級についての情報を収録する。例えば、RRT情報900の「rating_region_name_text()」910は、放送視聴等級地域名称についての情報を、「abbrev_rating_value_text()」912は、放送視聴等級略語についての情報を、「rating_value_text()」912は、放送視聴等級値についての情報を提供する。
図10のSTT情報1000は、現在の日付及び時間についての情報を収録する。例えば、STT情報1000の「system_time」1010は、現在デジタル放送システムの時刻についての情報を、「GPS_UTC_offset」1012は、GPS(global positioning system)時刻と協定世界時間との差についての情報を提供する。
図11は、ATSC方式のPSIP情報のうち、TVCT情報600、EIT情報700、ETT情報800、RRT情報900及びSTT情報1000に基づいて、EPG画面が表示された画面を図示している。
デジタル放送コンテンツを受信するTV(television) 1100が基本コンテンツを再生する画面1110上で、EPG画面1120が表示されている。EPG画面1120の拡大画面1130について説明すれば、チャネル名略語情報1132、チャネル番号情報1134、地域別放送視聴等級情報1136、現在イベント名称/時間情報1138、現在イベントに係わる付加情報1140、現在システムの時間及び日付情報1142が表示されている。
EPG画面1120は、TVCT情報600、EIT情報700、ETT情報800、RRT情報900及びSTT情報1000に収録された情報に基づいて構成される。
例えば、チャネル名略語情報1132に、TVCT情報600の「short_channel_name」620から判読された情報が表示され、チャネル番号情報1134に、TVCT情報600の「major_channel_number」630と、「minor_channel_number」640から判読された情報とが組み合わせられて表示される。
地域別放送視聴等級情報1136に、RRT情報900の「rating_region_name_text()」910、「abbrev_rating_value_text()」912及び「rating_value_text()」912から判読された情報が組み合わせられて表示される。
現在イベント名称時間情報1138に、EIT情報700の「title_text()」710、「start_time」720及び「length_in_seconds」730から判読された情報が組み合わせられて表示される。
現在イベントに係わる付加情報1140に、ETT情報800の「extended_text_message()」810から判読された情報が表示される。
現在システムの時間及び日付情報1142に、STT情報1000の「system_time」1010と、「GPS_UTC_offset」1012とから判読された情報が組み合わせられて表示される。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、ATSC方式によってデジタル放送コンテンツを提供する場合、現在コンテンツが二次元コンテンツであるか三次元コンテンツであるか識別するために定義した2D/3Dコンテンツ識別情報を、EPG画面上で表示するために、TVCT情報600のサービスタイプ情報「service_type」680と、叙述子フィールド「descriptor()」690とを利用して、2D/3Dコンテンツ識別情報を提供することができる。また、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報が、TVCT情報600の叙述子フィールド「descriptor()」690に挿入されて提供される。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100がATSC方式によって、デジタル放送コンテンツを提供する場合、TVCT情報600の叙述子フィールド「descriptor()」690、EIT情報700の叙述子フィールド「descriptor()」720、ETT情報800の「ETM_id」820、RRT情報900の叙述子フィールド「descriptor()」920、及びSTT情報1000の叙述子フィールド「descriptor()」1020のうち少なくとも一つを利用して、一実施形態によるEPG 3D再生情報を伝送することができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、ATSC方式によってデジタル放送コンテンツを提供する場合、TVCT情報600の叙述子フィールド「descriptor()」690と、サービスタイプ情報「service_type」とを利用して、一実施形態による3Dチャネル結合情報を伝送することができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200が、ATSC方式によって提供されたデジタル放送コンテンツを受信する場合、TVCT情報600のサービスタイプ情報「service_type」680と、叙述子フィールド「descriptor()」690とから、2D/3Dコンテンツ識別情報を検出して判読し、コンテンが二次元コンテンツであるか三次元コンテンツであるかを決定し、コンテンツの再生方式をEPG画面上で表示することができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、TVCT情報600の叙述子フィールド「descriptor()」690から、2D/3Dコンテンツリンク情報を検出して判読し、現在コンテンツと関連した三次元コンテンツを検索し、三次元で再生することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200が、ATSC方式によって提供されたデジタル放送コンテンツを受信する場合、TVCT情報600の叙述子フィールド「descriptor()」690、EIT情報700の叙述子フィールド「descriptor()」740、ETT情報800の「ETM_id」820、RRT情報900の叙述子フィールド「descriptor()」920、及びSTT情報1000の叙述子フィールド「descriptor()」1020のうち少なくとも一つから、一実施形態によるEPG 3D再生情報を検出して判読し、EPG 3D再生情報を利用して、EPG画面を三次元で再生することができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200が、ATSC方式によってデジタル放送コンテンツを提供する場合、TVCT情報600の叙述子フィールド「descriptor()」690と、サービスタイプ情報「service_type」とのうち少なくとも一つから、一実施形態による3Dチャネル結合情報を検出して判読し、現在チャネルと関連チャネルとから抽出されたコンテンツを復元し、三次元で再生することができる。
図12、図13、図14及び図15は、DVB方式のSI情報のうち、BAT情報、NIT情報、SDT情報及びEIT情報のシンタックスを図示している。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200が、DVB方式による場合、NIT情報1300、SDT情報1400及びEIT情報1500を利用して、EPG画面を構成することができる。具体的には、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、DVB方式のNIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332、SDT情報1400の叙述子フィールド「descriptor()」1422及びDVB方式のEIT情報1500の叙述子フィールド「descriptor()」1544のうち少なくとも一つに収録された情報を利用して、EPG画面を構成することができる。
図12のBAT情報1200のうち、「bouquet_id」1210は、ブーケの識別情報、「transport_stream_id」1232は、現在伝送ストリームの識別情報を提供し、「original_network_id」1234は、放送サービスを最初に送信した地域ネットワークの固有識別情報を提供することができる。
図13のNIT情報1300のうち、「network_id」1310は、デジタル放送コンテンツの伝送システムで、ネットワークの識別情報を提供し、再伝送時に変更可能である。「transport_stream_id」1322は、現在ネットワークによって伝送される伝送ストリームの識別情報を提供し、「original_network_id」1234は、放送サービスを最初に送信した地域ネットワークの固有識別情報を提供することができる。
図14のSDT情報1400のうち、「EIT_schedule_flag」1412は、現在伝送ストリームによって伝送される当該サービスについてのEITスケジュール情報が提供されるか否かについての情報を提供し、「EIT_present_following_flag」1414は、現在伝送ストリームによって伝送される当該サービスについての現在イベント及び次のイベントについての情報が提供されるか否かについての情報を提供する。サービス情報ループ1410に、当該サービスについての情報が収録され、叙述子フィールド「descriptor()」1422を利用して、サービスについての情報を収録した拡張された叙述子が提供される。
図15のEIT情報1500のうち、「service_id」1510は、現在伝送ストリームによって伝送されるサービスの識別情報を提供し、「section_number」1520は、現在テーブルがセクション単位で区分されるとき、セクションの識別情報を提供する。1つのテーブルは、最大8個のセクションに区分される。イベント情報ループ1530に当該イベントについての情報が収録され、叙述子フィールド「descriptor()」1542を利用して、イベントについての情報を収録した拡張された叙述子が提供される。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、DVB方式によってデジタル放送コンテンツを提供する場合、BAT情報1200及びNIT情報1300のサービスリスト叙述子「service list descriptor」のサービスタイプ情報「service_type」、BAT情報1200の叙述子フィールド「descriptor()」1242、NIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332、SDT情報1400の予備領域「reserved_future_use」1416及び叙述子フィールド「descriptor()」1422、EIT情報1500の叙述子フィールド「descriptor()」1542のうち少なくとも一つを利用して、2D/3Dコンテンツ識別情報を提供することができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、DVB方式によってデジタル放送コンテンツを提供する場合、BAT情報1200の叙述子フィールド「descriptor()」1242、NIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332、SDT情報1400の関連叙述子「linkage descriptor」及び叙述子フィールド「descriptor()」1422、EIT情報1500の関連叙述子「linkage descriptor」及び叙述子フィールド「descriptor()」1542のうち少なくとも一つを利用して、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報を提供することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、DVB方式によってデジタル放送コンテンツを提供する場合、NIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332、SDT情報1400の叙述子フィールド「descriptor()」1422、及びDVB方式のEIT情報1500の叙述子フィールド「descriptor()」1544のうち少なくとも一つを利用して、一実施形態によるEPG 3D再生情報を伝送することができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、DVB方式によってデジタル放送コンテンツを提供する場合、NIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332及び関連叙述子「linkage_descriptor」の関連タイプ情報「linkage_type」、SDT情報1400の叙述子フィールド「descriptor()」1422及びサービスタイプ情報「service_type」を利用して、一実施形態による3Dチャネル結合情報を伝送することができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200が、DVB方式によって提供されたデジタル放送コンテンツを受信する場合、BAT情報1200及びNIT情報1300のサービスリスト叙述子「service list descriptor」のサービスタイプ情報「service_type」、BAT情報1200の叙述子フィールド「descriptor()」1242、NIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332、SDT情報1400の予備領域「reserved_future_use」1416及び叙述子フィールド「descriptor()」1422、EIT情報1500の叙述子フィールド「descriptor()」1542のうち少なくとも一つから、2D/3Dコンテンツ識別情報を検出して判読し、現在コンテンツが二次元コンテンツであるか三次元コンテンツであるかを決定し、コンテンツの二次元/三次元再生方式をEPG画面上で表示することができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、BAT情報1200の叙述子フィールド「descriptor()」1242、NIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332、SDT情報1400の関連叙述子「linkage descriptor」及び叙述子フィールド「descriptor()」1422、EIT情報1500の関連叙述子「linkage descriptor」及び叙述子フィールド「descriptor()」1542のうち少なくとも一つから、2D/3Dコンテンツ関連情報を検出して判読し、現在コンテンツと関連した三次元コンテンツを検索して三次元で再生することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200が、ATSC方式によって提供されたデジタル放送コンテンツを受信する場合、NIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332、SDT情報1400の叙述子フィールド「descriptor()」1422、及びDVB方式のEIT情報1500の叙述子フィールド「descriptor()」1544のうち少なくとも一つから、一実施形態によるEPG 3D再生情報を検出して判読し、EPG 3D再生情報を利用して、EPG画面を三次元で再生することができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200が、DVB方式によって提供されるデジタル放送コンテンツを受信する場合、NIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332と関連叙述子「linkage_descriptor」との関連タイプ情報「linkage_type」、SDT情報1400の叙述子フィールド「descriptor()」1422及びサービスタイプ情報「service_type」のうち少なくとも一つから、一実施形態による3Dチャネル結合情報を検出して判読し、現在チャネルと関連したチャネルから抽出されたコンテンツを復元して三次元で再生することができる。
図16は、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置がサービス付加情報を利用して、放送コンテンツとEPG画面とを再生する動作の概要図である。
デジタル放送コンテンツ受信装置1600は、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置100の他の実施形態であり、ATSC方式のPSIP情報またはDVB方式のSI情報を利用して、デジタル放送コンテンツとEPG画面とを再生するための構造である。
デジタル放送コンテンツ受信装置1600の逆多重化部1610の動作は、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200の伝送ストリーム逆多重化部210及びサービス付加情報抽出部220の動作に相応する。デジタル放送コンテンツ受信装置1600の番組ガイド処理部1640及びコンテンツ出力部1660の動作は、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200のコンテンツ復元部230及び再生部240の動作に相応する。
逆多重化部1610は、伝送ストリームを受信し、ビデオビットストリーム、オーディオビットストリーム、及びPSIP情報またはSI情報の付加情報に逆多重化することができる。番組ガイド処理部1640は、逆多重化部1610から出力されたPSIP情報またはSI情報から、EPG画面に表示するための現在番組についての情報を検出し、EPG画面を構成することができる。
コンテンツ出力部1660では、逆多重化部1610から出力されたビデオビットストリーム及びオーディオビットストリームが、それぞれビデオデコーダ1620及びオーディオデコーダ1630で復号化され、ビデオコンテンツ及びオーディオコンテンツが出力されもする。このとき、ディスプレイ処理部1650は、復号化されたビデオコンテンツと、番組ガイド処理部1640によって構成されたEPG画面とをミキシングし、ビデオコンテンツの再生画面上で、EPG画面が表示されもする。
図17は、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置1600がサービス付加情報を利用して、三次元放送コンテンツと三次元EPG画面とを表示するための動作の概要図1700を図示している。
図16のデジタル放送コンテンツ受信装置1600が、三次元ビデオコンテンツのデジタル放送コンテンツを受信する場合、コンテンツ出力部1660のビデオデコーダ1620によって、左視点ビデオデータ及び右視点ビデオデータが復号化され、左視点ビデオバッファ(decoded video L buffer)1670及び右視点ビデオバッファ(decoded video R buffer)1675にそれぞれ保存されもする。
番組ガイド処理部1640のPSIP/SIパージング部(PSI or SI parser)1642がPSIP情報またはSI情報を分析し、EPG再生情報1644を抽出することができる。一実施形態によるEPG再生情報1644は、EPGデータ(data)、EPG画面の三次元再生のための三次元EPG画面の位置情報「3D_EPG_offset」、EPG画面が三次元で再生されるとき、現在コンテンツの再生方式についての情報「Video_Flat」及びサービス提供者情報「sender」を含んでもよい。
ディスプレイプロセッサ1680は、EPG再生情報1644に基づいて、左視点ビデオバッファ1670及び右視点ビデオバッファ1675から出力された左視点ビデオデータ及び右視点ビデオデータとEPG画面とをミキシングすることができる。
図16のデジタル放送コンテンツ受信装置1600が、EPG 3D再生情報に基づいて、三次元EPGの左視点EPG平面及び右視点EPG平面を生成し、左視点EPG平面及び右視点EPG平面をそれぞれ左視点ビデオ及び右視点ビデオとブレンディングされ、左視点EPG平面及び右視点EPG平面がそれぞれ表示された左視点ビデオディスプレイ平面(L display plane)1690と右視点ビデオディスプレイ平面(R display plane)1695が構成される。
EPG 3D再生情報に基づいて、三次元EPG画面の左視点EPG画面及び右視点EPG画面を生成するために、三次元EPGオフセットを、二次元EPG画面に視点別に異なるように適用することができる。例えば、三次元EPGオフセットが、ピクセルの左右移動距離である場合、二次元EPG画面をx軸に沿って、負または正の方向にオフセットほど移動させることによって、左視点EPG画面が生成され、正または負の方向にオフセットほど移動させることによって、右視点EPG画面が生成される。または、三次元EPGオフセットが左右視点間の視差である場合、二次元EPG画面は、左視点EPG画面でもって固定し、二次元EPG画面をx軸に沿って、負または正の方向にオフセットほど移動させることによって、右視点EPG画面が生成される。
このとき、三次元EPGオフセットの性格によって、三次元EPG画面が生成される方法は変わりうる。EPG画面の三次元再生のために、EPG再生情報1644の三次元EPG画面の位置情報「3D_EPG_offset」に基づいて、左視点ビデオデータ上で、EPG画面が表示される位置と、右視点ビデオデータ上で、それぞれEPG画面が表示される位置とが、深度、視差または両眼視差ほど調節される。
左視点ビデオディスプレイ平面1690に、左視点ビデオデータとEPG画面との混合データが表示され、右視点ビデオディスプレイ平面1695に、右視点ビデオデータとEPG画面との混合データが表示されもする。ディスプレイ周波数によって往復するスイッチ1655を介して、左視点ビデオディスプレイ平面1690と、右視点ビデオディスプレイ平面1695とが交互に再生されることによって、コンテンツの三次元再生と共に、EPG画面が三次元で再生される。
以下、図18ないし図35を参照し、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報、EPG 3D再生情報及び3Dチャネル結合情報の多様な実施形態について説明する。
まず、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、ATSC方式によって、デジタル放送コンテンツを提供する場合、図6のTVCT情報600を参照し、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報と2D/3Dコンテンツリンク情報との使用例について説明する。
表1は、TVCT情報600において、サービスタイプ情報「service_type」620のセマンティックス(semantics)を図示している。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、ATSC方式によって三次元コンテンツサービスを伝送する場合、現在サービスが三次元サービスタイプであることを示すために、TVCT情報600の「service_type」620において、値0x08ないし0x3Fである予備領域に、「ATSC 3D Service」タイプを追加して割り当てることができる。すなわち、TVCT情報600の「Service_type」620に、「ATSC 3D Service」タイプが追加して割り当てられることによって、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報が伝送される。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、2D/3Dコンテンツ識別情報を含む2D/3Dコンテンツ識別叙述子「3D_linking_type_descriptor」、及び2D/3Dコンテンツリンク情報を含む2D/3Dコンテンツリンク叙述子「3D_linking_descriptor」を生成し、TVCT情報600のループ602,604,606に挿入することができる。
表2は、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別叙述子「3D_linking_type_descriptor」のシンタックスを図示している。
「3d_linking_type」は、三次元コンテンツを伝送する方式を記述することができる。
一実施形態によって、「3d_linking_type=0x01」及び「3d_linking_type=0x02」として決定される三次元コンテンツ伝送方式の場合、それぞれ同一チャネル及び他のチャネルを介して、現在二次元コンテンツを三次元で再生するために必要な三次元付加情報が提供される。一実施形態による三次元付加情報は、付加視点ビデオ、深度情報、視差情報、両眼視差情報を含んでもよい。また、一実施形態による三次元付加情報は、2以上の三次元付加情報の組み合わせを含んでもよい。
一実施形態によって、「3d_linking_type=0x03」として決定される三次元コンテンツ伝送方式の場合、他のチャネル、異種ネットワークまたは同一チャネルの他の時間帯を介して、三次元コンテンツをダウンロードされるダウンロードサービスが提供される。
一実施形態によって、「3d_linking_type=0x04」として決定される三次元コンテンツ伝送方式の場合、プッシュ(push)、ブラウジング&ダウンロード(browsing & download)、ポータル(portal)などのサービスを利用し、三次元コンテンツを提供するNRT(non-real time)サービスが提供される。
一実施形態によって、「3d_linking_type=0x05」である三次元コンテンツサービス方式情報の場合、現在二次元コンテンツの三次元再生のための付加情報ではない、現在二次元コンテンツの三次元ビデオコンテンツが単独で他のチャネルを介して提供される。
従って、一実施形態による三次元コンテンツ伝送方式情報「3d_linking_type」が三次元コンテンツ伝送いかんが示されるので、2D/3Dコンテンツ識別情報の一実施形態になる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、一実施形態による三次元コンテンツサービス方式情報「3d_linking_type」を、TVCT情報600のループ602の予備領域のうち一つに挿入することもできる。
表4は、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報を含む2D/3Dコンテンツリンク叙述子「channel_linking_descriptor」のシンタックスを図示している。
「link_major_number」は、現在チャネルと関連した三次元コンテンツを伝送する主チャネル番号(major channel number)についての情報を含んでもよい。「link_minor_number」は、現在チャネルと関連した三次元付加情報を伝送する付加チャネル番号(minor channel number)についての情報を含んでもよい。
「linked_carrier_frequency」は、三次元付加情報を伝送するキャリア周波数についての情報、またはRF(radio frequency)信号についての情報を含んでもよい。「link_program_number」は、現在コンテンツと関連した三次元コンテンツが、同一番組または他の番組に存在するとき、関連三次元コンテンツを提供する関連番組番号についての情報を含んでもよい。
「link_source_id」は、VCT情報と関連した三次元コンテンツサービスについてのテキスト情報を提供するためのEIT情報及びETT情報と、EIT情報及びETT情報についての関連情報とを含んでもよい。
「link_url_indicator」は、関連三次元コンテンツに係わるURL(uniform resource locator)アドレスがあることを示す識別子を含んでもよい。「link_source_URL」は、現在コンテンツと関連した三次元コンテンツ及び関連情報を提供するURLアドレスについての情報を含んでもよい。
「link_Service_start_time」は、三次元コンテンツ伝送方式がダウンロードサービス及びNRTサービスである場合、関連三次元コンテンツサービスが提供される時間についての情報を含んでもよい。
従って、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、2D/3Dコンテンツリンク叙述子「channel_linking_descriptor」を利用し、現在コンテンツの関連三次元コンテンツに係わる各種情報を記述することができるので、TVCT情報600を介して、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報が受信端に伝送される。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、TVCT情報600のループ602,604,606に含まれた、2D/3Dコンテンツ識別叙述子「3D_linking_type_descriptor」、または2D/3Dコンテンツリンク叙述子「3D_linking_descriptor」から、2D/3Dコンテンツ識別情報と、2D/3Dコンテンツリンク情報とを抽出して判読し、現在コンテンツが、二次元コンテンツまたは三次元コンテンツであるかを決定し、関連した三次元コンテンツを検索することもできる。また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、EPG画面に、現在サービスが二次元コンテンツであるか三次元コンテンツであるか表示することもできる。
以上、TVCT情報600を利用し、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報及び2D/3Dコンテンツリンク情報を伝送する実施形態についてのみ記述したが、ケーブル方式によるCVCT(Cable_Virtual_Channel_Table)情報にも、表1ないし表4の2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツ識別叙述子、2D/3Dコンテンツリンク情報及び2D/3Dコンテンツリンク叙述子が適用される。
以下、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、DVB方式によってデジタル放送コンテンツを提供する場合、図12、図13、図14及び図15のBAT情報1200、NIT情報1300、SDT情報1400及びEIT情報1500を参照し、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報と、2D/3Dコンテンツリンク情報との使用例について説明する。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、SDT情報1400のサービス叙述子「Service descriptor」のサービスタイプ情報「Service_type」と、BAT情報1200及びNIT情報1300のサービスリスト叙述子「Service list descriptor」のサービスタイプ情報「Service_type」とのうち少なくとも一つに、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報を挿入して伝送することができる。
図18は、SDT情報の叙述子のうち、サービス叙述子のシンタックス1800、及びサービス叙述子のサービスタイプ情報のテーブル1820を図示している。
SDT情報1400のループ1420の叙述子フィールド1422に、サービス叙述子「Service descriptor」が挿入される。サービス叙述子「Service descriptor」のサービスタイプ情報「Service_type」1810は、現在サービスタイプの種類を記述し、サービスタイプ情報「Service_type」1810のテーブル1820は、記述可能なサービスタイプの種類を図示する。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、SDT情報1400のサービス叙述子「Service descriptor」のサービスタイプ情報「Service_type」1810に、三次元コンテンツが提供されるサービスタイプ情報を追加して割り当てることができる。例えば、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、サービスタイプ情報「Service_type」1810のテーブル1820において、予備領域1822,1824,1826,1828に、三次元コンテンツサービスを提供することを示すための三次元コンテンツサービスタイプ情報を追加して割り当てることができる。
図19は、BAT情報及びNIT情報の叙述子のうち、サービスリスト叙述子のシンタックス1900と、サービスリスト叙述子のサービスタイプ情報のテーブル1920とを図示している。
BAT情報1200のループ1240の叙述子フィールド「descriptor()」1242、及びNIT情報1300のループ1330の叙述子フィールド「descriptor()」1332のうち少なくとも一つに、サービスリスト叙述子「Service list descriptor」が挿入される。サービスリスト叙述子「Service list descriptor」のサービスタイプ情報「Service_type」1910は、現在サービスタイプの種類を記述し、サービスタイプ情報「Service_type」1910のテーブル1920は、記述可能なサービスタイプの種類を図示する。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、BAT情報1200及びNIT情報1300のサービスリスト叙述子「Service list descriptor」のサービスタイプ情報「Service_type」1910に、三次元コンテンツが提供されるサービスタイプ情報を追加して割り当てることができる。例えば、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、サービスタイプ情報「Service_type」1910のテーブル1920において、予備領域1922,1924,1926,1928に、三次元コンテンツサービスを提供することを示すための三次元コンテンツサービスタイプ情報を追加して割り当てることができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、SDT情報1400のサービス叙述子「Service descriptor」のサービスタイプ情報「Service_type」1810、BAT情報1200、及びNIT情報1300のサービスリスト叙述子「Service list descriptor」のサービスタイプ情報「Service_type」1910のうち少なくとも一つを判読し、現在コンテンツのサービスタイプが、三次元コンテンツサービスであるか否かを決定し、EPG画面に、現在サービスが二次元コンテンツまたは三次元コンテンツであることを表示することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、SDT情報1400の予備領域「reserved_future_use」1416及び叙述子フィールド「descriptor()」1422、並びにEIT情報1500の叙述子フィールド「descriptor()」1542のうち少なくとも一つを利用して、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報を伝送ストリームに挿入することができる。
SDT情報1400の予備領域「reserved_future_use」1416の一部領域に、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報を挿入し、SDT情報1400のループ1410が表5のように変形される。
一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報であって、「3d_service」がSDT情報1400に挿入されて伝送される。
表6と表7は、一実施形態による「3d_service」のセマンティックスを図示している。
表6によれば、「3d_service」は、現在サービスが、二次元主視点ビデオサービス、二次元ビデオ及び三次元ビデオの混合サービス、単独三次元ビデオサービス、三次元付加情報サービスのうち一つであることを記述することができる。
一実施形態による二次元主視点ビデオサービスは、現在サービスを介して、二次元ビデオサービスだけ提供したり、多視点ビデオまたはステレオ視点ビデオのうち主視点ビデオだけを提供することができる。
一実施形態による二次元ビデオ及び三次元ビデオの混合ビデオサービスは、二次元ビデオと三次元ビデオとを時分割的に混用して提供することができる。
一実施形態による単独三次元ビデオサービスは、サイド−バイ−サイド(side−by−side)・フォーマット、トップ−アンド−ボトム(top−and−bottom)・フォーマット、MVC(multi−view coding)フォーマットのように、三次元ビデオを構成する視点別情報を1つのストリームにいずれも含めて提供することができる。
表7は、表6の「3d_service」のうち、三次元付加情報サービスを細分化した実施形態である。すなわち、表7による「3d_service」は、現在サービスが、二次元主視点ビデオサービス、二次元ビデオ及び三次元ビデオの混合ビデオサービス、単独三次元ビデオサービス、深度/視差(Depth/disparity map)情報サービス、両眼視差(parallax)情報サービス、付加視点ビデオ(R video)サービス、付加視点ビデオ及び深度情報の組み合わせサービス、並びに付加視点ビデオ及び両眼視差情報の組み合わせサービスのうち一つであることを記述することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、一実施形態による「3d_service」を含む三次元サービス叙述子「3d_service_descriptor」を決定し、SDT情報1400のうち、ループ1420の叙述子フィールド「descriptor()」1422に挿入することができる。表8は、一実施形態によって、SDT情報1400のうち、叙述子フィールド「descriptor()」1422に挿入される一実施形態による三次元サービス叙述子「3d_service_descriptor」のシンタックスを図示している。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報を含む三次元イベント叙述子「3d_event_descriptor」を決定し、EIT情報1500の叙述子フィールド「descriptor()」1542に挿入することができる。
表9は、一実施形態による三次元イベント叙述子「3d_event_descriptor」のシンタックスを図示している。
表10及び表11は、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報の一種である三次元イベント情報「3d_event」のセマンティックスを図示している。
表10によれば、「3d_event」は、現在イベントが、二次元主視点ビデオイベント、二次元ビデオ及び三次元ビデオの混合イベント、単独三次元ビデオイベント、三次元付加情報イベントのうち一つであることを記述することができる。
表11は、表10の「3d_event」のうち、三次元付加情報イベントが細分化された実施形態であり、表11によれば、「3d_event」は、現在イベントが、二次元主視点ビデオイベント、二次元ビデオ及び三次元ビデオの混合ビデオイベント、単独三次元ビデオイベント、深度/視差(Depth/disparity map)情報イベント、両眼視差(parallax)情報イベント、付加視点ビデオ(R video)イベント、付加視点ビデオ及び深度情報の組み合わせイベント、並びに付加視点ビデオ及び両眼視差情報の組み合わせイベントのうち一つであることを記述することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、SDT情報1400の予備領域「reserved_future_use」1416または叙述子フィールド「descriptor()」1422の「3d_service」から、またはEIT情報1500の叙述子フィールド「descriptor()」1542の「3d_event」から、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報を判読し、現在コンテンツが三次元コンテンツであるか否かを判別し、EPG画面に、現在サービスまたは現在イベントが、三次元コンテンツであるか否かを表示することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、SDT情報1400の叙述子フィールド「descriptor()」1422またはEIT情報1500の叙述子フィールド「descriptor()」1542のコンポーネント叙述子「component_descriptor」を利用し、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報を伝送ストリームに挿入することができる。
表12は、SDT情報1400またはEIT情報1500のコンポーネント叙述子「component_descriptor」のシンタックスを図示している。
SDT情報1400またはEIT情報1500のコンポーネント叙述子「component_descriptor」のうち、コンポーネントタイプ情報「component_type」の従来セマンティックスは、表13による。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、コンポーネント叙述子「component_descriptor」のうち、「component_type」の予備領域に、三次元ビデオコンポーネント・タイプ情報を追加して割り当てることができる。表14は、一実施形態によって、「component_type」に、三次元ビデオコンポーネント・タイプ情報を追加して割り当てた実施形態のセマンティックスを図示している。
すなわち、表13の「component_type」値が、0x01ないし0x0Cであるのに対し、表14の「component_type」は、フィールド値0x11以後の領域を利用し、三次元ビデオコンポーネント・タイプ情報「MPEG−2 half 3D video」、または「MPEG−2 3D video」が追加して割り当てられる。表14の「component_type」に基づいて、二次元/三次元コンテンツ識別情報だけではなく、現在コンポーネントの解像度、縦横比、周波数などの情報も設定される。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、SDT情報1400またはEIT情報1500のコンポーネント叙述子「component_descriptor」の「component_type」に、H.264方式によって符号化された伝送ストリームのための三次元ビデオコンポーネント・タイプ情報を追加して定義して挿入することができる。表15は、H.264方式によって符号化された伝送ストリームのための三次元ビデオコンポーネント・タイプ情報が追加された「component_type」のテーブルを図示している。
表14及び表15を参照して例示した、一実施形態による「component_type」が定義する三次元ビデオコンポーネント・タイプのうち、MPEG−2 half 3D video」タイプ または「H.264/AVC half 3D video」タイプは、サイドバイサイド・フォーマット、トップアンドボトム・フォーマットのような具体的な三次元映像構成フォーマットに拡張されもする。
また、一実施形態による「component_type」が定義する三次元ビデオコンポーネント・タイプのうち、フル解像度の「MPEG−2 3D video」タイプ、または「H.264/AVC 3D video」タイプは、左視点ビデオの基本ストリームと、右視点ビデオの基本ストリームとがそれぞれ伝送される「L/R(2ES)」タイプ、主視点二次元ビデオの基本ストリームと付加視点ビデオの補助ストリームとが伝送される「MVC」タイプ、主視点二次元ビデオと深度情報との組み合わせが伝送される「2D+depth」タイプ、主視点二次元ビデオと両眼視差情報との組み合わせが伝送される「2D+parallax」タイプ、左視点ビデオと深度情報との組み合わせが伝送される「L+depth」タイプ、左視点ビデオと両眼視差情報との組み合わせが伝送される「L+parallax」タイプ、左視点ビデオ・右視点ビデオ及び深度情報の組み合わせが伝送される「L+R+depth」タイプなどに拡張されもする。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、SDT情報1400またはEIT情報1500のコンポーネント叙述子「component_descriptor」の「stream_content」の予備領域を利用し、三次元ビデオコンテンツ情報を追加して定義することができる。表16は、三次元ビデオコンテンツ情報が追加された「stream_content」のテーブルを図示している。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、EIT情報1500の叙述子フィールド「descriptor()」1542に挿入される、コンポーネント叙述子「component_descriptor」の予備領域を利用し、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報を伝送ストリームに挿入することができる。
表17は、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、表12のコンポーネント叙述子「component_descriptor」の予備領域「reserved_future_use」に、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報を挿入した実施形態を図示している。
「3d_flag」は、現在コンポーネントが三次元コンポーネントであるか否かを示す情報を含んでもよい。例えば、「3d_flag」値が0であるならば、「3d_event」は、判読されない。
「3d_event」は、表10または表11で例示された「3d_event」と相応する。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、表18のように、EIT情報1500の叙述子フィールド「descriptor()」1542に挿入される、コンテンツ叙述子「content_descriptor」のコンテンツ属性情報を利用し、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報を伝送ストリームに挿入することができる。
コンテンツ叙述子「content_descriptor」のうち、「content_nibble_level_1」と「content_nibble_level_2」との組み合わせを利用し、ビデオコンテンツのジャンルに係わる情報が記述される。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、コンテンツ叙述子「content_descriptor」のうち「content_nibble_level_2」を利用し、三次元ビデオコンテンツタイプを追加して定義することができる。表19は、コンテンツ叙述子「content_descriptor」のうち、「content_nibble_level_1」は固定し、「content_nibble_level_2」を拡張し、三次元ビデオコンテンツのジャンルが追加された実施形態を図示している。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、コンテンツ叙述子「content_descriptor」のうち「content_nibble_level_1」を利用し、三次元ビデオコンテンツタイプを追加して定義することができる。表20は、コンテンツ叙述子「content_descriptor」のうち「content_nibble_level_1」を拡張し、三次元ビデオコンテンツのジャンルが追加された実施形態を図示している。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置100は、SDT情報1400の叙述子フィールド「descriptor()」1422またはEIT情報1500の叙述子フィールド「descriptor()」1542のコンポーネント叙述子「component_descriptor」から、「3d_event」、「stream_content」または「component_type」を判読し、現在コンテンツが三次元コンテンツであるか否かを判別し、EPG上で、現在イベントが三次元コンテンツであるか否かを表示することができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置100は、EIT情報1500の叙述子フィールド「descriptor()」1542のコンテンツ叙述子「Content_descriptor」から現在コンテンツのジャンル属性を判読し、現在コンテンツが三次元コンテンツであるか否かを判別し、EPG上で、現在コンテンツが二次元コンテンツまたは三次元コンテンツであるかを表示することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、DVB方式によってデジタル放送コンテンツを提供する場合、SDT情報1400の叙述子フィールド「descriptor()」1420またはEIT情報1500の叙述子フィールド「descriptor()」1542の叙述子のうち、関連叙述子「linkage_discriptor」を利用し、一実施形態によって、サービス単位の2D/3Dコンテンツリンク情報を伝送ストリームに挿入して伝送することができる。
図20と図21は、一実施形態によって、サービス単位の二次元コンテンツ並びに三次元コンテンツの関連関係と、イベント単位の二次元コンテンツ並びに三次元コンテンツの関連関係とを図示している。
一実施形態によるサービス単位の2D/3Dコンテンツリンク情報は、現在コンテンツサービスについての三次元コンテンツとして、関連する三次元サービスを指す識別情報と、関連する三次元サービスの属性情報とを含んでもよい。
図20で、二次元ビデオサービス(2D service)2010の関連三次元コンテンツとして、三次元ビデオサービス(3D service)2020とが関連する場合、二次元ビデオサービス2010の2D/3Dコンテンツリンク情報2025は、三次元ビデオサービス2020の識別情報及び属性情報を含んでもよい。
また、二次元ビデオサービス2010の関連三次元コンテンツとして、三次元付加情報サービス(additional service)2030が関連する場合、二次元ビデオサービス2010の2D/3Dコンテンツリンク情報2035は、三次元付加情報サービス2030の識別情報及び属性情報を含んでもよい。
一実施形態によるイベント単位の2D/3Dコンテンツリンク情報は、現在コンテンツイベントに係わる三次元コンテンツとして、関連する三次元イベントを指す識別情報と、関連する三次元イベントの属性情報とを含んでもよい。
図21で、現在サービスを介して三次元ビデオイベント(3D event)2100、二次元ビデオイベント(2D event)2102、二次元ビデオイベント2104が連続して提供されているとき、二次元ビデオイベント2102に対して、三次元ビデオイベント2110が関連する場合、二次元ビデオイベント2102の2D/3Dコンテンツリンク情報2115は、三次元ビデオイベント2110の識別情報及び属性情報を含んでもよい。
また、二次元ビデオイベント2102の関連三次元コンテンツとして、三次元付加情報イベント2130が関連する場合、二次元ビデオイベント2102の2D/3Dコンテンツリンク情報2135は、三次元付加情報サービス(additional event)2130の識別情報及び属性情報を含んでもよい。
従って、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報は、サービス単位またはイベント単位で、現在コンテンツと関連コンテンツとの関連情報を含んでもよい。
一実施形態によって、サービス単位として定義される2D/3Dコンテンツリンク情報は、現在サービスについての情報及び関連サービスについての情報を含んでもよい。
一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報のうち、現在サービスについての情報は、SDT情報1400のループ1410のうち、予備領域「reserved_future_use」1416に挿入される。また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報のうち、現在サービスについての情報を含む叙述子を生成し、SDT情報1400の叙述子フィールド「descriptor()」1420に挿入することもできる。
一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報の現在サービスについての情報は、現在サービスタイプ情報及び現在サービスの三次元コンテンツフォーマット情報のうち、少なくとも一つを含んでもよい。
表21及び表22は、それぞれ一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報の現在サービスタイプ情報及び現在サービスの三次元コンテンツフォーマット情報のセマンティックスを図示している。
表21に図示された「3d_service_type」に基づいて、現在サービスが二次元主視点ビデオサービス、単独三次元ビデオサービス及び三次元付加情報サービスのうち一つであることを記述することができる。
一実施形態によって、現在サービスが二次元主視点ビデオサービスである場合(「3d_service_type=0」)には、現在サービスの三次元コンテンツフォーマット情報「3d_format」は、二次元ビデオ(「3d_format=0」)、左視点ビデオ(「3d_format=2」)及び右視点ビデオ(「3d_format=3」)のうち一つとして設定される。
一実施形態によって、現在サービスが単独三次元ビデオサービスである場合(「3d_service_type=1」)には、現在サービスの三次元コンテンツフォーマット情報「3d_format」は、左視点ビデオ及び右視点ビデオの混合ビデオ(「3d_format=1」)、付加視点ビデオ及び深度情報の組み合わせ(「3d_format=6」)、付加視点ビデオ及び両眼視差情報の組み合わせ(「3d_format=7」)、主視点ビデオ及び深度情報の組み合わせ(「3d_format=8」)、及び主視点ビデオ及び両眼視差情報の組み合わせ(「3d_format=9」)のうち一つとして設定される。
一実施形態によって、現在サービスが三次元付加情報サービスである場合(「3d_service_type=2」)には、現在サービスの三次元コンテンツフォーマット情報「3d_format」は、左視点ビデオ(「3d_format=2」)及び右視点ビデオ(「3d_format=3」)、深度/視差情報(「3d_format=4」)、両眼視差情報(「3d_format=5」)、付加視点ビデオ及び深度情報の組み合わせ(「3d_format=6」)、付加視点ビデオ及び両眼視差情報の組み合わせ(「3d_format=7」)、主視点ビデオ及び深度情報の組み合わせ(「3d_format=8」)、及び主視点ビデオ及び両眼視差情報の組み合わせ(「3d_format=9」)のうち一つとして設定されもする。
一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報のうち、関連サービスについての情報は、SDT情報1400の叙述子のうち1つである関連叙述子「linkage_descriptor」に挿入される。表23は、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報の関連サービスについての情報が挿入された、SDT情報1400の関連叙述子フィールド「linkage_descriptor」を変形したシンタックスを図示している。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、関連叙述子「linkage_descriptor」のうち、関連タイプ情報「linkage_type」の予備領域に、現在二次元サービスが三次元で再生されるために、三次元サービスと関連するサービスタイプであることを示す三次元サービス関連タイプを追加して割り当てることができる。例えば、「linkage_type」の予備領域のフィールド値0x0Eに、三次元サービス関連タイプが割り当てられる。従って、現在サービスの関連タイプ情報が、三次元サービス関連タイプである場合(「linkage_type=0x0E」)、「3d_viewing_listed」、「3d_simulcast」、「3d_service_link_type」、「3d_link_format」、「additional_info()」が追加して定義される。
「3d_viewing_listed」は、「transport_stream_id」、「original_network_id」及び「service_id」によって指定される伝送ストリームのSDT情報に、三次元サービスが存在するか否かを記述することができる。「3d_simulcast」は、三次元サービスが、現在二次元サービスと同時に伝送されるか否かを記述することができる。
「3d_service_link_type」は、現在二次元サービスの関連三次元サービスが、単独三次元コンテンツであるか、三次元付加情報であるかを記述することができる。「3d_link_format」は、関連三次元サービスの三次元コンテンツフォーマット情報を記述することができる。
「Additional_info()」は、今後の拡張のための予備領域である。
表24及び表25は、SDT情報1400の関連叙述子「linkage_descriptor」に関連サービスについての情報として挿入される「3d_service_link_type」及び「3d_link_format」のシンタックスを図示している。
表24に図示された「3d_service_link_type」に基づいて、現在サービスの関連サービスが、単独三次元ビデオサービス及び三次元付加情報サービスのうち一つであることを記述することができる。
一実施形態によって、関連サービスが単独三次元ビデオサービスである場合(「3d_service_link_type=1」)には、関連サービスの三次元コンテンツフォーマット情報「3d_link_format」は、左視点ビデオ及び右視点ビデオの混合ビデオ(「3d_link_format=1」)、付加視点ビデオ及び深度情報の組み合わせ(「3d_link_format=6」)、付加視点ビデオ及び両眼視差情報の組み合わせ(「3d_link_format=7」)、主視点ビデオ及び深度情報の組み合わせ(「3d_link_format=8」)、及び主視点ビデオ及び両眼視差情報の組み合わせ(「3d_link_format=9」)のうち一つとして設定される。
一実施形態によって、関連サービスが三次元付加情報サービスである場合(「3d_service_link_type=2」)には、関連サービスの三次元コンテンツフォーマット情報「3d_link_format」は、左視点ビデオ(「3d_link_format=2」)及び右視点ビデオ(「3d_link_format=3」)、深度/視差情報(「3d_link_format=4」)、両眼視差情報(「3d_link_format=5」)、付加視点ビデオ及び深度情報の組み合わせ(「3d_link_format=6」)、付加視点ビデオ及び両眼視差情報の組み合わせ(「3d_link_format=7」)、主視点ビデオ及び深度情報の組み合わせ(「3d_link_format=8」)、及び主視点ビデオ及び両眼視差情報の組み合わせ(「3d_link_format=9」)のうち一つとして設定される。
図22は、一実施形態による二次元サービス及び三次元サービスの関連関係によるサービス単位の2D/3Dコンテンツリンク情報を図示している。
二次元サービス(2D service)2200が、関連サービスとして、付加視点ビデオフォーマットの三次元サービス(R video)2210と関連する場合、SDT情報1400の関連叙述子「linkage_descriptor」には、次の通り設定された一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報2215の関連サービスについての情報2220が挿入される。
関連する三次元サービス2210が存在するので、「3d_viewing_listed」値は、1に設定され、三次元サービス2210が、現在二次元サービス2200と同時に伝送されるので、「3d_simulcast」値も1に設定される。
現在二次元サービス2200の関連三次元サービス2210が、単独三次元ビデオではない三次元付加情報であるから、「3d_service_link_type」値は、2に設定され、関連三次元サービス2210が、三次元付加情報のうち付加視点ビデオであるから、「3d_link_format」値は、3に設定される。
一実施形態によって、イベント単位で定義される2D/3Dコンテンツリンク情報は、現在イベントについての情報及び関連イベントについての情報を含んでもよい。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報のうち、現在イベントについての情報を含む叙述子を生成し、EIT情報1500のループ1540のうち、叙述子フィールド「descriptor()」1542に挿入することができる。
表26は、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報のうち、現在イベントについての情報を含む三次元イベント叙述子「3d_event_descriptor」のシンタックスを図示している。
一実施形態による三次元イベント叙述子フィールド「3d_event_descriptor」は、現在イベントタイプ情報「3d_event_type」と、現在イベントの三次元コンテンツフォーマット情報「3d_format」とのうち少なくとも一つを含む。
表27は、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報のうち、現在イベントについての情報を含む三次元イベント叙述子フィールド「3d_event_descriptor」のうち、現在イベントタイプ情報を記述するための「3d_event_type」のセマンティックスを図示している。
表27に図示された「3d_event_type」に基づいて、現在イベントが二次元主視点ビデオイベント、単独三次元ビデオイベント及び三次元付加情報イベントのうち一つであることを記述することができる。
一実施形態によるイベント単位の2D/3Dコンテンツリンク情報のうち、現在イベントの三次元コンテンツフォーマット情報「3d_format」は、表22の現在サービスの三次元コンテンツフォーマット情報「3d_format」と同じ方式として決定される。
一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報のうち関連イベントについての情報は、EIT情報1500の叙述子のうち1つである関連叙述子「linkage_descriptor」に挿入される。表28は、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報の関連イベントについての情報が挿入された、EIT情報1500の関連叙述子フィールド「linkage_descriptor」を変形したシンタックスを図示している。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、関連叙述子「linkage_descriptor」のうち関連タイプ情報「linkage_type」の予備領域に、現在二次元イベントを、三次元で再生するために、三次元イベントと関連する、三次元イベント関連タイプを追加することができる。例えば、「linkage_type」の予備領域のフィールド値0x0Eに、三次元イベント関連タイプが割り当てられる。従って、現在イベントの関連タイプ情報が三次元イベント関連タイプである場合(「linkage_type=0x0E」)、「3d_viewing_event_id」、「3d_viewing_listed」、「3d_simulcast」、「3d_event_link_type」、「3d_link_format」、「additional_info()」が追加して定義される。
「3d_viewing_event_id」は、現在二次元イベントを三次元で再生するために必要な関連三次元イベントの識別情報を含んでもよい。「3d_viewing_listed」は、「transport_stream_id」、「original_network_id」及び「service_id」によって指定される伝送ストリームのSDT情報に、三次元イベントが存在するか否かを記述することができる。「3d_simulcast」は、三次元イベントが、現在二次元イベントと同時に伝送されるか否かを記述することができる。
「3d_event_link_type」は、現在二次元イベントの関連三次元イベントが、単独三次元コンテンツであるか、三次元付加情報であるかを記述することができる。「3d_link_format」は、関連三次元イベントの三次元コンテンツフォーマット情報を記述することができる。
「Additional_info()」は、今後拡張のための予備領域である。
表29は、EIT情報1500の関連叙述子「linkage_descriptor」に関連したサービスについての情報として挿入される「3d_event_link_type」のシンタックスを図示している。
表29に図示された「3d_event_link_type」に基づいて、現在イベントの関連イベントが、単独三次元ビデオサービス及び三次元付加情報サービスのうち一つであることを記述することができる。
一実施形態によるイベント単位の2D/3Dコンテンツリンク情報のうち、関連イベントの三次元コンテンツフォーマット情報「3d_format」は、表25の関連サービスの三次元コンテンツフォーマット情報「3d_format」と同じ方式として決定される。
図23は、一実施形態による二次元イベント及び三次元イベントの関連関係によるイベント単位の2D/3Dコンテンツリンク情報を図示している。
二次元サービス(2D service)2300が関連サービスとして、付加視点ビデオフォーマットの三次元イベント(R video event)2310と関連する場合、EIT情報1500の関連叙述子「linkage_descriptor」には、次の通り設定された一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報2315の関連サービスについての情報2320が挿入される。
関連する三次元イベント2310が存在し、関連する三次元イベント2310のイベント識別情報「event_id」が8であり、三次元イベント2310が、現在二次元イベント2200と同時に伝送されるので、「3d_viewing_event_id=8」、「3d_viewing_listed=1」、「3d_simulcast=1」に設定される。
現在二次元イベント2300の関連三次元イベント2310が、単独三次元ビデオではない三次元付加情報の付加視点ビデオであるから、「3d_service_link_type=2」、「3d_link_format=3」に設定される。
従って、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、SDT情報1400またはEIT情報1500の関連叙述子「linkage_descriptor」から、2D/3Dコンテンツリンク情報を検出して判読し、現在サービスのサービスタイプまたは現在イベントのイベントタイプを決定し、現在サービスまたは現在イベントを三次元で再生するために必要な関連サービスまたは関連イベントを検索できる。またSDT情報1400またはEIT情報1500に基づいて、サービス単位またはイベント単位で、現在コンテンツを三次元で再生するための関連コンテンツが検出することができる。これによって、三次元で再生可能な三次元サービスまたは三次元イベントが決定されるならば、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、EPG画面上で、三次元再生が可能なサービスまたはイベントが識別されるように表示されもする。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、BAT情報1200の叙述子フィールド「descriptor()」1242、及びNIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332を利用し、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報を伝送することができる。
BAT情報1200及びNIT情報1300の第1ループ1320の「original_network_id」1234,1324、「transport_stream_id」1232,1322に基づいて、それぞれの伝送ストリームが固有に定義され、第2ループ1240,1330の叙述子フィールド「descriptor()」1242,1332に、それぞれの伝送ストリームの属性情報が含まれもする。
BAT情報1200及びNIT情報1300の第2ループ1240,1330の叙述子フィールド「descriptor()」1242,1332の叙述子のうち、サービスリスト叙述子「service_list_descriptor」は、1つの伝送ストリームを介して提供されるサービスについての情報を記述することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、BAT情報1200及びNIT情報1300のサービスリスト叙述子「service_list_descriptor」を利用し、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報のうち、現在コンテンツについての情報を伝送することができる。
図19を参照して説明した一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報と類似した方式で、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、BAT情報1200及びNIT情報1300のサービスリスト叙述子「service list descriptor」のサービスタイプ情報「service_type」1910に、三次元コンテンツが提供されるサービスタイプ情報を追加して割り当てることができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報のうち、関連コンテンツについての情報を含む叙述子を生成し、BAT情報1200の叙述子フィールド「descriptor()」1242、及びNIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332に挿入して伝送することができる。または、BAT情報1200の叙述子フィールド「descriptor()」1242、及びNIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332の叙述子のうち、関連叙述子フィールド「linkage_descriptor()」の予備領域に、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報のうち、関連コンテンツについての情報が挿入されもする。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、BAT情報1200の叙述子フィールド「descriptor()」1242、及びNIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332から、2D/3Dコンテンツリンク情報のうち、現在コンテンツについての情報及び関連コンテンツについての情報を抽出し、現在受信されたサービスまたはイベントのうち、三次元再生のために相互関連したサービス間またはイベント間の関連関係を分析することができる。または、これを介して、三次元再生が可能なサービスまたはイベントが検出されるので、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、EPG画面で、三次元再生が可能なサービスまたはイベントが識別されるように表示することができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、BAT情報1200の叙述子フィールド「descriptor()」1242及びNIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332の叙述子を利用し、現在ネットワークまたは現在ブーケを介して提供されるあらゆるサービスについての2D/3Dコンテンツリンク情報を伝送することができる。従って、現在ネットワークまたは現在ブーケを介して提供されるサービスのための総合チャネル情報とチャネル間リンク情報とが提供される。
表30は、BAT情報1200の叙述子フィールド「descriptor()」1242及びNIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332に挿入するための、一実施形態によるサービスリスト叙述子「service_list_descriptor()」と、関連叙述子「linkage_descriptor()」とのセットを図示している。
サービスリスト叙述子「service_list_descriptor()」は、現在伝送ストリームを介して提供される現在サービスに関する識別情報「service_id#1,#2,#3」を含んでもよい。関連叙述子「linkage_descriptor#1,#2,#3」は、現在サービス別に関連サービスについての識別情報を提供することができる。例えば、サービスリスト叙述子「service_list_descriptor()」を利用し、現在サービスのチャネル属性情報と関連したサービスのチャネル属性情報が提供される。
従って、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、BAT情報1200の叙述子フィールド「descriptor()」1242、及びNIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332の叙述子を利用し、現在ストリームを介して提供される多数のサービスに係わるサービス識別情報及び三次元再生のために、サービス間関連情報を伝送することができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、現在ネットワークまたは現在ブーケを介して提供されるあらゆるサービスについての2D/3Dコンテンツリンク情報を含む叙述子を生成し、BAT情報1200の叙述子フィールド「descriptor()」1242、またはNIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332に挿入することができる。これを介して、現在ネットワークまたは現在ブーケを介して提供されるサービスのための総合チャネル情報とチャネル間リンク情報とが提供される。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、BAT情報1200の叙述子フィールド「descriptor()」1242またはNIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332から、現在ネットワークまたは現在ブーケを介して提供されるあらゆるサービスについての2D/3Dコンテンツリンク情報を抽出して判読することができる。一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報に基づいて、現在ネットワークまたは現在ブーケを介して提供されるあらゆるサービスに係わるサービスタイプ情報及び関連サービス情報を判読できるので、サービスのための総合チャネル情報とチャネル間リンク情報とが提供される。
表31は、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報の現在サービスについての情報と、関連サービスについての情報とをいずれも含む叙述子フィールド「ts_channel_descriptor()」のシンタックスを図示している。
叙述子フィールド「ts_channel_descriptor()」のうちループを利用して、現在サービス「current_service」ごとに、現在サービスについての情報と、関連サービス「target_service」についての情報とが設定されるので、現在伝送ストリームを介して提供されるあらゆるサービスに係わる2D/3Dコンテンツリンク情報が設定される。
現在サービスのサービスタイプ情報を含む「current_service_type」は、表22の「3d_service_type」と類似して設定され、現在サービスの三次元コンテンツフォーマット情報を含む「current_3d_format」は、表23の「3d_format」と類似して設定される。関連サービスのサービスタイプ情報を含む「target_service_type」は、表24の「3d_service_link_type」と類似して設定され、関連サービスの三次元コンテンツフォーマット情報を含む「target_3d_format」は、表25の「3d_link_format」と類似して設定される。
表31の叙述子フィールド「ts_channel_descriptor()」は、サービス単位の現在サービスと関連サービスとについての情報だけ含まれた実施形態を図示している。これを拡張し、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、現在ネットワークまたは現在ブーケを介して提供されるあらゆるサービスとイベントとについての2D/3Dコンテンツリンク情報を含む叙述子を生成し、BAT情報1200の叙述子フィールド「descriptor()」1242、及びNIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332に挿入することもできる。
これにより、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、BAT情報1200の叙述子フィールド「descriptor()」1242、及びNIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332の所定叙述子から、現在ストリームを介して提供される多数のサービスに係わるチャネル情報及び三次元再生のためのサービス間関連情報を検出して判読し、現在ストリームを介して提供されるサービスのチャネル情報と、三次元再生が可能なサービスとをEPG上で表示することができる。
図24は、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報または2D/3Dコンテンツリンク情報を利用し、三次元コンテンツが表示されたEPG画面を図示している。
デジタル放送コンテンツ受信装置2400は、デジタル放送ストリームを受信してコンテンツを復元して再生しつつ、復元されたコンテンツの再生画面2400上で、EPG画面2420を表示することができる。
デジタル放送コンテンツ受信装置2400が、ATSC方式によって、デジタル放送ストリームを受信した場合、受信されたストリームからPSIP情報が抽出され、PSIP情報のTVCT情報600、EIT情報700、ETT情報800、RRT情報900及びSTT情報1000に、EPG画面2420を構成するための情報が記述されている。
また、DVB方式によって、デジタル放送ストリームが受信された場合、受信されたストリームからSI情報が抽出され、SI情報のBAT情報1200、NIT情報1300、SDT情報1400、EIT情報1500から、EPG画面2420を構成するための情報が抽出される。
例えば、デジタル放送コンテンツ受信装置2400は、ATSC方式のPSIP情報またはDVB方式のSI情報から、チャネル番号CH1,CH2,CH3、イベント属性(映画(movie)、コメディー(comedy)、サッカー(soccer)、野球(baseball)、ニュース(news)、music、ゲーム(game)、イベント開始時間、放映時間などを判読し、EPG画面2420を構成し、コンテンツ再生画面2410上で表示することができる。
PSIP情報のTVCT情報600、またはSI情報のSDT情報1400、またはEIT情報1500から、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報が抽出される。また、PSIP情報のTVCT情報600、またはSI情報のSDT情報1400、EIT情報1500から、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報が抽出される。一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報は、関連コンテンツについての情報だけではなく、現在コンテンツの識別情報も含んでもよい。
従って、デジタル放送コンテンツ受信装置2400は、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報または一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報を利用し、チャネル3(CH3)のイベント「music」2430が三次元で再生可能なイベントであることを判別することができる。デジタル放送コンテンツ受信装置2400は、イベント「music」2430について、三次元コンテンツであることを識別するための標識をEPG画面2420に表示することができる。
図25は、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報または2D/3Dコンテンツリンク情報を利用して具現された三次元チャネル間のチャネルホッピングを支援するEPG画面及び一般EPG画面を図示している。
放送ネットワークを介して、二次元コンテンツが提供される二次元チャネルと、三次元コンテンツが提供される三次元チャネルとが混在して提供される場合、チャネルの頻繁な変更によって、視聴者が、二次元コンテンツを鑑賞していて、三次元コンテンツを鑑賞し、三次元コンテンツを鑑賞していて、二次元コンテンツを鑑賞する場合が頻繁に発生すれば、視聴者の安楽なTV視聴が不可能である。また、ユーザは、三次元チャネルだけを検索して視聴しようするが、EPG上で、二次元チャネルがいずれも表示されているならば、ユーザは、EPG使用に不都合を感じることがある。
従って、一実施形態によるデジタル放送サービス受信装置200は、三次元再生が可能なサービスだけで構成された三次元チャネル専用EPG画面2500と、二次元再生/三次元再生方式と関係がなくあらゆるサービスで構成された一般EPG画面2510とを選択的に表示することもできる。
一実施形態によるデジタル放送サービス受信装置200は、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報または一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報を利用し、三次元サービスだけを表示する三次元チャネル専用EPG画面2500を構成することができる。また、三次元チャネル専用EPG画面2500を利用して、三次元サービスだけを選択するユーザ入力がある場合、一実施形態によるデジタル放送サービス受信装置200は、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報または一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報を利用し、三次元チャネル専用EPG情報2500を構成し、三次元サービスだけ検索して再生する三次元チャネルホッピング機能を具現することができる。
図26は、一実施形態によって、NIT情報に挿入された2D/3Dコンテンツリンク情報に基づいて具現した、三次元チャネル用EPG画面を図示している。
現在ネットワークを介して多数の伝送ストリーム2610,2620,2630,2640,2650,2660が伝送されている。NIT情報2670は、現在ネットワークについての情報を含み、伝送ストリーム2610,2620,2630,2640,2650,2660ごとに、伝送ストリーム別NIT情報2612,2622,2632,2642,2652,2662を含んでもよい。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、それぞれの伝送ストリーム2610,2620,2630,2640,2650,2660に係わるNIT情報2612,2622,2632,2642,2652,2662から、それぞれの伝送ストリームに含まれたあらゆるサービスに係わるチャネル属性情報及び三次元再生のためのリンク情報を抽出することができる。
これによって、NIT情報2670から、現在ネットワークを介して受信された伝送ストリーム2610,2620,2630,2640,2650,2660のあらゆるサービスに係わるチャネル属性情報及びリンク情報が抽出される。従って、NIT情報2670から、現在ネットワークに係わる総合チャネル情報を提供することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、NIT情報2670から、抽出したサービスタイプ情報に基づいて、三次元放送のための伝送ストリーム2610,2630,2650を検索することができる。従って、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、三次元放送コンテンツであることが識別される伝送ストリーム2610,2630,2650のチャネル情報だけを検出して判読し、内部三次元チャネルホッピング機能を具現することができ、三次元チャネルEPG画面2680も構成することができる。
図27は、一実施形態によって、BAT情報の叙述子として挿入された2D/3Dコンテンツ識別情報または2D/3Dコンテンツリンク情報を利用し、三次元チャネル間のチャネルホッピングを具現する方式を図示している。
BAT情報1200の一部領域2700のうち、第1ループ1230、第2ループ1210及び第3ループ1220を利用し、ブーケに含まれるサービスの集合についての情報が提供される。特に、BAT情報1300は、多数のサービスの集合であるブーケについての情報を含むので、三次元サービスの集合である三次元ブーケを決定し、BAT情報1200は、三次元ブーケを構成する三次元サービスについての情報を含んでもよい。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、BAT情報1200の第1ループ1230の叙述子フィールド2730から、現在ブーケの名称「3D Bouquet」を記述するブーケ名叙述子を判読することができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、BAT情報1200の第3ループ1220の叙述子フィールド1222から、サービスリスト叙述子2724と、関連叙述子2726,2728とを抽出することができる。サービスリスト叙述子2724と、関連叙述子2726,2728は、図19、表23、表28、表30などを参照して説明した「service_list_descriptor」及び「linkage_descriptor」と類似して設定される。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、サービスリスト叙述子2724から、現在サービスのチャネル情報「3D SBC 1」を判読し、関連叙述子2726,2728から、現在サービスの関連サービスのチャネル情報「3D SBC 1」、「3D MBC 2」を判読することができる。
従って、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、BAT情報1200から抽出されたチャネル情報及びリンク情報を利用し、三次元ブーケを検索し、三次元サービスのチャネルを検索することができるので、内部三次元チャネルホッピングが具現される。
以下、一実施形態によるEPG 3D再生情報の多様な実施形態について説明する。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、ATSC方式によって、デジタル放送コンテンツを提供する場合、TVCT情報600の叙述子フィールド「descriptor()」690、EIT情報700の叙述子フィールド「descriptor()」720、ETT情報800の「ETM_id」820、RRT情報900の叙述子フィールド「descriptor()」920、及びSTT情報1000の叙述子フィールド「descriptor()」1020のうち少なくとも一つに、一実施形態によるEPG 3D再生情報を含む叙述子を挿入して伝送することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、DVB方式によって、デジタル放送コンテンツを提供する場合、NIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332、SDT情報1400の叙述子フィールド「descriptor()」1422及びDVB方式のEIT情報1500の叙述子フィールド「descriptor()」1544のうち少なくとも一つに、一実施形態によるEPG 3D再生情報を含む叙述子を挿入して伝送することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、EPG画面を三次元で再生するためのEPG 3D再生情報を、PSIP情報またはSI情報に挿入することができる。一実施形態によるEPG 3D再生情報は、EPG画面を三次元で再生するための深度についての情報であって、深度、視差、両眼視差またはオフセットなどの多様な形態で利用される。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、ATSC方式を介して受信された伝送ストリームから、セクションをギャザリングし、EPG画面及びEPG 3D再生情報を抽出し、EPG 3D再生情報を利用し、二次元EPG画面を、三次元EPG画面に変更して再生することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、EPG 3D再生情報を含む叙述子を生成することができる。PSIP情報のうち、ETT情報800を除いて、TVCT情報600、RRT情報900、STT情報1000、EIT情報700は、いずれも叙述子フィールド「descriptor()」を含む。一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、PSIP情報の叙述子フィールドに、一実施形態によるEPG 3D再生情報を含む三次元EPG叙述子を挿入することができる。ETT情報800は、叙述子フィールドはないが、「ETM_id」を介して、TVCT情報600またはEIT情報700と連繋し、連繋された情報の三次元EPG叙述子を相続される。
表32は、一実施形態による三次元EPG叙述子のシンタックスである。
「3D_EPG_offset」は、三次元EPG叙述子「3D_EPG_descriptor()」を含むPSIP情報によってEPG画面上で表示されるEPG画面のオフセット情報を含む。
「Video_Flat」は、EPG画面を三次元で再生するとき、現在放送されるイベントのビデオを、二次元再生モードに転換して再生するか否かを示すビデオ二次元再生情報を含む。表33は、ビデオ二次元再生情報「Video_Flat」のセマンティックスを図示している。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200が、EPG 3D再生情報に基づいて、三次元EPG画面の左視点EPG画面及び右視点EPG画面を生成するために、三次元EPGオフセットを、二次元EPG画面に視点別に異なって適用することができる。
例えば、三次元EPGオフセットが、ピクセルの左右移動距離である場合、デジタル放送コンテンツ受信装置200は、二次元EPG画面をx軸に沿って、負の方向に、オフセットほど移動させることによって、左視点EPG画面を生成し、正の方向に、オフセットほど移動させることによって、右視点EPG画面を生成することができる。
または、三次元EPGオフセットが、左右視点間の視差である場合、デジタル放送コンテンツ受信装置200は、二次元EPG画面を、左視点EPG画面に固定し、二次元EPG画面を、x軸に沿って負または正の方向に、オフセットほど移動させることによって、右視点EPG画面を生成することができる。三次元EPGオフセットの特性によって、デジタル放送コンテンツ受信装置200が、三次元EPG画面を生成する方法は異なりうる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200が、ATSC方式によって、デジタル放送コンテンツを受信する場合、TVCT情報600の叙述子フィールド「descriptor()」690、EIT情報700の叙述子フィールド「descriptor()」720、ETT情報800の「ETM_id」820、RRT情報900の叙述子フィールド「descriptor()」920、及びSTT情報1000の叙述子フィールド「descriptor()」1020のうち少なくとも一つから、一実施形態によるEPG 3D再生情報を含む叙述子を抽出し、EPG 3D再生情報を判読し、EPG画面を三次元で再生することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200が、DVB方式によって、デジタル放送コンテンツを受信する場合、NIT情報1300の叙述子フィールド「descriptor()」1332、SDT情報1400の叙述子フィールド「descriptor()」1422及びDVB方式のEIT情報1500の叙述子フィールド「descriptor()」1544のうち少なくとも一つから、一実施形態によるEPG 3D再生情報を含む叙述子を抽出し、EPG 3D再生情報を判読し、EPG画面を三次元で再生することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、EPG 3D再生情報に基づいて、EPG画面を正確な位置で、三次元で再生することによって、視聴者が視覚的に感じる見づらさのような不都合を防止することができる。
以下、図28ないし図35を参照し、三次元コンテンツを構成する2以上のストリームが、一つ以上のチャネルを介して送受信されるとき、チャネル間の関連情報を示す一実施形態による3Dチャネル結合情報について説明する。
図28は、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100の三次元コンテンツ伝送のための関連チャネル決定方式のフローチャートである。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、三次元コンテンツまたはUD(ultra definition)級コンテンツを伝送する場合、HD(high definition)級コンテンツのデジタル放送システムよりデータ伝送量が多いので、データ圧縮率が向上されるか、あるいはデータを伝送するためのチャネルの帯域幅が増加する必要がある。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、1チャネルの帯域幅は固定されても、複数個のチャネルを使用して、データ伝送のためのチャネル帯域幅を拡張させることによって、三次元放送コンテンツを提供するデジタル放送コンテンツを伝送することができる。
これにより、段階2810で、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、現在コンテンツを伝送するための総帯域幅を決定し、必要なチャネルの個数を決定することができる。
段階2820で、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、2以上のチャネルを利用し、現在コンテンツを伝送しようとするとき、現在コンテンツと関連したコンテンツを、現在チャネルの隣接したチャネルまたは隣接していないチャネルとするかを決定する。例えば、デジタル放送コンテンツ伝送装置100が、ATSC方式による場合、SFN(single frequency network)システムを支援することができないので、関連チャネルとして非隣接チャネルを選択することができる。
段階2830で、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、一実施形態による3Dチャネル結合情報を含むデジタル放送信号の制御信号を生成することができる。
一実施形態による3Dチャネル結合情報は、複数個のチャネルが結合するか否かについての情報、現在チャネルが主チャネルであるか否かを示す情報、帯域幅サイズについての情報、関連チャネルが隣接チャネルであるか否かについての情報、関連チャネルが隣接チャネルであるならば、前チャネルまたは後チャネルであるか示す情報、関連チャネルが隣接していないチャネルであるならば、関連チャネルの周波数についての情報を含んでもよい。
段階2840で、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、一実施形態による3Dチャネル結合情報が挿入された制御信号を、デジタル放送信号に追加することができる。例えば、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、ATSC方式による場合、ATSC方式のVSBデータフィールド同期信号に、一実施形態による3Dチャネル結合情報を含む制御信号を挿入することができる。または、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、DVB方式による場合、DVB方式のTPS情報の予備領域や、L1シグナリングデータの予備領域に、一実施形態による3Dチャネル結合情報を含む制御信号を挿入することができる。
段階2850で、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、一実施形態による3Dチャネル結合情報を含む制御信号が挿入されたデジタル放送信号を伝送することができる。
図29は、ATSC方式によるVSBデータフィールド同期信号の構造を図示している。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、ATSC方式によって、放送コンテンツを送受信する場合、放送コンテンツは、VSB信号形態に変調してRF周波数に載せて伝送することができる。
VSBデータフィールド同期信号2900の1セグメントのサイズは、832シンボル(simbol)であり、セグメント同期信号(sync)2910、ランダムビット列2920,2930,2940,2950、VSBモード情報2960及び予備領域2970で構成される。一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、VSBデータフィールド同期信号2900の予備領域2970に、一実施形態による3Dチャネル結合情報を挿入し、VSBデータフィールド同期信号2900を伝送することができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、RF周波数チャネルを介して送信されたVSB信号を受信し、VSBデータフィールド同期信号2900のうち予備領域2970から、一実施形態による3Dチャネル結合情報を抽出して判読し、現在チャネルの関連チャネルを検索し、現在チャネルと関連チャネルとを介して、三次元再生可能なコンテンツを受信することができる。
図30は、DVB方式によるTPS情報の構造を図示している。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、DVB方式によって、放送コンテンツを送受信する場合、制御信号のTPS情報を伝送することができる。
TPS情報のうち、48番ビットから53番ビットを含むビット列3010は、予備領域として割り当てられている。一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、TPS情報の予備領域ビット列3010に、一実施形態による3Dチャネル結合情報を含む叙述子を挿入することができる。一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、TPS情報の予備領域ビット列3010から、一実施形態による3Dチャネル結合情報を含む叙述子を検出し、現在チャネルの関連チャネルを決定することができる。
図31は、DVB方式によるL1シグナリングデータの構造を図示している。
DVB方式によって伝送されるT2フレーム(frame)3110は、P1シンボル領域3120、P2シンボル領域3122及びデータシンボル(data symbol)領域3124で構成される。P1シンボル領域3120は、P1シグナリング(signalling)領域3130で構成され、P2シンボル領域3122は、L1−プレシグナリング(pre signalling)領域3132と、L1−ポストシグナリング(post signalling)領域3134とで構成される。L1−ポストシグナリング領域3134は、設定可能領域(configurable)3140、動的領域(dynamic)3150、拡張領域(extension)3160、CRC領域3170及びL1パッディング(padding)領域3180から構成される。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、L1−プレシグナリング領域3132と、L1−ポストシグナリング領域3134との予備領域に、一実施形態による3Dチャネル結合情報を挿入することができる。一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、L1−プレシグナリング領域3132の予備領域から、一実施形態による3Dチャネル結合情報を検出して関連チャネルを検索することができる。
図32と図33は、L1プレシグナリングデータとL1ポストシグナリングデータとのシグナリングフィールドを図示している。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100が、相互結合された非隣接チャネルを介して、DVB−T2方式によって、三次元コンテンツを伝送する場合、L1プレシグナリングデータとL1ポストシグナリングデータとを利用し、一実施形態による3Dチャネル結合情報を伝送することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、L1−プレシグナリング領域3132のシグナリングフィールド3210のうち予備領域「RESERVED」3220に、一実施形態による3Dチャネル結合情報を挿入することができる。特に、3Dチャネル結合情報のうち関連チャネルの周波数についての情報は、L1−ポストシグナリング領域3134の設定可能領域3140のシグナリングフィールド3210のうち、「FREQUENCY」3330に挿入することができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、L1−プレシグナリング領域3132のシグナリングフィールド3210のうち、「NUM_RF」3230と「CURRENT_RF_IDX」3240に、一実施形態による3Dチャネル結合情報のうち、関連チャネルの個数についての情報と、現在チャネルが主チャネルであるか否かについての情報とを挿入したり連動させることができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、L1−プレシグナリング領域3132の予備領域「RESERVED」3220から、一実施形態による3Dチャネル結合情報を検出することができる。また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、L1−ポストシグナリング領域3134の設定可能領域3140の「FREQUENCY」3330から、関連チャネルの周波数についての情報を判読することもできる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、L1−プレシグナリング領域3132の「NUM_RF」3230と「CURRENT_RF_IDX」3240とから、一実施形態による3Dチャネル結合情報のうち、関連チャネルの個数についての情報と、現在チャネルが主チャネルであるか否かについての情報とを判読することもできる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、ATSC方式のVSCデータフィールド同期信号、DVB方式のTPS情報、またはL1シグナリングデータの予備領域から、複数個のチャネルが結合するか否かについての情報「ch_bonding_flag」、現在チャネルが主チャネルであるか示す情報「primary_ch_flag」、帯域幅サイズについての情報「ch_extension_num」、関連チャネルが隣接チャネルであるか否かについての情報「adjacent_ch_bonding_flag」、関連チャネルが隣接チャネルであるならば、前チャネルまたは後チャネルであるかを示す情報「previous_ch_flag」,「next_ch_flag」、関連チャネルの周波数についての情報「ch_frequency」のうち少なくとも一つを検出し、一実施形態によるチャネル間の結合関係を分析することができる。
例えば、「ch_bonding_flag」値が「1」である場合、複数個のチャネルが結合されていることを示し、「0」である場合には、チャネルが結合されていないと解釈される。
「primary_ch_flag」値が「1」である場合、現在チャネルが主チャネルであると解釈され、「0」である場合、付加映像を伝送する付加チャネルであると解釈される。
「ch_extension_num」値が「00」である場合、総帯域幅が単一チャネルの帯域幅であると解釈され、「01」である場合、2つのチャネルの帯域幅、「10」である場合、3つのチャネルの帯域幅、「11」である場合、4つのチャネルの帯域幅であると分析されもする。
「Adjacent_ch_bonding_flag」値が「1」である場合、現在チャネルが隣接チャネルと結合されると解釈され、「0」である場合、現在チャネルが隣接していないチャネルと結合されると判読される。
「Adjacent_ch_bonding_flag」値が「1」である場合、「previous_ch_flag」と「next_ch_flag」とが検出でき、「previous_ch_flag」値が「1」であるならば、現在チャネルが以前チャネルと結合されると解釈され、「next_ch_flag」値が「1」であるならば、現在チャネルが次のチャネルと結合されると判読される。
「Adjacent_ch_bonding_flag」値が「0」である場合、「ch_frequency」が検出され、「ch_frequency」値は、現在チャネルと結合される隣接していない関連チャネルの周波数を指すことができる。
図34と図35は、一実施形態によって、現在チャネルの関連チャネルが隣接した場合と、隣接していない場合とを図示している。
図34は、現在チャネル3410が、隣接する関連チャネル3420と結合された場合を例示している。現在チャネル3410と関連チャネル3420とのそれぞれの帯域幅は、6MHzであり、チャネル結合によって、総12MHzの帯域幅を介して、三次元放送コンテンツまたはUD級放送コンテンツが送受信される。
現在チャネル3410は、主チャネルであり、現在チャネル3410に隣接しつつ、次のチャネルである1つの関連チャネル3420と結合しており、関連チャネル3420は、付加情報チャネルに隣接する1つの以前チャネルの現在チャネル3410と結合しているので、現在チャネル3410と、関連チャネル3420とに係わる3Dチャネル結合情報は、表34のように設定される。
図35は、現在チャネル3510が、隣接していない関連チャネル3520と結合された場合を例示している。現在チャネル3510及び関連チャネル3520も、それぞれの帯域幅が6MHzであり、チャネル結合によって、総12MHzの帯域幅を利用し、デジタル放送コンテンツが送受信される。
現在チャネル3510は、主チャネルであり、現在チャネル3510に隣接していない1つの関連チャネル3520と結合しており、関連チャネル3520は、付加情報チャネルに隣接していない1つのチャネルの現在チャネル3510と結合しているので、現在チャネル3510と関連チャネル3520とに係わる3Dチャネル結合情報は、表35のように設定される。
「ch_frequency」は、伝送ストリームのPSIP情報またはSI情報から判読されもする。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、一実施形態による3Dチャネル結合情報を、ATSC方式のPMT情報及びVCT情報、DVB方式のNIT情報及びSDT情報のうち少なくとも1つの叙述子フィールドに挿入することもできる。PMT情報、VCT情報、NIT情報またはSDT情報の叙述子フィールドに、「ch_bonding_flag」情報、「primary_ch_flag」情報、「ch_extension_num」情報、「adjacent_ch_bonding_flag」情報、「previous_ch_flag」情報、「next_ch_flag」情報、「ch_frequency」情報のうち少なくとも一つを含む叙述子が挿入される。
また、「ch_bonding_flag」情報、「primary_ch_flag」情報、「ch_extension_num」情報、「adjacent_ch_bonding_flag」情報、「previous_ch_flag」情報、及び「next_ch_flag」情報は、VSBデータフィールド同期信号またはTPS情報に挿入され、「ch_frequency」情報は、ATSC方式のPMT情報またはVCT情報、またはDVB方式のNIT情報またはSDT情報の叙述子フィールドに挿入されもする。
特に、VCT情報またはSDT情報の叙述子フィールドを利用し、一実施形態による3Dチャネル結合情報が伝送される場合、VCT情報またはSDT情報のうち、サービスタイプ情報「service_type」の予備領域に、チャネル結合サービスタイプ「channel bonding service」が追加されもする。
また、NIT情報の叙述子フィールドを利用し、一実施形態による3Dチャネル結合情報が伝送される場合、NIT情報の関連叙述子「linkage_descriptor」の関連タイプ情報「linkage_type」の予備領域に、チャネル結合サービスタイプ「channel bonding service」が追加されもする。
従って、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、ATSC方式のPMT情報及びVCT情報、DVB方式のNIT情報及びSDT情報のうち少なくとも1つの叙述子フィールドから、一実施形態による3Dチャネル結合情報を抽出して判読し、チャネル間の結合関係を分析して三次元コンテンツを受信することができる。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100及び一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200によって、複数個のチャネルを同時に使用して放送ストリームを送受信するので、帯域幅が拡張されてデータ伝送率が向上する。また、隣接チャネルだけではなく、非隣接チャネルとの連動を介しても、さらに多くの正のデータが送受信される。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100及び一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、従来通信標準による制御信号に、一実施形態による3Dチャネル結合情報を追加することによって、一実施形態による3Dチャネル結合情報を解釈することができない既存放送システムも、従来通信標準による制御信号部分によって、デジタル放送を受信することができるように、下位互換性を保証することができる。
また、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100は、ATSC方式によるVSBデータフィールド同期信号、またはDVB方式によるTPS情報のような制御信号を利用し、放送ストリームが伝送されるチャネルの帯域幅を、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200に認知させることができる。これにより、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、さらに短時間内にチャネル間の結合関係を分析し、現在チャネルの現在コンテンツを三次元再生するために必要な関連チャネルを検索し、関連コンテンツを受信することができる。
図36は、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送方法のフローチャートである。
段階3610で、二次元コンテンツ並びに三次元コンテンツのうち少なくとも一つを含むコンテンツが符号化され、コンテンツの符号化されたデータを含む基本ストリームが生成される。
段階3620で、デジタル放送コンテンツの2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報及びEPG 3D再生情報のうち少なくとも一つを含むサービス付加情報が生成される。一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報及び一実施形態によるEPG 3D再生情報は、サービス単位またはイベント単位ごとに設定される。
サービス付加情報は、ATSC方式のPSIP情報またはDVB方式のSI情報を含む。一実施形態による3Dチャネル結合情報が、サービス付加情報に挿入されもする。特に、一実施形態によるデジタル放送コンテンツの2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報、EPG 3D再生情報、3Dチャネル結合情報は、ATSC方式のPSIP情報またはDVB方式のSI情報のうち、EPG情報を含むサービス付加情報に挿入することができる。
段階3630で、基本ストリーム及びサービス付加情報が多重化されることによって、デジタル放送コンテンツを伝送するための伝送ストリームが生成される。一実施形態による3Dチャネル結合情報が、伝送ストリームが載せられるチャネル変調信号の制御信号に挿入されて伝送されもする。
図37は、一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信方法のフローチャートである。
段階3710で、受信された伝送ストリームから、二次元コンテンツ並びに三次元コンテンツのうち少なくとも一つを含むコンテンツの符号化されたデータが挿入された基本ストリームと、デジタル放送コンテンツに係わるサービス付加情報とが逆多重化される。伝送ストリームが受信されたチャネル復調信号の制御信号から、一実施形態による3Dチャネル結合情報が抽出されもする。
段階3720で、サービス付加情報から、2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報及びEPG 3D再生情報のうち少なくとも一つが抽出される。一実施形態による3Dチャネル結合情報が、サービス付加情報から抽出されもする。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツの2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報、EPG 3D再生情報、3Dチャネル結合情報は、ATSC方式のPSIP情報またはDVB方式のSI情報のうち、EPG情報を含むサービス付加情報から抽出される。
段階3730で、基本ストリームから、コンテンツの符号化されたデータが抽出されて復号化され、コンテンツが復元される。
段階3780で、2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報及びEPG 3D再生情報のうち少なくとも一つに基づいて、復元されたコンテンツとEPG画面とが、二次元または三次元で再生される。また、現在コンテンツが、二次元コンテンツまたは三次元コンテンツであるか否かが、EPG画面に表示されもする。
一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報、または一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報に基づいて、サービス単位またはイベント単位ごとに、サービスまたはイベントが、三次元で再生可能なコンテンツであるか否かが識別され、EPG画面に、サービスごとにまたはイベントごとに、二次元放送コンテンツであるか三次元放送コンテンツであるかが表示されもする。
また、一実施形態による2D/3Dコンテンツリンク情報に基づいて、サービス単位またはイベント単位ごとに、三次元再生が可能なように、相互関連したサービスまたはイベントが検出されるので、三次元サービスまたは三次元イベントを提供するチャネルだけで構成された三次元チャネルEPG画面が構成されもする。
また、一実施形態によるEPG 3D再生情報に基づいて、三次元ビデオコンテンツの三次元再生と共に、EPG画面も三次元で再生される。
一実施形態によるデジタル放送コンテンツ伝送装置100及び一実施形態によるデジタル放送コンテンツ受信装置200は、従来通信標準によるサービス付加情報または制御信号の余裕空間に、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報、EPG 3D再生情報または3Dチャネル結合情報を追加する。従って、既存放送受信システムが、一実施形態によって、新たに割り当てられたり定義された2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報、EPG 3D再生情報または3Dチャネル結合情報を解釈することができなくても、従来通信標準によるサービス付加情報または制御信号だけを解釈してデジタル放送を受信することができるので、放送システム間の下位互換性が保証される。
以上、図1ないし図37と、表1ないし表35とを参照し、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報、EPG 3D再生情報または3Dチャネル結合情報の多様な使用例について開示した。しかし、説明した使用例は、本発明の原理について説明するための一実施形態であるのみ、一実施形態による2D/3Dコンテンツ識別情報、2D/3Dコンテンツリンク情報、EPG 3D再生情報または3Dチャネル結合情報が、図1ないし図37と、表1ないし表35とで開示された形態だけに制限されるものではない。
本発明で開示されたブロック図は、本発明の原理を具現するための回路を概念的に表現した形態であると当業者に解釈されるであろう。同様に、任意のフローチャート、工程図、状態転移図、擬似コードなどは、コンピュータで読み取り可能な媒体で実質的に表現され、コンピュータまたはプロセッサが明示的に図示されていようといまいと、かようなコンピュータまたはプロセッサによって実行される多様なプロセスを示すということが、当業者に認識されるであろう。従って、前述の本発明の実施形態は、コンピュータで実行されるプログラムで作成可能であり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を利用し、前記プログラムを動作させる汎用デジタルコンピュータで具現される。前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、マグネチック記録媒体(例えば、ROM(read-only memory)、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光学的判読媒体(例えば、CD−ROM、DVDなど)のような記録媒体を含む。
図面に図示された多様な要素の機能は、適切なソフトウェアと関連してソフトウェアを実行することができるハードウェアだけではなく、専用ハードウェアの利用を介して提供される。プロセッサによって提供されるとき、かような機能は、単一専用プロセッサ、単一共有プロセッサ、または一部が共有される複数の個別プロセッサによって提供される。また、用語「プロセッサ」または「制御部」の明示的利用は、ソフトウェアを実行することができるハードウェアを排他的に指すものであると解釈されることがあってはならず、制限なしに、デジタル信号プロセッサ(DSP)ハードウェア、ソフトウェアを保存するための判読専用メモリ(ROM)、RAM(random-access memory)及び不揮発性保存装置を暗黙的に含んでもよい。
本明細書の請求項で、特定機能を遂行するための手段として表現された要素は、特定機能を遂行する任意の方式を包括し、かような要素は、特定機能を遂行する回路要素の組み合わせ、または特定機能を遂行するためのソフトウェアを遂行するために適した回路と結合された、ファームウェア(firmware)、マイクロコードなどを含む任意の形態のソフトウェアを含んでもよい。
本明細書で、本発明の原理の「一実施形態」及びかような表現の多様な変形を指すことは、該実施形態と関連して、特定特徴、構造、特性などが、本発明の原理の少なくとも1つの実施形態に含まれるということを意味する。従って、表現「一実施形態で」と、本明細書全体を介して開示された任意の他の変形例は、必ずしもいずれも同じ実施形態を指すものではない。
本明細書で、「AとBとのうち少なくとも一つ」という場合で、「〜のうち少なくとも一つ」の表現は、最初のオプション(A)の選択だけ、または2番目に列挙されたオプション(B)の選択だけ、または双方のオプション(A及びB)の選択を包括するために使われる。追加的な例として、「A、B及びCのうち少なくとも一つ」という場合は、最初に列挙されたオプション(A)の選択だけ、または2番目に列挙されたオプション(B)の選択だけ、または3番目に列挙されたオプション(C)の選択だけ、または最初と2番目とに列挙されたオプション(A及びB)の選択だけ、または2番目と3番目とに列挙されたオプション(B及びC)の選択だけ、またはあらゆる3個のオプションの選択(A、B及びC)が包括される。さらに多くの項目が列挙される場合にも、当業者に明白に拡張解釈される。
以上、本発明についてその望ましい実施形態を中心に説明した。
本明細書を介して開示されたあらゆる実施形態と条件付き例示は、本発明の技術分野で通常の知識を有した当業者に、本発明の原理と概念とが理解されるべく一助となるようにという意図で記述されたものであり、当業者は、本発明が、本発明の本質的な特性から外れない範囲で変形された形態で具現されるということを理解することができるであろう。従って、開示された実施形態は、限定的な観点ではなく、説明的な観点から考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述の説明ではなく、特許請求の範囲に示されており、それと同等な範囲内にあるあらゆる差異点は、本発明に含まれたものであると解釈されねばならない。